JPH0975035A - 機能性錠菓及び粉末飲料 - Google Patents
機能性錠菓及び粉末飲料Info
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- JPH0975035A JPH0975035A JP7233572A JP23357295A JPH0975035A JP H0975035 A JPH0975035 A JP H0975035A JP 7233572 A JP7233572 A JP 7233572A JP 23357295 A JP23357295 A JP 23357295A JP H0975035 A JPH0975035 A JP H0975035A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】フラクトオリゴ糖の持つ機能性と砂糖を使用し
たのと同様の吸湿性を有する錠菓及び粉末飲料を製造す
る。 【解決手段】フラクトオリゴ糖の１成分である結晶ケス
トースを全配合量に対して１〜９９重量％含有する機能
性錠菓及び粉末飲料。
たのと同様の吸湿性を有する錠菓及び粉末飲料を製造す
る。 【解決手段】フラクトオリゴ糖の１成分である結晶ケス
トースを全配合量に対して１〜９９重量％含有する機能
性錠菓及び粉末飲料。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、結晶ケストースを
含有する機能性錠菓及び粉末飲料に関し、特に砂糖を使
用した通常の錠菓及び粉末飲料と同等の吸湿性を有し、
且つフラクトオリゴ糖の機能性をも有する錠菓及び粉末
飲料に関する。
含有する機能性錠菓及び粉末飲料に関し、特に砂糖を使
用した通常の錠菓及び粉末飲料と同等の吸湿性を有し、
且つフラクトオリゴ糖の機能性をも有する錠菓及び粉末
飲料に関する。
【０００２】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】錠菓及び
粉末飲料は砂糖を主な配合原料としており、これに着色
料、酸味料、香料等の各種副原料を配合したもので、代
表的な食品の一つである。しかし通常の錠菓及び粉末飲
料は砂糖の配合量が多いため、非常に高カロリーの食品
でもある。
粉末飲料は砂糖を主な配合原料としており、これに着色
料、酸味料、香料等の各種副原料を配合したもので、代
表的な食品の一つである。しかし通常の錠菓及び粉末飲
料は砂糖の配合量が多いため、非常に高カロリーの食品
でもある。
【０００３】一方、近年のダイエット志向に基づく摂取
カロリーの低減、あるいは嗜好の多様化に伴う甘さ離
れ、さらにはう蝕性等の見地から、錠菓及び粉末飲料の
分野においても砂糖の使用量をどのように減らすか、あ
るいは砂糖に替わる他の甘味料をいかに使用するかが課
題となってきている。そこで砂糖に替わる甘味料として
アスパルテーム等の非糖類甘味料あるいはマルチトール
等の糖アルコールを使用することが考えられ、錠菓及び
粉末飲料に対するこれらの砂糖代替甘味料の使用につい
ての研究が行われつつある。例えばアスパルテームを使
用した例があるが（特開昭６１−１００１７０号公
報）、アスパルテームは甘味質が砂糖とは異なるもので
あり、さらに酸による分解を受け易いため酸味料として
よく用いる有機酸との共存下で甘味度が低下するという
問題があり、どちらか一方を被覆しなければならない。
またマルチトールを使用した例もあるが（特公平５−６
８２１３号公報）、マルチトール等の糖アルコールは吸
湿性が大きいため固結しやすいという問題がある。
カロリーの低減、あるいは嗜好の多様化に伴う甘さ離
れ、さらにはう蝕性等の見地から、錠菓及び粉末飲料の
分野においても砂糖の使用量をどのように減らすか、あ
るいは砂糖に替わる他の甘味料をいかに使用するかが課
題となってきている。そこで砂糖に替わる甘味料として
アスパルテーム等の非糖類甘味料あるいはマルチトール
等の糖アルコールを使用することが考えられ、錠菓及び
粉末飲料に対するこれらの砂糖代替甘味料の使用につい
ての研究が行われつつある。例えばアスパルテームを使
用した例があるが（特開昭６１−１００１７０号公
報）、アスパルテームは甘味質が砂糖とは異なるもので
あり、さらに酸による分解を受け易いため酸味料として
よく用いる有機酸との共存下で甘味度が低下するという
問題があり、どちらか一方を被覆しなければならない。
またマルチトールを使用した例もあるが（特公平５−６
８２１３号公報）、マルチトール等の糖アルコールは吸
湿性が大きいため固結しやすいという問題がある。
【０００４】一方、オリゴ糖は腸内でのビフィズス菌増
殖促進作用、整腸作用、低カロリー、難う蝕性等の優れ
た生理効果を有することから、食品分野における新しい
機能性甘味料の１つとして注目されている。現在商品化
されているオリゴ糖は、原料の糖や複数のオリゴ糖の混
合物であり、シロップ状もしくは非結晶の粉末のものが
多い。一般に錠菓及び粉末飲料の配合原料として用いる
場合には、粉末状のものが有利である。しかしオリゴ糖
の粉末は吸湿性が強いため、これをそのまま錠菓及び粉
末飲料の配合原料として用いると、先に述べた糖アルコ
ール等と同様に吸湿による固結を起こしたり、あるいは
保存中の品質劣化を来す等の問題点があった。そこで砂
糖を使用した通常の錠菓及び粉末飲料と同等の吸湿性を
有し、且つオリゴ糖の機能性をも有する錠菓及び粉末飲
料の開発が望まれていた。
殖促進作用、整腸作用、低カロリー、難う蝕性等の優れ
た生理効果を有することから、食品分野における新しい
機能性甘味料の１つとして注目されている。現在商品化
されているオリゴ糖は、原料の糖や複数のオリゴ糖の混
合物であり、シロップ状もしくは非結晶の粉末のものが
多い。一般に錠菓及び粉末飲料の配合原料として用いる
場合には、粉末状のものが有利である。しかしオリゴ糖
の粉末は吸湿性が強いため、これをそのまま錠菓及び粉
末飲料の配合原料として用いると、先に述べた糖アルコ
ール等と同様に吸湿による固結を起こしたり、あるいは
保存中の品質劣化を来す等の問題点があった。そこで砂
糖を使用した通常の錠菓及び粉末飲料と同等の吸湿性を
有し、且つオリゴ糖の機能性をも有する錠菓及び粉末飲
料の開発が望まれていた。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するべく鋭意研究を重ねた結果、甘味料としてフ
ラクトオリゴ糖の１成分である結晶ケストースを用いる
ことにより、特定の他の原料を使用したりあるいは特定
の処理をすることなく、砂糖を使用した通常の錠菓及び
粉末飲料と同等の吸湿性を有し、且つフラクトオリゴ糖
の機能性をも有する錠菓及び粉末飲料が得られることを
見出し本発明を完成するに至った。すなわち、本発明は
結晶ケストースを含有することを特徴とする機能性錠菓
及び粉末飲料に関するものである。
を解決するべく鋭意研究を重ねた結果、甘味料としてフ
ラクトオリゴ糖の１成分である結晶ケストースを用いる
ことにより、特定の他の原料を使用したりあるいは特定
の処理をすることなく、砂糖を使用した通常の錠菓及び
粉末飲料と同等の吸湿性を有し、且つフラクトオリゴ糖
の機能性をも有する錠菓及び粉末飲料が得られることを
見出し本発明を完成するに至った。すなわち、本発明は
結晶ケストースを含有することを特徴とする機能性錠菓
及び粉末飲料に関するものである。
【０００６】
【発明の実施の形態】フラクトオリゴ糖はショ糖のフラ
クトース残基に１〜３分子のフラクトースが結合した糖
の混合物である。ケストースはこの中で１分子のフラク
トースが結合した３糖類であり、いわゆる１−ケストー
スのことをいう。２分子のフラクトースが結合したニス
トース、３分子のフラクトースが結合した１Ｆ−フラク
トフラノシルニストースと共に、ケストースはビフィズ
ス菌増殖促進作用、整腸作用、難う蝕性等の優れた生理
効果を有し、且つ低カロリー、低甘味であることが知ら
れている。
クトース残基に１〜３分子のフラクトースが結合した糖
の混合物である。ケストースはこの中で１分子のフラク
トースが結合した３糖類であり、いわゆる１−ケストー
スのことをいう。２分子のフラクトースが結合したニス
トース、３分子のフラクトースが結合した１Ｆ−フラク
トフラノシルニストースと共に、ケストースはビフィズ
ス菌増殖促進作用、整腸作用、難う蝕性等の優れた生理
効果を有し、且つ低カロリー、低甘味であることが知ら
れている。
【０００７】本発明者らは、フラクトオリゴ糖の新たな
用途、中でも結晶ケストースの新たな用途についてかね
てより研究してきたが、この結晶ケストース用いた錠菓
及び粉末飲料に関する報告は今までにはなく、しかも吸
湿性等の課題を解決したことにおいては、本発明を最初
とする。フラクトオリゴ糖の粉末は吸湿性があるため、
本発明の目的のためには適さない。そこで本発明におい
ては吸湿性がなく砂糖に近い物性を有する結晶ケストー
スを用いる。結晶ケストースの純度は90％以上であれば
よく、特に94％以上が好ましい。90％未満であると、ニ
ストースや１Ｆ−フラクトフラノシルニストース等の割
合が多くなり、砂糖と同じ物性が保てなくなる。また、
９４％以上であると、砂糖に合わせて任意の粒径に調整
することができる。
用途、中でも結晶ケストースの新たな用途についてかね
てより研究してきたが、この結晶ケストース用いた錠菓
及び粉末飲料に関する報告は今までにはなく、しかも吸
湿性等の課題を解決したことにおいては、本発明を最初
とする。フラクトオリゴ糖の粉末は吸湿性があるため、
本発明の目的のためには適さない。そこで本発明におい
ては吸湿性がなく砂糖に近い物性を有する結晶ケストー
スを用いる。結晶ケストースの純度は90％以上であれば
よく、特に94％以上が好ましい。90％未満であると、ニ
ストースや１Ｆ−フラクトフラノシルニストース等の割
合が多くなり、砂糖と同じ物性が保てなくなる。また、
９４％以上であると、砂糖に合わせて任意の粒径に調整
することができる。
【０００８】錠菓及び粉末飲料は砂糖を主な配合原料と
しており、これに着色料、酸味料、香料等の各種副原料
を配合したものであるが、本発明においてはこれの砂糖
の全部又は一部を結晶ケストースに代替したものをい
う。結晶ケストースの含有量は、錠菓及び粉末飲料の種
類、甘味度等を考慮して適宜選択し得るが、全配合量に
対し１〜９９重量％とすることが好ましい。１重量％未
満であると、本発明としての効果が得られにくくなる。
９９重量％を越えると、嗜好性が著しく低下する。なお
本発明の目的から逸脱しない範囲であれば、低カロリ
ー、難う蝕性等の性質を有するその他の甘味料の１種又
は２種以上を併用してもよい。例えばアスパルテーム等
の非糖類甘味料あるいはマルチトール等の糖アルコール
を適宜併用してもよい。
しており、これに着色料、酸味料、香料等の各種副原料
を配合したものであるが、本発明においてはこれの砂糖
の全部又は一部を結晶ケストースに代替したものをい
う。結晶ケストースの含有量は、錠菓及び粉末飲料の種
類、甘味度等を考慮して適宜選択し得るが、全配合量に
対し１〜９９重量％とすることが好ましい。１重量％未
満であると、本発明としての効果が得られにくくなる。
９９重量％を越えると、嗜好性が著しく低下する。なお
本発明の目的から逸脱しない範囲であれば、低カロリ
ー、難う蝕性等の性質を有するその他の甘味料の１種又
は２種以上を併用してもよい。例えばアスパルテーム等
の非糖類甘味料あるいはマルチトール等の糖アルコール
を適宜併用してもよい。
【０００９】本発明の錠菓及び粉末飲料の製造は従来の
方法、設備等をそのまま適用できる。すなわち結晶ケス
トースは砂糖に近い物性を有するため、砂糖を使用した
通常の錠菓及び粉末飲料と同様の製造方法、設備等を適
用できる。このようにして得られた本発明の結晶ケスト
ースを含有する機能性錠菓及び粉末飲料は、以下の実施
例に示す如く、通常の原料以外の特定の他の原料を特に
使用しなくても、砂糖を使用した通常の錠菓及び粉末飲
料と同等の吸湿性を有するものであり、且つフラクトオ
リゴ糖の機能性をも有するものである。
方法、設備等をそのまま適用できる。すなわち結晶ケス
トースは砂糖に近い物性を有するため、砂糖を使用した
通常の錠菓及び粉末飲料と同様の製造方法、設備等を適
用できる。このようにして得られた本発明の結晶ケスト
ースを含有する機能性錠菓及び粉末飲料は、以下の実施
例に示す如く、通常の原料以外の特定の他の原料を特に
使用しなくても、砂糖を使用した通常の錠菓及び粉末飲
料と同等の吸湿性を有するものであり、且つフラクトオ
リゴ糖の機能性をも有するものである。
【００１０】
【実施例】以下、実施例をあげて具体的に説明するが、
これらは本発明を限定するものではない。 実施例１ 機能性錠菓吸湿試験（配合量３０重量％） ショ糖・還元麦芽糖水飴・グアファイバー顆粒品６５重
量部に、糖類３０重量部とフレーバー・酸味料５重量部
を加え混合し、打錠機で機能性錠菓を調製し、評価試料
とした。なお糖類として結晶ケストース、イソマルト
（イソマルト９００；昭和産業（株）製）、ショ糖の３
種類の試料を作成した。保存条件は裸品、プラスチック
フィルム包装、アルミフィルム包装の３種類について２
５℃、相対湿度５０％で実施した。表１に示す通り、結
晶ケストース及びショ糖では吸湿による変化が少ないの
に対し、イソマルトでは裸品において吸湿による重量の
増加、硬度の低下が見られた。
これらは本発明を限定するものではない。 実施例１ 機能性錠菓吸湿試験（配合量３０重量％） ショ糖・還元麦芽糖水飴・グアファイバー顆粒品６５重
量部に、糖類３０重量部とフレーバー・酸味料５重量部
を加え混合し、打錠機で機能性錠菓を調製し、評価試料
とした。なお糖類として結晶ケストース、イソマルト
（イソマルト９００；昭和産業（株）製）、ショ糖の３
種類の試料を作成した。保存条件は裸品、プラスチック
フィルム包装、アルミフィルム包装の３種類について２
５℃、相対湿度５０％で実施した。表１に示す通り、結
晶ケストース及びショ糖では吸湿による変化が少ないの
に対し、イソマルトでは裸品において吸湿による重量の
増加、硬度の低下が見られた。
【００１１】
【表１】 表１ 機能性錠菓吸湿試験 結晶ケストース 包装形態 測定項目 １週 ２週 ３週 ４週 裸 品 重量変化(%) 1.3 1.3 1.3 1.3 硬度 変化無 変化無 変化無 変化無 プラスチック 重量変化(%) 0.4 0.7 1.0 1.1 硬度 変化無 変化無 変化無 変化無 アルミ 重量変化(%) 0 0 0 0 硬度 変化無 変化無 変化無 変化無 結晶ケストース：ケストースを約95％含有（純度98％、固形分率97％）
【００１２】 ショ糖 包装形態 測定項目 １週 ２週 ３週 ４週 裸 品 重量変化(%) 1.1 1.1 1.1 1.1 硬度 変化無 変化無 変化無 変化無 プラスチック 重量変化(%) 0.2 0.5 0.7 1.0 硬度 変化無 変化無 変化無 変化無 アルミ 重量変化(%) 0 0 ０ 0 硬度 変化無 変化無 変化無 変化無
【００１３】 イソマルト 包装形態 測定項目 １週 ２週 ３週 ４週 裸 品 重量変化(%) 3.6 3.8 4.1 4.1 硬度 低下 低下 低下 低下 プラスチック 重量変化(%) 0.4 0.7 1.2 1.5 硬度 変化無 変化無 変化無 変化無 アルミ 重量変化(%) 0 0 0 0 硬度 変化無 変化無 変化無 変化無 イソマルト＝イソマルト９００（昭和産業（株）製）：（イソマルトース、イソ マルトトリオース、パノース等の二糖、三糖類の合計７０％以上含有）
【００１４】実施例２ 機能性粉末飲料吸湿試験（配合
量９９重量％） 糖類顆粒品９９重量部に、フレーバー・酸味料１重量部
を加えブレンダーで混合し、評価試料とした。なお糖類
の種類及び保存条件は実施例１と同様に実施した。表２
に示す通り、結晶ケストース及びショ糖では吸湿による
変化が全く見られないのに対し、イソマルトでは裸品及
びプラスチックフィルム包装において吸湿による影響が
見られ、特に裸品において試料の潮解が見られた。
量９９重量％） 糖類顆粒品９９重量部に、フレーバー・酸味料１重量部
を加えブレンダーで混合し、評価試料とした。なお糖類
の種類及び保存条件は実施例１と同様に実施した。表２
に示す通り、結晶ケストース及びショ糖では吸湿による
変化が全く見られないのに対し、イソマルトでは裸品及
びプラスチックフィルム包装において吸湿による影響が
見られ、特に裸品において試料の潮解が見られた。
【００１５】
【表２】 表２ 機能性粉末飲料吸湿試験 結晶ケストース 包装形態 測定項目 １週 ２週 ３週 ４週 裸 品 重量変化(%) 0 0 0 0 固結有無 無 無 無 無 プラスチック 重量変化(%) 0 0 ０ 0 固結有無 無 無 無 無 アルミ 重量変化(%) 0 0 0 0 固結有無 無 無 無 無
【００１６】 ショ糖 包装形態 測定項目 １週 ２週 ３週 ４週 裸 品 重量変化(%) 0 0 0 0 固結有無 無 無 無 無 プラスチック 重量変化(%) 0 0 0 0 固結有無 無 無 無 無 アルミ 重量変化(%) 0 0 0 0 固結有無 無 無 無 無
【００１７】 イソマルト 包装形態 測定項目 １週 ２週 ３週 ４週 裸 品 重量変化(%) 7.0 7.2 7.3 7.4 固結有無 有 潮解 潮解 潮解 プラスチック 重量変化(%) 0.7 1.0 2.0 2.7 固結有無 無 無 無 無 アルミ 重量変化(%) 0 0 0 0 固結有無 無 無 無 無
【００１８】実施例３ 機能性錠菓の試作（配合量１重
量％） ショ糖顆粒品８９重量部に結晶ケストース１重量部と乳
製品・酸味料・香料・ビフィズス菌粉末１０重量部を加
え混合し、打錠機で機能性錠菓を調製した。
量％） ショ糖顆粒品８９重量部に結晶ケストース１重量部と乳
製品・酸味料・香料・ビフィズス菌粉末１０重量部を加
え混合し、打錠機で機能性錠菓を調製した。
【００１９】
【発明の効果】本発明に従えば、甘味料としてフラクト
オリゴ糖の１成分である結晶ケストースを用いることに
より、特定の他の原料を使用したりあるいは特定の処理
をすることなく、砂糖を使用した通常の錠菓及び粉末飲
料と同等の吸湿性を有し、且つフラクトオリゴ糖の機能
性をも有する錠菓及び粉末飲料を、簡便に提供すること
ができる。本発明の錠菓及び粉末飲料であれば、無理な
く摂取カロリーの低減をはかることができる。さらにビ
フィズス菌の増殖促進、便通の改善等をはかることもで
き、健康促進に大いに貢献するものである。
オリゴ糖の１成分である結晶ケストースを用いることに
より、特定の他の原料を使用したりあるいは特定の処理
をすることなく、砂糖を使用した通常の錠菓及び粉末飲
料と同等の吸湿性を有し、且つフラクトオリゴ糖の機能
性をも有する錠菓及び粉末飲料を、簡便に提供すること
ができる。本発明の錠菓及び粉末飲料であれば、無理な
く摂取カロリーの低減をはかることができる。さらにビ
フィズス菌の増殖促進、便通の改善等をはかることもで
き、健康促進に大いに貢献するものである。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ａ２３Ｌ 2/39 Ａ２３Ｌ 2/00 Ｆ // Ａ６１Ｋ 31/70 ＡＣＲ Ｇ Ｃ１２Ｎ 1/38 Ｑ (Ｃ１２Ｎ 1/38 Ｃ１２Ｒ 1:01） (72)発明者 小平 明洋 埼玉県坂戸市千代田５−３−１ 明治製菓 株式会社生物科学研究所内
Claims (3)
- 【請求項１】 結晶ケストースを含有することを特徴と
する機能性錠菓及び粉末飲料。 - 【請求項２】 結晶ケストースの含有量が、全配合量に
対し１〜９９重量％である請求項１記載の機能性錠菓及
び粉末飲料。 - 【請求項３】 結晶ケストースの純度が、９０％以上で
ある請求項１又は２記載の機能性錠菓及び粉末飲料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7233572A JPH0975035A (ja) | 1995-09-12 | 1995-09-12 | 機能性錠菓及び粉末飲料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7233572A JPH0975035A (ja) | 1995-09-12 | 1995-09-12 | 機能性錠菓及び粉末飲料 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0975035A true JPH0975035A (ja) | 1997-03-25 |
Family
ID=16957181
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7233572A Pending JPH0975035A (ja) | 1995-09-12 | 1995-09-12 | 機能性錠菓及び粉末飲料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0975035A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006115136A1 (ja) * | 2005-04-21 | 2006-11-02 | Hokuren Federation Of Agricultural Cooperatives | アレルギー抑制組成物、アレルギー抑制食品、およびアレルギー抑制剤 |
| WO2007043563A1 (ja) * | 2005-10-13 | 2007-04-19 | Meiji Seika Kaisha, Ltd. | 腸内フローラ改善用組成物 |
| JP2008280354A (ja) * | 2005-04-21 | 2008-11-20 | Hokuren Federation Of Agricult Coop:The | アレルギー抑制オリゴ糖 |
| JPWO2007026878A1 (ja) * | 2005-09-01 | 2009-03-12 | 明治製菓株式会社 | １−ケストースを含んでなるチューインガム |
| WO2009091035A1 (ja) | 2008-01-18 | 2009-07-23 | Meiji Seika Kaisha, Ltd. | １－ケストース含有焼き菓子およびその製造方法 |
-
1995
- 1995-09-12 JP JP7233572A patent/JPH0975035A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006115136A1 (ja) * | 2005-04-21 | 2006-11-02 | Hokuren Federation Of Agricultural Cooperatives | アレルギー抑制組成物、アレルギー抑制食品、およびアレルギー抑制剤 |
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| WO2009091035A1 (ja) | 2008-01-18 | 2009-07-23 | Meiji Seika Kaisha, Ltd. | １－ケストース含有焼き菓子およびその製造方法 |
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