JPH0961671A - 光コネクタの端面加工方法と端面加工装置 - Google Patents

光コネクタの端面加工方法と端面加工装置

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JPH0961671A
JPH0961671A JP22033995A JP22033995A JPH0961671A JP H0961671 A JPH0961671 A JP H0961671A JP 22033995 A JP22033995 A JP 22033995A JP 22033995 A JP22033995 A JP 22033995A JP H0961671 A JPH0961671 A JP H0961671A
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JP
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optical connector
grindstone
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processed
end surface
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JP22033995A
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Takashi Jo
傑 徐
Mikitake Ishihara
幹丈 石原
Kenji Suzuki
健司 鈴木
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Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 正確な凸曲面を安定して加工することがで
き、光ファイバ端面を損傷することなく高い加工効率で
凸曲面を形成することが可能な光コネクタの端面加工方
法と端面加工装置を提供する。 【解決手段】 光ファイバの端部に取り付けた光コネク
タの端面を砥石を回転させて凸曲面に加工する光コネク
タの端面加工方法と端面加工装置。端面加工方法は、砥
石12を砥石の磨耗量が光コネクタ5の被研磨量に比べて
大きい素材で構成し、加工面12aを初期状態の平面に研
削して修正した後、光コネクタの端面を砥石の加工面に
所定圧で押圧し、光コネクタを加工面に沿って一方向の
みに移動させると共に、正逆回転させながら加工する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光コネクタの端面
加工方法と端面加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光信号を伝送する光ファイバ相互の接続
には、光信号を低い接続損失の下で接続するために、光
ファイバ相互を物理的に突き合わせて接続( PC[phy
sicalcontact]接続)する光コネクタが使用されてい
る。このタイプの光コネクタは、主にジルコニアから作
られ、その端面が凸曲面に加工されている。凸曲面加工
の方法としては、主に遊離砥粒の研磨方式が採用され、
ゴム等の弾性材料を直接又は間接的な研磨媒体とし、そ
の弾性変形を利用して光コネクタの端面を凸曲面に加工
する遊離砥粒研磨方式の研磨方法が広く用いられてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、弾性材料や
成形砥石を利用した従来の凸曲面加工の方法において
は、以下のような欠点があった。即ち、弾性材料を用い
た前者の方法では、弾性材料の劣化や弾性力の変動等に
より、光コネクタの端面に正確な凸曲面を形成できなく
なるだけでなく、光ファイバ端面も損傷するという欠点
がある。また、弾性材料に光コネクタ端面を押し付けた
時の反力の分布は、弾性材料自体に依存するため、押し
付け条件により光コネクタの端面の凸曲面を制御し難い
という問題がある。
【0004】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、正確な凸曲面を安定して加工することができ、光フ
ァイバ端面を損傷することなく高い加工効率で凸曲面を
形成することが可能な光コネクタの端面加工方法と端面
加工装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明方法によれば、光ファイバの端部に取り付けた光
コネクタの端面を砥石を回転させて凸曲面に加工する光
コネクタの端面加工方法において、前記砥石を該砥石の
磨耗量が前記光コネクタの被研磨量に比べて大きい素材
で構成し、加工面を初期状態の平面に研削して修正した
後、前記光コネクタの端面を前記砥石の加工面に所定圧
で押圧し、前記光コネクタを加工面に沿って一方向のみ
に移動させると共に、正逆回転させながら凸曲面に加工
する構成としたのである。
【0006】また、上記目的を達成するため本発明装置
によれば、光コネクタの素材の被研磨量に比べて磨耗量
が大きい砥石を回転駆動する回転駆動部、前記砥石の加
工面を前記光コネクタの加工の都度、初期状態の平面に
研削するツルイング部、前記光コネクタを回転自在に把
持する把持手段と、正逆回転させる回転手段とを有する
コネクタ保持部、前記コネクタ保持部を前記砥石に離接
する方向と、前記砥石の加工面に沿って移動させる移動
部を備えた構成としたのである。
【0007】磨耗量が光コネクタの被研磨量に比べて大
きい砥石を使用し、光コネクタの端面を砥石の加工面に
所定圧で押圧し、光コネクタを加工面に沿って一方向の
みに移動させると共に、正逆回転させながら加工するこ
とにより、砥石と光コネクタとの間の相対的な磨耗を利
用して砥石の磨耗と形状を光コネクタの端面の最終仕上
げ形状と密接な関係を持たせるように制御し、光コネク
タ端面を正確な凸曲面に安定して加工する。光コネクタ
の加工終了後は、磨耗した砥石の加工面を初期状態の平
面に研削して修正する。
【0008】ここで、一般的に、砥石はできるだけ加工
対象物に比して磨耗量の小さい素材を使用し、加工開始
から加工終了まで砥石の形状をできるだけ変化させない
で加工対象物を加工するが、本発明ではこれとは逆に加
工の過程において砥石形状を意図的に加工対象物の加工
形状に適するように磨耗させ、このように磨耗された砥
石の形状を利用して加工対象物を所望の形状に加工する
ことを大きな特徴にしている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図1乃
至図6に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の光
コネクタの端面加工方法を実行する端面加工装置1の概
略構成図で、端面加工装置1は、回転駆動部10、ツル
イング部20、コネクタ保持部(以下、「保持部」とい
う)30及び移動部40を備えており、回転駆動部10
及び移動部40は基台2に設置されている。
【0010】回転駆動部10は、支柱11に支持される
砥石12とモータ13とを有している。支柱11は、基
台2の一側に配置され、上部にツルイング部20が設け
られている。砥石12は、支柱11に回転自在に支持さ
れたモータ13の回転軸13aの一端に取り付けられた
円板状の砥石である。砥石12は、加工対象である光コ
ネクタの被研磨量に比べて磨耗量が大きい素材から構成
され、例えば、砥粒の一部にメカノケミカル効果を発揮
し得る酸化セリウム砥粒を含み、光コネクタの加工に際
して適度に磨耗すること等を考慮し、バインダーとして
フェノール樹脂を使用し、その含有量は砥石重量の3%
以下に設定されている。砥石12は、光コネクタの加工
前に、ツルイング部20によって加工面12aの初期状
態の平坦度を1μm程度とした。
【0011】一方、モータ13は、回転軸13aの一端
に取り付けた砥石12を一方向に所定回転数で回転させ
る。ツルイング部20は、砥石12の加工面12aを光
コネクタの加工の都度、初期状態の平面に修正する部分
で、架台21、X軸ガイド22、Z軸ガイド23、L字
部材24、第一モータ25及び第二モータ26を有して
いる。
【0012】架台21は、支柱11の上部に設置され、
X軸ガイド22が取り付けられている。X軸ガイド22
は、Z軸ガイド23をX軸方向に移動自在に支持してい
る。Z軸ガイド23は、第一モータ25によってX軸方
向に移動され、後述する取付台のZ軸方向への移動を案
内する。L字部材24は、図示しない取付台に一端が取
り付けられ、他端には砥石12の加工面12aを初期状
態の平面に修正するバイト24aが取り付けられてい
る。第二モータ26は、前記取付台をZ軸方向に移動さ
せる。
【0013】保持部30は、側面視L字形のスライドテ
ーブル31に取り付けられ、光コネクタ5を回転自在に
把持するチャック32と、光コネクタ5を正逆回転させ
る回転手段33とを有している。スライドテーブル31
は、移動部40の上部に設けられ、X軸及びX,Z軸に
直交するY軸方向に移動する。スライドテーブル31
は、図1に示したように、ウェイト34及びシリンダ3
5から作用する力の差により、図1において左方へ所定
の力で付勢されている。ウェイト34は、スライドテー
ブル31に一端が連結されたワイヤ36の他端に吊り下
げられ、また、シリンダ35は、支柱11と移動部40
との間の基台2に設けられている。
【0014】チャック32は、光コネクタを把持する内
筒32a、内筒32aに対して相対回転自在な外筒32
b及び内筒32aの端部に取り付けたギア32cを有し
ており、外筒32bはスライドテーブル31の上部に取
り付けられている。回転手段33は、ブラケット33
a、モータ33b及びチャック32のギア32cとかみ
合ったギア33cを有している。ブラケット33aはス
ライドテーブル31に固定されている。モータ33b
は、チャック32に把持された光コネクタ5を所定の頻
度で正逆回転させる。
【0015】移動部40は、X軸スライドガイド41、
テーブル42、Y軸スライドガイド43及びモータ44
を備えている。X軸スライドガイド41は、スライドテ
ーブル31をX軸方向に案内し、スライドテーブル31
の下面に取り付けられるブロック41aと、テーブル4
2に敷設され、ブロック41aを案内するガイドレール
41bを有している。テーブル42は、Y軸スライドガ
イド43上に設けられ、端部にラック42aが取り付け
られている。Y軸スライドガイド43は、テーブル42
をスライドテーブル31と共にY軸方向に案内し、テー
ブル42の下面に取り付けられるブロック43aと、基
台2に敷設され、ブロック43aを案内するガイドレー
ル43bを有している。モータ44は、テーブル42を
Y軸方向に移動させる駆動手段で、基台2に設けたブラ
ケット45に支持され、回転軸44aの先端に、ラック
42aとかみ合うピニオン44bが設けられている。
【0016】本発明の光コネクタの端面加工方法は、上
記構成の端面加工装置1を用いて以下のように実行され
る。先ず、スライドテーブル31をウェイト34の力に
抗してシリンダ35により後退させ、チャック32に光
コネクタ5を把持させる。次に、シリンダ35を引っ込
め、スライドテーブル31を解放すると共に、回転駆動
部10のモータ13、保持部30のモータ33b及び移
動部40のモータ44をオンする。
【0017】すると、スライドテーブル31が、ウェイ
ト34の荷重のみによってX軸スライドガイド41に沿
ってX軸方向に前進する。これにより、光コネクタ5
は、端面が砥石12の加工面12aに所定の押圧力で垂
直に押圧される。そして、光コネクタ5の端面が加工面
12aに押圧されると、モータ33bの正逆回転によ
り、光コネクタ5も正逆回転しながら一方向に移動し、
回転する砥石12による加工が開始する。
【0018】従って、モータ44の回転によってテーブ
ル42がスライドテーブル31と共にY軸方向に移動す
るため、光コネクタ5は、砥石12の加工面12aに垂
直に押圧されながら砥石12の半径方向の一方向に移動
し、端面が正確な凸曲面に安定して加工される。このと
き、光コネクタ5は、加工終了時における位置を示す図
2(a)に示すように、先ず、半径R1 の位置で加工面
12aに押圧される。次いで、光コネクタ5は、モータ
44によりY軸方向に移動するテーブル42及びスライ
ドテーブル31により、半径方向右側へ一方向に移動さ
れる。この移動の間、光コネクタ5は、矢印方向に回転
する砥石12と、モータ33bによって所定頻度で正逆
回転する光コネクタ5との間で端面が凸曲面に加工され
ると共に、メカノケミカル反応により凸曲面が滑らかに
加工される。そして、シリンダ35を突き出してスライ
ドテーブル31を加工開始前の位置に戻すことにより、
光コネクタ5は、半径R2 の位置で加工面12aへの押
圧が解除され、加工が終了する。従って、砥石12は、
図中斜線で示した部分が加工領域Riとなる。
【0019】更に、砥石12は、本発明の特徴として、
加工対象である光コネクタ5の被研磨量に比べて磨耗量
が大きい素材から構成されている。このため、砥石12
には、光コネクタ5の加工終了時においては、図2
(a)のB−B線に沿った断面図である図2(b)に示
すように、光コネクタ5との間の相対的な磨耗によって
溝状に磨耗した凹部12bが形成される。
【0020】ここで、図2(b)において、凹部12b
の磨耗領域S1が加工を開始した時の砥石12の磨耗形
状を、磨耗領域S2は加工途中における砥石12の磨耗
形状を、そして磨耗領域S3は加工終了時の砥石12の
磨耗形状を、それぞれ示している。図2(c)は、磨耗
領域S3における砥石12と光コネクタ5の位置関係を
示している。ここで、図中のF−F線は、磨耗領域S3
における光コネクタ5の中心軸の位置を示している。
【0021】次に、新たな光コネクタを加工するときに
は、加工面12aをツルイング部20のバイト24aに
よって修正して、初期状態の平面に戻すことが必要とな
る。次いで、光コネクタ5の加工が終了したら、スライ
ドテーブル31を後退させ、しかる後、モータ13,3
3b,44をオフして光コネクタ5をチャック32から
外し、新たな光コネクタ5に交換する。
【0022】しかる後、スライドテーブル31を後退さ
せた状態でツーリング20を作動させ、L字部材24の
バイト24aで砥石12の加工面12aを初期状態の平
面に修正する。そして、シリンダ35を引っ込めてスラ
イドテーブル31を解放し、ウェイト34の力によって
X軸方向左方に前進させると共に、前記と同様にして、
モータ13,33b,44をオンし、新たな光コネクタ
5の加工を開始する。
【0023】本発明方法は、以上のようにして光コネク
タ5の凸曲面への加工を繰り返す。ここで、加工対象の
光コネクタ5は、図3(a)に示すように、断面が円形
で、ジルコニア系の素材からなる丸形フェルール6のフ
ァイバ孔6aに、被覆を除去した石英系の光ファイバ7
を挿入して接着剤8で固定した後、図3(b)に示すよ
うに、荒加工したものである。
【0024】この荒加工は、先ず、図3(a)に示した
光コネクタ5の丸形フェルール6の端面を研削又は研磨
して接着剤8を除去し、図3(b)に示すように、母線
6bが丸形フェルール6の中心軸Aに直交する平面Pに
対して傾斜角θ=2°の円錐状に研削する。そして、例
えば、図4に示すように、光コネクタ5を、回転する砥
石Gの加工面の法線LP に対してθ=2°傾斜させて押
圧しながら、360度正,逆回転させて丸形フェルール
6の端面を円錐状に加工する。 実施例1 端面加工装置1を使用し、以下の加工条件の下で直径が
2.5mmの光コネクタ5について、丸形フェルール6の
端面を円錐状に加工した。
【0025】 砥石12の回転数 : 1000rpm 光コネクタ5の正逆回転 : 360度の範囲で正,逆1回/秒 光コネクタ5の押圧力 : 約1N 光コネクタ5の半径方向への移動速度: 0.3mm/秒 光コネクタ5の砥石12への押圧位置: 砥石中心から約25mm 加工時間 : 10秒間 この結果、砥石12は、図2(b)に示した厚さ方向の
磨耗量δは最大で8μmで、加工終了時における凹部1
2bの磨耗領域S3の曲率半径rは約20mmであっ
た。
【0026】また、加工終了時における光コネクタ5
は、図5に示すように、丸形フェルール6端面の中心軸
Aを中心とする直径1mmの範囲RT における凸曲面の
曲率半径が約20mmで、周縁部は傾斜角θ=2゜の円
錐状の傾斜面に加工され、凸曲面を正確に安定して加工
することができた。更に、光コネクタ5の加工に際し、
ウェイト34の重さを変えることで、光コネクタ5の砥
石12への押圧力や光コネクタ5の半径方向への移動速
度を適宜調節することにより、丸形フェルール6の端面
が加工される凸曲面の曲率半径も変更することができ
た。 実施例2 実施例1の端面加工装置1では、光コネクタ5をウェイ
ト34の作用力を利用して砥石12の加工面12aに所
定の押圧力で押圧した。
【0027】これに対し本実施例では、図6に示す端面
加工装置1のように、スライドテーブル31をボールね
じ38でX軸方向に送り込むことで、光コネクタ5を砥
石12の加工面12aに押圧する構成とした。尚、実施
例2の端面加工装置1は、ウェイト34及びシリンダ3
5を使用していないことを除き、実施例1と構成が同一
なので、対応する構成部分には同一の符号を付して詳細
な説明を省略する。
【0028】ボールねじ38は、テーブル42に設けた
ブラケット38a、モータ38b及びねじ軸38cを有
しており、ねじ軸38cはモータ38bの回転をX軸ス
ライドガイド41のブロック41aを介してスライドテ
ーブル31に伝達することにより、光コネクタ5を砥石
12の加工面12aに押圧する。このとき、モータ38
bは、パルスモータを使用し、光コネクタ5を半径方向
の一方向への移動による加工の際に、回転を細かく制御
した。これにより、スライドテーブル31の移動量、従
って、光コネクタ5が砥石12の加工面12aに対して
押し込まれるいわゆる切り込み量を加工経過時間に対し
て変化させ、丸型フェルール6の端面を所望の曲率半径
を有する凸曲面に加工することができた。このときの加
工条件は、以下の通りである。
【0029】 砥石12の回転数 : 1000rpm 光コネクタ5の正逆回転 : 360度の範囲で正,逆1回/秒 光コネクタ5の半径方向への移動速度: 0.3mm/秒 光コネクタ5の砥石12への押圧位置: 砥石中心から約25mm 加工時間 : 10秒間 尚、実施例1,2では光コネクタ5を正逆回転させなが
ら砥石12の半径方向へ移動させて凸曲面に加工した。 実施例3 尚、光コネクタ5は、半径方向に移動させなくても、砥
石の耐磨耗性や研磨条件を適切に選択すれば、端面を凸
曲面に加工することはできるが、砥石12の耐磨耗性や
加工条件等の選定が煩雑となる。この場合の加工条件の
一例を示すと、次のようになる。
【0030】 砥石12の回転数 :500rpm以下 光コネクタ5の正逆回転 :360度の範囲で正,逆2回/秒 光コネクタ5の押圧力 :約4N 光コネクタ5の砥石12への押圧位置:砥石中心から約25mm 加工時間 :10〜30秒間 このとき、砥石12の厚さ方向における磨耗量δは最大
で12μmであった。
【0031】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、正確な凸曲面を安定して加工することができ、
光ファイバ端面を損傷することなく高い加工効率で凸曲
面を形成することが可能な光コネクタの端面加工方法と
端面加工装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光コネクタの端面加工方法を実行する
端面加工装置の概略構成図である。
【図2】端面加工装置に用いる砥石の加工領域とその部
分における磨耗を示す説明図である。
【図3】本発明方法で加工する前の光コネクタの側面図
である。
【図4】図3の光コネクタの荒加工の一例を示す側面図
である。
【図5】本発明方法で加工された光コネクタの凸曲面を
示す側面図である。
【図6】本発明の端面加工装置の変形例を示す概略構成
図である。
【符号の説明】
1 端面加工装置 5 光コネクタ 6 丸形フェルール 7 光ファイバ 10 回転駆動部 11 支柱 12 砥石 12a 加工面 13 モータ 20 ツルイング部 21 架台 22 X軸ガイド 23 Z軸ガイド 24 L字部材 25 第一モータ 26 第二モータ 30 コネクタ保持部 31 スライドテーブル 32 チャック 33 回転手段 34 ウェイト 35 シリンダ 36 ワイヤ 40 移動部 41 X軸スライドガイド 42 テーブル 43 Y軸スライドガイド 44 モータ Ri 加工領域 S1〜S3 磨耗領域

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバの端部に取り付けた光コネク
    タの端面を砥石を回転させて凸曲面に加工する光コネク
    タの端面加工方法において、 前記砥石を該砥石の磨耗量が前記光コネクタの被研磨量
    に比べて大きい素材で構成し、加工面を初期状態の平面
    に研削して修正した後、前記光コネクタの端面を前記砥
    石の加工面に所定圧で押圧し、前記光コネクタを加工面
    に沿って一方向のみに移動させると共に、正逆回転させ
    ながら加工することを特徴とする光コネクタの端面加工
    方法。
  2. 【請求項2】 光コネクタの素材の被研磨量に比べて磨
    耗量が大きい砥石を回転駆動する回転駆動部、 前記砥石の加工面を前記光コネクタの加工の都度、初期
    状態の平面に研削するツルイング部、 前記光コネクタを回転自在に把持する把持手段と、正逆
    回転させる回転手段とを有するコネクタ保持部及び前記
    コネクタ保持部を前記砥石に離接する方向と、前記砥石
    の加工面に沿って移動させる移動部を備えたことを特徴
    とする光コネクタの端面加工装置。
JP22033995A 1995-08-29 1995-08-29 光コネクタの端面加工方法と端面加工装置 Pending JPH0961671A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012516779A (ja) * 2009-02-02 2012-07-26 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 光ファイバ研磨装置及び方法

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JP2012516779A (ja) * 2009-02-02 2012-07-26 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 光ファイバ研磨装置及び方法
US8771042B2 (en) 2009-02-02 2014-07-08 3M Innovative Properties Company Optical fiber polishing apparatus

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