JPH0973202A - シート材後処理装置および画像形成装置 - Google Patents

シート材後処理装置および画像形成装置

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JPH0973202A
JPH0973202A JP7248314A JP24831495A JPH0973202A JP H0973202 A JPH0973202 A JP H0973202A JP 7248314 A JP7248314 A JP 7248314A JP 24831495 A JP24831495 A JP 24831495A JP H0973202 A JPH0973202 A JP H0973202A
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JP
Japan
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sheet material
sheet
processing
bin
bins
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JP7248314A
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English (en)
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Koichi Murakami
晃一 村上
Norifumi Miyake
範書 三宅
Yoshinori Isobe
義紀 磯部
Hiromichi Tsujino
浩道 辻野
Shigeru Sugita
茂 杉田
Masaaki Sato
正昭 佐藤
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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    • G03G15/65Apparatus which relate to the handling of copy material
    • G03G15/6538Devices for collating sheet copy material, e.g. sorters, control, copies in staples form
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    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/00362Apparatus for electrophotographic processes relating to the copy medium handling
    • G03G2215/00535Stable handling of copy medium
    • G03G2215/00556Control of copy medium feeding
    • G03G2215/00586Control of copy medium feeding duplex mode
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 両面コピーモードによって排出されたシート
材の処理時間の確保に起因する画像形成装置の動作中断
をなくすことができ、画像形成装置の両面コピーモード
における生産性の低下を未然に防止することができるシ
ート材後処理装置を提供する。 【解決手段】 両面コピーモード時に、画像形成部21
3から搬送路221、反転パス217、中間トレイ21
8、再給紙パス219を経て画像形成部213に至る両
面パス上に存在可能なシート材の枚数は、5枚(S1〜
S5の5枚)である。この両面パス上に存在可能シート
材Sの枚数をnとすると、各ビンモジュールB1,B2
のビン数mは関係式m≧n+1を満足する最小の整数値
に設定されている。すなわち、両面パス上に存在可能シ
ート材Sの枚数5に対し、各ビンモジュールB1,B2
のビン数は6に設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、両面コピーモード
を有する画像形成装置から排出されるシート材に対し後
処理を施すシート材後処理装置およびそれを有する画像
形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、省エネルギー化に伴い、通常の片
面コピーモードに加えて、両面コピーモードを実行可能
な画像形成装置が普及している。この両面コピーモード
では、原稿画像を用紙の一面に形成し、その用紙の画像
形成面を一面から他面へ反転するための反転搬送路に用
紙を引き込み、用紙面を反転した後、用紙の他面に画像
を形成し、両面に画像形成した用紙を排出する。従っ
て、この両面コピーモード時には用紙面反転が行われる
ことによって、両面コピーモードにおける連続的に処理
可能なコピー量は、片面コピーモードにおけるコピー量
より低下する。
【0003】また、コピー処理に要する手間を軽減する
ために、画像形成装置は、原稿を自動的に給送するため
の原稿自動送り装置、原稿画像が記録された用紙のペー
ジ揃い、分類などを行うソート処理、複数部の用紙束を
ステイプルで綴じるステイプル処理などの各処理を選択
的に実行するシート材後処理装置いわゆるソータ/フィ
ニッシャなどが取り付けられるように構成されている。
【0004】このシート材後処理装置としては、画像形
成装置から排出された用紙を1つの搬送路に沿って搬送
し、複数のビンの移動によってその搬送された用紙を各
ビンに仕分けるソータ手段と、各ビンに仕分けられた用
紙を綴じるステイプラと、各ビンに仕分けられた用紙を
前記搬送路に沿って取り出し、その用紙をスタック部に
収納する収納手段とを備えるものがある(特開平4−1
38291号公報)。
【0005】このシート材後処理装置では、画像形成装
置から排出された用紙を一旦ビンに仕分けした後にステ
イプルなどの処理を行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のシート
材後処理装置では、画像形成装置から排出された用紙を
一旦ビンに仕分けした後にステイプルなどの処理を行う
から、そのビンの数が画像形成装置から連続的に排出さ
れる用紙枚数より少ない場合、すなわちビン数がコピー
部数より少ないとき、その排出された用紙を連続的に処
理することができなくなり、画像形成装置に対し用紙の
排出を一時停止させるなど、画像形成装置の画像形成動
作を中断させることによって、画像形成装置から排出さ
れた用紙を処理するための処理時間を確保することが必
要になる。
【0007】特に、両面コピーモードにおける連続処理
量は片面コピーモードにおける連続処理量より低いか
ら、画像形成装置から排出された用紙を処理するための
処理時間を確保するために、画像形成装置の動作を中断
すると、両面コピーモードにおけるコピー処理量がさら
に低くなり、生産性が著しく低下することになる。
【0008】本発明の目的は、両面コピーモードによっ
て排出されたシート材の処理時間の確保に起因する画像
形成装置の動作中断をなくすことができ、画像形成装置
の両面コピーモードにおける生産性の低下を未然に防止
することができるシート材後処理装置を提供することに
ある。
【0009】本発明の他の目的は、両面コピーモードに
よって排出されたシート材の処理時間の確保に起因する
両面コピーモードにおける生産性の低下を未然に防止す
ることができる画像形成装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
シート材を両面搬送路に送り込むことによってそのシー
ト材の各面にそれぞれ画像を形成する両面コピーモード
を有する画像形成装置に取り付けられ、前記画像形成装
置から排出されたシート材に対し後処理を施すシート材
後処理装置において、前記画像形成装置から排出された
シート材を受ける複数のビンが設けられているビンモジ
ュールと、前記ビンからそれに排出されたシート材を取
り出し、そのシート材に処理を施す処理手段とを備え、
前記画像形成装置の前記両面搬送路に送込み可能なシー
トの最大枚数をnとし、前記ビンの数をmとすると、前
記ビンの数mは次の関係式m≧n+1を満足するように
設定されていることを特徴とする。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載のシ
ート材後処理装置において、前記ビンの数mは前記関係
式を満足する最小の整数値からなることを特徴とする。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項1記載のシ
ート材後処理装置において、前記両面搬送路に送込み可
能なシートの最大枚数nは、前記両面搬送路の長さを前
記両面搬送路への連続的送込みに必要なシート材間隔で
除算することによって得られる値を超えない最大の整数
からなることを特徴とする。
【0013】請求項4記載の発明は、シート材の各面に
画像をそれぞれ形成する両面コピーモードを有する画像
形成装置に取り付けられ、前記画像形成装置から排出さ
れたシート材に対し後処理を施すシート材後処理装置に
おいて、前記画像形成装置から排出されたシート材を受
ける複数のビンが設けられているビンモジュールと、前
記ビンからそれに排出されたシート材を取り出し、その
シート材に処理を施す処理手段とを備え、前記画像形成
装置の前記両面コピーモードにおける最大連続生産可能
なシート材の枚数をNとし、前記ビンの数をmとする
と、前記ビンの数mは次の関係式m≧Nを満足するよう
に設定されていることを特徴とする。
【0014】請求項5記載の発明は、請求項4記載のシ
ート材後処理装置において、前記ビンの数mは前記関係
式を満足する最小の整数値からなることを特徴とする。
【0015】請求項6記載の発明は、シートを両面搬送
路に送り込むことによってそのシートの各面にそれぞれ
画像を形成する両面コピーモードと、前記シートの片面
に画像を形成する片面コピーモードとを選択的に実行す
る画像形成処理手段と、前記画像が形成されたシート材
を排出する排出手段と、前記排出されたシート材に対し
後処理を施すシート材後処理装置とを有する画像形成装
置において、前記シート材後処理装置は、前記排出され
たシート材を受ける複数のビンが設けられているビンモ
ジュールと、前記ビンからそれに排出されたシート材を
取り出し、そのシート材に処理を施す処理手段とを備
え、前記画像形成処理手段の前記両面搬送路に送込み可
能なシートの最大枚数をnとし、前記ビンの数をmとす
ると、前記ビンの数mは次の関係式m≧n+1を満足す
るように設定されていることを特徴とする。
【0016】請求項7記載の発明は、請求項6記載の画
像形成装置において、前記ビンの数mは前記関係式を満
足する最小の整数値からなることを特徴とする。
【0017】請求項8記載の発明は、シートの各面にそ
れぞれ画像を形成する両面コピーモードと、前記シート
の片面に画像を形成する片面コピーモードとを選択的に
実行する画像形成処理手段と、前記画像が形成されたシ
ート材を排出する排出手段と、前記排出されたシート材
に対し後処理を施すシート材後処理装置とを有する画像
形成装置において、前記シート材後処理装置は、前記排
出されたシート材を受ける複数のビンが設けられている
ビンモジュールと、前記ビンからそれに排出されたシー
ト材を取り出し、そのシート材に処理を施す処理手段と
を備え、前記両面コピーモードにおける最大連続生産可
能なシート材の枚数をNとし、前記ビンの数をmとする
と、前記ビンの数mは次の関係式m≧Nを満足するよう
に設定されていることを特徴とする。
【0018】請求項9記載の発明は、請求項8記載の画
像形成装置において、前記ビンの数mは前記関係式を満
足する最小の整数値からなることを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて図を参照しながら説明する。
【0020】図1は本発明の画像形成装置の実施の一形
態である電子写真複写機の構成を示す縦断面図、図2は
図1のステイプル/スタック装置の構成を詳細に示す縦
断面図である。
【0021】電子写真複写機200は、図1に示すよう
に、複写機本体201と、複写機本体201上部に配設
された原稿自動送り装置202と、複写機本体201の
シート材Sの排出側に配設されたシート材後処理装置2
03とを備える。
【0022】シート材後処理装置203は、折り装置2
04と、ステイプル/スタック装置205とを有する。
【0023】原稿自動送り装置202の原稿載置台20
6に載置された原稿207は下側から順に分離されて、
複写機本体201のプラテンガラス208上にパス20
9を経て給送される。プラテンガラス208上に給送さ
れた原稿207の画像は、複写機本体201の光学系2
10で読み取られ、読み取り終了後、原稿207はプラ
テンガラス208上からパス211を経て原稿載置台2
06上の最上面に排出される。
【0024】光学系210で読み取られた原稿207の
画像は、画像形成部213の感光ドラム220上に静電
潜像として形成される。画像形成部213では、感光ド
ラム220に形成された静電潜像を可視像化し、その可
視像をデッキ212から給紙されたシート材Sに転写す
る。
【0025】可視像が転写されたシート材Sは搬送路2
21を経て定着部214に搬送され、定着部214で可
視像はシート材Sに定着される。
【0026】定着部214から排出されたシート材S
は、デフレクタ216の切換動作によって、シート材S
の画像形成面切換(両面コピーモード時における面切
換)をするための反転パス217と折り装置204へ導
くためのパスとの内のいずれか一方のパスに送出され
る。
【0027】反転パス217に送出されたシート材S
は、その画像形成面が切り換えられた後に中間トレイ2
18上に送られ、一旦積載される。中間トレイ218上
のシート材Sは再給紙パス219を経て再び画像形成部
213に送られ、シート材Sの切換面への画像形成が行
われる。
【0028】これに対し、折り装置204へ導くための
パスに送出されたシート材Sは、通常、折り装置204
で処理されずに通過し、ステイプル/スタック装置20
5のシート搬入口215に搬送される。
【0029】なお、複写機本体201における画像形成
プロセスは公知であり、その詳細な説明は省略する。ま
た、折り装置204に関しては特開昭60−23237
2、特開昭62−59002等で開示されている折り装
置と同様のものであり、その説明は省略する。
【0030】ステイプル/スタック装置205は、図1
および図2に示すように、シート搬入口215に搬送さ
れたシート材を受ける上下に2分割されたビンモジュー
ルB1,B2を有し、各ビンモジュールB1,B2は複
数のビンB11〜B1n,B21〜B2n(本実施の形
態ではn=6)から構成されている。各ビンモジュール
B1,B2は、互いに独立に、各ビンのビン間隔、ビン
位置を変化させることによって、各ビンをシート受入位
置、シート束排出位置に移動可能に構成されている。
【0031】シート搬入口215には、上方向への第1
搬送パス1と下方向への第2搬送パス2とを選択的に切
り換えるためのデフレクタ3が設けられ、このデフレク
タ3によってシート搬入口215に進入したシート材S
の進行方向は決定される。デフレクタ3はソレノイド
(図示せず)によって駆動される。
【0032】第1搬送パス1は、ソレノイド(図示せ
ず)で駆動されるデフレクタ4により、ノンソートトレ
イ5への排出パス6とビンモジュールB1へのパス7と
に分岐する。デフレクタ3,4により第1搬送パス1か
ら排出パス6への搬送路が選択されると、シート材Sは
各ローラ対8a,8b,8cによって、シート搬入口2
15から第1搬送パス1を経てノンソートトレイ5へ向
けて搬送される。デフレクタ3,4により第1搬送パス
1からパス7への搬送路が選択されると、シート材Sは
各ローラ対8a,8b,8d〜8gによってシート搬入
口215から第1搬送パス1を経てビンモジュールB1
へ搬送される。
【0033】これに対し、第2搬送パス2はシート搬入
口215からビンモジュールB2へ至るパスを形成し、
デフレクタ3により第2搬送パス2が選択されると、シ
ート材Sは、各ローラ対8a,8h〜8pによってビン
モジュールB2へ搬送される。
【0034】ビンモジュールB1へのパス7とビンモジ
ュールB2への第2搬送パス2とに挟まれた空間には、
束処理ユニット9が配置されている。束処理ユニット9
は各ビン上の束を先出しグリッパ10により図1,2の
右方向に搬送し、ステイプラ11で選択的にステイプル
した後、束先端を搬送グリッパ12で挟持して、さらに
右方向へ搬送する。同様に、上モジュールB1へのパス
7と下モジュールB2へのパスとに挟まれた空間におい
て、束処理ユニット9の下方にはスタックユニット13
が待機し、スタックユニット13は搬送グリッパ12で
搬送した束を収納する。
【0035】また、ステイプラ11の右端部とスタック
ユニット13の左端部とは、図2に示すように、左右方
向でほぼ重なり合い、その左右方向に重なり合う領域
は、幅l15で示される領域からなる。
【0036】束処理ユニット9およびスタックユニット
13は、ビンモジュールB1の各ビンB11〜B16に
所定数のシート束が満たされると、図1および図2に示
す破線で示す位置に移動され、各ビンB11〜B16か
らのシート束の取出しを行う。
【0037】各ビンB11〜B16からのシート束の取
出し終了後、または、ビンモジュールB2の各ビンB2
1〜B26へのシート材の搬送の動作終了後、束処理ユ
ニット9およびスタックユニット13は、図1および図
2に示す実線の位置でビンモジュールB2からのシート
束の取出しを行う。
【0038】このシート束の取出し動作はスタックユニ
ット13が満載になるまで連続して繰り返され、スタッ
クユニット13が満載になるまでの期間中コピー動作を
継続することができる。スタックユニット13の積載高
さは、後述するスタックトレイ積載面からスタッカ基準
壁の上端までの高さによって決定され、図2中では、ス
タックユニット13の最大積載高さはl7に設定されて
いる。
【0039】各ビンモジュールB1,B2には、図2に
示すように、それぞれのビン上におけるシート材Sの有
無を検知するための貫通センサS3が設けられ、各貫通
センサS3の検出信号は後述するビンモジュールB1,
B2を切り換えるタイミング、次ジョブのコピー動作開
始タイミングなどの決定に用いられる。
【0040】次に、各部の詳細な構成について説明す
る。
【0041】まず、ビンモジュールB1、B2について
図3および図4を参照しながら説明する。図3は図1の
ステイプル/スタック装置に設けられているビンモジュ
ールを示す斜視図、図4は図1のステイプル/スタック
装置に設けられているビンモジュールを示す上視図、図
5は図1のステイプル/スタック装置に設けられている
ビンモジュールを示す正面図である。なお、ビンモジュ
ールB1とビンモジュールB2とは同じ構成であるか
ら、ビンモジュールB1について説明し、ビンモジュー
ルB2についての説明は省略する。
【0042】ビンモジュールB1は、図3に示すよう
に、複数のビンB11〜B1n、2つの基準棒14a,
14b、整合壁15、各ビンを昇降させるための3つの
リードカム16a〜16c、およびこれらの部材を駆動
するための駆動部などから構成されている。
【0043】基準棒14a,14bは、各ビン上に排出
されるシート材Sに対しステイプル処理などの後処理を
施す際の基準線を決定する部材であり、通常、シート排
出時の端部の位置から若干退避する位置に設定されてい
る。
【0044】整合壁15は、各ビンB11〜B1n上に
排出されたシート材Sを所定枚数毎に、シート搬送方向
と直角方向(図3の矢印Aが示す方向)に幅寄せし、シ
ート材S端部を基準棒14a,14bに突き当てて整合
を行う。
【0045】リードカム16a,16bは、図3および
図4に示すように、ビン奥側に配置され、リードカム1
6cはビン手前側に配置されている。
【0046】各リードカム16a,16b,16cの外
周には、螺旋状のカム部が形成されている。各リードカ
ム16a,16b,16cのカム部には、各ビンに突出
するように設けられたビンコロ部Ba,Bb,Bcがそ
れぞれ係合し、各リードカム16a,16b,16c
は、同期して1回転する毎に各ビンを所定ピッチ分だけ
昇降させる。
【0047】なお、各ビンB11〜B1nには、図4に
示すように、基準棒14aに対応した切欠Bd、整合壁
15に対応した穴Beが形成されているとともに、後述
するグリッパ用切欠Bf、ビン立ち駆動機構用切欠Bg
や操作上必要な切欠Bhが形成されている。
【0048】各ビンB11〜B1nは、図5に示すよう
に、互いに平行にかつ水平方向に対して所定角度傾斜す
るように配置されている。各ビンB11〜B1nの上下
方向の間隔はシート束の受入れ、排出などの状況に応じ
て可変される。例えば、B14が束搬送位置にあると
き、B11〜B15のビン間隔はl17に設定され、B
15とB16との間の間隔はl18に設定される。
【0049】これに対し、各ビンコロ部Ba,Bb,B
cは各ビンB11〜B1nが傾斜した状態で全てが同じ
高さになるように構成されている。すなわち、ビン奥側
に位置するビンコロ部Bbの位置はビンの基準面近傍に
あるのに対し、ビン手前のビンコロ部Baおよびビン中
間のビンコロBcの位置はビンの基準面より下方にあ
り、各ビンコロBa,Bcと対応するビンとはV字型の
固定アームで固定されている。
【0050】なお、図1および図2からも分かるよう
に、上下のビンモジュールB1,B2におけるシート受
入れ位置と束搬送位置とが、ビンモジュールB1とビン
モジュールB2との間で逆の関係になっているから、上
下のビンモジュールB1,B2からのシート取出しに対
し束処理ユニット9およびスタックユニット13を共通
化することができる。
【0051】次に、ビンシフト駆動について図4および
図5を参照しながら説明する。
【0052】ビンシフト駆動は、図4および図5に示す
ように、ビンシフトモータM1によって行われる。ビン
シフトモータM1の駆動力は、モータプーリ18および
ベルト19、リードカムプーリ20a〜20cによりリ
ードカム16a〜16cに同期伝達される。各リードカ
ム16a〜16cはビンシフトモータM1の正逆転に応
じて正転方向または逆転方向に回転し、この回転に伴な
い各ビンB11〜B1nの昇降が行われる。
【0053】ビンシフトモータM1は2つの出力軸を有
し、一方の出力軸にはプーリ18が、他方の出力軸には
エンコーダ21がそれぞれ取り付けられている。エンコ
ーダ21の回転数すなわちビンシフトモータM1の回転
数はセンサS1で検知される。
【0054】各ビンモジュールB1,B2には、ビンの
ホームポジション検知センサが(図示せず)が設けら
れ、ホームポジション検知センサは各トップビンB1
1,B21がそれぞれのシート受入れ位置より1ビン分
下に位置することを検知する。
【0055】各ビンモジュールB1,B2の切換タイミ
ングは、貫通センサS3(図2に示す)からの検知信号
に基づき行われる。
【0056】次に、ビン上のシート材Sを整合する整合
壁15の駆動構成について説明する。
【0057】整合壁15は、ステッピングモータからな
る整合壁駆動モータ(図示せず)によって駆動される。
整合壁駆動モータの駆動力は、ギア、タイミングベルト
などの伝達機構(図示せず)を介して整合壁15に伝達
され、整合壁駆動モータに適正なパルス数を供給するこ
とによって整合壁15の位置制御が行われる。なお、整
合壁15のホームポジションはセンサ(図示せず)によ
り検知される。
【0058】次に、ビン上のシート材Sの搬送方向に関
する整合基準面を形成するビン立ち部の駆動構成につい
て図6を参照しながら説明する。図6は図1のステイプ
ル/スタック装置に設けられているビン立ち部の構成を
示す側面図である。
【0059】各ビンBmn(m=1,2,n=1,6)
は、図6に示すように、シート積載部Biと、整合部B
j(ビン立ち部ともいう)とから構成され、整合部Bj
は、シート積載部Biに設けられている穴に回転可能に
嵌合されている支軸Bkが設けれている。この整合部B
jは、シート積載部Biの積載面に対しほぼ直角に立ち
上がる位置とシート積載部Biの積載面に対しほぼ平行
になる位置との間を支軸Bkを中心に角度的に回転さ
れ、その回転角度はほぼ90度である。整合部Bjがシ
ート積載部Biの積載面に対し直角に立ち上がる位置に
あると、整合部BjによってビンBmn上に積載された
シート束を整合するための整合面が形成される。これに
対し、整合部Bjがシート積載部Biの積載面に対しほ
ぼ平行になる位置に移動すると、ビンBmn上に積載さ
れたシート束を束処理ユニット9に搬送するための搬入
口が形成される。この整合部Bjの駆動をビン立ち駆動
という。
【0060】整合部Bjには、ビンシート材積載面上方
に向けて吐出する駆動アーム45が設けられ、駆動アー
ム45の先端にはピン45aが設けられている。
【0061】整合部Bjは、ソレノイドSL1に駆動さ
れる。ソレノイドSL1は、基台(図示せず)に支持さ
れている。ソレノイドSL1の出力軸はアーム48を介
してリンク47のピン47aに連結されている。リンク
47の一端は、基台に固定されている支軸47cにその
周りに角度的に回転可能に取り付けられ、リンク47の
他端には、ピン当接部材47bが設けられている。
【0062】リンク47のピン47aにはバネ部材49
の一端が取り付けられ、バネ部材49の他端は基台に取
り付けられている。
【0063】リンク47は、ソレノイドSL1の動作に
応じて角度的に回転される。ソレノイドSL1のオフ動
作時すなわち通常状態時、リンク47はバネ部材49の
バネ力によって、図6に示す実線位置に移動される。す
なわち、整合部Bjはシート積載部Biの積載面に対し
直角に立ち上がる位置に移動され、ビンBmn上に積載
されたシート束を整合するための整合面が形成される。
この位置においては、リンク47のピン当接部材47b
とピン45aとが互いに離隔しているから、通常状態で
は、リンク47のピン当接部材47bとピン45aとが
干渉することなく、ビンBmnの昇降動作を行うことが
できる。
【0064】ビンBmn上へのシート束を束処理ユニッ
ト9へ搬送するときには、ビンBmnが所定位置にシフ
トされた後、ソレノイドSL1がオン動作される。ソレ
ノイドSL1のオン動作によってリンク47は回転さ
れ、ピン当接部材47bはピン45aと当接する。さら
にリンク47が回転すると、図6に示す二点鎖線の位置
まで整合部Bjは移動され、ビンBmn上に積載された
シート束をステイプル/スタック装置205に搬送する
ための搬入口が形成される。
【0065】次に、束処理ユニット9について図7およ
び図8を参照しながら説明する。図7は図1のステイプ
ル/スタック装置に設けられている束処理ユニットを示
す上視図、図8は図7の束処理ユニットの正面図であ
る。
【0066】束処理ユニット9は、図7および図8に示
すように、ユニット前側板50、ユニット後側板51間
にガイドステイ52,53と右ステイ54とを渡した枠
体を有し、奥側左右に2つづつ計4つの昇降コロ55が
カシメられている。下側のガイドステイ53の奥側には
シート束搬送時にシート束Sをガイドするための部材5
3aが取り付けられている。4つの昇降コロ55は本体
側に固定された2本のレール56内にガイドされ、レー
ル56に一体に切られたラックと、枠体横方向に貫通し
た軸57の両端に設けられたピニオンギア58とが噛み
合い、ピニオンギア58に昇降モータM4から駆動を伝
達することによって枠体全体が上下に昇降される。
【0067】束処理ユニット9の枠体には、図2、図7
および図8に示すように、後述するスタックトレイ11
6に積載されたシート束の最上面を検出するための1対
のセンサS23が設けられている。各センサ23は互い
に共働して図7の矢印Gが示す方向に伸びる検出光路を
形成している。
【0068】束処理ユニット9の枠体内には、先出しグ
リッパ10、ステイプラ11、搬送グリッパ12の3つ
の移動体が配置されている。以下に、これらの移動体に
ついて説明する。
【0069】先出しグリッパ10は、図7の矢印Dが示
す方向に移動可能に構成されている。先出しグリッパ1
0はビン上のシート束Sの手前基準側の右端近傍をグリ
ップしてシート束Sを矢印Dが示す方向に引き出す。先
出しグリッパ10の右端からシート束Sの先端までの距
離はl4に設定され、l4はステイプラ11の左端から
シート束S先端までの距離l5より長く設定されいる。
【0070】この先出しグリッパ10の駆動機構につい
て図10を参照しながら説明する。、図10は図7の束
処理ユニットの先出しグリッパの駆動機構を示す図であ
る。
【0071】ユニット前側板50の手前側には、図10
に示すように、先出しモータM7が取り付けられ、その
駆動軸先端には揺動アーム76が固着されている。揺動
アーム76の他端には長穴76aが形成され、長穴76
aには先出しグリッパ10に連動したピン部材74の先
端部が係合する。ピン部材74は結合板73に形成さ
れ、結合板73は2つの溝付きコロ72の軸が支持して
いる。各コロ72は、先出しグリッパ10の側面に取り
付けれ、各コロ72の溝はユニット前側板50の長穴5
0aに係合されている。
【0072】先出しモータM7を駆動すると、揺動カー
ム76は図10の実線位置、二点鎖線位置間を往復動す
る。これにより先出しグリッパ10はユニット前側板5
0の長穴50aに沿って傾斜位置でシート束をつかみ、
水平位置まで搬送し、水平位置でシート束を離して再び
傾斜位置に戻る動きを行う。
【0073】ステイプラ11は、図7の矢印Eが示す方
向に移動可能に構成され、その移動可能位置は、シート
幅とオーバーラップしない手前側の退避位置(図7に示
す位置11a)、奥側の退避位置(図7の位置11
b)、シート束の先端部の任意の位置(例えば、図7の
各位置11c,11d,11e)などに設定されてい
る。
【0074】このステイプラ11の駆動について図13
および図14を参照しながら説明する。図13は図7の
束処理ユニットのステイプラの駆動機構を示す左視図、
図14は図7の束処理ユニットのステイプラの駆動機構
を示す上視図である。
【0075】ステイプラ11は、図13に示すように、
基台94に固定されている。基台94の上部に取り付け
られているスライダー95には、図13および図14に
示すように、ステイプラ11を吊り下げ支持するための
2つの軸96,97がそれぞれ貫通し、各軸96,97
の両端はユニット前後側板50,51にそれぞれ支持さ
れている。スライダー95は規制部材103によってベ
ルト102に固着され、ベルト102は駆動プーリ10
0と従動プーリ101とに巻き掛けられ、駆動プーリ1
00には、基板98に固定されているステイプラ前後進
モータM10から駆動力がギア99を介して伝達され
る。
【0076】よって、スライダー95すなわちステイプ
ラ11はステイプラ前後進モータM10によって図13
の矢印Jが示す方向に手前側の退避位置11aと、奥側
の退避位置11bとの間で移動され、その停止位置は手
前側の退避位置11aと、奥側の退避位置11bとの間
の任意の位置に設定可能である。位置設定は、手前の位
置センサS11または奥の位置センサS12からの検知
信号とステイプラ前後進モータM10のエンコーダ10
4の出力を読み取るセンサS13からの検知信号とに基
づき行われる。
【0077】搬送グリッパ12は、図7に示すように、
矢印Fが示す方向に移動可能であるとともに、その前後
側板59、60全体を含めて矢印Gが示す方向に移動可
能に構成されている。搬送グリッパ12は、シート束の
サイズに応じて矢印Fが示す方向へ移動してシート幅の
略中央位置をグリップし、ビン上から完全にシート束を
引き出しように矢印Gが示す方向へ移動して、スタック
ユニット13に搬送する。矢印が示すF方向への移動
は、上述したシートサイズに対応して行われる他に、ス
タックユニット13上での仕分けの目的で行われる。す
なわち、スタックユニット13へのシート束搬送時、矢
印Gが示す方向への搬送量はシート束サイズに依るが、
矢印Fの方向への搬送量を変化させることで、同サイズ
のシート束の仕分け、また異なるジョブ間の仕分けを行
うことができる。
【0078】なお、搬送グリッパ12の奥行寸法l6
は、ステイプラ11がシート束Sに対し動作している位
置においてもシート束の先端を挟持可能な寸法に設定さ
れている。
【0079】搬送グリッパ12の駆動機構について図1
1および図12を参照しながら説明する。図11は図7
の束処理ユニットの搬送グリッパの駆動機構を示す上視
図、図12は図7の束処理ユニットの搬送グリッパの駆
動機構を示す正断面図である。
【0080】搬送グリッパ12は、図11および図12
に示すように、2つの軸77,78に支持され、一方の
軸77はボールねじで構成され、他方の軸78は通常の
軸で構成されている。軸77の両端は前後側板間(前側
板は省略、後側板60)に回転可能に軸支され、軸78
の両端は固定されている。前後側板には2つのコロ79
がそれぞれ設けられ、各コロ79はユニット側板51に
設けている長穴51aに移動可能に嵌め込まれている。
【0081】まず、搬送グリッパ12のシート束搬送方
向すなわちユニット側板51の長手方向への駆動につい
て説明する。
【0082】搬送グリッパ12のシート束搬送方向への
駆動には、ユニット側板51に取り付けられている搬送
グリッパ左右移動モータM8が用いられている。搬送グ
リッパ左右移動モータM8の駆動力は、駆動プーリ8
0、ベルト81、従動プーリ82からなる伝達機構を介
して貫通軸83に伝達される。貫通軸83には従動プー
リ82とともにプーリ84が固着され、プーリ84とそ
れに対向するプーリ85とにはベルト86が巻き掛けら
れている。ベルト86の一部分は規制部材87によって
後側板60に固着されているから、搬送グリッパ左右移
動モータM8の駆動によってベルト86が回転され、ベ
ルト86の回転に伴い各コロ79がユニット側板51の
長穴51aに沿って移動される、すなわち後側板60が
移動される。よって、搬送グリッパ12はシート束搬送
方向へ移動される。
【0083】次に、搬送グリッパ12のシート束搬送方
向と直交する方向への駆動について説明する。
【0084】搬送グリッパ12のシート束搬送方向と直
交する方向への駆動には、後側板60上に基板88を介
して取り付けられている搬送グリッパ前後進モータM9
が用いられる。搬送グリッパ前後進モータM9の駆動力
は、駆動プーリ89、ベルト90、従動プーリ91から
なる伝達機構を介して軸77に伝達される。搬送グリッ
パ12の軸77と係合している部分には軸77に螺合す
るねじ部が形成されているから、軸77の回転に伴い搬
送グリッパは軸77の軸線方向に移動される。
【0085】搬送グリッパ12の位置決め制御は、ホー
ムポジション検知とモータの回転量検知とに基づき行わ
れる。具体的には、シート束搬送方向への移動およびそ
の停止位置は、規制部材87の突起87aを検知するホ
ームポジションセンサS7からの検知信号と搬送グリッ
パ左右移動モータM8のエンコーダ92の読取りセンサ
S8から検知信号とに基づき決定され、シート束搬送方
向と直交する方向への移動およびその停止位置は、ホー
ムポジションセンサS9からの検知信号と、搬送グリッ
パ前後進モータM9のエンコーダ93の読取りセンサS
10からの検知信号に基づき行われる。
【0086】次に、先出しグリッパ10および搬送グリ
ッパ12のグリップ部の構成について図9を参照しなが
ら説明する。図9は図7の束処理ユニットの先出しグリ
ッパ10および搬送グリッパ12のグリップ部の構成を
示す図である。
【0087】先出しグリッパ10におけるシート束を挟
持するグリップ部と、搬送グリッパ12におけるシート
束を挟持するグリップ部とは共通な構成を有する。
【0088】グリップ部61は、図9に示すように、側
板62の固定軸65に回転可能にぞれぞれ支持されてい
る上グリッパ66と下グリッパ67とを有する。上グリ
ッパ66は、その端部66aが軸64を中心に図中の矢
印が示す方向に回転される偏心カム69に当接されるよ
うにバネ部材71で付勢されている。偏心カム69は、
軸64に固定され、軸64はモータM5(図示せず)に
よって回転される。偏心カム69の回転に伴い上グリッ
パ66は矢印Iが示す方向に揺動する。
【0089】下グリッパ67は、その端部67aが軸6
3を中心に図中の矢印が示す方向に回転される偏心カム
68に当接されるようにバネ部材70で付勢されてい
る。偏心カム68は軸63に固定され、軸63はモータ
M6(図示せず)によって回転される。偏心カム68の
回転に伴い下グリッパ67は矢印Hが示す方向に揺動す
る。
【0090】上グリップ66と下グリップ67とによる
開閉動作は、それぞれ矢印I、矢印Hが示す方向の揺動
を繰り返す(実線と破線図)ことによって行なわれる。
【0091】次に、スタックユニット13の構成につい
て図15、図17および図18を参照しながら説明す
る。図15は図1の画像形成装置のステイプル/スタッ
ク装置に設けられているスタックユニットの構成を示す
上視図、図17は図15のスタックユニットのスタック
フレームを示す正面図、図18は図15のスタックユニ
ットを示す左視図である。
【0092】スタックユニット13の外枠となるスタッ
クフレーム105は、図15に示すように、後側板10
5a、左側板105b、右側板105c、底板105d
の4つの部分から構成されている。この外枠の左、右側
板105b,105cの奥側外面には昇降コロ106が
それぞれ2つづつ取り付けられ、各昇降コロ106は本
体に固定されたレール107にガイドされている。な
お、このレール107は、図7で示した束処理ユニット
9のレール56と同一部材で共有化することもできる。
【0093】左、右側板105b,105cには、図1
5および図18に示すように、チェーン109が規制部
材108でそれぞれ固定され、各チェーン109は、上
下のスプロケット110,111に掛け渡されている。
下のスプロケット111は貫通軸112に固定され、貫
通軸112には各ギア113,114を介してスタック
フレーム昇降モータM11からの駆動力が伝達される。
スタックフレーム昇降モータM11からの駆動力による
貫通軸112の回転に伴いスタックフレーム105は昇
降動作をする。
【0094】スタックフレーム105の停止位置として
は、通常、図2に示した束処理ユニット9の2つの停止
位置(上方の破線部と下方の実線部)に対応した2つの
停止位置に加えて、後述するスタックトレイ引出し位
置、スタック制限枚数変更時の位置などの複数の位置が
設定されている。スタックフレーム105のホームポジ
ションは、ビンモジュールB1に対応する位置に設定さ
れている。この停止位置に対する位置決め制御には、図
15に示すように、スタックフレーム昇降モータM11
のエンコーダ115の読取りセンサS14からの検知信
号に基づき行われる。
【0095】スタックフレーム105の左側板105b
には、図15および図17に示すように、スタックトレ
イ116上のシート束の基準壁となるスタッカ基準壁1
17が昇降可能に支持されている。
【0096】スタッカ基準壁117の上部傾斜面117
bには、その傾斜面にシート束の後端が残ることを防止
するためのガイドコロ117aが取り付けられている。
スタッカ基準壁117は、スタックトレイ116上の積
載枚数に応じてスタッカ基準壁117はガイドローラ1
19が対応するガイドレール120,121に案内され
ながら昇降動作をし、その昇降動作には昇降用モータM
12(図示せず)からの駆動力が用いられる。
【0097】スタッカ基準壁117上端部には、近接防
止センサS16が取り付けられ、近接防止センサS16
からの検知信号に基づきスタックユニット13とその上
方の束処理ユニット9との距離が検出される。スタック
ユニット13と束処理ユニット9とが一定の距離以下に
接近したときには、それぞれの近接方向の駆動を停止す
る制御が行われ、それらの干渉が防止される。
【0098】左、右側板105b,105cの側面部に
はスタック高さ検知センサS17が取り付けられ、スタ
ック高さ検知センサS17からの検知信号に基づきスタ
ッカ基準壁117の高さなどが制御される。
【0099】次に、スタックトレイ116について図1
5および図16を参照しながら説明する。図16は図1
5のスタックユニットのスタックトレイを示す正面図で
ある。
【0100】スタックトレイ116は、図15および図
16に示すように、スタックフレーム105の内部にお
いて、昇降動作が可能なように構成されているととも
に、スタックトレイ基台129に対してアキュライド1
30で手前方向に引き出し可能に構成されている。スタ
ックトレイ基台129の両端面には、コの字形のコロ受
板131が取り付けられ、コロ受板131に設けられた
各コロ132がレール128でガイドされている。
【0101】スタックトレイ基台129には、スタック
トレイ昇降モータM13が取り付けられている。スタッ
クトレイ昇降モータM13の駆動力は、各ギア136,
137を介して貫通軸133に伝達される。貫通軸13
3の両端にはピニオンギア134が固着され、各ピニオ
ンギア134は対応するガイドレール128に上下方向
に伸びるように形成されたラックに噛み合わされてい
る。このように、スタックトレイ昇降モータM13の駆
動力による貫通軸133の回転に伴いスタックトレイ基
台129は、ガイドレール128にガイドされながら上
下方向に移動される。すなわち、スタックトレイ116
はスタックトレイ昇降モータM13の駆動力によって昇
降動作をする。
【0102】スタックトレイ昇降モータM13の補助軸
にはエンコーダ138が取り付けられ、エンコーダ13
8の回転数はセンサS15で読み取られる。そのセンサ
S15からの検知信号はスタックトレイ116の昇降量
の制御に用いられる。
【0103】スタックトレイ116には、その積載面に
積載されているシート束を検知するコピー紙検知センサ
S30が取り付けられている。
【0104】次に、スタックユニットのストッパ300
の構成について図15、図19および図20を参照しな
がら説明する。図19は図15のスタックユニットのス
トッパの構成を示す上視図、図20は図15のスタック
ユニットのストッパの構成を示す正面図である。
【0105】ストッパ300は、図15に示すように、
スタッカ基準壁117と共働してスタックトレイ116
におけるシート束の崩れなどを防止するための機構を構
成する。
【0106】ストッパ300は、図19および図20に
示すように、スタックトレイ116の積載面に対し垂直
に立ち上がる固定部材301と、固定部材301に設け
られているアキュライド302に案内されながら固定部
材301の軸線方向に移動可能な移動部材303とを有
する。
【0107】固定部材301の下部には、コロ308が
取り付けられ、コロ308は側板105cに直交する方
向に案内するためのレール部材310に移動可能に係合
されている。レール部材310は、底板105aに固定
されている。これに対し、移動部材303の先端には、
L字形状のアーム304の一端が取り付けられている。
このアーム304の他端は、スライダ305に連結され
ている。
【0108】スライダ305は、レール部材310の軸
線と平行な方向に伸びる2つの軸306a,306bに
その軸線方向に移動可能に支持されている。各軸306
a,306bの両端はスタッカ基準壁117に固定され
ている。
【0109】スライダ305にはベルト307が固着さ
れ、ベルト307は駆動プーリ312と従動プーリ31
3とに巻き掛けられている。駆動プーリ312には、ス
トッパ移動モータM30から駆動力が出力プーリ311
を介して伝達され、この駆動力によって駆動プーリ31
2は回転される。駆動プーリ312の回転に伴いベルト
307に固着されているスライダ305は、軸306
a,306bに案内されながら移動する。すなわち、ス
ライダ305の移動に伴いストッパ300は、レール部
材310の案内方向に沿ってスタックトレイ116の積
載面に平行に移動される。
【0110】ストッパ300のスタックトレイ116の
積載面に平行な方向における位置は、スタックトレイ1
16に積載されるシート束のサイズに応じて設定され、
その設定された位置に対する位置決めは、ストッパ移動
モータM30のエンコーダ(図示せず)の読取りセンサ
(図示せず)からの検知信号とホームポジション位置を
検知するホームポジションセンサ(図示せず)からの検
知信号に基づき行われる。
【0111】これに対し、ストッパ移動モータM30、
駆動プーリ312および従動プーリ313はスタッカ基
準壁117に固定されているから、スタッカ基準壁11
7の昇降動作に伴い移動部材303はスタックトレイ1
16の積載面に垂直な方向に移動され、その移動量はス
タッカ基準壁117の昇降量と同じになる。
【0112】次に、ステイプル/スタック装置205の
搬送系の駆動機構について図21を参照しながら説明す
る。図21は図1のステイプル/スタック装置の搬送系
の駆動機構を示す縦断面図である。なお、図中、各ロー
ラ対の内の斜線が付されているローラは駆動側を示し、
他方のローラは従動側を示す。
【0113】駆動系は、図21に示すように、大別して
3つの系統に分割され、各駆動系には対応する搬送モー
タM14,M15,M16が設けられている。
【0114】まず、搬送モータM14は複写機本体20
1に近い側のローラ対の駆動を受け持つ。具体的には、
ビンモジュールB1およびノンソートトレイ5にシート
材を導くための各ローラ対8a,8b,8cと、ビンモ
ジュールB2にシート材を導くための4つのローラ対8
h〜8kとが駆動される。
【0115】次に、搬送モータM15は、ビンモジュー
ルB1へのシート排出部までを受け持ち、4つのローラ
対8d〜8gを駆動する。
【0116】さらに、搬送モータM16はビンモジュー
ルB2へのシート排出部までを受け持ち、5つのローラ
対8l〜8pを駆動する。
【0117】なお、図中の破線で囲った部分は後述する
ジャム処理などの際に手前側に引き出される部分である
から、それぞれカップリング139,140を設けて駆
動側との切り離しが可能なように構成されている。ま
た、搬送モータM16で駆動される系においては、各ロ
ーラ対8l〜8nに対し下側ローラを駆動側としている
が、各ローラ対8o〜8pに対しては右側ローラまたは
上側ローラを駆動側としているから、その回転方向がギ
ア141によって逆方向になるように構成されている。
【0118】次に、シート材後処理装置203のカバー
構成について図22を参照しながら説明する。図22は
図1のシート材後処理装置のカバー構成を示す正面図で
ある。
【0119】折り装置204は、図22に示すように、
折りカバー142でカバーされている。ステイプル/ス
タック装置205には、各ビンモジュール右側を縦方向
にカバーする固定カバー143と、下のビンモジュール
へ至るパス2a,2bおよび束処理ユニット9の一部を
カバーする前カバー144と、取出し可能位置にあるス
タックトレイ116およびスタックトレイ116上のシ
ート束Sを包括するスタック取出しカバー145と、各
ビンモジュール左側を縦方向にカバーするビンカバー1
46と、上パスカバー147とが設けられてる。上パス
カバー147はノンソートトレイ5を有するとともに、
上のビンモジュールへ至るパスの上面を形成している。
上パスカバー147の奥側には、回転支点が設けられ、
上パスカバー147は、手前側が矢印Kが示す方向に上
部開放するように構成されている。
【0120】次に、本電子写真式複写機200の動作制
御を行う制御系について図24を参照しながら説明す
る。図24は図1の電子写真式複写機の制御系の構成を
示すブロック図である。
【0121】電子写真式複写機200の動作制御を行う
制御系は、図24に示すように、複写機本体201に搭
載されているCPU2000と、シート材後処理装置2
03に搭載されているCPU3000と、CPU200
0とCPU3000とを通信可能に接続するI/F30
04とから構成される。
【0122】CPU2000は、複写機本体201全体
のシステム制御および選択されたモードに対応する各部
の制御を行うとともに、原稿自動送り装置202の動作
に対する制御およびシート材後処理装置203との間の
指示応答制御を行う。具体的には、CPU2000は、
複写機本体201の動作状態、原稿自動送り装置202
の動作状態およびCPU3000からI/F3004を
介して通知されるシート材後処理装置203の動作状態
を監視し、その監視結果に応じて直接に制御し、また、
制御内容を示す指示をI/F3004を介してCPU3
000に送出する。
【0123】CPU3000は、CPU2000からI
/F3004を介して通知される指示内容および各セン
サ群3002からの検知信号に基づきシート材後処理装
置203のソレノイド群3003の動作を制御するとも
に、各モータを駆動制御するためのモータドライバ30
01に制御指示を与える。
【0124】次に、本電子写真式複写機200の動作に
ついて説明する。
【0125】初めに基本動作を説明する。
【0126】まず、原稿自動送り装置202の原稿載置
台106に原稿がセットされる。次いで、操作部(図示
せず)で所定のモード条件が入力され、スタートキーが
押される。スタートキーの押下信号に伴いシート材後処
理装置203の各部がスタンバイ状態に制御される。以
下各モード条件に分けて説明を行う。
【0127】(A)ノンソートモードの場合 図2において、デフレクタ3は実線の向き、デフレクタ
4は破線の向きに位置され、排出パス6に存在するロー
ラ対8a、8b、8cが回転するように搬送モータM1
4(図19に示す)が制御される。
【0128】複写機本体201から画像形成処理後に排
出されたシートは、折り装置204の上部パスを通過し
て搬入口215からステイプル/スタック装置205に
進入する。シートはデフレクタ3で鉛直上向きに偏向さ
れ、デフレクタ4の右側を鉛直上方に搬送されて、ロー
ラ対8cでノンソートトレイ5上へ排出される。
【0129】(B)ソートモードの場合 本ソートモード時における動作は一般的なソートモード
時における動作とし、その動作を説明する。
【0130】まず、スタンバイ動作として、各デフレク
タ3,4はそれぞれ実線の向きになるように位置決めさ
れる。上下のビンモジュールB1,B2は最上ビンB1
1,B21が排出ローラ対8g,8pに対向する位置に
くるように、ビンシフト動作をする。各ビンモジュール
B1,B2の整合壁15はシート材の幅に合わせたホー
ムポジションに待機する。ビン立ち部の駆動に関して
は,非動作位置に停止させるように制御する。
【0131】束処理ユニット9は、上のビンモジュール
B1のシート束取出しに対応した位置(図2の破線位
置)に移動して待機する。
【0132】束処理ユニット9内の各移動体については
図7に基づき説明する。
【0133】先出しグリッパ10は図7に示す位置に待
機し、その待機位置では、束処理ユニット9の左側に位
置するビンモジュール内のビン昇降の際にビン上のシー
トと干渉しない。
【0134】ステイプラ11は、動作せずに、図7の破
線で示す手前の退避位置に移動する。
【0135】搬送グリッパ12は、図7の破線で示すよ
うに、矢印Fが示す方向への移動によって搬送されてく
るシート束の略中央をグリップする位置に、そして矢印
Gが方向への移動によって先出しグリッパ10で先出し
されたシート束の先端をグリップ可能な位置12aに待
機する。
【0136】先出しグリッパ10、搬送グリッパ12
は、それぞれ上下グリッパを開放した状態でそれぞれの
位置に待機している。
【0137】次に、スタックユニット13は図2の破線
で示す位置に移動し、束処理ユニット9により搬送され
るシート束を受容可能になる。図17にてスタックユニ
ット13の内部のスタックトレイ116、基準壁117
は、スタックトレイ116の上面がシート束を受容可能
な位置にまたはスタックトレイ116に対応した他の位
置に移動するとともに、図19に示すストッパ300は
スタックトレイ1116に積載されるシート束のサイズ
に応じて移動する。
【0138】排出されたシート材は、折り装置204の
上部パスを通過して搬入口215から進入し、デフレク
タ3,4でビンモジュールB1に向うパスに導かれ、ロ
ーラ8gでビンB11上に排出される。
【0139】ビンB11へシート排出完了後、ビンを1
ビン上方へシフトすることによって、ビンB12がシー
ト収容位置に上昇する。各原稿に対して上記動作が繰り
返され、上モジュールB1のビンへのシート収納が行わ
れる。上モジュールB1のビンは最下ビン(図2ではB
16)シート収容位置にあり、2枚目のシート材に関し
ては、最下ビンから順にシートを収容していく。
【0140】上記動作がすべての原稿について繰り返し
行われた後、ビンへの収容動作は終了する。
【0141】シート収納終了状態において、スタッカへ
のシート束移送動作が開始される。先出しグリッパ10
は、図8に示すように、実線位置から破線位置へ開放し
た状態で移動した後、ビン上のシート束を挟持する。次
いで、図6に示す整合部(ビン立ち部)Bjがソレノイ
ドSL1により開放され、シート束搬送口が形成され
る。
【0142】シート束は、手前側を図4の基準棒14
a、14bによって、また、奥側を整合棒15と図7の
ガイド部材53aによって、それぞれ規制されて、右方
向に搬送される。そして、先出しグリッパ10は、図8
に示す実線位置に停止し、ここで先出しグリッパ10と
搬送グリッパ12との間でシート束の受け渡しが行われ
る。
【0143】この受け渡しでは、まず、図7の破線位置
に開放したまま待機していた搬送グリッパ12がシート
束の略中央部を挟持する。次に、先出しグリッパ10は
挟持を開放して、次の束の搬送に備える。搬送グリッパ
12は、図7の矢印Gが示す右方向に駆動されてシート
束を右方向に搬送し、サイズに応じた適正な位置で停止
する。この状態では、図23に示すように、シート束S
の後端はスタックトレイ116の上面に落下しており、
左側はスタッカ基準壁117により規制される。この状
態から搬送グリッパ12を開放してシート束の先端部も
スタックトレイ116上へ落下させる。このとき、シー
ト束S右端はストッパ300によって規制される。
【0144】次に、2束目のシート束搬送時について
は、搬送グリッパ12でシート束の略中央部をつかみ、
グリッパ間での束の受け渡しを行うまでの動作は1束目
と同一であるから、それ以降の動作のみについて説明す
る。
【0145】シート束の受け渡し後、搬送グリッパ12
は、図7の矢印Fが示す方向に所定量だけ移動する。こ
の移動によりスタックトレイ116への積載時、1束目
のシート束との識別が可能となる。
【0146】スタックトレイ116上に積載されたシー
ト束についてはその最上面が常にセンサS23で検知さ
れ、上方にある束処理ユニット9と積載最上面との間隔
が常に一定となるようにスタックトレイ116を除々に
降下させて制御している。
【0147】また、スタックトレイ116上のシート束
に関しては、スタックユニット13が動作中でない場合
には任意に取出しが可能である。具体的には、操作者が
取出しボタン(図示せず)を押下することによって、ス
タックユニット13は取出し位置に移動されるととも
に、スタック取出しドア145のみが開閉可能となる。
【0148】シート束を取り出した後、カバーを閉じれ
ば継続して処理が可能である。
【0149】(c)ステイプルソートモードの場合 シートおよびシート束の搬送に関しては、上述したソー
トモードの場合と同一であるのでその説明は省略する。
ここではステイプラの移動制御について述べる。
【0150】ステイプラ11は、図7および図13に示
すように、手前側の退避位置11aと奥側の退避位置1
1bの間で任意の位置に停止することができる。
【0151】(c−i)手前1ヶ所綴じの場合 上記ノンステイプルモード時には、ステイプラ11が手
前の退避位置11aにあったが、手前1ヶ所綴じモード
が選択された場合には、図7および図13に示す11c
の位置に待機する。図7から明らかなように、ステイプ
ラ11が11cの位置にあっても12aの位置にある搬
送グリッパ12と干渉することなく待機することができ
る。先出しグリッパ10により搬送されたシート束に対
しステイプラ11はステイプル動作を行った後、手前側
の退避位置11aに移動する。次いで、ステイプルされ
たシート束は搬送グリッパ12によって右方に搬送され
る。
【0152】シート束後端がステイプラ11の移動領域
から抜けると、ステイプラ11は再び1ヶ所綴じの位置
11cに移動して次のシート束の受け入れを待つ。
【0153】(c−ii)2ヶ所綴じの場合 この場合も、図7に示すように、ステイプラ11が位置
11d,11eのいずれの位置にあっても搬送グリッパ
12の位置12aと干渉しない。2ヶ所綴じのスタンバ
イ時、ステイプラ11は手前側の退避位置11aから2
ヶ所手前側の打ち込み位置11dへ移動して待機する。
【0154】シート束が先出しグリッパ10で搬送され
ると、先出しグリッパ10に挟持されたシート束に対し
ステイプラ11が11dの位置で手前側の1ヶ所をステ
イプルし、続いて、ステイプラ11は11eの位置に移
動して先出しグリッパ10に挟持されたシート束に対し
2ヶ所の奥側の位置をステイプルする。ステイプラ11
が11dの位置から11eの位置に移動すると、すぐに
搬送グリッパ12が12bの待機位置から12aの位置
への進入を開始し、12aの位置でシート束を挟持す
る。搬送グリッパ12のシート束の挟持後、先出しグリ
ッパ10はシート束を開放する。
【0155】これに対し、ステイプラ11は、11eの
位置における2ヶ所目のステイプル動作後、奥側の退避
位置11bへ移動する。1束目のシート束の後端がステ
イプル移動領域を抜けると、ステイプラ11は位置11
eへ移動して2束目のシートを受け入れる。
【0156】(c−iii)奥1ヶ所綴じの場合 この場合は、紙サイズセンタよりも奥側のみに綴じる場
合であるから、上述した(c−i)の動作の逆になり、
ステイプラ11は奥側の退避位置11bと綴じ位置とを
往復動作することになる。
【0157】(d)折りモードの場合 折りモードの場合も、搬送方向に比較的長いシートが折
り装置204(図2に示す)で折り動作によって処理さ
れ、折り処理されたシートは、通常のシートと同様に、
ビン上に排出され、選択的に後処理されて、スタックユ
ニット13に積載される。
【0158】しかし、折り紙、特にシートの搬送方向中
央部または中央より搬送方向やや下流側に折り返し部の
あるいわゆるZ折り、海外サイズのリーガルサイズをレ
ータサイズに折るC折りなどにおいては、ビン上への積
載時に、排出されてくる折り紙の先端が既積載の折り紙
の折り返し部にぶつかり、もぐり込むなどによって、既
積載紙の整合を乱したり、排出される折り紙が正しく積
載されない恐れがある。このような不具合を解消するた
めに、最上位ビンを通常のシート排出位置より下げた状
態にし、この最上位ビンのみに折り紙を収納する制御が
行われる。
【0159】次に、本実施の形態における制御動作を図
25ないし図34を参照しながら説明する。図25ない
し図34は図1のシート材後処理装置の制御動作を示す
フロチャートである。
【0160】まず、シート材後処理装置203の全体処
理であるモード処理について説明する。
【0161】図25を参照するに、まず、モード処理開
始に伴いステップS1が実行され、ステップS1では、
複写機本体201からのシート排出が開始されることを
示すソータスタート信号の出力の有無を判定する。
【0162】ソータスタート信号がONであると、ステ
ップS2で動作モードとして折りモードが選択されてい
るか否かの判定を行い、折りモードが選択されている
と、ステップS3が実行され、折りモードが選択されて
いなと、ステップS4が実行される。
【0163】ステップS3では、折りモータをONし、
続くステップS4で、全体の搬送モータをONする。
【0164】次いで、ステップS100が実行され、ス
テップS100では、フィニッシャのノンソートトレイ
/ビン部へのシートの積載/収納方法の判別を行うシー
ト処理モード判別処理を行う。このシート処理モード判
別処理の詳細については、後述する。
【0165】シート処理モード判別処理による判別結果
が示すシート処理モードを判定するための処理がステッ
プS5,6,7,8で行われ、その判定結果に応じて上
ソート処理(ステップS300)、下ソート処理(ステ
ップS350)、上グループ処理(ステップS40
0)、下グループ処理(ステップS450)、ノンソー
ト処理(ステップS200)の各処理への移行が行わ
れ、その処理が実行される。これらの各処理の詳細につ
いては、後述する。
【0166】上ソート処理(ステップS300)、下ソ
ート処理(ステップS350)、上グループ処理(ステ
ップS400)、または下グループ処理(ステップS4
50)の実行後、ステップS500が実行され、ステッ
プS50では、束処理ニット9/スタックユニット13
へのシート束搬送動作を行うか否かを判断するための束
処理モード判別処理を行う。この束処理モード判別処理
の詳細については後述する。
【0167】次いで、ステップS9で束処理モード判別
処理による判別結果に対する判定を行い、束処理モード
判別処理による判別結果が束処理ユニット9による束搬
送処理の選択を示すと、ステップS600が実行され、
束処理モード判別処理による判別結果が束処理ユニット
9による束搬送処理の選択を示さないときには、処理は
再びステップS1に戻る。
【0168】ステップS600では、束処理ニット9/
スタックユニット13へシート束を搬送するためのスタ
ッカ束搬送処理を行う。このスタッカ束搬送処理には、
シート束のステイプル動作が含まれ、スタッカ束搬送処
理の詳細については、後述する。
【0169】ステップS600の実行後、処理は再びス
テップS1に戻り、複写機本体201から次に出力され
るソータスタート信号を待つ。
【0170】次に、シート処理モード判別処理(ステッ
プS100)について図26を参照しながら説明する。
【0171】図26を参照するに、まず、ステップS1
01が実行され、ステップS101では、シートの処理
モードがソートモードであるか否かの判定を行う。
【0172】シートの処理モードがソートモードである
と、ステップS105,107で上下のビンモジュール
B1,B2のシート紙の有無を確認し、ステップS11
3,115でシート紙の無いビンモジュールでのソート
処理を処理モードとして選択する。これに対し、上下の
各ビンモジュールにそれぞれシート紙があるときには、
ステップS117で処理モードとしてノンソートモード
を選択する。
【0173】シートの処理モードがソートモードでない
と、ステップS103でシートの処理モードがグループ
モードであるか否かの判定を行う。シートの処理モード
がグループモードであると、ソートモードに対する判定
後の処理と同様に、ステップS109,111で上下の
ビンモジュールB1,B2のシート紙の有無を確認し、
ステップS119,121でシート紙の無いビンモジュ
ールでのグループ処理を処理モードとして選択する。こ
れに対し、上下の各ビンモジュールにそれぞれシート紙
があるときには、ステップS117で処理モードとして
ノンソート処理を選択する。
【0174】次に、ノンソート処理(ステップS20
0)について図27を参照しながら説明する。
【0175】ノンソートモードが選択されると、図27
に示すように、ステップS201が実行され、ステップ
S201では、シート紙をノンソートトレイ5に連続的
に排出すべく、各デフレクタ3,4の切換動作を行い、
シート搬送パス6を搬送パスとして選択する。
【0176】次いで、ステップS202が実行され、ス
テップ202では、シートの搬送動作をモニタすべく、
シート搬送パス6上の排出ローラ8c近傍に配置された
パスセンサ(図示せず)の信号を監視する。続くステッ
プS203では、複写機本体からの、シート排出動作中
であることを示すソータスタート信号の有無のチェック
を行う。
【0177】各ステップS202,207でパスセンサ
がオフ、かつ、ソータスタート信号がオフであると判定
されると、ステップS204が実行され、ステップS2
04では、搬送モータの停止、各デフレクタ3,4を駆
動するソレノイドをオフする。ステップS204の実行
後、ノンソート処理は終了する。
【0178】次に、上ソート処理(ステップS300)
について図28を参照しながら説明する。
【0179】図28を参照するに、まず、ステップS3
01で、シート紙を上のビンモジュールB1に収納/仕
分けすべく、デフレクタ3,4の切換作動を行い、シー
ト搬送パス7を搬送パスとして選択する。
【0180】続くステップS302では、最上位ビンか
らシートの収納を行うためのビンイニシャル信号の出力
の有無を判定し、ビンイニシャル信号の出力があると、
ステップS303が実行され、ビンイニシャル信号の出
力がないと、ステップS304が実行される。
【0181】ステップS303では、ビンの初期化とし
て最上位ビンを対ローラ8gの位置まで下降させ、ステ
ップS304では、シートの搬送動作をモニタすべく、
シート搬送パス7上のローラ対8g近傍に配置されたパ
スセンサ(図示せず)からの信号を監視する。ステップ
S304でパスセンサからオン信号の出力がないと判定
されると、ステップS312が実行され、パスセンサか
らオン信号が出力されると、ステップS305が実行さ
れる。
【0182】ステップS305では、排出されたシート
に対し後ほど行われる整合の準備動作として、整合壁1
5の退避を行う。
【0183】続くステップS306でパスセンサからの
オフ信号が検知されると、ステップS307が実行さ
れ、ステップS307では、整合壁15を整合位置に移
動させることによって、ビン上に排出されたシート束に
対する整合動作を行う。
【0184】次いで、ステップS308で、シフト方向
反転信号の有無を判定し、シフト方向反転信号がある
と、ステップS311が実行され、シフト方向反転信号
がないと、ステップS309およびステップS310が
順に実行される。
【0185】ステップS309では、整合壁15を退避
位置に移動させ、続くステップS310で、1ビンシフ
トを行う。
【0186】これに対し、ステップS311では、反転
処理を行う。この反転処理とは、その後のビンシフト方
向を反転させる処理をいい、ビンシフト動作は行わな
い。
【0187】ステップS310またはステップS311
の実行後、ステップS312が実行され、ステップS3
12では、ソータスタート信号のオン、オフが判定され
る。ソータスタート信号がオンであると、処理は再びス
テップS304に戻り、ソータスタート信号がオフであ
ると、ステップS313で搬送モータを停止させ、デフ
レクタのソレノイドをオフし、ソート処理は終了する。
【0188】次に、下ソート処理(ステップS350)
について図29を参照しながら説明する。
【0189】下ソート処理が選択されると、図29に示
すように、まず、ステップS351が実行され、ステッ
プS351では、シート紙を下のビンモジュール1B2
のビンに収納/仕分けすべく、デフレクタ3の切換動作
を行い、第2搬送パス2を搬送パスとして選択する。次
いで、ステップS352からの処理が実行されるが、ス
テップS352以降の処理は、上述の上ソート処理のス
テップS302以降の処理と同様であり、その説明は省
略する。
【0190】次に、上グループ処理(ステップS40
0)について図30を参照しながら説明する。
【0191】図30を参照するに、まず、ステップS3
01でシート紙を上のビンモジュールB1のビンに収納
/仕分けすべく、デフレクタ3,4の切換動作を行い、
シート搬送パス7を搬送パスとして選択する。
【0192】続くステップS402では、最上位ビンか
らシートの収納を行うためのビンイニシャル信号の出力
の有無をチェックし、ビンイニシャル信号の出力がない
と、ステップS404が実行され、ビンイニシャル信号
の出力があると、ステップS403が実行される。
【0193】ステップS403では、ビンの初期化とし
て最上位ビンをローラ対8gの位置まで下降させる。次
いで、ステップS404でシートの搬送動作をモニタす
べく、シート搬送パス7上のローラ対8g近傍に配置さ
れたパスセンサの信号を監視する。パスセンサからの信
号がオフ信号であると、ステップS411が実行され、
パスセンサからの信号がオン信号であると、ステップS
405が実行される。
【0194】ステップS405では、排出されたシート
に対し後に行われる整合動作の準備動作として、整合壁
15の退避位置への退避を行う。
【0195】次いで、ステップS406でパスセンサか
らのオフ信号を検知すると、ステップS407が実行さ
れ、ステップS407では、整合壁15を整合位置へ移
動させることによって、ビン上のシート束に対する整合
動作を行う。
【0196】続くステップS408では、ビンのシフト
動作を要求するシフト要求信号の出力の有無を確認し、
シフト要求信号の出力がないと、ステップS411が実
行される。シフト要求信号の出力があると、ステップS
409およびステップS410が順に実行され、ステッ
プS409で整合壁15を退避位置へ退避させ、続くス
テップS410で1ビンシフトを行う。
【0197】次いで、ステップS411でソータスター
ト信号のオン、オフの判定を行い、ソータスタート信号
がオンであると、処理はステップS404に戻る。ソー
タスタート信号がオフであると、ステップS412が実
行され、ステップS412では、搬送モータを停止さ
せ、デフレクタのソレノイドをオフする。ステップS4
12の実行後、上グループ処理は終了する。
【0198】次に、下グループ処理(ステップS45
0)について図31を参照しながら説明する。
【0199】下グループ処理が選択されると、図31に
示すように、まず、ステップS451が実行され、ステ
ップS451では、シート紙を下のビンモジュールB2
のビンに収納/仕分けすべく、デフレクタ3の切換動作
を行い、第2搬送パス2を搬送パスとして選択する。次
いで、ステップS452が実行されるが、ステップS4
52以降の処理は上述の上グループ処理のステップS4
02以降の処理と同様であり、その説明は省略する。
【0200】次に、束処理モード判別処理(ステップS
500)について図32を参照しながら説明する。
【0201】図32を参照するに、まず、ステップS5
01で束搬送方向のシート長さが規定値(例えば、36
4mm)より長いか否かの判定を行う。
【0202】束搬送方向のシート長さが規定値より長い
と、シート束を束処理ユニット9/スタックユニット1
3内に収納できないから、ステップS503で束処理モ
ードとして非束搬送処理を選択し、ステップS502で
束搬送方向のシート長さが規定値内であると、スタッカ
束搬送処理を選択する。なお、非束搬送処理とは、束処
理ユニット9/スタックユニット13への束搬送を行わ
ない処理であり、ビン上のシート束は、ビンに残留する
ことになる。スタッカ束搬送処理は、ビンに排出された
シート束を、1束ずつ束搬送し、スタックユニット13
内に積載していく処理である。
【0203】次に、スタッカ束搬送処理について図33
を参照しながら説明する。
【0204】スタッカ束搬送処理が選択されると、図3
3に示すように、まず、ステップS601が実行され、
ステップS601では、処理Aを開始する。この処理A
では、束処理ユニット9およびスタックユニット13
を、束搬送を行うビンモジュール位置へ移動させるとと
もに、ストッパ300をシートサイズに応じた位置に移
動させる。
【0205】続くステップS602では、処理Bを開始
する。この処理Bでは、束搬送を行う位置へのビンシフ
ト動作を行い、このときの、使用しているビンの中で最
も上または下のビンが束搬送する位置にくるようにす
る。また、シフト終了後に使用しているビンの上位ビン
が束搬送位置にある場合は、今後のシフト方向を下に、
使用しているビンの下位ビンが束搬送位置にある場合
は、今後のシフト方向を上にそれぞれ設定する。
【0206】この処理Aと処理Bとは同時に実行可能で
あり、同時実行することによって、処理時間の短縮化を
図ることができる。
【0207】次いで、ステップS603が実行され、ス
テップS603では、処理Aと処理Bとの両処理の終了
を待つ。
【0208】処理Aと処理Bとの両処理が終了すると、
ステップS604が実行される。ステップS604で
は、先出しグリッパ(以下SGという)10をX方向へ
の移動によってビンへの進入させ、SGで束を挟持す
る。ここで、フローチャート中の(X),(Y),
(Z)は、移動部材の移動方向を示し、(X)はシート
束の搬送方向(左右方向)を示し、(Y)はフィニッシ
ャの正面から見た場合の手前/奥行き方向を示し、
(Z)は上下方向を示す。
【0209】続くステップS605では、束をビンから
搬送するために、ビン立ち部を倒すことでシート搬入口
の開口を行う。このとき束はSGによってグリップされ
ているので落下することはない。
【0210】次いで、ステップS606で、ステイプル
モードを含むか否かの判定を行う。ステイプルモードを
含むと、ステップS616が実行され、ステイプルモー
ドを含まないと、ステップS607が実行される。
【0211】ステップS607では、束の搬送を行う搬
送グリッパ(以下FGという)12をSGからの束受渡
し位置に移動させ、ステップS608でビンから束受渡
し位置にまでSGを退避させる。
【0212】続くステップS609では、束受渡し位置
においてSGが挟持するシート束をFGに挟持させる。
FGがシート束を挟持すると、ステップS610でSG
がシート束を解放することによって、受け渡しを行う。
【0213】次いで、ステップS611で、FGの束積
載位置への移動によって束の搬送を行うとともに、ステ
ップS612でビン立ち部を閉じる。
【0214】FGが束積載位置で停止すると、ステップ
S613が実行され、ステップS613では、FGが束
の挟持を解放することによってスタックユニット13へ
の束積載を行う。
【0215】次いで、ステップS614で積載したシー
ト束が該当するビンモジュールの最終束であるかを確認
する。最終束でないときには、ステップS615で設定
したシフト方向へ1ビン分シフト動作を行い、処理は再
びステップS604に戻る。これに対し、最終束である
と、該当するモジュールでの束搬送動作は終了する。
【0216】これに対し、ステップS606でステイプ
ルモードを含むと判定されると、ステップS616が実
行され、ステップS616では、ステイプラ11を対応
するステイプル位置へ移動させ、続くステップS617
で、SGによってビンからそのステイプル位置への束の
移動を行う。シート束がステイプル位置に移動される
と、ステップS618でステイプル動作を行う。
【0217】次いで、ステップS619でステイプルモ
ードが2カ所綴じモードであるか否かの判定を行い、ス
テイプルモードが2カ所綴じモードであると、ステップ
S620で引き続きステイプラ11を移動させ、ステイ
プル動作を行う。
【0218】ステップS619でステイプルモードが2
カ所綴じモードでないと判定されると、またはステップ
S620でのステイプル動作が終了すると、ステップS
621が実行され、ステップS621では、ステイプラ
11を退避させる。
【0219】続くステップS622では、FGをSGか
らの束受け渡し位置に移動させ、FGの移動終了後、処
理はステップS609に移行する。
【0220】次に、両面コピーモード時における複写機
本体201の生産性を維持するための各ビンモジュール
B1,B2のビン数の設定について図35および図36
を参照しながら説明する。図35は図1の複写機本体内
の両面コピーモード時におけるシート材の流れを示す
図、図36は図1の複写機本体内の両面パス長と複写機
本体内に連続的に送り込み可能なシート材の枚数との関
係を示す図である。
【0221】複写機本体201で所定数の出力を行う両
面コピーモードが選択されると、複写機本体201内に
複数のシート材Sが順次に送り込まれ、シート材Sの一
面には画像が形成される。一面に画像が形成されたシー
ト材Sのそれぞれは、搬送路221、反転パス217、
中間トレイ218、再給紙パス219を経て画像形成部
213に送られ、シート材Sの他面に次の画像が形成さ
れる。
【0222】全てのシート材Sの一面に画像が形成され
た直後では、図35に示すように、複数のシート材Sが
画像形成部213から搬送路221、反転パス217、
中間トレイ218、再給紙パス219を経て画像形成部
213に至る両面パス上に存在することになる。本例で
は、5枚のシート材S1〜S5が存在し、この枚数
「5」は両面パス上に存在可能シート材Sの枚数であ
る。
【0223】この両面パス上に存在可能シート材Sの枚
数nは両面パスの長さとその両面パス上へのシート材S
の連続送込みに必要な間隔とから決定される。
【0224】具体的には、図36に示すように、両面パ
ス長さをLpaとし、両面パス上へのシート材Sの連続
送込みに必要な間隔をBとすると、両面パス上に存在可
能シート材Sの枚数nは次の(1)式で求められる。
【0225】 n=[Lpa/B] …(1) なお、上式の関数式[Lpa/B]は、Lpa/Bを演
算結果を超えない最大の整数を得るための関数とする。
例えば、図36から明らかなように、[Lpa/B]と
して5が得られ、両面パス上に存在可能シート材Sの枚
数nは5となる。
【0226】両面パス上に存在可能シート材Sの枚数n
(=5)対し、各ビンモジュールB1,B2のビン数m
は次の(2)式を満足するように設定されている。
【0227】 m≧n+1 …(2) よって、本実施の形態では、両面パス上に存在可能シー
ト材Sの枚数5に対し、各ビンモジュールB1,B2の
ビン数を6としているから、1ジョブ当りの最大枚数の
シート材Sが連続的に複写機本体201から排出される
ときに、複写機本体201の動作を中断させることな
く、各シート材Sに対する処理を行うことができ、排出
されたシート材Sの処理時間の確保に起因する複写機本
体201の両面コピーモードにおける生産性の低下を未
然に防止することができる。
【0228】また、各ビンモジュールB1,B2のビン
数は上述の(2)式を満足する最小の整数値に設定され
ているから、シート材後処理装置203の大型化を抑制
することができ、ひいては電子写真複写機200の大型
化を抑制することができる。
【0229】なお、両面コピーモードにおける1ジョブ
で処理可能な最大枚数をNとし、各ビンモジュールB
1,B2のビン数mを次の(3)式に基づき設定するこ
ともできる。
【0230】 m≧N …(3)
【0231】
【発明の効果】以上に説明したように、請求項1記載の
シート材後処理装置によれば、画像形成装置から排出さ
れたシート材を受ける複数のビンが設けられているビン
モジュールと、ビンからそれに排出されたシート材を取
り出し、そのシート材に処理を施す処理手段とが設けら
れ、画像形成装置の両面搬送路に送込み可能なシートの
最大枚数をnとし、前記ビンの数をmとすると、前記ビ
ンの数mが次の関係式m≧n+1を満足するように設定
されているから、両面コピーモードによって排出された
シート材の処理時間の確保に起因する画像形成装置の動
作中断をなくすことができ、画像形成装置の両面コピー
モードにおける生産性の低下を未然に防止することがで
きる。
【0232】請求項2記載のシート材後処理装置によれ
ば、ビンの数mが前記関係式を満足する最小の整数値か
らなるから、装置の大型化を抑制することができる。
【0233】請求項3記載のシート材後処理装置によれ
ば、両面搬送路に送込み可能なシートの最大枚数nを、
両面搬送路の長さを両面搬送路への連続的送込みに必要
なシート材間隔で除算することによって得られる値を超
えない最大の整数とするから、最適な最小ビン数を得る
ことができる。
【0234】請求項4記載のシート材後処理装置によれ
ば、画像形成装置から排出されたシート材を受ける複数
のビンが設けられているビンモジュールと、ビンからそ
れに排出されたシート材を取り出し、そのシート材に処
理を施す処理手段とが設けられ、画像形成装置の両面コ
ピーモードにおける最大連続生産可能なシート材の枚数
をNとし、ビンの数をmとすると、ビンの数mが次の関
係式m≧Nを満足するように設定されているから、両面
コピーモードによって排出されたシート材の処理時間の
確保に起因する画像形成装置の動作中断をなくすことが
でき、画像形成装置の両面コピーモードにおける生産性
の低下を未然に防止することができる。
【0235】請求項5記載のシート材後処理装置によれ
ば、ビンの数mが前記関係式を満足する最小の整数値か
らなるから、装置の大型化を抑制することができる。
【0236】請求項6記載の画像形成装置によれば、シ
ート材後処理装置に、排出されたシート材を受ける複数
のビンが設けられているビンモジュールと、前記ビンか
らそれに排出されたシート材を取り出し、そのシート材
に処理を施す処理手段とが設けられ、画像形成処理手段
の両面搬送路に送込み可能なシートの最大枚数をnと
し、ビンの数をmとすると、ビンの数mが次の関係式m
≧n+1を満足するように設定されているから、両面コ
ピーモードによって排出されたシート材の処理時間の確
保に起因する両面コピーモードにおける生産性の低下を
未然に防止することができる。
【0237】請求項7記載の画像形成装置によれば、ビ
ンの数mが関係式を満足する最小の整数値からなるか
ら、シート材後処理装置が小型化され、装置全体の大型
化を阻止することができる。
【0238】請求項8記載の画像形成装置によれば、シ
ート材後処理装置に、排出されたシート材を受ける複数
のビンが設けられているビンモジュールと、ビンからそ
れに排出されたシート材を取り出し、そのシート材に処
理を施す処理手段とが設けられ、両面コピーモードにお
ける最大連続生産可能なシート材の枚数をNとし、ビン
の数をmとすると、ビンの数mが次の関係式m≧Nを満
足するように設定されているから、両面コピーモードに
よって排出されたシート材の処理時間の確保に起因する
両面コピーモードにおける生産性の低下を未然に防止す
ることができる。
【0239】請求項9記載の画像形成装置によれば、ビ
ンの数mが前記関係式を満足する最小の整数値からなる
から、シート材後処理装置が小型化され、装置全体の大
型化を阻止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の実施の一形態である電
子写真複写機の構成を示す縦断面図である。
【図2】図1のステイプル/スタック装置の構成を詳細
に示す縦断面図である。
【図3】図1のステイプル/スタック装置に設けられて
いるビンモジュールを示す斜視図である。
【図4】図1のテイプル/スタック装置に設けられてい
るビンモジュールを示す上視図である。
【図5】図1のステイプル/スタック装置に設けられて
いるビンモジュールを示す正面図である。
【図6】図1のステイプル/スタック装置に設けられて
いるビン立ち部の構成を示す側面図である。
【図7】図1のステイプル/スタック装置に設けられて
いる束処理ユニットを示す上視図である。
【図8】図7の束処理ユニットの正面図である。
【図9】図7の束処理ユニットの先出しグリッパ10お
よび搬送グリッパ12のグリップ部の構成を示す図であ
る。
【図10】図7の束処理ユニットの先出しグリッパの駆
動機構を示す図である。
【図11】図7の束処理ユニットの搬送グリッパの駆動
機構を示す上視図である。
【図12】図7の束処理ユニットの搬送グリッパの駆動
機構を示す正断面図である。
【図13】図7の束処理ユニットのステイプラの駆動機
構を示す左視図である。
【図14】図7の束処理ユニットのステイプラの駆動機
構を示す上視図である。
【図15】図1の画像形成装置のステイプル/スタック
装置に設けられているスタックユニットの構成を示す上
視図である。
【図16】図15のスタックユニットのスタックトレイ
を示す正面図である。
【図17】図15のスタックユニットのスタックフレー
ムを示す正面図である。
【図18】図15のスタックユニットを示す左視図であ
る。
【図19】図15のスタックユニットのストッパの構成
を示す上視図である。
【図20】図15のスタックユニットのストッパの構成
を示す正面図である。
【図21】図1のステイプル/スタック装置の搬送系の
駆動機構を示す縦断面図である。
【図22】図1のシート材後処理装置のカバー構成を示
す正面図である。
【図23】図15のスタックユニット内へのシート束の
搬送状態を示す図である。
【図24】図1の電子写真式複写機の制御系の構成を示
すブロック図である。
【図25】図1のシート材後処理装置の制御動作を示す
フロチャートである。
【図26】図1のシート材後処理装置の制御動作を示す
フロチャートである。
【図27】図1のシート材後処理装置の制御動作を示す
フロチャートである。
【図28】図1のシート材後処理装置の制御動作を示す
フロチャートである。
【図29】図1のシート材後処理装置の制御動作を示す
フロチャートである。
【図30】図1のシート材後処理装置の制御動作を示す
フロチャートである。
【図31】図1のシート材後処理装置の制御動作を示す
フロチャートである。
【図32】図1のシート材後処理装置の制御動作を示す
フロチャートである。
【図33】図1のシート材後処理装置の制御動作を示す
フロチャートである。
【図34】図1のシート材後処理装置の制御動作を示す
フロチャートである。
【図35】図1の複写機本体内の両面コピーモード時に
おけるシート材の流れを示す図である。
【図36】図1の複写機本体内の両面パス長と複写機本
体内に連続的に送り込み可能なシート材の枚数との関係
を示す図である。
【符号の説明】
9 束処理ユニット 11 ステイプラ 13 スタックユニット 200 電子写真複写機(画像形成装置) 201 複写機本体 203 シート材後処理装置 204 折り装置 205 ステイプル/スタック装置 B1,B2 ビンモジュール B11〜B16,B11〜B26 ビン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 辻野 浩道 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 杉田 茂 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 佐藤 正昭 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート材を両面搬送路に送り込むことに
    よってそのシート材の各面にそれぞれ画像を形成する両
    面コピーモードを有する画像形成装置に取り付けられ、
    前記画像形成装置から排出されたシート材に対し後処理
    を施すシート材後処理装置において、前記画像形成装置
    から排出されたシート材を受ける複数のビンが設けられ
    ているビンモジュールと、前記ビンからそれに排出され
    たシート材を取り出し、そのシート材に処理を施す処理
    手段とを備え、前記画像形成装置の前記両面搬送路に送
    込み可能なシートの最大枚数をnとし、前記ビンの数を
    mとすると、前記ビンの数mは次の関係式 m≧n+1 を満足するように設定されていることを特徴とするシー
    ト材後処理装置。
  2. 【請求項2】 前記ビンの数mは前記関係式を満足する
    最小の整数値からなることを特徴とする請求項1記載の
    シート材後処理装置。
  3. 【請求項3】 前記両面搬送路に送込み可能なシートの
    最大枚数nは、前記両面搬送路の長さを前記両面搬送路
    への連続的送込みに必要なシート材間隔で除算すること
    によって得られる値を超えない最大の整数からなること
    を特徴とする請求項1記載のシート材後処理装置。
  4. 【請求項4】 シート材の各面に画像をそれぞれ形成す
    る両面コピーモードを有する画像形成装置に取り付けら
    れ、前記画像形成装置から排出されたシート材に対し後
    処理を施すシート材後処理装置において、前記画像形成
    装置から排出されたシート材を受ける複数のビンが設け
    られているビンモジュールと、前記ビンからそれに排出
    されたシート材を取り出し、そのシート材に処理を施す
    処理手段とを備え、前記画像形成装置の前記両面コピー
    モードにおける単位当りの最大連続生産可能なシート材
    の枚数をNとし、前記ビンの数をmとすると、前記ビン
    の数mは次の関係式 m≧N を満足するように設定されていることを特徴とするシー
    ト材後処理装置。
  5. 【請求項5】 前記ビンの数mは前記関係式を満足する
    最小の整数値からなることを特徴とする請求項4記載の
    シート材後処理装置。
  6. 【請求項6】 シートを両面搬送路に送り込むことによ
    ってそのシートの各面にそれぞれ画像を形成する両面コ
    ピーモードと、前記シートの片面に画像を形成する片面
    コピーモードとを選択的に実行する画像形成処理手段
    と、前記画像が形成されたシート材を排出する排出手段
    と、前記排出されたシート材に対し後処理を施すシート
    材後処理装置とを有する画像形成装置において、前記シ
    ート材後処理装置は、前記排出されたシート材を受ける
    複数のビンが設けられているビンモジュールと、前記ビ
    ンからそれに排出されたシート材を取り出し、そのシー
    ト材に処理を施す処理手段とを備え、前記画像形成処理
    手段の前記両面搬送路に送込み可能なシートの最大枚数
    をnとし、前記ビンの数をmとすると、前記ビンの数m
    は次の関係式 m≧n+1 を満足するように設定されていることを特徴とする画像
    形成装置。
  7. 【請求項7】 前記ビンの数mは前記関係式を満足する
    最小の整数値からなることを特徴とする請求項6記載の
    画像形成装置。
  8. 【請求項8】 シートの各面にそれぞれ画像を形成する
    両面コピーモードと、前記シートの片面に画像を形成す
    る片面コピーモードとを選択的に実行する画像形成処理
    手段と、前記画像が形成されたシート材を排出する排出
    手段と、前記排出されたシート材に対し後処理を施すシ
    ート材後処理装置とを有する画像形成装置において、前
    記シート材後処理装置は、前記排出されたシート材を受
    ける複数のビンが設けられているビンモジュールと、前
    記ビンからそれに排出されたシート材を取り出し、その
    シート材に処理を施す処理手段とを備え、前記両面コピ
    ーモードにおける最大連続生産可能なシート材の枚数を
    Nとし、前記ビンの数をmとすると、前記ビンの数mは
    次の関係式 m≧N を満足するように設定されていることを特徴とする画像
    形成装置。
  9. 【請求項9】 前記ビンの数mは前記関係式を満足する
    最小の整数値からなることを特徴とする請求項8記載の
    画像形成装置。
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