JPH0960557A - ダブルバイパス・エンジン - Google Patents

ダブルバイパス・エンジン

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JPH0960557A
JPH0960557A JP11105196A JP11105196A JPH0960557A JP H0960557 A JPH0960557 A JP H0960557A JP 11105196 A JP11105196 A JP 11105196A JP 11105196 A JP11105196 A JP 11105196A JP H0960557 A JPH0960557 A JP H0960557A
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JP
Japan
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pressure turbine
engine
extraction
flow rate
low pressure
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JP11105196A
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English (en)
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Isamu Nemoto
勇 根本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 超音速輸送機推進用低バイパス比ターボファ
ンに於いて、離陸時にガス発生器流量Gを減少させる
ことなく、低圧タービン膨張比を増加することによっ
て、推力一定で、TITを上昇させずにエンジン流量を
増加して、排気速度の低減量を従来より大きくする。 【解決手段】 圧縮機中間段と低圧タービン入口を結ぶ
抽気流路Pを設け、抽気流路Pの入口に抽気弁Vを設け
て、離陸時等の低速域においては抽気弁Vを開き圧縮空
気の一部を抽気して、燃焼器と高圧タービンをバイパス
し、抽気空気を低圧タービン入口に導入することによっ
て、低圧タービン流量を高圧タービン流量より多くす
る。高速域においては抽気弁Vを閉じて、高低両圧ター
ビンの流量を同一にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超音速輸送機用推
進エンジンのジェット排気速度低減法に関する。
【0002】
【従来の技術】超音速飛行には比推力が大きいターボジ
ェットが、亜音速飛行には推進効率がよく、燃料消費率
がよいターボファンが空港周辺の騒音低減化からも適し
ている。両速度域で飛行する超音速輸送機の推進エンジ
ンには、この相矛盾する要求に応えるため可変バイパス
比エンジンが有力視されている。可変バイパス比エンジ
ンには、高速と低速で高圧系と低圧系の仕事配分を変え
る可変サイクルエンジン、ターボジェットの圧縮機から
抽気して後方排気に導くタービンバイパスエンジン等が
提案されている(例えば、小林紘著:「航空機エンジン
騒音低減化の最近の技術進歩について」日本ガスタービ
ン学会誌,21巻,81号参照)。これ等のエンジン
は、離陸時等の低速域に於いてバイパス比を大きくし排
気量を増加する推進システムである。
【0003】しかしながらエンジン前面面積一定、推力
一定で排気量を増加すること、即ち排気速度を下げるこ
とは極めて困難な課題であり、騒音低減化のためには両
者とも必ずしも十分ではない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】推力一定で排気速度を
低減するためには、排気量を増加しなければならない。
然るに従来の可変バイパス比エンジンは、可変サイクル
エンジンにしても、タービンバイパスエンジンにして
も、バイパス流量を増加するためにはガス発生器流量が
必然的に減少するので、エンジン流量の増加は僅かであ
る。従って排気速度を550m/s以下に落とすことが
出来ないという問題点があった。
【0005】本発明は、ガス発生器流量を減少させずに
低圧タービン膨張比を増加して、エンジン流量の増加を
大きくし、推力一定で排気速度を550m/s以下に低
減することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明ダブルバイパス・エンジンは、タービンバイ
パスエンジンとファンエンジンを組み合わせたものであ
る。タービンバイパスエンジンをファンエンジン化する
と、抽気を行うことによって、低圧タービンの作動ガス
流量を高圧タービンより多くすることが出来る。つまり
本発明は高圧系と低圧系の仕事配分を変える方法を、高
低両圧タービンの作動ガス流量を変えることによって行
うことを特徴とする。
【0007】図1に本発明ダブルバイパス・エンジンの
概念図を示す。図に於いてFANはファン、HPCは圧
縮機、COMBは燃焼器、HPTは高圧タービン、LP
Tは低圧タービン、Pは抽気流路、Vは抽気弁であっ
て、数字はエンジンの位置番号である。本発明ダブルバ
イパス・エンジンは、圧縮機HPCの中間段と低圧ター
ビンLPTの入口を結ぶ抽気流路Pを設け、抽気流路P
の入口に抽気弁Vを設けた低バイパス比ターボファンで
ある。
【0008】本発明ダブルバイパス・エンジンは、離陸
時等の低速域においては、抽気弁Vを開き圧縮空気の一
部を抽気して燃焼器COMBと高圧タービンHPTをバ
イパスし、抽気空気を低圧タービンLPTの入口に導入
することにより、高圧タービンHPTと低圧タービンL
PTの流量を変える。超音速域においては抽気弁Vを閉
じて抽気流路Pを閉鎖し、高低両圧タービンの流量を同
一にする概念である。
【0009】
【作用】ここで先ず用語を定義する。高圧タービン作動
ガス流量G、即ち圧縮機出口流量Gをガス発生器流
量。低圧タービン作動ガス流量G、即ち圧縮機入口流
量Gをコア流量。高圧タービン出口、及び抽気口から
排出される作動ガスのエネルギのうち、ファン化に伴い
ファン駆動のために利用されるエネルギへの分配率をエ
ネルギ分配率λと定義する。
【0010】本発明ダブルバイパス・エンジンは、圧縮
機中間段から抽気し、これを低圧タービン入口に戻すこ
とにより; 1)ガス発生器流量を減少させることなく、低圧タービ
ン膨張比を増加させることが出来る;従って 2)低圧タービンへのエネルギ分配率λを、従来のファ
ンエンジンより大きく出来る;故に 3)推力一定で、タービン入口温度(TIT)を増さず
に流量を増加することが出来る;というサイクル特性が
得られ、これを超音速輸送機用推進エンジンに利用する
と 4)離陸時に排気速度を従来より下げる運転;が可能に
なる。
【0011】上に示したダブルバイパス・エンジンのサ
イクル特性は、タービンがチョークした時の無次元特性
を、抽気時に利用することによって得られる。タービン
がチョークすると、入口修正流量は膨張比とは無関係に
一定になる。一方、出口修正流量は、入口修正流量が一
定になっても増加し続け、チョーク後は流入、流出の修
正流量の差が大きくなる。
【0012】無次元流量(修正流量)に対応するのはマ
ッハ数である。従って入口と出口の修正流量の差が大き
くなることは、タービン翼列に於ける加速が増すことで
ある。つまりタービンがチョークしてもなお、タービン
入口の重量流量を増すと、膨張比は急激に増加しタービ
ンの吸収エネルギを増加させることができる。タービン
入口の修正流量一定のまま重量流量を増すためには、入
口温度を下げるか、入口圧力を高めて作動ガスの密度を
増せばよい。
【0013】図1に於いて、抽気空気の圧力を
3.5,温度をT3.5,高圧タービン出口圧力をP
,出口温度をT6(OUT),低圧タービン入口温度
をT6(IN)とすると、抽気の条件をP3.5=P
とすればT3.5<T6(OUT)である。従ってHP
Tを出たガス発生器作動ガスは抽気空気の混合により冷
却され比体積が減少する。一方、抽気空気はHPT出口
ガスから熱を奪い膨張するが、T6(IN)<T
6(OUT)となるため、LPTに流入する作動ガスは
密度が増し、LPTノズル喉面積は固定であるから、重
量流量が増加する。
【0014】従って抽気空気をLPT入口に導入する
と、タービンの無次元特性からLPT膨張比が増し、吸
収エネルギが増加するため、ファン回転数は高まり、フ
ァンとLPTが釣り合った回転数に静定するので、低圧
系の流量を増すことが出来る。即ちガス発生器流量を減
少させることなく、コア流量を増加することが出来るの
である。
【0015】LPTの吸収エネルギが増すことはHPT
の排気エネルギを吸収することであるから、LPTへの
エネルギ分配率λが大きくなる。つまりλの増大はコア
排気エネルギの減少によってもたらされるので、TIT
を上昇させずに流量を増し、排気速度を低減することが
できる。
【0016】次に本発明ダブルバイパス・エンジンの排
気速度低減に関する優位性を定量的に論証するために行
った計算の計算条件を示す。 1)推力一定とする 2)抽気空気の圧力P3.5と高圧タービン出口圧力P
を等しくする 3)地上静止状態の計算とする この計算ではP3.5=Pを抽気の条件とするので、
推力一定で抽気率を増すとき抽気口は固定ではなく、上
の条件に従って計算上の抽気口の位置は移動する。
【0017】次に計算に於ける設定値を示す。飛行マッ
ハ数ゼロ、標準大気状態においてサイクル計算に用いた
設定値を以下に示す。 1)設計点(抽気率Q=0) タービン入口温度T=1500K、サイクル圧力比π
=10、バイパス比μ=1。
【0018】2)一定に仮定した設定値 ファン、及び圧縮機の断熱効率η=η=0.85、
タービンの断熱効率η=0.9、またジェットノズル
及びバイパスノズルでは理想膨張するものとし、推力効
率η=0.98とした。即ち主ジェットのノズル及び
バイパスノズルはCONVERGET−DIVERGE
NTノズルと仮定した。
【0019】同じエンジン寸法、同じ推力のダブルバイ
パス・エンジンと従来型可変サイクルエンジンの排気速
度を推力一定で下げた時、両者の重量流量、バイパス
比、比推力、タービン入口温度(TIT)、エネルギ分
配率λ、排気速度を比較する方法によって本発明ダブル
バイパス・エンジンの特徴を明らかにする。
【0020】ダブルバイパス・エンジンに於いて、推力
を一定に保ちながら抽気率を増すと、ガス発生器流量G
=G、コア流量G=G、エンジン流量Gがど
のように変化するかを図2に示す。また可変サイクルエ
ンジンに於いて、推力一定で可変低圧タービン静翼(V
G)を絞るとガス発生器流量G及びエンジン流量G
がどう変化するかを図3に示す。図3に於いて横軸はV
Gを開いた状態に対する低圧タービンノズル喉面積の比
である。
【0021】図2からダブルバイパス・エンジンは抽気
率を増しても、ガス発生器流量(圧縮機出口流量)G
はほとんど変化せず、コア流量(圧縮機入口流量)G
は増加し、G+QGとなる。GはLPT作動ガス
流量であるから、エンジン流量はQG(1+μ)だけ
流量が増す。ここにQ:抽気率。
【0022】一方可変サイクルエンジンは、VGを絞る
とガス発生器流量Gは必然的に減少するため、エンジ
ン流量GはVGの絞りが小さい領域では増すが、VG
ノズル喉面積が90%以下になると、急激にGが減少
してしまうことが図3から分かる。
【0023】図4にダブルバイパス・エンジンに於ける
バイパス比と抽気率の関係を、図5に可変サイクルエン
ジンに於けるバイパス比とVG面積比の関係を示す。図
2〜図5からエンジン前面面積一定の場合、バイパス比
よりコア流量の方がエンジン流量Gに及ぼす影響が大
きいことが分かる。
【0024】ダブルバイパス・エンジンに於ける比推力
と抽気率の関係を図6に,可変サイクルエンジンに於け
る比推力とVG面積比の関係を図7に示す。ダブルバイ
パス・エンジンの場合、図6から推力一定で抽気率を増
すと比推力は低下し続ける。比推力の低下とエンジン流
量G2の増加は相対応するものであり、熱力学の第一法
則に則ったエネルギ変換である。
【0025】一方、可変サイクルエンジンの場合は推力
一定でVGを絞ると、絞りが少ない領域では比推力が低
下するが、VG喉面積が90%以下になると比推力が増
加してしまうことが図7から分かる。
【0026】ダブルバイパス・エンジンに於いて推力一
定で抽気率を増していった場合、燃焼器下流各点の温度
がどう変化するかを図8に示す。また可変サイクルエン
ジンに於けるTITとVG面積比の関係を図9に示す。
【0027】ダブルバイパス・エンジンの場合は抽気率
を増すとT(TIT)は僅かに降下するのに対し、可
変サイクルエンジンの場合はVGの絞りを強めるとコア
エンジンが小流量となるので、推力を保つためにはTI
Tが極端に上昇してしまうことが図9から分かる。
【0028】図8に於いて低圧タービンへのエネルギ分
配率λはT6(IN)−TをT6(IN)−tで除
した値である。図8に於けるエネルギ分配率λと抽気率
の関係を図10に示す。
【0029】ダブルバイパス・エンジンは、図2で示し
たように抽気を行ってもガス発生器流量はほぼ一定なの
で、LPT入口のエンタルピは抽気空気が状態3.5で
持っているエンタルピ分だけ、抽気率ゼロの時より多く
なる。圧力P3.5を持つ抽気空気はHPT作動ガスの
排熱からQG・Cp(T6(IN)−T3.5)の熱
を奪い、LPTで仕事をすることが出来る、つまりLP
Tの吸収エネルギが増加する。従ってLPTへのエネル
ギ分配率λが非常に大きくなり、抽気率Q=0.15で
はλは95%にも及ぶ。つまりエンジン流量G2を増す
ためのエネルギはHPTの排気エネルギを吸収すること
によって賄われることは前に述べた通りである。
【0030】図11に可変サイクルエンジンにおけるエ
ネルギ分配率λとVG面積比の関係を示す。可変サイク
ルエンジンの場合、VGの絞りが小さい領域ではλが増
すが、VGノズル喉面積が90%以下になるとλが急激
に減少する。λの減少はファン流量を減少させ、コア排
気エネルギの増大をもたらす。
【0031】推力一定で抽気を行った時、図2の流量の
増加、図6の比推力の低下、図8のTITの降下、図1
0のエネルギ分配率λの増加は、ダブルバイパス・エン
ジンのサイクル特性である。このサイクル特性によりダ
ブルバイパス・エンジンの排気速度は、可変サイクルエ
ンジンのそれとは異なった変化をする。
【0032】ダブルバイパス・エンジンの場合推力一定
で抽気率を増すとコア排気速度Vj、バイパス排気速度
Vf、平均ジェット速度Veがどう変化するかを図12
に示す。図12から推力一定で抽気率を増すと、バイパ
ス排気速度Vfは増し、高速のコア排気速度Vjは急激
に減少して、抽気率が大きくなると排気ジェットは逆転
速度分布になり平均ジェット速度Veは大幅に低下す
る。
【0033】可変サイクルエンジンの場合、推力一定で
VGを絞るとVj、Vf、Veがどのように変化するか
を図13に示す。可変サイクルエンジンではVGを絞っ
ていくとコア排気速度Vjは一旦は減少するが,VGの
絞りを強めると、図9からTITが急上昇し、図11か
らλが激減するためVjは急激に増加する。またバイパ
ス排気速度Vfは一旦増加し、その後減少する。平均ジ
ェット排気速度VeはVjの影響が勝り、一旦減少する
がVG面積比が90%以下になると再び増加してしまう
ことが図13から分かる。これは図3に示す如くエンジ
ン流量Gの急激な減少によるものである。
【0034】
【効果】以上からダブルバイパス・エンジンの排気速度
低減に関する効果を従来型可変サイクルエンジンと比較
して述べると、 1)可変サイクルエンジンは、バイパス流量を増加する
には必然的にガス発生器流量が減少するので、TITが
上昇する。
【0035】2)それに対しダブルバイパス・エンジン
は、抽気空気をLPT入口に導入すると、ガス発生器流
量を減少させることなくコア流量を増加することが出来
る上、LPTへのエネルギ分配率λが増すため、TIT
を上昇させずに流量を増加することが出来る。
【0036】3)可変サイクルエンジンはVe=550
m/s程度までは平均ジェット速度を低減出来る。しか
しVGの絞りを強めるとTITが上昇するため、平均ジ
ェット速度をそれ以下に低減することは出来ない。それ
に対しダブルバイパス・エンジンは抽気率15%の時、
平均ジェット速度を430m/sまで低減することが出
来る。
【0037】ダブルバイパス・エンジンは抽気率を増す
と図8、図10、図12から明らかなように低圧系への
仕事配分が増大しターボプロップ化するため、排気速度
の低減量が従来の可変サイクルエンジンに比して大きく
なるのである。以上からダブルバイパス・エンジンの排
気速度低減に関する優位性は明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明ダブルバイパス・エンジンの概念図。
【図2】ダブルバイパス・エンジンに於ける重量流量と
抽気率の関係を示す図。
【図3】可変サイクルエンジンに於ける重量流量とVG
面積比の関係を示す図。
【図4】ダブルバイパス・エンジンに於けるバイパス比
と抽気率の関係を示す図。
【図5】可変サイクルエンジンに於けるバイパス比とV
G面積比の関係を示す図。
【図6】ダブルバイパス・エンジンに於ける比推力と抽
気率の関係を示す図。
【図7】可変サイクルエンジンに於ける比推力とVG面
積比の関係を示す図。
【図8】ダブルバイパス・エンジンに於ける燃焼器下流
各点の温度と抽気率の関係を示す図。
【図9】可変サイクルエンジンに於けるTITとVG面
積比の関係を示す図。
【図10】ダブルバイパス・エンジンに於けるLPTへ
のエネルギ分配率λと抽気率の関係を示す図。
【図11】可変サイクルエンジンに於けるLPTへのエ
ネルギ分配率λとVG面積比の関係を示す図。
【図12】ダブルバイパス・エンジンに於ける排気速度
と抽気率の関係を示す図。
【図13】可変サイクルエンジンに於ける排気速度とV
G面積比の関係を示す図。
【符号の説明】
FAN ファン HPC 圧縮機 COMB 燃焼器 HPT 高圧タ
ービン LPT 低圧タービン P 抽気流路 V 抽気弁 0 大気 1 ディフュー
ザ入口 2 ファン入口 3 圧縮機入口 3.5 抽気流路入口 4 燃焼器入口 5 高圧タービン入口 6 低圧タービ
ン入口 7 低圧タービン出口 8 主ジェット
ノズル出口 9 バイパスダクト入口 10 バイパス
ノズル出口

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】超音速輸送機推進用低バイパス比ターボフ
    ァンに於いて、圧縮機中間段と低圧タービン入口を結ぶ
    抽気流路(P)を設け、前記抽気流路(P)の入口に抽
    気弁(V)を設けて、離陸時等の低速域に於いては、前
    記抽気弁(V)を開き圧縮空気の一部を抽気して、燃焼
    器と高圧タービンをバイパスし、抽気空気を低圧タービ
    ン入口に導入することによって、高圧タービンより低圧
    タービンの作動ガス流量を多くする。超音速域に於いて
    は、前記抽気弁(V)を閉じて、前記抽気流路(P)を
    閉鎖し、高低両圧タービンの作動ガス流量を同一にする
    ことを特徴とするダブルバイパス・エンジン。
JP11105196A 1995-06-13 1996-03-28 ダブルバイパス・エンジン Pending JPH0960557A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11105196A JPH0960557A (ja) 1995-06-13 1996-03-28 ダブルバイパス・エンジン

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17928895 1995-06-13
JP7-179288 1995-06-13
JP11105196A JPH0960557A (ja) 1995-06-13 1996-03-28 ダブルバイパス・エンジン

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0960557A true JPH0960557A (ja) 1997-03-04

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ID=26450538

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11105196A Pending JPH0960557A (ja) 1995-06-13 1996-03-28 ダブルバイパス・エンジン

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JP (1) JPH0960557A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009281155A (ja) * 2008-05-19 2009-12-03 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 遷音速二段遠心圧縮機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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