JPH0969828A - データ伝送用無線設備 - Google Patents

データ伝送用無線設備

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Publication number
JPH0969828A
JPH0969828A JP7246917A JP24691795A JPH0969828A JP H0969828 A JPH0969828 A JP H0969828A JP 7246917 A JP7246917 A JP 7246917A JP 24691795 A JP24691795 A JP 24691795A JP H0969828 A JPH0969828 A JP H0969828A
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JP
Japan
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data
data channel
unit
error bit
transmission
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Application number
JP7246917A
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English (en)
Inventor
Yasuhiko Kitajima
泰彦 北嶋
Akio Nakasuji
章雄 中筋
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 誤りビット数が訂正可能ビット数を超えるご
とにデータ再送を要求する従来手段ではデータ再送が頻
繁に発生してデータ伝送の時間損失が大きい。 【解決手段】 発呼局1と被呼局2とを構成する送受信
装置のそれぞれに、データ再送要求回数記憶部(13
5、235)と、データチャネル変更判定部(137、
237)とを設け、被呼局2において、データ再送要求
回数記憶部235はデータ再送要求判定部232がデー
タの再送を要求した回数を記憶し、データチャネル変更
判定部237は前記記憶した再送要求回数が所定値を超
えるときにデータチャネルを変更するように判定する。
なお、発呼局で検出した空データチャネルを新しいデー
タチャネルとする構成の他、被呼局で検出した空データ
チャネルを新しいデータチャネルとする構成も可能であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発呼局側と被呼局
側との間で、データを無線で伝送するために利用される
データ伝送用無線設備に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、無線でデータを送受信するデータ
伝送用無線設備が多方面で使用されている。
【0003】以下、従来のデータ伝送用無線設備につい
て図面を参照しながら説明する。図6は従来のデータ伝
送用無線設備の構成を示すブロック図である。図におい
て、このデータ伝送用無線設備は、発呼局1と被呼局2
とで構成される。発呼局1は、電波を受信してデジタル
信号に復調する受信部11と、復調したデジタル信号を
処理し、制御を行う制御部13と、前記制御部13から
出力されたデジタル信号を電波に変調して発射する送信
部12とで構成されている。また、被呼局2は、電波を
受信してデジタル信号に復調する受信部21と、復調し
たでデジタル信号を処理し、制御を行う制御部23と、
前記制御部23から出力されたデジタル信号を電波に変
調して発射する送信部22とで構成されている。図から
わかるように、発呼局1と被呼局2とは同一構成の送受
信装置であり、2台の送受信装置で1組のデータ伝送用
無線設備を構成した場合においては、任意の一方を発呼
局1とし、もう一方を被呼局2としている。また、発呼
局1の制御部13と被呼局2の制御部23とにおいても
同一構成としている。
【0004】発呼局1の制御部13は、受信部11で復
調されたデジタル信号の誤りビットの検出と訂正とを行
い、制御信号やデータを得る処理を行う誤りビット検出
・訂正部131と、前記誤りビット検出・訂正部131
の出力に基づいてデータの再送を要求するか否かを判定
するデータ再送要求判定部132と、伝送するデータを
デジタル信号に変換する送信信号発生部133と、キャ
リアセンスにより空データチャネルを検出する空データ
チャネル検出部134とで構成されている。また、被呼
局2の制御部23についても同様であり、受信部21で
復調されたデジタル信号の誤りビットの検出と訂正とを
行い、制御信号やデータを得る処理を行う誤りビット検
出・訂正部231と、前記誤りビット検出・訂正部23
1の出力に基づいてデータの再送を要求するか否かを判
定するデータ再送要求判定部232と、伝送するデータ
をデジタル信号に変換する送信信号発生部233と、キ
ャリアセンスにより空データチャネルを検出する空デー
タチャネル検出部234とで構成されている。
【0005】上記構成においてその動作を説明する。図
7は従来のデータ伝送用無線設備の回線接続動作を示す
プロトコル図である。図において、発呼局1は空データ
チャネル検出部134で空データチャネルを検出すると
ともに制御チャネルのキャリアセンスを行い、制御チャ
ネルが空であれば、制御チャネルを使用して接続要求信
号とデータチャネル指定信号とを被呼局2へ送信する。
これらの信号を受信した被呼局2は、受信した接続要求
への応答として、発呼局1へ接続応答信号を送信する。
このようにして、発呼局1と被呼局2との間にデータ伝
送回線が確立する。
【0006】その後、前記発呼局1が検出したデータチ
ャネルを使用して発呼局1と被呼局2との間でデータ伝
送が行われる。また、データ伝送が終了したとき、発呼
局1は終了信号を被呼局2へ送信し、被呼局2は受信し
た終了信号に対して応答信号を発呼局1へ送信する。発
呼局1がその応答信号を受信することによって、発呼局
1と被呼局2との間のデータ伝送回線が解除される。ま
た、発呼局1と被呼局2との間のデータ伝送回線が解除
されるまで、データチャネルの変更はできない。
【0007】上記の回線接続手順において、発呼局1
は、送信信号発生部133で伝送するデータをデジタル
信号に変換し、送信部12のデジタル信号を電波に変調
して被呼局2へ送信する。被呼局2は、受信部21で受
信した電波をデジタル信号に復調し、誤りビット検出・
訂正部231でそのデジタル信号の誤りビット数を検出
し、誤りビット数が誤り訂正能力範囲内である場合は、
誤りビットを訂正するとともに送信信号発生部233で
送信成功を発呼局1に指示する制御信号を生成するが、
誤りビット数が誤り訂正能力を超える場合は、データ再
送要求判定部232がデータ再送を決定し、送信信号発
生部233で発呼局1にデータの再送を指示する制御信
号を生成する。送信部22は、上記送信成功または上記
再送要求のいずれかを示す制御信号を電波に変調して発
呼局1へ送信する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のデー
タ伝送用無線設備では、たとえば、発呼局1と被呼局2
で使用しているデータチャネルが、異種電波の干渉を受
けたり、他の回線で使用中の隣接データチャネルの影響
を受けたりしたときにはデータ再送回数が多くなる。図
8はこの場合のデータ伝送用無線設備の動作例を示す。
なお、図8では発呼局1から被呼局2へ伝送するデータ
がデータ1とデータ2との2つである場合を示してい
る。いま、発呼局1と被呼局2との間で使用しているデ
ータチャネルが他の電波からの干渉を受けているためビ
ット誤りが多く、被呼局2は発呼局1に対してデータ1
に関して3回、データ2に関して2回、データ再送を要
求している。このように、現在使用しているデータチャ
ネルではデータの再送回数が多く、データ伝送時間が長
くなってしまうと言う問題がある。
【0009】本発明は上記の課題を解決するもので、デ
ータ再送回数が少なくて済み、データ伝送時間を短縮で
きるデータ伝送用無線設備を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に係わる本発明
は、電波を受信してデジタル信号に復調する受信部と、
前記復調したデジタル信号の誤りビットの検出と訂正を
行って、制御信号およびデータを得る処理を行う誤りビ
ット検出・訂正部と、前記誤りビット検出・訂正部の出
力に基づいてデータ再送を要求するか否かを判定するデ
ータ再送要求判定部と、伝送するデータに制御信号を付
加してデジタル信号に変換する送信信号発生部と、前記
送信信号発生部で変換されたデジタル信号を電波に変調
して発射する送信部と、キャリアセンスにより空データ
チャネルを検出する空データチャネル検出部と、前記デ
ータ再送要求判定部がデータ再送を要求した回数を記憶
するデータ再送要求回数記憶部と、前記記憶された要求
回数に基づいて現在使用しているデータチャネルを変更
するか否かを判定するデータチャネル変更判定部とを備
えた送受信装置を発呼局と被呼局として設け、前記被呼
局において、前記データ再送要求判定部は前記誤りビッ
ト検出・訂正部で検出した誤りビット数が訂正可能なビ
ット数を超えるときに発呼局にデータの再送を要求し、
前記データチャネル変更判定部は前記記憶された再送要
求回数が所定値を超えたときに現在使用しているデータ
チャネルを前記発呼局に変更させるようしたデータ伝送
用無線設備であり、また、請求項2に係わる本発明は、
電波を受信してデジタル信号に復調する受信部と、前記
復調したデジタル信号の誤りビットの検出と訂正を行っ
て、制御信号およびデータを得る処理を行う誤りビット
検出・訂正部と、前記誤りビット検出・訂正部の出力に
基づいてデータ再送を要求するか否かを判定するデータ
再送要求判定部と、伝送するデータに制御信号を付加し
てデジタル信号に変換する送信信号発生部と、前記送信
信号発生部で変換されたデジタル信号を電波に変調して
発射する送信部と、キャリアセンスにより空データチャ
ネルを検出する空データチャネル検出部と、前記誤りビ
ット検出・訂正部で検出された誤りビット数を記憶する
誤りビット数記憶部と、前記誤りビット数記憶部に記憶
された誤りビット数に基づいて現在使用しているデータ
チャネルを変更するか否かを判定するデータチャネル変
更判定部を備えた送受信装置を発呼局および被呼局とし
て設け、前記被呼局において、前記データ再送要求判定
部は前記誤りビット検出・訂正部で検出した誤りビット
数が訂正可能なビット数を超えるときに発呼局にデータ
の再送を要求し、前記データチャネル変更判定部は前記
記憶した誤りビット数の加算値が所定値を超えたときに
現在使用しているデータチャネルを前記発呼局に変更さ
せるようにしたデータ伝送用無線設備であり、また、請
求項3に係わる本発明は、電波を受信してデジタル信号
に復調する受信部と、前記復調したデジタル信号の誤り
ビットの検出と訂正を行って、制御信号およびデータを
得る処理を行う誤りビット検出・訂正部と、前記誤りビ
ット検出・訂正部の出力に基づいてデータ再送を要求す
るか否かを判定するデータ再送要求判定部と、伝送する
データに制御信号を付加してデジタル信号に変換する送
信信号発生部と、前記送信信号発生部で変換されたデジ
タル信号を電波に変調して発射する送信部と、キャリア
センスにより空データチャネルを検出する空データチャ
ネル検出部と、前記データ再送要求判定部でデータ再送
を要求した回数を記憶するデータ再送要求回数記憶部
と、誤りビット検出・訂正部で検出された誤りビット数
を記憶する誤りビット数記憶部と、前記データ再送要求
回数記憶部と前記誤りビット数記憶数記憶部に記憶され
た内容に基づいて、現在使用しているデータチャネルを
変更するか否かを判定するデータチャネル変更判定部と
を備えた送受信装置を発呼局および被呼局として設け、
前記被呼局において、前記データ再送要求判定部は前記
誤りビット検出・訂正部で検出した誤りビット数が訂正
可能なビット数を超えるときに発呼局にデータの再送を
要求し、前記データチャネル変更判定部は前記データ再
送要求回数と前記誤りビット数の加算値とがそれぞれの
所定値を超えたとき、現在使用しているデータチャネル
を前記発呼局に変更させるようにしたデータ伝送用無線
設備であり、また、請求項4に係わる本発明は、被呼局
のデータチャネル変更判定部が現在使用しているデータ
チャネルを変更するように判定したとき、データチャネ
ルの変更を指示する制御信号を送信信号発生部で生成し
て発呼局に送信し、前記制御信号を受信した発呼局が空
データチャネル検出部で空データチャネルを検出して新
しいデータチャネルを決定することにより、発呼局が決
定した新しいデータチャネルに変更させるようにした請
求項1ないし請求項3のいずれかに係わるデータ伝送用
無線設備であり、また、請求項5に係わる本発明は、被
呼局のデータチャネル変更判定部が現在使用しているデ
ータチャネルを変更するように判定したとき、空データ
チャネル検出部で空データチャネルを検出して新しいデ
ータチャネルを決定し、そのデータチャネルを指示する
制御信号を送信信号発生部で生成して発呼局に送信する
ことにより、被呼局が決定した新しいデータチャネルに
変更させるようにした請求項1ないし請求項3のいずれ
かに記載のデータ伝送用無線設備である。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明における誤りビット検出・
訂正部、データ再送要求判定部、送信信号発生部、空チ
ャネル検出部、再送要求回数記憶部、誤りビット数記憶
部、およびデータチャネル変更判定部は、デジタル信号
処理と記憶処理とを行うものであり、それらは一括して
マイクロコンピュータのプログラム動作とメモリ装置と
で実現される。なお、誤りビット検出・訂正部、空チャ
ネル検出部、データ再送要求判定部の処理は従来手段と
同じでよい。本発明の特徴である要件の実施形態につい
て説明すると、請求項1に係わる本発明において、再送
要求回数記憶部はデータ再送要求判定部が発呼局に再送
を要求した回数を記憶するもので、連続して発生した再
送要求の回数を記憶してもよいし、また、不連続に飛び
飛びに発生した再送要求の回数を記憶してもよく、要は
現在使用中のデータチャネルの不調を再送要求の履歴と
して与えるものであればよい。また、データチャネル変
更判定部は前記再送要求回数記憶部の内容によりデータ
チャネルを変更するか否かを判定するものであって、記
憶された回数の大小によりデータチャネルの変更を判定
すればよく、所定値との比較により判定するようにでき
る。なお、前記再送要求回数記憶部はデータチャネル変
更を完了すればリセットする。また、請求項2に係わる
本発明において、誤りビット数記憶部はデータ誤りビッ
ト数を記憶するもので、データごとの誤りビット数の数
列として記憶してもよいし、順次に加算した累計値を記
憶してもよく、また、連続して発生した誤りビット数に
ついてのみとしても、不連続に飛び飛びに発生した誤り
ビット数についてとしてもよく、要は現在使用中のデー
タチャネルの不調を誤りビット数の履歴として与えるも
のであればよい。また、データチャネル変更判定部は前
記記憶された誤りビット数の内容によりデータチャネル
を変更するか否かを判定するものであって、記憶された
誤りビット数の加算値の大小によりデータチャネルの変
更を判定でき、所定値との比較により判定するようにで
きる。なお、前記誤りビット数記憶部はデータチャネル
変更を完了すればリセットするが、誤りビットを検出し
なかった時点でリセットするようにもできる。また、請
求項3に係わる本発明において、データチャネル変更判
定部は、上記請求項1と請求項2におけるデータチャネ
ル変更判定部の機能を合わせもつようにしたものであ
る。また、請求項4に係わる本発明において、データチ
ャネルを変更するとき、送信信号発生部は発呼局が新し
いデータチャネルを決定するように制御信号を生成す
る。また、請求項5に係わる本発明において、データチ
ャネルを変更するとき、送信信号発生部は被呼局が決定
した新しいデータチャネルを発呼局に指示する制御信号
を生成する。
【0012】以下、本発明の実施例について説明する。
【0013】
【実施例】
(実施例1)以下、請求項1に係わる本発明のデータ伝
送用無線設備の一実施例について図面を参照しながら説
明する。図1は本実施例の構成を示すブロック図であ
る。なお、従来例と同じ構成要素には同一番号を付与し
て詳細な説明を省略する。また、発呼局1と被呼局2と
の間に最初の回線を確立する手順は図7と同じである。
本実施例が従来例と異なる点は、回線が確立したのち開
放されるまでの間に、被呼局において連続して再送を要
求した回数が所定値を超えたとき、被呼局の指示により
発呼局にデータチャネルを変更させるようにしたことに
ある。したがって、発呼局および被呼局を構成する無線
送受信装置には、再送を要求した回数を記憶するデータ
再送要求回数記憶部と、再送要求回数によりデータチャ
ネルを変更するか否かを判定するデータチャネル変更判
定部とを備えている。
【0014】また、本実施例では、発呼局1が被呼局2
へ伝送するデータは2つあるとし、また、データチャネ
ル変更判定部137とデータ再送要求回数記憶部135
の動作基準を表1に示す。
【0015】
【表1】
【0016】すなわち、被呼局2のデータチャネル変更
判定部237がデータチャネル変更要求を決定するため
の条件は、2回連続して発呼局1へ再送を要求したとき
とする。また、データ再送要求回数記憶部は、連続した
2回の再送要求回数のみを記憶するために、データ再送
を要求しないとき(送信成功を送信するときに同じ)、
およびデータチャネルが変更されてOKの応答を送信し
たときに記憶回数を0にリセットする。
【0017】上記構成において、発呼局1と被呼局2と
の間に回線が確立してから発呼局1が被呼局2に終了信
号を送信するまでの動作について説明する。図2は本実
施例の動作例を示すプロトコル図である。発呼局1は、
送信信号発生部133でデータ1をデジタル信号に変換
し、送信部12で、そのデジタル信号を電波に変調して
被呼局2へ送信する。被呼局2は、受信部21で受信し
た電波をデジタル信号に復調し、誤りビット検出・訂正
部231で誤りビット数が誤り訂正能力を超えているか
否かを検出し、誤りビット数が誤り訂正能力を超えてい
る場合は、データ再送要求判定部232で発呼局1へデ
ータ1の再送を要求することを決定し、データ再送要求
回数記憶部235の記憶数値を1にする。また、送信信
号発生部233は前記データ再送要求判定部232の出
力により発呼局1へデータ再送要求を指示する制御信号
を発生させ、送信部22はその制御信号を電波に変調し
て発呼局1へ送信する。いま、発呼局1と被呼局2との
間で現在使用しているデータチャネル1は、他の電波か
らの干渉が大きいために、被呼局2はデータ再送要求判
定部232で発呼局1へ再度データ1の再送を要求する
ことを決定し、データ再送要求回数記憶部235の記憶
数値を2にする。このとき、データチャネル変更判定部
237は前記要求回数の値が2となったことにより現在
使用しているデータチャネル1を変更することを決定す
る。
【0018】送信信号発生部233は、前記データ再送
要求判定部232の出力とデータチャネル変更判定部2
37の出力とをもとに、発呼局1へデータチャネルの変
更とデータ1の再送とを指示する制御信号を生成し、送
信部22を介して発呼局1へ送信する。発呼局1は、受
信した制御信号をもとに、空データチャネル検出部13
4でキャリアセンスにより新たな空データチャネル2を
検出し、送信信号発生部133でデータチャネル2を指
示する制御信号を生成し、送信部12を介し制御チャネ
ルにより被呼局2へ送信する。被呼局2は受信した制御
信号をもとに、データチャネル2を使用することを発呼
局1へ送信し、データ再送要求回数記憶部235の記憶
数値を0にリセットする。発呼局1はデータチャネル2
を使用してデータ1を送信する。このデータチャネル2
は他の電波からの干渉がないので、被呼局2はデータ1
をうまく受信することができ、送信成功であることを発
呼局1へ送信する。発呼局1はこの送信成功を受信して
つぎのデータ2を被呼局2へ送信し、被呼局2から送信
成功であることを受信することでデータ伝送が終了す
る。
【0019】このように、他の電波からの干渉があるデ
ータチャネル1から他の電波からの干渉がないデータチ
ャネル2へ変更することができるため、データ再送の回
数を低減することができる。
【0020】なお、本実施例では、再送要求回数として
連続して再送を要求した回数としたが、不連続に再送を
要求した回数の累計回数としてもよい。また、前記回数
を超える場合としたが、前記回数以上としてもよいこと
は言うまでもない。
【0021】また、本実施例では、発呼局が空データチ
ャネルを検出して新たなデータチャネルを決定する場合
について説明したが、被呼局が空データチャネルを検出
して新たなデータチャネルを決定し、データチャネル変
更と新たなデータチャネルとを発呼局に指示するように
してもよい。
【0022】(実施例2)以下、請求項2に係わる本発
明の一実施例について図面を参照しながら説明する。図
3は本実施例の構成を示すブロック図である。なお、実
施例1と同じ構成要素には同一番号を付与して詳細な説
明を省略する。本実施例が実施例1と異なる点は、再送
要求回数に代えて誤りビット数の累計が所定値を超えた
ときにデータチャネルを変更するようにしたことにあ
る。したがって、本実施例における発呼局および被呼局
の送受信装置は、誤りビット数の累計を記憶する誤りビ
ット数記憶部136を備え、また、データチャネル変更
判定部137は前記累計によりデータチャネルを変更す
るか否かを判定するようにしている。
【0023】なお、本実施例においては、発呼局1が被
呼局2へ伝送するデータは5個あるとし、誤りビット訂
正能力は1ビットとする。また、誤りビット数記憶部と
データチャネル判定部の動作基準は表2の通りとする。
【0024】
【表2】
【0025】すなわち、データチャネル変更判定部13
7は、誤りビット数の累計が3以上になったときにデー
タチャネルの変更するように判定する。また、誤りビッ
ト数記憶部136は累計の誤りビット数を記憶するが、
誤りビット数0でデータを受信したときには記憶値を0
にリセットし、連続して誤りビットが検出される場合の
累計に限定することによりデータチャネル変更が頻繁に
なるのを抑制しているが、連続して発生しない誤りビッ
ト数の累計としてもよい。
【0026】上記構成において、発呼局1と被呼局2と
の間に回線が確立してから発呼局1が被呼局2に終了信
号を送信するまでの動作について説明する。図4は本実
施例の動作例を示すプロトコル図である。発呼局1は、
送信信号発生部133でデータ1をデジタル信号に変換
し、送信部12でそのデジタル信号を電波に変調して被
呼局2へ送信する。被呼局2は、受信部21でその電波
をデジタル信号に復調し、誤りビット検出・訂正部23
1で、誤りビット数が1であることを検出し、そのビッ
トを訂正し、誤りビット数記憶部236の記憶値を1に
し、送信信号発生部233で送信成功であることを発呼
局1に指示する制御信号を作成し、送信部22で、その
制御信号を電波に変調しその電波を発呼局1へ送信す
る。発呼局1はその制御信号をもとにデータ2を被呼局
2へ送信する。被呼局2は、受信したデータ2に誤りビ
ット数が1であるので、誤りビット数記憶部236の記
憶値を2にし、送信成功であることを発呼局1へ送信す
る。
【0027】発呼局1から被呼局2へ送信したデータ3
は誤りビット数が2であるので、被呼局2のデータ再送
要求判定部232でデータの再送要求を決定し、誤りビ
ット数記憶部236の記憶値は4となるので、データチ
ャネル変更判定部237でデータチャネルの変更を決定
し、前記データ再送要求判定部232と、データチャネ
ル変更判定部237の出力をもとに、送信信号発生部2
33で、発呼局1へデータ3の再送とデータチャネル変
更とを指示する制御信号を作成し、送信部22から発呼
局1へ送信する。発呼局1は、受信した制御信号をもと
に、空データチャネル検出部134でキャリアセンスに
より新たな空データチャネルを検出し、送信信号発生部
133で被呼局2へデータチャネル2を指示する制御信
号を生成し、送信部12で制御チャネルを使用して電波
を被呼局2へ送信する。
【0028】被呼局2は受信した制御信号をもとに、デ
ータチャネル2を使用することを了解することを発呼局
1へ送信し、誤りビット数記憶部236をリセットす
る。発呼局1は、そのデータチャネル2と使用して、被
呼局2へデータ3を送信する。このデータチャネルはビ
ット誤り率が小さいので、発呼局1は、被呼局2へ誤り
ビット数が1以下のデータであるデータ3、データ4、
およびデータ5を送信することができる。このようにし
て、ビット誤り率の大きいデータチャネルからビット誤
り率の小さいデータチャネルへ変更することができるの
で、ビット誤り率の小さいデータ伝送を行うことができ
る。
【0029】なお、本実施例では誤りビット数として誤
りビット数の累計としたが、連続した再送要求時の誤り
ビット数合計としてもよく、また、所定数を超えるとし
たが所定数以上としてもよい。
【0030】また、本実施例では、発呼局が空データチ
ャネルを検出して新たなデータチャネルを決定する場合
について説明したが、被呼局が空データチャネルを検出
して新たなデータチャネルを決定し、データチャネル変
更と新たなデータチャネルとを発呼局に指示するように
してもよい。
【0031】(実施例3)以下、請求項3に係わる本発
明の一実施例について説明する。図5は本実施例の構成
を示すブロック図である。なお、実施例1および実施例
2と同じ構成要素には同一番号を付与して詳細な説明を
省略する。本実施例が実施例1および実施例2と異なる
点は、再送要求回数と誤りビット数のいずれかがそれぞ
れの所定値を超えたときに、データチャネルを変更する
ようにしたことにある。したがって、本実施例の送受信
機は、再送要求回数記憶部と誤りビット数記憶部との両
方を備え、データチャネル変更判定部は、再送要求回数
と誤りビット数のいずれかがそれぞれの所定値を超えた
ときに、データチャネルを変更するように判定する。
【0032】このように構成したとき、1つのデータ当
りの誤りビット数が多い場合には誤りビット数によるデ
ータチャネル変更が有効に機能し、また、1つのデータ
当りの誤りビット数が少ない場合には再送要求回数によ
るデータチャネルが有効に機能するようにできる。
【0033】この場合、再送要求回数として、連続して
再送を要求した回数としても、不連続に再送を要求した
回数の累計回数としてもよい。また、前記回数を超える
場合としたが、前記回数以上としてもよい。また、誤り
ビット数として、誤りビット数の累計としても、連続し
た再送要求時の誤りビット数合計としてもよく、また、
所定数を超えるとしたが所定数以上としてもよい。ま
た、発呼局が空データチャネルを検出して新たなデータ
チャネルを決定しても、被呼局が空データチャネルを検
出して新たなデータチャネルを決定し、データチャネル
変更と新たなデータチャネルとを発呼局に指示するよう
にしてもよい。
【0034】
【発明の効果】請求項1に係わる本発明のデータ伝送用
無線設備は、電波を受信してデジタル信号に復調する受
信部と、前記復調したデジタル信号の誤りビットの検出
と訂正を行って、制御信号およびデータを得る処理を行
う誤りビット検出・訂正部と、前記誤りビット検出・訂
正部の出力に基づいてデータ再送を要求するか否かを判
定するデータ再送要求判定部と、伝送するデータに制御
信号を付加してデジタル信号に変換する送信信号発生部
と、前記送信信号発生部で変換されたデジタル信号を電
波に変調して発射する送信部と、キャリアセンスにより
空データチャネルを検出する空データチャネル検出部
と、前記データ再送要求判定部がデータ再送を要求した
回数を記憶するデータ再送要求回数記憶部と、前記記憶
された要求回数に基づいて現在使用しているデータチャ
ネルを変更するか否かを判定するデータチャネル変更判
定部とを備えた送受信装置を発呼局と被呼局として設
け、前記被呼局において、前記データ再送要求判定部は
前記誤りビット検出・訂正部で検出した誤りビット数が
訂正可能なビット数を超えるときに発呼局にデータの再
送を要求し、前記データチャネル変更判定部は前記記憶
された再送要求回数が所定値を超えたときに現在使用し
ているデータチャネルを前記発呼局に変更させるように
したことにより、データ再送要求の回数に着目してデー
タチャネルを変更し、ビット誤りおよび再送要求回数が
少なく、伝送時間損失が少ないデータ伝送を実現でき
る。また、請求項2に係わる本発明のデータ伝送用無線
設備は、電波を受信してデジタル信号に復調する受信部
と、前記復調したデジタル信号の誤りビットの検出と訂
正を行って、制御信号およびデータを得る処理を行う誤
りビット検出・訂正部と、前記誤りビット検出・訂正部
の出力に基づいてデータ再送を要求するか否かを判定す
るデータ再送要求判定部と、伝送するデータに制御信号
を付加してデジタル信号に変換する送信信号発生部と、
前記送信信号発生部で変換されたデジタル信号を電波に
変調して発射する送信部と、キャリアセンスにより空デ
ータチャネルを検出する空データチャネル検出部と、前
記誤りビット検出・訂正部で検出された誤りビット数を
記憶する誤りビット数記憶部と、前記誤りビット数記憶
部に記憶された誤りビット数に基づいて現在使用してい
るデータチャネルを変更するか否かを判定するデータチ
ャネル変更判定部を備えた送受信装置を発呼局および被
呼局として設け、前記被呼局において、前記データ再送
要求判定部は前記誤りビット検出・訂正部で検出した誤
りビット数が訂正可能なビット数を超えるときに発呼局
にデータの再送を要求し、前記データチャネル変更判定
部は前記記憶した誤りビット数の加算値が所定値を超え
たときに現在使用しているデータチャネルを前記発呼局
に変更させるようにしたことにより、誤りビット数に着
目してデータチャネルを変更し、ビット誤りおよび再送
要求回数が少なく、伝送時間損失が少ないデータ伝送を
実現できる。また、請求項3に係わる本発明のデータ伝
送用無線設備は、電波を受信してデジタル信号に復調す
る受信部と、前記復調したデジタル信号の誤りビットの
検出と訂正を行って、制御信号およびデータを得る処理
を行う誤りビット検出・訂正部と、前記誤りビット検出
・訂正部の出力に基づいてデータ再送を要求するか否か
を判定するデータ再送要求判定部と、伝送するデータに
制御信号を付加してデジタル信号に変換する送信信号発
生部と、前記送信信号発生部で変換されたデジタル信号
を電波に変調して発射する送信部と、キャリアセンスに
より空データチャネルを検出する空データチャネル検出
部と、前記データ再送要求判定部でデータ再送を要求し
た回数を記憶するデータ再送要求回数記憶部と、誤りビ
ット検出・訂正部で検出された誤りビット数を記憶する
誤りビット数記憶部と、前記データ再送要求回数記憶部
と前記誤りビット数記憶部に記憶された内容に基づい
て、現在使用しているデータチャネルを変更するか否か
を判定するデータチャネル変更判定部とを備えた送受信
装置を発呼局および被呼局として設け、前記被呼局にお
いて、前記データ再送要求判定部は前記誤りビット検出
・訂正部で検出した誤りビット数が訂正可能なビット数
を超えるときに発呼局にデータの再送を要求し、前記デ
ータチャネル変更判定部は前記データ再送要求回数と前
記誤りビット数の加算値とがそれぞれの所定値を超えた
とき、現在使用しているデータチャネルを前記発呼局に
変更させるようにしたことにより、再送要求回数と誤り
ビット数との両方に着目してデータチャネルを変更し、
ビット誤りおよび再送要求回数が少なく、伝送時間損失
が少ないデータ伝送を実現できる。また、請求項4に係
わる本発明のデータ伝送用無線設備は、被呼局のデータ
チャネル変更判定部が現在使用しているデータチャネル
を変更するように判定したとき、データチャネルの変更
を指示する制御信号を送信信号発生部で生成して発呼局
に送信し、前記制御信号を受信した発呼局が空データチ
ャネル検出部で空データチャネルを検出して新しいデー
タチャネルを決定することにより、発呼局が決定した新
しいデータチャネルに変更させるようにしたことによ
り、発呼局で決定した新しいデータチャネルで伝送し
て、ビット誤りおよび再送要求回数が少なく、伝送時間
損失が少ないデータ伝送を実現できる。また、請求項5
に係わる本発明のデータ伝送用無線設備は、被呼局のデ
ータチャネル変更判定部が現在使用しているデータチャ
ネルを変更するように判定したとき、空データチャネル
検出部で空データチャネルを検出して新しいデータチャ
ネルを決定し、そのデータチャネルを指示する制御信号
を送信信号発生部で生成して発呼局に送信することによ
り、被呼局が決定した新しいデータチャネルに変更させ
るようにし、被呼局で決定した新しいデータチャネルで
伝送して、ビット誤りおよび再送要求回数が少なく、伝
送時間損失が少ないデータ伝送を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に係わる本発明のデータ伝送用無線設
備の一実施例の構成を示すブロック図
【図2】同実施例の動作例を示すプロトコル図
【図3】請求項2に係わる本発明のデータ伝送用無線設
備の一実施例の構成を示すブロック図
【図4】同実施例の動作例を示すプロトコル図
【図5】請求項3に係わる本発明のデータ伝送用無線設
備の一実施例の構成を示すブロック図
【図6】従来のデータ伝送用無線設備の構成を示すブロ
ック図
【図7】従来のデータ伝送用無線設備における回線接続
手順を示すプロトコル図
【図8】従来のデータ伝送用無線設備の動作例を示すプ
ロトコル図
【符号の説明】
1 発呼局 2 被呼局 11、21 受信部 13、23 送信部 131、231 誤りビット検出・訂正部 132、232 データ再送要求判定部 133、233 送信信号発生部 134、234 空データチャネル検出部 135、235 データ再送要求回数記憶部 136、236 誤りビット数記憶部 137、237 データチャネル変更判定部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年12月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項3
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】上記の回線接続手順において、発呼局1
は、送信信号発生部133で伝送するデータをデジタル
信号に変換し、送信部12デジタル信号を電波に変調
して被呼局2へ送信する。被呼局2は、受信部21で受
信した電波をデジタル信号に復調し、誤りビット検出・
訂正部231でそのデジタル信号の誤りビット数を検出
し、誤りビット数が誤り訂正能力範囲内である場合は、
誤りビットを訂正するとともに送信信号発生部233で
送信成功を発呼局1に指示する制御信号を生成するが、
誤りビット数が誤り訂正能力を超える場合は、データ再
送要求判定部232がデータ再送を決定し、送信信号発
生部233で発呼局1にデータの再送を指示する制御信
号を生成する。送信部22は、上記送信成功または上記
再送要求のいずれかを示す制御信号を電波に変調して発
呼局1へ送信する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に係わる本発明
は、電波を受信してデジタル信号に復調する受信部と、
前記復調したデジタル信号の誤りビットの検出と訂正を
行って、制御信号およびデータを得る処理を行う誤りビ
ット検出・訂正部と、前記誤りビット検出・訂正部の出
力に基づいてデータ再送を要求するか否かを判定するデ
ータ再送要求判定部と、伝送するデータに制御信号を付
加してデジタル信号に変換する送信信号発生部と、前記
送信信号発生部で変換されたデジタル信号を電波に変調
して発射する送信部と、キャリアセンスにより空データ
チャネルを検出する空データチャネル検出部と、前記デ
ータ再送要求判定部がデータ再送を要求した回数を記憶
するデータ再送要求回数記憶部と、前記記憶された要求
回数に基づいて現在使用しているデータチャネルを変更
するか否かを判定するデータチャネル変更判定部とを備
えた送受信装置を発呼局と被呼局として設け、前記被呼
局において、前記データ再送要求判定部は前記誤りビッ
ト検出・訂正部で検出した誤りビット数が訂正可能なビ
ット数を超えるときに発呼局にデータの再送を要求し、
前記データチャネル変更判定部は前記記憶された再送要
求回数が所定値を超えたときに現在使用しているデータ
チャネルを前記発呼局に変更させるようしたデータ伝
送用無線設備であり、また、請求項2に係わる本発明
は、電波を受信してデジタル信号に復調する受信部と、
前記復調したデジタル信号の誤りビットの検出と訂正を
行って、制御信号およびデータを得る処理を行う誤りビ
ット検出・訂正部と、前記誤りビット検出・訂正部の出
力に基づいてデータ再送を要求するか否かを判定するデ
ータ再送要求判定部と、伝送するデータに制御信号を付
加してデジタル信号に変換する送信信号発生部と、前記
送信信号発生部で変換されたデジタル信号を電波に変調
して発射する送信部と、キャリアセンスにより空データ
チャネルを検出する空データチャネル検出部と、前記誤
りビット検出・訂正部で検出された誤りビット数を記憶
する誤りビット数記憶部と、前記誤りビット数記憶部に
記憶された誤りビット数に基づいて現在使用しているデ
ータチャネルを変更するか否かを判定するデータチャネ
ル変更判定部を備えた送受信装置を発呼局および被呼局
として設け、前記被呼局において、前記データ再送要求
判定部は前記誤りビット検出・訂正部で検出した誤りビ
ット数が訂正可能なビット数を超えるときに発呼局にデ
ータの再送を要求し、前記データチャネル変更判定部は
前記記憶した誤りビット数の加算値が所定値を超えたと
きに現在使用しているデータチャネルを前記発呼局に変
更させるようにしたデータ伝送用無線設備であり、ま
た、請求項3に係わる本発明は、電波を受信してデジタ
ル信号に復調する受信部と、前記復調したデジタル信号
の誤りビットの検出と訂正を行って、制御信号およびデ
ータを得る処理を行う誤りビット検出・訂正部と、前記
誤りビット検出・訂正部の出力に基づいてデータ再送を
要求するか否かを判定するデータ再送要求判定部と、伝
送するデータに制御信号を付加してデジタル信号に変換
する送信信号発生部と、前記送信信号発生部で変換され
たデジタル信号を電波に変調して発射する送信部と、キ
ャリアセンスにより空データチャネルを検出する空デー
タチャネル検出部と、前記データ再送要求判定部でデー
タ再送を要求した回数を記憶するデータ再送要求回数記
憶部と、誤りビット検出・訂正部で検出された誤りビッ
ト数を記憶する誤りビット数記憶部と、前記データ再送
要求回数記憶部と前記誤りビット数記憶部に記憶された
内容に基づいて、現在使用しているデータチャネルを変
更するか否かを判定するデータチャネル変更判定部とを
備えた送受信装置を発呼局および被呼局として設け、前
記被呼局において、前記データ再送要求判定部は前記誤
りビット検出・訂正部で検出した誤りビット数が訂正可
能なビット数を超えるときに発呼局にデータの再送を要
求し、前記データチャネル変更判定部は前記データ再送
要求回数と前記誤りビット数の加算値とがそれぞれの所
定値を超えたとき、現在使用しているデータチャネルを
前記発呼局に変更させるようにしたデータ伝送用無線設
備であり、また、請求項4に係わる本発明は、被呼局の
データチャネル変更判定部が現在使用しているデータチ
ャネルを変更するように判定したとき、データチャネル
の変更を指示する制御信号を送信信号発生部で生成して
発呼局に送信し、前記制御信号を受信した発呼局が空デ
ータチャネル検出部で空データチャネルを検出して新し
いデータチャネルを決定することにより、発呼局が決定
した新しいデータチャネルに変更させるようにした請求
項1ないし請求項3のいずれかに係わるデータ伝送用無
線設備であり、また、請求項5に係わる本発明は、被呼
局のデータチャネル変更判定部が現在使用しているデー
タチャネルを変更するように判定したとき、空データチ
ャネル検出部で空データチャネルを検出して新しいデー
タチャネルを決定し、そのデータチャネルを指示する制
御信号を送信信号発生部で生成して発呼局に送信するこ
とにより、被呼局が決定した新しいデータチャネルに変
更させるようにした請求項1ないし請求項3のいずれか
に記載のデータ伝送用無線設備である。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】
【発明の実施の形態】本発明における誤りビット検出・
訂正部、データ再送要求判定部、送信信号発生部、空チ
ャネル検出部、データ再送要求回数記憶部、誤りビット
数記憶部、およびデータチャネル変更判定部は、デジタ
ル信号処理と記憶処理とを行うものであり、それらは一
括してマイクロコンピュータのプログラム動作とメモリ
装置とで実現される。なお、誤りビット検出・訂正部、
データチャネル検出部、データ再送要求判定部の処理
は従来手段と同じでよい。本発明の特徴である要件の実
施形態について説明すると、請求項1に係わる本発明に
おいて、データ再送要求回数記憶部はデータ再送要求判
定部が発呼局に再送を要求した回数を記憶するもので、
連続して発生した再送要求の回数を記憶してもよいし、
また、不連続に飛び飛びに発生した再送要求の回数を記
憶してもよく、要は現在使用中のデータチャネルの不調
を再送要求の履歴として与えるものであればよい。ま
た、データチャネル変更判定部は前記データ再送要求回
数記憶部の内容によりデータチャネルを変更するか否か
を判定するものであって、記憶された回数の大小により
データチャネルの変更を判定すればよく、所定値との比
較により判定するようにできる。なお、前記データ再送
要求回数記憶部はデータチャネル変更を完了すればリセ
ットする。また、請求項2に係わる本発明において、誤
りビット数記憶部はデータ誤りビット数を記憶するもの
で、データごとの誤りビット数の数列として記憶しても
よいし、順次に加算した累計値を記憶してもよく、ま
た、連続して発生した誤りビット数についてのみとして
も、不連続に飛び飛びに発生した誤りビット数について
としてもよく、要は現在使用中のデータチャネルの不調
を誤りビット数の履歴として与えるものであればよい。
また、データチャネル変更判定部は前記記憶された誤り
ビット数の内容によりデータチャネルを変更するか否か
を判定するものであって、記憶された誤りビット数の加
算値の大小によりデータチャネルの変更を判定でき、所
定値との比較により判定するようにできる。なお、前記
誤りビット数記憶部はデータチャネル変更を完了すれば
リセットするが、誤りビットを検出しなかった時点でリ
セットするようにもできる。また、請求項3に係わる本
発明において、データチャネル変更判定部は、上記請求
項1と請求項2におけるデータチャネル変更判定部の機
能を合わせもつようにしたものである。また、請求項4
に係わる本発明において、データチャネルを変更すると
き、送信信号発生部は発呼局が新しいデータチャネルを
決定するように制御信号を生成する。また、請求項5に
係わる本発明において、データチャネルを変更すると
き、送信信号発生部は被呼局が決定した新しいデータチ
ャネルを発呼局に指示する制御信号を生成する。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】(実施例3)以下、請求項3に係わる本発
明の一実施例について説明する。図5は本実施例の構成
を示すブロック図である。なお、実施例1および実施例
2と同じ構成要素には同一番号を付与して詳細な説明を
省略する。本実施例が実施例1および実施例2と異なる
点は、再送要求回数と誤りビット数のいずれかがそれぞ
れの所定値を超えたときに、データチャネルを変更する
ようにしたことにある。したがって、本実施例の送受信
機は、データ再送要求回数記憶部と誤りビット数記憶部
との両方を備え、データチャネル変更判定部は、再送要
求回数と誤りビット数のいずれかがそれぞれの所定値を
超えたときに、データチャネルを変更するように判定す
る。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電波を受信してデジタル信号に復調する
    受信部と、前記復調したデジタル信号の誤りビットの検
    出と訂正を行って、制御信号およびデータを得る処理を
    行う誤りビット検出・訂正部と、前記誤りビット検出・
    訂正部の出力に基づいてデータ再送を要求するか否かを
    判定するデータ再送要求判定部と、伝送するデータに制
    御信号を付加してデジタル信号に変換する送信信号発生
    部と、前記送信信号発生部で変換されたデジタル信号を
    電波に変調して発射する送信部と、キャリアセンスによ
    り空データチャネルを検出する空データチャネル検出部
    と、前記データ再送要求判定部がデータ再送を要求した
    回数を記憶するデータ再送要求回数記憶部と、前記記憶
    された要求回数に基づいて現在使用しているデータチャ
    ネルを変更するか否かを判定するデータチャネル変更判
    定部とを備えた送受信装置を発呼局と被呼局として設
    け、前記被呼局において、前記データ再送要求判定部は
    前記誤りビット検出・訂正部で検出した誤りビット数が
    訂正可能なビット数を超えるときに発呼局にデータの再
    送を要求し、前記データチャネル変更判定部は前記記憶
    された再送要求回数が所定値を超えたときに現在使用し
    ているデータチャネルを前記発呼局に変更させるようし
    たデータ伝送用無線設備。
  2. 【請求項2】 電波を受信してデジタル信号に復調する
    受信部と、前記復調したデジタル信号の誤りビットの検
    出と訂正を行って、制御信号およびデータを得る処理を
    行う誤りビット検出・訂正部と、前記誤りビット検出・
    訂正部の出力に基づいてデータ再送を要求するか否かを
    判定するデータ再送要求判定部と、伝送するデータに制
    御信号を付加してデジタル信号に変換する送信信号発生
    部と、前記送信信号発生部で変換されたデジタル信号を
    電波に変調して発射する送信部と、キャリアセンスによ
    り空データチャネルを検出する空データチャネル検出部
    と、前記誤りビット検出・訂正部で検出された誤りビッ
    ト数を記憶する誤りビット数記憶部と、前記誤りビット
    数記憶部に記憶された誤りビット数に基づいて現在使用
    しているデータチャネルを変更するか否かを判定するデ
    ータチャネル変更判定部を備えた送受信装置を発呼局お
    よび被呼局として設け、前記被呼局において、前記デー
    タ再送要求判定部は前記誤りビット検出・訂正部で検出
    した誤りビット数が訂正可能なビット数を超えるときに
    発呼局にデータの再送を要求し、前記データチャネル変
    更判定部は前記記憶した誤りビット数の加算値が所定値
    を超えたときに現在使用しているデータチャネルを前記
    発呼局に変更させるようにしたデータ伝送用無線設備。
  3. 【請求項3】 電波を受信してデジタル信号に復調する
    受信部と、前記復調したデジタル信号の誤りビットの検
    出と訂正を行って、制御信号およびデータを得る処理を
    行う誤りビット検出・訂正部と、前記誤りビット検出・
    訂正部の出力に基づいてデータ再送を要求するか否かを
    判定するデータ再送要求判定部と、伝送するデータに制
    御信号を付加してデジタル信号に変換する送信信号発生
    部と、前記送信信号発生部で変換されたデジタル信号を
    電波に変調して発射する送信部と、キャリアセンスによ
    り空データチャネルを検出する空データチャネル検出部
    と、前記データ再送要求判定部でデータ再送を要求した
    回数を記憶するデータ再送要求回数記憶部と、誤りビッ
    ト検出・訂正部で検出された誤りビット数を記憶する誤
    りビット数記憶部と、前記データ再送要求回数記憶部と
    前記誤りビット数記憶数記憶部に記憶された内容に基づ
    いて、現在使用しているデータチャネルを変更するか否
    かを判定するデータチャネル変更判定部とを備えた送受
    信装置を発呼局および被呼局として設け、前記被呼局に
    おいて、前記データ再送要求判定部は前記誤りビット検
    出・訂正部で検出した誤りビット数が訂正可能なビット
    数を超えるときに発呼局にデータの再送を要求し、前記
    データチャネル変更判定部は前記データ再送要求回数と
    前記誤りビット数の加算値とがそれぞれの所定値を超え
    たとき、現在使用しているデータチャネルを前記発呼局
    に変更させるようにしたデータ伝送用無線設備。
  4. 【請求項4】 被呼局のデータチャネル変更判定部が現
    在使用しているデータチャネルを変更するように判定し
    たとき、データチャネルの変更を指示する制御信号を送
    信信号発生部で生成して発呼局に送信し、前記制御信号
    を受信した発呼局が空データチャネル検出部で空データ
    チャネルを検出して新しいデータチャネルを決定するこ
    とにより、発呼局が決定した新しいデータチャネルに変
    更させるようにした請求項1ないし請求項3のいずれか
    に記載のデータ伝送用無線設備。
  5. 【請求項5】 被呼局のデータチャネル変更判定部が現
    在使用しているデータチャネルを変更するように判定し
    たとき、空データチャネル検出部で空データチャネルを
    検出して新しデータチャネルを決定し、そのデータチャ
    ネルを指示する制御信号を送信信号発生部で生成して発
    呼局に送信することにより、被呼局が決定した新しいデ
    ータチャネルに変更させるようにした請求項1ないし請
    求項3のいずれかに記載のデータ伝送用無線設備。
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