JPH0973425A - クライアントシミュレータ - Google Patents

クライアントシミュレータ

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Publication number
JPH0973425A
JPH0973425A JP7226362A JP22636295A JPH0973425A JP H0973425 A JPH0973425 A JP H0973425A JP 7226362 A JP7226362 A JP 7226362A JP 22636295 A JP22636295 A JP 22636295A JP H0973425 A JPH0973425 A JP H0973425A
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JP
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client
machine
message
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JP7226362A
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English (en)
Inventor
Mitsuyoshi Yamatari
光義 山足
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サーバマシンとクライアントマシンとをLA
Nで接続したシステムにおいて、サーバマシン上のプロ
グラムの動作検証を人手を介することなく行う。 【解決手段】 OS3は、クライアントAPPプログラ
ムからのメッセージをLAN7上へ流す。サーバマシン
8はメッセージを取り込み、測定対象プログラム10へ
渡す。記録/再生マシン11は、LAN上に流れるメッ
セージをすべて取り込み、記録/再生プログラム5aへ
渡す。それが、シミュレーション対象となるクライアン
トマシン1とサーバマシン8の間のメッセージであった
場合は、スクリプトファイル6aに記録する。記録/再
生マシン11は、記録/再生プログラム5aとスクリプ
トファイル6aを用いて、クライアントマシンをシミュ
レーションする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コンピュータネ
ットワークシステムにおけるクライアント/サーバ構成
において、クライアントマシン(以下、クライアントと
も言う)とサーバマシン(以下、サーバとも言う)の間
のメッセージ(送受信データ)を記録/再生すること
で、クライアントマシンをシミュレーションすることを
可能とするクライアントシミュレーション方式に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図29は、従来のクライアントシミュレ
ーションの方式を示す図である。図29において、1は
クライアントマシンである。2はサーバマシン8とデー
タ通信しながらクライアントマシン1上で動作するアプ
リケーションプログラム(APPプログラム)である。
3はクライアントマシン1のOS(オペレーティングシ
ステム)である。4はLAN(ローカルエリアネットワ
ーク)7上のデータの受け渡しを制御する通信プログラ
ムである。5はOS3とAPPプログラム2の間のメッ
セージを記録/再生する記録/再生プログラムである。
上記記録/再生プログラム5は、OS3とAPPプログ
ラム2の間のメッセージをスクリプトファイル6に記録
する。9はサーバマシン8において、LAN7上のデー
タの受け渡しを制御する通信プログラムである。10は
サーバマシン8で動作する検証対象となる測定対象プロ
グラムである。
【0003】クライアント/サーバ構成において、従来
例では、クライアントマシン上に記録/再生プログラム
が存在していた。このため、クライアントマシン上でク
ライアントアプリケーションと記録/再生プログラムが
同時に実行されていなければならない。そして、クライ
アントアプリケーションのみが実行されている場合のシ
ミュレーションはできなかった。そのため、クライアン
トアプリケーションだけが動いている場合のサーバマシ
ンの動作を検証するには、実際に人手を介してクライア
ントマシンを動作させなければならなかった。
【0004】次に、クライアントシミュレーション方式
を、図29に示す構成にした場合の動作について説明す
る。利用者がキー入力などの操作を行うと、OS3がそ
の入力したイベントを受け取り、APPプログラム2に
伝える。APPプログラム2は、OS3から受け取った
イベントを処理した後、サーバマシンに渡したいデータ
を作成し、OS3に渡す。OS3は、上記データを通信
プログラム4へ渡す。そして、通信プログラム4は、そ
のデータをサーバマシン8宛にLAN7上へ流す。以上
のような動作の中で、クライアントマシン1の記録/再
生プログラム5は、利用者からのキー入力等の操作によ
りOS3が受け取ったイベントを取り込み、上記イベン
トをスクリプトファイル6に記録する。サーバマシン8
は、通信プログラム9を通してサーバマシン8宛のメッ
セージを取り込み、検証対象である測定対象プログラム
10へ渡す。
【0005】このようにして、クライアントマシンの記
録/再生プログラム5は、利用者のキー入力などの操作
を全てスクリプトファイル6へ記録しておく。クライア
ントマシンをシミュレーションする場合は、スクリプト
ファイル6へ記録したイベントをOS3が読み込み、O
S3が読み込んだイベントをAPPプログラム2へ送信
する。APPプログラム2がそのイベントを処理した
後、OS3へメッセージを送信する。その後、APPプ
ログラム2が利用者からの入力を必要とするために、O
S3は記録/再生プログラム5を通してスクリプトファ
イル6から先に記録したイベントを読み込み、OS3に
送る。この操作を繰り返すことで、利用者がキー入力な
ど行わなくても自動的に利用者の動作をシミュレーショ
ンしてきた。
【0006】また、従来利用されている図示していない
ランアナライザ(LAN ANALYZER)は、LA
N上を流れるメッセージを記録し、LANの故障診断や
モニター等の解析を行なう機器である。このLAN A
NALYZERにおいては、LANに流れるメッセージ
の記録は行なわれているが、LANに対して、シミュレ
ーションを目的としたメッセージの再生は行なわれてい
ない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
は、クライアントマシンをシミュレーションする場合に
おいて、利用者の入力を記録/再生プログラムにより予
め記録し、シミュレーションする場合に再生していた。
このため、クライアントマシンのAPPプログラムと記
録/再生プログラムが、同時に動作していることが必要
であった。そのため、クライアントマシンのAPPプロ
グラムだけが動いている場合のシミュレーションをする
ことができないという問題点があった。クライアントマ
シンのAPPプログラムだけが動いている場合のサーバ
マシンの動作を検証するには、実際に人手を介してクラ
イアントマシンを動作させなければならないという問題
点があった。
【0008】本発明は、以上のような問題点を解消する
ためになされたもので、利用者の入力を記録/再生する
のではなく、LAN上を流れるクライアントマシンとサ
ーバマシンの間のメッセージを記録/再生することによ
り、クライアントマシンのAPPプログラムと記録/再
生プログラムを同時に動かす必要性をなくす。そして、
クライアントマシンのAPPプログラムだけが動作した
場合を記録/再生することを可能にする。これによっ
て、クライアントマシンに対するサーバマシンの測定対
象プログラムの動作を、人手を介さずに検証することが
できるクライアントシミュレータを得ることを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係わるクライ
アントシミュレータは、サーバマシンと一つ以上のクラ
イアントマシンとをLANで接続したシステムのクライ
アントマシンをシミュレーションし、LANに送出され
たメッセージをLANから取り込んで記録する記録手段
と、記録したメッセージを再生してLANに送出する再
生手段を備えたことを特徴とする。
【0010】また、この発明に係わるクライアントシミ
ュレータは、上記記録手段及び再生手段をシミュレーシ
ョンされるクライアントマシンとは別の独立したクライ
アントマシンに配置したことを特徴とする。
【0011】また、この発明に係わるクライアントシミ
ュレータは、記録制御情報を保持する記録制御部を備
え、上記記録手段は記録制御部に保持された記録制御情
報を参照して上記メッセージをLANから取得して記録
することを特徴とする。
【0012】また、この発明に係わるクライアントシミ
ュレータは、上記クライアントマシンが、LAN上で固
有に識別されるクライアント識別子を有し、上記記録制
御情報は上記クライアント識別子を含むことを特徴とす
る。
【0013】また、この発明に係わるクライアントシミ
ュレータは、上記サーバマシンが、LAN上で固有に識
別されるサーバ識別子を有し、上記記録制御情報は、さ
らに、サーバ識別子を含むことを特徴とする。
【0014】また、この発明に係わるクライアントシミ
ュレータは、上記クライアントシミュレータが、再生制
御情報を保持する再生制御部を備え、上記再生手段は再
生制御部に保持された再生制御情報を参照して記録した
メッセージを再生してLANに送出することを特徴とす
る。
【0015】また、この発明に係わるクライアントシミ
ュレータは、上記クライアントマシンが、LAN上で固
有に識別されるクライアント識別子を有し、上記再生制
御情報は上記クライアント識別子により再生するメッセ
ージを指定することを特徴とする。
【0016】また、この発明に係わるクライアントシミ
ュレータは、上記再生制御情報が、メッセージを再生す
るクライアントマシンの台数を指定する情報を含むこと
を特徴とする。
【0017】また、この発明に係わるクライアントシミ
ュレータは、上記再生制御情報が、再生するメッセージ
の間隔を指定する情報を含むことを特徴とする。
【0018】また、この発明に係わるクライアントシミ
ュレータは、上記再生制御部が、上記再生手段によるメ
ッセージの再生中に再生制御情報を動的に変更すること
を特徴とする。
【0019】また、この発明に係わるクライアントシミ
ュレータは、サーバマシン上のプログラムの動作を検証
することを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下、図面に基づいて本発明の実施の形
態1を説明する。図1は、本発明のクライアントシミュ
レータを実現するためのマシン構成を示した図である。
この実施の形態は、1台のクライアントマシンと、1台
のサーバマシンと、1台の記録/再生マシンとをLAN
で接続した例である。1はクライアントマシンである。
2はサーバマシンとデータ通信しながら動作するクライ
アントマシン上で動作するアプリケーションプログラム
である。以降の説明ではAPPプログラム、またはクラ
イアントアプリケーションとも言う。3はクライアント
マシンのOS(オペレーティングシステム)である。4
はLAN上のデータの受け渡しを制御する通信プログラ
ムである。7はLANである。LANは、たとえば、バ
ス型またはスター型のものを対象とする。8はサーバマ
シンである。9はLAN上のデータの受け渡しを制御す
る通信プログラムである。10はサーバマシンで動作す
る検証対象となる測定対象プログラムである。11はイ
ベントの記録/再生を行う記録/再生マシンである。1
2はLAN上のデータの受け渡しを制御する通信プログ
ラムである。5aはクライアントマシンとサーバマシン
の間のメッセージを記録/再生する記録/再生プログラ
ムである。6aは記録/再生プログラム5aがクライア
ントマシンとサーバマシンの間のメッセージを記録する
スクリプトファイル6aである。13はシミュレーショ
ン対象のクライアントマシンとサーバマシンのアドレス
が格納されている記録制御ファイルである。クライアン
トマシンとサーバマシンのアドレスとは、LAN上でク
ライアントマシンやサーバマシンを固有に識別する識別
子のことである。
【0021】図2は、スクリプトファイル6aのレコー
ドの内容を示した図である。図2に示すように、スクリ
プトファイル6aのレコードは、メッセージデータの先
頭にそのメッセージデータの時刻印、送信側アドレス
(メッセージデータを送信したクライアントマシンまた
はサーバマシンのアドレス)、受信側アドレス(メッセ
ージデータを受信するクライアントマシンまたはサーバ
マシンのアドレス)をつけて記録される。図3は、スク
リプトファイル6aのレコードの具体例を示した図であ
る。
【0022】また、図4は、クライアントマシンとサー
バマシンのアドレスが格納された記録制御ファイルのレ
コードの内容を示した図である。図4に示すように、ク
ライアントマシンアドレスとサーバアドレスがペアで1
レコードとなっている。これは、どのクライアントマシ
ンとサーバマシン間のメッセージを記録するかを指定す
るものである。そのため、図4とは逆に、サーバアドレ
ス、クライアントアドレスの順に、レコードに書き込ま
れても構わない。図5は、TCP/IPプロトコルを用
いたLANにおける1台のクライアントマシンと、1台
のサーバマシンのアドレスが格納された記録制御ファイ
ルのレコードの具体例を示した図である。TCP/IP
プロトコルを用いる場合、1つのアドレスは、論理アド
レス(IPアドレス)と物理アドレス(MACアドレ
ス)とから構成される。
【0023】次に、図6、図7、図8の流れ図を用いて
動作について詳細に説明する。図6は、クライアントA
PPプログラム2の処理の流れを示した図である。図7
は、記録/再生マシン11がメッセージを記録する時の
処理の流れを示した図である。図8は、記録/再生マシ
ン11が記録したメッセージを再生する時の処理の流れ
を示した図である。まず、図6を用いて、クライアント
マシン1のAPPプログラム2の処理の流れを説明す
る。クライアントマシン1のAPPプログラム2が起動
されると、クライアントマシン1のAPPプログラム2
は、サーバマシン8に送信したいデータを作成し、OS
3に渡す(S1)。送信したいデータの内容により、そ
の後、サーバマシン8からのメッセージが必要であるか
否か判定し(S2)、必要な場合にはサーバマシン8か
らのメッセージを待つ(S3)。APPプログラム2
は、この処理をプログラムが終了するまで繰り返す(S
4)。
【0024】以下に、上記S3において、APPプログ
ラム2が、サーバマシン8からのメッセージ待ちをして
いる間のOS3及びサーバマシン8の動作について説明
する。OS3は、クライアントAPPプログラム2から
サーバマシン8に送るメッセージを受け取ると、そのメ
ッセージを通信プログラム4を通して、LAN7上へ流
す。
【0025】サーバマシン8は、通信プログラム9を通
してサーバマシン8宛のメッセージを取り込み、検証対
象である測定対象プログラム10へ渡す。測定対象プロ
グラム10は、受け取ったメッセージを処理した後、ク
ライントマシン1宛に送信する処理結果のメッセージを
作成し、サーバマシンの通信プログラム9を通して、そ
のメッセージをLAN7上へ流す。
【0026】クライアントマシン1の通信プログラム4
は、上記サーバマシン8からのメッセージを受け取る
と、OS3を通してメッセージを待っているクライアン
トAPPプログラム2へ渡す。
【0027】次に、図7の処理の流れに従い、記録/再
生マシン11におけるメッセージ記録動作について説明
する。記録/再生プログラム5aは、通信プログラム1
2を通してLAN7上を流れるメッセージをすべて読み
込む(S5)。そして、記録/再生プログラム5aは、
読み込んだメッセージがシミュレーション対象のクライ
アントマシン1とサーバマシン8間におけるメッセージ
であるかどうか調べる。調べる方法は、記録/再生プロ
グラム5aが、記録制御ファイル13に記録されている
レコードを読み込み(S6)、比較することにより行わ
れる。記録制御ファイル13には、シミュレーション対
象のクライアントマシンのアドレスとサーバマシンのア
ドレスが格納されている。これにより、読み込んだメッ
セージの送信側アドレスと受信側アドレスが、記録制御
ファイル13に記録されているクライアントアドレスと
サーバアドレスと一致するか確認する(S7)。一致し
た場合(YESの場合)は、その時刻と送信側アドレス
と受信側アドレスと当該メッセージを、スクリプトファ
イル6aに記録する(S8)。
【0028】次に、図8の処理の流れに従い、記録/再
生マシン11におけるメッセージ再生動作について、即
ち、シミュレーション動作について説明する。図8で
は、図7の処理でクライアントマシン及びサーバマシン
の動作の記録を行った後、記録/再生プログラム5aを
実行してメッセージの再生を行う処理を示す。
【0029】クライアントマシン1のシミュレーション
が開始されると、記録/再生プログラム5aは、記録し
たレコードをスクリプトファイル6aから読み込む(S
9)。次に、S10において、スクリプトファイル6a
から読み込むレコードが存在するか否かを判断する。ス
クリプトファイルの終了によりレコードが存在しない時
(YESの時)、メッセージの再生処理を終了する。ス
クリプトファイルの終了によりレコードが存在する時
(NOの時)、読み込んだメッセージがクライアントマ
シン1からサーバマシン8へのメッセージであるか、ま
たはサーバマシン8からクライアントマシン1へのメッ
セージであるかを判定する(S11)。メッセージの方
向は、スクリプトファイル6aの各レコードの送信側ア
ドレスと、受信側アドレスにより判定できる。クライア
ントマシン1からサーバマシン8への送信メッセージで
ある時は、スクリプトファイル6aから読み込んだメッ
セージの送信側アドレスを、記録/再生マシン11自身
のアドレスに変更する(S12)。また、シミュレーシ
ョン処理を開始して最初の送信メッセージの時は(S1
4)、メッセージをサーバマシン8に送信する(S1
6)。そして、送信した時刻を図示していないレジスタ
に記録する(S17)。最初の送信メッセージでない時
は(S14)、スクリプトファイル6a内のレコードを
参照し、レコードに記録されている前回送信したメッセ
ージの時刻印と、今回送信するメッセージに対応する時
刻印との時間差が、レジスタに記憶してある前回シミュ
レーションのために送信した時の時刻と現在の時刻との
差以下になるまで待つ(S15)。条件を満たすまで待
機したらメッセージをサーバマシン8に送出し(S1
6)、送信した時刻をレジスタに記録する(S17)。
もし、スクリプトファイル6aから読み込んだメッセー
ジが、サーバマシン8からクライアントマシン1への受
信メッセージの時は(S11)、スクリプトファイル6
aに記録されたメッセージと同じメッセージが、サーバ
マシン8から記録/再生マシン11宛にくるまで待つ
(S13)。この動作をスクリプトファイル6aのレコ
ードがなくなるまで繰り返す(S10)ことで、クライ
ントマシン1の動作をシミュレーションする。なお、こ
の実施の形態において、記録/再生マシン11は、サー
バマシン8上の測定対象プログラム10の動作を検証す
るためのクライアントシミュレータである。このため、
記録/再生マシン11は、クライアントマシン1がサー
バマシン8にメッセージを送信する時間間隔で、メッセ
ージを送出できる性能をもつマシンである必要がある。
【0030】以上のように、この実施の形態において
は、クライアントマシン1の動きの記録/再生は、LA
Nに接続された別なマシン(記録/再生マシン11)で
実行されるため、クライントマシンの動作に全く影響を
与えることなく、メッセージをLANから取り込み、記
録/再生することができる。そして、サーバマシン8上
の測定対象プログラム10の動きを検証することができ
る。なお、この実施の形態では、説明を簡単にするため
に、サーバマシン及びクライアントマシンが各1台の構
成を取ったが、複数のサーバマシン及びクライアントマ
シンを接続した構成を取ってもよい。その場合、記録制
御ファイル13に指定されたクライアントマシンとサー
バマシンのアドレスのペアにより、記録するメッセージ
の送信側と受信側のペアを選択的に設定することが可能
となり、動的な運用ができるという効果を奏する。な
お、記録制御ファイル13はなくてもよい。記録制御フ
ァイル13がない時は、全メッセージを記録し、全メッ
セージを再生する。また、この実施の形態においては、
記録/再生マシンを独立したものとして説明している
が、独立したマシンでなくても同じ効果は得られる。た
だし、APPプログラムと記録/再生プログラムが同時
に動作している必要がある。
【0031】実施の形態2.この実施の形態2では、記
録制御ファイル13に、クライアントマシンとサーバマ
シンのアドレスを複数記述することにより、複数組のク
ライアントマシンとサーバマシンの間のメッセージをス
クリプトファイル6aに記録し、複数のクライアントマ
シンをシミュレーションする場合について説明する。以
下、図面に基づいて本発明の実施の形態2を説明する。
図9は、本発明のクライアントシミュレータを実現する
ためのマシン構成を示した図である。図1のマシン構成
と異なる点は、クライアントマシンが複数台あることで
ある。この実施の形態2の記録制御ファイルの内容を図
10に示す。図において、1つのレコードは、1つのク
ライアントアドレスと、それに対応する1つのサーバア
ドレスを記録する。また、3台のクライアントマシン
と、1台のサーバマシンのアドレスが記録された記録制
御ファイル13の具体例を図11に示す。
【0032】記録/再生マシン11における記録処理の
流れを図12に示す。図12では、記録/再生プログラ
ム5aは、通信プログラム12を通してLAN7上に流
れるメッセージをすべて読み込む(S5)。そして、記
録/再生プログラム5aは、読み込んだメッセージが、
シミュレーションの対象とするクライアントマシンとサ
ーバマシンの間のメッセージであるかどうか調べる。こ
のため、記録/再生プログラム5aは、記録制御ファイ
ル13に記録されているレコードを読み込む(S6)。
そして、記録/再生プログラム5aは、読み込んだレコ
ードに記録されているクライアントアドレスとサーバア
ドレスが、メッセージ中の送信側アドレスと受信側アド
レスと一致するかチェックする(S7)。一致しない場
合(NOの場合)は、記録制御ファイル13のレコード
をアドレスが一致するまで順に読み込む(S18)。記
録制御ファイル13のレコードを最後まで読み込んでも
アドレスが一致しない時は、上記メッセージを無視し、
再度LAN上を流れるメッセージを読み込む。S7にお
いて、アドレスが一致した時(YESの時)、メッセー
ジを取り込んだ時刻と送信側アドレスと、受信側アドレ
スと、メッセージをスクリプトファイル6aに記録する
(S8)。
【0033】以上のように、この実施の形態において
は、記録制御ファイルにレコードを複数記述することに
より、複数のクライアントマシンのメッセージを記録す
る記録/再生マシン11の記録処理の流れについて説明
した。
【0034】このように、複数のクライントマシンの動
作に影響を与えることなく、メッセージを記録すること
ができるとともに、その記録内容を再生することによ
り、複数台のクライアントマシンが動作しているシステ
ム環境において、サーバマシンの測定対象プログラムの
動きを検証することができる。
【0035】実施の形態3.前述した実施の形態におい
ては、スクリプトファイル6aに記録したメッセージを
全て再生する場合について説明したが、この実施の形態
においては、再生するメッセージを選択して指定する場
合について説明する。図13は、実施の形態3でのクラ
イアントシミュレータを実現するためのマシン構成を示
す図である。図13において、14は再生制御ファイル
であり、シミュレーションの対象となるクライアントマ
シンと、サーバマシンの組み合わせを指定するレコード
を記録している。他の構成については、図9と同様であ
るので説明は省略する。図14に、再生制御ファイル1
4のレコードの内容を示す。この実施の形態において
は、スクリプトファイル6aに、サーバマシン8と複数
のクライアントマシンとの間のメッセージが記録されて
いるものと想定している。スクリプトファイル6aに記
録されているメッセージの中から、取り出したメッセー
ジの送信側アドレス、受信側アドレスと、図14に示す
再生制御ファイル14のクライアントアドレス及びサー
バアドレスとを比較し、一致した場合のみそのメッセー
ジを再生することによりシミュレーションを行う。
【0036】このように、再生制御ファイルを備えるこ
とにより、スクリプトファイル6aに記録されたメッセ
ージの全てを再生するのではなく、選択的にメッセージ
の再生を行い、シミュレーションの状況を任意に設定す
ることが可能となる。
【0037】実施の形態4.この実施の形態4では、シ
ミュレーション対象とするクライアントマシンのアドレ
ス及びサーバアドレスを再生制御情報として、予めスク
リプトファイル6aに記録しておき、その再生制御情報
に基づき再生する処理について説明する。前述した実施
の形態においては、再生制御情報を再生制御ファイルに
記録させていたが、この実施の形態4においては、メッ
セージが記録されているスクリプトファイル6a内に、
再生制御情報を持たせる場合について説明する。従っ
て、この実施の形態の構成図は、図9と同様となる。但
し、スクリプトファイル6aに、メッセージの他に再生
制御情報も記録されている点が、前述した実施の形態と
は異なる。図15に、スクリプトファイル6aに記憶さ
れる再生制御情報の内容を示す。このレコードは、スク
リプトファイル6a内に記憶されるので、通常のメッセ
ージを記憶するレコードとは異なることを識別するため
に、レコードの先頭に再生マシン制御データが入ってい
る。再生マシン制御データは、再生するマシンのアドレ
スが記憶されていることを示す識別子である。再生マシ
ン制御データに続いて、クライアントアドレス及びサー
バアドレスが記憶されている。図16は、スクリプトフ
ァイル6aの先頭に再生制御情報を記録した例である。
1行目が再生制御情報の具体例である。@exec_m
achineが、再生マシン制御データである。2行目
〜4行目がメッセージデータである。メッセージデータ
の内容は、図3に示したものと同じであるので、説明は
省略する。図17は、記録再生マシン11のメモリ上に
展開される再生マシンテーブルを示す図である。再生マ
シンテーブルは、再生するクライアントマシンを登録す
るテーブルである。図18は、この実施の形態の記録再
生プログラム5aの処理の流れ図である。
【0038】以下、図18に基づいて本発明の実施の形
態4を説明する。記録/再生プログラム5aを実行し
て、スクリプトファイル6aに記録したメッセージの再
生を行う場合、メッセージを記録したスクリプトファイ
ル6aに、どのメッセージの再生を行うかを指示する再
生制御情報を持つ図15に示すようなレコードを前もっ
て用意しておく。用意する方法として、具体的には、例
えば、スクリプトファイル6aがテキストファイルなら
ば、エディタ等のツールを使用して編集すればよい。或
いは、テキストファイル以外でも構わない。その場合に
は、一般に使用されている編集ツールに準じた編集手段
を用いて編集を行えばよい。図16では、再生制御情報
を持つレコードは、スクリプトファイル6aの先頭に記
述されている。記録/再生プログラム5aは、記録した
スクリプトファイル6aからレコードを読み込む(S
9)。次に、S10において、スクリプトファイル6a
の終了か否かを判断する。この処理は、前述した図8と
同様である。次に、レコードの種類が記録メッセージか
再生制御情報かを判定する(S18)。この判定は、図
15に示した再生マシン制御データがレコードの先頭に
あるかどうかによって行われる。再生マシン制御データ
は、そのレコードが再生制御情報であることを示す識別
子である。そのため、識別子である再生マシン制御デー
タにより再生制御情報であると判定された場合には、S
20において、再生するクライアントマシンを登録する
テーブルである再生マシンテーブルにクライアントアド
レスとサーバアドレスをエントリする。また、識別子が
ない場合には、スクリプトファイル6aから読み込んだ
レコードが記録メッセージであることが判定できるの
で、図17に示す再生マシンテーブルを調べ、再生する
マシンのメッセージかどうか判定する(S19)。この
判定は、スクリプトファイル6aから取り出したメッセ
ージの送信側アドレス及び受信側アドレスが、再生マシ
ンテーブルに登録されているアドレスと一致することを
調べることで行われる。もし、再生するマシンのメッセ
ージである場合は、実施の形態1と同じ手順でメッセー
ジの送信を行う(S11〜S17)。再生するマシンの
メッセージでない場合は、そのメッセージを無視する。
そして、S9に戻り、スクリプトファイル6aから次の
レコードを読み込む。この操作をスクリプトファイル6
aのレコードがなくなるまで繰り返すことで、指定され
たクライントマシンの動作をシミュレーションする。
【0039】また、再生制御情報をスクリプトファイル
6a内の任意の場所に、複数挿入して配置しても構わな
い。例えば、メッセージ10個毎に再生するマシンを1
台ずつ追加することにより、シミュレーション実行中に
時間の経過とともに、シミュレーションするクライアン
トマシンの台数を増加させて、シミュレーションを行う
ことが可能となる。この場合には、上述したように、図
18に示す流れ図のS18の処理において、取り出した
レコードの種類が再生制御情報だった場合に、S20に
おいて、再生マシンテーブルに2台目のクライアントマ
シン、3台目のクライアントマシンが登録されることに
なる。
【0040】以上のように、この実施の形態において
は、再生制御情報をメッセージと同一のスクリプトファ
イル6aに持たせることにより、メッセージの再生中、
即ち、シミュレーション実行中に動的にシミュレーショ
ンの状況を切り換えることが可能となる。前述した実施
の形態3においては、図13に示すように、スクリプト
ファイル6aとは別に、再生制御ファイル14を備えて
いた。そのため、再生制御ファイルを一旦読み込むこと
によって、再生するマシンを指定し、メッセージを選択
できるという長所があった。しかし、一旦再生マシンを
設定してしまうと、再生処理の終了まで再生するマシン
は固定であった。実施の形態4においては、この点は解
消されている。
【0041】また、実施の形態1及び実施の形態2の記
録制御ファイルによるメッセージの記録時の指定と組み
合わせることにより、記録時と再生時の複数の組み合わ
せでサーバマシン上の測定対象プログラムの動きを検証
することができる。
【0042】実施の形態5.前述した実施の形態におい
ては、再生するマシンのアドレスを指定する再生制御情
報について説明したが、この実施の形態においては、再
生するマシンの台数を指定する再生制御情報を持ったレ
コードをスクリプトファイル6aに追加することによ
り、1台のサーバマシン対1台のクライアントマシンで
はなく、複数台あるうちの指定する台数分のクライアン
トマシンのシミュレーションを行う場合について説明す
る。即ち、スクリプトファイル6aに記録されているメ
ッセージ1件につき、指定した台数分のクライアントマ
シンが動作しているかのように、メッセージの再生を行
う場合について説明する。図19に、再生するクライア
ントマシンの台数を指定する再生マシン台数制御情報の
内容を示す。この再生マシン台数制御情報は、スクリプ
トファイル6aに追加される。再生マシン台数制御情報
は、再生マシン台数制御を行なうことを示す識別子であ
るクライアントマシン台数制御データと、台数値によっ
て構成されている。また、図20に、10台のマシンを
再生することを指定する再生マシン台数制御情報を追加
した具体例を示す。1行目の@exec_number
は、クライアントマシン台数制御データであり、10は
台数値である。
【0043】この実施の形態5のマシン構成は、図9に
示す構成を取るものとする。この実施の形態5のイベン
ト再生処理の流れ図を図21に示す。前述した図8及び
図18に示す流れ図に相当する部分には、同一符号を用
いている。記録/再生プログラム5aを実行して、スク
リプトファイル6aに記録したメッセージの再生を行う
場合、スクリプトファイル6aに、再生したいクライア
ントマシンの台数を持つ再生マシン台数制御情報を、図
19に示すようなレコードを用いて設定しておく。この
設定は、スクリプトファイル6aにメッセージが記録さ
れた後、シミュレーション、即ち、再生処理を行う前に
エディタ等の編集手段を用いて行うものとする。記録/
再生プログラム5aは、スクリプトファイル6aから記
録したメッセージを読み込む(S9)。次に、そのメッ
セージが記録メッセージかクライアントマシン台数制御
データかを判定する(S18)。この判定は、再生マシ
ン台数制御を行うことを示す識別子であるクライアント
マシン台数制御データにより行われる。スクリプトファ
イル6aから読み込んだメッセージの先頭に、クライア
ントマシン台数制御データが存在する場合、後述する台
数値、即ち、再生するマシンの台数をマシン台数記憶域
にセットする(S21)。マシン台数記憶域とは、記録
再生プログラム5aが使用する作業域であり、メモリ上
に展開される。スクリプトファイル6aから読み込んだ
メッセージにクライアントマシン台数制御データが存在
しない場合には、そのメッセージは記録メッセージと判
定され、実施の形態1と同じ手順で処理を行い(S11
〜S16)、メッセージの送信の時、同一メッセージに
つき、マシン台数記憶域にセットされている値の台数分
だけ送信を行う(S22)。この操作をスクリプトファ
イル6aのレコードがなくなるまで繰り返すことで指定
された台数のクライントマシンの動作をシミュレーショ
ンする。
【0044】このように、再生するクライアントマシン
の台数を指定できるため、スクリプトファイル6aに記
録されているメッセージ1件につき、あたかも指定した
台数分のクライアントマシンが動作しているかのよう
に、メッセージの再生を行うことができ、同一の動作を
するクライアントマシンを複数台動かしたときと同様の
状態でサーバマシン上の測定対象プログラムの動きを検
証することができる。また、これを1台の記録/再生マ
シンで行うことができる。また、この実施の形態におい
ては、図20に示すように、再生マシン台数制御情報が
スクリプトファイル6aの先頭にある場合を例にとって
説明したが、先頭とは限らず、スクリプトファイル6a
の任意の場所に設定しても構わない。例えば、予め編集
手段を用いてある特定のメッセージの直前や、或いは、
ある特定のメッセージの直後等、実際にシミュレーショ
ンを行いたい状況を想定して任意の場所に、この再生マ
シン台数制御情報を挿入することが可能である。
【0045】実施の形態6.この実施の形態6では、再
生制御情報として、スクリプトファイル6aに再生する
メッセージ間隔時間を指定するメッセージ間隔値のレコ
ードを追加することにより、クライアントマシンが送信
するメッセージの間隔を変えて、クライアントマシンの
シミュレーションを行う場合について説明する。図22
にスクリプトファイル6aに追加するメッセージ間隔制
御情報の内容を示す。メッセージ間隔制御情報は、メッ
セージ間隔値を設定することを示す識別子であるメッセ
ージ間隔制御データと、メッセージ間隔値で構成されて
いる。図23に、図3に示したスクリプトファイル6a
に、メッセージ間隔を1秒にするメッセージ間隔制御情
報を追加した例を示す。1行目の@exec_inte
rvalは、メッセージ間隔制御データであり、1,0
00は、メッセージ間隔値である。この例では、スクリ
プトファイル6aの先頭に、メッセージ間隔制御情報を
追加しているが、スクリプトファイル6a中の任意の位
置で構わない。
【0046】この実施の形態6のメッセージ再生処理の
流れ図を図24に示す。記録/再生プログラム5aを実
行して再生を行う場合、記録したスクリプトファイル6
aに、図22に示すようなメッセージ間隔制御データ
と、メッセージ間隔値を用いてメッセージ間隔制御情報
を予め再生前に設定しておく。記録/再生プログラム5
aは、記録したスクリプトファイル6aからレコードを
読み込む(S9)。次に、そのメッセージが記録メッセ
ージかメッセージ間隔制御情報かを判定する(S1
8)。この判定は、スクリプトファイル6aから読み込
んだレコードに、メッセージ間隔制御情報であることを
示すメッセージ間隔制御データが存在するかどうかによ
って行われる。メッセージ間隔制御データが存在した場
合には、メッセージ間隔制御情報であると判定され、メ
ッセージ間隔値を記録/再生プログラム5aの作業域に
記録する(S23)。メッセージ間隔制御データが存在
しない場合には、記録メッセージと判定され、実施の形
態1と同じ手順で処理を行う(S11〜S14)。ま
た、メッセージの送出に先立ち、前回実際に送信した時
の時刻と現在の時刻との差が、メッセージ間隔値として
指定された時間間隔以上になるまで待つ(S24)。メ
ッセージ間隔値以上になったら、メッセージをサーバマ
シンに送信(S16)する。この動作をスクリプトファ
イル6aのレコードがなくなるまで繰り返すことで、ク
ライントマシン1の動作をシミュレーションする。
【0047】このように、記録したメッセージを再生す
る際、メッセージ間隔値を指定できるため、クライアン
トマシンのメッセージの送信のタイミングを任意の間隔
に設定して、サーバマシン上の測定対象プログラムの動
きを検証することができる。
【0048】実施の形態7.この実施の形態7のスクリ
プトファイル6aに追加する制御情報を図25に示す。
この実施の形態7では、スクリプトファイル6aに、図
25に示すような実施の形態5、実施の形態6に適用す
る再生制御情報を同時に追加する。これにより、再生マ
シンテーブルに登録されている全ての再生するクライア
ントマシンに対して実行するのではなく、指定されたク
ライアントマシンに対してのみこの再生制御情報を実行
させる。また、図26は、指定したクライアントマシン
のメッセージは、台数を10台分再生することを示す再
生制御情報を示している。更に、指定したクライアント
マシンのメッセージは、メッセージ間隔を1秒で再生す
ることを示す再生制御情報を示している。
【0049】このように、再生制御情報を適用するクラ
イアントマシンを特定して指定できるため、複数のきめ
細かい指定を設定し、その指定に対応してサーバマシン
上の測定対象プログラムの動きを検証することができ
る。
【0050】実施の形態8.実施の形態8においては、
スクリプトファイル6aに、実施の形態4の再生マシン
制御情報、実施の形態5の再生マシン台数制御情報、実
施の形態6のメッセージ間隔制御情報を複数埋め込むこ
とより、複数の組み合わせによるクライアントマシンを
シミュレーションする。
【0051】このように、複数の制御情報をスクリプト
ファイル6aに記述することで、再生マシン制御、台数
制御、メッセージ間隔制御を動的に随時変更して、サー
バマシン上の測定対象プログラムの動きを検証すること
ができる。
【0052】実施の形態9.この実施の形態9では、記
録/再生プログラム5aが、クライアントAPPプログ
ラム2が動作している同一のマシン上で動作することを
説明する。このマシン構成について図27を用いて説明
する。記録の動作は、クライアントAPPプログラム2
がOS3にメッセージを送ると、OS3は、そのメッセ
ージを記録/再生プログラム5aに出力する。次に、記
録/再生プログラム5aは、メッセージをスクリプトフ
ァイル6aに出力すると同時に、通信プログラム4にメ
ッセージを渡す。通信プログラム4は、受け取ったデー
タをサーバマシンに出力する。サーバマシンからクライ
アントマシンへのメッセージも同様に処理される。即
ち、通信プログラム4がサーバマシンからのメッセージ
を受け取り、記録/再生プログラム5aに出力する。記
録/再生プログラム5aは、メッセージをスクリプトフ
ァイル6aに出力すると同時に、OS3にメッセージを
渡す。再生の動作は、記録/再生プログラム5aが、ス
クリプトファイル6aからレコードを取り出し、通信プ
ログラム4に出力する。そして、通信プログラム4は、
サーバマシン8に取り出したレコードのデータを出力す
る。
【0053】このように、メッセージの再生の時、クラ
イアントマシンのAPPプログラムは必要ないため、マ
シンに対する負荷が軽くなる。これにより、従来のよう
に、ユーザの人手による操作をシミュレーションできな
いという点は軽減され、ユーザの操作と同じ様な時間間
隔をシミュレーションできる。
【0054】実施の形態10.この実施の形態10で
は、複数プログラムを動作可能なOS上で、記録/再生
プログラムを複数動かし、実施の形態9と同様にして実
行する場合を説明する。このマシン構成については、図
28を用いて説明する。この実施の形態におけるメッセ
ージの記録方法は、前述した実施の形態9と同様であ
る。この実施の形態10の特徴は、シミュレーションを
行う再生時に、再生を行う記録作成プログラムが複数動
作するという点にある。クライアントマシンの複数の記
録/再生プログラム5.1a,5.2a,・・,5.n
aが、それぞれスクリプトファイル6aからレコードを
取り出し、通信プログラム4に出力する。そして、通信
プログラム4は、サーバマシン8に取り出したレコード
のデータを出力する。
【0055】このように1台のマシンで、複数の記録/
再生プログラムを実行させることで、物理的にクライア
ントマシンがたくさんあるように見せかけるシミュレー
ションを実行し、サーバマシンの測定対象プログラムを
検証できる。
【0056】実施の形態11.上記実施の形態において
は、サーバマシンが1台の場合について説明した。しか
し、サーバマシンは、複数台あっても構わない。この場
合、1台のクライアントマシンと複数台のサーバマシ
ン、あるいは、複数台のクライアントマシンと複数台の
サーバマシンの組み合せで行われる動きについてシミュ
レーションできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1においてクライアン
トシミュレータを実現するためのマシン構成を示す図で
ある。
【図2】 この発明のスクリプトファイルのレコードの
内容を示す図である。
【図3】 この発明のスクリプトファイルのレコードの
具体例を示す図である。
【図4】 この発明の記録制御ファイルのレコードの内
容を示す図である。
【図5】 この発明の記録制御ファイルのレコードの具
体例を示す図である。
【図6】 この発明の実施の形態1のクライアントアプ
リケーションプログラムの処理の流れを示す図である。
【図7】 この発明の実施の形態1の記録再生マシンに
おける記録処理の流れを示す図である。
【図8】 この発明の実施の形態1の記録再生マシンに
おける再生処理の流れを示す図である。
【図9】 この発明のクライアントシミュレータを実現
するためのマシン構成を示す図である。
【図10】 この発明の実施の形態2の記録制御ファイ
ルの内容を示す図である。
【図11】 この発明の実施の形態2の記録制御ファイ
ルの具体例を示す図である。
【図12】 この発明の実施の形態2の記録/再生マシ
ンの記録処理の流れを示す図である。
【図13】 この発明の実施の形態3におけるクライア
ントシミュレータを実現するためのマシン構成を示す図
である。
【図14】 この発明の再生制御ファイルのレコードの
内容を示す図である。
【図15】 この発明の実施の形態4のスクリプトファ
イルに追加する再生制御情報を示す図である。
【図16】 この発明の実施の形態4のスクリプトファ
イルに追加する再生制御情報の具体例を示す図である。
【図17】 この発明の実施の形態4の再生マシンテー
ブルの構造を示す図である。
【図18】 この発明の実施の形態4の記録/再生マシ
ンの再生処理の流れを示す図である。
【図19】 この発明の実施の形態5のスクリプトファ
イルに追加する再生マシン台数制御情報を示す図であ
る。
【図20】 この発明の実施の形態5のスクリプトファ
イルに追加する再生マシン台数制御情報の具体例を示す
図である。
【図21】 この発明の実施の形態5の記録/再生マシ
ンの再生時の処理の流れを示す図である。
【図22】 この発明の実施の形態6のスクリプトファ
イルに追加するメッセージ間隔制御情報を示す図であ
る。
【図23】 この発明の実施の形態6のスクリプトファ
イルに追加するメッセージ間隔制御情報の具体例を示す
図である。
【図24】 この発明の実施の形態7の記録/再生マシ
ンの再生時の処理の流れを示す図である。
【図25】 この発明の実施の形態8のスクリプトファ
イルに追加する制御情報を示す図である。
【図26】 この発明の実施の形態8のスクリプトファ
イルに追加する制御情報の具体例を示す図である。
【図27】 この発明の実施の形態9におけるマシン構
成を示す図である。
【図28】 この発明の実施の形態10におけるマシン
構成を示す図である。
【図29】 従来例のクライアントシミュレーション方
式を示す図である。
【符号の説明】
1 クライアントマシン、2 アプリケーションプログ
ラム、3 OS、4通信プログラム、5 記録/再生プ
ログラム、6 スクリプトファイル、7 LAN、8
サーバマシン、9 通信プログラム、10 測定対象プ
ログラム、11 記録/再生マシン、12 通信プログ
ラム、13 記録制御ファイル、14再生制御ファイ
ル、5a 記録/再生プログラム、6a スクリプトフ
ァイル。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーバマシンと一つ以上のクライアント
    マシンとをネットワークで接続したシステムのクライア
    ントマシンをシミュレーションするクライアントシミュ
    レータにおいて、 ネットワークに送出されたメッセージをネットワークか
    ら取得して記録する記録手段と、 記録したメッセージを再生してネットワークに送出する
    再生手段を備えたことを特徴とするクライアントシミュ
    レータ。
  2. 【請求項2】 上記記録手段及び再生手段をシミュレー
    ションされるクライアントマシンとは別の独立したクラ
    イアントマシンに配置したことを特徴とする請求項1記
    載のクライアントシミュレータ。
  3. 【請求項3】 上記クライアントシミュレータは、記録
    制御情報を保持する記録制御部を備え、上記記録手段は
    記録制御部に保持された記録制御情報を参照して上記メ
    ッセージをネットワークから取得して記録することを特
    徴とする請求項1または2記載のクライアントシミュレ
    ータ。
  4. 【請求項4】 上記クライアントマシンは、ネットワー
    ク上で固有に識別されるクライアント識別子を有し、上
    記記録制御情報は上記クライアント識別子を含むことを
    特徴とする請求項3記載のクライアントシミュレータ。
  5. 【請求項5】 上記サーバマシンは、ネットワーク上で
    固有に識別されるサーバ識別子を有し、上記記録制御情
    報は、さらに、サーバ識別子を含むことを特徴とする請
    求項4記載のクライアントシミュレータ。
  6. 【請求項6】 上記クライアントシミュレータは、再生
    制御情報を保持する再生制御部を備え、上記再生手段は
    再生制御部に保持された再生制御情報を参照して記録し
    たメッセージを再生してネットワークに送出することを
    特徴とする請求項1、2、3いずれかに記載のクライア
    ントシミュレータ。
  7. 【請求項7】 上記クライアントマシンは、ネットワー
    ク上で固有に識別されるクライアント識別子を有し、上
    記再生制御情報は上記クライアント識別子により再生す
    るメッセージを指定することを特徴とする請求項6記載
    のクライアントシミュレータ。
  8. 【請求項8】 上記再生制御情報はメッセージを再生す
    るクライアントマシンの台数を指定する情報を含むこと
    を特徴とする請求項6、7いずれかに記載のクライアン
    トシミュレータ。
  9. 【請求項9】 上記再生制御情報は再生するメッセージ
    の間隔を指定する情報を含むことを特徴とする請求項
    6、7、8いずれかに記載のクライアントシミュレー
    タ。
  10. 【請求項10】 上記再生制御部は上記再生手段による
    メッセージの再生中に再生制御情報を動的に変更するこ
    とを特徴とする請求項6記載のクライアントシミュレー
    タ。
  11. 【請求項11】 上記クライアントシミュレータはサー
    バマシン上のプログラムの動作を検証することを特徴と
    する請求項1ないし9のいずれかに記載のクライアント
    シミュレータ。
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