JPH0971097A - 塗布具の転写テープ送出、巻取り部 - Google Patents
塗布具の転写テープ送出、巻取り部Info
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- JPH0971097A JPH0971097A JP25446995A JP25446995A JPH0971097A JP H0971097 A JPH0971097 A JP H0971097A JP 25446995 A JP25446995 A JP 25446995A JP 25446995 A JP25446995 A JP 25446995A JP H0971097 A JPH0971097 A JP H0971097A
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H37/00—Article or web delivery apparatus incorporating devices for performing specified auxiliary operations
- B65H37/002—Web delivery apparatus, the web serving as support for articles, material or another web
- B65H37/005—Hand-held apparatus
- B65H37/007—Applicators for applying coatings, e.g. correction, colour or adhesive coatings
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- Adhesive Tape Dispensing Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡単な構造により、供給リールカラーと供給
ギアとの係合固定力を可変とするものである。 【解決手段】 供給ギアの軸芯（９）に対して内側方向
へ対向して断面Ｌ字形状となる供給リールカラー（１
０）を嵌合し、且つ、その底面（１０’）を供給ギア
（７）の上面に当接させるとともに、供給ギアの軸芯
（９）を中心としてスプリング（１１）を巻装し、可変
ボタン（１５）の回動により供給ギアの軸芯（９）に対
して上下方向へ摺動自在となるスプリング押さえ（１
３）を前記スプリング（１１）の上部に対し押圧自在と
することにより、供給ギア（７）と供給リールカラー
（１０）との係合固定力を任意に変動させることができ
るものである。
ギアとの係合固定力を可変とするものである。 【解決手段】 供給ギアの軸芯（９）に対して内側方向
へ対向して断面Ｌ字形状となる供給リールカラー（１
０）を嵌合し、且つ、その底面（１０’）を供給ギア
（７）の上面に当接させるとともに、供給ギアの軸芯
（９）を中心としてスプリング（１１）を巻装し、可変
ボタン（１５）の回動により供給ギアの軸芯（９）に対
して上下方向へ摺動自在となるスプリング押さえ（１
３）を前記スプリング（１１）の上部に対し押圧自在と
することにより、供給ギア（７）と供給リールカラー
（１０）との係合固定力を任意に変動させることができ
るものである。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、塗布具、特に塗
布具本体内に内蔵する糊或は修正塗膜転写テープ（以下
「転写テープ」という。）により接着或は修正してなる
塗布具の転写テープ送出、巻取り部の構造に関する。
布具本体内に内蔵する糊或は修正塗膜転写テープ（以下
「転写テープ」という。）により接着或は修正してなる
塗布具の転写テープ送出、巻取り部の構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、塗布具、特に塗布具本体内に内蔵
する転写テープにより接着或は修正してなる塗布具にお
ける転写テープ送出、巻取り部は、塗布具本体内に内蔵
されると共に、供給リールカラー及び巻取りリールカラ
ーに各々一体となり、互に噛合する供給ギアと巻取りギ
アとの駆動により、上記塗布具の先端に配設される転写
ヘッドに対して、供給リールカラーに巻回される未使用
の転写テープを送出すると同時に、転写ヘッドを経由し
た使用済みの転写テープを巻取りリールカラーに巻回す
るものが一般的であり、上記カラーに巻取られる転写テ
ープを塗布具より取り外すことにより転写テープの交換
をするものである。
する転写テープにより接着或は修正してなる塗布具にお
ける転写テープ送出、巻取り部は、塗布具本体内に内蔵
されると共に、供給リールカラー及び巻取りリールカラ
ーに各々一体となり、互に噛合する供給ギアと巻取りギ
アとの駆動により、上記塗布具の先端に配設される転写
ヘッドに対して、供給リールカラーに巻回される未使用
の転写テープを送出すると同時に、転写ヘッドを経由し
た使用済みの転写テープを巻取りリールカラーに巻回す
るものが一般的であり、上記カラーに巻取られる転写テ
ープを塗布具より取り外すことにより転写テープの交換
をするものである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のものにおいては、供給リールカラー及び巻取りリー
ルカラーに各々一体となり、互いに噛合する供給ギアと
巻取りギアは、塗布具本体の内壁に一体に形成される固
定軸により回動自在に軸着され、更に各ギアの軸芯が各
リールカラーに嵌入固定されているものであり、特に未
使用の転写テープを塗布具本体の先端に配設される転写
ヘッドに対して送出してなる供給リールカラーにおいて
は、供給リールカラーの供給ギアに対する空転を防止す
るために、供給リールカラーと供給ギア軸間にＯリング
を嵌挿した上、供給ギア軸を供給リールカラー内側に嵌
入して両者が固定されているが、勢いよく塗布具により
糊或は修正塗膜による塗布或は修正作業を行うと、供給
リールカラーが供給ギア軸に対して空転し、塗布具本体
内に転写テープが溢れ、次に使用する際には転写テープ
を送出し、巻取ることができず、糊或は修正塗膜による
塗布或は修正作業を円滑に行うことができなくなってし
まう欠点がある。
来のものにおいては、供給リールカラー及び巻取りリー
ルカラーに各々一体となり、互いに噛合する供給ギアと
巻取りギアは、塗布具本体の内壁に一体に形成される固
定軸により回動自在に軸着され、更に各ギアの軸芯が各
リールカラーに嵌入固定されているものであり、特に未
使用の転写テープを塗布具本体の先端に配設される転写
ヘッドに対して送出してなる供給リールカラーにおいて
は、供給リールカラーの供給ギアに対する空転を防止す
るために、供給リールカラーと供給ギア軸間にＯリング
を嵌挿した上、供給ギア軸を供給リールカラー内側に嵌
入して両者が固定されているが、勢いよく塗布具により
糊或は修正塗膜による塗布或は修正作業を行うと、供給
リールカラーが供給ギア軸に対して空転し、塗布具本体
内に転写テープが溢れ、次に使用する際には転写テープ
を送出し、巻取ることができず、糊或は修正塗膜による
塗布或は修正作業を円滑に行うことができなくなってし
まう欠点がある。
【０００４】上記欠点を解決する手段として、通常供給
リールカラーと一体となる供給ギアを逆回転させて塗布
具本体内に余分に送出されて余った未使用の転写テープ
を供給リールカラーに再度巻戻せるように巻戻しボタン
を装着してはいるが、大量に塗布具本体内に未使用の転
写テープが溢れた場合には、使用者にとっては著しく煩
雑な供給リールカラーへの巻戻し作業を強いることとな
る上、使用者が巻戻すに当って無理に未使用の転写テー
プを巻戻そうとすると、転写テープが切断するおそれも
ある。
リールカラーと一体となる供給ギアを逆回転させて塗布
具本体内に余分に送出されて余った未使用の転写テープ
を供給リールカラーに再度巻戻せるように巻戻しボタン
を装着してはいるが、大量に塗布具本体内に未使用の転
写テープが溢れた場合には、使用者にとっては著しく煩
雑な供給リールカラーへの巻戻し作業を強いることとな
る上、使用者が巻戻すに当って無理に未使用の転写テー
プを巻戻そうとすると、転写テープが切断するおそれも
ある。
【０００５】そして特に、製造工程において供給リール
カラーの内径及び供給ギア軸の外径の各寸法が正確に製
作されていないと、供給リールカラーの内側に供給ギア
軸をＯリングを介して嵌入、固定しても、充分な係合固
定を得ることができず、供給リールカラーが供給ギア軸
に対して容易に空転するという欠点が生じ易く、又、温
度変化や湿度によるＯリング嵌挿部の表面状態の変化の
影響も大きく作用し、更に逆にそれらの寸法を正確に製
作するには、検査等のコストを増大させるという欠点が
あった。そこで、この発明は上記従来のものの欠点を改
良するものであり、簡単な構成によりその都度Ｏリング
の押圧力を調整することなく、供給リールカラーの回動
を適正なものとするものである。
カラーの内径及び供給ギア軸の外径の各寸法が正確に製
作されていないと、供給リールカラーの内側に供給ギア
軸をＯリングを介して嵌入、固定しても、充分な係合固
定を得ることができず、供給リールカラーが供給ギア軸
に対して容易に空転するという欠点が生じ易く、又、温
度変化や湿度によるＯリング嵌挿部の表面状態の変化の
影響も大きく作用し、更に逆にそれらの寸法を正確に製
作するには、検査等のコストを増大させるという欠点が
あった。そこで、この発明は上記従来のものの欠点を改
良するものであり、簡単な構成によりその都度Ｏリング
の押圧力を調整することなく、供給リールカラーの回動
を適正なものとするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】そのために、塗布具本体
内に内蔵される転写テープ送出、巻取り部において、Ｏ
リングを使用すること無く、供給ギアの軸芯に対して内
側方向へ対向する断面Ｌ字形状となる供給リールカラー
を嵌合し、且つ、その底面を供給ギアの上面に当接させ
るとともに、前記供給リールカラーのＬ字形状断面部分
と供給ギアの軸芯とにより形成される間隙部に、供給ギ
アの軸芯を中心とするスプリングを巻装し、可変ボタン
の回動により供給ギアの軸芯に対して上下方向へ摺動自
在となるスプリング押さえを前記スプリングの上部に対
し押圧自在としてなるものである。
内に内蔵される転写テープ送出、巻取り部において、Ｏ
リングを使用すること無く、供給ギアの軸芯に対して内
側方向へ対向する断面Ｌ字形状となる供給リールカラー
を嵌合し、且つ、その底面を供給ギアの上面に当接させ
るとともに、前記供給リールカラーのＬ字形状断面部分
と供給ギアの軸芯とにより形成される間隙部に、供給ギ
アの軸芯を中心とするスプリングを巻装し、可変ボタン
の回動により供給ギアの軸芯に対して上下方向へ摺動自
在となるスプリング押さえを前記スプリングの上部に対
し押圧自在としてなるものである。
【０００７】
【発明の実施の形態】上記構成を具えるので、実施にあ
たり、可変ボタンの回動によるスプリング押さえの位置
調整により、スプリングによる供給リールカラーのＬ字
形状断面底部に対する押圧力を任意に変化させることが
できるので、その押圧力の任意の変化によって、供給リ
ールカラーと供給ギアとの係合固定力を任意に調整する
ことができ、供給リールカラーの内径及び供給ギア軸の
外径の各寸法の正確性に拘泥することなく、スプリング
押さえの位置調整により前記両者間の係合固定力を増大
させることによって、勢いよく塗布具により糊或は修正
塗膜による塗布或は修正作業を行った場合においても、
供給リールカラーの空転を防止することができ、又、逆
に、塗布具の利用者において、同様にそのスプリング押
さえの位置調整をすることにより、それぞれ自己の好み
に応じた転写テープの送出抵抗を選択することが可能と
なって、その限界で使用できるので、使い始めから終り
に近づくにつれての供給リール、巻取りリールの直径変
化に伴う送出抵抗の増減にも充分対応でき、各利用者に
とって塗布具の利用をより快適にすることができる。
たり、可変ボタンの回動によるスプリング押さえの位置
調整により、スプリングによる供給リールカラーのＬ字
形状断面底部に対する押圧力を任意に変化させることが
できるので、その押圧力の任意の変化によって、供給リ
ールカラーと供給ギアとの係合固定力を任意に調整する
ことができ、供給リールカラーの内径及び供給ギア軸の
外径の各寸法の正確性に拘泥することなく、スプリング
押さえの位置調整により前記両者間の係合固定力を増大
させることによって、勢いよく塗布具により糊或は修正
塗膜による塗布或は修正作業を行った場合においても、
供給リールカラーの空転を防止することができ、又、逆
に、塗布具の利用者において、同様にそのスプリング押
さえの位置調整をすることにより、それぞれ自己の好み
に応じた転写テープの送出抵抗を選択することが可能と
なって、その限界で使用できるので、使い始めから終り
に近づくにつれての供給リール、巻取りリールの直径変
化に伴う送出抵抗の増減にも充分対応でき、各利用者に
とって塗布具の利用をより快適にすることができる。
【０００８】
【実施例】この発明を図に示す実施例により更に説明す
る。（１）はこの発明の実施例である塗布具であり、こ
の塗布具（１）は上下に分離可能な上ケース（２）と下
ケース（３）内に転写テープ（４）の送出、巻取り部を
内蔵することによって構成され、（５）は供給ギア回転
軸であり、（６）は巻取りギア回転軸であって、いずれ
も下ケース（３）に一体に形成され、それぞれに供給ギ
ア（７）と巻取りギア（８）が嵌合された際、各ギア
（７）（８）が互に噛合するよう位置が調整されてい
る。（９）は供給ギア軸であって、中空となって前記供
給ギア回転軸（５）に回動自在に嵌合するとともに、そ
の供給ギア回転軸（５）高よりも充分な高さを有して、
供給ギア回転軸（５）と当接しない上部内壁面にはネジ
孔（９’）が設けられ、又、外側中間に段部（９”）が
設けられて、その段部（９”）を境として下側は円筒形
状であり、上側は下側の円筒直径よりも短寸の四角柱と
なっている。（１０）は供給リールカラーであって、内
側方向へ対向するＬ字形状の縦断面を有し、その底部
（１０’）の内側側面が供給ギア軸（９）外壁面に、
又、底部（１０’）の底面が供給ギア（７）の上面にそ
れぞれ当接するように供給ギア軸（９）に嵌合され、
（１１）はスプリングであって、供給リールカラー（１
０）と供給ギア軸（９）とによって供給ギア軸（９）の
周囲に形成される間隙部（１２）において、供給ギア軸
（９）を巻装するように配設され、その下部は供給リー
ルカラー（１０）の底部（１０’）上面に当接するとと
もに、上部は供給ギア軸（９）に対し上下方向に摺動自
在に嵌合されるスプリング押さえ（１３）に当接する。
そしてこのスプリング押さえ（１３）は、嵌合部（１
３’）とそれより長径の押さえ部（１３”）とからな
り、それらの中心には四角形状のギア軸孔（１４）が貫
通して設けられるとともに、嵌合部（１３’）先端は、
供給ギア軸（９）の先端の四角柱部分が前記ギア軸孔
（１４）に嵌入された際、供給ギア軸（９）の段部
（９”）と係合可能となっており、（１５）は可変ボタ
ンであって、供給ギア軸（９）先端の四角柱部分がスプ
リング押さえ（１３）のギア軸孔（１４）に嵌入された
後、そのネジ（１５’）を供給ギア軸（９）のネジ孔
（９’）と回動自在に螺合するとともに、その下面をス
プリング押さえ（１３）の押さえ部（１３”）上面と重
合する。尚、ネジ（１５’）をネジ孔（９’）に対して
最深部まで螺合させた際にスプリング押さえ（１３）の
嵌合部（１３’）の最下端が供給ギア軸（９）の段部
（９”）に係合するよう、各寸法が調整されている。
（１６）は転写ヘッドであって、下ケース（３）の先端
部に配設され、供給リールカラー（１０）に巻回された
転写テープ（４）はその転写ヘッド（１６）に掛け渡さ
れた上、巻取りギア（８）と同軸に嵌合固定されている
巻取りリールカラー（１７）に巻き取られる。（１８）
は可変ボタン孔であって、上ケース（２）に設けられ
て、そこから可変ボタン（１５）を操作する。
る。（１）はこの発明の実施例である塗布具であり、こ
の塗布具（１）は上下に分離可能な上ケース（２）と下
ケース（３）内に転写テープ（４）の送出、巻取り部を
内蔵することによって構成され、（５）は供給ギア回転
軸であり、（６）は巻取りギア回転軸であって、いずれ
も下ケース（３）に一体に形成され、それぞれに供給ギ
ア（７）と巻取りギア（８）が嵌合された際、各ギア
（７）（８）が互に噛合するよう位置が調整されてい
る。（９）は供給ギア軸であって、中空となって前記供
給ギア回転軸（５）に回動自在に嵌合するとともに、そ
の供給ギア回転軸（５）高よりも充分な高さを有して、
供給ギア回転軸（５）と当接しない上部内壁面にはネジ
孔（９’）が設けられ、又、外側中間に段部（９”）が
設けられて、その段部（９”）を境として下側は円筒形
状であり、上側は下側の円筒直径よりも短寸の四角柱と
なっている。（１０）は供給リールカラーであって、内
側方向へ対向するＬ字形状の縦断面を有し、その底部
（１０’）の内側側面が供給ギア軸（９）外壁面に、
又、底部（１０’）の底面が供給ギア（７）の上面にそ
れぞれ当接するように供給ギア軸（９）に嵌合され、
（１１）はスプリングであって、供給リールカラー（１
０）と供給ギア軸（９）とによって供給ギア軸（９）の
周囲に形成される間隙部（１２）において、供給ギア軸
（９）を巻装するように配設され、その下部は供給リー
ルカラー（１０）の底部（１０’）上面に当接するとと
もに、上部は供給ギア軸（９）に対し上下方向に摺動自
在に嵌合されるスプリング押さえ（１３）に当接する。
そしてこのスプリング押さえ（１３）は、嵌合部（１
３’）とそれより長径の押さえ部（１３”）とからな
り、それらの中心には四角形状のギア軸孔（１４）が貫
通して設けられるとともに、嵌合部（１３’）先端は、
供給ギア軸（９）の先端の四角柱部分が前記ギア軸孔
（１４）に嵌入された際、供給ギア軸（９）の段部
（９”）と係合可能となっており、（１５）は可変ボタ
ンであって、供給ギア軸（９）先端の四角柱部分がスプ
リング押さえ（１３）のギア軸孔（１４）に嵌入された
後、そのネジ（１５’）を供給ギア軸（９）のネジ孔
（９’）と回動自在に螺合するとともに、その下面をス
プリング押さえ（１３）の押さえ部（１３”）上面と重
合する。尚、ネジ（１５’）をネジ孔（９’）に対して
最深部まで螺合させた際にスプリング押さえ（１３）の
嵌合部（１３’）の最下端が供給ギア軸（９）の段部
（９”）に係合するよう、各寸法が調整されている。
（１６）は転写ヘッドであって、下ケース（３）の先端
部に配設され、供給リールカラー（１０）に巻回された
転写テープ（４）はその転写ヘッド（１６）に掛け渡さ
れた上、巻取りギア（８）と同軸に嵌合固定されている
巻取りリールカラー（１７）に巻き取られる。（１８）
は可変ボタン孔であって、上ケース（２）に設けられ
て、そこから可変ボタン（１５）を操作する。
【０００９】この発明は以上の構成を具えるので、供給
ギア（７）と供給リールカラー（１０）とを同軸に嵌合
固定する際、先ず、下ケース（３）に一体に設けられた
供給ギア回転軸（５）を供給ギア軸（９）に嵌入する。
次に、供給リールカラー（１０）を供給ギア軸（９）に
嵌合した上、その底部（１０’）の底面を供給ギア
（７）の上面に当接させる。そして、供給ギア軸（９）
と供給リールカラー（１０）とにより形成される間隙部
（１２）において、供給ギア軸（９）にスプリング（１
１）を巻装し、スプリング押さえ（１３）をその嵌合部
（１３’）側から供給ギア軸（９）の四角柱部分に嵌合
し、更に、可変ボタン（１５）のネジ（１５’）を、ス
プリング押さえ（１３）の押さえ部（１３”）上面のギ
ア軸孔（１４）に現れる供給ギア軸（９）の四角柱部分
のネジ孔（９’）に螺合させて、可変ボタン（１５）の
下面がスプリング押さえ（１３）の押さえ部（１３”）
上面を押圧しつつ、適宜の位置となるように調整する。
ギア（７）と供給リールカラー（１０）とを同軸に嵌合
固定する際、先ず、下ケース（３）に一体に設けられた
供給ギア回転軸（５）を供給ギア軸（９）に嵌入する。
次に、供給リールカラー（１０）を供給ギア軸（９）に
嵌合した上、その底部（１０’）の底面を供給ギア
（７）の上面に当接させる。そして、供給ギア軸（９）
と供給リールカラー（１０）とにより形成される間隙部
（１２）において、供給ギア軸（９）にスプリング（１
１）を巻装し、スプリング押さえ（１３）をその嵌合部
（１３’）側から供給ギア軸（９）の四角柱部分に嵌合
し、更に、可変ボタン（１５）のネジ（１５’）を、ス
プリング押さえ（１３）の押さえ部（１３”）上面のギ
ア軸孔（１４）に現れる供給ギア軸（９）の四角柱部分
のネジ孔（９’）に螺合させて、可変ボタン（１５）の
下面がスプリング押さえ（１３）の押さえ部（１３”）
上面を押圧しつつ、適宜の位置となるように調整する。
【００１０】この可変ボタン（１５）による供給ギア
（７）と供給リールカラー（１０）との係合固定力の具
体的な調整方法は以下の通りである。すなわち、供給ギ
ア（７）と供給リールカラー（１０）とを強固に係合し
て、供給ギア（７）に対する供給リールカラー（１０）
の空転を最大限防止しようとするならば、可変ボタン
（１５）を供給ギア軸（９）のネジ孔（９’）に最大限
深く螺合させ、スプリング押さえ（１３）の嵌合部（１
３’）の最下端が供給ギア軸（９）の段部（９”）に係
合して固定すればよい。その時スプリング（１１）は最
大限に圧縮されているので、その下端が供給リールカラ
ー（１０）の底部（１０’）上面を下方へ向けて最大圧
力で押圧することになり、供給リールカラー（１０）と
供給ギア（７）とは強固に係合されることとなる。一
方、可変ボタン（１５）を回動して上方へ移動させる
と、それにともなってスプリング押さえ（１３）もスプ
リング（１１）の弾性によって上方へ摺動し、スプリン
グ（１１）の圧縮度合いが緩和されるので、供給リール
カラー（１０）と供給ギア（７）との係合度合いも緩和
されることとなり、可変ボタン（１５）を回動して可変
ボタン（１５）の位置を適宜に調整することによって、
供給リールカラー（１０）と供給ギア（７）との係合度
合いも任意に調整することができる。そして特に、供給
ギア軸（９）の先端部分が四角柱形状としてスプリング
押さえ（１３）のギア軸孔（１４）に嵌入されているの
で、スプリング押さえ（１３）の位置調整に際して、ス
プリング押さえ（１３）が供給ギア軸（９）に対して空
転することがなく、可変ボタン（１５）のネジ（１
５’）を供給ギア軸（９）のネジ孔（９’）に対して行
う螺合調整により、的確に上下方向へ摺動するので、微
妙な位置調整を容易に行うことができる。
（７）と供給リールカラー（１０）との係合固定力の具
体的な調整方法は以下の通りである。すなわち、供給ギ
ア（７）と供給リールカラー（１０）とを強固に係合し
て、供給ギア（７）に対する供給リールカラー（１０）
の空転を最大限防止しようとするならば、可変ボタン
（１５）を供給ギア軸（９）のネジ孔（９’）に最大限
深く螺合させ、スプリング押さえ（１３）の嵌合部（１
３’）の最下端が供給ギア軸（９）の段部（９”）に係
合して固定すればよい。その時スプリング（１１）は最
大限に圧縮されているので、その下端が供給リールカラ
ー（１０）の底部（１０’）上面を下方へ向けて最大圧
力で押圧することになり、供給リールカラー（１０）と
供給ギア（７）とは強固に係合されることとなる。一
方、可変ボタン（１５）を回動して上方へ移動させる
と、それにともなってスプリング押さえ（１３）もスプ
リング（１１）の弾性によって上方へ摺動し、スプリン
グ（１１）の圧縮度合いが緩和されるので、供給リール
カラー（１０）と供給ギア（７）との係合度合いも緩和
されることとなり、可変ボタン（１５）を回動して可変
ボタン（１５）の位置を適宜に調整することによって、
供給リールカラー（１０）と供給ギア（７）との係合度
合いも任意に調整することができる。そして特に、供給
ギア軸（９）の先端部分が四角柱形状としてスプリング
押さえ（１３）のギア軸孔（１４）に嵌入されているの
で、スプリング押さえ（１３）の位置調整に際して、ス
プリング押さえ（１３）が供給ギア軸（９）に対して空
転することがなく、可変ボタン（１５）のネジ（１
５’）を供給ギア軸（９）のネジ孔（９’）に対して行
う螺合調整により、的確に上下方向へ摺動するので、微
妙な位置調整を容易に行うことができる。
【００１１】
【発明の効果】以上の通り、可変ボタンの回動により、
その可変ボタンと重合するスプリング押さえを上下方向
に摺動させ、その摺動によって供給リールカラーの底部
を下方へ押圧するスプリングの押圧力を調整し、もって
供給リールカラーと供給ギアとの係合力を任意に調整す
ることができるので、Ｏリングを使用することなく、簡
単な構成により、寸法精度の低い部材を使用しても供給
リールカラーの供給ギアに対する空転を防止して、塗布
具の製造における経済性を向上させるとともに、塗布具
自体の利便性をも向上させ、又、あるいは逆に、ある程
度の空転を生じさせることにより、塗布具の使用者の所
望する転写テープの送出抵抗を選択することが可能とな
るという優れた効果を有するものである。
その可変ボタンと重合するスプリング押さえを上下方向
に摺動させ、その摺動によって供給リールカラーの底部
を下方へ押圧するスプリングの押圧力を調整し、もって
供給リールカラーと供給ギアとの係合力を任意に調整す
ることができるので、Ｏリングを使用することなく、簡
単な構成により、寸法精度の低い部材を使用しても供給
リールカラーの供給ギアに対する空転を防止して、塗布
具の製造における経済性を向上させるとともに、塗布具
自体の利便性をも向上させ、又、あるいは逆に、ある程
度の空転を生じさせることにより、塗布具の使用者の所
望する転写テープの送出抵抗を選択することが可能とな
るという優れた効果を有するものである。
【図１】この発明の実施例である塗布具の分解斜視図で
ある。
ある。
【図２】同じくスプリングを最大限に圧縮した際の要部
の拡大縦断面図である。
の拡大縦断面図である。
【図３】同じくスプリングの圧縮を緩和した際の要部の
拡大縦断面図である。
拡大縦断面図である。
１ 塗布具 ２ 上ケース ３ 下ケース ４ 転写テープ ５ 供給ギア回転軸 ６ 巻取りギア回転軸 ７ 供給ギア ８ 巻取りギア ９ 供給ギア軸 ９’ ネジ孔 ９” 段部 １０ 供給リールカラー １０’ 底部 １１ スプリング １２ 間隙部 １３ スプリング押さえ １３’ 嵌合部 １３” 押さえ部 １４ ギア軸孔 １５ 可変ボタン １５’ ネジ １６ 転写ヘッド １７ 巻取りリールカラー １８ 可変ボタン孔
Claims (1)
- 【請求項１】 塗布具本体内に内蔵されると共に、互に
噛合する供給ギアと巻取りギアとの駆動により、上記塗
布具の先端に配設される転写ヘッドに対して、供給リー
ルカラーに巻回される未使用の糊或は修正塗膜転写テー
プを送出すると同時に、転写ヘッドを経由した使用済み
の糊或は修正塗膜転写テープを巻取りリールカラーに巻
回する塗布具であって、供給ギアの軸芯に対して内側方
向へ対向する断面Ｌ字形状となる供給リールカラーを嵌
合し、且つ、その底面を供給ギアの上面に当接させると
ともに、前記供給リールカラーのＬ字形状断面部分と供
給ギアの軸芯とにより形成される間隙部に、供給ギアの
軸芯を中心とするスプリングを巻装し、可変ボタンの回
動により供給ギアの軸芯に対して上下方向へ摺動自在と
なるスプリング押さえを前記スプリングの上部に対し押
圧自在としてなる転写テープ送出、巻取り部。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25446995A JPH0971097A (ja) | 1995-09-07 | 1995-09-07 | 塗布具の転写テープ送出、巻取り部 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25446995A JPH0971097A (ja) | 1995-09-07 | 1995-09-07 | 塗布具の転写テープ送出、巻取り部 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0971097A true JPH0971097A (ja) | 1997-03-18 |
Family
ID=17265475
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25446995A Withdrawn JPH0971097A (ja) | 1995-09-07 | 1995-09-07 | 塗布具の転写テープ送出、巻取り部 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0971097A (ja) |
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-
1995
- 1995-09-07 JP JP25446995A patent/JPH0971097A/ja not_active Withdrawn
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