JPH0954893A - 車両認識装置 - Google Patents

車両認識装置

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JPH0954893A
JPH0954893A JP22738995A JP22738995A JPH0954893A JP H0954893 A JPH0954893 A JP H0954893A JP 22738995 A JP22738995 A JP 22738995A JP 22738995 A JP22738995 A JP 22738995A JP H0954893 A JPH0954893 A JP H0954893A
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JP
Japan
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vehicle
license plate
camera
image pickup
image data
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JP22738995A
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Inventor
Masaaki Kojima
正明 小島
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Ibiden Co Ltd
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Ibiden Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 撮像カメラの撮像範囲が入場口の車両進入範
囲よりも狭い場合であっても、入場口から進入してくる
車両の進入方向や車両におけるナンバープレートの取付
位置に影響されることなく、1台の撮像カメラにより低
いコストをもってナンバープレートの車番を確実に認識
することができる車両認識装置を提供する。 【解決手段】 撮像カメラ2の回転駆動行うPAN駆動
部7を設け、撮像カメラ2により撮像された画像データ
に車両16のナンバープレート17が存在しない場合に
は、ナンバープレートチェック部9を介して画像データ
中にナンバープレート17の存在が確認されるまで、P
AN駆動部7により撮像カメラ2のPAN駆動をPAN
駆動範囲Cに渡って行うことにより車両16を追尾する
ように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮像カメラを介し
てガソリンスタンド等の入場口から進入する車両を撮像
し、その撮像された画像データに基づいて車両に取り付
けられたナンバープレートにおける車番の読取認識を行
うことにより車両を認識する車両認識装置に関し、特
に、撮像カメラの撮像範囲が入場口の車両進入範囲より
も狭い場合であっても、入場口から進入してくる車両の
進入方向や車両におけるナンバープレートの取付位置に
影響されることなく、1台の撮像カメラにより低いコス
トをもってナンバープレートの車番を確実に認識するこ
とが可能な車両認識装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両に取り付けられたナンバ
ープレートの読取認識を行い、車両を特定して認識する
各種の装置が提案されている。例えば、特開平5−32
5091号公報には、路上の所定領域を撮影して車両の
車頭を検出する車頭検出用カメラとストロボ装置による
照明時に車両のナンバープレートにおける車番を撮影す
る車番読取用カメラとを有し、車両の車頭が車番読取用
カメラの視野に入った時点で、映像信号処理手段を介し
て車頭検出用カメラの映像信号を車番読取用カメラの映
像信号に切り換えるように構成した車番自動読取装置が
記載されている。
【0003】また、特開平6−68376号公報には、
TVカメラを介して路上を走行する自動車を撮像し、ナ
ンバープレート読取装置を介してその撮像画像の画像処
理を行うことによりナンバープレートを抽出してナンバ
ー文字を認識するとともに自動車の速度計測を行った
後、自動車の計測速度がしきい値を越えた場合には表示
板に速度違反の警告及び違反車のナンバーを表示するよ
うにした速度違反警告装置が記載されている。前記各車
番自動読取装置及び速度違反警告装置は、いずれも路上
を直進走行する車両(自動車)のナンバープレートの読
取認識を行って車両の特定認識を行うものである。
【0004】ところで、近年、ガソリンスタンド等にお
いて入場口から進入してきた車両を認識し、その車両の
ユーザーに対して各種のサービスを行う要請が高まって
いる。かかる要請を達成するためには、入場口から進入
してきた車両に取り付けられたナンバープレートを可能
な限り迅速に読取認識し、その読み取ったナンバープレ
ートの車番に基づきユーザー名、各種メンテナンス情報
を把握して各種のサービスを行うことが必要となる。
【0005】一方、車両がガソリンスタンド等の入場口
から進入する際には、左折しながら進入する場合(入場
口に対して右方向から進入する場合)と右折しながら進
入する場合(入場口に対して左方向から進入する場合)
がある。このように入場口から進入してくる車両のナン
バープレートの読取認識を行うには、固定的に設置され
た撮像カメラを介して車両を撮影し、その撮影された画
像データからナンバープレートを切り出して車番を認識
するのが一般的であるが、前記2つの場合のそれぞれに
ついて車両のナンバープレートの読取認識を正確に行う
には、車両が入場口に対して右方向から進入してくる
か、又は、左方向から進入してくるかによって撮像カメ
ラを介して撮影された車両の画像データを取り込むタイ
ミングを異ならせないと車両の正面画像データを正確に
取得できないことから、車両が右方向から進入してくる
か、又は、左方向から進入してくるかを検出する必要が
ある。
【0006】しかしながら、前記した各特開平5−32
5091号公報及び特開平6−68376号公報に記載
された装置は、いずれも路上を直進走行する車両のナン
バープレートの読取認識を行うものであり、車両がいず
れの方向に曲がりながら進入してくるかを検出する手段
は何ら設けられていない。従って、これらの各装置では
車両の曲がり方向を検出できないことから、撮像カメラ
を介して撮影されたガソリンスタンド等の入場口から進
入する車両の正面画像をタイミング良く正確に取得する
ことができず、この結果、ナンバープレートの読取認識
を迅速に行うことができない問題がある。
【0007】そこで、前記問題点を解消するため本願出
願人は、特願平6−257665号において、新たな車
両認識装置を提案した。かかる車両認識装置では、2つ
のセンサを使用して入場口から進入する車両の進入方向
を検出するとともに、その検出された車両の進入方向に
対応して1台の撮像カメラを介して撮影された車両の正
面画像を取り込むタイミングを調整することにより、車
両の進入方向に拘らず車両の正面画像を常に正確に取り
込むことができ、また、車両に取り付けられたナンバー
プレートの読取認識を正確に行うことができるコストの
低い車両認識装置を提供することができるものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ガソリ
ンスタンド等には、トラック、乗用車、ワゴン等の各種
のサイズを有する車両が来場し、いずれのサイズの車両
も安全にガソリンスタンド内に進入可能とすべく、その
入場口の車両進入範囲は十分広く設計されているのが一
般的である。一方、入場口から進入してくる車両のナン
バープレート認識を行う為の撮像カメラの撮像範囲(エ
リア)は、入場口の車両進入範囲よりも狭い。ここで、
従来におけるガソリンスタンドにおける入場口の車両進
入範囲と撮像カメラの撮像エリアとの関係について図8
に基づき説明する。
【0009】図8は従来のガソリンスタンドにおける入
場口の車両進入範囲と撮像カメラの撮像エリアとの関係
を模式的に示す説明図であり、ガソリンスタンドG(図
8中、左側)には、2つのゲート柱50間で規制される
入場ゲート51が設けられており、かかる入場ゲート5
1の車両進入範囲は各ゲート柱50間の距離Aである。
また、ガソリンスタンドG内の所定位置には、入場ゲー
ト51から進入してきた車両の撮像を行い、その撮像に
より得られた画像データから車両に取り付けられている
ナンバープレートの車番を認識すべく撮像カメラ52が
固定的に設置されている。この撮像カメラ52の撮像可
能な撮像エリアBは、図8に示すように、車両進入範囲
Aの一部しか撮像することができない。
【0010】従って、図8に示すような場合において、
車両が入場ゲート51からガソリンスタンドG内に進入
してくる際に、撮像カメラ52の撮像エリアB内に入っ
てくる時には撮像カメラ52を介して車両を適正に撮像
してナンバープレートの車番を認識することができるも
のの、一方、車両が撮像カメラ52の撮像エリアBを外
れた位置から進入してくる時には、撮像カメラ52によ
っては車両を適正に撮像することができない。かかる場
合には、当然に、車両におけるナンバープレートの車番
を確実に認識することができなくなり、この結果、その
車両のユーザーに対して各種の顧客サービスを行うこと
ができなくなる問題がある。
【0011】また、入場ゲート51の車両進入範囲の全
てに渡って車両の撮像を可能とすべく複数台の撮像カメ
ラ52をガソリンスタンドG内に設置すれば、車両が入
場ゲート51のどの位置から進入してきた場合において
もナンバープレートの認識を行うことが可能となるが、
この場合には、複数台の撮像カメラ52が必要となって
コストが高くなってしまうものである。
【0012】本発明は前記従来の問題点を解消するため
になされたものであり、撮像カメラの撮像範囲が入場口
の車両進入範囲よりも狭い場合であっても、入場口から
進入してくる車両の進入方向や車両におけるナンバープ
レートの取付位置に影響されることなく、1台の撮像カ
メラにより低いコストをもってナンバープレートの車番
を確実に認識することができる車両認識装置を提供する
ことを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
請求項1に係る車両認識装置は、所定の車両進入範囲を
有する入場口から進入する車両の撮像を行うとともに、
車両進入範囲よりも狭い撮像範囲を有する撮像カメラ
と、前記撮像カメラを介して撮像された画像データ中に
車両のナンバープレートが存在するかどうかを判断する
第1判断手段と、前記第1判断手段により画像データ中
にナンバープレートが存在しないと判断された場合、第
1判断手段を介して画像データ中にナンバープレートの
存在が確認されるまで前記撮像カメラを水平方向に回転
駆動する回転駆動手段と、前記第1判断手段により画像
データ中にナンバープレートが存在すると判断された場
合、そのナンバープレートの車番を認識可能かどうかを
判断する第2判断手段と、前記第2判断手段によりナン
バープレートにおける車番が認識可能であると判断され
た場合、その車番を認識する車番認識手段とを備えた構
成とされる。
【0014】請求項1の車両認識装置では、入場口から
進入した車両は撮像カメラを介して撮像される。また、
第1判断手段により、撮像カメラを介して撮像された画
像データ中に車両のナンバープレートが存在するかどう
か判断される。第1判断手段の判断結果に基づき、画像
データ中にナンバープレートが存在しない場合には、撮
像カメラは回転駆動手段を介して、第1判断手段により
画像データ中にナンバープレートの存在が確認されるま
で、水平方向に回転駆動される。そして、第1判断手段
により画像データ中にナンバープレートの存在が確認さ
れた時点で、更に第2判断手段を介してそのナンバープ
レートの車番が認識可能かどうか判断される。第2判断
手段によりナンバープレートの認識が可能であると判断
された場合、車番認識手段を介してナンバープレートの
車番が認識されるものである。
【0015】このように、請求項1の車両認識装置で
は、車両の画像データ中にナンバープレートが存在しな
い場合には、第1判断手段により画像データ中にナンバ
ープレートの存在が確認されるまで、回転駆動手段を介
して撮像カメラを水平方向に回転駆動することにより車
両を追尾することができるので、入場口から進入してく
る車両の進入方向や車両におけるナンバープレートの取
付位置に影響されることなく、1台の撮像カメラにより
低いコストをもってナンバープレートの車番を確実に認
識することが可能となるものである。
【0016】また、 請求項2に係る車両認識装置は、
請求項1の車両認識装置において、前記第2判断手段に
よりナンバープレートの車番が認識可能でないと判断さ
れた場合、第2判断手段を介してナンバープレートの車
番が認識されるまで前記回転駆動手段と協同して前記撮
像カメラを斜め方向に駆動する傾動手段を備えた構成と
される。
【0017】請求項2の車両認識装置では、第2判断手
段によりナンバープレートの車番が認識可能でないと判
断された場合には、第2判断手段を介してナンバープレ
ートの車番が認識されるまで、傾動手段が回転駆動手段
と協同して撮像カメラを斜め方向に駆動することによ
り、撮像カメラは水平方向に回転駆動されつつ斜め方向
に傾動されることとなり、これにより一層短時間で、且
つ、効率的に車両の追尾を行ってナンバープレートの車
番を確実に認識することが可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る車両認識装置
について、本発明を具体化した実施例に基づき図面を参
照しつつ詳細に説明する。先ず、第1実施例に係る車両
認識装置について図1に基づき説明する。図1は第1実
施例に係る車両認識装置の制御ブロック図である。
【0019】図1において、車両認識装置1は、基本的
に、撮像カメラ2、カメラ駆動部3、及び、カメラ駆動
部3を制御する制御部4から構成されている。撮像カメ
ラ2は、ズームアップやズームダウン等を行うレンズ部
5及びレンズ部5を介して撮像された車両の画像データ
を取り込むとともに制御部4のA/D変換部8に画像デ
ータを送出するカメラ部6を有する。かかる撮像カメラ
2は、ガソリンスタンドG(図3等参照)の内部で固定
的に設置されており、常時車両16(図4参照)の撮像
を行っている。
【0020】カメラ駆動部3は、前記撮像カメラ2を水
平方向に回転駆動(以下、PAN駆動という)させるP
AN駆動部7を備えており、かかるPAN駆動部7は、
一般に、撮像カメラ2が固定されるカメラ台に連結され
たギヤ機構とギヤ機構を駆動するパルスモータとから構
成され、パルスモータを所定量ずつ回転させることによ
りギヤ機構を介してカメラ台を所定量ずつ回転させる作
用を行う。尚、PAN駆動部7は、常には、カメラ台を
所定の基準位置にセットしており、この基準位置におい
て撮像カメラ2は、ガソリンスタンドGに設けられた入
場ゲート15の中央位置を撮像している(図3参照)。
【0021】制御部4は、カメラ部6から送出された画
像データをA/D変換によりデジタル画像データに変換
するA/D変換部8、A/D変換部8からのデジタル画
像データのエッジ検出処理、2値化処理等の画像処理を
行って画像データ中にナンバープレート17(図4参
照)の画像が存在するかどうかをチェックするナンバー
プレートチェック部9、ナンバープレートチェック部9
によりナンバープレート17が画像データ中に存在する
と判断された場合にナンバープレート17における車番
(ナンバー)を認識可能かどうかを判断し、車番の認識
が可能である場合にはその車番の認識を行う文字認識部
10、文字認識部10における認識結果を外部(例え
ば、モニタ等)に出力する認識結果出力部11、ナンバ
ープレートチェック部9において画像データ中にナンバ
ープレート17の画像が存在しないと判断された場合に
撮像カメラ2のPAN駆動を行うべくPAN駆動部7に
入力する駆動制御信号を制御する入力制御部12、及
び、文字認識部10において車番が認識不可能と判断さ
れる毎にカウンタ値nが1ずつカウントアップされてい
くカウンタ部13から構成されている。
【0022】尚、ナンバープレートチェック部9におい
て行われる画像処理、画像データ中にナンバープレート
17が存在するかどうかの判断処理、及び、文字認識部
10において行われる車番の認識が可能かどうかの判断
処理、車番の認識処理については公知であるので、ここ
ではその説明を省略する。
【0023】次に、前記のように構成された第1実施例
の車両認識装置1の動作について図2に基づき説明す
る。図2は車両認識装置の動作を示すフローチャートで
ある。尚、車両16の認識動作が開始される前において
は、PAN駆動部7は基準位置にセットされており、こ
れに伴って撮像カメラ2はガソリンスタンドGに設けら
れた入場ゲート15の中央位置を撮像している(図3参
照)。
【0024】車両認識動作がスタートすると、先ず、ス
テップ(以下、Sと略記する)1においてカウンタ部1
3のカウンタ値nが0にクリアされる。ここに、カウン
タ値nは、後述する画像データの取込から車番の認識に
至る一連の検索動作が行われる回数を示し、そのカウン
タ値nの最大値(検索最大数)として6が設定されてい
る。また、本実施例の車両認識装置1では、撮像された
画像によっても異なるが平均して1回の検索動作につき
約500msecを要し、カウンタ値nの最大値が6で
あることから、一連の検索動作は約3秒(sec)間に
渡って行われこととなる。
【0025】続くS2では、撮像カメラ2のレンズ部
5、カメラ部6を介して撮像された画像データがA/D
変換部8に送出され、画像データの取込が行われるとと
もに、A/D変換部8にて画像データがA/D変換によ
りデジタル画像データに変換される。S3においては、
ナンバープレートチェック部9を介してA/D変換部8
からのデジタル画像データのエッジ検出処理、2値化処
理等の画像処理が行われ、画像データ中にナンバープレ
ート17の画像が存在するかどうかがチェックされる。
【0026】S3にて画像データ中にナンバープレート
17の画像が存在しないと判断された場合(S3:N
O)、PAN駆動部7を介して撮像カメラ2のPAN駆
動が行われる(S4)。ここで、S4において行われる
撮像カメラ2のPAN駆動について図3、図4に基づき
説明する。図3は撮像カメラ2をPAN駆動している状
態を模式的に示す説明図、図4は撮像カメラ2により車
両16が撮像されている状態を模式的に示す説明図であ
る。
【0027】図3において、ガソリンスタンドG(図3
中、左側)には、2つのゲート柱14間で規制される入
場ゲート15が設けられており、かかる入場ゲート15
の車両進入範囲は各ゲート柱14間の距離Aである。ま
た、ガソリンスタンドG内の所定位置には、入場ゲート
15から進入してきた車両16の撮像を行う撮像カメラ
2が設置されている。この撮像カメラ2の撮像可能な撮
像エリアはBで示される。図3から明かなように、撮像
カメラ2の撮像エリアBは、車両進入範囲Aの約1/3
程度を常時撮像している。尚、撮像カメラ2は、PAN
駆動部7が基準位置にセットされている状態では、入場
ゲート15のほぼ中央位置(車両進入範囲Aの中央部)
を撮像している(図3中、点線にて示す)。
【0028】そして、S4にて行われる撮像カメラ2の
PAN駆動時において、撮像カメラ2は、PAN駆動部
7を介して、その基準位置から左又は右方向に所定量ず
つ回転駆動される。また、前記S2乃至S4のPAN駆
動は、S3における判断がYESとなるまで、即ち、ナ
ンバープレートチェック部9にて画像データ中にナンバ
ープレート17の画像が存在すると確認されるまで行わ
れる。この間に撮像カメラ2は、S4の動作が行われる
毎に所定量ずつ回転駆動されることとなり、これにより
撮像カメラ2は、図3に示すPAN駆動範囲Cで回転駆
動される。この結果、撮像カメラ2は車両進入範囲Aの
全てに渡って車両16の撮像を行うことが可能となるも
のである。
【0029】前記のように撮像カメラ2のPAN駆動が
行われることにより、図4に示すように、撮像カメラ2
を介して車両16の撮像が行われて得られた画像データ
中にナンバープレート17の存在が確認された場合(S
3:YES)にはS5に移行する。
【0030】続いて、図2に戻って、S5以降の処理に
ついて説明する。S5では、文字認識部10において、
前記S3でその存在が確認されたナンバープレート17
の車番(ナンバー)が認識可能かどうか判断されるとと
もに、車番の認識が可能である場合にはその車番の認識
が行われる。そして、ナンバープレート17中の車番が
認識可能な場合(S6:YES)には、その認識された
車番に関する認識結果が認識結果出力部11を介して外
部のモニタ等に出力され(S7)、更に、PAN駆動部
7を基準位置に戻して撮像カメラ2を基準位置(図3
中、点線で示す撮像エリアBの位置)にセットした(S
8)後、S1に戻る。
【0031】一方、ナンバープレート17中の車番の認
識が不可能な場合(S6:NO)には、S9にてカウン
タ部13に設定されているカウント値nが車番(ナンバ
ー)検索最大数(本実施例の場合は6に設定されてい
る)よりも大きいかどうか判断される。カウント値nが
車番検索最大数よりも小さい場合(S9:NO)には、
S10にてカウンタ部13のカウント値nを1だけイン
クリメントした後S2に戻って再度S2以降の処理が行
われる。尚、S2、S3、S5、S6及びS9の処理
は、S9の判断がYESとなるまで、即ち、カウンタ部
13のカウント値nが車番検索最大数である6に到達す
るまで繰り返される。また、S9においてYESと判断
された場合、S8にて前記のようにPAN駆動部7を基
準位置に戻して撮像カメラ2を基準位置にセットした
後、S1に戻る。
【0032】前記にて説明したように第1実施例の車両
認識装置1では、撮像カメラ2の回転駆動行うPAN駆
動部7を設け、撮像カメラ2により撮像された画像デー
タに車両16のナンバープレート17が存在しない場合
には、ナンバープレートチェック部9を介して画像デー
タ中にナンバープレート17の存在が確認されるまで、
PAN駆動部7により撮像カメラ2のPAN駆動をPA
N駆動範囲Cに渡って行うことにより車両16を追尾す
るように構成したので、撮像エリアBが狭い撮像カメラ
2を使用した場合においても、ガソリンスタンドGの入
場口15の車両進入範囲Aの全範囲に渡って車両16の
撮像を行うことができる。これにより、入場口15から
進入してくる車両16の進入方向や車両16におけるナ
ンバープレート17の取付位置に影響されることなく、
1台の撮像カメラ2により低いコストをもってナンバー
プレート17の車番を確実に認識することができるもの
である。
【0033】次に、第2実施例に係る車両認識装置につ
いて図5に基づき説明する。尚、第2実施例の車両認識
装置は、基本的に、前記第1実施例の車両認識装置1と
同一の構成を有しており、第1実施例の車両認識装置1
のカメラ駆動部3においてPAN駆動部7に加えて撮像
カメラ2を斜め方向に駆動するTILT駆動部18が設
けられている点で第1実施例の車両認識装置1と異なる
のみである。従って、以下の説明において、第1実施例
の車両認識装置1における部材等同一の部材等について
は同一の番号を付するとともに、第1実施例の車両認識
装置1と異なる構成についてのみ説明することとする。
【0034】図5は第2実施例に係る車両認識装置の制
御ブロック図であり、車両認識装置20は、第1実施例
の車両認識装置1と同様、撮像カメラ2、カメラ駆動部
3、及び、制御部4から構成されている。カメラ駆動部
3には、撮像カメラ2をPAN駆動させるPAN駆動部
7に加えて、撮像カメラ2を斜め方向に駆動する傾動手
段としてのTILT駆動部18が設けられている。かか
るTILT駆動部18は、PAN駆動部7と同様、撮像
カメラ2が固定されるカメラ台に連結されたギヤ機構と
ギヤ機構を駆動するパルスモータとから構成され、パル
スモータを所定量ずつ回転させることによりギヤ機構を
介してカメラ台を所定量ずつ斜めに駆動する作用を行う
ものであり、また、後述するように、ナンバープレート
チェック部9を介して撮像データ中にナンバープレート
17が存在すると判断された場合で、且つ、文字認識部
10を介してナンバープレート17中の車番を認識でき
ないと判断された場合に、文字認識部10によりナンバ
ープレート17の車番が認識され得るまで、撮像カメラ
2のTILT駆動を行う機能を有する。また、PAN駆
動部7とTILT駆動部18は、相互に協同して撮像カ
メラの駆動を行う。従って、撮像カメラ2は、水平方向
の回転駆動と垂直方向の回転駆動とが同時に行われるこ
とから、右斜め方向又は左斜め方向に沿って駆動される
こととなる。
【0035】尚、撮像カメラ2、制御部4の構成につい
ては第1実施例の場合と同一であるので、その説明は省
略する。
【0036】次に、第2実施例の車両認識装置20の動
作について図6に基づき説明する。図6は車両認識装置
20の動作を示すフローチャートである。尚、車両16
の認識動作が行われる前においては、PAN駆動部7
は、第1実施例の場合と同様、基準位置にセットされて
撮像カメラ2がガソリンスタンドGに設けられた入場ゲ
ート15の中央位置を撮像しており(図3参照)、ま
た、TILT駆動部18は、その基準位置(図7にて実
線で示す撮像カメラ2の位置)にセットされてガソリン
スタンドGのゲート柱14よりも外側を撮像している。
【0037】車両認識動作がスタートすると、先ず、ス
テップ11においてカウンタ部13のカウンタ値nが0
にクリアされる。ここに、カウンタ値nについては第1
実施例の場合と同様に設定されている。続くS12で
は、撮像カメラ2のレンズ部5、カメラ部6を介して撮
像された画像データがA/D変換部8に送出され、画像
データの取込が行われるとともに、A/D変換部8にて
画像データがA/D変換によりデジタル画像データに変
換される。S13においては、ナンバープレートチェッ
ク部9を介してA/D変換部8からのデジタル画像デー
タのエッジ検出処理、2値化処理等の画像処理が行わ
れ、画像データ中にナンバープレート17の画像が存在
するかどうかがチェックされる。
【0038】S13にて画像データ中にナンバープレー
ト17の画像が存在しないと判断された場合(S13:
NO)、PAN駆動部7を介して撮像カメラ2のPAN
駆動が行われる(S14)。尚、撮像カメラ2のPAN
駆動については、図3及び図4にて説明した第1実施例
の場合と同様にして行われるので、ここではその説明を
省略する。
【0039】撮像カメラ2のPAN駆動が行われること
により、撮像カメラ2を介して車両16の撮像が行われ
て得られた画像データ中にナンバープレート17の存在
が確認された場合(S13:YES)にはS15に移行
する。S15では、文字認識部10において、前記S1
3でその存在が確認されたナンバープレート17の車番
(ナンバー)が認識可能かどうか判断されるとともに、
車番の認識が可能である場合にはその車番の認識が行わ
れる。そして、ナンバープレート17中の車番が認識可
能な場合(S16:YES)には、その認識された車番
に関する認識結果が認識結果出力部11を介して外部の
モニタ等に出力され(S17)、更に、PAN駆動部7
を基準位置に戻して撮像カメラ2を基準位置(図3中、
点線で示す撮像エリアBの位置)にセットした(S1
8)後、S11に戻る。
【0040】一方、ナンバープレート17中の車番の認
識が不可能な場合(S16:NO)には、S19にてカ
ウンタ部13に設定されているカウント値nが車番(ナ
ンバー)検索最大数(本実施例の場合は6に設定されて
いる)よりも大きいかどうか判断される。カウント値n
が車番検索最大数よりも小さい場合(S19:NO)に
は、S20においてPAN駆動部7及びTILT駆動部
18により撮像カメラ2のPAN駆動及びTILT駆動
が行われる。
【0041】ここで、撮像カメラ2のTILT駆動につ
いて図7に基づき説明する。尚、撮像カメラ2のPAN
駆動については前記S14にて行われる動作と同一であ
る。図7は撮像カメラ2をTILT駆動している状態を
模式的に示す説明図であり、TILT駆動を開始する前
においては撮像カメラ2は、図7中実線で示す基準位置
(上側の位置)にセットされている。
【0042】そして、S20にて行われる撮像カメラ2
のTILT駆動時において、撮像カメラ2は、TILT
駆動部18を介して、その基準位置から下方向に所定量
ずつ傾動される。また、このTILT駆動と同時に、撮
像カメラ2はPAN駆動部7を介してPAN駆動され、
その基準位置から左又は右方向に所定量ずつ回転駆動さ
れる。この結果、撮像カメラ2は、右斜め方向又は左斜
め方向に駆動されることとなる。前記S20において行
われる撮像カメラ2のPAN・TILT駆動は、S16
における判断がYESとなるまで、即ち、文字認識部1
0にてナンバープレート17の車番が認識されるまで、
又は、S19における判断がYESとなるまで、即ち、
カウンタ部13に設定されているカウント値nが車番
(ナンバー)検索最大数6よりも大きくなるまで行われ
る。この間に撮像カメラ2は、S20の動作が行われる
毎に所定量ずつ右斜め方向又は左斜め方向に駆動される
こととなり、これにより撮像カメラ2は、図3に示すP
AN駆動範囲C及び図7に示すTILT駆動範囲DでP
AN駆動及びTILT駆動される。この結果、撮像カメ
ラ2は、PAN駆動を介して車両進入範囲Aの全てに渡
って車両16の撮像を行うことが可能となり、また、ナ
ンバープレート17の存在が確認された後にTILT駆
動を介してガソリンスタンドGの入場ゲート15からガ
ソリンスタンドG内に進入してくる車両16に取り付け
られたナンバープレート17の車番を確実に認識するこ
とが可能となるものである。
【0043】前記したようにS20において撮像カメラ
2のPAN・TILT駆動が行われた後、S21にてカ
ウンタ部13のカウント値nを1だけインクリメントし
た後S12に戻って再度S12以降の処理が行われる。
尚、S12、S13、S15、S16及びS19の処理
は、S19の判断がYESとなるまで、即ち、カウンタ
部13のカウント値nが車番検索最大数である6に到達
するまで繰り返される。また、S19においてYESと
判断された場合、S18にてPAN駆動部7及びTIL
T駆動部18をそれぞれの基準位置に戻して撮像カメラ
2を基準位置にセットした後、S11に戻る。
【0044】前記にて説明したように第2実施例の車両
認識装置20では、撮像カメラ2の回転駆動行うPAN
駆動部7及びTILT駆動を行うTILT駆動部18を
設け、撮像カメラ2により撮像された画像データに車両
16のナンバープレート17が存在しない場合には、ナ
ンバープレートチェック部9を介して画像データ中にナ
ンバープレート17の存在が確認されるまで、PAN駆
動部7により撮像カメラ2のPAN駆動をPAN駆動範
囲Cに渡って行うことにより車両16を追尾するように
構成するとともに、ナンバープレート17の存在が確認
された後にその車番が認識されるまで、TILT駆動部
18により撮像カメラ2のTILT駆動をTILT駆動
範囲Dに渡って行うことによりナンバープレート17を
追尾するように構成したので、撮像エリアBが狭い撮像
カメラ2を使用した場合においても、ガソリンスタンド
Gの入場口15の車両進入範囲Aの全範囲に渡って、及
び、入場ゲート15の外側からガソリンスタンドGの内
部に渡って車両16の撮像を行うことができる。
【0045】これにより、入場口15から進入してくる
車両16の進入方向や車両16におけるナンバープレー
ト17の取付位置に影響されることなく、1台の撮像カ
メラ2により低いコストをもって、且つ、一層短時間で
効率的にナンバープレート17の車番を確実に認識する
ことができるものである。尚、本発明は前記各第1及び
第2実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を
逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であること
は勿論である。
【0046】
【発明の効果】以上説明した通り本発明は、撮像カメラ
の撮像範囲が入場口の車両進入範囲よりも狭い場合であ
っても、入場口から進入してくる車両の進入方向や車両
におけるナンバープレートの取付位置に影響されること
なく、1台の撮像カメラにより低いコストをもってナン
バープレートの車番を確実に認識することができる車両
認識装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係る車両認識装置の制御ブロック
図である。
【図2】車両認識装置の動作を示すフローチャートであ
る。
【図3】撮像カメラをPAN駆動している状態を模式的
に示す説明図である。
【図4】撮像カメラにより車両が撮像されている状態を
模式的に示す説明図である。
【図5】第2実施例に係る車両認識装置の制御ブロック
図である。
【図6】車両認識装置の動作を示すフローチャートであ
る。
【図7】撮像カメラをTILT駆動している状態を模式
的に示す説明図である。
【図8】従来のガソリンスタンドにおける入場口の車両
進入範囲と撮像カメラの撮像エリアとの関係を模式的に
示す説明図である。
【符号の説明】
1、20 車両認識装置 2 撮像カメラ 3 カメラ駆動部 4 制御部 5 レンズ部 6 カメラ部 7 PAN駆動部 9 ナンバープレートチェック
部 10 文字認識部 11 認識結果出力部 15 入場ゲート 16 車両 17 ナンバープレート 18 TILT駆動部 A 車両進入範囲 B 撮像エリア C PAN駆動範囲 D TILE駆動範囲 G ガソリンスタンド

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の車両進入範囲を有する入場口か
    ら進入する車両の撮像を行うとともに、車両進入範囲よ
    りも狭い撮像範囲を有する撮像カメラと、 前記撮像カメラを介して撮像された画像データ中に車両
    のナンバープレートが存在するかどうかを判断する第1
    判断手段と、 前記第1判断手段により画像データ中にナンバープレー
    トが存在しないと判断された場合、第1判断手段を介し
    て画像データ中にナンバープレートの存在が確認される
    まで前記撮像カメラを水平方向に回転駆動する回転駆動
    手段と、 前記第1判断手段により画像データ中にナンバープレー
    トが存在すると判断された場合、そのナンバープレート
    の車番を認識可能かどうかを判断する第2判断手段と、 前記第2判断手段によりナンバープレートにおける車番
    が認識可能であると判断された場合、その車番を認識す
    る車番認識手段とを備えたことを特徴とする車両認識装
    置。
  2. 【請求項2】 前記第2判断手段によりナンバープレ
    ートの車番が認識可能でないと判断された場合、第2判
    断手段を介してナンバープレートの車番が認識されるま
    で前記回転駆動手段と協同して前記撮像カメラを斜め方
    向に駆動する傾動手段を備えたことを特徴とする請求項
    1記載の車両認識装置。
JP22738995A 1995-08-11 1995-08-11 車両認識装置 Pending JPH0954893A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013012243A (ja) * 2012-09-28 2013-01-17 Toshiba Corp カメラシステム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013012243A (ja) * 2012-09-28 2013-01-17 Toshiba Corp カメラシステム

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