JPH096961A - 領域分割処理装置および方法 - Google Patents

領域分割処理装置および方法

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JPH096961A
JPH096961A JP7149298A JP14929895A JPH096961A JP H096961 A JPH096961 A JP H096961A JP 7149298 A JP7149298 A JP 7149298A JP 14929895 A JP14929895 A JP 14929895A JP H096961 A JPH096961 A JP H096961A
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node
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nodes
region
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JP7149298A
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Tatsuo Shinbashi
龍男 新橋
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 領域の形状を、正確にリアルタイムで取得で
きるようにする。 【構成】 初期円中心点C13-1を中心とする初期円C14を
設定し、この初期円C14の円周上に複数の初期節点C16を
設定する。この初期節点C16を初期円C14の半径に沿った
方向に直線的に移動(膨張)させ、移動後の新節点C18
により構成される閉領域曲線の形状を特徴点C11の形状
に近似させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、信号をその特徴に従っ
て複数の領域に分割する領域分割処理装置および方法に
関し、例えば、物体識別装置や製品仕分装置等のよう
に、信号の解析や認識を行うための信号処理装置におい
て、入力信号から対象を抽出する場合に用いて好適な領
域分割処理装置および方法に関する。
【0002】また本発明は、例えば、データ伝送装置や
データレコーダ等のように、信号の伝送や記録再生を行
うために原信号の情報量を効率的に圧縮する符号化装置
において、領域の特徴に応じた処理を行う場合に適用さ
れる。
【0003】
【従来の技術】信号の領域分割処理方法には、例えば、
点ごとに特徴量を計算して、その特徴量の類似度から隣
接点が同一領域に属しているか否かを識別して統合し、
順次各点を集合化して領域を形成するスプリットアンド
マージ方式や、信号の特徴点を検出し、そこからの距離
を微分したポテンシャルベクトル場を計算して、そのポ
テンシャルエネルギの和が最小になるような形状を計算
し、その形状の内側を領域とするスネーク方式などがあ
る。
【0004】スプリットアンドマージ方式は、点ごとの
計算を用いているので装置化は比較的容易であるが、点
の統合が進むにつれて局所的な性質が反映されなくな
り、得られる領域形状が不正確になるという欠点があ
る。そこで処理は複雑ではあるが、値の分布を大局的に
扱えるので、物体輪郭によく適合させることができるス
ネーク方式が用いられることが多い。
【0005】図13にスネーク方式を領域形状化に用い
た信号処理装置の例を示す。図13に示す信号処理装置
においては、入力信号A11は特徴点検出回路101に入力さ
れ、そこでエッジなどの特徴点が検出され、そこから特
徴点信号A12が出力される。特徴点信号A12はポテンシャ
ル計算回路102に入力され、そこで入力信号の各点のポ
テンシャルベクトルが計算され、ポテンシャル信号A13
が出力される。このポテンシャルの計算方法を以下に示
す。
【0006】すなわち、各点のエッジ(特徴点)からの
距離をd(x,y)としたときの2次元ポテンシャル場P(x,y)
は、単位ベクトルi,jを用いて次のように表される。
【0007】
【数1】
【0008】初期点検出回路103はポテンシャル信号A13
からポテンシャルの極大点を検出し、当該極大点におけ
るポテンシャルの大きい順に極大点の座標を初期点とし
てマークし、初期点ポテンシャル信号A14を出力する。
この初期点ポテンシャル信号A14はスネーク計算回路104
に入力され、そこで図14を参照して後述するスネーク
アルゴリズムによって、ポテンシャルの分布に応じた形
状の閉曲線が生成され、閉曲線形状信号A15が出力され
る。領域処理回路105は入力信号A11と閉曲線形状信号A1
5から、閉曲線に囲まれた信号を抜き出し、適当な方法
で信号処理を行い、結果を領域処理信号A16として出力
する。特徴点信号A12と領域処理信号A16は、多重化回路
106によって多重化され、出力信号A17として出力され
る。
【0009】次に、スネークアルゴリズムの計算方法を
数式によって以下に示す。
【0010】点列{ei}={(xi,yi)}に対してエネ
ルギEを次のように定義する。
【0011】
【数2】
【0012】ここでeext(i)は、スネークのポテンシャ
ル場における位置エネルギであり、eint(i)は、スネー
クの形状による張力エネルギである。これらはエッジ
(特徴点)からの距離をd(x,y)としたときのポテンシャ
ル場P(x,y)と、スネークの各節点間を結ぶベクトル{v
i}を用いて、それぞれ以下のように表される。
【0013】
【数3】
【0014】スネークアルゴリズムにおいては、この
(2)式のエネルギEを最小にするような{(xi,yi)}
の組を求める。
【0015】以上の図13のスネーク計算回路104にお
けるスネークアルゴリズムをフローチャートで表すと図
14に示すようになる。
【0016】図14における入力の初期点ポテンシャル
信号は、図13における初期点ポテンシャル信号A14に
相当する。初期点検査ステップ111では、入力された初
期点ポテンシャル信号A14にマークされた初期点を大き
い順にチェックし、初期点が存在する場合、現在最も大
きなポテンシャルを持った初期点をスネーク設定ステッ
プ112へ渡す。初期点が存在しない場合は全てのスネー
クの構成が終了したものとして、構成された全てのスネ
ーク節点リストを出力する。このスネーク節点リストは
図13における閉曲線形状信号A15に相当する。
【0017】スネーク設定ステップ112では、当該初期
点をスネーク生成の中心点とし、スネーク節点初期化ス
テップ113では、スネーク中心点から適当な間隔で初期
節点を配置する。ポテンシャル計算ステップ114では、
初期節点で示される全ての節点におけるポテンシャルエ
ネルギを求めて、その和を計算する。連立方程式計算ス
テップ115では、このポテンシャルエネルギの和から、
(2)式のエネルギEを最小にするような {( xi, y
i )} の組を求める連立方程式を解いて、節点移動量を
計算する。節点移動処理ステップ116では、この各節点
に対して節点移動量だけ座標を移動させた新節点を生成
する。
【0018】スネーク収束判断ステップ117では、この
新節点と元の節点を比較して、移動量があるしきい値よ
り大きいときはスネークはまだ収束していないものとみ
なして、新節点を元の節点と置き換えてポテンシャル計
算ステップ114に戻り、再びポテンシャルから節点の移
動量を計算する。また移動量があるしきい値以下ならば
スネークは収束したものとみなして、この初期点を中心
としたスネークの処理を終了し、近似節点を領域内点検
査ステップ118へ出力する。
【0019】最後に領域内点検査ステップ118では、近
似節点が張る領域内に存在する初期点を消去してスネー
ク中心の候補から外し、確定節点として、初期点検査ス
テップ111の判断に戻る。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】信号の特徴点を検出し
て、その特徴点に囲まれた領域を単一領域として抜き出
す領域分割処理方法において、上述したような、ポテン
シャルエネルギ最小化によるスネークアルゴリズムを用
いると、ポテンシャル場の計算と、エネルギ最小点を求
める連立方程式の計算量が莫大で計算コストがかかり過
ぎるうえ、さらに収束するまでに多くの回数の反復処理
を必要とするため、リアルタイム処理が困難になるとい
う課題がある。また(1)式のエネルギEは、例えば特
徴点までの距離により一義的に決定されるものではない
ので、ポテンシャルの極小解に陥ってしまうことがあ
り、正確な領域の形状が取れない場合が起こりうるとい
う課題がある。
【0021】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たもので、リアルタイム処理を可能にするとともに、正
確な領域の形状を取得できるようにするものである。
【0022】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の領域分
割処理装置は、入力信号から特徴点を検出する検出手段
と、特徴点以外の各点の特徴点までの距離により一義的
に規定されるポテンシャルを計算する計算手段と、点の
ポテンシャルに対応して処理開始点を決定する決定手段
と、処理開始点を基準にして複数の節点を発生させる発
生手段と、節点を、接点と処理開始点とを結ぶ直線の延
長線上で移動させる移動手段と、移動後の節点で囲繞さ
れる閉領域を抽出する抽出手段とを備えることを特徴と
する。
【0023】請求項7に記載の領域分割処理方法は、入
力信号から特徴点を検出し、特徴点以外の各点の特徴点
までの距離により一義的に規定されるポテンシャルを計
算し、点のポテンシャルに対応して処理開始点を決定
し、処理開始点を基準にして複数の節点を発生させ、節
点を、接点と処理開始点とを結ぶ直線の延長線上で移動
させ、移動後の節点で囲繞される閉領域を抽出すること
を特徴とする。
【0024】請求項8に記載の領域分割処理装置は、閉
曲線上の点であって、節点とは異なる点としての中間点
を選択する選択手段と、中間点と特徴点の位置から決ま
る値をしきい値処理し、その結果に対応して、中間点を
節点として追加する処理手段とを備えることを特徴とす
る。
【0025】請求項11に記載の領域分割処理方法は、
閉曲線上の点であって、節点とは異なる点としての中間
点を選択し、中間点と特徴点の位置から決まる値をしき
い値処理し、その結果に対応して、中間点を節点として
追加することを特徴とする。
【0026】請求項12に記載の領域分割処理装置は、
移動処理された後の節点で形成される閉曲線で囲まれた
領域の中心点を計算する計算手段と、節点の中心点との
距離の変化から、変化点を検出する検出手段と、検出手
段の検出結果に対応して、変化点を補間する補間手段と
を備えることを特徴とする。
【0027】請求項18に記載の領域分割処理方法は、
移動処理された後の節点で形成される閉曲線で囲まれた
領域の中心点を計算し、節点の中心点との距離の変化か
ら、変化点を検出し、その検出結果に対応して、変化点
を補間することを特徴とする。
【0028】請求項19に記載の領域分割処理装置は、
入力信号から、特徴点以外の点により構成される領域で
あって、閉曲線で囲まれていない非閉曲線領域を検出
し、非閉曲線領域を、閉曲線で囲まれた領域とする処理
の条件を判断する判断手段と、判断手段の判断の結果に
対応して、非閉曲線領域を閉曲線で囲まれた領域とする
処理を実行する処理手段とを備えることを特徴とする。
【0029】請求項23に記載の領域分割処理方法は、
入力信号から、特徴点以外の点により構成される領域で
あって、閉曲線で囲まれていない非閉曲線領域を検出
し、非閉曲線領域を、閉曲線で囲まれた領域として処理
する条件を判断し、その判断の結果に対応して、非閉曲
線領域を閉曲線で囲まれた領域として処理することを特
徴とする。
【0030】
【作用】請求項1に記載の領域分割処理装置おいては、
検出手段が、入力信号から特徴点を検出し、計算手段
が、特徴点以外の各点の特徴点までの距離により一義的
に規定されるポテンシャルを計算し、決定手段が、点の
ポテンシャルに対応して処理開始点を決定し、発生手段
が、処理開始点を基準にして複数の節点を発生させ、移
動手段が、節点を、接点と処理開始点とを結ぶ直線の延
長線上で移動させ、抽出手段が、移動後の節点で囲繞さ
れる閉領域を抽出する。
【0031】請求項7に記載の領域分割処理方法おいて
は、入力信号から特徴点を検出し、特徴点以外の各点の
特徴点までの距離により一義的に規定されるポテンシャ
ルを計算し、点のポテンシャルに対応して処理開始点を
決定し、処理開始点を基準にして複数の節点を発生さ
せ、節点を、接点と処理開始点とを結ぶ直線の延長線上
で移動させ、移動後の節点で囲繞される閉領域を抽出す
る。
【0032】請求項8に記載の領域分割処理装置おいて
は、選択手段が、閉曲線上の点であって、節点とは異な
る点としての中間点を選択し、処理手段が、中間点と特
徴点の位置から決まる値をしきい値処理し、その結果に
対応して、中間点を節点として追加する。
【0033】請求項11に記載の領域分割処理方法おい
ては、閉曲線上の点であって、節点とは異なる点として
の中間点を選択し、中間点と特徴点の位置から決まる値
をしきい値処理し、その結果に対応して、中間点を節点
として追加する。
【0034】請求項12に記載の領域分割処理装置おい
ては、計算手段が、移動処理された後の節点で形成され
る閉曲線で囲まれた領域の中心点を計算し、検出手段
が、節点の中心点との距離の変化から、変化点を検出
し、補間手段が、検出手段の検出結果に対応して、変化
点を補間する。
【0035】請求項18に記載の領域分割処理方法おい
ては、移動処理された後の節点で形成される閉曲線で囲
まれた領域の中心点を計算し、節点の中心点との距離の
変化から、変化点を検出し、その検出結果に対応して、
変化点を補間する。
【0036】請求項19に記載の領域分割処理装置おい
ては、判断手段が、入力信号から、特徴点以外の点によ
り構成される領域であって、閉曲線で囲まれていない非
閉曲線領域を検出し、非閉曲線領域を、閉曲線で囲まれ
た領域とする処理の条件を判断し、処理手段が、判断手
段の判断の結果に対応して、非閉曲線領域を閉曲線で囲
まれた領域とする処理を実行する。
【0037】請求項23に記載の領域分割処理方法おい
ては、入力信号から、特徴点以外の点により構成される
領域であって、閉曲線で囲まれていない非閉曲線領域を
検出し、非閉曲線領域を、閉曲線で囲まれた領域として
処理する条件を判断し、その判断の結果に対応して、非
閉曲線領域を閉曲線で囲まれた領域として処理する。
【0038】
【実施例】以下に本発明の実施例を説明するが、特許請
求の範囲に記載の発明の各手段と以下の実施例との対応
関係を明らかにするために、各手段の後の括弧内に、対
応する実施例(但し一例)を付加して本発明の特徴を記
述すると、次のようになる。但し勿論この記載は、各手
段を記載したものに限定することを意味するものではな
い。
【0039】請求項1に記載の領域分割処理装置は、入
力信号から特徴点を検出する検出手段(例えば図1の特
徴点検出回路11)と、特徴点以外の各点の特徴点までの
距離により一義的に規定されるポテンシャルを計算する
計算手段(例えば図1の特徴点距離計算回路12)と、点
のポテンシャルに対応して処理開始点を決定する決定手
段(例えば図1の初期点検出回路13)と、処理開始点を
基準にして複数の節点を発生させる発生手段(例えば図
3の膨張節点初期化ステップ23)と、節点を、接点と処
理開始点とを結ぶ直線の延長線上で移動させる移動手段
(例えば図1の円膨張計算回路14)と、移動後の節点で
囲繞される閉領域を抽出する抽出手段(例えば図1の領
域処理回路16)とを備えることを特徴とする。
【0040】請求項8に記載の領域分割処理装置は、閉
曲線上の点であって、節点とは異なる点としての中間点
を選択する選択手段(例えば図6の中点検出ステップ4
2)と、中間点と特徴点の位置から決まる値をしきい値
処理し、その結果に対応して、中間点を節点として追加
する処理手段(例えば図6の節点追加処理ステップ46)
とを備えることを特徴とする。
【0041】請求項12に記載の領域分割処理装置は、
移動処理された後の節点で形成される閉曲線で囲まれた
領域の中心点を計算する計算手段(例えば図10の距離
計算ステップ52)と、節点の中心点との距離の変化か
ら、変化点を検出する検出手段(例えば図10のはみ出
し点検査ステップ54、戻り点検査ステップ56)と、検出
手段の検出結果に対応して、変化点を補間する補間手段
(例えば図10の修正ステップ58)とを備えることを特
徴とする。
【0042】請求項19に記載の領域分割処理装置は、
入力信号から、特徴点以外の点により構成される領域で
あって、閉曲線で囲まれていない非閉曲線領域を、閉曲
線で囲まれた領域とする処理の条件を判断する判断手段
(例えば図1の再領域化選択回路15)と、判断手段の
判断の結果に対応して、非閉曲線領域を閉曲線で囲まれ
た領域とする処理を実行する処理手段(例えば図1の特
徴点距離計算回路12)とを備えることを特徴とする。
【0043】以下、本発明の実施例について述べる。図
1は本発明における信号処理装置の構成例を表してい
る。
【0044】図1に示す信号処理装置において、入力信
号B11は特徴点検出回路11に入力され、そこでエッジな
どの特徴点が検出され、特徴点信号B12が出力される。
特徴点距離計算回路12は、特徴点信号B12と、後に説明
する再領域化特徴点信号B16のいずれか一方から、各点
からの最も近い特徴点までの距離を特徴点距離として計
算し、特徴点距離信号B13を出力する。この特徴点距離
は、各点から最も低い特徴点までの距離をユークリッド
距離で表したものである。一般的にはここでは各点での
ポテンシャルを計算することになるが、本発明における
ポテンシャル値は各点から最も近い特徴点までの距離と
等価なので、以後適宜、このポテンシャルを距離という
こととする。
【0045】初期点検出回路13は特徴点距離信号B13か
ら信号値の極大点を検出し、当該極大点における特徴点
距離の大きい順に極大点の座標を初期点としてマーク
し、初期点距離信号B14を出力する。初期点距離信号B14
は円膨張計算回路14に入力され、そこで円膨張アルゴリ
ズムによって特徴点に最も近い形状の閉曲線が生成さ
れ、閉曲線形状信号B15が出力される。この円膨張アル
ゴリズムについては図3を参照して後に説明する。
【0046】再領域化選択回路15は、閉曲線形状信号B1
5が画面を埋め尽くしている(閉曲線で領域化されてい
る)かどうかを調べて、埋め尽くしていなければ残りの
部分を再領域化するために、すでに領域化されている点
をマスクに置き換えた再領域化特徴点信号B16を生成
し、特徴点距離計算回路12に入力させる。再領域化選択
回路15は、画面が閉曲線形状信号B15で埋め尽くされて
いれば領域化処理を終了して、領域化信号B17を生成し
て出力する。
【0047】領域処理回路16は、入力信号B11と領域化
信号B17から、閉曲線に囲まれた信号を抜き出し、適当
な方法で信号処理を行い、結果を領域処理信号B18とし
て出力する。特徴点信号B12と領域処理信号B18は、多重
化回路17によって多重化されて、出力信号B19として出
力される。
【0048】次に、その動作について説明する。特徴点
検出回路11は、入力信号B11から特徴点を検出し、特徴
点信号B12を特徴点距離計算回路12に出力する。この特
徴点とは、例えば図2にC11で示すように、エッジを表
す点とされる。特徴点距離計算回路12は、この特徴点信
号B12を用いて、各点において、そこからの最も近い特
徴点までの距離(特徴点距離)を計算する。これによ
り、図2に示すように、特徴点C11までの距離(ポテン
シャル)により構成されるマップが構成されることにな
り、特徴点距離計算回路12は、この距離によるポテンシ
ャルマップを表す特徴点距離信号B13を初期点検出回路1
3に出力する。
【0049】初期点検出回路13は、特徴点距離信号B13
の極大点を検出する。この極大点は、図2に示すよう
に、特徴点C11から等距離の位置を表す等距離線C12で囲
まれた極大点C13(C13-1乃至C13-5)として表される。
【0050】そして、初期点検出回路13は、この極大点
C13における特徴点距離の大きい順にこれを初期点とし
てマークし(図2の実施例では、C13-1,C13-2,C13-
3,C13-4,C13-5の順番に順序づけ)、初期点距離信号B
14として、円膨張計算回路14に出力する。円膨張計算回
路14は、この初期点距離信号B14を円膨張アルゴリズム
に従って処理する。
【0051】次に、図3のフローチャートを参照して、
円膨張アルゴリズムについて説明する。
【0052】なお一般的には従来例で説明したように、
各点でのポテンシャルを計算することが必要であるが、
本実施例においては、ポテンシャル値は各点から最も近
い特徴点までの距離と等価とされる。この特徴点距離は
各点における最も近い特徴点までの距離をユークリッド
距離で表したものである。もちろん従来例の説明で用い
たようなポテンシャルを採用することも可能である。
【0053】図3における入力としての初期点距離信号
は図1における初期点距離信号B14に相当する。初期点
検査ステップ21では、入力された初期点距離信号B14に
マークされた初期点を大きい順にチェックし、初期点が
存在すれば、現在最も大きな距離を持った初期点(図4
の場合、C13-1)を初期円設定ステップ22へ渡す。
【0054】初期円設定ステップ22では、その初期点
(特徴点距離の最も大きな極大点)を円膨張処理の初期
円中心点とし、その初期円中心の特徴点距離を半径rと
する初期円を設定する。例えば図4に示すように、中央
の極大点を初期円中心点C13-1とし、そこから半径rの位
置に、初期円C14を設定する。
【0055】膨張節点初期化ステップ23では、初期円中
心点から適当な間隔で初期節点を配置する。図4の実施
例では、半径rの初期円C14を、θ = π/2r の角度で分
割した間隔を初期節点間隔C15とし、初期節点間隔の初
期円C14上の点を初期節点C16としている。
【0056】距離計算ステップ24では、初期節点C16の
節点距離(初期円中心点からの距離(いまの場合、
r))を求める。移動検査ステップ25では、各節点の座
標をその点での節点距離(r)の分だけ初期円C14の半径
方向へ膨張させたとき(初期円中心点C13と初期節点C16
とを結ぶ直線の延長線上で、中心点C13から離れるよう
に移動させたとき)、特徴点C11にぶつからないか(当
接しないか)を調べる。ぶつかってしまうような場合は
この節点はこれ以上移動させないこととして距離計算ス
テップ24に戻り、次の節点について処理を続ける。ぶつ
からないようであれば節点移動量(r)を出力する。節
点移動処理ステップ26ではその節点に対して、節点移動
量(r)だけ座標を移動させた新節点を生成する。
【0057】近似調整処理ステップ27では、新節点に対
し、その新節点の周囲で特徴点の配置にうまくフィット
できるように近似調整が行われて、近似新節点が生成さ
れる。この近似調整アルゴリズムについては図6を参照
して後に説明する。
【0058】収束判断ステップ28では、この近似新節点
と元の節点を比較して、移動量があるしきい値以上なら
ばまだ収束していないとみなして、元の節点を近似新節
点で置き換えて、距離計算ステップ24に戻り、再び節点
距離から近似新節点の移動量を計算する。また移動量が
あるしきい値以下ならば収束したとみなして、この初期
点を中心とした円膨張処理を終了する。
【0059】以上のようにして、例えば図4に示すよう
に、初期円中心点C13-1から初期円C14上の所定の初期節
点C16までの距離rを節点距離として、その初期節点C16
をその節点距離rだけ、初期円中心点C13とその初期節点
C16とを結ぶ直線の延長線上に移動できるか否かが判定
される。節点距離rだけ初期節点C16を移動させたとして
も、新たな位置が特徴点C11に当接しない場合において
は、新たな位置まで、その初期節点C16が移動(膨張)
される。このような動作が、移動量が所定のしきい値以
下となるまで繰り返し実行される。このようにして、図
4に示すように、元の初期節点C16が、節点移動量C17だ
け移動されて新節点C18となる。
【0060】以上のような処理が、初期円中心点C13-1
を中心とする初期円C14上の各初期節点C16に対して行わ
れる。その結果、図5に示すように、初期円C14が膨張
されて、新節点C18により閉領域曲線C19が生成される。
【0061】このようにして、収束判断ステップ28から
近似節点が整合性検査ステップ29に出力される。整合性
検査ステップ29では、特徴点の不整合による近似節点の
異常を修正して、修正近似節点を出力する。この整合性
検査アルゴリズムについては図10を参照して後に説明
する。
【0062】最後に、領域内点検査ステップ30では、修
正近似節点C18で形成される閉領域曲線C19内に存在する
初期中心点C13-1を消去して、初期円中心点としての候
補から外し、閉領域曲線C19上の新節点C18を確定節点と
する。そして、初期点検査ステップ21の判断に戻る。
【0063】初期点検査ステップ21においては、次に大
きい極大点が初期円中心点として選択され、初期円設定
ステップ22以降の処理が上述した場合と同様に行われ
る。そして、初期点検査ステップ21において、他に初期
点が存在しないと判定された場合、それまでの処理によ
り得られた閉領域曲線C19に関する信号を閉曲線形状信
号B15として出力する(閉領域曲線C19上の新節点C18の
リストを膨張節点リストとして出力する)。
【0064】次に前述した図3の近似調整ステップ27の
近似調整アルゴリズムについて、図6のフローチャート
を参照して説明する。
【0065】図6における入力信号は前述の新節点C18
に相当する。節点ループ制御ステップ41では、入力され
た節点が、その閉領域曲線C19の最後の節点であるか否
かを判定し、最後の節点でなければ次段の中点検出ステ
ップ42の処理に進む。
【0066】すなわち、それまでの処理により、図7
(A)に示すように、初期円中心点C13を中心とする初
期円C14上に設定された初期節点C16を、初期円中心点C1
3とその初期節点C16を結ぶ直線上に移動し、図7(B)
に示すような、新節点(移動後の節点)C18からなる閉
領域曲線(近似曲線)C19を生成する。そして、この閉
領域曲線C19上の新節点C18が最後の節点でなければ、中
点検出ステップ42の処理に進む。
【0067】中点検出ステップ42では、図7(C)に示
すように、所定の節点Aiと、隣接する節点Ai+1との間の
中点Mの座標を計算し、特徴点間距離計算ステップ43で
は、初期円中心点C13から中点Mを通って延びる直線が特
徴点C11にぶつかる点Nの座標を計算して、中点Mと点Nの
間の距離LMNを計算する。さらに、距離計算ステップ44
で、中点Mの節点距離(初期円中心点C13から中点Mまで
の距離)dMを求める。近似度検査ステップ45では、距離
LMNと距離dMを比較して、距離LMNが距離dMより大きい場
合、精度の良い近似を得るために、節点追加処理ステッ
プ46によって点Nを新しい節点として追加させる。
【0068】距離LMNが、距離dMと等しいか、それより
小さい場合においては、節点追加処理ステップ46の処理
はスキップされる。
【0069】以上のようにして、閉領域曲線C19の全て
の新節点C18に対する処理が完了したと、節点ループ制
御ステップ41で判定されるまで、同様の処理が繰り返し
実行される。
【0070】図7の実施例においては、同図(C)に示
すように、点Aiと、それに隣接する点Ai+1の中点Mが求
められている。そして、初期円中心点C13と中点Mを結ぶ
直線C21が特徴点C11と当接する点がNとされる。初期円
中心点C13から中点Mまでの距離dMと、点Mと点Nの距離LM
Nが比較され、距離LMNが距離dMより大きい場合には、図
7(D)に示すように、点Nが閉領域曲線C19の新節点C1
8として追加される。換言すれば、閉領域曲線C19が図7
(B)に示す状態から、同図(D)に示す状態に変更さ
れる。
【0071】このようにして、各節点を単に膨張させる
だけでは、特徴点C11に充分近似させることができなか
った節点間に新しい節点を設け、近似の調整を行う。こ
れにより、特徴点C11により近似した閉領域曲線(近似
曲線)C19を得ることができる。節点間に近似のずれを
合わせるために追加された節点を含んだ信号が、近似調
整節点信号として出力される。
【0072】なお、閉領域曲線C19上の点であって、隣
接する2つの節点C16間の各点における特徴点C11までの
距離(ポテンシャル)を計算し、その距離が最大となる
点を、中点Mの代わりに選択し、同様の処理を行うよう
にしてもよい。
【0073】ところで、検出された特徴点の配置によっ
ては、上述した処理で近似した各節点が、本来の領域を
囲んでいる特徴点とは異なる領域に対する特徴点に収束
してしまい、得られた領域の形状が大きくゆがんでしま
う場合がある。例えば図8に示すように、領域を囲むエ
ッジ(特徴点C11)に切れ目ができていて、近似節点C3
3,C34が外側の別なエッジ(特徴点C11A)に収束してし
まう場合がある。
【0074】このようにはみ出してしまった節点C33,C3
4を、本来存在するであろうエッジの内側に配置するた
めに、図8に示すように、はみ出した節点C33,C34、並
びにその間に他の節点があればその節点を削除し、その
前後の節点C32とC35の間を線分(直線)C31で接続し直
すことができる。あるいはまた図9に示すように、はみ
出さなかった節点C32とC35の間に曲線C41を引き、その
曲線C41と、中心点C13と節点C33を結ぶ直線が交差する
位置に、節点C33を引き戻し、同様に、曲線C41と、中心
点C13と節点C34を結ぶ直線が交差する位置に、節点C34
を引き戻すことができる。
【0075】図3の整合性検査ステップ29における処理
は、この図8または図9に示すような処理を実行するも
のである。図10のフローチャートは、この場合の処理
例を表している。
【0076】節点ループ制御ステップ51では、所定の閉
領域曲線C19上の最後の節点であるか否かを判定し、最
後の節点でなければ次段の距離計算ステップ52の処理に
進む。距離計算ステップ52では、中心点C13を決定し、
各節点Aiと中心点C13との間の距離Riを計算する。差分
計算ステップ53では、中心点C13からの距離が最も小さ
い節点(図8と図9において、Aiとして表されている節
点)とし、この始点から順次、各節点Aiの距離Riと、そ
の前の節点Ai-1との距離Ri-1の差分diを計算する。
【0077】はみ出し点検査ステップ54では、差分di
調べて、差分diがしきい値Thより大きく、かつ、はみ出
し点フラグがセットされていなければ、はみ出し点セッ
トステップ55で、はみ出し点フラグをセットし、この節
点番号をはみ出し点としてストアしておく。さらに戻り
点検査ステップ56では、差分diを調べて、差分diが負の
しきい値Thより小さく、かつ、はみ出し点フラグがセッ
トされていれば、戻り点セットステップ57で、戻り点フ
ラグをセットし、この節点番号を戻り点としてストアし
ておく。
【0078】以上の処理を全ての閉領域曲線C19上の各
節点間において行って、はみ出し点と戻り点のペアを全
て検出した後、修正ステップ58で、はみ出し点フラグと
戻り点フラグを参照して、それぞれのはみ出し点と戻り
点のペアの間で、図8または図9に示すような補間処理
により節点の修正を行う。
【0079】以上のようにして、例えば図11(A)に
示すように、各節点Aiの中心点C13からの距離Riが求め
られると、図11(B)に示すように、節点Aiの距離Ri
と直前の節点Ai-1の距離Ri-1との差分diが求められる。
そして、この差分diがしきい値Thと比較される。
【0080】そして、差分diがしきい値Thより大きいと
き、その節点Aiは、図8と図9における節点C33のよう
なはみ出し点として、その節点番号を記憶する。
【0081】同様に、差分diが負のしきい値-Thより小
さいと判定された場合、図8と図9に示す節点C34のよ
うに、戻り点として、その節点番号が記憶される。
【0082】そして、このように、はみ出し点と戻り点
のペアが記憶されると、例えば図11(C)示すよう
に、はみ出し点と戻り点が削除され、はみ出し点の直前
の節点と戻り点の直後の節点との間を補完する処理が実
行される。すなわち、図8に示すように、はみ出し点と
しての節点C33の直前の節点C32と、戻り点としての節点
C34の直後の節点C35を、線分C31で結ぶようにし、節点C
33とC34は削除される。
【0083】あるいはまた、図12(A)に示すよう
に、中心点C13と各節点Aiの距離Riが得られたとき、節
点Aiの距離Riと、その直前の節点Ai-1の距離Ri-1との差
分diが、図12(B)に示すように求められる。そし
て、この差分diが正のしきい値Thおよび負のしきい値-T
hと比較され、図9に示すように、飛び出し点としての
節点C33と、戻り点としての節点C34が求められる。
【0084】そして、図12(C)に示すように、はみ
出し点の直前の節点と戻り点の直後の節点との間に曲線
が描かれ、その曲線上の節点が補間される。
【0085】すなわち、図9に示すように、はみ出し点
としての節点C33の直前の節点C32と、戻り点C34の直後
の節点C35の間に曲線C41がひかれ、その曲線C41と中心
点C13と節点C33を結ぶ直線との交点上に節点C33が移動
され、また曲線C41と、中心点C13と節点C34を結ぶ直線
との交点上に節点C34が移動される。
【0086】なお、この曲線C41としては、円弧、スプ
ライン曲線などの他、直線を用いることができる。
【0087】このようにして、節点が本来の領域を囲ん
でいる特徴点とは異なる領域の特徴点に収束してしま
い、得られた領域の形状が大きく歪んでしまうようなこ
とが防止される。
【0088】なお、図10の距離計算ステップ52におい
て、移動後の節点により形成される閉領域曲線C19の中
心点を計算により求めるようにしてもよい。この時、図
3の円膨張のフローチャートに示した場合の処理と同様
に、特徴点までの距離の極大点を、距離の大きさの順番
で順序付け、その順番で極大点を中心点として選択し、
確定した領域に含まれる極大点は中心点として選択しな
いようにすることができる。
【0089】以上のようにして、図1の円膨張計算回路
14における処理が行われ、閉領域曲線(近似曲線)C19
に対応する閉曲線形状信号B15が出力される。再領域化
選択回路15は、例えば図2に示すような画面上の信号
が、全て閉曲線形状信号B15で埋め尽くされているか否
かを判定し、まだ閉曲線形状信号B15が生成されていな
い領域(非閉曲線領域)が存在する場合には、すでに領
域化されている点をマスクした再領域化特徴点信号B16
を生成し、これを特徴点距離計算回路12に出力する。特
徴点距離計算回路12以降の各回路は、上述した場合と同
様にして、領域化処理を実行する。
【0090】これにより、例えば図2に示す極大点C13-
1乃至C13-5を含む特徴点C11で囲まれる領域を閉領域曲
線C19で近似する処理が、順次実行される。
【0091】そして、特徴点C11で囲まれる全ての領域
の領域化処理が完了したとき、再領域化選択回路15は、
円膨張計算回路14より供給される閉曲線形状信号B15を
領域化信号B17として、領域処理回路16に出力する。
【0092】領域処理回路16は、入力信号B11と領域化
信号B17から閉曲線に囲まれた領域の信号を抜き出し、
適当な方法で信号処理を行う。例えば、領域毎にデータ
を圧縮したり、画像データであれば、その画像の認識を
行ったりする。処理結果は領域処理信号B18として、多
重化回路17に出力される。多重化回路17は、領域処理回
路16より入力された領域処理信号B18を、特徴点検出回
路11より入力された特徴点信号B12とともに多重化し、
出力信号B19として出力する。
【0093】なお、上記実施例においては、初期形状と
して円を設定しているが、この他、例えば、任意の閉多
角形や閉曲線を設定してもよい。また、ポテンシャルや
距離に応じて異なる初期形状を設定するようにしてもよ
い。
【0094】さらに上記実施例においては、ポテンシャ
ルとしてユークリッド距離を用いているが、この他、例
えば、チェス盤距離(長い方の目の数が距離となる)や
市街地距離(垂直方向と水平方向の目の辺の和が距離と
なる)など、任意の距離計算法を用いてもよく、さらに
それらの1次微分をとったポテンシャルでもよい。要す
るに、距離により一義的に規定されるポテンシャル(単
調増加または単調減少するポテンシャル)であればよ
い。
【0095】上記実施例においてはまた、再領域化処理
の判断を、閉曲線領域の有無で行うようにしたが、この
他、例えば、一度も行わない、常に所定回数行う、非閉
曲線領域の面積があるしきい値を越えるようなら行う、
などのような基準(条件)で判断するようにしてもよ
い。
【0096】以上のように、節点の移動を直線に沿った
移動に限定することと、節点の逐次修正を行うことで、
以下のような効果が得られる。 1. 従来のポテンシャルエネルギ最小化の収束アルゴリ
ズムと比較して、ポテンシャルが距離で一義的に与えら
れるので、極小解に陥ることがなく、少ない計算量で処
理でき、収束するまでの反復回数も減少させることがで
きる。 2. 従来のスネークアルゴリズムと比較して、ポテンシ
ャルとずれたところに新規節点を増設することができる
ので、領域形状を精度よく近似できる。
【0097】
【発明の効果】以上の如く、請求項1に記載の領域分割
処理装置および請求項7に記載の領域分割処理方法によ
れば、特徴点までの距離により一義的に規定されるポテ
ンシャルに対応して処理開始点を決定し、節点を、節点
と処理化始点とを結ぶ直線の延長線上で移動させるよう
にしたので、リアルタイムで領域を抽出することが可能
となる。また、極小解に陥ることがないので、正確な領
域の形状を近似することが可能となる。
【0098】請求項8に記載の領域分割処理装置および
請求項11に記載の領域分割処理方法によれば、閉曲線
上の点であって、節点とは異なる点としての中間点を選
択し、中間点を節点として追加するようにしたので、よ
り精度よく、領域形状を近似することが可能となる。
【0099】請求項12に記載の領域分割処理装置およ
び請求項18に記載の領域分割処理方法によれば、移動
処理された後の節点で形成される閉曲線で囲まれる領域
の中心点と節点の距離の変化から変化点を検出し、その
検出結果に対応して変化点を補間するようにしたので、
異なる特徴点に形状が収束してしまうようなことが防止
される。
【0100】請求項19に記載の領域分割処理装置およ
び請求項23に記載の領域分割処理方法によれば、非閉
曲線領域を閉曲線で囲まれた領域として処理する条件を
判断し、その判断の結果に対応して、非閉曲線領域を閉
曲線で囲む領域として処理するようにしたので、迅速か
つ確実に特徴点に近似した領域を決定することが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の領域分割処理装置を応用した信号処理
装置の構成例を示すブロック図である。
【図2】距離によるポテンシャルマップの構成例を示す
図である。
【図3】図1の実施例の処理を示すフローチャートであ
る。
【図4】本発明による円膨張処理の初期状態を説明する
図である。
【図5】本発明による円膨張処理の収束状態を説明する
図である。
【図6】図3の近似調整処理ステップ27の処理を示すフ
ローチャートである。
【図7】図6のアルゴリズムを説明する図である。
【図8】本発明による円膨張の不整合によるはみ出しの
状態と整合処理を示す図である。
【図9】本発明による円膨張の不整合によるはみ出しの
状態と他の整合処理を示す図である。
【図10】図3の整合性検査ステップ29の処理を示すフ
ローチャートである。
【図11】図8の整合処理を説明するグラフである。
【図12】図9の整合処理を説明するグラフである。
【図13】スネーク方式を用いた従来の領域形状化信号
処理装置の構成例を示すブロック図である。
【図14】スネーク方式の処理を示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
11 特徴点検出回路 12 特徴点距離計算回路 13 初期点検出回路 14 円膨張計算回路 15 再領域化選択回路 16 領域処理回路 17 多重化回路

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号から特徴点を検出する検出手段
    と、 前記特徴点以外の各点の前記特徴点までの距離により一
    義的に規定されるポテンシャルを計算する計算手段と、 前記点の前記ポテンシャルに対応して処理開始点を決定
    する決定手段と、 前記処理開始点を基準にして複数の節点を発生させる発
    生手段と、 前記節点を、前記接点と前記処理開始点とを結ぶ直線の
    延長線上で移動させる移動手段と、 移動後の前記節点で囲繞される閉領域を抽出する抽出手
    段とを備えることを特徴とする領域分割処理装置。
  2. 【請求項2】 前記計算手段は、前記特徴点以外の点
    の、最も近い前記特徴点までの距離に対応して前記ポテ
    ンシャルを計算することを特徴とする請求項1に記載の
    領域分割処理装置。
  3. 【請求項3】 前記決定手段は、前記ポテンシャルの分
    布の極大点を検索し、前記極大点としての前記点のう
    ち、前記特徴点までの距離の値の大きい順番に順序付け
    し、順序付けに対応して前記極大点を前記処理開始点と
    して選択するとともに、確定した領域に含まれる前記極
    大点を前記処理開始点として選択しないようにすること
    を特徴とする請求項1に記載の領域分割処理装置。
  4. 【請求項4】 前記発生手段は、前記処理開始点を中心
    点とし、前記中心点の前記ポテンシャルから決まる値を
    半径とする円の円周を、前記半径により規定される値で
    複数に分割した点を前記節点とすることを特徴とする請
    求項1に記載の領域分割処理装置。
  5. 【請求項5】 前記移動手段は、前記発生手段によって
    発生された前記節点を、前記円の外側に向かって半径方
    向に、前記節点のポテンシャルの値により規定される長
    さだけ移動させることを特徴とする請求項1に記載の領
    域分割処理装置。
  6. 【請求項6】 前記抽出手段は、同一の前記処理開始点
    を基準にして発生され、移動された前記節点の間を曲線
    で接続して閉曲線を生成し、入力信号から前記閉曲線の
    位置および形状に従って信号を抜き出すことを特徴とす
    る請求項1に記載の領域分割処理装置。
  7. 【請求項7】 入力信号から特徴点を検出し、 前記特徴点以外の各点の前記特徴点までの距離により一
    義的に規定されるポテンシャルを計算し、 前記点の前記ポテンシャルに対応して処理開始点を決定
    し、 前記処理開始点を基準にして複数の節点を発生させ、 前記節点を、前記接点と前記処理開始点とを結ぶ直線の
    延長線上で移動させ、 移動後の前記節点で囲繞される閉領域を抽出することを
    特徴とする領域分割処理方法。
  8. 【請求項8】 入力信号から特徴点を検出し、複数の節
    点を生成し、前記節点を結んだ閉曲線を設定し、前記節
    点を前記特徴点に近づくように移動させ、前記閉曲線で
    囲まれた領域を決定する領域分割処理装置において、 前記閉曲線上の点であって、前記節点とは異なる点とし
    ての中間点を選択する選択手段と、 前記中間点と前記特徴点の位置から決まる値をしきい値
    処理し、その結果に対応して、前記中間点を前記節点と
    して追加する処理手段とを備えることを特徴とする領域
    分割処理装置。
  9. 【請求項9】 前記選択手段は、前記閉曲線上の隣接す
    る前記節点間の中点を前記中間点として選択することを
    特徴とする請求項8に記載の領域分割処理装置。
  10. 【請求項10】 前記選択手段は、前記閉曲線上の隣接
    する前記節点間の各点におけるポテンシャルを計算し、
    前記ポテンシャルが最大である点を前記中間点として選
    択することを特徴とする請求項8に記載の領域分割処理
    装置。
  11. 【請求項11】 入力信号から特徴点を検出し、複数の
    節点を生成し、前記節点を結んだ閉曲線を設定し、前記
    節点を前記特徴点に近づくように移動させ、前記閉曲線
    で囲まれた領域を決定する領域分割処理方法において、 前記閉曲線上の点であって、前記節点とは異なる点とし
    ての中間点を選択し、 前記中間点と前記特徴点の位置から決まる値をしきい値
    処理し、その結果に対応して、前記中間点を前記節点と
    して追加することを特徴とする領域分割処理方法。
  12. 【請求項12】 入力信号から特徴点を検出し、複数の
    節点を生成し、前記節点を結んだ閉曲線を設定し、前記
    節点を前記特徴点に近づくように移動させ、前記閉曲線
    で囲まれた領域を決定する領域分割処理装置において、 移動処理された後の前記節点で形成される前記閉曲線で
    囲まれた領域の中心点を計算する計算手段と、 前記節点の前記中心点との距離の変化から、変化点を検
    出する検出手段と、 前記検出手段の検出結果に対応して、前記変化点を補間
    する補間手段とを備えることを特徴とする領域分割処理
    装置。
  13. 【請求項13】 前記検出手段は、第1の前記節点の前
    記中心点からの距離と、前記第1の節点に隣接する第2
    の前記節点の前記中心点からの距離との差に対して、増
    大方向と減少方向のしきいち処理行って、前記距離が前
    記しきい値以上に増大する前記節点を、前記変化点のう
    ちの増大点として検出し、前記距離が前記しきい値以上
    に減少する前記節点を、前記変化点のうちの減少点とし
    て検出することを特徴とする請求項12に記載の領域分
    割処理装置。
  14. 【請求項14】 前記補間手段は、前記増大点と減少点
    およびその間の節点を削除することを特徴とする請求項
    13に記載の領域分割処理装置。
  15. 【請求項15】 前記補間手段は、前記増大点の直前の
    前記節点と、前記減少点の直後の前記節点とを結ぶ曲線
    と、前記増大点と前記中心点とを結ぶ直線とが交差する
    位置に、前記増大点を移動させるとともに、前記増大点
    の直前の前記節点と、前記減少点の直後の前記節点とを
    結ぶ曲線と、前記減少点と前記中心点とを結ぶ直線とが
    交差する位置に、前記減少点を移動させることを特徴と
    する請求項13に記載の領域分割処理装置。
  16. 【請求項16】 前記計算手段は、前記特徴点以外の各
    点の前記特徴点までの距離により一義的に規定されるポ
    テンシャルの分布の極大点を検索し、前記極大点として
    の前記点のうち、前記特徴点までの距離の値の大きい順
    番に順序付けし、順序付けに対応して前記極大点を前記
    中心点として選択するとともに、確定した領域に含まれ
    る前記極大点を前記中心点として選択しないようにする
    ことを特徴とする請求項12に記載の領域分割処理装
    置。
  17. 【請求項17】 前記検出手段は、前記中心点からの距
    離が最も小さい前記節点を始点として、前記始点から順
    次しきい値処理を行うことを特徴とする請求項13に記
    載の領域分割処理装置。
  18. 【請求項18】 入力信号から特徴点を検出し、複数の
    節点を生成し、前記節点を結んだ閉曲線を設定し、前記
    節点を前記特徴点に近づくように移動させ、前記閉曲線
    で囲まれた領域を決定する領域分割処理方法において、 移動処理された後の前記節点で形成される前記閉曲線で
    囲まれた領域の中心点を計算し、 前記節点の前記中心点との距離の変化から、変化点を検
    出し、 その検出結果に対応して、前記変化点を補間することを
    特徴とする領域分割処理方法。
  19. 【請求項19】 入力信号から特徴点を検出し、複数の
    節点を生成し、前記節点を結んだ閉曲線を設定し、前記
    節点を前記特徴点に近づくように移動させ、前記閉曲線
    で囲まれた領域を決定する領域分割処理装置において、 前記入力信号から、前記特徴点以外の点により構成され
    る領域であって、前記閉曲線で囲まれていない非閉曲線
    領域を検出し、前記非閉曲線領域を、前記閉曲線で囲ま
    れた領域とする処理の条件を判断する判断手段と、 前記判断手段の判断の結果に対応して、前記非閉曲線領
    域を前記閉曲線で囲まれた領域とする処理を実行する処
    理手段とを備えることを特徴とする領域分割処理装置。
  20. 【請求項20】 前記判断手段は、前記閉曲線で囲まれ
    た領域とする処理の回数が、予め設定された所定の回数
    に達した否かを判断することを特徴とする請求項19に
    記載の領域分割処理装置。
  21. 【請求項21】 前記判断手段は、前記閉曲線で囲まれ
    た領域の面積を計算し、その面積をしきい値処理して、
    前記非閉曲線領域を前記閉曲線で囲まれた領域とする処
    理を実行するか否かを判断することを特徴とする請求項
    19に記載の領域分割処理装置。
  22. 【請求項22】 前記処理手段は、前記判断手段の判断
    結果に対応して、前記非閉曲線領域の信号の入力を受け
    ることを特徴とする請求項19に記載の領域分割処理装
    置。
  23. 【請求項23】 入力信号から特徴点を検出し、複数の
    節点を生成し、前記節点を結んだ閉曲線を設定し、前記
    節点を前記特徴点に近づくように移動させ、前記閉曲線
    で囲まれた領域を決定する領域分割処理方法において、 前記入力信号から、前記特徴点以外の点により構成され
    る領域であって、前記閉曲線で囲まれていない非閉曲線
    領域を検出し、 前記非閉曲線領域を、前記閉曲線で囲まれた領域として
    処理する条件を判断し、 その判断の結果に対応して、前記非閉曲線領域を前記閉
    曲線で囲まれた領域として処理することを特徴とする領
    域分割処理方法。
JP7149298A 1995-06-16 1995-06-16 領域分割処理装置および方法 Pending JPH096961A (ja)

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