JPH0971711A - プロピレン系樹脂組成物 - Google Patents

プロピレン系樹脂組成物

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JPH0971711A
JPH0971711A JP23111595A JP23111595A JPH0971711A JP H0971711 A JPH0971711 A JP H0971711A JP 23111595 A JP23111595 A JP 23111595A JP 23111595 A JP23111595 A JP 23111595A JP H0971711 A JPH0971711 A JP H0971711A
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propylene
ethylene
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resin composition
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JP23111595A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Sobashima
島 好 洋 傍
Hironari Fujii
井 裕 也 藤
Mitsuhiro Murayama
山 三 弘 村
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Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れた成形加工性、機械的強度バランス(高
い剛性と低温衝撃強度)並びに塗装性を有するプロピレ
ン系樹脂組成物を提供する。 【解決手段】 下記の成分(a) 〜(c) からなることを特
徴とするプロピレン系樹脂組成物。 成分(a) :結晶性プロピレン単独重合部分:70〜95重量%と、エチレン含量 :20〜80重量%のエチレン・プロピレンランダム共重合部分:5〜30重量 %含有し、MFR:25〜140g/10分のプロピレン・エチレンブロック共 重合体: 100重量部 成分(b) :メタロセン触媒で重合され、炭素数4〜8のα−オレフィン:20〜 55重量%、MFR:0.5〜15g/10分、密度:0.85〜0.89g/ cm3 、エチレン3連鎖分率:55〜70%のエチレン・炭素数4〜8のα−オ レフィン共重合体 :10〜50重量部 成分(c) :平均粒径:1.5〜20μm、平均アスペクト比:4以上のタルク 0.1〜50重量部

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、優れた成形加工
性、機械的強度バランス(高い剛性と低温衝撃強度)並
びに塗装性を有するプロピレン系樹脂組成物であって、
自動車部品等の工業部品用の素材として好適なプロピレ
ン系樹脂組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、工業部品の分野に於ける各種成形
品、例えば、バンパー、インストルメントパネル、ファ
ンシュラウド、グローブボックス等の自動車部品や、テ
レビケース、VTRケース、洗濯機カバー、掃除機ケー
ス等の家庭電化機器製品等の各種工業部品用の成形用材
料として、タルク、マイカ、各種繊維等のフィラーや各
種ゴム成分を複合・強化したプロピレン系樹脂組成物
が、優れた成形性、機械的強度、塗装性及び経済性を備
えていることから、その特性を活かして、多数の工業用
部品として実用化されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記各種用途
の高機能化や大型化に連れて、成形品の薄肉化が求めら
れたり、複雑な製品デザインが必要になる等、急速に要
求性能が高水準化されている。この様な要求性能の高水
準化に対しては、原材料となるポリプロピレン、ゴム成
分及びタルクに様々な工夫がなされ、例えば、エチレン
・プロピレン共重合ゴムの性能アップ化やタルクの微粒
子化等にて対処して来たが、トリクロロエタン脱脂処理
をせずに優れた塗装性を与えなければならない等の昨今
の要求性能の更なる高水準化されることへの対応には極
めて困難性を伴うものであった。従って、本発明は、高
水準な成形加工性、高い剛性と低温衝撃強度に代表され
る高度な機械的強度バランス、並びに、トリクロロエタ
ン脱脂処理を不要とする優れた塗装性を、プロピレン系
樹脂組成物に付与することを課題とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決するために、種々の研究を重ねた結果、特定のプロ
ピレン・エチレンブロック共重合体に、特定のエチレン
・α−オレフィン共重合体とタルクを特定の比率で配合
することにより得られたプロピレン系樹脂組成物は、高
水準な成形加工性、高い剛性と低温衝撃強度に代表され
る高度な機械的強度バランス、並びに、トリクロロエタ
ン脱脂処理を不要とする優れた塗装性を備えていること
を見い出し、本発明を完成するに至ったものである。す
なわち、本発明のプロピレン系樹脂組成物は、下記の成
分(a) 〜(c) からなることを特徴とするものである。 成分(a) :結晶性プロピレン単独重合部分(A単位部)を70〜95重量%と、 エチレン含量が20〜80重量%であるエチレン・プロピレンランダム共重合部 分(B単位部)を5〜30重量%含有し、この成分全体のメルトフローレート( MFR:230℃、2.16kg)が25〜140g/10分であるプロピレン ・エチレンブロック共重合体: 100重量部 成分(b) :メタロセン触媒で重合され、炭素数4〜8のα−オレフィンを20〜 55重量%含有し、MFR(230℃、2.16kg)が0.5〜15g/10 分、密度が0.85〜0.89g/cm3 、且つ、13C−NMR法で測定される エチレン3連鎖分率が55〜70%である、エチレン・炭素数4〜8のα−オレ フィン共重合体: 10〜50重量部 成分(c) :平均粒径が1.5〜20μmかつ平均アスペクト比が4以上のタルク : 0.1〜50重量部
【0005】
【発明の実施の形態】
[I] プロピレン系樹脂組成物 (1) 構成成分 (A) プロピレン・エチレンブロック共重合体[成分(a)
] (a) 構 造 本発明のプロピレン系樹脂組成物において用いられる成
分(a) のプロピレン・エチレンブロック共重合体は、プ
ロピレンの単独重合によって得られる結晶性プロピレン
単独重合部分(A単位部)70〜95重量%、好ましく
は75〜95重量%、特に好ましくは80〜93重量%
と、エチレンとプロピレンとの共重合によって得られる
エチレン含量が20〜80重量%、好ましくは30〜8
0重量%、特に好ましくは30〜60重量%のエチレン
・プロピレンランダム共重合体部(B単位部)5〜30
重量%、好ましくは5〜25重量%、特に好ましくは7
〜20重量%とを含有し、この成分(a) 全体のMFRが
25〜140g/10分、好ましくは30〜140g/
10分、特に好ましくは35〜140g/10分である
ブロック共重合体である。更に、上記A単位部の密度
は、耐熱剛性の点から0.9070g/cm3 以上、特
に0.9080g/cm3 以上であることが好ましい。
また、上記B単位部は、より高度の機械的強度バランス
と塗装性を得る点で重量平均分子量(Mw)が600,
000以下、特に150,000〜400,000のも
のであることが好ましい。上記結晶性プロピレン単独重
合部分(A単位部)の含有割合が上記範囲より少な過ぎ
ると耐熱剛性が不足し、一方、上記範囲より多過ぎると
衝撃強度や塗装性が不良となる。また、上記エチレン・
プロピレンランダム共重合体部(B単位部)のエチレン
含量が上記範囲より少な過ぎると衝撃強度が不足し、一
方、耐熱剛性が不良となる。更に、上記成分(a) 全体の
MFRが上記範囲より小さ過ぎると成形加工性が不良と
なり、一方、上記範囲より大き過ぎると衝撃強度が不満
足となる。
【0006】測定法 上記プロピレン・エチレンブロック共重合体中のB単位
部の含量の測定は、2gの試料を沸騰キシレン300g
中に20分間浸漬して溶解させた後、室温まで冷却し
て、それによって析出した固相をガラスフィルターで濾
過・乾燥して求めた、固相重量から逆算した値である。
上記エチレン含量は、赤外スペクトル分析法等により測
定された値である。また、重量平均分子量(Mw)は、
ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC:Ge
l Permeation Chromatgraohy)により測定されたもので
ある。
【0007】MFRの調整 プロピレン・エチレンブロック共重合体のMFRは、通
常、重合時の温度や圧力等の各種条件の制御を通じて調
整を行なうが、他の方法、例えば、重合を終えたポリマ
ーを各種過酸化物を用いて処理調整し設定することもで
きる。この場合、過酸化物としては、10時間半減期温
度が100℃以上で、且つ1分間半減期温度がプロピレ
ン重合体の融点以上であるものが好ましく、この様なも
のとしては、クメンハイドロパーオキサイド、ジイソプ
ロピルベンゼンハイドロパーオキサイド、1,3−ビス
(t−ブチルパーオキシ−イソプロピル)ベンゼン、ジ
クミルパーオキサイド等がある。なお、該MFRの調整
は、どちらかと言うと成形品の塗装性や成形品外観の点
等から、重合条件での調整法が過酸化物処理調整法より
も好ましい。前者の場合、B単位部のMwの制御が比較
的行ない易い。また、上記MFRは、JIS−K721
0(230℃、2.16kg)に準拠して測定された値
である。
【0008】(b) プロピレン・エチレンブロック共重
合体の製造 このような成分(a) のプロピレン・エチレンブロック共
重合体は、高立体規則性触媒を用いて、スラリー重合
法、気相重合法或いは液相塊状重合法により製造される
ものであるが、どちらかと言えば、塗装性やコストの点
から気相重合法により製造することが好ましい。なお、
重合方式としてはバッチ重合、連続重合のどちらの方式
をも採用することができるが、連続重合により製造する
ことが好ましい。このプロピレン・エチレンブロック共
重合体を製造するに際しては、最初にプロピレンの単独
重合によって結晶性プロピレン単独重合部分(A単位
部)を形成し、次にプロピレンとエチレンとのランダム
共重合によってエチレン・プロピレンランダム共重合部
(B単位部)を形成したものが品質上から好ましい。具
体的な製造方法としては、塩化マグネシウムに四塩化チ
タン、有機ハライド及び有機珪素化合物を接触させて形
成した固体成分に、有機アルミニウム化合物成分を組み
合わせた触媒を用いてプロピレンの単独重合を行ない、
次いで、プロピレンとエチレンとのランダム共重合を行
なうことによって製造することができる。また、このプ
ロピレン・エチレンブロック共重合体は、本発明の効果
を著しく損なわない範囲内で他の不飽和化合物、例え
ば、1−ブテン等のα−オレフィン、酢酸ビニルの如き
ビニルエステル、無水マレイン酸等の不飽和有機酸又は
その誘導体等を含有する三元以上の共重合体であって
も、これらの混合物であっても良い。
【0009】(B) エチレン・炭素数が4〜8のα−オレ
フィン共重合体[成分(b) ] (a) 構 造 本発明のプロピレン系樹脂組成物を構成する成分(b) の
エチレン・炭素数が4〜8のα−オレフィン共重合体
は、メタロセン触媒で重合されたものであり、且つ、炭
素数が4〜8のα−オレフィンを20〜55重量%、好
ましくは20〜25重量%或いは30〜55重量%、特
に好ましくは35〜55重量%含有し、更に、MFRが
0.5〜15g/10分、好ましくは0.7〜15g/
10分、特に好ましくは0.8〜12g/10分、密度
が0.85〜0.89g/cm3 、好ましくは0.85
5〜0.885g/cm3 、特に好ましくは0.855
〜0.87g/cm3 であって、且つ、13C−NMRで
測定されるエチレン3連鎖分率が55〜70%、好まし
くは57〜70%、特に好ましくは57〜68のもので
ある。エチレン・炭素数が4〜8のα−オレフィン共重
合体中の炭素数が4〜8のα−オレフィンの含有量が上
記範囲よりも少な過ぎると衝撃強度や塗装性が劣り、一
方、多過ぎると剛性が低下するばかりでなく、この重合
体の形状をペレット状に保持し難くなり、本発明のプロ
ピレン系樹脂組成物の製造に際しての生産ハンドリング
が著しく低下するためそれぞれ不適当である。また、α
−オレフィンの炭素数が上記範囲よりも小さ過ぎると衝
撃強度や塗装性が劣り、一方、大き過ぎると衝撃強度が
劣り、いずれも不適当である。上記MFRが小さ過ぎる
と塗装性が劣り、一方、大き過ぎると衝撃強度が劣り、
いずれも不適当である。また、上記密度が高過ぎると塗
装性と衝撃強度が劣り、一方、低過ぎるとペレット化が
困難で不適当である。更に、上記13C−NMR法で測定
されるエチレン3連鎖分率が低過ぎると剛性が劣り、一
方、高過ぎると衝撃強度や塗装性が劣り、いずれも不適
当である。
【0010】測定法 炭素数が4〜8のα−オレフィンの含有量は、赤外スペ
クトル分析法等の常法により測定された値である。上記
MFRは、JIS−K7210(230℃、2.16k
g)に準拠して測定された値である。また、密度は、J
IS−K7112に準拠して測定された値である。上記
エチレン3連鎖分率の測定値は、13C−NMRのシグナ
ルの面積強度を用いて日本ゴム協会誌第60号第1号
(1987年)第38頁の記載に従って、炭素数が6個
のアルキル鎖中のメチレン基が6個繋がっている構造部
分の割合を算出することにより求められる。
【0011】(b) エチレン・炭素数4〜8のα−オレ
フィン共重合体の製造炭素数4〜8のα−オレフィン 本発明のプロピレン系樹脂組成物に用いられる成分(b)
のエチレン・炭素数4〜8のα−オレフィン共重合体を
製造する際に用いられる炭素数が4〜8のα−オレフィ
ンとしては、好ましくは炭素数が4又は8、特に好まし
くは8のα−オレフィンであり、具体的には、1−ブテ
ン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテン等を挙
げることができる。これらの中でも1−ブテン、1−オ
クテンを使用することが好ましく、特に1−オクテンを
使用することが好ましい。従って、成分(b) は1−オク
テンを30〜55重量%含有し、密度が0.855〜
0.87g/cm3 のエチレン・1−オクテン共重合体
が好ましい。
【0012】重合法 本発明のプロピレン系樹脂組成物に用いられる成分(b)
のエチレン・炭素数4〜8のα−オレフィン共重合体
は、後記メタロセン触媒を使用することができる重合法
であれば、種々の重合法を採用することができる。具体
的には、気相流動床法、溶液法、スラリー法や高圧重合
法等を挙げることができる。また、重合に際しては、少
量のジエン成分、例えば、ジシクロペンタジエン、エチ
リデンノルボルネン等を共重合させても良い。
【0013】重合触媒 本発明のプロピレン系樹脂組成物に用いられる成分(b)
のエチレン・炭素数4〜8のα−オレフィン共重合体
は、メタロセン触媒(シングルサイト触媒)を用いて製
造されたものであることが重要である。本発明において
用いられるメタロセン触媒と称せられる触媒は、アルモ
キサンを含まなくとも良いが、好ましくはメタロセン化
合物とアルモキサンとを組み合わせた触媒、いわゆるカ
ミンスキー系触媒のことであり、例えば、特開昭58−
19309号、特開昭59−95292号、特開昭60
−35005号、特開昭60−35006号、特開昭6
0−35007号、特開昭60−35008号、特開昭
60−35009号、更に好ましくは特開平3−163
088号の各公報、ヨーロッパ特許出願公開第4204
36号明細書、米国特許第5055428号明細書及び
特に好ましくは国際公表公報WO 91/04257号
明細書等により記載されている触媒を挙げることができ
る。これら触媒を具体的に例示するとすれば、以下の具
体例[I]及び具体例[II]に示される触媒を挙げるこ
とができる。
【0014】 具体例[I] 以下に示す遷移金属化合物成分とアルモキサン成分とを
組み合わせてなる触媒である。 <遷移金属化合物成分>下記の一般式で表わされる遷移
金属化合物 一般式(I)
【0015】
【化1】
【0016】(式中、Mはチタン、ジルコニウム及びハ
フニウムからなる群より選ばれた遷移金属であり、2個
存在するR1 は同一でも異なっていても良く、炭素数1
〜6の炭化水素残基又は珪素を含む炭化水素残基であ
り、2個存在するR2 は同一でも異なっていても良く、
五員環配位子の2個の隣接する炭素原子に結合する炭素
数4〜20の、2価の、炭化水素残基又は珪素若しくは
ゲルマニウムを含む炭化水素残基であり、R3 は炭素数
1〜30の、2価の、炭化水素残基、珪素若しくはゲル
マニウムを含む炭素数1〜30の、2価の、炭化水素残
基、シリレン基又はゲルミレン基であり、X及びYはそ
れぞれ独立して水素若しくはハロゲン、又は炭素数1〜
20の、1価の、炭化水素残基又は窒素、酸素若しくは
珪素を含む炭化水素残基である。但し、置換基R1 及び
2 を有する2個の五員環配位子は、基R3 を介しての
相対位値の観点において、Mを含む平面に関して非対称
である。) <アルモキサン成分>下記の一般式(II)及び(III) で表
わされるアルモキサン 一般式(II)
【0017】
【化2】
【0018】一般式(III)
【0019】
【化3】
【0020】(ここで、mは4〜30の数であり、R4
は1価の炭化水素残基を表わす。)である。
【0021】 具体例[II] 以下に示す遷移金属化合物成分とアルモキサン成分とを
組み合わせてなる触媒である。 <遷移金属化合物成分>下記の一般式で表わされる遷移
金属化合物 一般式(IV)
【0022】
【化4】
【0023】(式中、Mはη5 −シクロペンタジエニル
基に結合するチタン又はジルコニウムであり、;R´は
それぞれの場合独立に水素、20個までの炭素又は珪素
原子を持つシリル、アルキル、アリール及びそれらの組
み合わせから選ばれ、そして任意にシクロペンタジエニ
ル基上の2個以上のR´基は縮合環系を形成することが
でき;Eは珪素又は炭素であり;Xはそれぞれの場合独
立にハイドライド、20個までの炭素原子のアルキル、
アリール又はハロゲン置換スリールであり、そしてnは
1又は2である。) <アルモキサン成分>下記の一般式(V) 及び(VI)で表わ
されるアルモキサン 一般式(V) (R5 −Al−O)m1 一般式(VI) R5 (R7 −Al−O)m2 −AlR8 2 (式中、R5 、R6 、R7 、R8 は独立な炭素数1〜5
のアルキルラジカルで、例えば、メチル、エチル、プロ
ピル、ブチル又はペンチルの如きもので、m1 は1〜約
50の整数である。大抵はR5 、R6 、R7 、R8 はそ
れぞれメチル基で、m2 は少なくとも4である。塩化ア
ルキルアルミニウムがアルモキサンのプリパレーション
として使用されるときは、1つ又はそれ以上のR5 、R
6 、R7 、R8 はハロゲンであっても良い。) これらメタロセン触媒の中では、上記具体例[II]に示
すものを用いることが好ましい。これらメタロセン触媒
以外の触媒を用いて製造されたエチレンと炭素数4〜8
のα−オレフィン共重合体を成分(b) として用いる場合
には、本発明のプロピレン系樹脂組成物の機械的強度バ
ランスや塗装性が劣り不適当なものとなる。これらメタ
ロセン触媒を用いたものの中で、13C−NMR法で測定
されるエチレン3連鎖分率が上記範囲内に入るものは、
適度な分子構造配列となることから、本発明の顕著な効
果が得られる。
【0024】(C) タルク[成分(c) ] (a) 形 状 本発明のプロピレン系樹脂組成物において用いられる成
分(c) のタルクとしては、平均粒径が1.5〜20μ
m、好ましくは1.5〜10μm、特に好ましくは1.
5〜6μm、かつ平均アスペクト比が4以上、好ましく
は5以上、特に好ましくは6以上のものが使用される。
上記範囲以外のものは、プロピレン系組成物の機械的強
度バランスが不良となり、不適当である。ここで、更
に、タルク全体の長さが実質上15μm以下のものを使
用することが、機械的強度バランスを高度化する点でよ
り好ましい。これらタルクの長さが「実質上」とは殆ど
のタルクの粒子がこの範囲内にあるものを言うが、本発
明の効果を著しく損なわれない程度にこれら範囲外のも
のを多少含んでいても良いことを意味する。タルクは、
例えば、タルク原石を衝撃式粉砕機やミクロンミル型粉
砕機で粗粉砕し、次いで、ミクロンミル、ジェット型粉
砕機で微粉砕することによって得られたものを、更に、
必要に応じてサイクロンやミクロンセパレーター等で分
級調整することによって製造されたものである。上記タ
ルク原石として中国産のものを使用すれば、金属不純物
成分が少ないので好ましい。
【0025】測定法 上記タルクの平均粒径は、レーザー光散乱方式粒度分布
計を用いて測定した値であり、測定装置としては、例え
ば、堀場製作所製LA−500型が測定精度において優
れているので好ましい。また、上記タルクの直径や長さ
及びアスペクト比の測定は、顕微鏡等により測定された
値より求められる。このタルクは、界面活性剤、カップ
リング剤、金属石鹸等で表面処理を施したものを使用す
ることもできる。この様に表面処理されたタルクは、成
形加工性、機械的強度バランス、成形品外観や寸法安定
性等をより一層向上させるのに有効である。
【0026】(D) 任意の配合成分[成分(d) ] 本発明のプロピレン系樹脂組成物においては、本発明の
効果を著しく損なわない範囲内で、或いは、更なる性能
の向上を計るために、上記成分(a) 〜(c) の必須成分以
外に、以下に示す様な任意の添加剤や配合材成分を配合
することもできる。具体的には、着色するための顔料、
酸化防止剤、帯電防止剤、難燃剤、分散剤、光安定剤、
核剤等の各種添加剤、上記成分(a) 〜成分(c) 以外の各
種樹脂、各種ゴム、各種フィラー等の各種配合材を挙げ
ることができる。
【0027】(2) 配合割合 成分(a) 本発明のプロピレン系樹脂組成物中に配合される成分
(a) 〜成分(c) の各成分は、成分(a) 100重量部を基
準として配合される。 成分(b) 本発明のプロピレン系樹脂組成物中に配合される成分
(b) のエチレン・炭素数が4〜8のα−オレフィン共重
合体の配合割合は、成分(a) 100重量部に対して、1
0〜50重量部、好ましくは10〜45重量部、特に好
ましくは10〜40重量部にて配合される。成分(b) の
配合割合が、上記範囲未満では衝撃強度や塗装性が劣
り、一方、上記範囲を超えると機械的強度バランスや成
形品外観が劣るようになり実用性がない。 成分(c) 本発明のプロピレン系樹脂組成物中に配合される成分
(c) のタルクの割合は、成分(a) 100重量部に対し
て、0.1〜50重量部、好ましくは2〜20重量部、
特に好ましくは2〜10重量部の割合で配合される。成
分(c) の配合割合が、上記範囲未満では機械的強度バラ
ンス(剛性)や寸法安定性が劣り、一方、上記範囲を超
えると成形品外観や衝撃強度が劣るようになり実用性が
ない。
【0028】(3) プロピレン系樹脂組成物の製造 (A) 混練・造粒 上記成分(a) 〜成分(c) 、場合により成分(d) を上記配
合割合で配合して、一軸押出機、二軸押出機、バンバリ
ーミキサー、ロールミキサー、ブラベンダープラストグ
ラフ、ニーダーブレンダー等の通常の混練機を用いて混
練し、好ましくは造粒することによって本発明のプロピ
レン系樹脂組成物を得ることができる。この場合、各成
分の分散を良好にすることができる混練・造粒方法を選
択することが好ましく、通常は二軸押出機を用いて混練
・造粒が行なわれる。この混練・造粒の際には、上記成
分(a) 〜成分(c) 、場合により成分(d) の配合物を同時
に混練しても良く、また、更なる性能の向上を計るべく
各成分を分割、例えば、先ず成分(a) と成分(b) の一部
又は全部を混練し、その後に残りの成分を混練・造粒す
ることもできる。
【0029】(B) プロピレン系樹脂組成物 この様にして得られるプロピレン系樹脂組成物は、中で
も、曲げ弾性率:1,000MPa以上、−30℃アイ
ゾット衝撃強度:5.5kJ/m2 以上、且つMFR:
15〜70g/10分の性能を有するものであることが
好ましい。
【0030】(4) プロピレン系樹脂組成物の成形 この様にして得られたプロピレン系樹脂組成物は、各種
成形方法、すなわち、射出成形、射出圧縮成形(プレス
インジェクション成形)、圧縮成形、押出成形(シート
成形、フィルム成形、ブロー成形)等にて成形すること
によって各種成形品を得ることができるが、これら各種
成形法の中でも射出成形(ガス射出成形も含む)、射出
圧縮成形(プレスインジェクション成形)により成形す
ることが好ましい。
【0031】[II] 用 途 本発明のプロピレン系樹脂組成物は、優れた成形加工
性、高度な機械的強度バランス(特に高い剛性と低温衝
撃強度を合せ持つ)、トリクロロエタン脱脂処理を必要
としない高度な塗装性を有しているので、各種の工業用
部品分野の、特に薄肉化、高機能化、大型化された各種
成形品、例えば、バンパー、フェンダー、スポイラー、
インストルメントパネル、ファンシュラウド、トリム、
グローブボックス等の自動車内外装部品や、テレビケー
ス、VTRケース、洗濯機カバー、掃除機ケース等の家
庭電化機器製品の部品、ステレオケース等の音響製品部
品等向けの成形用材料として実用十分な性能を有してい
る。
【0032】
【実施例】以下に示す実験例によって、本発明を更に具
体的に説明する。 [I] 原材料 ここでの原材料は以下に示すものを使用した。 (1) 成分(a) :いずれもパウダー状 a−1: 密度が0.9092g/cm3 のA単位部を
85重量%、エチレン含量が38重量%、Mwが33
0,000のB単位部を15重量%それぞれ含有し、成
分(a) 全体の重合MFRが40g/10分の、気相重合
により製造したプロピレン・エチレンブロック共重合体 a−2:密度が0.9091g/cm3 のA単位部を9
1重量%、エチレン含量が55重量%、Mwが370,
000のB単位部を9重量%それぞれ含有し、成分(a)
全体の重合MFRが50g/10分の、気相重合により
製造したプロピレン・エチレンブロック共重合体 a−3:密度が0.9092g/cm3 のA単位部を8
8重量%、エチレン含量が41重量%、Mwが280,
000のB単位部を12重量%それぞれ含有し、成分
(a) 全体の重合MFRが85g/10分の、気相重合に
より製造したプロピレン・エチレンブロック共重合体 a−4:密度が0.9091g/cm3 のA単位部を1
00重量%、成分(a)全体の重合MFRが55g/10
分の、気相重合により製造したプロピレン単独重合体 a−5:密度が0.9091g/cm3 のA単位部を6
7重量%、エチレン含量が39重量%、Mwが290,
000のB単位部を33重量%それぞれ含有し、成分
(a) 全体の重合MFRが50g/10分の、気相重合に
より製造したプロピレン・エチレンブロック共重合体
【0033】a−6:密度が0.9092g/cm3
A単位部を86重量%、エチレン含量が12重量%、M
wが320,000のB単位部を14重量%それぞれ含
有し、成分(a) 全体の重合MFRが45g/10分の、
気相重合により製造したプロピレン・エチレンブロック
共重合体 a−7:密度が0.9092g/cm3 のA単位部を9
0重量%、エチレン含量が91重量%、Mwが350,
000のB単位部を10重量%それぞれ含有し、成分
(a) 全体の重合MFRが55g/10分の、気相重合に
より製造したプロピレン・エチレンブロック共重合体 a−8:密度が0.9092g/cm3 のA単位部を8
8重量%、エチレン含量が41重量%、Mwが300,
000のB単位部を12重量%それぞれ含有し、成分
(a) 全体の重合MFRが10g/10分の、気相重合に
より製造したプロピレン・エチレンブロック共重合体 a−9:密度が0.9092g/cm3 のA単位部を8
6重量%、エチレン含量が37重量%、Mwが310,
000のB単位部を14重量%それぞれ含有し、成分
(a) 全体のクメンハイドロパーオキサイドで調製したM
FRが210g/10分の、気相重合により製造したプ
ロピレン・エチレンブロック共重合体
【0034】(2) 成分(b) :いずれもペレット状 b−1:1−ブテンを23.5重量%含有し、MFRが
6.3g/10分、密度が0.879g/cm3 、エチ
レン3連鎖分率が62.2%のメタロセン触媒を用いて
高圧重合法により製造されたエチレン・1−ブテン共重
合体 b−2:1−オクテンを38.5重量%含有し、MFR
が1.2g/10分、密度が0.869g/cm3 、エ
チレン3連鎖分率が64.3%のメタロセン触媒を用い
て溶液重合法により製造されたエチレン・1−オクテン
共重合体 b−3:プロピレン含量が27.0重量%、MFRが
4.2g/10分、密度が0.862g/cm3 、エチ
レン3連鎖分率が44.5%のバナジウム触媒を用いて
溶液重合法により製造されたエチレン・プロピレン共重
合体 b−4:1−ブテンを17.9重量%含有し、MFRが
7.6g/10分、密度が0.886g/cm3 、エチ
レン3連鎖分率が69.5%のバナジウム触媒を用いて
溶液重合法で製造されたエチレン・1−ブテン共重合体 b−5:1−ブテンを33.5重量%含有し、MFRが
2.1g/10分、密度が0.865g/cm3 、エチ
レン3連鎖分率が59.2%のバナジウム触媒を用いて
溶液法により製造されたエチレン・1−ブテン共重合体
【0035】b−6:プロピレンを28.5重量%含有
し、MFRが3.7g/10分、密度が0.866g/
cm3 、エチレン3連鎖分率が55.3%のメタロセン
触媒を用いて溶液重合法により製造されたエチレン・プ
ロピレン共重合体 b−7:1−ブテンを16.9重量%含有し、MFRが
2.1g/10分、密度が0.889g/cm3 、エチ
レン3連鎖分率が69.6%のメタロセン触媒を用いて
高圧重合法により製造されたエチレン・1−ブテン共重
合体 b−8:1−ヘキセンを57.1重量%含有し、MFR
が2.2g/10分、密度が0.858g/cm3 、エ
チレン3連鎖分率が33.5%のメタロセン触媒を用い
て高圧重合法により製造されたエチレン・1−ヘキセン
共重合体 b−9:1−ブテンを12.3重量%含有し、MFRが
2.5g/10分、密度が0.901g/cm3 、エチ
レン3連鎖分率が79.2%のメタロセン触媒を用いて
高圧重合法により製造されたエチレン・1−ブテン共重
合体
【0036】(3) 成分(c) :いずれもパウダー状 c−1:平均粒径が10.5μm、平均アスペクト比が
4のタルク c−2:実質上全体の長さが10μm以下であって、平
均粒径が2.9μm、平均アスペクト比が6のタルク c−3:平均粒径が26.3μm、平均アスペクト比が
4のタルク c−4:平均粒径が11.9μm、平均アスペクト比が
3のタルク
【0037】[II] 評価方法 評価は以下に示す方法によって行なった。 [成形加工性] (MFR)成形加工性の目安として、MFRをJIS−
K7210(230℃、2.16kg)に準拠し、測定
した。この場合、MFR値が15g/10分以上のもの
は成形加工性が良好であり、特に35g/10分以上の
ものは特に成形加工性が良好である。
【0038】[機械的強度] (曲げ弾性率)JIS−K7203に準拠して測定し
た。測定温度は23℃である。本値は耐熱性の目安とも
なる。800MPa以上、特に1,000MPa以上の
ものは自動車部品、中でもバンパーに有用である。 (アイゾット衝撃強度)JIS−K7110(ノッチ付
き)に準拠して測定した。測定温度は−30℃である。
特に5.5kJ/m2 以上のものは自動車バンパー用に
有用である。
【0039】[塗装性] (プライマー及び塗料)塩素化ポリプロピレン含有のプ
ライマーと二液型ウレタン塗料を用いた。 (塗装方法)成形した平板に、前処理を施さず、エアー
スプレーガンを用いて、先ずプライマーを塗膜厚さが約
10μmとなるように塗布し、その後、塗料を約30μ
mとなるようにそれぞれ塗布した。 (焼付け処理)塗装した平板を、90℃で30分間、焼
付け乾燥した。その後、48時間室温で放置した。 (ピール強度試験)焼付け処理した塗装済み試験片の表
面に、片刃剃刀を用い、10mm幅で直線カットを施
し、その塗膜の帯状部分を引張試験機にて20mm/分
の速度で180度裏返す形で引っ張り、その剥離荷重を
読み取った。この値が800g/cm以上であれば実用
性が大きく、1,000g/cm以上であれば特に実用
性に優れている。
【0040】[III] 実験例 実施例1〜6及び比較例1〜15 上記の成分(a) 、成分(b) 及び成分(c) を表1に示す割
合で配合し、更に、テトラキス[メチレン−3−(3,
5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピ
オネート]メタンを、成分(a) 〜成分(c) の合計100
重量部換算で0.1重量部をそれぞれ配合し、高速ミキ
サーにて、十分混合した。その後、(株)神戸製鋼所製
高速二軸押出機(KCM)を用い混練・造粒し、得られ
たペレットのMFRを測定すると共に、ペレットを射出
成形機へ供給し、物性試験片及び塗装用シート試験片を
成形して評価を行なった。その評価結果を表1に示す。
表1に示す様に、実施例1〜6に示す組成を持ったプロ
ピレン系樹脂組成物は、いずれも良好な成形加工性(流
動性)、機械的強度バランス及び塗装性を示すものであ
った。一方、比較例1〜15に示したものは、これらの
性能バランスが不良なものであった。
【0041】
【表1】
【0042】
【発明の効果】本発明のプロピレン系樹脂組成物は、優
れた成形加工性、機械的強度バランス(特に剛性と低温
衝撃強度を合せ持つ)並びに塗装性を有しているので、
バンパー等の各種自動車部品を始めとする各種工業用部
品の素材として極めて重要なものである。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記の成分(a) 〜(c) からなることを特徴
    とするプロピレン系樹脂組成物。 成分(a) :結晶性プロピレン単独重合部分(A単位部)を70〜95重量%と、 エチレン含量が20〜80重量%であるエチレン・プロピレンランダム共重合部 分(B単位部)を5〜30重量%含有し、この成分全体のメルトフローレート( MFR:230℃、2.16kg)が25〜140g/10分であるプロピレン ・エチレンブロック共重合体: 100重量部 成分(b) :メタロセン触媒で重合され、炭素数4〜8のα−オレフィンを20〜 55重量%含有し、MFR(230℃、2.16kg)が0.5〜15g/10 分、密度が0.85〜0.89g/cm3 、且つ、13C−NMR法で測定される エチレン3連鎖分率が55〜70%である、エチレン・炭素数4〜8のα−オレ フィン共重合体: 10〜50重量部 成分(c) :平均粒径が1.5〜20μmかつ平均アスペクト比が4以上のタルク : 0.1〜50重量部
  2. 【請求項2】成分(a) のプロピレン・エチレンブロック
    共重合体中の結晶性プロピレン単独重合部分(A単位
    部)の密度が0.9080g/cm3 以上である、請求
    項1に記載のプロピレン系樹脂組成物。
  3. 【請求項3】成分(a) のプロピレン・エチレンブロック
    共重合体中のエチレン・プロピレンランダム共重合部分
    (B単位部)の重量平均分子量(Mw)が600,00
    0以下である、請求項1に記載のプロピレン系樹脂組成
    物。
  4. 【請求項4】成分(b) が、1−オクテンを30〜55重
    量%含有し、密度が0.855〜0.87g/cm3
    エチレン・1−オクテン共重合体である、請求項1に記
    載のプロピレン系樹脂組成物。
  5. 【請求項5】成分(c) が、実質上全体の長さが15μm
    以下である、請求項1に記載のプロピレン系樹脂組成
    物。
  6. 【請求項6】樹脂組成物が、曲げ弾性率:1,000M
    Pa以上、−30℃アイゾット衝撃強度:5.5kJ/
    2 以上、且つMFR:15〜70g/10分の性能を
    有するものである、請求項1に記載のプロピレン系樹脂
    組成物。
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