JPH0970984A - インクジェット式記録装置 - Google Patents

インクジェット式記録装置

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JPH0970984A
JPH0970984A JP22669795A JP22669795A JPH0970984A JP H0970984 A JPH0970984 A JP H0970984A JP 22669795 A JP22669795 A JP 22669795A JP 22669795 A JP22669795 A JP 22669795A JP H0970984 A JPH0970984 A JP H0970984A
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JP
Japan
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pressure
ink
film
purging
pressure absorbing
Prior art date
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Pending
Application number
JP22669795A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Kogo
孝志 向後
Mutsumi Okada
睦 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seikosha KK
Original Assignee
Seikosha KK
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Publication date
Application filed by Seikosha KK filed Critical Seikosha KK
Priority to JP22669795A priority Critical patent/JPH0970984A/ja
Publication of JPH0970984A publication Critical patent/JPH0970984A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パージング時にはインクに加えられた加圧力
を効率的に印字ヘッドへ伝達し、パージングの終了後に
は直ちにインクの圧力変動を吸収する状態に戻すように
してインクの無駄な流出やインクの逆流等を防止する。 【解決手段】 インクタンクから印字ヘッドに至るイン
ク流路中に圧力吸収室51a が形成された圧力吸収基板51
を配設し、圧力吸収室51a に可撓性フィルムからなる圧
力吸収膜52を接合して密閉する。通常は圧力吸収膜52か
ら離間して位置する規制部材61を配設する。規制部材61
はパージング時に揺動駆動され、その規制板61c が圧力
吸収膜52に当接される。規制部材61はソレノイド62a に
より進退駆動されるプランジャ62b に連動して揺動駆動
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、例えば包装容器を被印字
体として、包装容器を搬送ベルト上で搬送しながらその
横腹に印字するインクジェット式記録装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来より、印字時に外部から振動や衝撃
が伝わると、ノズルから射出されるインク内の圧力に変
動を生じ、このためにノズルからのインクの射出に微妙
な影響を与え、また、ノズルからインクが滲み出るとい
うことを生じていた。このためにインク内の圧力に変動
を生じないように、流路の途中にダンパーを設けたもの
がある。例えば、特開平2−150360号公報には、
ノズルを形成したインクジェットヘッドにインクタンク
からインクを供給する供給管の間にダンパーが設けてあ
る。ダンパーはヘッドの移動方向と直角に配置してあ
り、ダンパーベースとダンパーフィルムとから構成して
ある。ダンパーベースには、ダンパーホールが形成して
あり、ダンパーホールを塞ぐようにダンパーフィルムで
熱溶着した構成が開示してある。インク内の圧力変化は
ダンパーフィルムの膨脹,収縮により吸収している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしこの従来の構成
では、ヘッド内へインクを充填し、またはヘッド内の気
泡を排出させ、またはインク内のごみなどによるノズル
詰まりを解消する等の際に、インクに正圧を与えて強制
的にノズルからインクを流出させる、いわゆるパージン
グの場合に、供給管の間に配置されたダンパーのダンパ
ーフィルムが膨脹して外側へ膨らんでしまい、加圧され
た圧力が吸収されてしまうので、十分なインクの充填や
気泡排出やノズル詰まりの解消等の効果が得られないと
いう問題がある。また加圧動作を終了させた後も、膨脹
したダンパーフィルムが初期形状に戻ろうとしてインク
内の圧力がそのまま保たれ、その結果、ノズルからのイ
ンクの流出が止まらなかったり、インクタンクへのイン
クの逆流を生じる問題がある。このためにインクの充填
や気泡の排出等のパージングの操作に長時間かかるとい
う問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のインクジェット
式記録装置では、ヘッドに伝わる振動や衝撃に伴ってイ
ンク内の圧力が変動し、ノズルからのインクの射出に微
妙な影響を与え、また、ノズルからインクが滲み出ると
いう課題に対して、圧力吸収基板に圧力吸収室を設け、
この室を可撓性フィルムからなる圧力吸収膜で密閉し、
この圧力吸収基板をインク流路中に配設することにより
解決する。インク内の圧力の変動は、圧力吸収膜を膨脹
・収縮させて吸収する。パージング時に、加圧された圧
力が圧力吸収膜で吸収されて十分なインクの充填や気泡
排出やノズル詰まりの解消等の効果が得られないという
課題に対しては、圧力吸収膜から離間して規制部材を位
置させ、この規制部材を駆動手段により駆動してパージ
ング時に圧力吸収膜に当接することにより解決する。パ
ージング時には圧力吸収膜の膨脹が規制部材により規制
され、したがってインクに加えられた圧力が吸収される
ことはなく、またパージングの終了後には、圧力吸収膜
を解放して直ちに通常の状態に戻る。
【0005】規制部材の駆動手段としては、規制部材を
揺動駆動するもの、進退駆動するもの等がある。
【0006】また、規制部材の駆動に連動して、パージ
ングの開始スイッチを駆動させるように構成すると好都
合である。
【0007】
【発明の実施の形態】図1に示すように、固定的に設け
られたインクジェットプリンタのヘッド1へは、固定的
に設けられたインクタンク2からポンプ3を介して送り
出されたインクがインク流路4を通って供給される。ヘ
ッド1に至るインク流路4中には、圧力吸収手段5が設
けられている。
【0008】圧力吸収手段5は、図2に示すように、圧
力吸収基板51と可撓性フィルムからなる圧力吸収膜5
2とからなっている。圧力吸収基板51には、インク流
路4の一部の流路4a(図1図示)と、このインク流路
4aから分岐して連通する圧力吸収室51aとが形成し
てある。圧力吸収室51aを密閉するために、圧力吸収
基板51にポリエチレンフィルムなどの可撓性フィルム
で作られた圧力吸収膜52が接合してある。
【0009】インクがインクタンク2からインク流路
4,4a,圧力吸収室51a及びヘッド1内に満たされ
た状態の時に外部から振動や衝撃が伝わると、インク内
に圧力の変動を生じようとするが、圧力吸収膜52の膨
脹,収縮によってインクの圧力の変動が吸収される。
【0010】図2に示すように、本発明ではインクの圧
力の変動が吸収されないようにする規制手段6が設けら
れている。規制手段6は規制部材61とこの規制部材の
駆動手段62とからなっている。規制部材61は、回転
中心となる軸61aにより揺動自在に支持された規制レ
バー61bの一端側に、規制板61cを支持した構成と
なっている。規制板61cは圧力吸収膜52に対接可能
な位置に設けられている。規制レバー61bの他端側に
付勢手段であるばね61dが掛け止めてあり、ばね61
dによる規制レバー61bの揺動範囲は、ストッパピン
61eにより規制されている。規制板61cが圧力吸収
膜52に当接した時には、圧力吸収膜52の外方への膨
脹が規制される。
【0011】規制部材の駆動手段62は、ソレノイド6
2aにより進退駆動されるプランジャ62bの先端に、
規制レバー61bの他端側を連結ピン62cにより連結
した構成となっている。ソレノイド62aによりプラン
ジャ62bが後退する時に、規制レバー61bはばね6
1dのばね力に抗して揺動駆動される。
【0012】このような構造であるので、パージングに
先立ってソレノイド62aを駆動し、プランジャ62b
を後退させると、規制レバー61bが揺動し、規制板6
1cが圧力吸収膜52に当接される。パージングに際し
てポンプ3によりインクタンク2からインクを送り出す
と、インクの圧力変化により圧力吸収膜52が外方へ膨
脹しようとするが、規制板61cによりその膨脹が規制
されているので、インクに加えられた圧力は効率的にヘ
ッドに伝達され、円滑なパージングが速やかに行われて
ヘッド内に残留する気泡などが十分に排出される。パー
ジングが終了したら、ソレノイド62aの駆動を解除し
て規制板61cをばね61dのばね力により元の位置に
復帰させれば、直ちに印字可能な状態となり、何等余分
な時間を必要としない。
【0013】図3に、圧力吸収膜52の外方への膨脹を
規制する規制手段の他の例を示している。この例に示す
規制手段7は、規制部材71をその駆動手段72によっ
て圧力吸収膜52に対して進退させて圧力吸収膜52に
当接させるものである。
【0014】即ち、規制部材71はガイドピン71aに
より摺動自在に支持された摺動板71bの一端側に、規
制板71cを支持した構成となっている。規制板71c
は圧力吸収膜52に向かって前進して対接可能である。
摺動板71bの他端側には、付勢手段であるばね71d
が掛け止めてあると同時に、カム部71eが形成してあ
る。規制板71cが圧力吸収膜52に当接された時に
は、圧力吸収膜52の外方への膨脹が規制される。
【0015】規制部材71の駆動手段72は、ガイドピ
ン72aにより摺動自在に支持されたT字状の駆動板7
2bからなり、この駆動板72bは摺動板71bの摺動
方向に対して直交する方向に往復移動させることができ
る。駆動板72bの先端部に突設した駆動ピン72c
は、カム部71eに当接してある。駆動板72bの他の
端部は操作部72dであり、ケース8の開口8aから突
出して外部から操作可能になっている。駆動板72bの
残りの端部は作動部72eであり、パージングの開始ス
イッチ9を作動可能になっている。
【0016】このような構造であるので、パーシングに
先立って外部から操作部72dにより駆動板72bを図
3左方に移動させると、駆動ピン72cがカム部71e
を押圧して摺動板71bを下方へ移動させるので、規制
板71cが前進して圧力吸収膜52に当接される。同時
に作動部72eによりスイッチ9を閉じ、パージングが
開始される。そこで先の例と同様にポンプ3によりイン
クタンク2からインクが送り出され、インクの圧力変化
により圧力吸収膜52が外方へ膨脹しようとするが、規
制板71cによりその膨脹が規制されているので、イン
クに加えられた圧力は効率的にヘッドに伝達され、円滑
なパージングが速やかに行われてヘッド内に残留する気
泡などが十分に排出される。パージングが終了したら、
操作部72dを介して摺動板72bを右方へ移動させれ
ば、スイッチ9が開くと同時に規制板71cが後退して
元の位置に復帰し、印字可能な状態となる。
【0017】なお、いずれの実施の態様においても印字
ヘッドは固定的に設けてあるが、これに限られるもので
なく、印字ヘッドをキャリッジに搭載し、移動しながら
印字するものであっても良い。また、図示しないが規制
板61c,71cに小径の貫通孔を設けておけば、圧力
吸収膜52へ規制板を当接する際にその間隙に閉じ込め
られる空気を逃がすので、圧力吸収膜が内方へ撓んでイ
ンクの圧力を上げる不都合を生じない。
【0018】
【発明の効果】このように構成された本発明のインクジ
ェット式記録装置は、外部から伝えられる振動や衝撃等
によりインク内に生じる圧力の変動が、可撓性フィルム
からなる圧力吸収膜の膨脹,収縮によって吸収されるの
で、インク内の圧力の均一化が達成できて良質な印字が
できる。しかもパージング操作時には圧力吸収膜に規制
部材を当接してその外方への膨脹を規制するので、イン
クに加えられた加圧力を効率的に印字ヘッドへ伝達する
ことが可能であり、そしてパージングの終了後には直ち
に通常の状態に戻すので、ノズルからのインクの無駄な
流出や、インクタンクへのインクの逆流等が防止でき、
パージングの作業性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されたインクジェット式記録装置
を示す正面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】他の例を図1のA−A線に対応して示した断面
図である。
【符号の説明】
1 印字ヘッド 2 インクタンク 4,4a インク流路 51 圧力吸収基板 51a 圧力吸収室 52 圧力吸収膜 61 規制部材 62 規制部材の駆動手段 9 パージングの開始スイッチ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクタンクから印字ヘッドに至るイン
    ク流路中に圧力吸収室が形成された圧力吸収基板が配設
    してあり、 上記圧力吸収基板には、上記圧力吸収室を密閉する可撓
    性フィルムからなる圧力吸収膜が接合してあり、 通常は上記圧力吸収膜から離間して位置し、パージング
    時に上記圧力吸収膜に当接される規制部材が配設してあ
    り、 上記規制部材を駆動する規制部材の駆動手段が設けてあ
    ることを特徴とするインクジェット式記録装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記規制部材の駆動
    手段は、上記規制部材を揺動させて上記圧力吸収膜に当
    接させるものであることを特徴とするインクジェット式
    記録装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、上記規制部材の駆動
    手段は、上記規制部材を上記圧力吸収膜に対して進退さ
    せて上記圧力吸収膜に当接させるものであることを特徴
    とするインクジェット式記録装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかにおいて、上
    記規制部材を上記圧力吸収膜に当接させる動作に連動し
    て、上記パージングの開始スイッチを作動させるように
    構成したことを特徴とするインクジェット式記録装置。
JP22669795A 1995-09-04 1995-09-04 インクジェット式記録装置 Pending JPH0970984A (ja)

Priority Applications (1)

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JP22669795A JPH0970984A (ja) 1995-09-04 1995-09-04 インクジェット式記録装置

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JP22669795A JPH0970984A (ja) 1995-09-04 1995-09-04 インクジェット式記録装置

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Publication Number Publication Date
JPH0970984A true JPH0970984A (ja) 1997-03-18

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ID=16849241

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JP22669795A Pending JPH0970984A (ja) 1995-09-04 1995-09-04 インクジェット式記録装置

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JP (1) JPH0970984A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006006380A1 (ja) 2004-07-07 2006-01-19 Konica Minolta Medical & Graphic, Inc. インクジェットプリンタ
JP2006021380A (ja) * 2004-07-07 2006-01-26 Konica Minolta Medical & Graphic Inc インクジェットプリンタ
JP2006021383A (ja) * 2004-07-07 2006-01-26 Konica Minolta Medical & Graphic Inc インクジェットプリンタ
JP2007076016A (ja) * 2005-09-12 2007-03-29 Ricoh Co Ltd インク供給容器と記録装置及びインク供給方法
JP2007152821A (ja) * 2005-12-07 2007-06-21 Seiko Epson Corp 液体収容容器

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WO2006006380A1 (ja) 2004-07-07 2006-01-19 Konica Minolta Medical & Graphic, Inc. インクジェットプリンタ
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