JPH0954028A - 材料試験機 - Google Patents
材料試験機Info
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- JPH0954028A JPH0954028A JP21026295A JP21026295A JPH0954028A JP H0954028 A JPH0954028 A JP H0954028A JP 21026295 A JP21026295 A JP 21026295A JP 21026295 A JP21026295 A JP 21026295A JP H0954028 A JPH0954028 A JP H0954028A
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- test piece
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- Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 引張り試験用上下つかみ具を取外すことなく
圧盤を設置して引張り試験と圧縮試験を同一作業空間で
行なうようにする。 【解決手段】 引張り試験時には、上下のつかみ具７
Ｕ，７Ｌで試験片を把持し、復動シリンダ８を収縮させ
て下つかみ具７Ｌを上つかみ具７Ｕから離間駆動する。
試験片には引張り荷重が働く。圧縮試験時には、上下の
つかみ具７Ｕ，７Ｌの切り欠き凹部７１に圧盤取付台２
１，３１を嵌合し、取付台２１，３１に圧盤２２，３２
を設置する。復動シリンダ８を伸長させて下つかみ具７
Ｌを上つかみ具７Ｕに接近させて上下圧盤２２，３２間
で試験片に圧縮荷重をかける。
圧盤を設置して引張り試験と圧縮試験を同一作業空間で
行なうようにする。 【解決手段】 引張り試験時には、上下のつかみ具７
Ｕ，７Ｌで試験片を把持し、復動シリンダ８を収縮させ
て下つかみ具７Ｌを上つかみ具７Ｕから離間駆動する。
試験片には引張り荷重が働く。圧縮試験時には、上下の
つかみ具７Ｕ，７Ｌの切り欠き凹部７１に圧盤取付台２
１，３１を嵌合し、取付台２１，３１に圧盤２２，３２
を設置する。復動シリンダ８を伸長させて下つかみ具７
Ｌを上つかみ具７Ｕに接近させて上下圧盤２２，３２間
で試験片に圧縮荷重をかける。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は引張試験、圧縮試験
あるいは曲げ試験を行うことができる材料試験機に関す
る。
あるいは曲げ試験を行うことができる材料試験機に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】図８および図９は従来から知られている
材料試験機の一例を示す。図８に示す材料試験機は、試
験片を負荷するラムシリンダ装置６１と、このラムシリ
ンダ装置６１の側方にそれぞれ立設する一対のねじ棹６
２と、この一対のねじ棹６２に回転ナットを介して昇降
可能に保持される下部クロスヘッド６３と、ラムシリン
ダ装置６１により昇降されるテーブル６４と、このテー
ブル６４上に立設される支柱６５に保持される上部クロ
スヘッド６６と、下部クロスヘッド６３に設けられた下
つかみ具６７と、上部クロスヘッド６６に設けられた上
つかみ具６８とを備える。
材料試験機の一例を示す。図８に示す材料試験機は、試
験片を負荷するラムシリンダ装置６１と、このラムシリ
ンダ装置６１の側方にそれぞれ立設する一対のねじ棹６
２と、この一対のねじ棹６２に回転ナットを介して昇降
可能に保持される下部クロスヘッド６３と、ラムシリン
ダ装置６１により昇降されるテーブル６４と、このテー
ブル６４上に立設される支柱６５に保持される上部クロ
スヘッド６６と、下部クロスヘッド６３に設けられた下
つかみ具６７と、上部クロスヘッド６６に設けられた上
つかみ具６８とを備える。
【０００３】図９に示す材料試験機は、テーブル７１
と、テーブル７１を貫通してテーブル７１の左右に立設
された不図示のねじ棹の回転で昇降するクロスヘッド７
２と、クロスヘッド７２に吊持された上つかみ具７３
と、テーブル７１に設置された下つかみ具７４とを備え
る。
と、テーブル７１を貫通してテーブル７１の左右に立設
された不図示のねじ棹の回転で昇降するクロスヘッド７
２と、クロスヘッド７２に吊持された上つかみ具７３
と、テーブル７１に設置された下つかみ具７４とを備え
る。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】図８に示す従来の材料
試験機にあっては、引張り試験を行う場合には、上下の
開閉式つかみ具６７，６８に試験片を把持し、ラムシリ
ンダ装置６１を伸長して上クロスヘッド６６を上昇させ
ることにより試験片に引張り荷重を加える。一方、圧縮
試験を行う場合には、上圧盤６９を下クロスヘッド６３
の下面に設置し、下圧盤７０をテーブル６２の上面に設
置し、これらの圧盤６９，７０間で試験片に圧縮荷重を
加える。この材料試験機においては、引張試験と圧縮試
験では試験空間が異なり、作業性の改善が望まれてい
る。
試験機にあっては、引張り試験を行う場合には、上下の
開閉式つかみ具６７，６８に試験片を把持し、ラムシリ
ンダ装置６１を伸長して上クロスヘッド６６を上昇させ
ることにより試験片に引張り荷重を加える。一方、圧縮
試験を行う場合には、上圧盤６９を下クロスヘッド６３
の下面に設置し、下圧盤７０をテーブル６２の上面に設
置し、これらの圧盤６９，７０間で試験片に圧縮荷重を
加える。この材料試験機においては、引張試験と圧縮試
験では試験空間が異なり、作業性の改善が望まれてい
る。
【０００５】図９に示す従来の材料試験機にあっては、
引張り試験を行う場合には、上下の開閉式つかみ具７
３，７４に試験片を把持し、クロスヘッド７２を上昇さ
せて試験片に引張り荷重を加える。一方、圧縮試験を行
う場合には、上下のつかみ具７３，７４を圧盤に交換し
てクロスヘッド７２を下降させて上下圧盤間で試験片に
圧縮荷重を加える。したがって、引張り試験と圧縮試験
ではつかみ具と圧盤を交換する作業が不可欠で、作業性
の改善が望まれている。
引張り試験を行う場合には、上下の開閉式つかみ具７
３，７４に試験片を把持し、クロスヘッド７２を上昇さ
せて試験片に引張り荷重を加える。一方、圧縮試験を行
う場合には、上下のつかみ具７３，７４を圧盤に交換し
てクロスヘッド７２を下降させて上下圧盤間で試験片に
圧縮荷重を加える。したがって、引張り試験と圧縮試験
ではつかみ具と圧盤を交換する作業が不可欠で、作業性
の改善が望まれている。
【０００６】本発明の目的は、引張り試験、圧縮試験、
あるいは曲げ試験を同一試験空間で行なえるとともに、
圧縮試験時や曲げ試験時に引張り試験用つかみ具を取り
外すことなく圧盤などの試験片取付治具をつかみ具に設
置するようにして作業性を向上させた材料試験機を提供
することにある。
あるいは曲げ試験を同一試験空間で行なえるとともに、
圧縮試験時や曲げ試験時に引張り試験用つかみ具を取り
外すことなく圧盤などの試験片取付治具をつかみ具に設
置するようにして作業性を向上させた材料試験機を提供
することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】一実施の形態を示す図１
〜図６に対応付けて説明すると、本発明は、互に離接し
て試験片を把持する一対のつかみ歯７ｅを備えるととも
に、圧盤２１などの試験片取付治具２０の取付部７１を
備える第１のつかみ具７Ｕと、第１のつかみ具７Ｕと対
向して設けられ、互に離接して試験片を把持する一対の
つかみ歯７ｅを備えるとともに、圧盤３２などの試験片
取付治具３０の取付部７１を備える第２のつかみ具７Ｌ
と、引張り試験時には、第１および第２のつかみ具７
Ｕ，７Ｌで試験片を把持し両つかみ具を離間駆動して試
験片に引張り荷重をかけるとともに、引張り試験とは異
なる圧縮試験などの試験時には、第１および第２のつか
み具７Ｕ，７Ｌを接近駆動し、各つかみ具の取付部に取
り付けられた圧盤などの試験片取付治具２０，３０で試
験片に圧縮荷重をかける負荷機構８とを具備することを
特徴とする。
〜図６に対応付けて説明すると、本発明は、互に離接し
て試験片を把持する一対のつかみ歯７ｅを備えるととも
に、圧盤２１などの試験片取付治具２０の取付部７１を
備える第１のつかみ具７Ｕと、第１のつかみ具７Ｕと対
向して設けられ、互に離接して試験片を把持する一対の
つかみ歯７ｅを備えるとともに、圧盤３２などの試験片
取付治具３０の取付部７１を備える第２のつかみ具７Ｌ
と、引張り試験時には、第１および第２のつかみ具７
Ｕ，７Ｌで試験片を把持し両つかみ具を離間駆動して試
験片に引張り荷重をかけるとともに、引張り試験とは異
なる圧縮試験などの試験時には、第１および第２のつか
み具７Ｕ，７Ｌを接近駆動し、各つかみ具の取付部に取
り付けられた圧盤などの試験片取付治具２０，３０で試
験片に圧縮荷重をかける負荷機構８とを具備することを
特徴とする。
【０００８】引張り試験時には、第１および第２のつか
み具７Ｕ，７Ｌで試験片を把持し、負荷機構８により第
１および第２のつかみ具７Ｕ，７Ｌを離間駆動する。圧
縮試験や曲げ試験時には、第１および第２のつかみ具７
Ｕ，７Ｌの治具取付部７１に圧盤などの治具２０，３０
を設置して、これら治具２０，３０間を負荷機構８で接
近させて試験片に圧縮荷重をかける。
み具７Ｕ，７Ｌで試験片を把持し、負荷機構８により第
１および第２のつかみ具７Ｕ，７Ｌを離間駆動する。圧
縮試験や曲げ試験時には、第１および第２のつかみ具７
Ｕ，７Ｌの治具取付部７１に圧盤などの治具２０，３０
を設置して、これら治具２０，３０間を負荷機構８で接
近させて試験片に圧縮荷重をかける。
【０００９】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段と作用の項では、本発明を分かり易
くするために実施の形態の図を用いたが、これにより本
発明が実施の形態に限定されるものではない。
解決するための手段と作用の項では、本発明を分かり易
くするために実施の形態の図を用いたが、これにより本
発明が実施の形態に限定されるものではない。
【００１０】
【発明の実施の形態】図１〜図７により本発明による材
料試験機の一実施の形態を説明する。図１に示すよう
に、材料試験機は基台１と、基台１上に対をなして立設
された二本の支柱２，３と、二本の支柱２，３の軸線方
向、すなわち上下方向に移動可能に係合するクロスヘッ
ド５と、クロスヘッド５を支柱２，３の任意の高さにク
ランプするためのクロスヘッド油圧クランプ４と、クロ
スヘッド５を上下駆動するクロスヘッド昇降シリンダ装
置６と、クロスヘッド５に取り付けられた固定側の上つ
かみ具７Ｕと、基台１上に設けられた負荷機構としての
復動シリンダ８と、復動シリンダ８のピストンロッド９
の先端（上端）９ａにロードセル１０を介して取り付け
られた可動側の下つかみ具７Ｌとを有し、上つかみ具７
Ｕと下つかみ具７Ｌとにより試験片を把持し、復動シリ
ンダ８によって下つかみ具７Ｌを支柱２，３の軸線方向
に駆動して試験片に負荷を付与する。
料試験機の一実施の形態を説明する。図１に示すよう
に、材料試験機は基台１と、基台１上に対をなして立設
された二本の支柱２，３と、二本の支柱２，３の軸線方
向、すなわち上下方向に移動可能に係合するクロスヘッ
ド５と、クロスヘッド５を支柱２，３の任意の高さにク
ランプするためのクロスヘッド油圧クランプ４と、クロ
スヘッド５を上下駆動するクロスヘッド昇降シリンダ装
置６と、クロスヘッド５に取り付けられた固定側の上つ
かみ具７Ｕと、基台１上に設けられた負荷機構としての
復動シリンダ８と、復動シリンダ８のピストンロッド９
の先端（上端）９ａにロードセル１０を介して取り付け
られた可動側の下つかみ具７Ｌとを有し、上つかみ具７
Ｕと下つかみ具７Ｌとにより試験片を把持し、復動シリ
ンダ８によって下つかみ具７Ｌを支柱２，３の軸線方向
に駆動して試験片に負荷を付与する。
【００１１】図２に示されるように、上つかみ具７Ｕと
下つかみ具７Ｌは各々コ字状の本体７ａと、本体７ａの
各々に摺動可能に設けられた一対のピストン７ｂと、本
体７ａ内に設けられたピストン７ｂを開閉運動させる油
圧が給排されるシリンダ７ｃと、ピストン７ｂの先端に
嵌合して取り付けられているホルダ７ｄと、このホルダ
７ｄの先端に嵌合されて押さえ板７ｆで脱落が防止され
ているつかみ歯７ｅとを有し、シリンダ７ｃに油圧を給
排してつかみ歯７ｅを開閉して試験片を把持するよう構
成されている。なお、図１，２において、下つかみ具７
Ｌの左右両側面からガイドロッド１２，１３が突設さ
れ、下つかみ具７Ｌはガイドロッド１２，１３の先端に
設けたローラを支柱２，３に沿って滑らせながら昇降す
る。
下つかみ具７Ｌは各々コ字状の本体７ａと、本体７ａの
各々に摺動可能に設けられた一対のピストン７ｂと、本
体７ａ内に設けられたピストン７ｂを開閉運動させる油
圧が給排されるシリンダ７ｃと、ピストン７ｂの先端に
嵌合して取り付けられているホルダ７ｄと、このホルダ
７ｄの先端に嵌合されて押さえ板７ｆで脱落が防止され
ているつかみ歯７ｅとを有し、シリンダ７ｃに油圧を給
排してつかみ歯７ｅを開閉して試験片を把持するよう構
成されている。なお、図１，２において、下つかみ具７
Ｌの左右両側面からガイドロッド１２，１３が突設さ
れ、下つかみ具７Ｌはガイドロッド１２，１３の先端に
設けたローラを支柱２，３に沿って滑らせながら昇降す
る。
【００１２】このような流体開閉式つかみ具を有する材
料試験機で引張り試験を行なう場合には、シリンダ７ｃ
のボトム室から油圧を供給して左右のピストン７ｂを閉
じて試験片を挟持する。復動シリンダ８を収縮すると試
験片に引張り荷重が働く。シリンダ７ｃのロッド室に油
が供給されると左右のピストン７ｂが開いて試験片の把
持が解かれ、試験片を取外すことができる。
料試験機で引張り試験を行なう場合には、シリンダ７ｃ
のボトム室から油圧を供給して左右のピストン７ｂを閉
じて試験片を挟持する。復動シリンダ８を収縮すると試
験片に引張り荷重が働く。シリンダ７ｃのロッド室に油
が供給されると左右のピストン７ｂが開いて試験片の把
持が解かれ、試験片を取外すことができる。
【００１３】圧縮試験を行なう場合には、図３に示すよ
うに上下つかみ具７Ｕ，７Ｌの相対向する面に上下圧盤
装置２０，３０を設置し、両圧盤２０，３０間で試験片
に圧縮荷重をかける。図４〜図７により上下圧盤装置２
０，３０について説明する。
うに上下つかみ具７Ｕ，７Ｌの相対向する面に上下圧盤
装置２０，３０を設置し、両圧盤２０，３０間で試験片
に圧縮荷重をかける。図４〜図７により上下圧盤装置２
０，３０について説明する。
【００１４】図４は上下圧盤装置の拡大図、図５は下圧
盤装置の平面図、図６は下つかみ具の平面図である。下
つかみ具７Ｌの上面には下圧盤取付台３１を介して下圧
盤３２が設置されている。図６に示すように、下つかみ
具７Ｌの上面には取付台３１の底面のボス３１ａが嵌合
する切り欠き凹部７１が形成され、負荷軸に対する取付
台３１の芯出しが行なわれている。取付台３１はボルト
３３で下つかみ具７Ｌに固定され、取付台３１の上面に
は芯出しピン３４により芯出された下圧盤３２が載置さ
れている。
盤装置の平面図、図６は下つかみ具の平面図である。下
つかみ具７Ｌの上面には下圧盤取付台３１を介して下圧
盤３２が設置されている。図６に示すように、下つかみ
具７Ｌの上面には取付台３１の底面のボス３１ａが嵌合
する切り欠き凹部７１が形成され、負荷軸に対する取付
台３１の芯出しが行なわれている。取付台３１はボルト
３３で下つかみ具７Ｌに固定され、取付台３１の上面に
は芯出しピン３４により芯出された下圧盤３２が載置さ
れている。
【００１５】図７（ａ）は取付台３１のボス３１ａの嵌
合部の拡大図であり、ボス３１ａの根元部分には逃げＲ
部３１ｂが全周に形成され、先端部分には面取り部３１
ｃが形成されている。ボス３１ａの根元部分を図７
（ｂ）のようなコーナーＲ部３１ｂ’とすると、図７
（ｃ）に示すように、ボス３１ａ’を切り欠き凹部７１
に嵌合する際にＲ部３１ｂ’が切り欠き凹部７１の縁に
当って隙間ＳＡができてしまい、下圧盤３１’が不安定
となる。その点、図７（ａ）のような逃げＲ部３１ｂに
よれば隙間ＳＡが形成されず下圧盤３１は安定して設置
される。
合部の拡大図であり、ボス３１ａの根元部分には逃げＲ
部３１ｂが全周に形成され、先端部分には面取り部３１
ｃが形成されている。ボス３１ａの根元部分を図７
（ｂ）のようなコーナーＲ部３１ｂ’とすると、図７
（ｃ）に示すように、ボス３１ａ’を切り欠き凹部７１
に嵌合する際にＲ部３１ｂ’が切り欠き凹部７１の縁に
当って隙間ＳＡができてしまい、下圧盤３１’が不安定
となる。その点、図７（ａ）のような逃げＲ部３１ｂに
よれば隙間ＳＡが形成されず下圧盤３１は安定して設置
される。
【００１６】一方、図４に示すように、上つかみ具７Ｕ
の下面にも下つかみ具７Ｌと同様な切り欠き凹部７１が
形成され、上圧盤取付台２１を介して上圧盤２２が設置
されている。取付台２１の上面に突出するボス２１ａが
切り欠き凹部７１に嵌合して取付台２１の負荷軸に対す
る芯出しが行なわれる。取付台２１はボルト２３で上つ
かみ具７Ｕに固定されている。取付台２１の下面には嵌
合孔２１ｂが形成され、この嵌合孔２１ｂに上圧盤２２
のボス２２ａが嵌合され、上圧盤２２が負荷軸に対して
芯出しされた上でボルト２５で取り付け台２１に固定さ
れている。
の下面にも下つかみ具７Ｌと同様な切り欠き凹部７１が
形成され、上圧盤取付台２１を介して上圧盤２２が設置
されている。取付台２１の上面に突出するボス２１ａが
切り欠き凹部７１に嵌合して取付台２１の負荷軸に対す
る芯出しが行なわれる。取付台２１はボルト２３で上つ
かみ具７Ｕに固定されている。取付台２１の下面には嵌
合孔２１ｂが形成され、この嵌合孔２１ｂに上圧盤２２
のボス２２ａが嵌合され、上圧盤２２が負荷軸に対して
芯出しされた上でボルト２５で取り付け台２１に固定さ
れている。
【００１７】したがって、引張試験が終了した後に圧縮
試験を行なう際、従来のように上下つかみ具を取外す必
要がなく、上下つかみ具に上下圧盤２２，３２を取り付
け、上下圧盤２２，３２の間に試験片を載置して復動シ
リンダ８を伸長させると試験片が圧縮される。したがっ
て、作業性が向上する。
試験を行なう際、従来のように上下つかみ具を取外す必
要がなく、上下つかみ具に上下圧盤２２，３２を取り付
け、上下圧盤２２，３２の間に試験片を載置して復動シ
リンダ８を伸長させると試験片が圧縮される。したがっ
て、作業性が向上する。
【００１８】上述した実施の形態においては、油圧シリ
ンダによりつかみ歯を開閉するつかみ具について説明し
たが、ねじ式つかみ具や、ねじ式つかみ歯部材を油圧モ
ータや電動モータにより回転してつかみ歯部材を開閉す
るつかみ具にも本発明を適用することができる。また、
復動シリンダ８で試験片を負荷する場合について説明し
たが、ねじ棹により昇降するクロスヘッドとテーブルと
の間で試験片を負荷する材料試験機にも本発明を適用で
きる他、負荷機構は問わない。さらに、圧盤装置に代え
て曲げ治具を上下つかみ具に設置して曲げ試験を行なう
こともできる。したがって、本発明は引張り試験用つか
み具に圧縮試験用治具、曲げ試験用治具を設置できる材
料試験機に適用できるほか、つかみ具に各種治具を設置
して種々の試験を行なう材料試験機に適用できる。横型
材料試験機にも適用できる。
ンダによりつかみ歯を開閉するつかみ具について説明し
たが、ねじ式つかみ具や、ねじ式つかみ歯部材を油圧モ
ータや電動モータにより回転してつかみ歯部材を開閉す
るつかみ具にも本発明を適用することができる。また、
復動シリンダ８で試験片を負荷する場合について説明し
たが、ねじ棹により昇降するクロスヘッドとテーブルと
の間で試験片を負荷する材料試験機にも本発明を適用で
きる他、負荷機構は問わない。さらに、圧盤装置に代え
て曲げ治具を上下つかみ具に設置して曲げ試験を行なう
こともできる。したがって、本発明は引張り試験用つか
み具に圧縮試験用治具、曲げ試験用治具を設置できる材
料試験機に適用できるほか、つかみ具に各種治具を設置
して種々の試験を行なう材料試験機に適用できる。横型
材料試験機にも適用できる。
【００１９】以上の実施の形態と請求項との対応におい
て、上下つかみ具７Ｕ，７Ｌが第１および第２のつかみ
具を、上下圧盤装置２０，３０が試験片取付治具を、切
り欠き凹部７１が取付部を、ラムシリンダ８が負荷機構
をそれぞれ構成する。
て、上下つかみ具７Ｕ，７Ｌが第１および第２のつかみ
具を、上下圧盤装置２０，３０が試験片取付治具を、切
り欠き凹部７１が取付部を、ラムシリンダ８が負荷機構
をそれぞれ構成する。
【００２０】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
る材料試験機は、引張り試験時には、第１および第２の
つかみ具で試験片を把持し両つかみ具を離間駆動して試
験片に引張り荷重をかけるとともに、引張り試験と異な
る圧縮試験や曲げ試験時には、第１および第２のつかみ
具の治具取付部に圧盤などの試験片取付治具を設置して
治具間で試験片を圧縮するようにしたので、引張試験と
圧縮試験など他の試験を同一の作業空間で行なうことが
できるとともに、引張り試験用の上下つかみ具を取外す
必要もなく、作業性が向上する。
る材料試験機は、引張り試験時には、第１および第２の
つかみ具で試験片を把持し両つかみ具を離間駆動して試
験片に引張り荷重をかけるとともに、引張り試験と異な
る圧縮試験や曲げ試験時には、第１および第２のつかみ
具の治具取付部に圧盤などの試験片取付治具を設置して
治具間で試験片を圧縮するようにしたので、引張試験と
圧縮試験など他の試験を同一の作業空間で行なうことが
できるとともに、引張り試験用の上下つかみ具を取外す
必要もなく、作業性が向上する。
【図１】本発明による材料試験機の一実施の形態で引張
り試験を行なう場合を示す正面図
り試験を行なう場合を示す正面図
【図２】図１の材料試験機に設置されている流体開閉式
つかみ具の実施の形態を示す正面断面図
つかみ具の実施の形態を示す正面断面図
【図３】本発明による材料試験機の一実施の形態で圧縮
試験を行なう場合を示す正面図
試験を行なう場合を示す正面図
【図４】図３の上下圧盤装置周辺の拡大図
【図５】図３の下圧盤装置の平面大図
【図６】下つかみ具の平面図
【図７】圧盤取付台のボス周辺を示す拡大図
【図８】従来の材料試験機の一例を示す正面図
【図９】従来の材料試験機の一例を示す正面図
１ 基台 ２，３ 支柱 ４ クロスヘッド油圧クランプ ５ クロスヘッド ６ クロスヘッド昇降シリンダ装置 ７Ｕ 上つかみ具 ７Ｌ 下つかみ具 ７ａ つかみ具本体 ７ｂ ピストン ７ｃ シリンダ装置 ７ｄ ホルダ ７ｅ つかみ歯 ８ 復動シリンダ ９ ピストンロッド ２０ 上圧盤装置 ２１ 上圧盤取付台 ２１ａ ボス ２２ 上圧盤 ３０ 下圧盤装置 ３１ 下圧盤取付台 ３１ａ ボス ３２ 下圧盤
Claims (1)
- 【請求項１】 互に離接して試験片を把持する一対のつ
かみ歯を備えるとともに、圧盤などの試験片取付治具の
取付部を備える第１のつかみ具と、 前記第１のつかみ具と対向して設けられ、互に離接して
試験片を把持する一対のつかみ歯を備えるとともに、圧
盤などの試験片取付治具の取付部を備える第２のつかみ
具と、 引張り試験時には、前記第１および第２のつかみ具で前
記試験片を把持し両つかみ具を離間駆動して前記試験片
に引張り荷重をかけるとともに、引張り試験とは異なる
圧縮試験などの試験時には、前記第１および第２のつか
み具を接近駆動し、各つかみ具の前記取付部に取り付け
られた圧盤などの試験片取付治具で前記試験片に圧縮荷
重をかける負荷機構とを具備することを特徴とする材料
試験機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21026295A JPH0954028A (ja) | 1995-08-18 | 1995-08-18 | 材料試験機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21026295A JPH0954028A (ja) | 1995-08-18 | 1995-08-18 | 材料試験機 |
Publications (1)
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