JPH096518A - サイドスイッチ機構及びスタイラスペン - Google Patents

サイドスイッチ機構及びスタイラスペン

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JPH096518A
JPH096518A JP7174151A JP17415195A JPH096518A JP H096518 A JPH096518 A JP H096518A JP 7174151 A JP7174151 A JP 7174151A JP 17415195 A JP17415195 A JP 17415195A JP H096518 A JPH096518 A JP H096518A
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JP
Japan
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casing
switch
side switch
knob
pair
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JP7174151A
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Yasuyuki Fukushima
康幸 福島
Minoru Wakabayashi
稔 若林
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Wacom Co Ltd
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Wacom Co Ltd
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H23/00Tumbler or rocker switches, i.e. switches characterised by being operated by rocking an operating member in the form of a rocker button
    • H01H23/02Details
    • H01H23/12Movable parts; Contacts mounted thereon
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    • H01H23/143Tumblers having a generally flat elongated shape
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
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    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/03Arrangements for converting the position or the displacement of a member into a coded form
    • G06F3/033Pointing devices displaced or positioned by the user, e.g. mice, trackballs, pens or joysticks; Accessories therefor
    • G06F3/0354Pointing devices displaced or positioned by the user, e.g. mice, trackballs, pens or joysticks; Accessories therefor with detection of 2D relative movements between the device, or an operating part thereof, and a plane or surface, e.g. 2D mice, trackballs, pens or pucks
    • G06F3/03545Pens or stylus
    • HELECTRICITY
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    • H01H9/02Bases, casings, or covers
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スタイラスペンの一対のサイドスイッチを快
適に操作しかつ簡単な構造と組立てを実現するサイドス
イッチ機構を提供する。 【構成】 特定の2個のスイッチ素子の各々をオンさせ
る際に押下するべく長手方向に互いに離間して配置され
た2つのノブ部をもつ表面構造と、2つのノブ部の各々
に対応する裏面側の位置に各々設けられた突起からなり
ノブ部のいずれか一方が押下されたとき時に対応する一
方のスイッチ素子のみを押圧することによりオンとする
2つのスイッチ押部及びケーシングに対する取付けのた
めの嵌合部をもつ裏面構造とを備えるサイドスイッチ部
材並びにケーシングに一体的に設けられ、サイドスイッ
チ部材が嵌合部を支点として回動するべく嵌合部を軸支
する支点部を有するサイドスイッチ機構。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータの入力装
置の1つであるデジタイザ又はタブレットと呼ばれる座
標入力装置において用いるスタイラスペン等の位置指示
器に関し、特に、サイドスイッチを有するスタイラスペ
ンに関する。
【0002】
【従来の技術】デジタイザの位置指示器として用いられ
るスタイラスペン(以降、ペンと略称する場合がある)
は、一般に指示位置の座標値の検出のみならず、スイッ
チ情報やペンダウン情報の検出をも行うべく構成され
る。ここで、ペンダウンとは、ペン先が位置検出面に当
接している状態を指す。その検出方式としては、ペン先
に設けられた部材に対して負荷された押圧力すなわち筆
圧の、ペンの軸方向に沿って伝達される成分を検出する
ものが一般的である。
【0003】このようなスタイラスペンの構成について
説明する前に、先ずデジタイザにおける位置検出方式に
ついて説明する。デジタイザにおける位置検出方式は種
々あるが、その一例として電磁授受方式を説明する。こ
の方式では、例えば多数のセンサコイルを位置検出方向
に並設した位置検出面と、ペン又はカーソル等の位置指
示器とを組み合わせた構成を用いる。通常は、XとYの
2方向について座標検出を行うため、位置検出面を直交
させてX方向とY方向に2つ設けている。また、位置指
示器には、センサコイルと電磁相互作用を行うためのコ
イル又は共振回路が設けられている。検出の一例を挙げ
ると、センサコイル(位置検出面側)から電磁波を送信
し、位置指示器内の共振回路等とこの電磁波との相互作
用の結果再放射される応答電磁波をセンサコイル側にて
受信する。その受信信号強度の最も強いセンサコイル及
びその近隣のセンサコイルからの信号に基づいて補間を
含む演算を行い、座標を決定している。
【0004】この電磁授受方式の特徴の1つは、位置指
示器をコードレスとできかつ位置指示器に電源を設ける
必要がないことである。この方式の詳細については特公
平2−53805号及び特開平3−147012号を参
照されたい。
【0005】また、他の位置検出方式としては、位置検
出面側から電磁波を送信し、これを位置指示器にて受信
する方式、あるいはその逆に位置指示器から電磁波を送
信し、これを位置検出面側にて受信する単純な電磁方式
もある。上記のような電磁相互作用を介して位置検出を
行う方式における位置指示器は、所定の共振条件をもつ
コイル又は共振回路を内部に備えている。さらに、一般
的に位置指示器は、所望の位置にてスイッチ情報を入力
するべく位置指示器に設けられたスイッチをオンとする
操作や、スタイラスペンのペンダウンにより筆圧を負荷
する操作を実行すると、これらの操作に起因して上記の
コイル又は共振回路の共振条件が、本来の共振条件から
変化する構造を備えている。このような位置指示器の共
振条件の変化は、上記の応答電磁波に反映され、すなわ
ち、受信信号に反映される。したがって、座標入力装置
の信号処理部において受信信号の位相等を解析すること
により、スイッチ情報やペンダウン情報が検出される。
【0006】従来、スイッチ操作やペンダウン操作によ
って、共振条件を変化させることが可能な様々な位置指
示器の構造が提案されている。例えば、スイッチ操作に
ついては、共振回路等に対して当該スイッチにより断続
される付加的なコイル、コンデンサ、又は抵抗を設ける
構造がある。詳細については、特開昭63−25782
3号、特開昭64−53222号、特開平1−5322
3号、特開平4−96212号、特開平5−27528
3号等の公報を参照されたい。
【0007】スイッチ情報は、座標情報と共に上位のデ
ータ処理装置へ渡されると、オペレーティング・システ
ム(OS)やアプリケーションによって、イベント発生
条件として認識される。その結果、各スイッチ情報等に
予め割り付けられた様々な処理が実行されることにな
る。ペンダウン情報も、文字通り筆圧として認識される
(例えば、画面上の描線の濃淡に反映される)以外に、
様々な処理を割り付けることによってスイッチ情報と同
様に利用することができる。
【0008】このように位置指示器にスイッチ情報入力
のためのスイッチを設けることによって、1つの位置指
示器を用いて、座標情報の他に多様な情報を入力するこ
とができる。したがって、例えば、頻繁に利用するいく
つかの処理に対しては、各々に対して位置指示器上に専
用のスイッチを設ければ、さらに操作性を向上させるこ
とができる。よって、スタイラスペン以外の位置指示器
では、スイッチ情報入力のために多数のスイッチを搭載
した位置指示器も知られている。しかしながら、スタイ
ラスペンの場合、その形状的な制限から、多くのスイッ
チを設けることは、困難であると同時に操作性をむしろ
悪くしてしまうことになる。よって、スタイラスペンで
は、その筆記具様の筐体筒の側面上に1又は2個のスイ
ッチ(「サイドスイッチ」と称する場合もある)を搭載
したものが、一般的である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図7は、2個のスイッ
チを搭載した従来のスタイラスペンの一例を示す外観図
である。図7に示した従来のスタイラスペン10は、筐
体を構成する略筒状のケーシング12を備え、このケー
シング12の先細となっている先端に設けられた開口1
2aに芯体18が通され、その先端が突出している。こ
のスタイラスペン10のケーシング12の外周面上に
は、スイッチ情報入力のための2つのスイッチ14、1
6が、軸方向に所定の間隔を空けて設けられている。ス
イッチ14、16の各々の頭部は、ケーシング12の外
周面から適切に突出するように設けられる。正確に云え
ば、図7中でスイッチ14、16として示される部分
は、ケーシング12の内部に設置されるスイッチ機構又
はスイッチ素子に含まれる電気的接点を直接的に又は間
接的にオンオフさせるべくユーザが指で押す部材(以
降、この部材又はこの部材に相当する部分を「スイッチ
ノブ」又は「ノブ」と称する場合がある)である。これ
らのスイッチノブ14、16は、押されるとケーシング
12の内側へ向かう方向へ動き、解放されると元の位置
に戻るような機構を備えている。通常、これらのスイッ
チノブ14、16の各々の直下に当たるケーシング内部
には、スイッチ機構又はスイッチ素子が設置されてい
る。さらに、スイッチノブ14、16のいずれか押され
ると、その直下にあるスイッチ機構等の電気的接点が閉
じ、そして、スイッチノブが解放されると、当該電気的
接点が開くような構造となっている。
【0010】図7のスタイラスペン10の2つのスイッ
チノブ14、16は、機械的動作に関して互いに全く独
立である。よって、同時に2つとも押してしまうことも
あり得る。特に、ユーザの指の大きさに比べて、2つの
スイッチノブ間の間隔が近すぎる場合に起こり易い。と
ころが、座標入力装置やデータ処理装置の信号処理部
が、2つのスイッチノブを同時に押す操作を想定してい
ない場合、この操作は、誤動作につながる。同時に押さ
ないように、2つのスイッチノブの間隔を十分大きくす
ると、各々のスイッチノブを押す操作が非常にやりづら
いものとなる。
【0011】図8は、2つのスイッチノブを同時に押さ
ないように考慮した構造を有する従来のスタイラスペン
20の例である。図7の例と異なる部分は、スイッチノ
ブ24及び26の構造である。図8(A)は、スタイラ
スペン20をスイッチノブのある側から見た外観図であ
る。スイッチノブ24及び26は、双方ともスタイラス
ペン20の軸方向に長い略長円形のサイドスイッチ部材
25と一体化されている。すなわち、スイッチノブ24
及び26は、サイドスイッチ部材25の各端近傍であっ
て、かつサイドスイッチ部材25の中央に関して対称な
位置にある。
【0012】図8(B)は、スタイラスペン20を側面
から見た外観図である。サイドスイッチ部材25は、ス
タイラスペン20のケーシング22の外周面からある程
度突出するように設置されている。さらに、各スイッチ
ノブ24、26もまたサイドスイッチ部材25からやや
突出するように設置されている。
【0013】図8(C)は、図8(B)の概略的な断面
図である。サイドスイッチ部材25は、ケーシング22
に設けられた長円形の開口23内に設置される。サイド
スイッチ部材25の内側の面上には、2つのスイッチ押
突起27及び28が、スイッチノブ24及び26のちょ
うど裏面に当たる位置に設けられる。さらに、サイドス
イッチ部材25の長手方向の中央に当たる位置に、例え
ば溝状の凹部25aが設けられる。ケーシング22の内
部には、基板30が基板ホルダ32等により固定され
る。基板30上には、主にスタイラスペン22の共振回
路を構成する素子や共振条件の調整用素子が設置され
る。その中でも、スイッチ情報入力のためのスイッチ素
子34及び36は、サイドスイッチ部材25のスイッチ
押突起27及び28の、それぞれ直下に位置するように
設置される。さらに、基板20上には、サイドスイッチ
部材25をその凹部25aにより支持するための支持部
材35が設置される。支持部材35の頭部は、サイドス
イッチ部材25の凹部25aに嵌着されることにより、
サイドスイッチ部材25の軸として機能する。このよう
な構造によって、サイドスイッチ部材25は、支持部材
35の頭部を軸(紙面に垂直な方向の軸)として回動可
能に支持される。
【0014】図8に示したスタイラスペン20は、例え
ば、スイッチノブ24を押したとき、スイッチノブ24
は、ケーシング22の内側へ向かって移動し、同時にス
イッチノブ26は、ケーシング22の外側へ向かって移
動する。このとき、スイッチノブ24の裏面にあるスイ
ッチ押突起27が、基板30上のスイッチ素子34の頭
部を押すことによってその電気的接点を閉じさせる。こ
れに対して、スイッチノブ26を押したときは、逆の動
作が実現され、スイッチ素子36の電気的接点が閉じる
ことになる。いずれの場合も、スイッチノブを解放する
と、サイドスイッチ部材25は元の位置に戻る。このよ
うにサイドスイッチ部材は、支持部材35の頭部を支点
として、あたかもシーソーのように動く。したがって、
サイドスイッチ部材は、その両端部のいずれかを押すこ
とは可能であるが、双方を同時に押すことはできない。
【0015】図8に示した構造、すなわちサイドスイッ
チ部材により連結された2つのスイッチノブによれば、
同時に押す操作は避けることができる。しかしながら、
図8に示した構造には次のような問題点がある。
【0016】1つは、サイドスイッチ部材25の支点を
支持する支持部材35が、基板30上に設置されている
点である。支持部材を基板や基板ホルダ等のケーシング
内部の部品に設置することは、限られた内部空間をさら
に狭くすることになる。特に基板上に設置すると、電子
素子のための実装スペースが支持部材のために圧迫され
ることになる。別の問題点としては、支持部材という独
立した成形部品を作製して基板等に取り付けなければな
らないことから、工程の複雑化とコストの上昇を招いて
いた。
【0017】さらに、別の問題点は、図8に示した従来
のサイドスイッチ部材25が、支点を中心に全く対称的
に設計されている点である。すなわち、各スイッチノブ
は、支点から等距離に配置されており、かつ押されてい
ないときのケーシング22の外周面からの高さも等しく
なっている。また、両スイッチノブ間におけるサイドス
イッチ部材25の形状もほぼ平坦な面をなしている。
【0018】一般的に、スタイラスペンのサイドスイッ
チは、ユーザの人差し指又は親指にて操作されるので、
一方のスイッチから他方のスイッチへの指の移動が、円
滑にかつ自然に行われることが理想的である。このよう
な、人間の指の移動という観点からサイドスイッチの設
計を考慮することは、スタイラスペンの操作性の向上に
対して多大な効果を与えるものであることは明らかであ
る。具体的には、両スイッチノブ間の物理的距離と、指
と接触する面の形状とが、操作感に大きな影響を与え
る。図8に示したような従来のシーソー型サイドスイッ
チは、両スイッチノブ間の距離をできるだけ短くするこ
とは考慮されていない。さらに、指との接触面が平坦で
あり、指の腹の曲面とフィットしないので操作しにくい
ものである。
【0019】本発明の目的は、2つのスイッチノブ部を
有するシーソー型サイドスイッチにおいて、快適な操作
性を実現すると共に、製造工程を簡略化し、コストを低
減する構造を提供することである。
【0020】さらに本発明の目的は、上記のようなシー
ソー型サイドスイッチを有するスタイラスペンを提供す
ることである。
【0021】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成する本発
明の第1の態様は、少なくとも座標情報とスイッチ情報
とを入力するために共振回路と複数のスイッチ素子とを
備えたスタイラスペンの略筒状のケーシング上に設けら
れ、該複数のスイッチ素子のうち特定の2個のスイッチ
素子について一時にいずれか一方のみをオンとするべく
操作されるサイドスイッチ機構であって、前記特定の2
個のスイッチ素子の各々をオンとする際に押下するべく
長手方向に互いに離間して配置された一対のノブ部をも
つ表面構造と、該一対のノブ部の各々に対応する裏面側
の位置に各々設けられた突起からなり該一対のノブ部の
いずれか一方が押下されたときに前記2個のスイッチ素
子のうち対応する一方のみを押圧することによりオンと
する一対のスイッチ押部及び該一対のスイッチ押部の略
中間位置に該ケーシングに対する取付けのための嵌合部
をもつ裏面構造とを備えるサイドスイッチ部材;及び、
前記ケーシングに一体的に設けられ、前記一対のノブ部
のうち一方のノブ部が押下されることにより該一方のノ
ブ部が押下された方向へと動くと同時に他方のノブ部が
逆の方向へと動くように前記サイドスイッチ部材が前記
嵌合部を支点として回動するべく該嵌合部を軸支する支
点部;を有することを特徴とする。
【0022】本発明の第2の態様は、上記第1の態様に
おいて、前記ケーシングと一体的に設けられる前記支点
部が、該ケーシングの側面上に設けられた該ケーシング
の長手方向に長い開口の互いに対向する周縁からそれぞ
れ延びた一対の突起として形成されることを特徴とす
る。
【0023】本発明の第3の態様は、上記第1又は2の
態様において、前記サイドスイッチ部材の前記嵌合部
が、前記サイドスイッチ部材の裏面側の長手方向の軸上
に設けられた切り込み溝を挟んで左右対称に形成され、
これら左右の各嵌合部が、前記ケーシングの前記支点部
を受容する落ち込み部と、該支点部からの脱離を防止す
る掛止部とを有し、そして、これら左右の各嵌合部によ
り該サイドスイッチ部材が該ケーシングの該支点部に対
して取り付けられる際には、該左右の各嵌合部が互いに
近接する方向へと弾性変形し、さらに該支点部が該落ち
込み部に受容された後には、該各嵌合部の弾性変形が元
に復帰することを特徴とする。
【0024】本発明の第4の態様は、少なくとも座標情
報とスイッチ情報とを入力するために共振回路と複数の
スイッチ素子とを備えたスタイラスペンの略筒状のケー
シング上に設けられ、該複数のスイッチ素子のうち特定
の2個のスイッチ素子について一時にいずれか一方のみ
をオンとするべく操作されるサイドスイッチ機構であっ
て、前記特定の2個のスイッチ素子の各々をオンとする
際に押下するべく長手方向に互いに離間して配置された
一対のノブ部をもつ表面構造と、該一対のノブ部の各々
に対応する裏面側の位置に各々設けられた突起からなり
該一対のノブ部のいずれか一方が押下されたときに前記
2個のスイッチ素子のうち対応する一方のみを押圧する
ことによりオンとする一対のスイッチ押部及び該一対の
スイッチ押部の略中間位置に該ケーシングに対する取付
けのための嵌合部をもつ裏面構造とを備えるサイドスイ
ッチ部材;及び、前記ケーシングに一体的に設けられ、
前記一対のノブ部のうち一方のノブ部が押下されること
により該一方のノブ部が押下された方向へと動くと同時
に他方のノブ部が逆の方向へと動くように前記サイドス
イッチ部材が前記嵌合部を支点として回動するべく該嵌
合部を軸支する支点部;を有し、前記サイドスイッチ部
材の前記表面構造において、前記一対のノブ部のうち前
記ケーシングの先端側のノブ部よりも後端側のノブ部の
方が、該ケーシングの表面から高い位置にあるように形
成したことを特徴とする。
【0025】本発明の第5の態様は、上記第4の態様に
おいて、前記ケーシングと一体的に設けられる前記支点
部が、該ケーシングの側面上に設けられた該ケーシング
の長手方向に長い開口の互いに対向する周縁からそれぞ
れ延びた一対の突起として形成されることを特徴とす
る。
【0026】本発明の第6の態様は、上記第4又は5の
態様において、前記サイドスイッチ部材の表面構造にお
いて、前記一対のノブ部の略中間位置と前記後端側のノ
ブ部との間の表面が、曲率半径10〜100mmの凹曲
面から形成されることを特徴とする。
【0027】本発明の第7の態様は、上記第4〜6のい
ずれかの態様において、前記サイドスイッチ部材の表面
構造において、前記一対のノブ部の間の略中間位置に、
長手方向に垂直な方向に設けられた複数の溝からなる滑
り止めを有することを特徴とする。
【0028】本発明の第8の態様は、上記第1〜7のい
ずれかの態様のサイドスイッチ機構を備えるスタイラス
ペンである。
【0029】
【作用】本発明によるサイドスイッチ機構は、サイドス
イッチ部材を軸支するための支点部をケーシングと一体
的に設けることによって、支点部材を独立した部品とし
て設ける必要がないため、部品点数を低減することがで
きる。また、支持部材をケーシング内部や基板上に設置
しないので、支持部材のために実装スペースが奪われる
ことがない。また、サイドスイッチ部材は、その嵌合部
が弾性変形することにより一工程にてケーシングに取り
付けることができ、組立て容易である。
【0030】さらに、サイドスイッチ部材の先端側ノブ
部よりも後端側ノブ部の方が、ケーシング表面から高い
位置にあるようにしたので、両スイッチノブ部間での指
の物理的な移動距離が短くなる。またさらに、サイドス
イッチ部材表面の形状を、指の腹の曲面とフィットする
ような曲率半径を有する凹曲面により形成したので、指
の腹と接触する面積が大きくなり、安定に操作すること
ができる。
【0031】
【実施例】以下に、本発明を実施例により詳細に説明す
る。図1には、一実施例に係るサイドスイッチ機構を実
装するスタイラスペンの部分的縦断面を、図2にその外
観を示す。本実施例のスタイラスペン100は、例えば
合成樹脂等の非金属素材からなる筒状のケーシング11
0を外装体として有する。ケーシング110筒形状は、
人間の操作性を考慮して一般的な筆記具の形状と類似す
るように設計されている。したがって、通常、先細とな
っておりその先端には芯体等を通すための開口111が
設けられている。かかるケーシング110の内部には、
先端が開口111から突出する芯体120、この芯体1
20に貫通された状態で保持されるコイルユニット13
0、このコイルユニット130及び芯体120の後端部
が挿入保持されるペンダウンスイッチユニット140、
及び電子部品ユニット150とを具備する。芯体120
は、先端が小さい略半球状になった棒状部材であり、取
付け取り外し自在に設けられている。コイルユニット1
30は、芯体120を挿通し得る貫通孔を有するフェラ
イトコアに高周波抵抗が小さいリッツ線を巻回してなる
ものである。ペンダウンスイッチユニット140は、コ
イルユニット130と共に共振回路を形成する可変コン
デンサを内部に備え、芯体120の後端により押圧され
て容量値が変化するものである。ペンダウンスイッチユ
ニット140自体は従来より知られているものを用いれ
ばよく、筆圧レベルの変動を検出可能なものであって
も、オンオフの2段階動作タイプのスイッチであっても
よい。電子部品ユニット150は、ペンダウンスイッチ
ユニット140の後方に延設される平板部151上にプ
リント基板154を配置したものである。プリント基板
154上には、スイッチ情報を得るための2つのスイッ
チ素子152、153及びこれらのスイッチ素子15
2、153の各々の電気的接点のオンオフにより前記共
振回路に接続或いは切断される付加的なコイル又はコン
デンサ等の電子部品が実装される。
【0032】また、ケーシング110には、スイッチ素
子152、153をオンオフするためのサイドスイッチ
部材160が設けられている。サイドスイッチ部材16
0は、ユーザがスタイラスペンを筆記具と同様に把持し
たとき、その人差し指又は親指にて無理なく操作できる
位置に設けられる。通常は、スタイラスペンの長手方向
の中央よりも先端側に近い位置である。サイドスイッチ
部材160の表面側には、ユーザがスイッチ操作の際に
押すべき部分である一対のノブ部162及び163があ
る。ノブ部162、163は、サイドスイッチ部材16
0の中央部からほぼ等距離に位置する。この実施例で
は、両ノブ部は、独立した部材ではなくサイドスイッチ
部材160の表面の一部分を指す。サイドスイッチ部材
160の表面側には、そのほぼ中央部分に、ユーザの指
の滑り止めのために、凹凸の断面形状をもつ数本の溝か
らなる滑り止め166が設けられている。
【0033】双方のノブ部162、163のそれぞれに
対応するサイドスイッチ部材160の裏面側に、円柱状
の突起からなるスイッチ押部164、165が設けられ
ている。前述の基板154上のスイッチ素子152、1
53は、スイッチ押部164、165の直下に位置する
ように設置されている。スイッチ押部164、165の
スイッチ素子152、153と向かい合う面は、スイッ
チ素子152、153の頭部に当接してかつ押すために
十分な面積を備えた平坦面である。嵌合部161は、こ
れらスイッチ押部164と165との略中間に位置す
る。嵌合部161は、サイドスイッチ部材160をケー
シング110へ組み付けるための構造である。実施例で
は、嵌合部161を、ケーシング110の開口112の
周縁に突起状に形成される支点部(図示されず、後述す
る)に嵌着する。後に詳述するが、サイドスイッチ部材
160は、このケーシング110の支点部を軸(紙面に
垂直な方向の軸)として、嵌合部161の周りを回動可
能である。
【0034】図1に示したスタイラスペン100による
スイッチ情報入力の際の、サイドスイッチ部材160に
対する操作について説明する。例えば、一方のノブ部1
62を押したとき、ノブ部162は、ケーシング110
の内側へ向かって移動し、同時にノブ部163は、ケー
シング110の外側へ向かって移動する。正確に云え
ば、サイドスイッチ部材160は、嵌合部161を中心
として反時計回りにわずかに回動する。このとき、ノブ
部162の裏面にあるスイッチ押部164が、基板15
4上のスイッチ素子152の頭部を押すことによってそ
の電気的接点を閉じさせる。これに対して、ノブ部16
3を押したときは、逆の動作が実現される。すなわち、
サイドスイッチ部材160は、嵌合部161を中心とし
て時計回りにわずかに回動する。その結果、スイッチ素
子153の電気的接点が閉じることになる。サイドスイ
ッチ部材160が、通常の位置にあるとき、各スイッチ
押部とスイッチ素子の頭部との間は、互いに圧力を及ぼ
すことなく接していてもよく、又はわずかに隙間を設け
てもよい。隙間を設ける場合は、サイドスイッチ部材1
60が回動可能な範囲内で、スイッチ押部がスイッチ素
子を押すためのストロークが十分確保される程度の隙間
でなければならない。サイドスイッチ部材160は、図
示のようにいずれのスイッチ素子も押していない状態が
安定位置であるように嵌合部161にて支持されている
ので、ノブ部を解放すると、サイドスイッチ部材160
は安定位置に戻る。さらに、いずれのスイッチ素子の頭
部も、通常、バネ機構により保持されているので、スイ
ッチ素子の頭部が押された状態から元の位置に戻るとき
の反発力によってもスイッチ押部が押し上げられて、サ
イドスイッチ部材160の安定位置への復帰を援助す
る。
【0035】このようにサイドスイッチ部材160は、
嵌合部161(ケーシングの支点部)を支点として、あ
たかもシーソーのように動く。したがって、サイドスイ
ッチ部材160は、その一対のノブ部のいずれかを押す
ことは可能であるが、双方を同時に押すことはできな
い。この点は、図8に示した従来例と共通である。本発
明の特徴は、図1の実施例に関して云えば、サイドスイ
ッチ部材160の嵌合部161の軸支構造と、サイドス
イッチ部材160の形状とにある。図2の外観図に示す
ように、サイドスイッチ部材160は、ケーシング11
0に設けられた略長円形の開口112に設置される。図
2(B)は、サイドスイッチ部材160の側面から見た
図である。ケーシング110の表面を基準としてみたと
き、ペン先端側に位置するノブ部162のケーシング表
面からの距離よりも、ペン後部側に位置するノブ部16
3のケーシング表面からの距離の方が長い。さらに、サ
イドスイッチ部材160の中央部分と後端側のノブ部1
63との間の表面形状は、わずかな反りを伴った曲面1
68により形成されている。さらに、サイドスイッチ部
材160の後端部は、ケーシング表面に対して垂直に近
い鈍角をなす後壁169から形成されている。したがっ
て、ペンを側面からみた場合、曲面168と後壁169
とによって山が形成されており、そしてノブ部163の
直ぐ後ろにその頂部170が位置する。
【0036】サイドスイッチ部材160の曲面168の
形成に当たっては、ユーザの人差し指又は親指の腹とサ
イドスイッチ部材160との接触面積を大きくすること
によってその操作感が向上することを考慮した。この接
触面積を大きくするために、曲面168の曲率を、人間
の指の腹の形状にできるだけ沿うような曲率とすること
が最適である。これによって、曲面168を指にフィッ
トさせることができ、十分な接触面積を確保することが
できる。人間の指の腹の形状は、指の種類によっても、
また個人的にも様々であるが、本来人間の指の腹は弾力
性と柔軟性とを備えているので厳密に曲率を設定する必
要はない。実施例においては、両ノブ部162、163
の略中間位置と後端側のノブ部163との間の凹曲面の
曲率半径を10〜100mmの範囲内とすることにより
いずれの場合にも効果的に適用できることが明らかとな
った。
【0037】さらに、双方のノブ部162、163の各
々の、ケーシング110表面からの高さが異なること
は、次のような効果ももたらす。すなわち、一方のノブ
部から他方のノブ部への指を移動させる際、従来のサイ
ドスイッチよりもその移動距離が短縮されることにな
る。したがって、スイッチ情報入力の操作をより円滑に
実行することができ、その結果、操作感が向上する。
【0038】図3は、ケーシング110の平面図及び側
断面図を示した図である。ケーシング110には、サイ
ドスイッチ部材160を設置するための開口112が設
けられる。開口112は、サイドスイッチ部材160を
収容可能な略長円形の周縁を有する。さらに、開口11
2の周縁には、サイドスイッチ部材160を嵌着しかつ
これを軸支するための一対のスイッチ支点部113、1
14が設けられる。図3(A)に示すように、一対のス
イッチ支点部113、114は、同じ形状を有し、そし
て長手方向に沿った互いに平行な2つの周縁112a、
112bのそれぞれ中央から突出する長方形状の一対の
突起として形成される。図3(B)では、一方の支点部
113のみが見えている。支点部113の厚さは、ケー
シング110の厚さと等しく形成されている。支点部1
14についても同様である。これらの支点部113、1
14は、ケーシング110の成形の際にケーシング11
0の一部として一体的に成形することが好適である。
【0039】支点部113、114をケーシング110
と一体成形することにより、従来の支点部のための部品
を削減することができる。また、従来、支点部を基板や
基板ホルダ上に取り付けていたが、そのような取付けの
ための工程も省くことができる。さらに、支点部用の部
品によって基板上やケーシング内部の空間が占められる
ことが避けられる。したがって、電子部品の実装スペー
スが圧迫されない。
【0040】図4は、サイドスイッチ部材160の詳細
な構造を示す図である。図4(A)は、サイドスイッチ
部材160の側面図、図4(B)は、図4(A)中の線
B−Bにおける横断面図である。図4(C)は、縦断面
図である。図4(D)は、底面図である。ケーシング1
10の支点部113、114に嵌着されるサイドスイッ
チ部材160の嵌合部161は、サイドスイッチ部材1
60の裏面中央部の凹部として形成される。図4(A)
に示されるように、この凹部は、両側の壁161aと上
面の壁161bとで囲まれ、下方(図面上で下方側)が
開放されている。嵌合部161には、さらに一段低い平
面からなる落ち込み部161cとその下方側に尾根状の
掛止部161dとが設けられる。落ち込み部161c及
び掛止部161dの形状については、図4(B)の横断
面図からさらに明確となろう。図4(B)に示すよう
に、この嵌合部161の構造は、サイドスイッチ部材1
60の左側と右側とに対称的にそれぞれ設けられ、かつ
左側嵌合部と右側嵌合部との間には、切り込み溝161
eが設けられる。
【0041】サイドスイッチ部材160がケーシング1
10に取り付けられるとき、左右の各落ち込み部161
c内にケーシング110の支点部113、114を受容
し、かつ左右の各掛止部161dによって支点部から脱
離しないように掛止されることになる。
【0042】図4(C)は、サイドスイッチ部材160
の縦断面を示すが、特徴的な点は、スイッチ押部16
4、165の先端面が、スイッチ素子の頭部に対して平
行ではなく傾斜している点である。スイッチ押部16
4、165とも、部材160の中央側が低く、また端側
が高くなっている。これは、前述のようにサイドスイッ
チ部材160がその中央部を支点としてシーソーのよう
な回動を行うことを考慮した構造である。ノブ部の押下
によって各スイッチ押部が各スイッチ素子へと近づくと
き、正確には、各スイッチ押部は回転する。したがっ
て、スイッチ素子の頭部を安定に押すために、スイッチ
素子を押す時点でスイッチ押部の押圧面が水平となるよ
うにしたものである。図4(D)に示される実施例のス
イッチ押部164、165の押圧面は環状であるが、こ
の形状に限定するものではない。スイッチ素子の頭部を
十分に押下可能な形状であればよい。
【0043】図5は、サイドスイッチ部材160をケー
シング110に取り付ける過程を示した図である。図4
(B)と同じ位置における横断面図である。取付けにお
いては、先ず図5(A)に示すように、サイドスイッチ
部材160をケーシング110の開口112に併せて、
ケーシング110内部へ押し込む。押し込まれる途中に
おいては、図5(B)に示すように、サイドスイッチ部
材160の左右の各嵌合部161の間に切り込み溝16
1eがあることによって両嵌合部161が内側へ弾性変
形して曲がる。これによって、支点部113と114と
の間を掛止部161dが通り抜けることができる。掛止
部161dが通り抜けると、両嵌合部161の変形は元
に戻り、支点部113、114は、嵌合部161の落ち
込み部161c内に受容される。そして掛止部161d
の突起によってサイドスイッチ部材160が掛止され
る。
【0044】こうして、サイドスイッチ部材160は、
非常に簡単に一工程にてケーシング110に取り付ける
ことができる。このような取付け方法及び掛止構造自体
は、一般的に用いられる技術である。さらに、各落ち込
み部161Cの内部空間の大きさを、支点部113、1
14の大きさよりもやや大きくすることにより、掛止状
態において遊び190があるようになす。これによっ
て、前述のようにサイドスイッチ部材160が、支点部
113、114を軸として回動することが可能となる。
いわばサイドスイッチ部材160の嵌合部161は、軸
受の役割を果たす。
【0045】図6(A)は、本発明によるスタイラスペ
ン100を実際の使用態様の例を示した図である。図6
(A)は、親指にてサイドスイッチ部材160を操作す
る場合を示している。このように、本発明によるサイド
スイッチ部材160は、使用時の親指の腹の形に沿うよ
うな表面形状を有する。これによって、親指の腹との接
触面積が大きくなることから操作感が向上する。図6
(B)に示すように、本発明によるサイドスイッチ部材
160は、その中央とノブ部162、163のそれぞれ
とを結ぶ線分同士が、180度よりも小さい所定の鈍角
αをなし、かつ両ノブ間の実質的な距離Lは、ユーザが
最も操作しやすい距離とされている。ユーザは、実際に
はほとんど親指自体を移動させることなく、ただ力点を
移動させるのみでよい。また、サイドスイッチ部材16
0を押さないときには、中央の滑り止め166上に力点
を置いてしっかりと把持することができる。図6は、親
指にて操作する例を示したが、人差し指にて操作する場
合も同様である。
【0046】尚、サイドスイッチ部材の嵌合部と、ケー
シングの支点部とからなる軸支機構は、実施例に示した
態様に限られず汎用的な様々な機構を適用することがで
きる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
2個のスイッチ素子に対して一時にいずれか一方のみを
オンとするべく操作するためのサイドスイッチ機構及び
このようなサイドスイッチ機構を備えたスタイラスペン
において、確実な操作が保証されるのみでなく、構造が
簡単で操作性のよいサイドスイッチ機構を実現できる。
さらに、部品点数を減じかつ組立て作業性も向上し、低
コスト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例にかかるスタイラスペンの縦断面図で
ある。
【図2】一実施例にかかるスタイラスペンの外観構造を
示す図である。
【図3】一実施例にかかるスタイラスペンのケーシング
の外観図及び縦断面図である。
【図4】一実施例のサイドスイッチ部材の構造を示す図
である。
【図5】一実施例のサイドスイッチ部材をケーシングに
取り付ける過程を示す図である。
【図6】一実施例のスタイラスペンの使用態様を示す図
である。
【図7】従来の2個のサイドスイッチを有するスタイラ
スペンの外観図である。
【図8】従来のシーソー型サイドスイッチを有するスタ
イラスペンの外観図である。
【符号の説明】
100 スタイラスペン 110 ケーシング 112 開口 113、114 支点部 120 芯材 130 コイルユニット 140 ペンダウンスイッチユニット 150 電子部品ユニット 152、153 スイッチ素子 160 サイドスイッチ部材 161 嵌合部 162、163 ノブ部 164、165 スイッチ押部 166 滑り止め

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも座標情報とスイッチ情報とを
    入力するために共振回路と複数のスイッチ素子とを備え
    たスタイラスペンの略筒状のケーシング上に設けられ、
    該複数のスイッチ素子のうち特定の2個のスイッチ素子
    について一時にいずれか一方のみをオンとするべく操作
    されるサイドスイッチ機構であって、 前記特定の2個のスイッチ素子の各々をオンとする際に
    押下するべく長手方向に互いに離間して配置された一対
    のノブ部をもつ表面構造と、該一対のノブ部の各々に対
    応する裏面側の位置に各々設けられた突起からなり該一
    対のノブ部のいずれか一方が押下されたときに前記2個
    のスイッチ素子のうち対応する一方のみを押圧すること
    によりオンとする一対のスイッチ押部及び該一対のスイ
    ッチ押部の略中間位置に該ケーシングに対する取付けの
    ための嵌合部をもつ裏面構造とを備えるサイドスイッチ
    部材;及び、 前記ケーシングに一体的に設けられ、前記一対のノブ部
    のうち一方のノブ部が押下されることにより該一方のノ
    ブ部が押下された方向へと動くと同時に他方のノブ部が
    逆の方向へと動くように前記サイドスイッチ部材が前記
    嵌合部を支点として回動するべく該嵌合部を軸支する支
    点部;を有することを特徴とするサイドスイッチ機構。
  2. 【請求項2】 前記ケーシングと一体的に設けられる前
    記支点部が、該ケーシングの側面上に設けられた該ケー
    シングの長手方向に長い開口の互いに対向する周縁から
    それぞれ延びた一対の突起として形成されることを特徴
    とする請求項1に記載のサイドスイッチ機構。
  3. 【請求項3】 前記サイドスイッチ部材の前記嵌合部
    が、前記サイドスイッチ部材の裏面側の長手方向の軸上
    に設けられた切り込み溝を挟んで左右対称に形成され、
    これら左右の各嵌合部が、前記ケーシングの前記支点部
    を受容する落ち込み部と、該支点部からの脱離を防止す
    る掛止部とを有し、そして、これら左右の各嵌合部によ
    り該サイドスイッチ部材が該ケーシングの該支点部に対
    して取り付けられる際には、該左右の各嵌合部が互いに
    近接する方向へと弾性変形し、さらに該支点部が該落ち
    込み部に受容された後には、該各嵌合部の弾性変形が元
    に復帰することを特徴とする請求項1又は2のいずれか
    に記載のサイドスイッチ機構。
  4. 【請求項4】 少なくとも座標情報とスイッチ情報とを
    入力するために共振回路と複数のスイッチ素子とを備え
    たスタイラスペンの略筒状のケーシング上に設けられ、
    該複数のスイッチ素子のうち特定の2個のスイッチ素子
    について一時にいずれか一方のみをオンとするべく操作
    されるサイドスイッチ機構であって、 前記特定の2個のスイッチ素子の各々をオンとする際に
    押下するべく長手方向に互いに離間して配置された一対
    のノブ部をもつ表面構造と、該一対のノブ部の各々に対
    応する裏面側の位置に各々設けられた突起からなり該一
    対のノブ部のいずれか一方が押下されたときに前記2個
    のスイッチ素子のうち対応する一方のみを押圧すること
    によりオンとする一対のスイッチ押部及び該一対のスイ
    ッチ押部の略中間位置に該ケーシングに対する取付けの
    ための嵌合部をもつ裏面構造とを備えるサイドスイッチ
    部材;及び、 前記ケーシングに一体的に設けられ、前記一対のノブ部
    のうち一方のノブ部が押下されることにより該一方のノ
    ブ部が押下された方向へと動くと同時に他方のノブ部が
    逆の方向へと動くように前記サイドスイッチ部材が前記
    嵌合部を支点として回動するべく該嵌合部を軸支する支
    点部;を有し、 前記サイドスイッチ部材の前記表面構造において、前記
    一対のノブ部のうち前記ケーシングの先端側のノブ部よ
    りも後端側のノブ部の方が、該ケーシングの表面から高
    い位置にあるように形成したことを特徴とするサイドス
    イッチ機構。
  5. 【請求項5】 前記ケーシングと一体的に設けられる前
    記支点部が、該ケーシングの側面上に設けられた該ケー
    シングの長手方向に長い開口の互いに対向する周縁から
    それぞれ延びた一対の突起として形成されることを特徴
    とする請求項4に記載のサイドスイッチ機構。
  6. 【請求項6】 前記サイドスイッチ部材の表面構造にお
    いて、前記一対のノブ部の略中間位置と前記後端側のノ
    ブ部との間の表面が、曲率半径10〜100mmの凹曲
    面から形成されることを特徴とする請求項4又は5に記
    載のサイドスイッチ機構。
  7. 【請求項7】 前記サイドスイッチ部材の表面構造にお
    いて、前記一対のノブ部の間の略中間位置に、長手方向
    に垂直な方向に設けられた複数の溝からなる滑り止めを
    有することを特徴とする請求項4〜6のいずれかに記載
    のサイドスイッチ機構。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかに記載のサイド
    スイッチ機構を備えるスタイラスペン。
JP7174151A 1995-06-16 1995-06-16 サイドスイッチ機構及びスタイラスペン Pending JPH096518A (ja)

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