JPH0958928A - シート状素材の折り畳み集積物の自動取出し装置 - Google Patents

シート状素材の折り畳み集積物の自動取出し装置

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JPH0958928A
JPH0958928A JP23911595A JP23911595A JPH0958928A JP H0958928 A JPH0958928 A JP H0958928A JP 23911595 A JP23911595 A JP 23911595A JP 23911595 A JP23911595 A JP 23911595A JP H0958928 A JPH0958928 A JP H0958928A
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JP
Japan
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finger
elevator
folded
slide
stack
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Pending
Application number
JP23911595A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunitomi Kamei
邦富 亀井
Toshimichi Yokouchi
利道 横内
Takashi Kagawa
隆 香川
Kiyoshi Kato
清志 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawanoe Zoki Co Ltd
Original Assignee
Kawanoe Zoki Co Ltd
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Publication date
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  • Forming Counted Batches (AREA)
  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エレベータフィンガの停止精度を向上させ、
製品の折り形状を良くし製品ロスを減少させて歩留まり
を上げ、誰でも簡単にトルクの調整ができ、製品の取り
出し枚数が何枚であっても、常にその状況にあった調整
が即座にできる。 【解決手段】 2枚合わせで連続状にジグザグ折りされ
て積み重ねられる集積物を自動的に定量づつ取り出す装
置であって、集積物を載置する上下摺動自在に設けられ
たエレベータフィンガ10と、集積物を押さえる位置に配
設されたクランプフィンガ20と、集積物の上面へ打込ま
れるように揺動腕に取付けられたカウントフィンガ30
と、エレベータフィンガ10と干渉せず進退するサポート
フィンガ50と、バキューム孔60a とエア吹出し孔60b を
有するターンプレート60と、エレベータフィンガ10を昇
降させるサーボモータ80と、ターンプレート60を揺動さ
せるサーボモータ81と、サポートフィンガ50を進退させ
るエアシリンダ72とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ティッシュペーパ
ーなどのような比較的薄い紙や不織布などのシート状素
材を縦方向に連続して供給しつつ横方向に切断し、切断
片を分離することなく連続状に交互にジグザグ折りして
集積する場合に、この折り畳み集積物を乱すことなく定
量づつ取り出すためのシート状素材の折り畳み集積物の
自動取出し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のシート状素材の折り畳み集積物の
自動取り出し装置の一例として、特公平5−81510
号公報に記載されているものがあり、これはつぎのよう
に構成されている。折りたたみ集積物の長さ方向両端に
対向して立設された一対のスライドポストと、該スライ
ドポストに沿って上下摺動するように横設したスライド
バーに立設した、前記折りたたみ集積物を載置するエレ
ベータフィンガと、該エレベータフィンガの前方から間
欠的に折りたたみ集積物上面へ打ち込まれるように揺動
腕に取付けたカウントフィンガと、前記スライドポスト
に沿って上下摺動し得るスライドブロックに前後摺動す
るように取付けたサポートバーに立設した、前記エレベ
ータフィンガと干渉しないように進退するサポートフィ
ンガと、定量の折り畳み集積物を載置したエレベータフ
ィンガが下降を始めた時折り畳み集積物の後方上縁を押
さえるためエレベータフィンガと組み合わせたクランプ
フィンガと、前記エレベータフィンガが下降する途中で
その上の折りたたみ集積物上面の高さにその前方に横設
した枢支軸に取付けられ、バキューム孔とエア吹出し孔
を有するターンプレートと、前記ターンプレートと相応
する高さでエレベータフィンガ後方に配置されたエア吹
出し孔と、最も下降したエレベータフィンガの載置面と
同高に設けた搬出コンベアとからなる。
【0003】そして、この従来例では、エレベータフィ
ンガ、ターンプレート、カウントフィンガ、およびサポ
ートフィンガは、モータの回転駆動力で動いており、カ
ムによって駆動力を直線運動や揺動運動に変えて作動さ
せている。そして、動力伝達系を介在させてクラッチを
入り切り制御させることにより、エレベータフィンガを
下降させて下降位置を決定させたり、ターンプレートや
カウントフィンガを揺動動作させたり、またサポートフ
ィンガを前後進退させたりしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のシート状素材の折り畳み集積物の自動取出し
装置において、エレベータフィンガはクラッチの入り切
り制御によって間欠的に下降動作させているので、クラ
ッチの滑りによる誤差が表面化しエレベータフィンガの
停止精度が悪く、エレベータ上に載せられている製品の
折り形状が悪くなり、そして、製品上部の折り返しに不
良がでて製品ロスが相当数あり、歩留まりを低下させて
いる。そして、原紙の坪量やクレープ率によって異なる
嵩の違いによりクラッチトルクの調整が必要であり、こ
の作業はかなりの熟練を要している。さらに、サポート
フィンガはカムを介在させて動作させているので、製品
の取出し枚数によってサポートフィンガの動きに制限が
生じており、またターンプレートについてもカムを介在
させて動作させていたので、クラッチトルクを変化させ
て対応させる以外には、一定の静的な動きしかさせるこ
とができない。
【0005】本発明はかかる事情に鑑み、エレベータフ
ィンガの停止精度を向上させ、エレベータ上の製品の折
り形状を良くし製品ロスを減少させて歩留まりを上げ、
誰でも簡単にトルクの調整ができ、嵩が異なるどんな原
紙であっても、常にその状況にあった調整が即座にでき
るシート状素材の折り畳み集積物の自動取出し装置を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の折り畳み集積
物の取出し装置は、2枚合わせで連続状にジグザグ折り
されて積み重ねられる折り畳み集積物を自動的に定量づ
つ取り出すための装置であって、折り畳み集積物の面長
方向両端に対向して立設された一対のスライドポスト
と、該スライドポストに沿って上下摺動するように横設
したスライドバーに立設した、前記折り畳み集積物を載
置するエレベータフィンガと、定量の折り畳み集積物を
載置したエレベータフィンガが下降を始めた時折り畳み
集積物の後方上縁を押さえるためエレベータフィンガと
組み合わせたクランプフィンガと、該エレベータフィン
ガの前方から間欠的に折り畳み集積物上面へ打ち込まれ
るように揺動腕に取り付けたカウントフィンガと、前記
スライドポストに沿って上下摺動し得るスライドブロッ
クに前後摺動するように取り付けたサポートバーに立設
した、前記エレベータフィンガと干渉しないように進退
するサポートフィンガと、前記エレベータフィンガが下
降する途中でその上の折り畳み集積物上面の高さにその
上方に横設した枢支軸に取り付けられ、バキューム孔と
エア吹出し孔を有するターンプレートと、前記ターンプ
レートと相応する高さでエレベータフィンガ後方に配置
されたエア吹出しノズルと、最も下降したエレベータフ
ィンガの載置面と同高に設けた搬出コンベアと、前記エ
レベータフィンガを昇降させる第1のサーボモータと、
前記ターンプレートを揺動させる第2のサーボモータ
と、該サポートフィンガの適所に取り付けられ、該サポ
ートフィンガを前後進退させるエアシリンダとからなる
ことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施例を図面に
基づき説明する。図1は本発明のシート状の折り畳み集
積物の自動取出し装置を適用した一実施例に係わる正面
図、図2は同断面側面図である。図1〜2に示すよう
に、本実施例は、立設した一対のフレーム1と、この一
対のフレーム1の内側上部であって前後に配置され回転
自在に取り付けられた一対の折り畳みロールR1,R2
と、前記一対のフレーム1の内側であって、折り畳み集
積物Tの面長方向(長さ方向)の両端に対向して立設し
た一対のスライドポスト2と、この一対のスライドポス
ト2に沿って昇降自在に横設されたエレベータバー3
と、このエレベータバー3に間欠的に多数植設され、折
り畳み集積物Tを載置する台部を設けたエレベータフィ
ンガ10と、このエレベータフィンガ10が最も降下する高
さに設けた搬出コンベア70と、このエレベータフィンガ
10の動きに従じて動作する関連機構4と、エレベータフ
ィンガ10および関連機構4を駆動させる駆動機構15から
構成されている。
【0008】そして、関連機構4は、前記エレベータフ
ィンガ10の後方であって、折り畳み集積物Tの後方上縁
を押さえる位置に配設されたクランプフィンガ20と、こ
のエレベータフィンガ10の前方から間欠的に折り畳み集
積物Tの上面へ打ち込まれるように配設され、枢軸をス
ライドポスト2に揺動自在に取り付けられたカウントフ
ィンガ30と、前記一対のスライドポスト2の上方であっ
て、エレベータフィンガ10と干渉しない位置に、前後進
退自在に取り付けられサポートフィンガ50と、エレベー
タフィンガ10が下降する途中であって折り畳み集積物T
の上面の高さの上方に横設した枢支軸に、揺動自在に取
り付けられたターンプレート60と、このターンプレート
60と相応する高さでエレベータフィンガ10の後方に配設
されたエア吹出しノズル75とから構成されている。そし
て、駆動機構15は、前記エレベータフィンガ10を昇降さ
せるサーボモータ80と、前記ターンプレート60を揺動さ
せるサーボモータ81と、前記サポートフィンガ50の適所
に取り付けられ、このサポートフィンガ50を前後進退さ
せるエアシリンダ54から構成されている。
【0009】図2〜3に示すようにエレベータフィンガ
10はエレベータバー3に多数植設されており、このエレ
ベータバー3の下方にスライドポスト2にスライドブロ
ック3aが昇降自在に配設され、このエレベータバー3
とスライドブロック3aは一対のラック5によって連結
され、この一対のラック5に噛合するギア6がシャフト
7に固着されている。そして、このシャフト7の中央に
入力ギア8が固着され、この入力ギア8と噛合するギア
9は駆動機構15のサーボモータ80の回転軸に固着されて
いる。
【0010】図4に示すように、クランプフィンガ20は
エレベータフィンガ10の後方に立設されており、クラン
プフィンガ20の下方部はクランプガイド21に貫装され、
クランプフィンガ20の途中に突設された突起ピン20bは
クランプガイド21の曲線スロット22から突出しており、
この曲線スロット22は、エレベータフィンガ10の最上位
と最下位で折り曲げ端20aが折り畳み集積物Tの縁から
外れて、エレベータフィンガ10の中間部では集積物Tの
縁にかかるような形状に、形成されている。そして、ク
ランプフィンガ20の上部は屈曲され折り曲げ端20aを形
成している。そして、クランプガイド21の下端近くに配
置されたソレノイド23は、その突出ピン23aをクランプ
フィンガ20の切欠き部20cに係合させている。符号24、
25、26はコイルである。
【0011】図1、図5に示すようにカウントフィンガ
30はサポートバー31に間欠的に多数取り付けられてい
る。サポートバー31の両端はスイングアーム32に取り付
けられ、アーム32は支点軸33を介してもう1つのスイン
グアーム34に連結しており、スイングアーム34の下端部
には引張りばね35が連結され、スイングアーム34の下端
部であって引張りばね35の上方にシリンダ49が配設さ
れ、このシリンダ49のピストン48がスイングアーム34の
下端部を押す位置に配設されている。符号47はショック
ダンパーである。図2、図5に示すように、カウントフ
ィンガ30にはカウントフィンガ30の爪29にフック36が係
合して、カウントフィンガ30を不作動位置に引き止めて
いる。フック36には支点ピン37を介してセクタ38が枢着
され、このセクタ38の一端はソレノイド39の突出子と連
結され、他端はラチェット爪43を枢着している。そし
て、ラチェットホイル42はこれと同軸にカム41を固着
し、フック36下端に支持したカムローラ40がカム41と係
合する。符号45はラチェットホイルバーで、その後端は
カムリング46に連結されている。このように構成されて
いるので、図5に示すように、カウントフィンガ30の爪
29がフック36に係合する位置まで、シリンダ49のピスト
ン48を伸長させてアーム34を押せば、カウントフィンガ
30が復帰(定位置に戻る)する。そして、折り込み枚数
をカウントアップしていき、集積枚数に達すると、ラチ
ェットホイル42が回転するとともに、カム41がカムロー
ラ40を押し上げて、カウントフィンガ30の爪29がフック
36から外れ、引張りばね35により、カウントフィンガ30
が一点鎖線で示す打ち込み位置に移動する。
【0012】図2、図6に示すように、サポートフィン
ガ50は、一対のスライドポスト2に沿って上下摺動しう
るスライドボックス51にスライドシャフト52をほぼ水平
後方へ延設固着し、このスライドシャフト52に沿って前
後進退自在に横設したサポートバー53に間欠的に多数立
設されており、このサポートバー53の両端にはロッド55
の一端が連結され、ロッド55の他端にはレバー56が枢着
され枢軸57に揺動自在に取り付けられており、レバー56
の後端には駆動機構15のエアシリンダ54が設けられてい
る。とくに、図1に示すようにサポートフィンガ50は、
エレベータフィンガ10とも、カウントフィンガ30とも干
渉し合わない間隔で配設されている。このようにして、
エアシリンダ54が伸縮するとサポートフィンガ50が進退
する。
【0013】図2および図7の符号(a)に示すよう
に、ターンプレート60は、一対のフレーム1間に横設さ
れ、枢動軸62に支持されている。この枢動軸62に固着さ
せたチェーンホイル63と駆動機構15のサーボモータ81の
軸に固着されたチェーンホイル83は、チェーン84によっ
て巻き掛けられているので、サーボモータ81によって往
復円運動させられる。そして、図7の符号(b)で示す
ように、このターンプレート60は、吸引源に連通するバ
キューム室と加圧空気源に連通するエア吹出し室とを有
し、折り畳み集積物Tに面する側にそれぞれバキューム
孔60a とエア吹出し孔60b が穿設されている。図2に示
すようにエア吹出しノズル75はエレベータフィンガ10の
下降の途中の背後に、ターンプレート60と同高であっ
て、一対のフレーム1間に横一列に配設されている。
【0014】そして、駆動機構15のサーボモータ80は、
時刻tによって変化するエレベータフィンガ10の位置x
(t)および、この位置x(t)におけるエレベータフ
ィンガ10の速度Vx(t)を予め応答特性とし規定値を
入力させることができ、駆動機構15のもう1つのサーボ
モータ81はエレベータフィンガ10の位置x(t)によっ
てターンプレート60の定位置から揺動する角度θ(x
(t))およびこのx(t)における角速度ω(x
(t))とを予め応答特性とし規定値を入力させること
ができる。すなわち、エレベータフィンガ10の位置x
(t)を動作基準としてサーボモータ81は動作する。
【0015】上記のごとく構成されているので、図2に
示すように前記一対の折り畳みロールR1,R2に、横
切断されていない一続きののシート素材P1,P2が供
給されると、ロール表面に吸着その他により保持されな
がら切断部C1,C2によりそれぞれ横切断される。こ
こでは、切断された紙片は折り畳みロール周辺に保持さ
れたままで、走行方向後続のシート状原紙と分離するこ
となく、両ロールR1,R2の接触部へ走行していく。
このシート状原紙は、ロール周面に突設した切刃と各切
断部が接触するときに切断されるが、ロールの周面には
切刃と切断部が交互に同数個づつ取り付けられており、
一方のロールの切刃が他方のロールの切断部と合わさる
ように位相をずらして配設されている。したがって、接
触部で合わさる2枚の切断された紙片は、一方の紙片の
真ん中に他方の紙片の切断縁がくるように互い違いにず
らされている。このように合わされた2枚の紙片はロー
ルの表面に吸着され保持されたまま下方へ進行してい
き、その途中でフォールディングバーF1またはF2に
よりロール表面からはぎ取られると同時にそのフォール
ディングバーによって上から押さえ付けられてエレベー
タフィンガ10の上に折り畳まれ、折り畳み集積物Tとな
る。なお、フォールディングバーF1、F2によって紙
片をはぎ取りやすくさせるために、ロール表面には溝g
が切ってある。
【0016】つぎに、エレベータフィンガ10、および関
連機構4の主要部品であるクランプフィンガ20、カウン
トフィンガ30、サポートフィンガ50、ターンプレート60
の動作を説明する。図8は主要部材のタイムチャート、
図9から図16は主要部品の各動作の説明図で、図9は
定量取り出し開始位置、図10はカウントフィンガ打ち
込み、図11は集積物を乗せたエレベータフィンガの下
降、図12はターンプレートによる吸着・吹き戻し、図
13はターンプレートの旋回、図14は折り畳み集積物
の排出、図15はエレベータフィンガの再上昇、図16
はエレベータフィンガの復帰を示す。なお、以下の説明
文中の符号A〜Hは図8に示すものである。
【0017】符号Aで示す期間において、エレベータフ
ィンガ10の上に紙片が次々に折り畳まれ集積されなが
ら、エレベータフィンガ10はサーボモータ80によって一
枚折るごとに所定量づつ正確に下降するとともに紙片の
枚数をカウントしていきこれと同時に、サポートフィン
ガ50は後退し定位置に戻る。そして、エレベータフィン
ガ10の上に集積された集積物が既定された集積枚数に達
すると、符号Bで示す期間において、図9で示すよう
に、まさにジグザグ折りされようとしている紙をV字状
に広げるためにエレベータフィンガ10を瞬間的に一定量
下降させる。そして、集積枚数をカウントアップした後
に、前記ソレノイド39が付勢されてラチェットホイル4
2、カム41を回転させる。このカム41が回転した後、一
定時間をおいてからカムローラ40が押し上げられ、フッ
ク36が外れて折り畳み集積物Tの上面に仕切りとして、
図10で示すようにカウントフィンガ30がエアシリンダ
54に打ち込まれ、これより上方のこれからジグザグ折り
されようとしている後続部分が仮受けされ、既にジグザ
グ折りされて集積している集積部分Tの上に重なるのを
防ぐ。なお、前記一定時間をおくことにより、電気伝達
系の電気信号のバラツキを抑え、エレベータフィンガ10
の動きを調整しやすくなる。上記のごとく、一枚折るご
とに、エレベータフィンガ10は折られる紙片の原紙の嵩
による厚さの増加分だけ正確に下降し、常に同高の位置
で紙片をジグザグ折りできるので折り形状を常に一定に
正確にさせることができる。
【0018】つぎに、符号Cで示す期間において、図1
1の符号(a)で示すように、クランプフィンガ20が旋
回されて集積部分Tを押さえ込み、サーボモータ80によ
ってエレベータフィンガ10を少し下降させ、符号(b)
で示すように後続部分Kと集積部分Tを切り離して隙間
を生じさせて、集積部分Tの最上位の紙と後続部分Kの
最下位の紙の重なりを解かれ、集積物Tは完全に切り離
される。集積部分Tの最上位の紙片および後続部分Kの
最下位の紙はヒラヒラ浮いている。ついで、符号Dで示
す期間において、図12の符号(a)で示すように、サ
ーボモータ80によってエレベータフィンガ10を下降させ
予め指令しておいたターンプレート60の前方の位置に正
確に停止させて、後方のエア吹出しノズル75から集積部
分Tの最上位の紙に向けてエアを吹きつけ、かつターン
プレート60のバキューム孔60aから吸引させるので、集
積部分Tの最上位の紙はターンプレート60に吸着され
る。なお、エレベータフィンガ10の停止位置はサーボモ
ータ80への入力指令変数であり任意の値を設定できるの
で微調節が可能である。
【0019】そして、符号Fで示す期間において、後続
部分Kの最下位の紙が折り畳まれると同時に、これまで
後続部分Kを支持していたカウントフィンガ30は直ちに
後続部分Kから抜け出して元の位置に復帰する。そし
て、エレベータフィンガ10が下降している間に、今まで
後続部分Kであったジグザグ折りされた部分が新たに集
積部分Tとなってサポートフィンガ50の上に着々と集積
されていく。すなわち、装置を止めることなく、エレベ
ータフィンガ10の替わりにサポートフィンガ50の上に折
り畳み集積物Tを着々と積んでいくことができる。
【0020】そして、符号Eで示す期間において、図1
2の符号(b)で示すように、ターンプレート60の吹出
し孔60bからエアを吹き付けると、集積部分Tの最上位
の紙は中間部で折り返され、折り返された部分はターン
プレート60のバキューム孔60aに既に吸着されている紙
片の上に二つ折りになって重なって吸着される。そし
て、サーボモータ81によってターンプレート60は枢支軸
62を中心に揺動し集積部分Tの最上位の紙を上から押さ
え込む。一方、待機していたサポートフィンガ50はエア
シリンダ54によって前進させられ後続部分Kの最下位の
紙が垂れ下がっている下方の予め指令された位置に停止
し、そこから後続部分の最下位の紙を上方に向けて正確
に押し付けて、後続部分の最下位の紙を整然と折りたた
む。そして、符号Gで示すようにエレベータフィンガ10
が少し上昇して集積物Tを下から押さえ込んで折り目を
付ける。
【0021】上記のごとく、ヒラヒラしている紙片を修
正し、シワになったり破損飛散したりといった不具合を
減少させることができる。すなわち、集積部分Tの最上
位の紙はターンプレート60によって常に正確に折られ、
かつ後続部分Kの最下位の紙はサポートフィンガ50によ
り常に正確に折られるので、不良品を極端に減少させる
ことができ、製品ロスが減少し歩留まりが上がる。
【0022】そして、符号Hで示す期間において、図1
4、図15に示すように、エレベータフィンガ10は載置
面まで下降していき、ここでクランプフィンガ20の突起
ピン20b が曲線スロット22の最下位まで移動するので、
クランプフィンガ20の折り曲げ端20a が逆旋回し折り畳
み集積物Tの上縁を開放し、搬出コンベア70に積み替え
るためにエレベータフィンガ10を少し上昇させ最上位の
紙および最下位の紙を整然とたたまれた優良品として蓋
然性の高い折り畳み集積物Tは、搬出コンベア70によっ
て梱包などの次工程に搬出される。一方、ターンプレー
ト60は定位置に復帰する。ついで、図16に示すよう
に、折り畳み集積物を次工程へ搬出し終わって、台部に
何も載せていないエレベータフィンガ10が再びサーボモ
ータ80によって上昇させられサポートフィンガ50上の折
り畳み集積物Tを支持する。これと同時にこれまで集積
物Tを支持していたサポートフィンガ50は抜け出て、元
の位置に復帰する。
【0023】上記のごとく符号A〜Hまでの期間を1サ
イクルとして、本実施例の装置は止まることなく次々と
これを繰り返し、集積物Tを次工程に搬出させることが
できる。
【0024】
【発明の効果】エレベータフィンガは入力指令変数の値
に応じて発生するサーボモータのトルクによって、一枚
折るごとに正確に下降していき、紙の坪量やクレープ率
が異なる紙、すなわち、どんな嵩の紙であっても誰でも
簡単にトルクの調節を行うことができる。また、エレベ
ータフィンガの停止位置は、サーボモータへの入力指令
変数であり、製品の要件によって任意の値に変更可能な
ので停止精度が高く、また微調整が可能である。さら
に、折り畳み集積物の最上位の紙はサーボモータで駆動
するターンテーブルによって常に正確に折られ、かつ最
下位の紙をもサポートテーブルによって常に正確に折ら
れるので、不良品を極端に減少させることができ、製品
ロスが減少し歩留まりが上がる。また、カムやギアなど
の動力伝達系の部品を少なくすることができるので、装
置を簡素化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる正面図である。
【図2】本発明の一実施例に係わる断面側面図である。
【図3】エレベータフィンガの構成図である。
【図4】クランプフィンガの構成図である。
【図5】カウントフィンガの構成図である。
【図6】サポートフィンガの構成図である。
【図7】ターンプレートの構成図である。
【図8】主要部材のタイムチャートである。
【図9】主要部品の説明図である。
【図10】主要部品の説明図である。
【図11】主要部品の説明図である。
【図12】主要部品の説明図である。
【図13】主要部品の説明図である。
【図14】主要部品の説明図である。
【図15】主要部品の説明図である。
【図16】主要部品の説明図である。
【符号の説明】
10 エレベータフィンガ 20 クランプフィンガ 30 カウントフィンガ 50 サポートフィンガ 54 エアシリンダ 60 ターンプレート 70 搬出コンベア 75 エア吹出しノズル 80 サーボモータ 81 サーボモータ 60a バキューム孔 60b エア吹出し孔 C1 切断部 C2 切断部 F1 フォールディングバー F2 フォールディング
バー P1 シート状素材 P2 シート状素材 R1 折り畳みロール R2 折り畳みロール T 集積部分 K 後続部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 清志 愛媛県川之江市川之江町1514番地 川之江 造機株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2枚合わせで連続状にジグザグ折りされて
    積み重ねられる折り畳み集積物を自動的に定量づつ取り
    出すための装置であって、折り畳み集積物の面長方向両
    端に対向して立設された一対のスライドポストと、該ス
    ライドポストに沿って上下摺動するように横設したスラ
    イドバーに立設した前記折り畳み集積物を載置するエレ
    ベータフィンガと、定量の折り畳み集積物を載置したエ
    レベータフィンガが下降を始めた時折り畳み集積物の後
    方上縁を押さえるためエレベータフィンガと組み合わせ
    たクランプフィンガと、該エレベータフィンガの前方か
    ら間欠的に折り畳み集積物上面へ打ち込まれるように揺
    動腕に取り付けたカウントフィンガと、前記スライドポ
    ストに沿って上下摺動し得るスライドブロックに前後摺
    動するように取り付けたサポートバーに立設した、前記
    エレベータフィンガと干渉しないように進退するサポー
    トフィンガと、前記エレベータフィンガが下降する途中
    でその上の折り畳み集積物上面の高さにその上方に横設
    した枢支軸に取り付けられ、バキューム孔とエア吹出し
    孔を有するターンプレートと、前記ターンプレートと相
    応する高さでエレベータフィンガ後方に配置されたエア
    吹出しノズルと、最も下降したエレベータフィンガの載
    置面と同高に設けた搬出コンベアと、前記エレベータフ
    ィンガを昇降させる第1のサーボモータと、前記ターン
    プレートを揺動させる第2のサーボモータと、該サポー
    トフィンガの適所に取り付けられ、該サポートフィンガ
    を前後進退させるエアシリンダとからなることを特徴と
    するシート状素材の折り畳み集積物の自動取出し装置。
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