JPH0966077A - ベッド用人体検知装置 - Google Patents

ベッド用人体検知装置

Info

Publication number
JPH0966077A
JPH0966077A JP22377295A JP22377295A JPH0966077A JP H0966077 A JPH0966077 A JP H0966077A JP 22377295 A JP22377295 A JP 22377295A JP 22377295 A JP22377295 A JP 22377295A JP H0966077 A JPH0966077 A JP H0966077A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bed
human body
infrared sensor
infrared
detection range
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP22377295A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3389376B2 (ja
Inventor
Katsutoshi Kawano
勝利 川野
Nakanobu Moriya
中宣 森谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seikosha KK
Original Assignee
Seikosha KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seikosha KK filed Critical Seikosha KK
Priority to JP22377295A priority Critical patent/JP3389376B2/ja
Publication of JPH0966077A publication Critical patent/JPH0966077A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3389376B2 publication Critical patent/JP3389376B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Radar Systems And Details Thereof (AREA)
  • Geophysics And Detection Of Objects (AREA)
  • Invalid Beds And Related Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価で安全なベッド用人体検知装置を提供す
ること。 【解決手段】 ベッド1の頭側の端の中央の寝床2から
特定高さに第1の赤外線センサ3を設け、その左右に間
隔をおいて第2の赤外線センサ4、5を設けた。第1の
赤外線センサ3はベッド1の中央に寝た人体を選択的に
検知でき、第2の赤外線センサ4、5はそれぞれベッド
1の脇に立つ人体を検知することができ、これらの検知
出力を制御回路6により比較処理することによりベッド
1上の人体の有無を判定する。すなわち、第1、第2の
赤外線センサ3、4、5に焦電型赤外線検出用素子を使
用できるために安価であり、また、非接触で人体を検知
するため、圧力センサ等の寝床の下に電気的配線を必要
とするものと比べ安全性が高い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明はベッド用人体検知装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、介護を受ける人がベッドにいるか
否かを常に気にかけなければならないという介護者の負
担を軽くするため、ベッドの寝床にシート状の圧力セン
サを敷き、この圧力センサの出力に応じて人の有無を報
知するベッド用人体検知装置が市販されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、用途が
医療用ということから、寝床が濡れることも往々にして
あり、絶縁対策を十分に施す必要があり、また、医療用
として多く用いられている中央部で屈曲し寝床が椅子状
になるベッドに対応させるためには曲げに対する耐久性
を十分確保する必要がある。そのうえ、寝床の下全面に
敷かれるような大面積の圧力センサを設ける必要がある
ことなどからコストを下げることが難しい。
【0004】また、寝床の下に電気的配線があることに
よる潜在的な危険性があり、十分な絶縁対策を施したと
しても経年変化にかかわる耐久性の面からそのような危
険性、を排除することは難しい。
【0005】そこで、本発明の目的は安価で安全なベッ
ド用人体検知装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】ベッド上に検知範囲を有
する第1の赤外線センサと、上記ベットの側方かつ上方
に検知範囲を有する第2の赤外線センサと、第1、第2
の赤外線センサの検知出力に応じてベッド上の人体の有
無を判定する判定手段とを具備するベッド用人体検知装
置により上記目的を達成する。
【0007】ここで、第1の赤外線センサを構成する焦
電型赤外線検出用素子の数を第2の赤外線センサを構成
する焦電型赤外線検出用素子の数より多くすることおよ
び/または第1の赤外線センサの検知範囲を決定するフ
レネルレンズを、第2の赤外線センサの検知範囲を決定
するフレネルレンズより細かく分割することによって第
1の赤外線センサは第2の赤外線センサより微少な人体
の動きを検出し得るようにすることが好ましい。
【0008】また、第1の赤外線センサは上記ベッドの
頭側の端の寝床からベッド上に寝た人体より若干高い特
定高さかつベッドの幅方向の中央に設けられ、その検知
範囲は上下方向には水平から特定俯角までのベッド上に
通常に寝た人体を含む範囲とし、左右方向にはベッドの
長さ方向の中心から左右に特定角度を有し、有効距離は
ベット上に限定され、また、一対の第2の赤外線センサ
を第1の赤外線センサの左右にそれぞれ第1の赤外線セ
ンサと検知範囲の重複を避け得る特定間隔をあけて設け
てあり、各第2の赤外線センサの検知範囲は、ともに上
下方向では水平から特定仰角までの幅、左右方向には少
なくともベッド側端部中央およびその外側を含む範囲を
有し、有効距離はベッドの長さとほぼ同じであることも
好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】次に本発明の一実施例のベッド用
人体検知装置について説明する。図1は本例の構成を説
明するための説明図である。図1a、bはそれぞれ本例
装置を装着したベッドの平面、側面を示してある。ま
た、図2はそのベッドを足側からみて示した図である。
以上の図において、1はベッドであり、床から高さ0.
6mの位置に長さ2.2m、幅1.0mの寝床2を有す
る。3は第1の赤外線センサであり、焦電型のものであ
り、ベッド1の頭側の端の中央の寝床2から0.3m上
方の位置に設けられている。この取付け位置の高さは特
に0.3mに限らず、ベッド1に寝た人体G(図1bの
一点鎖線で示してあり、ここでは、身長1.6m程度の
人体を示してある。)より若干高い高さであればよい。
第1の赤外線センサ3は検知範囲Aを有し、検知範囲A
は、上下方向に水平から俯角50°までの幅を持ち、左
右方向にベッド1の長さ方向(矢印D)の中心から左右
に15°ずつの幅を持ち、有効距離は1.5m程度であ
る。この検知範囲Aは人体がベッド1上にいる状態を検
知するためのものであり、特にベッド1の中央に寝た状
態の人体を検知できるように定めた範囲である。4、5
は第2の赤外線センサであり、焦電型のものであり、第
1の赤外線センサ3の左右にそれぞれ0.1m間隔で設
けられている。これは第1の赤外線センサ3と検知範囲
の重複を避けるための間隔であり、これに限るものでは
なく適宜に設定すればよい。第2の赤外線センサ4、5
はそれぞれ検知範囲B、Cを有し、これら検知範囲B、
Cはベッド1脇からベッド1の寝床2に入る人体を検知
し得るように取付け位置から上方かつベッド1の側方に
わたっている。ここで、検知範囲Bは、上下方向に水平
から仰角30°までの幅を持ち、左右方向にはベッド1
の長さ方向(矢印E)の中心から右に15°から45°
までの幅を持ち、有効距離は2.0mである。同様に検
知範囲Cは、上下方向に水平から仰角30°まで、左右
方向にはベッド1の長さ方向(矢印F)の中心から左に
15°から45°まで、有効距離は2.0m程度であ
る。これら第2の赤外線センサの検知範囲の上下方向の
角度幅は上述のものに限らず、第2の赤外線センサの取
付け位置に応じてベッドの脇に立つ人体、例えば人体H
(図1bの二点鎖線で示してあり、Gに示した人体の立
った状態を示してある。)を検出し得るように適宜に設
定すれば良く、また、同様に左右方向の角度幅も上述の
ものに限らず、ベッドの寝床に入ろうとしてその脇に立
つ人体を検知できるよう、少なくともベッドの側端部中
央を含み、好ましくは、ベッドの側端部の半分以上を横
切るように適宜に設定すれば良い。
【0010】次に、第1、第2の赤外線センサ3〜5の
詳細について述べる。例えば、第1の赤外線センサ3
は、図3(同図aは正面を示し、bは左側面を示し、c
は同図aのI−I線断面を示してある。)に示すよう
に、焦電型赤外線検出用素子からなる赤外線センサ31
を、検知範囲に対応した部分32以外をマスクするハウ
ジング33にて覆い構成している。検知範囲に対応した
部分32にはフレネルレンズ34が設けられている。こ
のフレネルレンズ34は赤外線センサ31の下半分に対
応して設けられ、赤外線センサ31の中央を中心として
左右方向に30°、上下方向に水平から50°の集光範
囲を有し、これにより、上述の検知範囲Aを定める。特
に図示しないが、第2の赤外線センサ4、5も同様に、
それぞれの検知範囲に対応したフレネルレンズを設けた
ハウジングの内部に赤外線センサを設けてなる。第2の
赤外線センサ4、5の場合、フレネルレンズは赤外線セ
ンサの上半分に対応して設けられ、第2の赤外線センサ
4では赤外線センサの中央を中心として右方向に15°
〜45°、第2の赤外線センサ5では赤外線センサの中
央を中心として左方向に15°〜45°、上下方向には
30°の集光範囲を有するように設定されている。ここ
で、第1の赤外線センサ3のフレネルレンズ34は第2
の赤外線センサ4、5のそれよりも密に分割されてお
り、より小さな人体の動作を検知可能としてある。ま
た、第1の赤外線センサ3に用いられる赤外線センサ3
1は図4aに示すように2行2列に並んだ4個の焦電型
赤外線検出用素子35で構成され、図示しないがこれら
の焦電型赤外線検出用素子35は直列に接続され、図4
aの矢印J〜Mに示すような縦方向、横方向および斜方
向の動作に応答して出力を生じる。第2の赤外線センサ
4、5に用いられる赤外線センサ36は図4bに示すよ
うに2個の焦電型赤外線検出用素子37から構成され、
同図の矢印Nに示すように焦電型赤外線検出用素子36
の並ぶ横方向の動作に応答して出力を生じる。このよう
に設定したので第1の赤外線センサ3は、第2の赤外線
センサ4、5より小さな多方向の動作、すなわち、僅か
な動作を検知可能となっている。
【0011】次に本例の回路構成を図5を参照しながら
説明する。上記図と同様に3は第1の赤外線センサであ
り、4、5は第2の赤外線センサである。6は判定手段
としての制御回路であり、第1、第2の赤外線センサ3
〜5の出力を受け、これらに従ってベッド1上の人体の
有無を判定する。例えば、制御回路6は図示しないが波
形整形部、比較部等を有し、第1、第2の赤外線センサ
3〜5の出力の不要な雑音成分を除去し、これらを適宜
に増幅してそれぞれ所定のしきい値と比較することによ
り、それぞれの検知範囲での人体の動作の検知出力とし
て処理し、これらに基づいてベッド1上の人体の有無を
判定する。また、上記増幅率を調整することにより、第
1、第2の赤外線センサ3〜5の感度、すなわち、上述
の有効距離を設定してある。7は表示部であり、ベッド
1上の人体の有無を表示する。少なくとも表示部7は看
護詰所に設ける。
【0012】次に、本例の動作について図6のフローチ
ャートを参照しながら説明する。まず、人体がベッド1
上にある場合の動作について図6aのフローチャートを
参照しながら述べる。この場合、ベッド1上に人体があ
り、例えば、ベッド1上に寝ており、この状態から人が
ベッド1より出る動作を判定する。ここでは、制御回路
は人体がベッド1上に有る状態を保持して出力してお
り、表示部7にはその旨が表示されていることとする。
まず、第1の赤外線センサ3からの出力の有無を判定す
る(ステップ1a)。ここで、検知範囲A内で人が動か
なければ、第1の赤外線センサ3から出力が生ぜず、ベ
ッド1上に人体がある状態が制御回路6にて保持される
(ステップ1b)。一方、ここで、検知範囲A内で人が
動けば、第1の赤外線センサ3から出力が生じる。この
出力を受けると、第2の赤外線センサ4、5の出力の有
無を判定する(ステップ1c)。すなわち、検知範囲A
で検知される僅かな動きの後、人が起き上がり、検知範
囲B、Cに入るか否か判定される。ここで、人が起き上
がって検知範囲Bまたは検知範囲Cに人体が入ることが
なければ、第2の赤外線センサ4、5の出力は生じな
い。この場合、ステップ1a以下の動作が繰り返され
る。ここで、人が起き上がって検知範囲Bまたは検知範
囲Cに人体が入れば、第2の赤外線センサ4または第2
の赤外線センサ5から出力が生ずる。制御回路6は、こ
の出力を受けると、第1の赤外線センサ3の出力の有無
を判定する(ステップ1d)。ここで、第1の赤外線セ
ンサ3は第2の赤外線センサ4、5より僅かな動きを検
知可能であり、人が起き上がり、第2の赤外線センサ
4、5が出力を発するような場合、検知範囲Aに人体が
有れば第1の赤外線センサ3は出力を発する。この場
合、第1の赤外線センサ3の出力が途絶えるまでステッ
プ1c以下の動作を繰り返し行い、ベッド1上で人が一
時的に起き上がって検知範囲B、Cに入ったことによっ
て人がベッド1から出たと判定することを避ける。ここ
で、ステップ1dにおいて人が検知範囲Aから離れ、第
1の赤外線センサ3の出力が途絶えると、人がベッド1
から出たと判定し、人体がベッド1上に無い状態を出力
し、保持する(ステップ1e)。これを受けて表示部7
はその表示を人体が無い旨に変える。
【0013】次に、人体がベッド1上に無い場合の動作
について図6bのフローチャートを参照しながら述べ
る。この場合、人がベッド1に入る動作を判定する。こ
こでは、制御回路6は人体がベッド1上に無い状態を保
持して出力している。まず、第2の赤外線センサ4、5
の出力の有無を判定する(ステップ2a)。ここで、第
2の赤外線センサ4、5の出力が無ければ、人体がベッ
ド1上に無い状態の出力を保持する(ステップ2b)。
一方、ここで、検知範囲Bまたは検知範囲Cに人体が入
ると、第2の赤外線センサ4または第2の赤外線センサ
5から出力が生じる。これを受けると第1の赤外線セン
サ3の出力の有無を判定する(ステップ2c)。ここ
で、人体が検知範囲Aに入らなければ、第1の赤外線セ
ンサ3の出力は生ぜず、ステップ2a以下の動作を繰り
返し行う。一方、ここで、人体が検知範囲Aに入ると、
第1の赤外線センサ3から出力が生じ、これを受ける
と、制御回路6はその後、人体のすべてがベッド1上の
検知範囲A内に納まるのに要すると考えられる30秒〜
5分間、ここでは1分間内に第2の赤外線センサ4、5
から再び出力が生じないことを判定する(ステップ2
d)。すなわち、人が検知範囲Aで検知され、その後の
一定時間の間、検知範囲B、Cで検知されないことをも
って人がベッド1に入る動作として判定する。ここで、
第2の赤外線センサ4、5の出力があれば、まだ、人体
がベッド1脇に有るとしてステップ2cに戻って上述の
ステップを繰り返し行う。すなわち、この繰り返しによ
り、例えば、人がベット1の脇に立ち、寝床2の上にあ
る物を取ってその場を立ち去る場合等の行為によって人
がベッド1に入る動作を行ったと判定することを避ける
のである。ここで、ステップ2dにおいて第2の赤外線
センサ4、5の出力が無ければ、人体がベッド1に入っ
たとしてベッド1上に人体が有る状態を出力して保持す
る(ステップ2e)。
【0014】以上のように本例では、非接触にてベッド
1上の人体の有無を判定できるので従来のものにあった
コストの増大と危険性を排除できる。
【0015】また、第1の赤外線センサ3の検知範囲
A、第2の赤外線センサ4、5のそれぞれの検知範囲
B、Cを上述のように定めたので、それぞれのセンサに
よりベッド1上に寝る人の動作の検知出力、ベッド1の
左右いずれかの端で起き上がったり、脇に立つ人の動作
の検知出力を得ることができ、これらの出力状態を上述
のように比較処理することにより、人がベッド1から出
る動作、ベッド1に入る動作を判定し、これに基づきベ
ッド1上の人体の有無の状態を継続的に出力する。これ
により、静止体を検知できない焦電型赤外線検出用素子
を用いてもベッド1上の人体の有無を正確に継続して出
力することができる。また、ベッド1上に寝る人の動作
を検知する第1の赤外線センサ3は、検知範囲を定める
フレネルレンズ34の分割を第2の赤外線センサ4、5
のそれより密にしてあり、かつ焦電型赤外線検出用素子
数を多くしたので、人の僅かな動作を検知可能で、ベッ
ド1上に寝る人体に対してより継続的に近い監視が可能
である。このため、その出力に応じて上記処理を行うの
で、第2の赤外線センサ4、5を簡素化しながら全体と
して判定精度を向上でき、コストの低減が可能となる。
【0016】また、第1の赤外線センサ3、第2の赤外
線センサ4、5を並べて配置したため、一つのパッケー
ジに納めることもでき、その場合取付けにかかるコスト
の低減ともなる。
【0017】上記実施例では、第1の赤外線センサ3を
ベッド1の頭側の端の中央に設け、その両側に第2の赤
外線センサ4、5を設けることとしたがこれに限るもの
ではない。例えば、ベッド1の足側に設けても良い。す
なわち、第1の赤外線センサを設ける位置はベッドの中
央に寝る人体を検知し得るような位置で有ればよく、例
えば、ベッドの周囲の適当な位置、例えばベッド側端の
フレームに、寝た状態の人体より若干高い位置に第1の
赤外線センサを設け、ベッドの中央に向けて検知範囲を
定めても良い。また、検知範囲の異なる複数の第1の赤
外線センサを設けても良く、例えば上下方向には寝た状
態の人体より若干高位置から寝床までの共通する検知範
囲を有し、左右方向には異なる検知範囲を有する複数の
第1の赤外線センサをベッドの左右端にベッド中央を向
けて並べて設けても良い。また、第2の赤外線センサを
設ける位置は人の出入りする位置に対応していれば良
く、周囲に柵を有するベッドに用いるのであれば、人が
降りるための柵の無い部分に向かって第2の赤外線セン
サを設け、第1のセンサの検知範囲と重なることなく、
かつ、柵の無い部分の脇に立つ人体を含むように上方に
広がった検知範囲を定めれば良い。例えば、上記実施例
のベッドの左右何れか一方の側に柵を設ければ、その側
の第2の赤外線センサは設けなくても良い。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、非接触にてベッド上の
人体の有無を判定できるので従来のものにあったコスト
の増大を排除でき、安全性を向上することができる。
【0019】また、第1の赤外線センサによりベッド上
の人体の検知出力を得、第2の赤外線センサによりベッ
ド側方かつ上方の人体の検知出力を得、これらの検知出
力に応じてベッド上の人体の有無を判定するので、焦電
型赤外線検出用素子を用いてベッド上の人体の有無を高
精度で判定可能となる。
【0020】また、第1の赤外線センサを構成する焦電
型赤外線検出用素子の数を第2の赤外線センサのそれよ
り多くし、第1の赤外線センサの検知範囲を決定するフ
レネルレンズを、第2の赤外線センサの検知範囲を決定
するフレネルレンズより細かく分割することによって第
1の赤外線センサは第2の赤外線センサより微少な人体
の動きを検出し得るようにした場合、全体として判定精
度が向上すると共に、第2の赤外線センサの構成を簡素
化でき、コストを低減することが可能となる。
【0021】また、ベッドの頭側の端の中央に第1の赤
外線センサを設け、その左右に第2の赤外線センサを設
け、請求項3に規定するようにそれぞれの検知範囲を限
定した場合、第1の赤外線センサによりベッド上に寝た
人体を検知することができ、また、左右の第2の赤外線
センサによりベッドの左右いずれの側にある人体を検知
することができる。これにより、ベッドの左右いずれの
側からベッドに出入りする人の動作をも確実に捕らえる
ことができ、ベッド上の人体の有無を高精度で判定でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を説明するための説明
図。
【図2】本発明の一実施例の構成を説明するための説明
図。
【図3】図1の要部を説明するための説明図。
【図4】図3の要部を説明するための説明図。
【図5】本発明の一実施例の構成を説明するためのブロ
ック図。
【図6】図5の動作説明のためのフローチャート。
【符号の説明】
1 ベッド 2 寝床 3 第1の赤外線センサ 4、5 第2の赤外線センサ 6 制御回路(判定手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベッド上に検知範囲を有する第1の赤外
    線センサと、 上記ベットの側方かつ上方に検知範囲を有する第2の赤
    外線センサと、 第1、第2の赤外線センサの検知出力に応じてベッド上
    の人体の有無を判定する判定手段とを具備することを特
    徴とするベッド用人体検知装置。
  2. 【請求項2】 第1の赤外線センサを構成する焦電型赤
    外線検出用素子の数を第2の赤外線センサを構成する焦
    電型赤外線検出用素子の数より多くすることおよび/ま
    たは第1の赤外線センサの検知範囲を決定するフレネル
    レンズを、第2の赤外線センサの検知範囲を決定するフ
    レネルレンズより細かく分割することによって第1の赤
    外線センサは第2の赤外線センサより微少な人体の動き
    を検出し得るようにしたことを特徴とする請求項1記載
    のベッド用人体検知装置。
  3. 【請求項3】 第1の赤外線センサは上記ベッドの頭側
    の端の寝床からベッド上に寝た人体より若干高い特定高
    さかつベッドの幅方向の中央に設けられ、その検知範囲
    は上下方向には水平から特定俯角までのベッド上に通常
    に寝た人体を含む範囲とし、左右方向にはベッドの長さ
    方向の中心から左右に特定角度を有し、有効距離はベッ
    ト上に限定され、また、一対の第2の赤外線センサを第
    1の赤外線センサの左右にそれぞれ第1の赤外線センサ
    と検知範囲の重複を避け得る特定間隔をあけて設けてあ
    り、各第2の赤外線センサの検知範囲は、ともに上下方
    向では水平から特定仰角までの幅、左右方向には少なく
    ともベッド側端部中央およびその外側を含む範囲を有
    し、有効距離はベッドの長さとほぼ同じであることを特
    徴とする請求項1記載のベッド用人体検知装置。
JP22377295A 1995-08-31 1995-08-31 ベッド用人体検知装置 Expired - Fee Related JP3389376B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22377295A JP3389376B2 (ja) 1995-08-31 1995-08-31 ベッド用人体検知装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22377295A JP3389376B2 (ja) 1995-08-31 1995-08-31 ベッド用人体検知装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0966077A true JPH0966077A (ja) 1997-03-11
JP3389376B2 JP3389376B2 (ja) 2003-03-24

Family

ID=16803476

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22377295A Expired - Fee Related JP3389376B2 (ja) 1995-08-31 1995-08-31 ベッド用人体検知装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3389376B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007289251A (ja) * 2006-04-21 2007-11-08 Ibaraki Pref Gov Kosei Nogyo Kyodo Kumiai Rengokai 転落防止ベット
JP2007319595A (ja) * 2006-06-05 2007-12-13 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 起き上がり検知装置
JP2007330500A (ja) * 2006-06-15 2007-12-27 Matsushita Electric Works Ltd 睡眠評価システム
JP2008000505A (ja) * 2006-06-26 2008-01-10 Matsushita Electric Works Ltd 睡眠状態評価システム
JP2011156141A (ja) * 2010-02-01 2011-08-18 Dreambed Co Ltd 電動ギャッジベッドの挟み込み防止装置
EP2371336A2 (en) * 2010-03-31 2011-10-05 Hill-Rom Services, Inc. Presence detector and occupant support employing the same
JP2015073699A (ja) * 2013-10-08 2015-04-20 株式会社ベイビッグ 離床センサおよび離床検知方法
CN114304983A (zh) * 2022-01-18 2022-04-12 山东女子学院 一种智能型儿童床

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4486809B2 (ja) * 2003-12-22 2010-06-23 フランスベッド株式会社 ベッド装置

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007289251A (ja) * 2006-04-21 2007-11-08 Ibaraki Pref Gov Kosei Nogyo Kyodo Kumiai Rengokai 転落防止ベット
JP2007319595A (ja) * 2006-06-05 2007-12-13 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 起き上がり検知装置
JP4579865B2 (ja) * 2006-06-05 2010-11-10 日本電信電話株式会社 起き上がり検知装置
JP4697060B2 (ja) * 2006-06-15 2011-06-08 パナソニック電工株式会社 睡眠評価システム
JP2007330500A (ja) * 2006-06-15 2007-12-27 Matsushita Electric Works Ltd 睡眠評価システム
JP2008000505A (ja) * 2006-06-26 2008-01-10 Matsushita Electric Works Ltd 睡眠状態評価システム
JP4650352B2 (ja) * 2006-06-26 2011-03-16 パナソニック電工株式会社 睡眠状態評価システム
JP2011156141A (ja) * 2010-02-01 2011-08-18 Dreambed Co Ltd 電動ギャッジベッドの挟み込み防止装置
EP2371336A2 (en) * 2010-03-31 2011-10-05 Hill-Rom Services, Inc. Presence detector and occupant support employing the same
EP2371336A3 (en) * 2010-03-31 2013-05-15 Hill-Rom Services, Inc. Presence detector and occupant support employing the same
JP2015073699A (ja) * 2013-10-08 2015-04-20 株式会社ベイビッグ 離床センサおよび離床検知方法
CN114304983A (zh) * 2022-01-18 2022-04-12 山东女子学院 一种智能型儿童床
CN114304983B (zh) * 2022-01-18 2024-02-02 山东艺术学院 一种智能型儿童床

Also Published As

Publication number Publication date
JP3389376B2 (ja) 2003-03-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8381336B2 (en) Bed apparatus provided with bed-departure prediction and detection system
US8350709B2 (en) Presence detector and occupant support employing the same
US9795321B2 (en) Bed-leaving sensor and bed-leaving detection method
US7428468B2 (en) Monitoring apparatus
US20090121881A1 (en) Method and device for fall prevention and detection
JP4841462B2 (ja) 寝台装置
JP3389376B2 (ja) ベッド用人体検知装置
JP3378540B2 (ja) 異常判断装置およびプログラム記録媒体
KR102404971B1 (ko) 환자의 낙상 감시시스템 및 그 감시방법
CN108414070B (zh) 荷重测量用销轴传感器、看护用床以及看护***
JP5068602B2 (ja) 寝台装置
JPH0428352A (ja) 入眠判定装置
JP2006223650A (ja) ベッド、起き上がり検出装置、及びプログラム
JP2005253608A (ja) 状態解析装置
JP2986403B2 (ja) 病室内患者監視装置
JP2008167931A (ja) 電動ベッドの挟み込み防止装置
JPH04272746A (ja) 睡眠検出装置
JP2011120667A (ja) 在床状態検出装置
JP5026444B2 (ja) 離床検出装置
JP2003265546A (ja) 介護用ベッドの離床検知装置
JP2004254872A (ja) 起上がり検知装置
JP2004093376A (ja) 高さ計測装置及び監視装置
JP2830661B2 (ja) 就寝装置
JP3021740B2 (ja) 監視装置
JP4606630B2 (ja) 立ち上がり検知装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees