JPH0976237A - タイヤ加硫装置 - Google Patents

タイヤ加硫装置

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JPH0976237A
JPH0976237A JP7236944A JP23694495A JPH0976237A JP H0976237 A JPH0976237 A JP H0976237A JP 7236944 A JP7236944 A JP 7236944A JP 23694495 A JP23694495 A JP 23694495A JP H0976237 A JPH0976237 A JP H0976237A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タイヤの製造に用いる加硫装置において、上
型2と下型3とを合型した状態での型締めを行う機構を
簡略化する。 【解決手段】 上型2を加熱するための上部熱盤5につ
き、熱媒流入部17と可動伝熱体18とを有したシリン
ダ構成とする。熱媒流入部17へ熱媒を供給することに
より、可動伝熱体18を介した上型2の加熱と、可動伝
熱体18による上型2への加圧力(型締め作用)とが得
られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タイヤ加硫装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】タイヤ製造の終段には、各種ゴム部品の
張り合わせによってタイヤ形体にされた生タイヤをタイ
ヤ加硫装置で加硫させるという工程がある。この工程で
用いるタイヤ加硫装置は、互いの合型によって内部に生
タイヤの加硫キャビティを構成する上型及び下型と、上
型を昇降させて合型及び型分割を行う型開閉機構と、合
型時の上型及び下型にそれぞれ当接する上下の熱盤と、
合型時に型締めを行う型締め機構とを有したものであ
る。
【0003】この種、タイヤ加硫装置は、型開閉機構が
クランク機構やボールネジ機構等を用いた機械式か、又
は流体圧シリンダを用いた流体圧式かによって大きく分
類される。ところで、機械式の型開閉機構では、殆どの
場合、上型を吊持しているビーム部を、上型が下型と合
型した後も更に引き下げることにより、ビーム部等に僅
かな撓み(弾性変形)を発生させ、これによって型締め
力を得るような構成となっている。すなわち、この型開
閉機構は、型締め機構を兼備したかたちとなっている。
【0004】一方、流体圧式の型開閉機構では、上型を
昇降させるための流体圧シリンダとは別に、型締め機構
として独自の流体圧シリンダを具備しているのが普通で
ある。この型締め用の流体圧シリンダとしては、合型後
の下型を上昇させる向きに設けられているもの(特開昭
57−203534号公報等参照)や、合型後の上型を
引き下げる向きに設けられているもの(特公平1−24
049号公報等参照)等、種々ある。
【0005】なお、機械式の型開閉機構を備えたタイヤ
加硫装置の中にも、流体圧シリンダによる型締め機構を
別に具備しているものがある(特公平1−24050号
公報等参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】タイヤ加硫装置におい
て、型締め機構を兼備する型開閉機構(多くは機械式の
もの)を有したものは、それだけ構造の簡潔化が図られ
るかのように考えられるが、実際には、上型吊持用のビ
ーム部等に撓みを発生させるものであるために、その周
辺部分の構造体に強度を持たせる必要があり、結果的
に、大型化、重量化を免れなかった。また、ビーム部等
の撓みは一定ではないので、型締め力が面方向に不均一
であったり、動作ごとに型締め力がばらついたりすると
いう難点を有していた。
【0007】これに対し、型締め機構が型開閉機構(多
くは流体圧式のもの)とは別に設けられたタイヤ加硫装
置では、上記のような各種難点は払拭されているもの
の、型開閉機構だけでなく、型締め機構にも流体圧シリ
ンダが必要となることから、装置全体としてのシリンダ
使用数が増加し、それらの配管及びその弁制御構造等の
設備が複雑且つ大型化する欠点があった。
【0008】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であって、構造の簡潔化を図りつつ、確実且つ均整のと
れた型締めが行えるようにしたタイヤ加硫装置を提供す
る点にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、請求
項1記載の本発明では、互いの合型によって内部に生タ
イヤの加硫キャビティを構成する上型及び下型と、上型
を昇降可能な型開閉機構と、合型時の上型及び下型にそ
れぞれ当接する上下の熱盤とを有するタイヤ加硫装置に
おいて、少なくとも一方の熱盤は熱媒流入部と、該熱媒
流入部に対して合型時の上型又は下型への当接状態を型
締め方向へ押圧付勢可能に保持された可動伝熱体とを有
していることを特徴としている。
【0010】上型及び下型はそれぞれ上部熱盤及び下部
熱盤を介して加熱され、両型間内の加硫キャビティへ装
填される生タイヤがこれによって加硫されることになる
が、上記のように上部熱盤又は下部熱盤のいずれか一方
は、熱媒流入部と可動伝熱体とによるシリンダ構造を有
したものとされている。すなわち、熱媒流入部へ蒸気等
の熱媒を供給すれば、可動伝熱体に対し、熱媒流入部か
ら突出する方向へ加圧力を生起させることができる。従
って、この加圧力を利用すれば上型又は下型を型締め方
向へ押圧付勢することができるようになるので、均整の
とれた両型の型締めが可能となる。勿論、この熱盤は、
熱媒流入部に供給された熱媒により、可動伝熱体を介し
て上型又は下型の加熱が可能になっている。
【0011】ところで、一般にタイヤ加硫装置では、上
下型の合型時に加硫キャビティ内へ装填した生タイヤに
対して、その内側へブラダ(いわゆる可撓性の袋状のも
の)を装入し、且つこのブラダ内へ高温の加圧流体(蒸
気等)を充填することにより、生タイヤをタイヤ形体に
保持すべく膨成させ、また内側から加熱することが行わ
れる。
【0012】そこで、可動伝熱体を有する熱盤の熱媒流
入部に対し、上記ブラダ用の流体源から熱媒を分岐供給
可能に構成することができる(請求項2)。このような
構成であれば、可動伝熱体に対して加圧力を生起させる
ための配管が別途必要になることはなく、タイヤ加硫装
置の全体として配管構造を極めて簡潔化することができ
る。また、流体源を一つにまとめることができる利点も
ある。
【0013】可動伝熱体を有する熱盤において、その可
動伝熱体は、熱媒流入部に対して上下型の高さ調節に対
応できる昇降ストロークを有して構成するのが好適であ
る(請求項3)。このように可動伝熱体の昇降ストロー
クを大きくすれば、上下型を高さ寸法の異なるものに交
換したような場合の型高さの調節に対応できる。すなわ
ち、タイヤ加硫装置として、上下型の合型高さを変更す
るための高さ調節機構を不要化でき、またこの高さ調節
機構を操作するための作業時間を省くことも可能とな
る。すなわち、構造の簡潔化及び作業時間の短縮化が図
れることになる。
【0014】可動伝熱体を有する熱盤が上部熱盤とされ
ているのが好適である(請求項4)。下部熱盤には、上
記したブラダに対して加圧流体の供給・排出等を行った
りブラダ自体を昇降させたりするための中心機構が設け
られるので、可動伝熱体を有する熱盤を上部熱盤とする
ことは、下部熱盤やブラダ周辺の構造を複雑化させない
ようにするうえで極めて有益である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。図1は本発明の実施形態の一つで
あるタイヤ加硫装置1を示しており、このタイヤ加硫装
置1は、一度に2本のタイヤを加硫できるようにしたツ
インタイプであって、上型2及び下型3の組み合わせを
二組、有している。
【0016】上型2は上部熱盤5を介してトップスライ
ド6に吊設状に設けられている。また、下型3は下部熱
盤7を介してベースフレーム8に固定されている。トッ
プスライド6は流体圧シリンダを用いた型開閉機構10
により、ベースフレーム8に対して昇降可能になされて
おり、これによって上型2の昇降を間接的に可能にして
ある。
【0017】図2に示すように上型2及び下型3は、互
いの合型によってその内部にタイヤ形体を呈した加硫キ
ャビティを構成させるようになっている。そして、この
合型状態は、図示は省略するが上型2及び下型3の外周
部を取り囲むように設けられた係止リングを流体圧駆動
装置等により回動させることで、離反不能に係止保持し
たり、又は解放したりできるようになっている。
【0018】下型3の中心部には中心機構12が設けら
れているが、この中心機構12については後述する。図
1において、上部熱盤5及び下部熱盤7は、いずれも、
蒸気等の熱媒を流入可能な構造を有しており、上型2又
は下型3を加熱できるようになっている。13,14
は、熱媒の供給・排出を行う配管経路を示す。
【0019】上部熱盤5は、熱媒流入部17と、この熱
媒流入部17に対してその下部で上下動自在に保持され
た可動伝熱体18とを有して、シリンダ構造を構成する
ようになっている。すなわち、熱媒流入部17に対して
熱媒を供給すれば、当該熱媒流入部17から可動伝熱体
18を突出させる方向(下向き)へ移動させることがで
きる。これにより、上型2に対して下型3へ向けた加圧
力、即ち、型締め力を作用させることができる。
【0020】また、熱媒流入部17から熱媒を排出すれ
ば、可動伝熱体18をフリーな状態(例えば可動伝熱体
18を押し上げれば熱媒流入部17へ退入する方向へ移
動可能な状態)に保持できるものである。このように上
部熱盤5は、可動伝熱体18を介して上型2の加熱と型
締めとの双方の作用を奏するようになっている。
【0021】なお、上部熱盤5において可動伝熱体18
は、上型2が下型3と合型しているときに該上型2へ当
接し、且つ熱媒流入部17からそれ以上の突出が阻止さ
れている(即ち、ストロークの限界となっている)よう
な状態に設定することも可能である。従ってこの場合で
あれば、熱媒流入部17へ熱媒を供給することによって
も可動伝熱体18が上型2を下向きに押圧するというこ
とはない。すなわち、上型2が下型3から浮き上がろう
としたときに、はじめて、その浮上を阻止するというか
たちで型締め方向への加圧作用を生起させることにな
る。
【0022】このようなことから、可動伝熱体18の昇
降ストロークは型締めに十分な非常に小さいものでも足
りるが、ある程度の余裕を持たせておくのが好適であ
る。ただし、必要以上に上型2に加圧力を加えると、そ
の反動としてトップスライド6を持ち上げるような作用
が発生し、甚だしい場合には、各部構成部材の反りや
歪、位置ズレ等を招来することにもなりかねない。
【0023】そこで、ベースフレーム8とトップスライ
ド6との間で、必要以上のストロークを制限できるよう
に締付け力保持柱20を設けるのが好適である。この締
付け力保持柱20は、それ自体を伸縮調節可能な構造に
したり、又は長さの異なる締付け力保持柱20を適宜交
換できるようにしたりすることで、可動伝熱体18の昇
降ストロークを調節できるようにするのが好適である。
【0024】この締付け力保持柱20は、その下端部が
ダンパー部21を介してベースフレーム8に結合されて
いるが、このダンパー部21とベースフレーム8とは、
型開閉機構10を作動させてトップスライド6を上昇さ
せる場合には、手作業又は自動的に離脱できるようにな
っている。ところで、タイヤ加硫装置1に適用される上
型2及び下型3には、製造しようとするタイヤサイズの
違いに伴い、それぞれ、高さ方向寸法の異なるものが種
々ある。これに対し、上部熱盤5の熱媒流入部17に対
して供給する熱媒量を調節すれば、可動伝熱体18の昇
降量を調節できる(上記締付け力保持柱20のストロー
クが足りない場合には、その調節が必要)ため、上型2
や下型3を高さの異なるものに交換した場合にも、いち
いち型締めのための高さ調節は行わなくてもよいことは
言うまでもない。
【0025】これに加えて、各種上型2及び下型3の中
で、高さ寸法が最も大きなもの同士を合型した場合の高
さ寸法を超えて、可動伝熱体18の昇降ストロークを大
きく構成させておけば、下部加熱盤7での型高さ調節
や、型開閉機構10における昇降ストローク調節等を行
わずに済むという利点がある。図2に示すように上記し
た中心機構12は、ゴム等の弾性材により形成された袋
状のブラダ23と、このブラダ23を支持する昇降台2
4と、ブラダ23の天井部内面に上端部を接合させ且つ
上記昇降台24を貫通するようにして立設された上下動
軸25と、ブラダ23内へ高温の加圧流体(蒸気等)を
出し入れ可能な流体源(図示略)とを有している。
【0026】上下動軸25は、流体圧シリンダや電動ボ
ールネジ機構(図示略)等によって文字通り上下動可能
に設けられたもので、その上昇により、ブラダ23は縦
長細径になって生タイヤGの装填及び加硫後タイヤの取
り出しが可能となり、また上下動軸25の下降により、
ブラダ23は横平太径になって所定形状(生タイヤGの
内面に略全面的に当接可能な形状)を呈するようになっ
ている。
【0027】昇降台24についても、上下動軸25とは
別に設けられた流体圧シリンダや電動ボールネジ機構
(図示略)等によって昇降可能になっており、これによ
り、加硫後のタイヤを取り出し易くするノックアウト機
構を構成するようになっている。この中心機構12で
は、ブラダ23が上下動軸25の下降に伴って横平太径
にされるのと並行して、流体源からブラダ23内に高温
の加圧流体が充填されるようになる。図1に示す27,
28がこのための配管経路である。従って、生タイヤG
を所定形状に保ちつつ、その内面からも加熱できるよう
になっている。
【0028】流体源からブラダ23への配管経路27,
28には、その途中に分岐部29が設けられ、この分岐
部29に前記した上部熱盤5及び下部熱盤7へ熱媒を供
給・排出するための配管経路13,14が接続されてい
る。すなわち、前記した上部熱盤5において、その熱媒
流入部17へ供給される熱媒は、ブラダ23へ加圧流体
を供給するための流体源から分岐供給されるようになっ
ている。そのため、上部熱盤5を作動させるための独自
の流体源、配管及び弁制御装置等は不要な構成になって
いる。
【0029】ところで、本発明は上記実施形態に限定さ
れるものではない。例えば、上部熱盤5に代えて下部熱
盤7を(又は上部熱盤5と下部熱盤7との双方を)、熱
媒流入部17と可動伝熱体18とを有した構成にするこ
とも可能である。型開閉機構10は、流体圧シリンダを
用いたものに限定されるものではなく、クランク機構や
ボールネジ機構等の機械的なものを用いることも可能で
ある。
【0030】上部熱盤5や下部熱盤7に用いる熱媒や、
ブラダ23に用いる加圧流体として蒸気が限定されるも
のではなく、水や油等の液体を加圧、加熱したものでも
よい。
【0031】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項1
記載の本発明では、少なくとも一方の熱盤は熱媒流入部
と、該熱媒流入部に対して合型時の上型又は下型への当
接状態を型締め方向へ押圧付勢可能に保持された可動伝
熱体とを有しているので、熱媒流入部へ蒸気等の熱媒を
供給すれば、上型又は下型に対する加熱だけでなく、可
動伝熱体を熱媒流入部から突出させる方向(即ち、型締
め方向)へ加圧することができるものである。この加圧
力を利用することにより、均整のとれた型締めが可能と
なる。
【0032】生タイヤの加硫時にはその内側へブラダを
装入して高温の加圧流体で膨らませるようにするが、こ
の加圧流体の流体源から可動伝熱体を有する熱盤へ熱媒
を分岐供給するような構成とすれば(請求項2)、この
熱盤用の独自の流体源や配管等が不要となり、タイヤ加
硫装置として一層の構造簡潔化が図れる。可動伝熱体を
有する熱盤において、その可動伝熱体は、熱媒流入部に
対して上下型の高さ調節に対応できる昇降ストロークを
有した構成(請求項3)とすれば、タイヤ加硫装置とし
て、わざわざ、上下型の合型高さ調節を行うような機構
等を設ける必要はなくなる。従って、構造の簡潔化を図
ることが可能である。
【0033】勿論、上下型を高さ寸法の異なるものに交
換したような場合の高さ調節作業も、殆ど時間をかけず
に行える(熱媒流入部へ供給する熱媒量を変えるだけで
よい)ため、作業時間の短縮化も図れる。可動伝熱体を
有する熱盤を上部熱盤とすれば(請求項4)、ブラダ等
に対する干渉がないので構造の複雑化を防止するうえで
極めて有益である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の一例であるタイヤ加硫装置
を模式的に示した側断面図である。
【図2】ブラダを拡大して示す側断面図(図1の要部拡
大図)である。
【符号の説明】
1 タイヤ加硫装置 2 上型 3 下型 5 上部熱盤 7 下部熱盤 10 型開閉機構 17 熱媒流入部 18 可動伝熱体 23 ブラダ
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 30:00

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いの合型によって内部に生タイヤ
    (G)の加硫キャビティを構成する上型(2)及び下型
    (3)と、上型(2)を昇降可能な型開閉機構(10)
    と、合型時の上型(2)及び下型(3)にそれぞれ当接
    する上下の熱盤(5,7)とを有するタイヤ加硫装置に
    おいて、少なくとも一方の熱盤(5)は熱媒流入部(1
    7)と、該熱媒流入部(17)に対して合型時の上型
    (2)又は下型(3)への当接状態を型締め方向へ押圧
    付勢可能に保持された可動伝熱体(18)とを有してい
    ることを特徴とするタイヤ加硫装置。
  2. 【請求項2】 前記可動伝熱体(18)を有する熱盤
    (5)の熱媒流入部(17)には、生タイヤ(G)膨成
    用のブラダ(23)に対して加圧流体を供給する流体源
    から熱媒を分岐供給可能になされていることを特徴とす
    る請求項1記載のタイヤ加硫装置。
  3. 【請求項3】 前記可動伝熱体(18)を有する熱盤
    (5)において、その可動伝熱体(18)は、熱媒流入
    部(17)に対して上下型(2,3)の高さ調節に対応
    可能な昇降ストロークを有して構成されていることを特
    徴とする請求項1又は請求項2記載のタイヤ加硫装置。
  4. 【請求項4】 前記可動伝熱体(18)を有する熱盤が
    上部熱盤(5)とされていることを特徴とする請求項1
    乃至請求項3のいずれかに記載のタイヤ加硫装置。
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