JPH0975049A - 長葱の皮むき取り装置 - Google Patents
長葱の皮むき取り装置Info
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- JPH0975049A JPH0975049A JP23958895A JP23958895A JPH0975049A JP H0975049 A JPH0975049 A JP H0975049A JP 23958895 A JP23958895 A JP 23958895A JP 23958895 A JP23958895 A JP 23958895A JP H0975049 A JPH0975049 A JP H0975049A
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- Apparatuses For Bulk Treatment Of Fruits And Vegetables And Apparatuses For Preparing Feeds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 長葱の皮むきから同皮の取り除きまでの一切
を、確実且つ自動的に効率良く行うことができる長葱の
皮むき取り装置を提供すること。 【解決手段】 半筒状のバケットが並列して周回する搬
送部と、この搬送部脇をバケットと同速度且つ同方向に
周回する上下一対のベルト部間をバケット収容部底面よ
り若干高い位置関係にしてある葉押え部と、この葉押え
部位置の送気口からバケット内に向けて空気を噴出する
空気供給部と、搬送部を間に空気供給部と対峙して、上
下一対のロール間に皮を引き込む皮剥ぎ取り部と、空気
供給部と皮剥ぎ取り部との間の搬送路上に亘り位置し
て、前記送気口から噴出される空気をバケット収容部内
から皮剥ぎ取り部側に誘導するカバーとからなる。
を、確実且つ自動的に効率良く行うことができる長葱の
皮むき取り装置を提供すること。 【解決手段】 半筒状のバケットが並列して周回する搬
送部と、この搬送部脇をバケットと同速度且つ同方向に
周回する上下一対のベルト部間をバケット収容部底面よ
り若干高い位置関係にしてある葉押え部と、この葉押え
部位置の送気口からバケット内に向けて空気を噴出する
空気供給部と、搬送部を間に空気供給部と対峙して、上
下一対のロール間に皮を引き込む皮剥ぎ取り部と、空気
供給部と皮剥ぎ取り部との間の搬送路上に亘り位置し
て、前記送気口から噴出される空気をバケット収容部内
から皮剥ぎ取り部側に誘導するカバーとからなる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は長葱の皮むき取り装
置に関し、畑から収穫された長葱を出荷するに際して、
外側の皮をむき取るのに有用なものである。
置に関し、畑から収穫された長葱を出荷するに際して、
外側の皮をむき取るのに有用なものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の長葱皮むき装置には図６に示す構
成のものがあり、テーブル50の端に空気噴射ノズル51を
配設して、ノズル口から噴出する空気で皮をむけるよう
にしてあるものである。この皮むき作業は、作業者が長
葱を１本または複数本束ねて持ち、葉を掴んだ状態で固
定状のノズル口に対して的確に動かすことにより根部分
まで皮むきし、次に、この根部分に残った皮を手で引き
剥がして取っており、１本または複数本毎に皮むきを繰
り返し行うために作業能率が劣るばかりか、皮が確実に
むかれるように目視確認しながら動かす手間が大変で作
業者の労力負担が大きく、また熟練した技術を要求され
るという問題がある。
成のものがあり、テーブル50の端に空気噴射ノズル51を
配設して、ノズル口から噴出する空気で皮をむけるよう
にしてあるものである。この皮むき作業は、作業者が長
葱を１本または複数本束ねて持ち、葉を掴んだ状態で固
定状のノズル口に対して的確に動かすことにより根部分
まで皮むきし、次に、この根部分に残った皮を手で引き
剥がして取っており、１本または複数本毎に皮むきを繰
り返し行うために作業能率が劣るばかりか、皮が確実に
むかれるように目視確認しながら動かす手間が大変で作
業者の労力負担が大きく、また熟練した技術を要求され
るという問題がある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする課題
は、長葱の皮むきから同皮の取り除きまでの一切を、確
実且つ自動的に効率良く行うことができる長葱の皮むき
取り装置を提供することにある。
は、長葱の皮むきから同皮の取り除きまでの一切を、確
実且つ自動的に効率良く行うことができる長葱の皮むき
取り装置を提供することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに本発明は、半筒状のバケットが並列して周回する搬
送部と、この搬送部脇をバケットと同速度且つ同方向に
周回する上下一対のベルト部間をバケット収容部底面よ
り若干高い位置関係にしてある葉押え部と、この葉押え
部位置の送気口からバケット内に向けて空気を噴出する
空気供給部と、搬送部を間に空気供給部と対峙して、上
下一対のロール間に皮を引き込む皮剥ぎ取り部と、空気
供給部と皮剥ぎ取り部との間の搬送路上に亘り位置し
て、前記送気口から噴出される空気をバケット収容部内
から皮剥ぎ取り部側に誘導するカバーとからなることを
特徴とする。また本発明は、前記空気供給部と皮剥ぎ取
り部との間の搬送路上に位置して、空気供給部側から皮
剥ぎ取り部側に亘る複数の空気噴射ノズルにおけるそれ
ぞれのノズル口が前記カバー下側に臨いて且つ皮剥ぎ取
り部側に下向いている皮むき部を有していることを特徴
とする。また本発明は、前記皮むき部の各空気噴射ノズ
ルが、空気供給部側から皮剥ぎ取り部側までの順に、直
下に移動したバケットに応答して間欠的に噴射するよう
に設定してあることを特徴とする。また本発明は、前記
皮むき部の各空気噴射ノズルが、搬送路における空気供
給部寄りの搬入側から皮剥ぎ取り部寄りの搬出側に亘り
斜め状に配置してあることを特徴とする。また本発明
は、前記皮剥ぎ取り部に皮吸込み部を経て皮回収部が連
通していることを特徴とする。
めに本発明は、半筒状のバケットが並列して周回する搬
送部と、この搬送部脇をバケットと同速度且つ同方向に
周回する上下一対のベルト部間をバケット収容部底面よ
り若干高い位置関係にしてある葉押え部と、この葉押え
部位置の送気口からバケット内に向けて空気を噴出する
空気供給部と、搬送部を間に空気供給部と対峙して、上
下一対のロール間に皮を引き込む皮剥ぎ取り部と、空気
供給部と皮剥ぎ取り部との間の搬送路上に亘り位置し
て、前記送気口から噴出される空気をバケット収容部内
から皮剥ぎ取り部側に誘導するカバーとからなることを
特徴とする。また本発明は、前記空気供給部と皮剥ぎ取
り部との間の搬送路上に位置して、空気供給部側から皮
剥ぎ取り部側に亘る複数の空気噴射ノズルにおけるそれ
ぞれのノズル口が前記カバー下側に臨いて且つ皮剥ぎ取
り部側に下向いている皮むき部を有していることを特徴
とする。また本発明は、前記皮むき部の各空気噴射ノズ
ルが、空気供給部側から皮剥ぎ取り部側までの順に、直
下に移動したバケットに応答して間欠的に噴射するよう
に設定してあることを特徴とする。また本発明は、前記
皮むき部の各空気噴射ノズルが、搬送路における空気供
給部寄りの搬入側から皮剥ぎ取り部寄りの搬出側に亘り
斜め状に配置してあることを特徴とする。また本発明
は、前記皮剥ぎ取り部に皮吸込み部を経て皮回収部が連
通していることを特徴とする。
【０００５】本発明における搬送部は、皮むき中も連続
して周回する態様または皮むきしている間に停止して間
欠的に周回する態様のものである。そして、後者の場合
における皮むき部は、各空気噴射ノズルがバケットに沿
い一直線状に整列していて、空気供給部側から皮剥ぎ取
り部側までの順に間欠的に噴射して、バケット内の長葱
を葉側から根側まで順次段階的に皮むきする。また、前
記した後者の態様で、皮むき部の各空気噴射ノズルを搬
送路における空気供給部寄りの搬入側から皮剥ぎ取り部
寄りの搬出側に亘り斜め状に配置してあるものでは、各
空気噴射ノズルが空気供給部側から皮剥ぎ取り部側まで
の順に、直下に移動したバケットに応答して間欠的に噴
射して、バケット内の長葱を葉側から根側まで順次段階
的に皮むきする。また、葉押え部における上下のベルト
の駆動源は、一機のモータで共用する態様またはそれぞ
れ専用のモータを使用する態様があり、後者の場合は上
下のベルトが同速度になるようにインバータで同調させ
る。これにより、上下のベルトを同速度に制御した状態
で葉押えできる。また、カバーは透明部材または不透明
部材であり、前者のものでは皮むけ状態を目視確認でき
る。
して周回する態様または皮むきしている間に停止して間
欠的に周回する態様のものである。そして、後者の場合
における皮むき部は、各空気噴射ノズルがバケットに沿
い一直線状に整列していて、空気供給部側から皮剥ぎ取
り部側までの順に間欠的に噴射して、バケット内の長葱
を葉側から根側まで順次段階的に皮むきする。また、前
記した後者の態様で、皮むき部の各空気噴射ノズルを搬
送路における空気供給部寄りの搬入側から皮剥ぎ取り部
寄りの搬出側に亘り斜め状に配置してあるものでは、各
空気噴射ノズルが空気供給部側から皮剥ぎ取り部側まで
の順に、直下に移動したバケットに応答して間欠的に噴
射して、バケット内の長葱を葉側から根側まで順次段階
的に皮むきする。また、葉押え部における上下のベルト
の駆動源は、一機のモータで共用する態様またはそれぞ
れ専用のモータを使用する態様があり、後者の場合は上
下のベルトが同速度になるようにインバータで同調させ
る。これにより、上下のベルトを同速度に制御した状態
で葉押えできる。また、カバーは透明部材または不透明
部材であり、前者のものでは皮むけ状態を目視確認でき
る。
【０００６】
【発明の実施の形態】図１乃至図５には本発明の長葱の
皮むき取り装置の望ましい形態を例示しており、１は搬
送部、２は葉押え部、３は空気供給部、４は皮剥ぎ取り
部、５は皮むき部、６は皮吸込み部、７は皮回収部であ
る。搬送部１は、モータ1aと連動して回転する回転軸1b
上の駆動スプロケット1cと遊動軸1d上の遊動スプロケッ
ト1eに亘りチェーン1fを巻装して、この左右のチェーン
1f間には両端が開口して且つ収容部1h内面が樹脂コーテ
ィングされて長葱の損傷を防いでいる半円筒状のバケッ
ト1g…を並列状に架設してあり、この連続して周回する
バケット1gからなる搬送路1i上における長葱搬入側と長
葱搬出側との間に亘り透明のカバー1jを覆設して、空気
供給部３の送気口3aから噴出される空気の飛散を防いで
バケット収容部1h内における風速と風圧が低下しないよ
うにして、同空気をバケット収容部1h内から皮剥ぎ取り
部側に誘導可能にすると共に、カバー1j両端の搬送路1i
両脇には、一方に葉押え部２および空気供給部３を、他
方に皮剥ぎ取り部４を、それぞれ対峙させて配設してあ
る。また、カバー1jにおける搬入側の皮剥ぎ取り部４寄
りにはガイド1kを垂設して、このガイド1kで長葱の根側
をバケット1g内に導けるようにすると共に、送気口3aか
ら噴出される空気によって長葱がバケット収容部1h内か
ら飛び出さないようにカバー1jで抑えて、皮むき取りに
支障がないようにしてある。
皮むき取り装置の望ましい形態を例示しており、１は搬
送部、２は葉押え部、３は空気供給部、４は皮剥ぎ取り
部、５は皮むき部、６は皮吸込み部、７は皮回収部であ
る。搬送部１は、モータ1aと連動して回転する回転軸1b
上の駆動スプロケット1cと遊動軸1d上の遊動スプロケッ
ト1eに亘りチェーン1fを巻装して、この左右のチェーン
1f間には両端が開口して且つ収容部1h内面が樹脂コーテ
ィングされて長葱の損傷を防いでいる半円筒状のバケッ
ト1g…を並列状に架設してあり、この連続して周回する
バケット1gからなる搬送路1i上における長葱搬入側と長
葱搬出側との間に亘り透明のカバー1jを覆設して、空気
供給部３の送気口3aから噴出される空気の飛散を防いで
バケット収容部1h内における風速と風圧が低下しないよ
うにして、同空気をバケット収容部1h内から皮剥ぎ取り
部側に誘導可能にすると共に、カバー1j両端の搬送路1i
両脇には、一方に葉押え部２および空気供給部３を、他
方に皮剥ぎ取り部４を、それぞれ対峙させて配設してあ
る。また、カバー1jにおける搬入側の皮剥ぎ取り部４寄
りにはガイド1kを垂設して、このガイド1kで長葱の根側
をバケット1g内に導けるようにすると共に、送気口3aか
ら噴出される空気によって長葱がバケット収容部1h内か
ら飛び出さないようにカバー1jで抑えて、皮むき取りに
支障がないようにしてある。
【０００７】葉押え部２は、搬送部１と連動してその脇
をバケット1gと同速度且つ同方向に周回する上下一対の
ベルト部2aからなり、帯状下ベルト2bはバケット1g内の
長葱における葉部分が載乗可能な広幅状で、回転軸1b端
における駆動ロール2cと遊動軸1d端におけるロール2dに
亘り巻装されていて、搬送路1iの搬入側端から搬出側端
まで並列している。また、この帯状下ベルト2bにおける
上ベルト2fと対向状の上側のベルト部分はガイド部2eに
誘導されて平坦状を保ち、上ベルト2fとの間に長葱の葉
部分を挟持しつつバケット1gと同速度で周回するように
してある。上位の上ベルト2fは、回転軸1bを経てモータ
1aに連動している駆動プーリー2gと遊動プーリー2hとに
亘り巻装されて、空気供給部３の配設箇所に位置してお
り、帯状下ベルト2bと対向状の下側のベルト部分がガイ
ド部2iに誘導されて、帯状下ベルト2bとの間に長葱の葉
部分を挟持しつつバケット1gと同速度で周回するように
してある。そして、下位の帯状下ベルト2bの上側ベルト
部分と上位の上ベルト2fの下側部分との間はバケット収
容部1h底面より若干高い位置関係に設定してあり、この
上下のベルト2b,2f でバケット収容部1hに収容されてい
る長葱の葉側を、同長葱が空気供給部３を通過する間、
バケット収容部1h底面から浮かした状態で移動可能にし
てある。また、上位の上ベルト2fは下位の帯状下ベルト
2bに対して幅方向に移動調整可能にしてあり、長葱の種
類に応じて位置調整して対応可能にしてある。
をバケット1gと同速度且つ同方向に周回する上下一対の
ベルト部2aからなり、帯状下ベルト2bはバケット1g内の
長葱における葉部分が載乗可能な広幅状で、回転軸1b端
における駆動ロール2cと遊動軸1d端におけるロール2dに
亘り巻装されていて、搬送路1iの搬入側端から搬出側端
まで並列している。また、この帯状下ベルト2bにおける
上ベルト2fと対向状の上側のベルト部分はガイド部2eに
誘導されて平坦状を保ち、上ベルト2fとの間に長葱の葉
部分を挟持しつつバケット1gと同速度で周回するように
してある。上位の上ベルト2fは、回転軸1bを経てモータ
1aに連動している駆動プーリー2gと遊動プーリー2hとに
亘り巻装されて、空気供給部３の配設箇所に位置してお
り、帯状下ベルト2bと対向状の下側のベルト部分がガイ
ド部2iに誘導されて、帯状下ベルト2bとの間に長葱の葉
部分を挟持しつつバケット1gと同速度で周回するように
してある。そして、下位の帯状下ベルト2bの上側ベルト
部分と上位の上ベルト2fの下側部分との間はバケット収
容部1h底面より若干高い位置関係に設定してあり、この
上下のベルト2b,2f でバケット収容部1hに収容されてい
る長葱の葉側を、同長葱が空気供給部３を通過する間、
バケット収容部1h底面から浮かした状態で移動可能にし
てある。また、上位の上ベルト2fは下位の帯状下ベルト
2bに対して幅方向に移動調整可能にしてあり、長葱の種
類に応じて位置調整して対応可能にしてある。
【０００８】空気供給部３はブロワー装置８と連通して
おり、そして送気口3aを葉押え部２における上位の上ベ
ルト2f位置に配設している。送気口3aはバケット1g側に
下向いており、同口からバケット1gの収容部1h底面に向
けて空気を噴出して、この収容部1hを伝って皮剥ぎ取り
部４側に勢い良く流れる風速で、皮むき部５により表側
部分からむかれた長葱の皮の裏側をむくと共に、この長
葱を根側までバケット収容部1h底面から浮かしながら、
むいた皮を皮剥ぎ取り部４側に強制的に流して動かし易
くしている。
おり、そして送気口3aを葉押え部２における上位の上ベ
ルト2f位置に配設している。送気口3aはバケット1g側に
下向いており、同口からバケット1gの収容部1h底面に向
けて空気を噴出して、この収容部1hを伝って皮剥ぎ取り
部４側に勢い良く流れる風速で、皮むき部５により表側
部分からむかれた長葱の皮の裏側をむくと共に、この長
葱を根側までバケット収容部1h底面から浮かしながら、
むいた皮を皮剥ぎ取り部４側に強制的に流して動かし易
くしている。
【０００９】皮剥ぎ取り部４は上下一対のロール4a,4c
からなり、上ロール4aは数本の杆4bを等間隔状に並列さ
せて、隣り合う各杆の間を空気が通過する態様に形成し
てあり、この上ロール4aはモータ4dと連動して駆動回転
する。下ロール4cはロール面が柔軟な樹脂製ロールまた
はウレタン等の柔軟性部材をコーティングしてロール面
を形成してある金属製ロールで、上ロール4aとの接触摩
擦抵抗により従動回転して、両ロール4a,4c の間に皮を
引き込み、最終的に長葱の根部分から強制的に剥ぎ取り
可能にしてある。また、上ロール4aの各杆4bの間を通過
して皮吸込み部６側に流れ込む空気が、剥ぎ取った皮を
皮吸込み部６側に送り出し可能にしてある。
からなり、上ロール4aは数本の杆4bを等間隔状に並列さ
せて、隣り合う各杆の間を空気が通過する態様に形成し
てあり、この上ロール4aはモータ4dと連動して駆動回転
する。下ロール4cはロール面が柔軟な樹脂製ロールまた
はウレタン等の柔軟性部材をコーティングしてロール面
を形成してある金属製ロールで、上ロール4aとの接触摩
擦抵抗により従動回転して、両ロール4a,4c の間に皮を
引き込み、最終的に長葱の根部分から強制的に剥ぎ取り
可能にしてある。また、上ロール4aの各杆4bの間を通過
して皮吸込み部６側に流れ込む空気が、剥ぎ取った皮を
皮吸込み部６側に送り出し可能にしてある。
【００１０】皮むき部５は空気供給部３と皮剥ぎ取り部
４との間の搬送路１上に位置している第１ノズル群5aと
第２ノズル群5bからなり、第１および第２のノズル群5
a,5bにおけるそれぞれ複数の各空気噴射ノズル5cは、空
気供給部３寄りの搬入側から皮剥ぎ取り部４寄りの搬出
側に亘り斜め状に配置してある。そして、各空気噴射ノ
ズル5cにおけるそれぞれのノズル口5dは皮剥ぎ取り部４
側に下向いていて、空気供給部３側から皮剥ぎ取り部４
側までの順に、直下に移動したバケット1gに応答して間
欠的に順次噴射するように設定してあり、長葱における
皮を葉側から根側まで順次段階的に皮むき可能にしてあ
る。この第１および第２のノズル群5a,5b における各空
気噴射ノズル5cの噴射タイミング、噴出時間は搬送部１
の搬送速度とともにＣＰＵ（図示せず）で制御してあ
り、皮むきする長葱の種類、単位時間当りの処理本数等
に応じて適宜調整可能にしてある。第２ノズル群5bは第
１ノズル群5aの後方に待機し、第１ノズル群5aによるむ
き残しがある場合、当該長葱を皮むきしてむき残しがな
いようにしてある。
４との間の搬送路１上に位置している第１ノズル群5aと
第２ノズル群5bからなり、第１および第２のノズル群5
a,5bにおけるそれぞれ複数の各空気噴射ノズル5cは、空
気供給部３寄りの搬入側から皮剥ぎ取り部４寄りの搬出
側に亘り斜め状に配置してある。そして、各空気噴射ノ
ズル5cにおけるそれぞれのノズル口5dは皮剥ぎ取り部４
側に下向いていて、空気供給部３側から皮剥ぎ取り部４
側までの順に、直下に移動したバケット1gに応答して間
欠的に順次噴射するように設定してあり、長葱における
皮を葉側から根側まで順次段階的に皮むき可能にしてあ
る。この第１および第２のノズル群5a,5b における各空
気噴射ノズル5cの噴射タイミング、噴出時間は搬送部１
の搬送速度とともにＣＰＵ（図示せず）で制御してあ
り、皮むきする長葱の種類、単位時間当りの処理本数等
に応じて適宜調整可能にしてある。第２ノズル群5bは第
１ノズル群5aの後方に待機し、第１ノズル群5aによるむ
き残しがある場合、当該長葱を皮むきしてむき残しがな
いようにしてある。
【００１１】皮吸込み部６は、一端の吸込み側が皮剥ぎ
取り部４に、他端が皮回収部７に、それぞれ連通状に接
続していて、皮剥ぎ取り部４から送り込まれる皮を皮回
収部７へ誘導可能にしてある。
取り部４に、他端が皮回収部７に、それぞれ連通状に接
続していて、皮剥ぎ取り部４から送り込まれる皮を皮回
収部７へ誘導可能にしてある。
【００１２】皮回収部７は多孔性の袋7aを入れ替え可能
に内蔵していて、袋7aに回収した皮が満杯になった時点
で、空の袋と入れ替えて作業を継続可能にしてある。ま
た、この皮回収部７は連通路９を経てブロワー装置８に
おける吸引側と接続しており、ブロワー装置８を基点と
する空気供給部３、バケット1g、皮剥ぎ取り部４、皮吸
込み６、皮回収部７、連通路９からなる循環システム10
を形成して、一機のブロワー装置８で、長葱の裏側の皮
むき作業と、剥ぎ取られた皮を皮吸込み部６に送り込む
作業と、皮を皮回収部６に回収する作業を実行可能にし
てある。
に内蔵していて、袋7aに回収した皮が満杯になった時点
で、空の袋と入れ替えて作業を継続可能にしてある。ま
た、この皮回収部７は連通路９を経てブロワー装置８に
おける吸引側と接続しており、ブロワー装置８を基点と
する空気供給部３、バケット1g、皮剥ぎ取り部４、皮吸
込み６、皮回収部７、連通路９からなる循環システム10
を形成して、一機のブロワー装置８で、長葱の裏側の皮
むき作業と、剥ぎ取られた皮を皮吸込み部６に送り込む
作業と、皮を皮回収部６に回収する作業を実行可能にし
てある。
【００１３】次に、本装置による長葱の皮むき状態を説
明する。搬送路1iにおける搬入側から長葱をバケット1g
の収容部1hに入れて、葉は帯状下ベルト2bに乗せる。長
葱は上ベルト2f下に移動して、その葉を両ベルト2b,2e
間に挟持された状態のまま皮むき部５下へ移動し、第１
ノズル群5aにおける各空気噴射ノズル5cによって先ず表
側から皮むきされると共に空気供給部３から吹き込む空
気により裏側まで皮むきされる。｛図５の（Ａ）、
（Ｂ）参照｝そして、第１ノズル群5aでむき残りの皮は
第２ノズル群5bおよび空気供給部３からの空気により皮
むきされる。むかれた皮は、皮剥ぎ取り部４側に流され
て、その皮先端から両ロール4a,4c間に強制的に引き込
まれ、最終的に長葱の根部分から強制的に剥ぎ取られた
｛図５の（Ｃ）参照｝後、皮吸込み部６を経て皮回収部
７に回収される。このようにして皮むきされた長葱は搬
送路1iの搬出側端からテーブル11に移乗する。また、長
葱の皮がむけ易い場合では、皮は送気口3aから噴出する
空気によって根側までむかれるため、第１および第２ノ
ズル群5a,5b は停止またはいずれかが可動していれば良
い。
明する。搬送路1iにおける搬入側から長葱をバケット1g
の収容部1hに入れて、葉は帯状下ベルト2bに乗せる。長
葱は上ベルト2f下に移動して、その葉を両ベルト2b,2e
間に挟持された状態のまま皮むき部５下へ移動し、第１
ノズル群5aにおける各空気噴射ノズル5cによって先ず表
側から皮むきされると共に空気供給部３から吹き込む空
気により裏側まで皮むきされる。｛図５の（Ａ）、
（Ｂ）参照｝そして、第１ノズル群5aでむき残りの皮は
第２ノズル群5bおよび空気供給部３からの空気により皮
むきされる。むかれた皮は、皮剥ぎ取り部４側に流され
て、その皮先端から両ロール4a,4c間に強制的に引き込
まれ、最終的に長葱の根部分から強制的に剥ぎ取られた
｛図５の（Ｃ）参照｝後、皮吸込み部６を経て皮回収部
７に回収される。このようにして皮むきされた長葱は搬
送路1iの搬出側端からテーブル11に移乗する。また、長
葱の皮がむけ易い場合では、皮は送気口3aから噴出する
空気によって根側までむかれるため、第１および第２ノ
ズル群5a,5b は停止またはいずれかが可動していれば良
い。
【００１４】
Ａ．請求項１により、半筒状のバケットが並列して周回
する搬送部と、この搬送部脇をバケットと同速度且つ同
方向に周回する上下一対のベルト部間をバケット収容部
底面より若干高い位置関係にしてある葉押え部と、この
葉押え部位置の送気口からバケット内に向けて空気を噴
出する空気供給部と、搬送部を間に空気供給部と対峙し
て、上下一対のロール間に皮を引き込む皮剥ぎ取り部
と、空気供給部と皮剥ぎ取り部との間の搬送路上に亘り
位置して、前記送気口から噴出される空気をバケット収
容部内から皮剥ぎ取り部側に誘導するカバーとからなる
ため、搬送部で長葱を搬送しながら、その葉を葉押え部
により挟持した状態で葉側の端から根側まで皮むきでき
ると共にむいた皮を根部分から剥ぎ取って自動的にむき
剥がし作業することができる。そして、皮むき作業を、
空気供給部からバケット収容部内に吹き込む空気が飛散
しないようにカバーで皮剥ぎ取り部側に誘導して空気の
風速と風圧が低下しないように保つと共に、同空気で長
葱をバケット収容部底面から浮き上がらせた状態下にし
て、根側まで効率良く皮むきすることができる。 Ｂ．請求項２により、空気供給部と皮剥ぎ取り部との間
の搬送路上に位置して、空気供給部側から皮剥ぎ取り部
側に亘る複数の空気噴射ノズルにおけるそれぞれのノズ
ル口が前記カバー下側に臨いて且つ皮剥ぎ取り部側に下
向いている皮むき部を有しているため、長葱の皮がむけ
難い場合でも、皮むき部により先ず表側から皮むきでき
ると共に長葱を浮き上がらせている空気供給部からの空
気で裏側まで確実且つ効率良く皮むきすることができ
る。 Ｃ．請求項３により、皮むき部の各空気噴射ノズルが、
空気供給部側から皮剥ぎ取り部側までの順に、直下に移
動したバケットに応答して間欠的に噴射するように設定
してあるため、皮を葉側の端から根側まで段階的に確実
且つ効率良くむくことができると共に長葱に向けて噴出
する空気を皮むきに必要な範囲にとどめて長葱の傷みを
防止できる。 Ｄ．請求項４により、皮むき部の各空気噴射ノズルが、
搬送路における空気供給部寄りの搬入側から皮剥ぎ取り
部寄りの搬出側に亘り斜め状に配置してあるため、搬送
部により連続して移動する長葱を一群のノズル群で皮む
きして、その皮むき処理能力を高めることができる。 Ｅ．請求項５により、皮剥ぎ取り部に皮吸込み部を経て
皮回収部が連通しているため、剥ぎ取った皮を皮回収部
に回収でき、皮むきから剥ぎ取りそして回収まで自動化
することができて作業環境の改善に有効である。
する搬送部と、この搬送部脇をバケットと同速度且つ同
方向に周回する上下一対のベルト部間をバケット収容部
底面より若干高い位置関係にしてある葉押え部と、この
葉押え部位置の送気口からバケット内に向けて空気を噴
出する空気供給部と、搬送部を間に空気供給部と対峙し
て、上下一対のロール間に皮を引き込む皮剥ぎ取り部
と、空気供給部と皮剥ぎ取り部との間の搬送路上に亘り
位置して、前記送気口から噴出される空気をバケット収
容部内から皮剥ぎ取り部側に誘導するカバーとからなる
ため、搬送部で長葱を搬送しながら、その葉を葉押え部
により挟持した状態で葉側の端から根側まで皮むきでき
ると共にむいた皮を根部分から剥ぎ取って自動的にむき
剥がし作業することができる。そして、皮むき作業を、
空気供給部からバケット収容部内に吹き込む空気が飛散
しないようにカバーで皮剥ぎ取り部側に誘導して空気の
風速と風圧が低下しないように保つと共に、同空気で長
葱をバケット収容部底面から浮き上がらせた状態下にし
て、根側まで効率良く皮むきすることができる。 Ｂ．請求項２により、空気供給部と皮剥ぎ取り部との間
の搬送路上に位置して、空気供給部側から皮剥ぎ取り部
側に亘る複数の空気噴射ノズルにおけるそれぞれのノズ
ル口が前記カバー下側に臨いて且つ皮剥ぎ取り部側に下
向いている皮むき部を有しているため、長葱の皮がむけ
難い場合でも、皮むき部により先ず表側から皮むきでき
ると共に長葱を浮き上がらせている空気供給部からの空
気で裏側まで確実且つ効率良く皮むきすることができ
る。 Ｃ．請求項３により、皮むき部の各空気噴射ノズルが、
空気供給部側から皮剥ぎ取り部側までの順に、直下に移
動したバケットに応答して間欠的に噴射するように設定
してあるため、皮を葉側の端から根側まで段階的に確実
且つ効率良くむくことができると共に長葱に向けて噴出
する空気を皮むきに必要な範囲にとどめて長葱の傷みを
防止できる。 Ｄ．請求項４により、皮むき部の各空気噴射ノズルが、
搬送路における空気供給部寄りの搬入側から皮剥ぎ取り
部寄りの搬出側に亘り斜め状に配置してあるため、搬送
部により連続して移動する長葱を一群のノズル群で皮む
きして、その皮むき処理能力を高めることができる。 Ｅ．請求項５により、皮剥ぎ取り部に皮吸込み部を経て
皮回収部が連通しているため、剥ぎ取った皮を皮回収部
に回収でき、皮むきから剥ぎ取りそして回収まで自動化
することができて作業環境の改善に有効である。
【図１】 本発明の長葱の皮むき取り装置の一形態を例
示している平面図。
示している平面図。
【図２】 部分拡大平面図。
【図３】 図１の（Ａ）−（Ａ）拡大縦断面図。
【図４】 図１の（Ｂ）−（Ｂ）拡大縦断面図。
【図５】 （Ａ）は皮むきし始めた状態を、（Ｂ）は皮
むき途中の状態を、（Ａ）は皮むきして剥ぎ取った状態
を、それぞれ示す部分拡大縦断面図。
むき途中の状態を、（Ａ）は皮むきして剥ぎ取った状態
を、それぞれ示す部分拡大縦断面図。
【図６】 従来の長葱の皮むき取り装置を示す斜視図。
１ 搬送部 1a モータ 1b 回転軸 1c 駆動スプロケ
ット 1d 遊動軸 1e 遊動スプロケ
ット 1f チェーン 1g バケット 1h バケットの収容部 1i 搬送路 1j カバー 1k ガイド ２ 葉押え部 2a ベルト部 2b 帯状下ベルト 2c 駆動ロール 2d ロール 2e ガイド部 2f 上ベルト 2g 駆動プーリー 2h 遊動プーリー 2i ガイド部 ３ 空気供給部 3a 送気口 ４ 皮剥ぎ取り部 4a 上ロール 4b 上ロールの杆 4c 下ロール 4d モータ ５ 皮むき部 5a 第１ノズル群 5b 第２ノズル群 5c 空気噴射ノズル 5d ノズル口 ６ 皮吸込み部 ７ 皮回収部 7a 袋 ８ ブロワー装置 ９ 連通路 10 循環システム 11 テーブル
ット 1d 遊動軸 1e 遊動スプロケ
ット 1f チェーン 1g バケット 1h バケットの収容部 1i 搬送路 1j カバー 1k ガイド ２ 葉押え部 2a ベルト部 2b 帯状下ベルト 2c 駆動ロール 2d ロール 2e ガイド部 2f 上ベルト 2g 駆動プーリー 2h 遊動プーリー 2i ガイド部 ３ 空気供給部 3a 送気口 ４ 皮剥ぎ取り部 4a 上ロール 4b 上ロールの杆 4c 下ロール 4d モータ ５ 皮むき部 5a 第１ノズル群 5b 第２ノズル群 5c 空気噴射ノズル 5d ノズル口 ６ 皮吸込み部 ７ 皮回収部 7a 袋 ８ ブロワー装置 ９ 連通路 10 循環システム 11 テーブル
Claims (5)
- 【請求項１】 半筒状のバケットが並列して周回する搬
送部と、この搬送部脇をバケットと同速度且つ同方向に
周回する上下一対のベルト部間をバケット収容部底面よ
り若干高い位置関係にしてある葉押え部と、この葉押え
部位置の送気口からバケット内に向けて空気を噴出する
空気供給部と、搬送部を間に空気供給部と対峙して、上
下一対のロール間に皮を引き込む皮剥ぎ取り部と、空気
供給部と皮剥ぎ取り部との間の搬送路上に亘り位置し
て、前記送気口から噴出される空気をバケット収容部内
から皮剥ぎ取り部側に誘導するカバーとからなることを
特徴とする長葱の皮むき取り装置。 - 【請求項２】 前記空気供給部と皮剥ぎ取り部との間の
搬送路上に位置して、空気供給部側から皮剥ぎ取り部側
に亘る複数の空気噴射ノズルにおけるそれぞれのノズル
口が前記カバー下側に臨いて且つ皮剥ぎ取り部側に下向
いている皮むき部を有していることを特徴とする請求項
１記載の長葱の皮むき取り装置。 - 【請求項３】 前記皮むき部の各空気噴射ノズルが、空
気供給部側から皮剥ぎ取り部側までの順に、直下に移動
したバケットに応答して間欠的に噴射するように設定し
てあることを特徴とする請求項１または２記載の長葱の
皮むき取り装置。 - 【請求項４】 前記皮むき部の各空気噴射ノズルが、搬
送路における空気供給部寄りの搬入側から皮剥ぎ取り部
寄りの搬出側に亘り斜め状に配置してあることを特徴と
する請求項１乃至３のいずれかに記載の長葱の皮むき取
り装置。 - 【請求項５】 前記皮剥ぎ取り部に皮吸込み部を経て皮
回収部が連通していることを特徴とする請求項１〜４の
いずれか１項に記載の長葱の皮むき取り装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23958895A JPH0975049A (ja) | 1995-09-19 | 1995-09-19 | 長葱の皮むき取り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23958895A JPH0975049A (ja) | 1995-09-19 | 1995-09-19 | 長葱の皮むき取り装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0975049A true JPH0975049A (ja) | 1997-03-25 |
Family
ID=17047018
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23958895A Pending JPH0975049A (ja) | 1995-09-19 | 1995-09-19 | 長葱の皮むき取り装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0975049A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20010076592A (ko) * | 2000-01-26 | 2001-08-16 | 김동환 | 대파 탈피기 |
-
1995
- 1995-09-19 JP JP23958895A patent/JPH0975049A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20010076592A (ko) * | 2000-01-26 | 2001-08-16 | 김동환 | 대파 탈피기 |
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