JPH0964640A - 無線端末装置 - Google Patents

無線端末装置

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JPH0964640A
JPH0964640A JP7220675A JP22067595A JPH0964640A JP H0964640 A JPH0964640 A JP H0964640A JP 7220675 A JP7220675 A JP 7220675A JP 22067595 A JP22067595 A JP 22067595A JP H0964640 A JPH0964640 A JP H0964640A
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JP
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antennas
feed line
combined
combined feed
antenna
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JP7220675A
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English (en)
Inventor
Masahiko Asano
賢彦 浅野
Shiyuuji Kobayakawa
周磁 小早川
Hiroyuki Seki
宏之 関
Takeshi Toda
健 戸田
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、移動体に搭載されたり操作者によ
って携帯される無線端末装置に関し、空中線系の利得の
低下を抑圧することを目的とする。 【解決手段】 移動体に具設あるいは支持され、互いに
交差偏波であるかつの偏波に個別に整合した2つのアン
テナ111、112と、これらのアンテナの給電路につい
て、移相量の差の設定にかかわるマンマシンインタフェ
ースをとるマンマシンインタフェース手段13と、アン
テナ111、112の給電路の何れか一方あるいは双方に
配置され、上述した設定に応じて整数nに対して移相量
の差を2nπラジアンまたは(2n±1)πラジアンに設定
する可変移相手段15と、アンテナ111、112の給電
路を合成して単一の給電路を形成する合成手段17、そ
の単一の給電路に接続され、アンテナ111、112の給
電路およびこれらのアンテナを介して無線周波信号の送
受信を行う送受信手段19とを備えて構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体に搭載され
たり操作者によって携帯され、線状アンテナあるいは板
状アンテナを介して無線伝送路にアクセスする無線端末
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】移動通信システムでは、一般に、基地局
と移動局との間に垂直偏波の空中線を介して無線伝送路
が形成される。したがって、このような移動局の内、携
帯型の移動局(以下、このような移動局を構成する装置
を単に「端末装置」という。)には、伸縮可能な構造を
有して上述した無線伝送路に適合し、かつ素子の全長が
1/4波長ないし1波長であって携帯性に優れたモノポ
ールアンテナが多く採用される。
【0003】さらに、端末装置に適用可能な空中線系と
しては、例えば、特開昭61−205004号公報に掲
載されるように、その端末装置の上部に水平ダイポール
アンテナが設けられたり、特開平6−53719号公報
に掲載されるように、アンテナの底部にそのアンテナを
起倒自在とする機構が付加された構成が提案されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
例の内、伸縮可能な構造を有するモノポールアンテナが
採用された端末装置および水平ダイポールアンテナが配
置された端末装置については、これらの端末装置が一般
に40度ないし60度傾斜した状態で使用されるため
に、これらのアンテナの素子の長手方向と偏波面とが交
差し、例えば、図12に実線で示すように、実効的な利
得が低下した状態で運用されていた。
【0005】また、水平ダイポールアンテナについて
は、上述した角度が大きいほど利得が高まるが、反対に
小さい場合には利得が小さいために、実際には端末装置
に適用できない場合が多かった。さらに、上述した機構
については、小型化、軽量化、低廉化等を維持しつつア
ンテナの可動と携帯性の確保とを実現することが技術的
に難しく、かつ使用中にアンテナが無用に可動して運用
の快適性や操作性が損なわれる可能性が高いために、実
際には適用され難かった。
【0006】なお、これらの問題点の解決策としては、
例えば、上述した角度の平均的な値(例えば、45度)
で予めアンテナの素子が傾斜した状態で端末装置の本体
に取り付ける構成がある。しかし、このような構成で
は、アンテナが伸縮自在であって端末装置の筐体内に収
納することが可能でなければそのアンテナによって携帯
の快適性が妨げられ、また、収納可能であってもこのよ
うなアンテナが筐体内の一部に傾斜した状態で収納され
るために、その筐体の内部における実装について制約が
生じて小型化が阻まれる可能性が高かった。さらに、上
述した傾斜の角度が固定であるために、端末装置が操作
者の右手および左手の何れにも保持され得ることに適応
することが難しく、その保持の態様によってアンテナの
実効的な利得が大幅に低下して実際には適用できなかっ
た。
【0007】本発明は、設置や運用にかかわる実際の環
境に適応しつつ空中線系の利得の低下を抑圧できる無線
端末装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】図1は、請求項1に記載
の発明の原理ブロック図である。
【0009】請求項1に記載の発明は、移動体に具設あ
るいは支持され、互いに交差偏波である第一の偏波と第
二の偏波とに個別に整合した2つのアンテナ111、1
2と、2つのアンテナ111、112の給電路につい
て、移相量の差の設定にかかわるマンマシンインタフェ
ースをとるマンマシンインタフェース手段13と、2つ
のアンテナ111、112の給電路の何れか一方あるいは
双方に配置され、マンマシンインフェース手段13を介
して与えられた設定に応じて、整数nに対して移相量の
差を2nπラジアンまたは(2n±1)πラジアンに設定
する可変移相手段15と、2つのアンテナ111、112
の給電路を合成して単一の給電路を形成する合成手段1
7と、合成手段17によって形成された単一の給電路に
接続され、2つのアンテナ111、112の給電路および
これらのアンテナを介して無線周波信号を送信しあるい
は受信する送受信手段19とを備えたことを特徴とす
る。
【0010】図2は、請求項2に記載の発明の原理ブロ
ック図である。請求項2に記載の発明は、移動体に具設
あるいは支持され、互いに交差偏波である第一の偏波と
第二の偏波とに個別に整合した2つのアンテナ111
112と、2つのアンテナ111、112の給電路を整数
nに対して2nπラジアンと(2n±1)πラジアンとの移
相量の差で個別に合成し、それぞれ第一の合成給電路と
第二の合成給電路とを形成する分岐合成手段21と、第
一の合成給電路と第二の合成給電路との何れか一方の選
択にかかわるマンマシンインタフェースをとるマンマシ
ンインタフェース手段23と、第一の合成給電路と第二
の合成給電路との内、何れか一方をマンマシンインフェ
ース手段23がとるマンマシンインタフェースの下で選
択する選択手段25と、選択手段25を介して第一の合
成給電路と第二の合成給電路との何れかに接続され、分
岐合成手段21、2つのアンテナ11 1、112 の給電
路およびこれらのアンテナを介して無線周波信号を送信
しあるいは受信する送受信手段27とを備えたことを特
徴とする。
【0011】図3は、請求項3に記載の発明の原理ブロ
ック図である。請求項3に記載の発明は、移動体に具設
あるいは支持され、互いに交差偏波である第一の偏波と
第二の偏波とに個別に整合した2つのアンテナ111
112と、2つのアンテナ111、112の給電路を整数
nに対して2nπラジアンと(2n±1)πラジアンとの移
相量の差で個別に合成し、それぞれ第一の合成給電路と
第二の合成給電路とを形成する分岐合成手段21と、2
つのアンテナ111、112によってとらえられた受信波
を第一の合成給電路と第二の合成給電路とを介して個別
にベクトル和として取り込み、これらのベクトル和の電
界強度を測定する電界強度測定手段31と、電界強度測
定手段31によって測定された電界強度を比較し、第一
の合成給電路と第二の合成給電路との内、その電界強度
が大きいベクトル和を与える一方を選択する選択手段3
3と、選択手段33を介して第一の合成給電路と第二の
合成給電路との何れかに接続され、分岐合成手段21、
2つのアンテナ111、112の給電路およびこれらのア
ンテナを介して無線周波信号を送信しあるいは受信する
送受信手段35とを備えたことを特徴とする。
【0012】図4は、請求項4に記載の発明の原理ブロ
ック図である。請求項4に記載の発明は、移動体に具設
あるいは支持され、互いに交差偏波である第一の偏波と
第二の偏波とに個別に整合した2つのアンテナ111
112と、2つのアンテナ111、112の給電路を整数
nに対して2nπラジアンと(2n±1)πラジアンとの移
相量の差で個別に合成し、それぞれ第一の合成給電路と
第二の合成給電路とを形成する分岐合成手段21と、移
動体の移動に応じた2つのアンテナ111、112の傾斜
角を測定する傾斜角計測手段41と、傾斜角計測手段4
1によって測定された傾斜角と、その傾斜角について2
つのアンテナ111、112 の偏波整合度が等しくなる
値に設定された閾値との大小関係を監視し、その大小関
係に応じて第一の合成給電路と第二の合成給電路との何
れか一方を選択する選択手段43と、選択手段43を介
して第一の合成給電路と第二の合成給電路との何れかに
接続され、分岐合成手段21、2つのアンテナ111
112の給電路およびこれらのアンテナを介して無線周
波信号を送信しあるいは受信する送受信手段45とを備
えたことを特徴とする。
【0013】請求項1に記載の発明にかかわる無線端末
装置では、合成手段17は2つのアンテナ111、112
の給電路を合成して単一の給電路を形成し、送受信手段
19はその単一の給電路に接続されてこれらのアンテナ
を介して無線周波信号を送信しあるいは受信する。ま
た、アンテナ111、112は互いに交差偏波である第一
の偏波と第二の偏波とに個別に整合して移動体に具設あ
るいは支持されるので、これらのアンテナに到来する受
信波の偏波はその移動体の移動に応じてそれぞれ第一の
偏波および第二の偏波に対して偏り、その偏りの程度を
示す傾斜角は変動する。さらに、アンテナ111、112
が支持される移動体が携帯者である場合には、その支持
に供される手が左右の手の何れであるかによってこれら
のアンテナの何れかの傾斜角の極性は反転し得る。した
がって、例えば、アンテナ111、112によってとらえ
られた受信波の上述した単一の給電路におけるベクトル
和の電力は、このような傾斜角に応じて増減する。しか
し、その傾斜角の運用状態における値はアンテナ1
1、112の物理的な傾斜の状態に基づいて容易に判別
可能である。
【0014】可変移相手段15は、マンマシンインタフ
ェース手段13がとるマンマシンインタフェースの下
で、その傾斜の状態に適応した態様でアンテナ111
112の給電路の何れか一方あるいは双方の移相量を可
変し、これらの給電路の移相量の差を整数nに対して2
nπラジアンまたは(2n±1)πラジアンの何れかに設
定する。
【0015】すなわち、上述したベクトル和は、アンテ
ナ111、112によってとらえられた受信波が強調され
る位相差の下で合成波として得られるので、受信に際し
ては受信電力が高く維持され、送信に際してはこれらの
アンテナの特性の可逆性の下で利得が高く保たれる。請
求項2に記載の発明にかかわる無線端末装置では、アン
テナ111、112は互いに交差偏波である第一の偏波と
第二の偏波とに個別に整合して移動体に具設あるいは支
持されるので、これらのアンテナに到来する受信波の偏
波はその移動体の移動に応じてそれぞれ第一の偏波およ
び第二の偏波から偏り、その偏りの程度を示す傾斜角は
変動する。さらに、アンテナ111、112が支持される
移動体が携帯者である場合には、その支持を行う手が左
右の手の何れであるかによってこれらのアンテナの何れ
かの傾斜角の極性は反転し得る。したがって、例えば、
アンテナ111、112によってとらえられた受信波のベ
クトル和の電力は、このような傾斜角に応じて増減す
る。しかし、その傾斜角の運用状態における値はアンテ
ナ111、112の物理的な傾斜の状態に基づいて容易に
判別可能である。
【0016】一方、分岐合成手段21は、アンテナ11
1、112の給電路を整数nに対して2nπラジアンと
(2n±1)πラジアンとの移相量の差で個別に合成する
ことにより、第一の合成給電路と第二の合成給電路とを
形成する。選択手段25は、これらの合成給電路の内、
マンマシンインタフェース手段23がとるマンマシンイ
ンタフェースの下で、上述した傾斜の状態に適応した一
方を選択する。送受信手段27は、このようにして選択
された合成給電路に併せて、分岐合成手段21、アンテ
ナ111、112の給電路およびこれらのアンテナを介し
て無線周波信号を送信しあるいは受信する。
【0017】すなわち、送受信手段27には、上述した
ベクトル和の内、アンテナ111 、112 によってとら
えられた受信波が強調される位相差の下で生成された一
方が与えられるので、受信に際しては受信電力が高く維
持され、送信に際してはこれらのアンテナの特性の可逆
性の下で利得が高く保たれる。請求項3に記載の発明に
かかわる無線端末装置では、請求項1、2に記載の発明
と同様にして、アンテナ111、112に到来する受信波
の偏波がこれらのアンテナが整合する第一のおよび第二
の偏波から偏ってその偏りの程度を示す傾斜角が変動
し、その傾斜角の極性が反転してこれらの受信波のベク
トル和の電力が増減し得る。
【0018】分岐合成手段21は、整数nに対して2n
πラジアンと(2n±1)πラジアンとの移相量の差で個
別にアンテナ111、112の給電路を合成して第一およ
び第二の合成給電路を形成し、電界強度測定手段31は
これらの合成給電路を介して個別に得られる上述した受
信波のベクトル和の電界強度を並行して測定する。選択
手段33は上述した第一の合成給電路と第二の合成給電
路との内、このようにして測定された電界強度が大きい
ものを選択し、送受信手段35はその選択された合成給
電路、分岐合成手段21、アンテナ111、112の給電
路およびこれらのアンテナを介して無線周波信号を送信
しあるいは受信する。
【0019】すなわち、送受信手段35には、上述した
ベクトル和の内、移動体の移動に伴って傾斜角が変動す
る環境においても、アンテナ111、112によってとら
えられた受信波が強調される位相差の下で絶えず生成さ
れた一方が与えられるので、請求項1、2に記載の発明
において必要であったマンマシンインタフェース手段の
操作を行うことなく自動的に空中線の利得が高く保持さ
れる。
【0020】請求項4に記載の発明にかかわる無線端末
装置では、請求項1、2に記載の発明と同様にして、ア
ンテナ111、112に到来する受信波の偏波がこれらの
アンテナが整合する第一のおよび第二の偏波から偏って
その偏りの程度を示す傾斜角が変動し、その傾斜角の極
性が反転してこれらの受信波のベクトル和の電力が増減
し得る。
【0021】分岐合成手段21は、整数nに対して2n
πラジアンと(2n±1)πラジアンとの移相量の差で個
別にアンテナ111、112の給電路を合成して第一およ
び第二の合成給電路を形成し、傾斜角計測手段41は移
動体の移動に応じて変動し得るアンテナ111、112
傾斜角を測定する。選択手段43は、このようにして測
定された傾斜角とアンテナ111、112の偏波整合度が
等しくなるその傾斜角の値として予め設定された閾値と
の大小関係を監視すると共に、その大小関係に基づいて
上述した第一の合成給電路と第二の合成給電路との何れ
か一方を選択し、送受信手段45はその選択された合成
給電路、分岐合成手段21、アンテナ111、112の給
電路およびこれらのアンテナを介して無線周波信号を送
信しあるいは受信する。
【0022】すなわち、送受信手段45には、移動体の
移動に伴って傾斜角が変動する環境においても、上述し
たベクトル和の内、アンテナ111、112によってとら
えられた受信波が強調される位相差の下で絶えず生成さ
れた一方が与えられるので、請求項1、2に記載の発明
において必要であったマンマシンインタフェース手段の
操作を行うことなく自動的に空中線の利得が高く保持さ
れる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施形態について詳細に説明する。図5は、請求項1、
2、4に記載の発明に対応した実施形態を示す図であ
る。図において、最終段にアンテナ共用器(図示されな
い。)を含む送受信部51のアンテナ端子は電力分配合
成器52の共用端子に接続され、その電力分配合成器5
2の第一の分岐端子はアンテナ531 の給電端に接続さ
れる。電力分配合成器52の第二の分岐端子は可変移相
器54を介してアンテナ532 の給電端に接続され、可
変移相器54の制御入力は無接点エンコーダ55の出力
の内、最上位ビットに対応した出力に接続される。
【0024】図6は、可変移相器の構成を示す図であ
る。図において、略「U」字状の形状を有するストリッ
プ線路61は電力分配合成器52の第二の分岐端子とア
ンテナ531 の給電端との間に形成され、そのストリッ
プ線路の両端の内、電力分配合成器52との接続点に対
応した一端の近傍はインダクタ62を介して定電流源
(図示されない。)に接続される。また、ストリップ線
路61の他端の近傍は抵抗器63を介して接地され、ス
トリップ線路61の両端で挟まれた区間の内、「コ」の
字状に屈曲した区間(以下、端に「スタブ」という。)
の両端には、上述したインダクタ62と抵抗器63とを
介して順方向にバイアスされたピンダイオード64が配
置される。
【0025】なお、本実施形態と図1および図2に示す
ブロック図との対応関係については、アンテナ531
532はアンテナ111、112に対応し、無接点エンコ
ーダ55はマンマシンインタフェース手段13、23に
対応し、可変移相器54は可変移相手段15に対応し、
電力分配合成器52は合成手段17に対応し、送受信部
51は送受信手段19、27に対応し、可変移相器54
および電力分配合成器52は分岐合成手段21および選
択手段25に対応する。
【0026】図7は、本実施形態におけるアンテナの態
様および実施携帯を示す図(1) である。図8は、本実施
形態の動作を説明する図である。
【0027】以下、図5〜図8を参照して請求項1およ
び請求項2に記載の発明に対応した本実施形態の動作を
説明する。アンテナ531は、図7(a)、(b) に示すよう
に、垂直偏波の受信波を効率的にとらえるホイップアン
テナからなり、アンテナ532 は反対に水平偏波の受信
波を効率的にとらえるダイポールアンテナまたはプリン
テッドダイポールアンテナ(何れも端末装置の筐体内に
実装される。)から構成される。
【0028】アンテナ531、532の特性およびこれら
のアンテナを介して形成される無線伝送路の伝送特性
は、一般に双方向に可逆性があるので、以下では、簡単
のため、これらのアンテナに到来した受信波が送受信部
51の受信入力に与えられる過程に着目することとす
る。無接点エンコーダ55は、運用時における端末装置
の物理的な傾斜の角度に応じて予め手動によって設定さ
れ、その設定に応じた出力は可変移相器54の制御入力
を接地しあるいは無給電無接地の状態に設定する。
【0029】可変移相器54では、定電流源から供給さ
れる電流をこのような制御入力の状態に応じて断続する
ことによりピンダイオード64を介してスタブの両端が
短絡されたり開放される。なお、インダクタ62は、こ
のような電流の供給路を形成し、かつ無線周波数領域に
おいてストリップ線路61と上述した低電流源との間の
アイソレーションをとる。また、このようなスタブの線
路長は受信波の半波長に予め設定されているので、可変
移相器54の移相量Δは、無接点エンコーダ55を介し
て設定される2つの状態に応じてπラジアン増減する。
【0030】一方、アンテナ531、532は、それぞれ
垂直偏波の受信波と水平偏波の受信波とに対して最大の
利得を有する。しかし、端末装置はこれらのアンテナの
素子がそれぞれ鉛直方向および水平方向に対して傾斜し
た状態で運用される。したがって、アンテナ531、5
2によって実際にとらえられる受信波の電力R1、R
2は、図8に示すように、これらのアンテナに到来する
受信波の電力R、その傾斜の角度θおよびアンテナ53
1 に対するアンテナ532 の相対利得gとに対してそれ
ぞれRcosθ、gRsinθで与えられる。
【0031】また、可変移相器54において上述したス
タブ以外の区間で生じる移相量が無視できる程度に小さ
く、かつアンテナ531、532の給電端と電力分配合成
器52の各分岐端子との間との間で個別に生じる移相量
が同様に小さかったり同じであると見なし得るならば、
これらのアンテナによってとらえれられた受信波のベク
トル和のレベルrは、無接点エンコーダ55の設定に応
じて受信波の電力Rより大きい値となったり(図8)
小さい値となる(図8)。
【0032】このようなレベルrのベルトル和を得るア
ンテナ531、532の総合利得Gは、例えば、T.Taga a
nd K.Tsunekasa"Performance Analysis of a Built-In
PlanarInverted F Antenna for 800MHz Band Portable
Radio Units" IEEE JOURNALONSELECTED AREAS IN COMMU
NICATIONS. VOL. SAC-5,NO.5,pp921-929(1987)と、「小
型無線機アンテナの多重波中利得と筐体長の関係」,電
子情報通信学会論文誌、B-2 vol J75-B-II No.10,pp705
-707(1992)) との文献に掲載された「放射特性から実効
利得を推定するパターン平均化利得の算出方法」を適用
することにより、水平面内におけるこれらのアンテナの
垂直偏波成分の利得(=Gθ(π/2、φ))、水平偏波
成分の利得(=Gφ(π/2、φ))、交差偏波結合度
(=1/CV)に対して、
【数1】 の式で与えられ、その具体例は、交差偏波結合度1/C
V が都市部における一般的な値(=6デシベル)である
場合には、図12に点線で示したように、単一の垂直偏
波のアンテナを用いた場合(同図に実線で示す。)に比
べて利得の低下が抑圧される。
【0033】したがって、本実施形態では、上述したよ
うに無接点エンコーダ55の設定を予め適正に行うこと
により、到来する受信波の偏波がこれらのアンテナの利
得が最大となる偏波と異なる偏波で到来することに起因
する受信感度の低下が抑圧される。
【0034】なお、上述した実施形態では、可変移相器
54がアンテナ532 の給電端に配置されているが、本
発明はこのような構成に限定されず、例えば、可変移相
器54はアンテナ531 の給電端に配置されてもよく、
アンテナ531、532の双方の給電端に配置されてもよ
い。また、上述した実施形態では、電力分配合成器52
の構成については、何ら記述されていないが、例えば、
図9(a) に示すウイルキンソン回路や図9(b) に示すハ
イブリッドリング回路を適用可能である。
【0035】さらに、電力分配合成器52および可変移
相器54については、後述するラットレース回路71お
よび選択部72で置換可能である。また、上述した実施
形態では、アンテナ531 としてホイップアンテナが適
用されているが、このような構成に限定されず、例え
ば、図10に示すように、プリンテッドダイポールアン
テナを適用可能である。
【0036】図11は、請求項3、4に記載の発明に対
応した実施形態を示す図である。図において、図5に示
すものと機能および構成が同じものについては、同じ符
号を付与して示し、ここではその説明を省略する。ラッ
トレース回路71の第一の端子はアンテナ531 の給電
端に接続され、そのラットレース回路の第二の端子は選
択部72の第一の入力および受信部73の一方の電界測
定入力に接続される。ラットレース回路71の第三の出
力はアンテナ532 の給電端に接続され、そのラットレ
ース回路の第四の出力は選択部72の第二の入力および
受信部73の他方の電界測定入力に接続される。選択部
72の出力は受信部73の受信入力に接続され、その出
力には復調出力が得られる。受信部73の第一および第
二の電界測定出力はそれぞれ制御部74の対応する入力
に接続され、その出力は選択部72の選択入力に接続さ
れる。
【0037】なお、本実施形態と図3に示すブロック図
との対応関係については、アンテナ531、532はアン
テナ111、112に対応し、ラットレース回路71は分
岐合成手段21に対応し、受信部73は電界強度測定手
段31および送受信手段35に対応し、制御部74およ
び選択部72は選択手段33に対応する。以下、本実施
形態の動作を説明する。
【0038】ラットレース回路71の第一の端子から第
二の端子、第三の端子および第四の端子を介して第一の
端子に至る環状の回路の長さは、そのラットレース回路
を形成する素材の特性および寸法の下で、それぞれアン
テナ531、532に到来する受信波の波長に対してそれ
ぞれ3/4波長、1/4波長、1/4波長、1/4波長
に設定される。
【0039】したがって、ラットレース回路71の第四
の端子にはアンテナ531、532によってとらえられた
受信波が同じ位相の合成波(図8())として与えら
れ、かつそのラットレース回路の第二の端子には、これ
らの受信波がπラジアンの位相差の合成波(図8
())として与えられる。受信部73はこれらの合成波
の電界強度を測定し、制御部74はその測定によって得
られた電界強度の内、値が大きいものを示す選択信号を
生成する。選択部72は、このようにして生成された選
択信号に基づいて、ラットレース回路71の第二および
第四の端子に得られた合成波の内、電界強度が大きいも
のを選択する。受信部73は、このようにして選択され
た合成波を取り込んで復調することにより、復調出力を
得る。
【0040】このように本実施例によれば、アンテナ5
1、532によってとらえられた受信波の同相および逆
相の合成波の内、電界強度が大きいものが自動的に選択
されて復調処理の対象となるので、空中線系の利得が自
動的にかつ確実に高い値に維持される。以下、図5を参
照して請求項4に記載の発明に対応した実施形態につい
て説明する。
【0041】本実施形態と請求項3に記載の発明に対応
した実施形態との構成の相違点は、図示されない無接点
型のエンコーダに重心が偏心した円盤を取り付けて構成
された角度センサ56と、その角度センサに従属接続さ
れた判定部57とが制御部74に代えて備えられ、その
判定部57の閾値入力に予め決められた閾値が与えられ
た点にある。
【0042】なお、本実施形態と図4に示すブロック図
との対応関係については、アンテナ531、532はアン
テナ111、112に対応し、ラットレース回路71は分
岐合成手段21に対応し、角度センサ56は傾斜角計測
手段41に対応し、判定部57および選択部72は選択
手段43に対応し、受信部73は送受信手段45に対応
する。
【0043】以下、本実施形態の動作を説明する。角度
センサ56では、上述した円盤はアンテナ531、532
が傾斜した状態で運用されているとその傾斜の角度に等
しい角度に渡って内蔵されたエンコーダを回動駆動し、
そのエンコーダを介してこのような角度を示すディジタ
ル信号あるいはアナログ信号を生成する。
【0044】判定部57は、このような信号で示される
角度と予め決められた閾値との大小関係を判別し、その
大小関係に応じて可変移相器54の制御入力を接地し、
あるいは無給電無接地の状態に設定する。したがって、
本実施形態によれば、上述した大小関係と選択部72の
選択入力に与えられるべき2つの状態との対応関係を予
め適正に設定することにより、操作者が端末装置の傾斜
角を大幅に変更したり反対の手に持ち替える動作を行っ
た場合においても、アンテナ531、532の給電端から
受信部73の入力端に至る空中線系の総合利得は自動的
に高い値に維持される。
【0045】なお、上述した実施形態では、請求項3に
記載の発明に対応した実施形態に含まれる制御部74に
代えて角度センサ56および判定部57を備えて構成さ
れるが、このような構成に限定されず、例えば、図5に
点線および符号「56」、「57」を付与して示すよう
に、請求項1、2に記載の発明に対応した実施形態に含
まれる無接点エンコーダ55に代えて角度センサ56お
よび判定部57を備えることにより構成することも可能
である。
【0046】また、上述した各実施形態では、アンテナ
531、532がそれぞれ垂直偏波と水平偏波とに整合し
ているが、本発明はこのような偏波の組み合わせに限定
されず、例えば、右旋偏波と左旋偏波との組み合わせの
ように、互いに交差偏波である2つの偏波であれば、こ
れらのアンテナは如何なる組み合わせの偏波に整合する
ものであってもよい。
【0047】
【発明の効果】上述したように請求項1および請求項2
に記載の発明では、互いに交差偏波である2つの偏波に
個別に整合する2つアンテナの物理的な傾斜状態に適応
した手動設定の下で、これらのアンテナの給電路が適正
な移相量の組み合わせで合成され、空中線系の利得が高
い値に保たれる。
【0048】また、請求項3および請求項4に記載の発
明では、上述した手動設定を行うことなく、互いに交差
偏波である2つの偏波に個別に整合する2つアンテナの
給電路が適正な移相量の組み合わせで合成され、空中線
系の利得が自動的に高い値に保たれる。したがって、こ
れらの発明が適用された無線端末装置その他の無線機器
では、移動体の移動やアンテナの設置の形態に柔軟に適
応して、無線伝送路の伝送品質が高く維持され、信頼性
および性能が高められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に記載の発明の原理ブロック図であ
る。
【図2】請求項2に記載の発明の原理ブロック図であ
る。
【図3】請求項3に記載の発明の原理ブロック図であ
る。
【図4】請求項4に記載の発明の原理ブロック図であ
る。
【図5】請求項1、2、4に記載の発明に対応した実施
形態を示す図である。
【図6】可変移相器の構成を示す図である。
【図7】本実施形態におけるアンテナの態様および実施
形態を示す図(1)である。
【図8】本実施形態の動作を説明する図である。
【図9】電力分配合成器の構成例を示す図である。
【図10】本実施形態におけるアンテナの態様および実
施形態を示す図(2)である。
【図11】請求項3、4に記載の発明に対応した実施形
態を示す図である。
【図12】傾斜角とアンテナの利得との関係を示す図で
ある。
【符号の説明】
11,53 アンテナ 13,23 マンマシンインタフェース手段 15 可変移相手段 17 合成手段 19,27,35,45 送受信手段 21 分岐合成手段 25,33,43 選択手段 31 電界強度測定手段 41 傾斜角計測手段 51 送受信部 52 電力分配合成器 54 可変移相器 55 無接点エンコーダ 56 角度センサ 57 判定部 61 ストリップ線路 62 インダクタ 63 抵抗器 64 ピンダイオード 71 ラットレース回路 72 選択部 73 受信部 74 制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 関 宏之 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 戸田 健 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動体に具設あるいは支持され、互いに
    交差偏波である第一の偏波と第二の偏波とに個別に整合
    した2つのアンテナと、 前記2つのアンテナの給電路について、移相量の差の設
    定にかかわるマンマシンインタフェースをとるマンマシ
    ンインタフェース手段と、 前記2つのアンテナの給電路の何れか一方あるいは双方
    に配置され、前記マンマシンインフェース手段を介して
    与えられた設定に応じて、整数nに対して前記移相量の
    差を2nπラジアンまたは(2n±1)πラジアンに設定
    する可変移相手段と、 前記2つのアンテナ給電路を合成して単一の給電路を形
    成する合成手段と、 前記合成手段によって形成された単一の給電路に接続さ
    れ、前記2つのアンテナの給電路およびこれらのアンテ
    ナを介して無線周波信号を送信しあるいは受信する送受
    信手段とを備えたことを特徴とする無線端末装置。
  2. 【請求項2】 移動体に具設あるいは支持され、互いに
    交差偏波である第一の偏波と第二の偏波とに個別に整合
    した2つのアンテナと、 前記2つのアンテナの給電路を整数nに対して2nπラ
    ジアンと(2n±1)πラジアンとの移相量の差で個別に
    合成し、それぞれ第一の合成給電路と第二の合成給電路
    とを形成する分岐合成手段と、 前記第一の合成給電路と前記第二の合成給電路との何れ
    か一方の選択にかかわるマンマシンインタフェースをと
    るマンマシンインタフェース手段と、 前記第一の合成給電路と前記第二の合成給電路との内、
    何れか一方を前記マンマシンインフェース手段がとるマ
    ンマシンインタフェースの下で選択する選択手段と、 前記選択手段を介して前記第一の合成給電路と第二の合
    成給電路との何れかに接続され、前記分岐合成手段、前
    記2つのアンテナの給電路およびこれらのアンテナを介
    して無線周波信号を送信しあるいは受信する送受信手段
    とを備えたことを特徴とする無線端末装置。
  3. 【請求項3】 移動体に具設あるいは支持され、互いに
    交差偏波である第一の偏波と第二の偏波とに個別に整合
    した2つのアンテナと、 前記2つのアンテナの給電路を整数nに対して2nπラ
    ジアンと(2n±1)πラジアンとの移相量の差で個別に
    合成し、それぞれ第一の合成給電路と第二の合成給電路
    とを形成する分岐合成手段と、 前記2つのアンテナによってとらえられた受信波を前記
    第一の合成給電路と前記第二の合成給電路とを介して個
    別にベクトル和として取り込み、これらのベクトル和の
    電界強度を測定する電界強度測定手段と、 前記電界強度測定手段によって測定された電界強度を比
    較し、前記第一の合成給電路と前記第二の合成給電路と
    の内、その電界強度が大きいベクトル和を与える一方を
    選択する選択手段と、 前記選択手段を介して前記第一の合成給電路と第二の合
    成給電路との何れかに接続され、前記分岐合成手段、前
    記2つのアンテナの給電路およびこれらのアンテナを介
    して無線周波信号を送信しあるいは受信する送受信手段
    とを備えたことを特徴とする無線端末装置。
  4. 【請求項4】 移動体に具設あるいは支持され、互いに
    交差偏波である第一の偏波と第二の偏波とに個別に整合
    した2つのアンテナと、 前記2つのアンテナの給電路を整数nに対して2nπラ
    ジアンと(2n±1)πラジアンとの移相量の差で個別に
    合成し、それぞれ第一の合成給電路と第二の合成給電路
    とを形成する分岐合成手段と、 前記移動体の移動に応じた前記2つのアンテナの傾斜角
    を測定する傾斜角計測手段と、 前記傾斜角計測手段によって測定された傾斜角と、その
    傾斜角について前記2つのアンテナの偏波整合度が等し
    くなる値に設定された閾値との大小関係を監視し、その
    大小関係に応じて前記第一の合成給電路と前記第二の合
    成給電路との何れか一方を選択する選択手段と、 前記選択手段を介して前記第一の合成給電路と第二の合
    成給電路との何れかに接続され、前記分岐合成手段、前
    記2つのアンテナの給電路およびこれらのアンテナを介
    して無線周波信号を送信しあるいは受信する送受信手段
    とを備えたことを特徴とする無線端末装置。
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