JPH0959103A - ル−ムエアコンの防かび方法及びその防かび具 - Google Patents

ル−ムエアコンの防かび方法及びその防かび具

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JPH0959103A
JPH0959103A JP7233221A JP23322195A JPH0959103A JP H0959103 A JPH0959103 A JP H0959103A JP 7233221 A JP7233221 A JP 7233221A JP 23322195 A JP23322195 A JP 23322195A JP H0959103 A JPH0959103 A JP H0959103A
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JP
Japan
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antibacterial
antifungal agent
air conditioner
indoor unit
room
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Pending
Application number
JP7233221A
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English (en)
Inventor
Yoko Kumagai
陽子 熊谷
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KUMAGAI KK
Original Assignee
KUMAGAI KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 家庭用におけるル−ムエアコンの防かび具に
関するもので、一般家庭の部屋において、抗菌、防かび
剤のガス発散作用を室内機の吸込口から吸い込ませると
共に、吹出口から吹き出させることによって室内機内の
フィルタ−や部屋の隅々に万遍なく浸透させて抗菌・防
かび及び防虫効果を得ることを目的とする。 【構成】 ル−ムエアコンの防かび具において、室内機
の吸込口近傍に直接又は間接的に装着した揮発性を有す
る抗菌・防かび製剤から発生するガスを前記吸込口から
吸い込ませ、当該室内機の吹出口から吹出し空気に混合
して室内機のフィルタ−及び室内のジュウタンや畳、家
具類の裏や間に浸透させるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ル−ムエアコンの防か
び方法及びその防かび具に関するもので、例えば一般家
庭の部屋において、抗菌、防かび剤のガス放出作用をエ
ア−コンディショナ−(以下「エアコン」と略称する」
の吸込口で吸い込ませると共に、吹出口から吹き出させ
ることによって、エアコン自体すなわち最もかびが発生
しやすい機体内部のフィルタ−部分の防かびと、部屋の
隅々に万遍なく浸透させて防かび及び抗菌、防虫効果を
発揮させることを目的とする。
【0002】
【従来の技術】従来アリルカラシ油を主成分とする天然
精油と、これを用途に応じて製剤化したものをワサオ−
ロ(株式会社ミドリ十字の登録商標)と称し、これを通
気性分包に詰め又はエマルジョン、パウダ−加工したも
のをフィルム体にラミネ−トしたものは知られている。
すなわち、ワサオ−ロの有効成分は天然のカラシ抽出物
又は合成品のアリカルカラシ油(化学式: C3 5
N=C=S)であり、これは少量でも鼻に“ツン”とく
る強い刺激があるとともに、極めて高い揮発性がある。
このような特長を利用して靴やブ−ツ類、バッグ、コ−
ト等の皮革成品の保管におけるカビ発生防止として、又
は電機掃除機の集塵フィルタ−内の防かび機能、カ−ペ
ット全面への制菌機能の発揮等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のワサオ−ロの利
用法は、その成分であるアリルカラシ油からのガスの放
出効果に頼っているので自ずとその効果が発揮する範囲
が限られているのが現状である。従って、一定の広さの
部屋の隅々に防かび効果を高めるには、相当数の量のワ
サオ−ロを配置しておく必要があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は所定広
さの部屋全体の抗菌や防かび機能を高めるために提供す
るものである。本発明の第1はル−ムエアコンの防かび
方法において、室内機の吸込口近傍に直接又は間接的に
装着した揮発性を有する抗菌・防かび製剤から発生する
ガス又は抗菌・防かび製剤と併用する化学反応型消臭剤
から発生するガスを前記吸入口から吸い込ませ、当該室
内機の吹出口から吹き出し空気に混合して室内機内のフ
ィルタ−や室内のジュウタン、畳、家具、その他什器類
の裏や間に浸透させるものである。本発明の第2はル−
ムエアコンの防かび具において、室内機の吸込口の近傍
に揮発性を有する抗菌・防かび剤をケ−ス体に詰め又は
多孔性の球状再生セルロ−ス粒子に含浸してこれをケ−
ス体に収納し、若しくは揮発性を有する抗菌・防かび剤
をフィルム体に積層し、そのフィルム体を装着したもの
である。本発明の第3はル−ムエアコンの防かび具にお
いて、室内機の吸込口の近傍にアリルカラシ油を主成分
とする天然精油を製剤化した揮発性を有する抗菌及び防
かび剤を多孔性の球状再生セルロ−ス粒子に含浸してこ
れを通気性のケ−ス体に詰め又は当該抗菌及び防かび剤
をフィルム体に積層したものを装着したものである。本
発明の第4はル−ムエアコンの防かび具において、揮発
性を有する抗菌及び防かび剤と併用してフィトンチッド
・フラボノイド等の発散性天然植物精油や鉄フタロシア
ニン若しくはアニコ等化学反応型消臭剤を多孔性の球状
再生セルロ−ス粒子に含浸し、これを通気性ケ−ス体に
詰め又は当該化学反応型消臭剤をフィルム体に積層した
ものを装着したものである。
【0005】
【実施例】次に本発明に係る実施例を図面を以て説明す
る。図1は本発明に係る防かび具を家庭用のル−ムエア
コンに装着した状態の斜視図、図2は図1の一部を破断
した側面図、図3は図1の他の例を示す斜視図、図4は
抗菌・防かび剤を収納した筒形ケ−ス体の斜視図、図5
は抗菌・防かび剤を収納した箱型ケ−ス体の斜視図、図
6は図1の室内機に図4の筒型ケ−ス体を装着した状態
を示す一部破断した拡大側面図、図7はワサオ−ロ分包
製剤の放出挙動を表す図、図8はコ−ティング製剤の挙
動を表す図、図9はパウダ−製剤の放出挙動を表す図、
図10は多孔性の球状再生セルロ−ス粒子の拡大断面図
である。
【0006】図において、1は室内の壁Wに取付けられ
たエアコンの室内機であり、その機体前面11 の略中央
部から上部にかけて吸込口2が設けられており、また当
該吸込口の内部にはフィルタ−3が取外しできるように
装着されている。そして、機体下部には吹出口4が設け
られている。5はその室内機における前面11 の吸込口
2の直上部等に装着するための抗菌・防かび剤であり、
アリルカラシ油を主成分とする天然精油を製剤化したも
のである。そして、前記のアリルカラシ油を主成分とす
る天然精油を多孔性の球状再生セルロ−ス粒子7に含浸
させる。前記の粒子7は図10に示すように、発泡性球
状の内部は無数の吸湿性襞71が形成されている。6は
通気性を有するケ−ス体であり、具体的には袋体、複数
の小孔61 を有する箱6′又は筒体6″等があり、この
ケ−ス体に前記の球状再生セルロ−ス粒子7を適当量で
詰めておくものとする。8はフィルム体であり、表面に
抗菌・防かびとして、アリルカラシ油を主成分とする天
然精油又はその製剤を積層(コ−ティング、ラミネ−ト
を含む)してある。前記の抗菌・防かび剤の室内機1へ
の装着手段は、ケ−ス体6を両面粘着テ−プ9で止着
し、若しくはフック形の掛止具10で掛止するものとす
る。フィルム体8にあっては裏面に粘着テ−プ9が備え
られている。なお、前記のケ−ス体又はフィルム体には
その目に付く個所に好みのキャラクタや図柄を施すこと
ができる。
【0010】
【具体的な使用例】次に本発明の具体的な使用例を説明
する。すなわち、図1〜図4にあって、エアコンの室内
機1の吸込口2の前面11 の上部に抗菌・防かび剤を収
納した箱6′ないし筒体6″等のケ−ス体6に詰める。
または、フィルム体8に積層したアリルカラシ油を主成
分とする天然精油を製剤化したガスが自然に発散され
る。そこで、リモコン・スイッチRをオンして運転エア
コンの運転を開始すると、そのガスは、吸込口2から室
内機1の内部にフィルタ−3を通して吸い込まれ、吹出
口4から機体外部に吹出し空気と混合した状態で放出さ
れる。
【0012】
【発明の効果】本発明は上記の構成であるから、一般家
庭の部屋において、アルカリカラシ油を主成分とする天
然精油を製剤化したものから発散されるガスをエアコン
を利用してその吸込口から吸い込ませてから、吹出口か
らそのガスを吹き出し空気に混合してら吹き出させるこ
とによって、室内機内のフィルタ−及び部屋のジュウタ
ンや畳、家具類の裏や間などに隈なく浸透させてかびの
発生を抑制し、また抗菌、防かび効果を発揮することが
できる。すなわち、アリカルカラシ油を主成分とする天
然精油を多孔性の球状再生セルロ−ス粒子に含浸させ、
この粒子を通気性ケ−ス体に詰め又は前記のアリカルカ
ラシ油を主成分とする天然精油をフィルム体に積層した
ことにより、エアコンの吸込み、吹出し機能を利用して
鼻に“ツン”とくる強い刺激臭が部屋の隅々まで浸透さ
せることができ、これによって抗菌・防かび、防虫効果
が得られ、この種のル−ムエアコンの防かび方法及びそ
の防かび具として新規有益である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る抗菌・防かび具をル−ムエアコ
ンに装着した状態の斜視図である。
【図2】 図1の一部を破断した側面図である。
【図3】 図1の他の例を示す斜視図である。
【図4】 抗菌・防かび剤収納した通気性筒型ケ−ス体
の斜視図である。
【図5】 抗菌・防かび剤収納した通気箱型ケ−ス体の
斜視図である。
【図6】 図2の拡大側面図である。
【図7】 ビ−ズ製剤を分包して収納したときの放出挙
動を表す図である。
【図8】 コ−ティング製剤の放出挙動を表す図であ
る。
【図9】 パウダ−製剤の放出挙動を表す図である。
【図10】 球状再生セルロ−ス粒子の拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
1 室内機 2 吸込口 3 フィルタ− 4 吹出口 5 抗菌・防かび剤 6 通気性ケ−ス体 7 アリルカラシ油を主成分とする天然精油を含浸さ
せた多孔性の球状再生セルロ−スの拡大断面図である。 8 フィルム体 9 両面粘着テ−プ 10 フック等の掛止具

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内機の吸込口近傍に直接又は間接的に
    装着した揮発性を有する抗菌・防かび製剤から発生する
    ガス又は抗菌・防かび製剤と併用する化学反応型消臭剤
    から発生するガスを前記吸入口から吸い込ませ、当該室
    内機の吹出口から吹き出し空気に混合して室内機内のフ
    ィルタ−や室内のジュウタン、畳、家具、その他什器類
    の裏や間に浸透させることを特徴とするル−ムエアコン
    の防かび方法。
  2. 【請求項2】 室内機(1)の吸込口(2)の近傍に揮
    発性を有する抗菌・防かび剤(5)をケ−ス体(6)に
    詰め又は多孔性の球状再生セルロ−ス粒子(7)に含浸
    してこれをケ−ス体(6)に収納し、若しくは揮発性を
    有する抗菌・防かび剤(5)をフィルム体(8)に積層
    し、そのフィルム体を装着したことを特徴とするル−ム
    エアコンの防かび具。
  3. 【請求項3】 室内機(1)の吸込口(2)の近傍にア
    リルカラシ油を主成分とする天然精油を製剤化した揮発
    性を有する抗菌及び防かび剤(5)を多孔性の球状再生
    セルロ−ス粒子(7)に含浸してこれを通気性のケ−ス
    体(6)に詰め又は当該抗菌及び防かび剤(5)をフィ
    ルム体(8)に積層したものを装着したことを特徴とす
    るル−ムエアコンの防かび具。
  4. 【請求項4】 揮発性を有する抗菌及び防かび剤(5)
    と併用してフィトンチッド・フラボノイド等の発散性天
    然植物精油や鉄フタロシアニン若しくはアニコ等化学反
    応型消臭剤(5′)を多孔性の球状再生セルロ−ス粒子
    (7)に含浸し、これを通気性ケ−ス体(6)に詰め又
    は当該化学反応型消臭剤(5′)をフィルム体(8)に
    積層したものを装着したことを特徴とするル−ムエアコ
    ンの防かび具。
JP7233221A 1995-08-21 1995-08-21 ル−ムエアコンの防かび方法及びその防かび具 Pending JPH0959103A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008544204A (ja) * 2005-11-23 2008-12-04 エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド 空気調和機

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008544204A (ja) * 2005-11-23 2008-12-04 エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド 空気調和機
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Date Code Title Description
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Effective date: 20030619