JPH0957834A - 同時充填中空成形機の液体充填方法およびその装置 - Google Patents
同時充填中空成形機の液体充填方法およびその装置Info
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- JPH0957834A JPH0957834A JP21463995A JP21463995A JPH0957834A JP H0957834 A JPH0957834 A JP H0957834A JP 21463995 A JP21463995 A JP 21463995A JP 21463995 A JP21463995 A JP 21463995A JP H0957834 A JPH0957834 A JP H0957834A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 充填量の高精度の調整ならびに洗浄および滅
菌が容易に行うことができる同時充填中空成形機の液体
充填方法およびその装置を提供する。 【解決手段】 同時充填中空成形機の液体充填装置は、
液体を定温、低圧とする液体圧送系Ａと、液体を成形品
に充填する液体充填系Ｂからなり、前記液体充填系Ｂに
は定量充填用の電磁弁８が設けられている。
菌が容易に行うことができる同時充填中空成形機の液体
充填方法およびその装置を提供する。 【解決手段】 同時充填中空成形機の液体充填装置は、
液体を定温、低圧とする液体圧送系Ａと、液体を成形品
に充填する液体充填系Ｂからなり、前記液体充填系Ｂに
は定量充填用の電磁弁８が設けられている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、同時充填中空成形
機の液体充填方法およびその装置に関するものである。
機の液体充填方法およびその装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】 従来、用いられている同時充填中空成
形機の液体充填方法および装置としては、たとえば、図
６に示す構成が採用されている。すなわち、同図におい
て符号４１で示されているものは充填ノズル昇降装置で
あり、その充填ノズル４２は、ノズル支持板４３のボー
ルナット４４に螺合されているボールネジ４５をモータ
４６で回転することにより、充填するときには下降して
その先端が成形品に挿入され、充填が終ると上方に引き
上げられる。
形機の液体充填方法および装置としては、たとえば、図
６に示す構成が採用されている。すなわち、同図におい
て符号４１で示されているものは充填ノズル昇降装置で
あり、その充填ノズル４２は、ノズル支持板４３のボー
ルナット４４に螺合されているボールネジ４５をモータ
４６で回転することにより、充填するときには下降して
その先端が成形品に挿入され、充填が終ると上方に引き
上げられる。
【０００３】前記充填ノズル４２は、液体用の電磁弁４
７を介して液体貯蔵タンク４８と充填シリンダ４９に接
続されている。この充填シリンダ４９のピストン４９ａ
のピストンロッド４９ｂには、エアーシリンダ５０のピ
ストン５０ａの一方のピストンロツド５０ｂが接続さ
れ、エアーシリンダ５０の他方のピストンロッド５０ｃ
には、充填量調整用のストッパー５１が取り付けられて
いる。前記エアーシリンダ５０には、そのピストン５０
ａを往復動するエアー用の電磁弁５２が接続されてい
る。
７を介して液体貯蔵タンク４８と充填シリンダ４９に接
続されている。この充填シリンダ４９のピストン４９ａ
のピストンロッド４９ｂには、エアーシリンダ５０のピ
ストン５０ａの一方のピストンロツド５０ｂが接続さ
れ、エアーシリンダ５０の他方のピストンロッド５０ｃ
には、充填量調整用のストッパー５１が取り付けられて
いる。前記エアーシリンダ５０には、そのピストン５０
ａを往復動するエアー用の電磁弁５２が接続されてい
る。
【０００４】次にその動作について説明する。
【０００５】前記充填ノズル４２をモータ４６により上
昇した状態で、前記液体用の電磁弁４７とエアー用の電
磁弁５２を励磁すると、液体貯蔵タンク４８と充填シリ
ンダ４９とが連通し、充填シリンダ４９のピストン４９
ａが、エアーシリンダ５０の作動により液体を吸い込む
方向に移動して、充填シリンダ４９に液体が充満され
る。つぎに、充填ノズル４２を下降して、前記液体用の
電磁弁４７とエアー用の電磁弁５２を消磁すると、図６
に示す状態となり、充填シリンダ４９と充填ノズル４２
とが連通し、充填シリンダ４９のピストン４９ａがエア
ーシリンダ５０の作動により液体を排出する方向に移動
して、充填ノズル４２から成形品に液体が充填される。
なお、充填量の決定は前記ストッパー５１を調整して行
われる。
昇した状態で、前記液体用の電磁弁４７とエアー用の電
磁弁５２を励磁すると、液体貯蔵タンク４８と充填シリ
ンダ４９とが連通し、充填シリンダ４９のピストン４９
ａが、エアーシリンダ５０の作動により液体を吸い込む
方向に移動して、充填シリンダ４９に液体が充満され
る。つぎに、充填ノズル４２を下降して、前記液体用の
電磁弁４７とエアー用の電磁弁５２を消磁すると、図６
に示す状態となり、充填シリンダ４９と充填ノズル４２
とが連通し、充填シリンダ４９のピストン４９ａがエア
ーシリンダ５０の作動により液体を排出する方向に移動
して、充填ノズル４２から成形品に液体が充填される。
なお、充填量の決定は前記ストッパー５１を調整して行
われる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】従来の同時充填中空成
形機の液体充填方法および装置は、以上のように構成さ
れているため、次のような課題が存在していた。 （１）充填量の決定は、エアーシリンダのピストンロッ
ドに設けられたストッパを人手で調整して行われるの
で、手間がかかり、また個人差が生ずる。 （２）液体が充填シリンダの内部に滞留しやすく、ま
た、充填シリンダや液体用電磁弁の洗浄や滅菌が困難で
ある。 （３）充填シリンダに一定量の液体を吸入し、それを吐
出するといった繰返し動作であるので、充填量が少量の
場合でも、長いサイクルを要する。 （４）充填シリンダの内径と充填量がマッチングしない
と、特に充填量が少量の場合、充填量の精度が悪くな
る。
形機の液体充填方法および装置は、以上のように構成さ
れているため、次のような課題が存在していた。 （１）充填量の決定は、エアーシリンダのピストンロッ
ドに設けられたストッパを人手で調整して行われるの
で、手間がかかり、また個人差が生ずる。 （２）液体が充填シリンダの内部に滞留しやすく、ま
た、充填シリンダや液体用電磁弁の洗浄や滅菌が困難で
ある。 （３）充填シリンダに一定量の液体を吸入し、それを吐
出するといった繰返し動作であるので、充填量が少量の
場合でも、長いサイクルを要する。 （４）充填シリンダの内径と充填量がマッチングしない
と、特に充填量が少量の場合、充填量の精度が悪くな
る。
【０００７】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたものであって、充填量の高精度の調整なら
びに洗浄および滅菌を容易に行うことができる同時充填
中空成形機の液体充填方法およびその装置を提供するこ
とを目的とする。
めになされたものであって、充填量の高精度の調整なら
びに洗浄および滅菌を容易に行うことができる同時充填
中空成形機の液体充填方法およびその装置を提供するこ
とを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明による同時充填中
空成形機の液体充填方法は、定温、定圧とした液体を、
定量供給用の電磁弁を用いて成形品に充填することを特
徴とする。
空成形機の液体充填方法は、定温、定圧とした液体を、
定量供給用の電磁弁を用いて成形品に充填することを特
徴とする。
【０００９】本発明による同時充填中空成形機の液体充
填装置は、液体を定温、低圧とする液体圧送系と、液体
を成形品に充填する液体充填系とからなり、前記液体充
填系には定量充填用の電磁弁が設けられていることを特
徴とする。
填装置は、液体を定温、低圧とする液体圧送系と、液体
を成形品に充填する液体充填系とからなり、前記液体充
填系には定量充填用の電磁弁が設けられていることを特
徴とする。
【００１０】前記定量充填用の電磁弁は、その作動時間
をタイマーで設定可能、かつメモリー可能とされている
ことが好ましい。また、前記液体充填系には滴下防止用
の電磁弁が設けられていることが好ましい。
をタイマーで設定可能、かつメモリー可能とされている
ことが好ましい。また、前記液体充填系には滴下防止用
の電磁弁が設けられていることが好ましい。
【００１１】前記液体圧送系は、液体貯蔵タンク、ポン
プおよび熱交換器が順次接続されてなり、液体充填系と
の接続管路には圧力計と温度計が取り付けられ、前記圧
力計は前記ポンプと前記熱交換器との間の管路に設けら
れているダイヤフラム弁に接続され、前記温度計は前記
熱交換器の冷却水または熱媒体配管に設けられているダ
イヤフラム弁に接続されていることが好ましい。
プおよび熱交換器が順次接続されてなり、液体充填系と
の接続管路には圧力計と温度計が取り付けられ、前記圧
力計は前記ポンプと前記熱交換器との間の管路に設けら
れているダイヤフラム弁に接続され、前記温度計は前記
熱交換器の冷却水または熱媒体配管に設けられているダ
イヤフラム弁に接続されていることが好ましい。
【００１２】
【発明の実施の形態】液体充填装置の液体圧送系で、液
体貯蔵タンクの液体はポンプを経て熱交換器に送られ、
ポンプの入口に戻り循環される。液体の温度は、液体圧
送系と液体充填系の接続管路に設けられている温度計で
検出し、前記熱交換器の冷却水または熱媒体配管に設け
られているダイヤフラム弁を制御して定温に保たれる。
液体の圧力は、液体圧送系と液体充填系の接続管路に設
けられている圧力計で検出し、前記ポンプと前記熱交換
器との間の管路に設けられているダイヤフラム弁を制御
して定圧に保たれる。前記液体圧送系で、定温、定圧に
保たれた液体は、液体充填系の定量充填用の電磁弁が開
くと、この電磁弁に設けられたタイマーによって一定
量、充填ノズルから成形品の内部に充填される。また、
この電磁弁は、高応答性のものを使用しているので高精
度の充填精度が得られる。定量充填用の電磁弁が閉じて
充填が終了すると、滴下防止用の電磁弁が励磁され、こ
の弁内における流路の体積を増加して、充填直後の充填
ノズルの先端の液滴を充填ノズル内に吸引する。この液
滴の吸引により、充填ノズルの先端に付着した液滴が、
充填ノズルが上昇するときの振動などにより、成形品内
に落下することを防止することができる。
体貯蔵タンクの液体はポンプを経て熱交換器に送られ、
ポンプの入口に戻り循環される。液体の温度は、液体圧
送系と液体充填系の接続管路に設けられている温度計で
検出し、前記熱交換器の冷却水または熱媒体配管に設け
られているダイヤフラム弁を制御して定温に保たれる。
液体の圧力は、液体圧送系と液体充填系の接続管路に設
けられている圧力計で検出し、前記ポンプと前記熱交換
器との間の管路に設けられているダイヤフラム弁を制御
して定圧に保たれる。前記液体圧送系で、定温、定圧に
保たれた液体は、液体充填系の定量充填用の電磁弁が開
くと、この電磁弁に設けられたタイマーによって一定
量、充填ノズルから成形品の内部に充填される。また、
この電磁弁は、高応答性のものを使用しているので高精
度の充填精度が得られる。定量充填用の電磁弁が閉じて
充填が終了すると、滴下防止用の電磁弁が励磁され、こ
の弁内における流路の体積を増加して、充填直後の充填
ノズルの先端の液滴を充填ノズル内に吸引する。この液
滴の吸引により、充填ノズルの先端に付着した液滴が、
充填ノズルが上昇するときの振動などにより、成形品内
に落下することを防止することができる。
【００１３】
【実施例】本発明の実施例について図面を参照して説明
する。図４は本発明に係る同時充填中空成形機を示す正
面図である。同図において、符号２１で示されるもの
は、前記中空成形機のフレームであり、このフレーム２
１の上部には、液体を充填する充填ノズル４２を有する
充填ノズル昇降装置４１が載設されている。この充填ノ
ズル昇降装置４１の図４中左側には、押出機２２とその
先端に接続されているクロスヘッド２３が配設されてい
る。このクロスヘッド２３の直下には、クロスヘッド２
３から押出されるパリソン２４を切断するパリソン切断
装置２５が配設されている。
する。図４は本発明に係る同時充填中空成形機を示す正
面図である。同図において、符号２１で示されるもの
は、前記中空成形機のフレームであり、このフレーム２
１の上部には、液体を充填する充填ノズル４２を有する
充填ノズル昇降装置４１が載設されている。この充填ノ
ズル昇降装置４１の図４中左側には、押出機２２とその
先端に接続されているクロスヘッド２３が配設されてい
る。このクロスヘッド２３の直下には、クロスヘッド２
３から押出されるパリソン２４を切断するパリソン切断
装置２５が配設されている。
【００１４】前記フレーム２１の下部には、位置検出器
としてのロータリーエンコーダ２６を有するＡＣサーボ
モータ２７が設けられている。ＡＣサーボモータ２７に
は、カップリング２８を介してボールネジ２９が回転可
能に接続され、このボールネジ２９には、ボールナット
３０が螺合されている。
としてのロータリーエンコーダ２６を有するＡＣサーボ
モータ２７が設けられている。ＡＣサーボモータ２７に
は、カップリング２８を介してボールネジ２９が回転可
能に接続され、このボールネジ２９には、ボールナット
３０が螺合されている。
【００１５】前記ボールナット３０には、ブラケット３
１が固定されており、このブラケット３１の上部には、
ガイドバー３２に移動可能に嵌合されている金型移送装
置３３が配設されている。この金型移送装置３３に金型
３４を開閉する型締装置３５が取り付けられている。す
なわち金型移送装置３３を介して、型締装置３５および
金型３４を、図４中実線で示す充填位置と仮想線で示す
パリソン受取位置間を往復動可能としている。
１が固定されており、このブラケット３１の上部には、
ガイドバー３２に移動可能に嵌合されている金型移送装
置３３が配設されている。この金型移送装置３３に金型
３４を開閉する型締装置３５が取り付けられている。す
なわち金型移送装置３３を介して、型締装置３５および
金型３４を、図４中実線で示す充填位置と仮想線で示す
パリソン受取位置間を往復動可能としている。
【００１６】前記充填ノズル昇降装置４１には、次に述
べる液体充填装置の液体充填系Ｂが接続されている。
べる液体充填装置の液体充填系Ｂが接続されている。
【００１７】図１に示すように、液体充填装置は液体圧
送系Ａと液体充填系Ｂとから構成され、前記液体圧送系
Ａは液体貯蔵タンク１とポンプ２と熱交換器３とからな
り、それらがパイプなどの管路を介して直列に接続され
ている。前記熱交換器３からの管路は二つに分岐され、
一方の管路は液体充填系Ｂと接続され、その接続管路に
は圧力計４と温度計５が取り付けられている。他方の管
路は前記ポンプ２の吸い込み側と接続されている。
送系Ａと液体充填系Ｂとから構成され、前記液体圧送系
Ａは液体貯蔵タンク１とポンプ２と熱交換器３とからな
り、それらがパイプなどの管路を介して直列に接続され
ている。前記熱交換器３からの管路は二つに分岐され、
一方の管路は液体充填系Ｂと接続され、その接続管路に
は圧力計４と温度計５が取り付けられている。他方の管
路は前記ポンプ２の吸い込み側と接続されている。
【００１８】前記圧力計４は、前記ポンプ２と前記熱交
換器３との間の管路に設けられているダイヤフラム弁６
に接続され、前記温度計５は、前記熱交換器３の冷却水
または熱媒体配管の入口側に設けられているダイヤフラ
ム弁７に接続されている。
換器３との間の管路に設けられているダイヤフラム弁６
に接続され、前記温度計５は、前記熱交換器３の冷却水
または熱媒体配管の入口側に設けられているダイヤフラ
ム弁７に接続されている。
【００１９】前記液体充填系Ｂは、定量充填用の電磁弁
８と滴下防止用の電磁弁９と絞り弁１０とからなり、そ
れらが管路を介して直列に接続されている。なお、前記
定量充填用の電磁弁８は液体圧送系Ａとの接続回路に接
続され、前記絞り弁１０は管路を介して充填ノズル４２
と接続されている。
８と滴下防止用の電磁弁９と絞り弁１０とからなり、そ
れらが管路を介して直列に接続されている。なお、前記
定量充填用の電磁弁８は液体圧送系Ａとの接続回路に接
続され、前記絞り弁１０は管路を介して充填ノズル４２
と接続されている。
【００２０】前記定量充填用の電磁弁８は、その電磁弁
８に設けられているタイマーによって一定量の液体を充
填可能とされている。前記タイマーは数値で設定可能、
かつメモリー可能とされている。また、この電磁弁８は
高応答性のものを使用しているので、高精度の充填精度
が繰返し得られる。
８に設けられているタイマーによって一定量の液体を充
填可能とされている。前記タイマーは数値で設定可能、
かつメモリー可能とされている。また、この電磁弁８は
高応答性のものを使用しているので、高精度の充填精度
が繰返し得られる。
【００２１】前記絞り弁１０は主として充填ノズル４２
に対する液体供給のオン・オフに使用される。
に対する液体供給のオン・オフに使用される。
【００２２】前記滴下防止用の電磁弁９は、図２に示す
ように、電磁弁９の流路の側面に設けられている曲面部
を有するベローズ１１と、ベローズ１１の曲面部を押圧
する鉄芯１２と、鉄芯１２を作動するコイル１３とから
構成されている。
ように、電磁弁９の流路の側面に設けられている曲面部
を有するベローズ１１と、ベローズ１１の曲面部を押圧
する鉄芯１２と、鉄芯１２を作動するコイル１３とから
構成されている。
【００２３】前記ベローズ１１の曲面部は、通常は鉄芯
１２の重量またはスプリング（図示してない）により押
圧されて平面とされているが、コイル１３を励磁すると
鉄芯１２が上昇して一点鎖線に示すように曲面とされ、
前記電磁弁９の流路の体積を増加して、図３（ａ）に示
すように充填直後の充填ノズル４２の先端の液滴１４
を、図３（ｂ）に示すように充填ノズル４２内に吸引す
る。
１２の重量またはスプリング（図示してない）により押
圧されて平面とされているが、コイル１３を励磁すると
鉄芯１２が上昇して一点鎖線に示すように曲面とされ、
前記電磁弁９の流路の体積を増加して、図３（ａ）に示
すように充填直後の充填ノズル４２の先端の液滴１４
を、図３（ｂ）に示すように充填ノズル４２内に吸引す
る。
【００２４】図１に示すように、充填ノズル昇降装置４
１の充填ノズル４２は、ノズル支持板４３のボールナッ
ト４４に螺合されているボールネジ４５をモータ４６で
回転することにより、充填するときには下降してその先
端が成形品に挿入され、充填が終ると上方に引き上げら
れるようにされている。
１の充填ノズル４２は、ノズル支持板４３のボールナッ
ト４４に螺合されているボールネジ４５をモータ４６で
回転することにより、充填するときには下降してその先
端が成形品に挿入され、充填が終ると上方に引き上げら
れるようにされている。
【００２５】上記実施例の作用について説明する。
【００２６】まず、同時充填工程について、図４および
図５を参照して説明する。 （ａ）クロスヘッド２３から筒状のパリソン２４が所定
の長さ押出されると、金型が３４がパリソン受取位置に
前進する。次に金型３４を閉じ、型締してパリソン２４
を金型３４内に保持し、パリソン切断装置２５でパリソ
ン２４を切断する。 （ｂ）金型３４が後退移動して充填位置で停止する。パ
リソン２４の上部をパリソン吸引板３６に密着させる。 （ｃ）金型本体３７に形成されたキャビティ３７ａが真
空吸引され、所定形状の樹脂容器が成形され、冷却固化
される。なお、本出願人は、特願平７−１５１６７７号
によって、前記パリソン２４を真空吸引する金型３４に
ついて提案している。 （ｄ）液体を充填する充填ノズル４２が、成形品の上方
より挿入され、液体が充填される。 （ｅ）充填後に、充填ノズル４２が上方に逃げると共
に、圧着シール金型３８が閉じて、成形品の口部を圧着
力で融着シールする。 （ｆ）成形品を密封した後に、金型３４が開き、液体が
充填された成形品が金型３４から取り出される。
図５を参照して説明する。 （ａ）クロスヘッド２３から筒状のパリソン２４が所定
の長さ押出されると、金型が３４がパリソン受取位置に
前進する。次に金型３４を閉じ、型締してパリソン２４
を金型３４内に保持し、パリソン切断装置２５でパリソ
ン２４を切断する。 （ｂ）金型３４が後退移動して充填位置で停止する。パ
リソン２４の上部をパリソン吸引板３６に密着させる。 （ｃ）金型本体３７に形成されたキャビティ３７ａが真
空吸引され、所定形状の樹脂容器が成形され、冷却固化
される。なお、本出願人は、特願平７−１５１６７７号
によって、前記パリソン２４を真空吸引する金型３４に
ついて提案している。 （ｄ）液体を充填する充填ノズル４２が、成形品の上方
より挿入され、液体が充填される。 （ｅ）充填後に、充填ノズル４２が上方に逃げると共
に、圧着シール金型３８が閉じて、成形品の口部を圧着
力で融着シールする。 （ｆ）成形品を密封した後に、金型３４が開き、液体が
充填された成形品が金型３４から取り出される。
【００２７】つぎに、液体充填方法について図１を参照
して説明する。
して説明する。
【００２８】液体圧送系Ａで、液体貯蔵タンク１の液体
は、ポンプ２を経て熱交換器３に送られる。この熱交換
器３で定温（約２０〜２５℃の範囲の任意温度）とさ
れ、粘度が一定とされた液体は、ポンプ２の入口に戻り
循環される。なお、液体の温度は、液体圧送系Ａと液体
充填系Ｂとの接続管路に設けられている温度計５で検出
し、前記熱交換器３の冷却水または熱媒体配管の入口側
に設けられているダイヤフラム弁７を制御して定温に保
たれる。液体の圧力は、液体圧送系Ａと液体充填系Ｂと
の接続管路に設けられている圧力計４で検出し、前記ポ
ンプ２と前記熱交換器３との間の管路に設けられている
ダイヤフラム弁６を制御して定圧（０．１〜２ｋｇｆ／
ｃｍ2の範囲の任意圧力）に保たれる。 前記液体圧送
系Ａで、定温、定圧に保たれた液体は、液体充填系Ｂの
定量充填用の電磁弁８が開くと、この電磁弁８に設けら
れたタイマーによって一定量、充填ノズル４２から成形
品の内部に充填される。また、この電磁弁８は、高応答
性（応答性が５〜１０ms）であるので高精度の充填精度
が得られる。
は、ポンプ２を経て熱交換器３に送られる。この熱交換
器３で定温（約２０〜２５℃の範囲の任意温度）とさ
れ、粘度が一定とされた液体は、ポンプ２の入口に戻り
循環される。なお、液体の温度は、液体圧送系Ａと液体
充填系Ｂとの接続管路に設けられている温度計５で検出
し、前記熱交換器３の冷却水または熱媒体配管の入口側
に設けられているダイヤフラム弁７を制御して定温に保
たれる。液体の圧力は、液体圧送系Ａと液体充填系Ｂと
の接続管路に設けられている圧力計４で検出し、前記ポ
ンプ２と前記熱交換器３との間の管路に設けられている
ダイヤフラム弁６を制御して定圧（０．１〜２ｋｇｆ／
ｃｍ2の範囲の任意圧力）に保たれる。 前記液体圧送
系Ａで、定温、定圧に保たれた液体は、液体充填系Ｂの
定量充填用の電磁弁８が開くと、この電磁弁８に設けら
れたタイマーによって一定量、充填ノズル４２から成形
品の内部に充填される。また、この電磁弁８は、高応答
性（応答性が５〜１０ms）であるので高精度の充填精度
が得られる。
【００２９】たとえば、５ｃｃ以下の充填を行う場合
は、充填圧力１ｋｇｆ／ｃｍ2以下、充填精度５ｃｃ±
３％以下、充填ノズル径２ｍｍ以下、充填時間２ｓｅｃ
以下で充填される。
は、充填圧力１ｋｇｆ／ｃｍ2以下、充填精度５ｃｃ±
３％以下、充填ノズル径２ｍｍ以下、充填時間２ｓｅｃ
以下で充填される。
【００３０】定量充填用の電磁弁８が閉じて充填が終了
すると、滴下防止用の電磁弁９が励磁され、この弁９の
流路の体積を増加して、充填直後の充填ノズル４２の先
端の液滴１４を充填ノズ４２ル内に吸引する。この液滴
１４の吸引により、充填ノズル４２の先端に付着した液
滴１４が、充填ノズル４２が上昇するときの振動などに
より、成形品内に落下することを防止することができ
る。特に、充填量が少ないものほど効果があり、充填量
のバラツキを防止することができる。
すると、滴下防止用の電磁弁９が励磁され、この弁９の
流路の体積を増加して、充填直後の充填ノズル４２の先
端の液滴１４を充填ノズ４２ル内に吸引する。この液滴
１４の吸引により、充填ノズル４２の先端に付着した液
滴１４が、充填ノズル４２が上昇するときの振動などに
より、成形品内に落下することを防止することができ
る。特に、充填量が少ないものほど効果があり、充填量
のバラツキを防止することができる。
【００３１】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ため、次のような効果を得ることができる。すなわち、
液体充填装置の定量供給用の電磁弁に設けられているタ
イマーは数値で設定可能、かつメモリー可能であるので
一度設定すれば繰返し、同じ充填量を個人差なく充填す
ることができる。また、高応答性の電磁弁と滴下防止用
の電磁弁を使用しているので、高精度の充填量が繰返し
安定して得られる。また、液体充填装置は、パイプ接合
とされ、電磁弁、その他の機器も流路構造が簡単で滞留
箇所がないので、洗浄および滅菌を容易に行うことがで
きる。また、少量の充填量にも容易に対応することがで
きる。
ため、次のような効果を得ることができる。すなわち、
液体充填装置の定量供給用の電磁弁に設けられているタ
イマーは数値で設定可能、かつメモリー可能であるので
一度設定すれば繰返し、同じ充填量を個人差なく充填す
ることができる。また、高応答性の電磁弁と滴下防止用
の電磁弁を使用しているので、高精度の充填量が繰返し
安定して得られる。また、液体充填装置は、パイプ接合
とされ、電磁弁、その他の機器も流路構造が簡単で滞留
箇所がないので、洗浄および滅菌を容易に行うことがで
きる。また、少量の充填量にも容易に対応することがで
きる。
【図１】本発明による液体充填装置を示す全体構成図で
ある。
ある。
【図２】滴下防止弁を示す概略断面図である。
【図３】充填ノズルの先端の液滴状態を示す図であり、
図（ａ）は充填直後、図（ｂ）は滴下防止弁で液滴を吸
引した状態を示す。
図（ａ）は充填直後、図（ｂ）は滴下防止弁で液滴を吸
引した状態を示す。
【図４】同時充填中空成形機を示す構成図である。
【図５】同時充填工程を示す図である。
【図６】従来の液体充填装置を示す全体構成図である。
１ 液体貯蔵タンク ２ ポンプ ３ 熱交換器 ４ 圧力計 ５ 温度計 ６、７ ダイヤフラム弁 ８、９ 電磁弁 １０ 絞り弁 １１ ベローズ １２ 鉄芯 １３ コイル １４ 液滴
Claims (5)
- 【請求項１】 定温、定圧とした液体を、定量供給用の
電磁弁（８）を用いて成形品に充填することを特徴とす
る同時充填中空成形機の液体充填方法。 - 【請求項２】 液体を定温、低圧とする液体圧送系
（Ａ）と、液体を成形品に充填する液体充填系（Ｂ）と
からなり、前記液体充填系（Ｂ）には定量充填用の電磁
弁（８）が設けられていることを特徴とする同時充填中
空成形機の液体充填装置。 - 【請求項３】 前記定量充填用の電磁弁（８）は、その
作動時間をタイマーで設定可能、かつメモリー可能とさ
れていることを特徴とする請求項２記載の同時充填中空
成形機の液体充填装置。 - 【請求項４】 前記液体充填系（Ｂ）には、滴下防止用
の電磁弁（９）が設けられていることを特徴とする請求
項２または３記載の同時充填中空成形機の液体充填装
置。 - 【請求項５】 前記液体圧送系（Ａ）は、液体貯蔵タン
ク（１）、ポンプ（２）および熱交換器（３）が順次接
続されてなり、液体充填系（Ｂ）との接続管路には圧力
計（４）と温度計（５）が取り付けられ、前記圧力計
（４）は前記ポンプ（２）と前記熱交換器（３）との間
の管路に設けられているダイヤフラム弁（６）に接続さ
れ、前記温度計（５）は前記熱交換器（３）の冷却水ま
たは熱媒体配管に設けられているダイヤフラム弁（７）
に接続されていることを特徴とする請求項２〜４のいず
れか１項に記載の同時充填中空成形機の液体充填装置
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21463995A JPH0957834A (ja) | 1995-08-23 | 1995-08-23 | 同時充填中空成形機の液体充填方法およびその装置 |
| DE19707292A DE19707292A1 (de) | 1995-08-23 | 1997-02-24 | Simultan füllendes Blasform-Verfahren und -vorrichtung |
| US09/350,890 US6214282B1 (en) | 1995-08-23 | 1999-07-12 | Simultaneous filling blow molding method and apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21463995A JPH0957834A (ja) | 1995-08-23 | 1995-08-23 | 同時充填中空成形機の液体充填方法およびその装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0957834A true JPH0957834A (ja) | 1997-03-04 |
Family
ID=16659086
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21463995A Pending JPH0957834A (ja) | 1995-08-23 | 1995-08-23 | 同時充填中空成形機の液体充填方法およびその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0957834A (ja) |
Cited By (21)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007118558A (ja) * | 2005-09-30 | 2007-05-17 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | ブロー成形機のブローエア供給装置 |
| WO2007072716A1 (ja) * | 2005-12-21 | 2007-06-28 | Toyo Seikan Kaisha, Ltd. | ブロー成形機のブローエア供給装置 |
| US8435026B2 (en) | 2006-04-13 | 2013-05-07 | Amcor Limited | Liquid or hydraulic blow molding |
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| US8827688B2 (en) | 2011-12-21 | 2014-09-09 | Amcor Limited | Sealing system for molding machine |
| US8834778B2 (en) | 2010-09-13 | 2014-09-16 | Amcor Limited | Mold delay for increased pressure for forming container |
| US8968636B2 (en) | 2010-10-15 | 2015-03-03 | Discma Ag | Stretch rod system for liquid or hydraulic blow molding |
| US9044887B2 (en) | 2011-05-27 | 2015-06-02 | Discma Ag | Method of forming a container |
| US9216537B2 (en) | 2011-06-09 | 2015-12-22 | Discma Ag | Compensation for hydrapak machine using isolator cylinder |
| US9221223B2 (en) | 2011-12-22 | 2015-12-29 | Discma Ag | Apparatus and method for controlling temperature gradient through wall thickness of container |
| US9254617B2 (en) | 2011-10-27 | 2016-02-09 | Discma Ag | Method and apparatus for forming and filling a container |
| US9314955B2 (en) | 2010-10-15 | 2016-04-19 | Discma Ag | Use of optimized piston member for generating peak liquid pressure |
| US9802375B2 (en) | 2011-10-27 | 2017-10-31 | Discma Ag | Counter stretch connecting rod and positive fill level control rod |
| US11027862B2 (en) | 2014-06-23 | 2021-06-08 | Woodstock Sterile Solutions, Inc. | Cold blow-fill-seal packaging system and process |
-
1995
- 1995-08-23 JP JP21463995A patent/JPH0957834A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| US10220580B2 (en) | 2011-10-27 | 2019-03-05 | Discma Ag | Counter stretch connecting rod and positive fill level control rod |
| US9254617B2 (en) | 2011-10-27 | 2016-02-09 | Discma Ag | Method and apparatus for forming and filling a container |
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