JPH0966925A - 紙容器 - Google Patents

紙容器

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JPH0966925A
JPH0966925A JP24699595A JP24699595A JPH0966925A JP H0966925 A JPH0966925 A JP H0966925A JP 24699595 A JP24699595 A JP 24699595A JP 24699595 A JP24699595 A JP 24699595A JP H0966925 A JPH0966925 A JP H0966925A
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JP
Japan
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layer
paper
gas barrier
paper container
heat sealant
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Application number
JP24699595A
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English (en)
Inventor
Hirotaka Tsuchiya
博隆 土屋
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/80Packaging reuse or recycling, e.g. of multilayer packaging

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  • Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガスバリア性と、水蒸気バリア性とを兼ね備
え、廃棄物を焼却したときに残留する灰分も少なく、紙
として再生したときに容易に品質低下がなく再生紙を得
ることができる紙容器の提供を目的とする。 【解決手段】紙1を用いた積層体よりなる紙容器11に
おいて、該積層体10が、少なくとも、紙1の一方の側
に外面ヒートシーラント層21、他の側にガスバリア層
3と高防湿層4とよりなる高防湿ガスバリア層6及び内
面ヒートシーラント層22より構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、焼却処分ができる
容器に関し、ガスバリア性及び水蒸気バリア性に優れ、
焼却したときに塩素を含む有害ガスを発生したり、過剰
の灰分が残らず、調味料、酒、焼酎、ドレッシングなど
の食品、洗剤、モーターオイル、化粧品などの液体容器
あるいは粉体・粒体容器に用いられれる紙容器に属す
る。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、紙容器用積
層体において、アルミニウム箔を含ませずに、ガスバリ
ア性と、水蒸気バリア性を兼ね備え、廃棄物を焼却した
ときに残留する灰分も少なく、紙として再生したときに
容易に品質低下がなく再生紙を得ることができる高防湿
ガスバリア性の紙容器を提供することを課題としてい
る。
【0003】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は、紙を用いた積層体よりなる紙容器にお
いて、該積層体が、少なくとも、紙の一方の面に外面ヒ
ートシーラント層、他の面にガスバリア層と高防湿層と
からなる高防湿ガスバリア層、及び内面ヒートシーラン
ト層よりなる積層体で形成されている紙容器である。上
記ガスバリア層が、エチレン・ビニルアルコール共重合
体、又はエチレン・ビニルアルコール共重合体とポリア
ミドとの複合層より形成される紙容器である。そして、
上記高防湿層が、密度が0.94より大きいポリエチレ
ン又はポリプロピレンより形成されている紙容器であ
る。また、上記外面及び内面ヒートシーラント層が、密
度0.925未満のポリエチレンより形成されている紙
容器である。
【0004】
【従来の技術】従来の紙容器は、ポリエチレン(外面ヒ
ートシーラント層)・紙(剛性付与)・ポリエチレン
(内面ヒートシーラント層)の多層構成を基準とし、高
度のバリア性を要求されるときには、アルミニウム箔を
複合した「ポリエチレン・紙・ポリエチレン・アルミニ
ウム箔(バリア層)・ポリエチレン」の構成をもつ積層
体が使用されてきた。このような積層体を焼却処分をす
るときは、金属アルミニウムが灰分として残ったり、ま
た、紙を再生するときに残存するアルミニウムが再生紙
の品質を低下させたりするという問題があった。
【0005】そこでバリア層として、ポリアミドフィル
ムや、ポリエステルフィルムを使用する構成(特開昭5
7ー75853号公報)が提案されたが、ガスバリア性
を満足するものではなく、これらのフィルムにけい素及
び/又はけい素酸化物をのドライプレート層(蒸着膜)
を設ける構成(特開昭63ー281833号公報)が提
案されたが、紙容器の罫線部の折りや、ヒートシール部
で該蒸着膜にクラックが発生し、バリア性を低下すると
いう問題点があった。また、ガスバリア性が良好なエチ
レン・ビニルアルコール共重合体のフィルムを用いる技
術(特開昭63ー312143号公報)も開示されてい
る。このものは、罫線部のガスバリア性の低下もなく良
好ではあるが、水蒸気バリア性を満足することができ
ず、内容物が吸湿性物の場合は、吸湿による品質低下を
もたらしたり、液体を充填した場合には内容物が目減り
するという問題点があった。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の紙容器は、図1に示すよ
うに、紙を用いた積層体10よりなり、該積層体が、少
なくとも、紙1の一方の面に外面ヒートシーラント層2
1、他の面にガスバリア層3と高防湿層4とからなる高
防湿ガスバリア層6、及び内面ヒートシーラント層22
よりなる積層体で形成されている紙容器11である。上
記ガスバリア層3が、エチレン・ビニルアルコール共重
合体、又はエチレン・ビニルアルコール共重合体とポリ
アミドとの複合層であり、そして、高防湿層4が、密度
が0.94より大きいポリエチレン又はポリプロピレン
のフィルムより形成されている紙容器である。また、上
記外面及び内面ヒートシーラント層が、密度0.925
未満のポリエチレンより形成されている紙容器である。
【0007】本発明に紙容器の基材となる紙層1は、紙
容器用積層体の剛性、賦型性、耐屈曲性、耐突き刺し性
をもたせるとともに、強サイズ性で、且つ内容物充填後
の変形に耐える剛性のある、適度の白さをもつ晒クラフ
ト紙の坪量(紙の単位面積重量:g/m2 )が、80〜
600g/m2 のものが好ましい。
【0008】外面ヒートシーラント層21及び、内面ヒ
ートシーラント層22はヒートシールできる熱可塑性樹
脂ならばその種類を問わないが、通常の押出しコーティ
ングができるものが好ましい。例えば、ポリエチレン、
エチレン・αオレフィン共重合体、ポリプロピレン、エ
チレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・アクリル酸共
重合体、エチレン・アクリル酸エステル共重合体、アイ
オノマーなどが挙げられる。そして、その厚さは、外面
ヒートシーラント層が10〜30μm、内面ヒートシー
ラント層は20〜100μmのものが好ましく使用され
る。外面ヒートシーラント層が10μm以下の場合は、
紙の内面に吸収される部分があり、必要なヒートシール
強度を得ることができず、また30μmを超えるとき
は、必要以上のヒートシール強度となり、開封が困難と
なるばかりでなく、資源の浪費になる。内面ヒートシー
ラント層が20μm以下の場合は必要のヒートシール強
度を得ることができず、また100μmを超えるとき
は、必要以上のヒートシール強度となり資源の浪費にな
る。
【0009】ガスバリア層3は、紙容器を再生紙として
再生するときや、燃焼するときに、格別の障害がないも
のから選択され、エチレン・ビニルアルコール共重合
体、ポリアミド、ポリエステルなどの延伸又は未延伸の
フィルムが使用される。エチレン・ビニルアルコール共
重合体は、ビニルアルコールの含有量によってガスバリ
ア性を制御できる材料であり、通常はビニルアルコール
の比率が40〜65モル%、好ましくは48〜55%モ
ル%のものである。その厚さは5〜30μmが好まし
い。また、ビニルアルコールの含有量が65%を超える
とガスバリア層としての性能は満足できるが、吸湿時の
ガスバリア性や水蒸気バリア性を低下したり、製膜適性
を損なう欠点がある。また、ビニルアルコールの比率
が、40モル%未満の場合は、ガスバリア性が満足でき
るものではない。その他、ポリエステル、特にポリアミ
ドフィルムなどは適度の防湿性、ガスバリア性はもつも
のではあるが本発明が要求する性能を十分に満足できる
ものではない。しかしながら、ポリアミドは紙容器の突
き刺し強度、耐屈曲性、耐熱性をあたえ、充填機におけ
る作業でのピンホールの発生を防ぐなどの強度をもたせ
ることができる。したがって、上記のエチレン・ビニル
アルコール共重合体(以下本明細書においては、EVO
Hと記載する)と積層して紙容器の構成成分とすること
ができる。
【0010】ポリアミドは、6ーナイロン、6・6ナイ
ロン、10ナイロン、11ナイロン、12ナイロン、6
・10ナイロンやメタキシリレンジアミンとジカルボン
酸との共重合体などのなかから選択できその厚さは10
〜50μmで使用できる。
【0011】高防湿層を形成する樹脂層は、柔軟性が優
れ、低密度ポリエチレン(以下本明細書においてはLD
PEと記載する)よりも高防湿性をもつ材料から選択す
る。このような、ポリエチレンとしては、所謂高密度ポ
リエチレン(以下本明細書においてはHDPEと記載す
る)密度が0.935以上の低圧法による単独重合体、
又は前記のαーオレフィンとの共重合体でもよく、また
LDPEをブレンドすることもできる。密度が0.93
5以下のポリエチレンでは、十分な防湿効果を得ること
ができず、したがって、本発明が必要とするポリエチレ
ンは、防湿性の高い密度が0.935以上のHDPEで
ある。また、ポリプロピレンは、単独重合体又はエチレ
ン、ブテン、ヘキセン、オクテンなどのαーオレフィン
とのブロック又はランダム共重合体が耐寒強度が要求さ
れる場合には好ましく使用できる。
【0012】そして、上記材料の積層は、フィルムとフ
ィルムとをドライラミネーションしたり、LDPEなど
の熱可塑性樹脂を接着層として用いてサンドイッチラミ
ネーションしたり、共押出しフィルム(以下本明細書に
おいてはCoEXFと記載する)で製膜したり、紙ある
いは他のフィルムなどに、必要に応じては、接着を強固
にするアンカーコート層(以下本明細書においてはAC
層と記載する)を介して単層の溶融押し出しコート、多
層の共押出しコートにより作成することができる。その
他、上記の単層または複合したフィルムと紙とを接着剤
層を設けてドライラミネーション、又はウェットラミネ
ーションで作成することもできる。
【0013】本発明の積層体10の構成は、基本的には
図1に示すように、紙層1の一方の面に外面ヒートシー
ラント層21、他の面にガスバリア層3、高防湿層4、
及び内面ヒートシーラント層22よりなる積層体で形成
されている。そして具体的な積層例としては、外面ヒー
トシーラント層21及び内面ヒートシーラント層22に
LDPE2を用いた次に示すような構成がある。 (1) LDPE2・紙1・接着用LDPE23・AC層5
1・EVOH31・接着剤層54・HDPE41・LD
PE2。 (2) LDPE2・紙1・接着用LDPE23・AC層5
1・EVOH31・接着剤層54・ポリプロピレン42
・AC層51・LDPE2。 (3) LDPE2・紙1・接着用LDPE23・AC層5
1・EVOH31・接着剤層54・ポリアミド32・接
着剤層54・HDPE41・LDPE2。 (4) LDPE2・紙1・接着用LDPE23・AC層5
1・EVOH31・接着剤層54・ポリアミド32・接
着剤層54・ポリプロピレン42・AC層51・LDP
E2。 (5) LDPE2・紙1・接着用LDPE23・AC層5
1・EVOH31・AC層51・接着用LDPE23・
CoEXF〔LDPE2・HDPE41・LDPE
2〕。 (6) LDPE2・紙1・接着用LDPE23・AC層5
1・EVOH31・AC層51・接着用LDPE23・
CoEXF〔LDPE2・接着性樹脂53・ポリプロピ
レン42・接着性樹脂53・LDPE2〕。 (7) LDPE2・紙1・接着用LDPE23・CoEX
F〔接着性樹脂53・EVOH31・接着性樹脂53・
HDPE41・LDPE2〕。 (8) LDPE2・紙1・接着用LDPE23・CoEX
F〔LDPE2・接着性樹脂53・EVOH31・接着
性樹脂53・ポリプロピレン42・接着性樹脂53・L
DPE2〕。 (9) LDPE2・紙1・接着用LDPE23・CoEX
F〔LDPE2・接着性樹脂53・EVOH31・ポリ
アミド32・接着性樹脂53・HDPE41・LDPE
2〕。 (10)LDPE2・紙1・接着用LDPE23・AC層5
1・EVOH31・接着剤層54・ポリプロピレン42
・AC層51・LDPE2。 (11)LDPE2・紙1・接着用LDPE23・AC層5
1・共押出しコート〔ポリプロピレン42・接着性樹脂
53・EVOH31・接着性樹脂53・ポリプロピレン
42〕・AC層51・LDPE2。 また、上記の紙1とプラスチックフィルムとを積層する
接着用LDPE23は、実施例1でみられるように、必
要によっては、紙1とプラスチックフィルムであるEV
OH31にAC層を介して設けたLDPE2とを、接着
用LDPE23を用いてサンドイッチラミネーションを
して、LDPEを二層で形成することもできる。このよ
うにして、形成したLDPE層は、ピンホールの発生を
極限値に近くまで減少する効果がある。
【0014】
【実施例】次に実施例について、積層体の断面図により
更に詳細に説明する。 (実施例1)図2に示すように、坪量340g/m2
紙1の一方の面にLDPE〔ミラソン16P 三井石油
化学工業株式会社製 商品名:密度0.923、メルト
インデックス3.75〕を20μmの厚さで、LDPE
をコロナ放電処理をして押し出しコートした外面ヒート
シーラント層21を設けたポリエチレンコート紙を作成
した。また、厚さ12μmがEVOHフィルム31〔エ
バールXLクラレ株式会社製商品名〕の一方の面と厚さ
20μmのHDPE41とをドライラミネーションし、
他の面にLDPE2を押し出しコートで設けて、高防湿
ガスバリア層61を作成した。更に、厚さ40μmのに
LDPEフィルム〔密度0.923、メルトインデック
ス2〕をサンドイッチラミネーションして、内面ヒート
シーラント層22を設けた。そして、上記ポリエチレン
コート紙とを、サンドイッチラミネーションして実施例
1の積層体10を作成した。
【0015】(実施例2)図3に示すように、CoEX
Fの高防湿ガスバリア層62〔接着性樹脂53(5μ
m)・EVOH31(10μm)・接着性樹脂53(5
μm)・HDPE41(15μm)〕(以下 μmは層
の厚さを示す)と内面ヒートシーラント層22となるL
DPE(40μm)とをサンドイッチラミネーション
し、更に実施例1で作成したポリエチレンコート紙とを
サンドイッチラミネーションして実施例2の積層体10
を作成した。
【0016】(実施例3)図4に示すように、CoEX
Fの高防湿ガスバリア層63〔LDPE2(10μm)
・接着性樹脂53(5μm)・EVOH31(15μ
m)・6ーナイロン32(20μm)・接着性樹脂53
(5μm)・HDPE41(15μm)〕のHDPE4
1と内面ヒートシーラント層22となるLDPE(40
μm)とをサンドイッチラミネーションして、更に実施
例1で作成したポリエチレンコート紙とを、サンドイッ
チラミネーションして実施例3の積層体10を作成し
た。
【0017】(実施例4)図5に示すように、CoEX
Fの高防湿ガスバリア層64〔バリーラRH(25μ
m)日本石油化学株式会社製 商品名:LDPE2・E
VOH31・HDPE41よりなる多層延伸フィルム〕
のHDPE41に実施例1で使用した厚さ40μmのL
DPEとをサンドイッチラミネーションして内面ヒート
シーラント層22を設け、更に、実施例1で作成したポ
リエチレンコート紙とを、サンドイッチラミネーション
して実施例4の積層体10を作成した。
【0018】(実施例5)図6に示すように、CoEX
Fの高防湿バリア層65〔ポリプロピレン42・EVO
H31・ポリプロピレン42よりなる多層延伸フィルム
(25μm)日本石油化学株式会社製〕の一方の面に、
実施例1で使用した厚さ40μmのLDPEフィルムを
ドライラミネーションして内面ヒートシーラント層22
を設け、他の面に実施例1で作成したポリエチレンコー
ト紙とをサンドイッチラミネーションして実施例5の積
層体10を作成した。
【0019】(実施例6)図7に示すように、実施例4
で使用した多層延伸フィルム〔バリーラRH〕のHDP
E41と厚さ12μmの二軸延伸ポリエステルフィルム
36とをドライラミネーションして高防湿ガスバリア層
66を作成した。次いで、HDPE41と実施例1で使
用したLDPEフィルムとをドライラミネーションして
内面ヒートシーラント層22を設けた。更に、実施例1
で使用したポリエチレンコート紙とを、サンドイッチラ
ミネーションして実施例6の積層体10を作成した。
【0020】(比較例1)図8に示すように、実施例1
で使用したEVOHフィルム31の一方の面にLDPE
2を押し出しコートで設けて、防湿バリア層67を作成
した。そして、厚さ60μmのにLDPEフィルム(密
度0.923、メルトインデックス2)をドライラミネ
ーションして、内面ヒートシーラント層22を設け、更
に、実施例1で作成した、ポリエチレンコート紙と、防
湿バリア層67とをサンドイッチラミネーションして比
較例1の積層体10を作成した。
【0021】(比較例2)図9に示すように、シリカ蒸
着二軸延伸ポリエステルフィルム33のシリカ蒸着面3
3aに比較例1と同様に厚さ60μmのLDPEフィル
ムとをドライラミネーションして、内面ヒートシーラン
ト層22を設けた。そして他の面にLDPE2を押し出
しコートで設けて比較例2の防湿バリア層68を作成し
た。更に、実施例1で作成したポリエチレンコート紙
と、防湿バリア層68とをサンドイッチラミネーション
して比較例2の積層体10を作成した。
【0022】上記の実施例及び比較例の各積層体を用い
て、図1に示す内容量1リットルのゲーベルトップ型紙
容器10を作成し、40℃、相対湿度90%の条件下に
おける水蒸気透過度「g/24h/個」及び23℃、相
対湿度90%の条件下における酸素透過度「cc/24
h/個」を測定した結果を表1に示す。 (以下余白)
【0023】
【表1】
【0024】
【発明の効果】以上、詳述のように、本発明の紙容器
は、紙とガスバリア層と高防湿層よりなる高防湿ガスバ
リア層との積層体とから作成されるものである。したが
って、本発明の紙容器は、ガスバリア性と水蒸気バリア
性とを兼ね備え、廃棄物を焼却したときに残留するアル
ミニウムなどによる灰分が少なく、また、紙として再生
したときは容易に品質の低下がなく再生紙を得る効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の紙容器の積層体の断面と層構成とを示
す基本概念図である。
【図2】実施例の積層体の一例をの断面を示す概念図で
ある。
【図3】実施例の積層体の別形態の断面を示す概念図で
ある。
【図4】実施例の積層体の別形態の断面を示す概念図で
ある。
【図5】実施例の積層体の別形態の断面を示す概念図で
ある。
【図6】実施例の積層体の別形態の断面を示す概念図で
ある。
【図7】実施例の積層体の別形態の断面を示す概念図で
ある。
【図8】従来のバリア層をもつ紙容器の積層体の断面を
示す概念図である。
【図9】従来のハイバリアの紙容器の積層体の他の構成
を示す断面概略図である。
【符号の説明】
1 紙 10 積層体 11 紙容器 2 LDPE 21 外面ヒートシーラント層 22 内面ヒートシーラント層 23 接着用LDPE 3 ガスバリア層 31 EVOH 32 ポリアミド 33 シリカ蒸着フィルム 33a シリカ蒸着面 36 二軸延伸ポリエステルフィルム 4 高防湿層 41 HDPE 42 ポリプロピレン 51 AC層 53 接着性樹脂 54 接着剤層 6、 61 、62、63、64、65、66 高防湿ガスバリア層 67、68 防湿バリア層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B65D 5/62 B65D 5/62 A

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙を用いた積層体よりなる紙容器におい
    て、該積層体が、少なくとも、紙の一方の面に外面ヒー
    トシーラント層、他の面にガスバリア層と高防湿層とか
    らなる高防湿ガスバリア層、及び内面ヒートシーラント
    層よりなる積層体で形成されていることを特徴とする紙
    容器。
  2. 【請求項2】 上記ガスバリア層が、エチレン・ビニル
    アルコール共重合体、又はエチレン・ビニルアルコール
    共重合体とポリアミドとの複合層であることを特徴とす
    る請求項1記載の紙容器。
  3. 【請求項3】 上記高防湿層が、密度が0.94より大
    きいポリエチレン又はポリプロピレンより形成されてい
    ることを特徴とする請求項1及び2記載の紙容器。
  4. 【請求項4】 上記外面ヒートシーラント層及び内面ヒ
    ートシーラント層が、密度0.925未満のポリエチレ
    ンであることを特徴とする請求項1、2及び3記載の紙
    容器。
JP24699595A 1995-09-01 1995-09-01 紙容器 Pending JPH0966925A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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