JPH0966597A - 軸受正規位置出し機構を有する印刷装置 - Google Patents

軸受正規位置出し機構を有する印刷装置

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JPH0966597A
JPH0966597A JP7224980A JP22498095A JPH0966597A JP H0966597 A JPH0966597 A JP H0966597A JP 7224980 A JP7224980 A JP 7224980A JP 22498095 A JP22498095 A JP 22498095A JP H0966597 A JPH0966597 A JP H0966597A
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JP
Japan
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cylinder
slide base
eccentric bearing
frame
blanket
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JP7224980A
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Hiroshi Takamatsu
浩 高松
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Komori Corp
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Komori Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゴム胴に筒状のブランケットを装着する際
に、ゴム胴の偏心軸受部を正規の位置に保持し、偏心軸
受の支持が確実になされるようにする。 【解決手段】 ゴム胴1の軸部に設けられた偏心軸受1
8側のフレーム8に開口部7を設け、この開口部7をフ
レーム8の面に沿って移動するスライドベース16、1
7によって開閉可能とすると共に、これらスライドベー
ス16、17が閉じたときにはこれらのスライドベース
16、17で前記偏心軸受18を支持するようにする一
方、前記スライドベース16、17を閉じる際に、前記
偏心軸受18に対し前進して前記偏心軸受18を押し上
げて正規の位置に保持するベアリング65、66を設け
てなるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、筒状のブランケッ
トや印刷版などの印刷資材が装着されるシリンダの軸受
部の位置出し機構を有する印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】オフセット印刷機のゴム胴には、版胴か
らのインキを受け、かつ紙に転写するためのブランケッ
トが装着される。このブランケットは、一般に平板状の
ものをゴム胴に巻き付けるのであるが、ゴム胴には、ブ
ランケットの両端を把持するためのくわえ機構を収納す
るギャップを設けなければならず、それがゴム胴に段差
を作ってしまうことになっていた。
【0003】そのようなことから、上記のようなギャッ
プ式の胴に代え、ブランケットを筒状としてギャップの
ない胴に嵌め込むようにしたものが考えられ、実用に供
されている。このような筒状のブランケットを使用する
印刷機の一例の概略を図9に示す。この図において、
1、2は上下のゴム胴(シリンダ)で、その外側に筒状
のブランケット3が装着される。4、5はゴム胴に接触
する版胴(シリンダ)で、その周面には版が装着され
る。6は図示を省略した給紙装置に支持された巻取紙か
ら巻き戻され上下のゴム胴1、2間に通される紙であ
る。
【0004】筒状のブランケット3のゴム胴1、2に対
する取付け、取外しは、ゴム胴1、2の軸方向端からな
されなければならず、そのため、筒状のブランケットを
採用する印刷機においては、ゴム胴の軸方向一端側の支
持が解放でき、更に、フレーム8の一部が開閉できるよ
うになっている。
【0005】特開平6−191007号公報には、筒状
のブランケットを採用する印刷機のゴム胴の軸受部の解
放、フレームの一部を開放する機構について示されてい
る。その機構は、フレームに設けられた開口部(例え
ば、図9中符号「7」で示す)を設け、この開口部に、
印刷機のフレームの面に対し垂直に揺動開閉する扉を設
け、この扉にゴム胴の軸受部を保持する締め具を設け、
この締め具を軸受部に対し解放可能としたものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に記載のものにおいては、軸受部を支持する締め具
は、リンク機構を介してフレーム側に支持されているの
で、つまり力の伝達はピンを介してなされているので、
印刷時におけるシリンダの固定力が弱く、高い品質の印
刷物が得られないおそれがあった。
【0007】又、軸受部の支持を解放することにより、
ゴム胴が片持ちとなって解放端が下がってしまう、ゴム
胴の軸受部の軸受として、他の版胴等に対する着脱のた
め偏心軸受を採用している場合には、偏心軸受が自重に
より回転し、軸受部支持解放時の状態を保てなくなって
しまう。このように、偏心軸受部自体が回転してしまっ
た場合には、ブランケットを装着した後に軸受部を保持
する際に再度位置調整をしなければならなくなる。尚、
以上のような問題は、版胴をギャップレスとした場合、
つまり版胴に装着する版を円筒状として同じような機構
を採用した場合にも同様に生ずる。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本願
の第1の発明は、円筒状の印刷資材が装着されるシリン
ダと、当該シリンダの両端の軸部を印刷機のフレームに
対し支持する偏心軸受とを備える印刷装置において、前
記シリンダの一方の軸部側のフレームに設けられた開口
部と、この開口部を前記フレームの面に沿って移動する
ことにより開閉し、かつ前記閉時には前記偏心軸受を保
持する一対のスライドベースと、前記スライドベースの
閉に先立ち前記偏心軸受を正規の位置に保持する保持部
材とを備えることを特徴とする。
【0009】上記課題を解決する本願の第2の発明は、
円筒状の印刷資材が装着されるシリンダと、当該シリン
ダの両端の軸部を印刷機のフレームに対し支持する偏心
軸受とを備える印刷装置において、前記シリンダの一方
の軸部側のフレームに設けられた開口部と、この開口部
を前記フレームの面に沿って移動することにより開閉
し、かつ前記閉時には前記偏心軸受を保持する一対のス
ライドベースと、前記偏心軸受に設けられたギヤと、前
記スライドベース上に支持され前記ギヤと噛合いうるセ
グメントギヤと、前記セグメントギヤを駆動させる駆動
機構と、前記スライドベースの閉に先立ち前記偏心軸受
を正規の位置に保持する保持部材とを備えることを特徴
とする。
【0010】第1の発明に係る印刷装置によれば、スラ
イドベースがフレームの面に沿って移動することにより
フレームの開口部は開かれ、そこから筒状の印刷資材の
交換が可能となる。偏心軸受の保持時には、フレームの
面方向に移動する一対のスライドベースにより挟み付け
られる如くして偏心軸受が保持されるので、印刷装置運
転時の偏心軸受の保持は強固なものとなる。また、スラ
イドベースを閉じて偏心軸受を保持するのに先立って、
保持部材が移動し、偏心軸受が正規の位置に保持され
る。
【0011】第2の発明に係る印刷装置によれば、当該
シリンダを他のシリンダに対し着脱させる手段として、
偏心軸受にギヤが設けられると共にスライドベース側に
それと噛合うセグメントギヤが設けられている場合に
は、スライドベースを閉じて偏心軸受を保持するのに先
立って保持部材が移動して偏心軸受が正規の位置に保持
すれば、ずれを生じることなくギヤ同士を噛み合わせる
ことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本願に係る発明の実施の形
態を図面に基づいて説明する。図1は本発明の実施の一
形態に係る印刷装置の正面図(印刷機の側面から見た
図)であり、図2はそのスライドベースを省略した図、
図3、図4はスライドベースを含む図2のIII-III 矢
視、IV-IV 矢視図、図5は駆動機構に沿った断面図、図
6は図5の偏心軸受支持部の詳細図、図7はスライドベ
ース上面側から見た図、図8は偏心軸受保持機構の正面
図である。
【0013】印刷機自体の印刷機能に係わる構成は、図
9に示したものと同じである。つまり、ここで対象とし
ている印刷機は、上下に、版胴4、5及びゴム胴1、2
を備えるオフセット輪転印刷機である。印刷機の一方側
(操作側)のフレーム8には、ゴム胴1、2に装着され
た筒状のブランケット3を通しうる開口部7が形成され
ている。開口部7はゴム胴1、2に配置に合わせてやや
斜めに形成されている。この開口部7の両側においてフ
レーム8の外面上に固定ベース11、12が固定されて
いる。
【0014】固定ベース11、12上には、前記開口部
7の上下方向に対し略直交する方向を向くレール13が
それぞれ上下に二本設けられている。これらのレール1
3上には、これらのレール13に嵌合するリニアベアリ
ング15を備えたスライドベース16、17が搭載され
ている。スライドベース16、17の向き合う面には、
ゴム胴1の軸の端部に装着されている偏心軸受18及び
ゴム胴2の軸の端部に装着されている軸受20に密着し
てこれらを把持する半円弧上の把持面21a,21b,
22a,22bが形成されている。
【0015】一方の(図1において左側の)スライドベ
ース16の後端(前記把持面21と反対側の面)には、
固定リンク部材23を介してピン軸24が支持されてい
る。このピン軸24にはリンク25の一端が連結されて
いる。一方、フレーム8には、レバー軸26が取付けら
れており、このレバー軸26に回動自在に支持されたレ
バー27の一端にピン28を介して前記リンク25の他
端が連結されている。スライドベース16の斜め下方に
おいてフレーム8上には、スライドベース開閉用エアシ
リンダ30の端部がピン軸29により支持されており、
このエアシリンダ30のロッド31の先端が前記レバー
27の他端にピン32により連結されている。
【0016】従って、スライドベース開閉用エアシリン
ダ30の作動によりロッド31が伸び縮みすることによ
り、レバー27が回動し、リンク25を介してスライド
ベース16がレール13上を往復動、即ち開閉動するの
である。より詳細には、ロッド31が伸びれば、レバー
27が時計回りに回動してリンク25を押し、スライド
ベース16は閉方向に移動し、ロッド31が縮めば、レ
バー27が反時計回りに回動し、リンク25が引き戻さ
れ、スライドベース16は開方向へ移動する。スライド
ベース16の閉位置を規制するため、レバー27の時計
回りの回動を規制するストッパ33がフレーム8の外面
に取付けられている。図1においては、スライドベース
16を閉じた状態を実線で示し、開いた状態を二点鎖線
で示してある。スライドベース16を閉位置で固定する
ため、固定ベース11上には、位置決めピン嵌合孔34
を有する位置決めブロック35が取付けられ、スライド
ベース16にはその位置決めピン嵌合孔34に嵌合し得
るピン36を有する位置決めピン用エアシリンダ37が
設けられている。
【0017】スライドベース16の上下両側においてフ
レーム8の外面上にはそれぞれシリンダ支持台38が設
置され、各シリンダ支持台38にはスライドベース開閉
用エアシリンダ39の端部がピン40により連結されて
いる。各スライドベース開閉用エアシリンダ39のロッ
ド41の先端部は、スライドベース17の上面及び下面
にピン軸42を介して連結されている。つまり、これら
スライドベース開閉用エアシリンダ39の作動によりス
ライドベース17は開閉動されるのである。スライドベ
ース開閉用エアシリンダ39のロッド41が縮んでスラ
イドベース17が閉じた位置でスライドベース17を固
定するため、フレーム8におけるスライドベース17の
閉位置における上下両側には、位置決めピン嵌合孔43
を有する位置決めブロック44が取付けられ、スライド
ベース17の上下両面には、前記位置決めピン嵌合孔4
3に嵌合し得る位置決めピン45を有する位置決めピン
用エアシリンダ46が設けられている。
【0018】これら上下のスライドベース16、17が
閉位置にあるときに、その円弧状の把持面21a,21
b,22a,22bにより上下のゴム胴1、2の偏心軸
受18、軸受20が支持されるのである。
【0019】上側のゴム胴1の軸部の端部に設けられて
いる偏心軸受18の外周には、ギヤ又はセグメントギヤ
47が一体的に設けられている。一方、スライドベース
16には、スライドベース16が閉位置にあるときにセ
グメントギヤ47に噛み合うスライドベース側のセグメ
ントギヤ48がピン49により回動自在に設けられてい
る。つまり、セグメントギヤ48とセグメントギヤ47
との噛み合いにより偏心軸受18が回転されることによ
りゴム胴1の中心がずれてゴム胴1が版胴4、下側のゴ
ム胴2から離脱されるのである。
【0020】セグメントギヤ48には一体にレバー50
が取付けられており、このレバー50の端部にピン51
によりロッド52の一端が連結されている。ロッド52
の他端は、前記レバー軸26に回動自在に枢着されたレ
バー53の一端にピン54を介して連結されている。ス
ライドベース16の斜め上方においてフレーム8上に
は、ゴム胴脱着用エアシリンダ55の端部がピン軸56
により支持されており、このエアシリンダ55のロッド
57の先端が前記レバー53の他端にピン58により連
結されている。従って、ゴム胴脱着用エアシリンダ55
の作動によりセグメントギヤ48がセグメントギヤ47
に噛み合って偏心軸受18を回動させることにより、ゴ
ム胴1の版胴4、ゴム胴2に対する脱着がなされるので
ある。尚、フレーム8には、前記レバー50の移動を拘
束して、ゴム胴1の着位置を決めるストッパ59が設け
られている。
【0021】スライドベース16、17を開くことによ
り、ゴム胴1の支持が解放されると共に前記セグメント
ギヤ47、48の噛み合いが外れることにより、ゴム胴
1は他方側のフレームによる片持ちとなって偏心軸受1
8が自重により回動してしまう。従って、筒状のブラン
ケット3を交換した後、そのままスライドベース16、
17を閉めてしまうと、スライドベース16、17で軸
受18、20を押し上げることになり、スライドベース
16、17に負担がかかり、又、セグメントギヤ47、
48の噛み合いが合わなくなってしまい、微調整が必要
になってしまうことがある。
【0022】そのため、本発明に係る印刷装置では、ス
ライドベース16、17を閉じる際、それに先立ち偏心
軸受18を元の位置に戻す正規位置出し機構が設けられ
ているのである。図2には、正規位置出し機構61の詳
細を示す。フレーム8の開口部7の右側(図2におい
て)に設けられている固定ベース12上の中央部には正
規位置出し用エアシリンダ62が設けられている。エア
シリンダ62のロッド63の先端部には、L字形部材6
4が取り付けられており、このL字形部材64の各端部
には、保持部材として転がりベアリング65、66が設
けられている。正規位置出し用エアシリンダ62が作動
し、ロッド63が所定量伸びると、各ベアリング65、
66が正規の位置にあるゴム胴1の偏心軸受18の外周
面と接触する位置に来るのである。
【0023】次に、本発明に係る印刷装置における筒状
のブランケット3の交換作業について説明する。ブラン
ケット3の交換の必要が生じると、先ず、ゴム胴脱着用
エアシリンダ55が作動してロッド57を伸び、レバー
53、ロッド57、レバー50を介してセグメントギヤ
48が回動し、このセグメントギヤ48とセグメントギ
ヤ47との噛み合いにより偏心軸受18が回動し、ゴム
胴1は版胴4、ゴム胴2に対し脱の状態となる。
【0024】次に、位置決めピン用エアシリンダ37が
作動し、位置決めピン36が位置決めブロック35の位
置決めピン嵌合孔34から引き抜かれる一方、位置決め
ピン用エアシリンダ46が作動し、位置決めピン45が
位置決めブロック44の位置決めピン嵌合孔43から引
き抜かれ、スライドベース16、17は、固定ベース1
1、12との拘束が解放される。
【0025】次に、スライドベース開閉用エアシリンダ
30が作動してロッド31が縮むことにより、レバー2
7が反時計回りに回動し、リンク25を介してスライド
ベース16が図1中左方に引かれて開くと共に、スライ
ドベース開閉用シリンダ39が作動してロッド41が伸
びることによりスライドベース17が右方に押されて開
く。スライドベース16、17が開くことにより、セグ
メントギヤ47とセグメントギヤ48との噛み合いが外
れると共に、偏心軸受18の支持が解放される。
【0026】この状態で、開かれた開口部7を通してゴ
ム胴1のブランケット3の交換がなされる。
【0027】ブランケット3の交換が終了すると、正規
位置出し機構61における正規位置出し用シリンダ62
が作動し、ロッド63が伸びてL字形部材64のベアリ
ング65、66が、図2中実線で示す位置から鎖線で示
す位置に移動し、偏心軸受18の外周面に当接して偏心
軸受18を正規の位置に押上げる。偏心軸受18が正規
の位置に押し上げられることにより、即ち、元の位置に
戻されることにより、偏心軸受18の回りのセグメント
ギヤ48も元の状態に戻る。
【0028】次いで、スライドベース開閉用エアシリン
ダ30及びスライドベース開閉用エアシリンダ39が作
動し、スライドベース16、17が閉じられ、その把持
面21a,21b,22a,22bにより上下のゴム胴
1、2の偏心軸受18及び軸受20の外周面が支持され
る。このとき、偏心軸受18が正規の位置にあるので、
スライドベース16側のセグメントギヤ48はセグメン
トギヤ47と、分離する前と同じ状態で噛み合う。よっ
て、ゴム胴着脱用エアシリンダ55の作動によってセグ
メントギヤ48が所定量回転することにより、それと噛
み合っているセグメントギヤ47と共に偏心軸受18が
回転し、ゴム胴1が微小量移動して版胴4及びゴム胴2
に適性なニップ圧で接触することになる。
【0029】上記実施の形態では、正規位置出し機構6
1における保持部材として、二つの転がりベアリング6
5、66を採用しているが、保持部材としては偏心軸受
18の外周面を支持するものであればよいので、回転し
ないものであってもよく、又保持部材の数も二つに限ら
れるものではない。
【0030】上記実施の形態では、スライドベース16
側に設けられているセグメントギヤ48の回動をリンク
機構を介してエアシリンダにより行うようにしている
が、スライドベース16上にエアシリンダ等の駆動機構
を設けて、セグメントギヤ48を直接又はレバーを介し
て駆動するようにしてもよい。
【0031】更に、上記実施の形態は、筒状の印刷資材
としてブランケットをあげているが、版胴の版であって
もよい。上記実施の形態は、版胴−ゴム胴−ゴム胴−版
胴という胴配列の印刷機(B−B型オフセット印刷機)
に本発明を適用したものであるが、本発明は、このよう
なウェブの両面に印刷を施すものだけでなく、例えば、
版胴−ゴム胴−圧胴という胴配列で、シート(枚葉紙)
の片面を印刷する印刷機のゴム胴又は版胴にも適用でき
る。
【0032】
【発明の効果】本発明に係る印刷装置によれば、スライ
ドベースを閉じてシリンダの軸受部を支持するのに先立
ち、正規位置出し機構によってシリンダの軸受部を正規
の位置に支持するようにしたので、スライドベースを閉
じたときのシリンダの支持が確実に行われ、軸受部の支
持が強固なものとなる。又、スライドベースが直接軸受
部を把持するので、この面でも支持が強固なものとな
る。
【0033】更に、本発明を、偏心軸受を回動させる機
構として軸受側のギヤ、スライドベース側のギヤ、リン
ク機構を使用しているものに適用した場合には、スライ
ドベースの開時にギヤ同士の噛み合いによってシリンダ
の軸受の回転方向の位置がずれた場合でも、正規位置出
しをすることによりそれが修正されるので、スライドベ
ースの閉時には、ギヤ同士は元の状態で噛み合うことに
なり、シリンダの着状態が変ってしまうことが防止され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る印刷装置の正面図
(印刷機の側面から見た図)である。
【図2】本発明の実施の一形態に係る印刷装置のスライ
ドベースを省略した正面図である。
【図3】図1のIII-III 矢視図である。
【図4】図1のIV-IV 矢視図である。
【図5】本発明の実施の一形態に係る印刷装置の駆動機
構に沿った断面図である。
【図6】図5における偏心軸受支持部の詳細図である。
【図7】本発明の実施の一形態に係る印刷装置のスライ
ドベース上面側から見た図である。
【図8】本発明の実施の一形態に係る印刷装置の正規位
置出し機構の正面図である。
【図9】本発明の対象となっているオフセット輪転印刷
機の概略図である。
【符号の説明】
1、2 ゴム胴 3 ブランケット 4、5 版胴 6 巻取紙 7 開口部 8 フレーム 11、12 固定ベース 13 レール 15 リニアベアリング 16、17 スライドベース 18 偏心軸受 20 軸受 26 レバー軸 30 スライドベース開閉用エアシリンダ 33 ストッパ 34 位置決めピン嵌合孔 37 位置決めピン用エアシリンダ 39 スライドベース開閉用エアシリンダ 43 位置決めピン嵌合孔 46 位置決めピン用エアシリンダ 47 セグメントギヤ 48 セグメントギヤ 50 レバー 55 ゴム胴脱着用エアシリンダ 61 正規位置出し機構 62 正規位置出し用エアシリンダ 64 L字形部材 65、66 転がりベアリング

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状の印刷資材が装着されるシリンダ
    と、当該シリンダの両端の軸部を印刷機のフレームに対
    し支持する偏心軸受とを備える印刷機において、 前記シリンダの一方の軸部側のフレームに設けられた開
    口部と、 この開口部を前記フレームの面に沿って移動することに
    より開閉し、かつ前記閉時には前記偏心軸受を保持する
    一対のスライドベースと、 前記スライドベースの閉に先立ち前記偏心軸受を正規の
    位置に保持する保持部材とを備えることを特徴とする印
    刷装置。
  2. 【請求項2】 円筒状の印刷資材が装着されるシリンダ
    と、当該シリンダの両端の軸部を印刷機のフレームに対
    し支持する偏心軸受とを備える印刷機において、 前記シリンダの一方の軸部側のフレームに設けられた開
    口部と、 この開口部を前記フレームの面に沿って移動することに
    より開閉し、かつ前記閉時には前記偏心軸受を保持する
    一対のスライドベースと、 前記偏心軸受に一体的に設けられたギヤと、 前記スライドベース上に支持され前記ギヤと噛み合い得
    るスライドベース側のギヤと、 前記スライドベース側ギヤを駆動させる駆動機構と、 前記スライドベースの閉に先立ち前記偏心軸受を正規の
    位置に保持する保持部材とを備えることを特徴とする印
    刷装置。
JP7224980A 1995-09-01 1995-09-01 軸受正規位置出し機構を有する印刷装置 Withdrawn JPH0966597A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014136631A1 (ja) * 2013-03-06 2014-09-12 富士フイルム株式会社 記録媒体搬送装置及びインクジェット記録装置

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