JPH0956745A - 皮膚貼着用ドレッシング製品 - Google Patents

皮膚貼着用ドレッシング製品

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JPH0956745A
JPH0956745A JP24075995A JP24075995A JPH0956745A JP H0956745 A JPH0956745 A JP H0956745A JP 24075995 A JP24075995 A JP 24075995A JP 24075995 A JP24075995 A JP 24075995A JP H0956745 A JPH0956745 A JP H0956745A
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JP
Japan
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sheet
dressing
split
skin
material layer
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Withdrawn
Application number
JP24075995A
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English (en)
Inventor
Yoshio Matsuo
好雄 松生
Masaaki Ito
正明 伊藤
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KYORITSU YAKUHIN KOGYO KK
Original Assignee
KYORITSU YAKUHIN KOGYO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 包材の開封操作と皮膚への貼着操作の双方と
の操作をワンタッチで行うことのできる使い勝手のよい
皮膚貼着用ドレッシング製品を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 ベースシート(1) の圧着シール面(C) 側
の中央領域に皮膚貼着性を有するドレッシングシート
(2) を設け、そのドレッシングシート(2) の中央領域に
は必要に応じ保護材層(3) を設ける。そのドレッシング
シート(2) (および保護材層(3) )を覆うように分割剥
離シート(4a), (4b)を設け、さらにこれらの分割剥離シ
ート(4a), (4b)の上から分割カバーシート(5a), (5b)の
圧着シール面(C) 側を被覆する。そして、片方の分割剥
離シート(4a)と片方の分割カバーシート(5a)との間およ
び他方の分割剥離シート(4b)と他方の分割カバーシート
(5b)との間は、それぞれ接着部(6a), (6b)で接着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、絆創膏用粘着テー
プ、防水用フィルム、創傷被覆用通気性シート、経皮吸
収用プラスターシートなどのドレッシングシートを、皮
膚にワンタッチで適用することができるように工夫した
使い勝手のよい皮膚貼着用ドレッシング製品に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】絆創膏用粘着テープ、防水用フィルム、
創傷被覆用通気性シート、経皮吸収用プラスターシート
などは、テープ状のものおよび広巾シート状のものを含
めて、ドレッシングシートと総称することができる。こ
れらのドレッシングシートは、開封しやすい包材に包装
され、そのままであるいは滅菌された状態でドレッシン
グ製品とされる。
【0003】ドレッシング製品は、基本的には似かよっ
た製品構造を有しており、包材を開封してドレッシング
シートを取り出し、それを人体皮膚の患部に貼るだけで
保護または治療目的を達成することができる。このよう
に手軽さを有するため、ドレッシング製品は現在では広
く普及している。
【0004】ドレッシング製品の代表例である救急絆創
膏は、基本的には次の構造を有する。すなわち、粘着テ
ープ(織布、不織布、プラスチックスフィルム、孔あき
シートなどの通気性を有するテープ状の基材の片面に粘
着剤層を設けたもの)の粘着剤層の中央領域に、必要に
応じ薬剤含有をさせた保護材(不織布・ガーゼ・綿片
等)を貼着すると共に、その上から分割した剥離紙(剥
離シート)を上記の粘着剤層全体を覆うように積層し、
これら全体を易開封性の包材(通常は紙製の袋)で包装
する。包材にはその一端側に折り返しを設けておくか、
包材を分割構成としてその中央部に折り返しを設けてお
く。包材にミシン目を設けた形態のものもある。
【0005】この救急絆創膏を使用するときは、包材の
折り返しを指で引っ張ることにより開封するか、あるい
は包材をミシン目に沿って破ることにより開封し、つい
で分割した剥離紙の一方をめくりながら保護材が患部に
当接するように粘着テープを皮膚に当てて貼着させ、つ
いでもう一方の剥離紙をめくりつつ残余につき同様の操
作を行う。
【0006】防水用フィルム、創傷被覆用通気性シー
ト、経皮吸収用プラスターシートなどの他のドレッシン
グ製品も、基本的には上記の救急絆創膏と類似の構造を
有し、かつ類似の操作で皮膚に適用される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】市販の救急絆創膏など
のドレッシング製品は、上に述べたように、包材に折り
返しやミシン目を設けかつ剥離紙を分割構成とすること
により、開封および皮膚への貼着が容易になるように工
夫してあるので、一昔前の製品に比すれば使い勝手がか
なりよくなっている。
【0008】しかしながら、ドレッシング製品は、他人
の助力を借りずに自分で皮膚に適用することが多いこ
と、子供、身体の不自由な人、視力が衰えた人、利指
(ききゆび)を怪我した人なども使用することを考える
と、さらに使い勝手をよくすることが強く望まれる。
【0009】本発明は、このような背景下において、包
材の開封操作と皮膚への貼着操作との双方の操作をワン
タッチで行うことのできる使い勝手のよい皮膚貼着用ド
レッシング製品を提供することを目的とするものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の皮膚貼着用ドレ
ッシング製品は、圧着シール面(C) を有するベースシー
ト(1) の圧着シール面(C) 側の中央領域に皮膚貼着性を
有するドレッシングシート(2) を設け、そのドレッシン
グシート(2) の中央領域には必要に応じ保護材層(3) を
設け、そのドレッシングシート(2) (保護材層(3) があ
る場合はそのドレッシングシート(2) および保護材層
(3) )を覆うように分割剥離シート(4a), (4b)を設け、
さらにこれらの分割剥離シート(4a), (4b)の上から、圧
着シール面(C) を有する分割カバーシート(5a), (5b)
を、それらの圧着シール面(C) が分割剥離シート(4a),
(4b)側を向くようにかつ前記ベースシート(1) の圧着シ
ール面(C) と圧着シールするように被覆した構成を有
し、かつ、片方の分割剥離シート(4a)と片方の分割カバ
ーシート(5a)との間および他方の分割剥離シート(4b)と
他方の分割カバーシート(5b)との間がそれぞれ接着部(6
a), (6b)で接着されていることを特徴とするものであ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下本発明を詳細に説明する。
【0012】本発明の皮膚貼着用ドレッシング製品は、
基本的には、ベースシート(1) /ドレッシングシート
(2) /保護材層(3) /分割剥離シート(4a), (4b)/分割
カバーシート(5a), (5b)の構成を有する。ただし保護材
層(3) は省略することもある。またドレッシングシート
(2) は台紙付きのこともある。
【0013】ベースシート(1) としては、紙、不織布、
フィルムなどでできた圧着シール面(C) を有するシート
が用いられる。圧着シール面(C) とは、その面同士を常
温で(場合により熱時)圧着すると接着するが、他の面
とはほとんどまたは全く接着しない面を言う。圧着シー
ル面(C) は、紙、不織布またはフィルムに、圧着シール
性を有する接着剤や接着性フィルム層を塗布、含浸また
は積層することによって形成される。なお、ある種のポ
リウレタンフィルムなどのフィルムにはそれ自身が自己
接着性を有するものがあるので、そのようなフィルム
を、圧着シール面(C) を有するベースシート(1) として
用いることもできる。
【0014】ドレッシングシート(2) としては、絆創膏
用粘着テープ、台紙を有しまたは有しない防水用フィル
ム、台紙を有しまたは有しない創傷被覆用通気性シー
ト、経皮吸収用プラスターシート、湿布用シート、パッ
チテスト用シートなどがあげられる。絆創膏用粘着テー
プの場合は、たとえば、織布、不織布、プラスチックス
フィルム、プラスチックス不織布、孔あきシートなどの
テープ状の基材の片面に粘着剤層を設けたものが用いら
れ、粘着剤層には薬剤が含有されていることもある。防
水用フィルムは、極薄フィルムであることが望ましい。
創傷被覆用通気性シートは、空気は通すが、水や微生物
は通さないものが望ましい。
【0015】保護材層(3) としては、不織布、ガーゼ、
綿片、綿布、スポンジなどがあげられ、殺菌剤などの薬
剤を含有させておくこともあり、また傷口に付着するの
を防止するため、有孔ポリエチレンフィルムなどを傷口
と接触する側に設けることもある。この保護材層(3) は
必要に応じて設ける任意層であり、省略することもでき
る。
【0016】分割剥離シート(4a), (4b)としては、たと
えば、シリコーン等の剥離剤で処理された面を有する紙
やフィルムでできた剥離シートを二分割したものが用い
られる。
【0017】分割カバーシート(5a), (5b)としては、上
記のベースシート(1) と同様に、紙、不織布、フィルム
などでできた圧着シール面(C) を有するシートが用いら
れる。この分割カバーシート(5a), (5b)には、開封を容
易にするために、中央寄り端部または/および外側端部
に折り返しを形成しておくことが望ましい。
【0018】上記のベースシート(1) の圧着シール面
(C) 側の中央領域にはドレッシングシート(2) を設け、
そのドレッシングシート(2) の中央領域には必要に応じ
保護材層(3) を設け、これらドレッシングシート(2)
(保護材層(3) がある場合はそのドレッシングシート
(2) および保護材層(3) )を覆うように分割剥離シート
(4a), (4b)を設ける。この場合、ドレッシングシート
(2) の皮膚貼着面は上面になるようにし、分割剥離シー
ト(4a), (4b)の剥離処理面は下面になるようにする。
【0019】さらにこれらの分割剥離シート(4a), (4b)
の上からは、分割カバーシート(5a), (5b)を、それらの
圧着シール面(C) が分割剥離シート(4a), (4b)側を向く
ようにかつ上記ベースシート(1) の圧着シール面(C) と
圧着シールするように被覆する。
【0020】ドレッシングシート(2) の中央領域に保護
材層(3) を設ける場合には、分割剥離シート(4a), (4b)
のどちらか一方が保護材層(3) の全てまたは大部分を覆
っているようにすると、皮膚に対する貼着操作を行いや
すくなる。
【0021】そして本発明の皮膚貼着用ドレッシング製
品にあっては、片方の分割剥離シート(4a)と片方の分割
カバーシート(5a)との間、および他方の分割剥離シート
(4b)と他方の分割カバーシート(5b)との間が、互いに接
着部(6a), (6b)で接着されるようにする。すなわち、分
割カバーシート(5a)と分割剥離シート(4a)、分割カバー
シート(5b)と分割剥離シート(4b)とが、連動関係にある
ようにするのである。接着部(6a), (6b)は、部分接着で
充分であるが、広範囲の接着としても差し支えない。部
分接着の場合、接着部(6a), (6b)の少なくとも一方を複
数箇所で部分接着してもよい。
【0022】次に作用について述べると、本発明の皮膚
貼着用ドレッシング製品を使用するにあたっては、まず
分割カバーシート(5a), (5b)のうちの片方(たとえば(5
a))を指でめくる。すると、分割カバーシート(5a)と分
割剥離シート(4a)との間は接着部(6a)で接着されている
ので、分割剥離シート(4a)が一緒に持ち上がり、必要に
応じて設けた保護材層(3) の全部または大部分と、ドレ
ッシングシート(2) のおおよそ半分またはそれ以上が露
出する。この状態で人体皮膚の患部に貼着し、ついで他
方の分割カバーシート(5b)を指でめくると、分割カバー
シート(5b)と分割剥離シート(4b)との間は接着部(6b)で
接着されているので、分割剥離シート(4b)が一緒に持ち
上がり、保護材層(3) の残余とドレッシングシート(2)
の残余が露出する。この状態でそのまま患部に押しつけ
れば、貼着操作が完了する。
【0023】この操作は、言葉で説明すると一見複雑に
見えるが、実際は極めて簡単であり、ワンタッチで開封
操作と貼着操作との双方の操作が達成できる。というの
は、本発明の皮膚貼着用ドレッシング製品にあっては、
分割カバーシート(5a), (5b)と分割剥離シート(4a), (4
b)とが連動するように構成されているからである。
【0024】
【実施例】次に実施例をあげて本発明をさらに説明す
る。なお実施例4〜9においてはドレッシングシート
(2) の種類につき触れていないが、これらの実施例にお
けるドレッシングシート(2) としては、絆創膏用粘着テ
ープ、台紙を有しまたは有しない防水用フィルム、台紙
を有しまたは有しない創傷被覆用通気性シート、経皮吸
収用プラスターシート、湿布用シート、パッチテスト用
シートなどを用いることができる。
【0025】実施例1 図1は本発明の皮膚貼着用ドレッシング製品が保護材層
(3) 付きの救急絆創膏である場合の一例を示した断面図
であり、分割カバーシート(5a), (5b)を中央寄りの端部
から開封することができる場合を示してある。図2は図
1の皮膚貼着用ドレッシング製品の開封操作時の断面図
である。
【0026】〈構造〉(1) はテープ状の紙製のベースシ
ートであり、上面が圧着シール面(C) となっている。
【0027】(2) はドレッシングシートの一例としての
絆創膏用粘着テープであり、伸縮性を有するポリウレタ
ン不織布の片面にアクリル系粘着剤組成物を塗布して粘
着剤層を形成したものからなる。
【0028】(3) は保護材層であり、アクリノールを含
有させた不織布をガーゼで一体に包んだ構成を有する。
この保護材層(3) は、ドレッシングシート(粘着テー
プ)(2) の中央領域において、そのドレッシングシート
(2) の上面に粘着固定されている。
【0029】(4a), (4b)はシリコーン系剥離剤で剥離処
理した紙からなる分割剥離シートであり、片方の分割剥
離シート(4a)は保護材層(3)のちょうど全部を覆うよう
に、他方の分割剥離シート(4b)は保護材層(3)から外れ
るように、ドレッシングシート(粘着テープ)(2) の上
から剥離処理面が下面になるように積層してある。
【0030】(5a), (5b)は分割カバーシートであり、上
に述べたベースシート(1)と同一のシートでできてい
る。分割カバーシート(5a), (5b)は、下面側が圧着シー
ル面(C) となるようにして、分割剥離シート(4a), (4b)
のそれぞれに対応して使われている。分割カバーシート
(5a), (5b)は中央寄りの端部において図1のように折り
返されると共にその一部が重なるようにしてあり、その
重なり部分の一部で分割カバーシート(5a), (5b)の圧着
シール面(C), (C)同士が圧着シールされている。(c)は
圧着シール部である。
【0031】この分割カバーシート(5a), (5b)の圧着シ
ール面(C) は、ベースシート(1)の圧着シール面(C) と
対向しているので、両シートは周辺部において(ドレッ
シングシート(2) 、保護材層(3) 、分割剥離シート(4
a), (4b)をのせていない部分において)互いに圧着シー
ルされている。(c)は圧着シール部である。
【0032】上記において、片方の分割剥離シート(4a)
と片方の分割カバーシート(5a)との間は互いに接着部(6
a)で部分接着されており、他方の分割剥離シート(4b)と
他方の分割カバーシート(5b)との間は互いに接着部(6b)
で部分接着されている。
【0033】〈使い方〉片方の分割カバーシート(5a)の
中央寄りの端部を指でつまんで圧着シール部(c) のシー
ル力に抗してめくると、図2に示したように、分割剥離
シート(4a)が一緒に持ち上がり、保護材層(3) の全部と
ドレッシングシート(粘着テープ)(2)のほぼ半分が露
出するので、この状態で人体皮膚の患部に貼着する。つ
いで他方の分割カバーシート(5b)の中央寄りの端部を指
でつまんでめくると、図2に示したように、他方の分割
剥離シート(4b)が一緒に持ち上がり、ドレッシングシー
ト(2) の残余が露出するので、そのまま患部に押しつけ
る。これにより、極めて簡単に開封と貼着の双方の操作
が達成される。
【0034】実施例2 ドレッシングシート(2) として、上面側が粘着性を有す
るポリウレタンフィルムでできた極薄の防水シート(空
気は通過させるが水や細菌を通過させないもの)を用い
たほかは実施例1と同様にして皮膚貼着用ドレッシング
製品を作製した。この皮膚貼着用ドレッシング製品の構
造は図1と同じであり、使い方は図2と同じである。な
お保護材層(3) は省略することもできる。またドレッシ
ングシート(2) として、台紙付きの極薄の防水シートを
用いることもできる。
【0035】実施例3 図3は本発明の皮膚貼着用ドレッシング製品が保護材層
(3) なしの救急絆創膏である場合の一例を示した断面図
であり、分割カバーシート(5a), (5b)を中央寄りの端部
から開封することができる場合を示してある。
【0036】ドレッシングシート(2) として、絆創膏用
粘着テープを用い、かつ保護材層(3) の使用を省略した
ほかは実施例1と同様にして皮膚貼着用ドレッシング製
品を作製した。この場合も、極めて簡単に開封と貼着の
双方の操作が達成される。
【0037】実施例4 図4は保護材層(3) 付きの本発明の皮膚貼着用ドレッシ
ング製品の一例を示した断面図であり、分割カバーシー
ト(5a), (5b)の一方を外側端部から、他方を中央寄りの
端部から開封することができる場合を示してある。図5
は図4の皮膚貼着用ドレッシング製品の開封操作時の断
面図である。
【0038】片方の分割カバーシート(5a)を圧着シール
部(c) のシール力に抗してその外側端部から指でめくる
と、分割剥離シート(4a)が一緒に持ち上がり、保護材層
(3)の全部とドレッシングシート(2) のほぼ半分が露出
するので、この状態で人体皮膚の患部に貼着する。つい
で他方の分割カバーシート(5b)の中央寄りの端部に設け
てある折り返しを指でめくると、他方の分割剥離シート
(4b)が一緒に持ち上がり、ドレッシングシート(2) の残
余が露出するので、そのまま患部に押しつける。これに
より、極めて簡単に開封と貼着の双方の操作が達成され
る。
【0039】実施例5 図6は保護材層(3) なしの本発明の皮膚貼着用ドレッシ
ング製品の一例を示した断面図であり、分割カバーシー
ト(5a), (5b)の一方を外側端部から、他方を中央寄りの
端部から開封することができる場合を示してある。
【0040】この実施例5は保護材層(3) を有しないほ
かは実施例4と同様の構造をしており、開封操作も実施
例4と同様にして行うことができる。
【0041】実施例6 図7は保護材層(3) 付きの本発明の皮膚貼着用ドレッシ
ング製品の一例を示した断面図であり、分割カバーシー
ト(5a), (5b)の一方を外側端部から、他方を中央寄りの
端部から開封することができる場合を示してある。
【0042】この実施例6においては、分割剥離シート
(4a), (4b)のうち他方の分割剥離シート(4b)も保護材層
(3) に少し重なるように設けてある。
【0043】片方の分割カバーシート(5a)をその外側端
部から指でめくると、分割剥離シート(4a)が一緒に持ち
上がり、保護材層(3) の大部分とドレッシングシート
(2) のほぼ半分が露出するので、この状態で人体皮膚の
患部に貼着する。ついで他方の分割カバーシート(5b)の
中央寄り端部を指でめくると、他方の分割剥離シート(4
b)が一緒に持ち上がり、保護材層(3) の残余とドレッシ
ングシート(2) の残りの半分が露出するので、そのまま
患部に押しつける。これにより、極めて簡単に開封と貼
着の双方の操作が達成される。
【0044】実施例7 図8は保護材層(3) なしの本発明の皮膚貼着用ドレッシ
ング製品の一例を示した断面図であり、分割カバーシー
ト(5a), (5b)の一方を外側端部から、他方を中央寄りの
端部から開封することができる場合を示してある。
【0045】この実施例7は保護材層(3) を有しないほ
かは実施例6と同様の構造をしており、開封操作も実施
例6と同様にして行うことができる。
【0046】実施例8 図9は保護材層(3) 付きの本発明の皮膚貼着用ドレッシ
ング製品の一例を示した断面図であり、分割カバーシー
ト(5a), (5b)の一方を外側端部と中央寄りの端部とのど
ちらからでも開封することができ、他方を中央寄りの端
部から開封することができる場合を示してある。
【0047】この実施例8は実施例4と類似している
が、片方の分割カバーシート(5a)と片方の分割剥離シー
ト(4a)との間を図9のように2ケ所の接着部(6a)で部分
接着してあり、片方の分割カバーシート(5a)を外側端部
と中央寄りの端部のどちらからでも開封することができ
るようにしてある。
【0048】実施例9 図10は保護材層(3) なしの本発明の皮膚貼着用ドレッ
シング製品の一例を示した断面図であり、分割カバーシ
ート(5a), (5b)の一方を外側端部と中央寄りの端部との
どちらからでも開封することができ、他方を中央寄りの
端部から開封することができる場合を示してある。
【0049】この実施例9は実施例5と類似している
が、片方の分割カバーシート(5a)と片方の分割剥離シー
ト(4a)との間を図10のように2ケ所の接着部(6a)で部
分接着してあり、片方の分割カバーシート(5a)を外側端
部と中央寄りの端部のどちらからでも開封することがで
きるようにしてある。
【0050】
【発明の効果】本発明の皮膚貼着用ドレッシングシート
製品にあっては、包材を構成するカバーシートを持ち上
げると剥離シートも同時に持ち上がり、ドレッシングシ
ート(保護材層付きのこともある)を人体皮膚にワンタ
ッチで貼着することができる。このように開封と貼着と
の双方の操作がワンタッチでできるので、使い勝手が極
めてよく、子供、身体の不自由な人、視力が衰えた人、
利指を怪我した人などにとっても、使いやすいものとな
っている。
【0051】しかも本発明の皮膚貼着用ドレッシング製
品は、既存のドレッシング製品の製造装置をわずかに改
良するだけで製造することができるので、製造コスト的
にも有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の皮膚貼着用ドレッシング製品が保護材
層(3) 付きの救急絆創膏である場合の一例を示した断面
図であり、分割カバーシート(5a), (5b)を中央寄りの端
部から開封することができる場合を示してある。
【図2】図1の皮膚貼着用ドレッシング製品の開封操作
時の断面図である。
【図3】本発明の皮膚貼着用ドレッシング製品が保護材
層(3) なしの救急絆創膏である場合の一例を示した断面
図であり、分割カバーシート(5a), (5b)を中央寄りの端
部から開封することができる場合を示してある。
【図4】保護材層(3) 付きの本発明の皮膚貼着用ドレッ
シング製品の一例を示した断面図であり、分割カバーシ
ート(5a), (5b)の一方を外側端部から、他方を中央寄り
の端部から開封することができる場合を示してある。
【図5】図4の皮膚貼着用ドレッシング製品の開封操作
時の断面図である。
【図6】保護材層(3) なしの本発明の皮膚貼着用ドレッ
シング製品の一例を示した断面図であり、分割カバーシ
ート(5a), (5b)の一方を外側端部から、他方を中央寄り
の端部から開封することができる場合を示してある。
【図7】保護材層(3) 付きの本発明の皮膚貼着用ドレッ
シング製品の一例を示した断面図であり、分割カバーシ
ート(5a), (5b)の一方を外側端部から、他方を中央寄り
の端部から開封することができる場合を示してある。
【図8】保護材層(3) なしの本発明の皮膚貼着用ドレッ
シング製品の一例を示した断面図であり、分割カバーシ
ート(5a), (5b)の一方を外側端部から、他方を中央寄り
の端部から開封することができる場合を示してある。
【図9】保護材層(3) 付きの本発明の皮膚貼着用ドレッ
シング製品の一例を示した断面図であり、分割カバーシ
ート(5a), (5b)の一方を外側端部と中央寄りの端部との
どちらからでも開封することができ、他方を中央寄りの
端部から開封することができる場合を示してある。
【図10】保護材層(3) なしの本発明の皮膚貼着用ドレ
ッシング製品の一例を示した断面図であり、分割カバー
シート(5a), (5b)の一方を外側端部と中央寄りの端部と
のどちらからでも開封することができ、他方を中央寄り
の端部から開封することができる場合を示してある。
【符号の説明】
(1) …ベースシート、 (2) …ドレッシングシート、 (3) …保護材層、 (4a), (4b)…分割剥離シート、 (5a), (5b)…分割カバーシート、 (6a), (6b)…接着部、 (C) …圧着シール面、 (c) …圧着シール部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧着シール面(C) を有するベースシート
    (1) の圧着シール面(C) 側の中央領域に皮膚貼着性を有
    するドレッシングシート(2) を設け、そのドレッシング
    シート(2) の中央領域には必要に応じ保護材層(3) を設
    け、そのドレッシングシート(2) (保護材層(3) がある
    場合はそのドレッシングシート(2) および保護材層
    (3))を覆うように分割剥離シート(4a), (4b)を設け、
    さらにこれらの分割剥離シート(4a), (4b)の上から、圧
    着シール面(C) を有する分割カバーシート(5a), (5b)
    を、それらの圧着シール面(C) が分割剥離シート(4a),
    (4b)側を向くようにかつ前記ベースシート(1) の圧着シ
    ール面(C) と圧着シールするように被覆した構成を有
    し、かつ、片方の分割剥離シート(4a)と片方の分割カバ
    ーシート(5a)との間および他方の分割剥離シート(4b)と
    他方の分割カバーシート(5b)との間がそれぞれ接着部(6
    a), (6b)で接着されていることを特徴とする皮膚貼着用
    ドレッシング製品。
  2. 【請求項2】ドレッシングシート(2) の中央領域に保護
    材層(3) が設けられており、かつ分割剥離シート(4a),
    (4b)のどちらか一方が保護材層(3) の全てまたは大部分
    を覆っている請求項1記載の皮膚貼着用ドレッシング製
    品。
  3. 【請求項3】皮膚貼着性を有するドレッシングシート
    (2) が、絆創膏用粘着テープ、台紙を有しまたは有しな
    い防水用フィルム、台紙を有しまたは有しない創傷被覆
    用通気性シート、経皮吸収用プラスターシート、湿布用
    シートまたはパッチテスト用シートである請求項1また
    は2記載の皮膚貼着用ドレッシング製品。
  4. 【請求項4】分割カバーシート(5a), (5b)が、中央寄り
    端部または/および外側端部から開封することができる
    ようになっている請求項1ないし3のいずれかに記載の
    皮膚貼着用ドレッシング製品。
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