JPH0954024A - サンプリング装置 - Google Patents

サンプリング装置

Info

Publication number
JPH0954024A
JPH0954024A JP22715795A JP22715795A JPH0954024A JP H0954024 A JPH0954024 A JP H0954024A JP 22715795 A JP22715795 A JP 22715795A JP 22715795 A JP22715795 A JP 22715795A JP H0954024 A JPH0954024 A JP H0954024A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
cyclone
sample gas
sample
dust
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP22715795A
Other languages
English (en)
Inventor
Isao Shiromaru
功 四郎丸
Shunji Matsuoka
俊志 松岡
Michio Kada
教夫 嘉田
Fujio Koga
富士夫 古賀
Toshihiko Uno
敏彦 宇野
Shigeyuki Akiyama
重之 秋山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Horiba Ltd
Chugoku Electric Power Co Inc
Original Assignee
Horiba Ltd
Chugoku Electric Power Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Horiba Ltd, Chugoku Electric Power Co Inc filed Critical Horiba Ltd
Priority to JP22715795A priority Critical patent/JPH0954024A/ja
Publication of JPH0954024A publication Critical patent/JPH0954024A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 サンプルガスとして採取される燃焼排ガス中
の粉塵等を連続的に分離・除去することができ、高速応
答のガス分析装置に対しても連続的にサンプルガスを供
給することができるサンプリング装置を提供すること。 【解決手段】 ガス採取部2とガス分析装置4とを結ぶ
サンプルガス供給路3に、ガス採取部2によって採取さ
れたサンプルガスSとしての燃焼排ガスG中に含まれる
粉塵や煤塵とを分離するためのサイクロン10,11と
サンプルガスSを吸引するためのポンプ21とを直列に
接続した状態で設けるとともに、サイクロン10,11
を経たサンプルガスSの一部をポンプ21を介してサイ
クロン10,11に設けられたエジェクタ装置13,1
4にユーティリティガスUとして供給するようにしてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば石炭焚きボイ
ラーや重油焚きボイラーなどから排出される燃焼排ガス
の一部をサンプルガスとしてガス分析装置に供給するた
めのサンプリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、石炭を燃焼させるボイラーから
排出される燃焼排ガス中のSO2 、NOX 、CO2 、C
Oなどの成分を連続分析する場合、前記燃焼排ガスの一
部をサンプリングし、これをサンプルガスとしてガス分
析装置に連続的に供給する必要がある。ところで、ボイ
ラーからの燃焼排ガス中には、多量の粉塵や煤塵(以
下、粉塵等という)が混入しており、ガスサンプリング
時に粉塵等を除去する必要があり、従来のサンプリング
装置においては、ガス採取部とガス分析装置とを結ぶサ
ンプルガス供給路に脱塵用のフィルタを設けるととも
に、フィルタに溜まる粉塵等をブローバックによって時
々除去するようにしていた。
【0003】図4は、上記従来のサンプリング装置を示
すもので、この図において、41は煙道で、矢印で示す
ように燃焼排ガスGが流れている。42はこの煙道41
に挿入配置されるガス採取部で、このガス採取部42は
サンプルガス供給路43を介してガス分析装置44に接
続されている。そして、サンプルガス供給路43には、
脱塵用のフィルタ装置45、測定用の仕切弁46、サン
プリング用のポンプ47が設けられている。また、4
8,49はブローバック用計装エアーAをフィルタ装置
45のフィルタ本体45aの内部側、外部側にそれぞれ
供給するブローバックエアー供給路で、仕切弁50,5
1をそれぞれ備えている。52は仕切弁46,50,5
1やポンプ47などを制御する制御部である。
【0004】上記構成のサンプリング装置においては、
ガス分析を行う場合には、仕切弁46のみを開状態にし
て、ポンプ47を動作させることにより、ガスサンプリ
ングを行い、採取されたサンプルガスS中に含まれる粉
塵等はフィルタ装置45によって除去され、所望のサン
プルガスSがガス分析装置44に供給される。ところ
で、石炭を燃焼させるボイラーからの燃焼排ガス中に
は、かなりの粉塵等が含まれているところから、フィル
タ本体45aにこの粉塵等が付着し、フィルタ45にお
ける圧力損失が増加し、分析に悪影響が及ぼされる。
【0005】そこで、フィルタ本体45aの内部側、外
部側にブローバック用エアーAを供給してブローバック
を定期的に行い、付着した粉塵等を除去するようにして
いる。すなわち、このブローバックに際しては、仕切弁
46およびポンプ47を停止してガスサンプリングを停
止し、仕切弁50,51を開状態にして、ブローバック
用計装エアーAをフィルタ装置45に供給し、フィルタ
本体45aに付着している粉塵等を煙道41側に吹き飛
ばすのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うに、前記ブローバックを行うに際しては、ガスサンプ
リングを停止しなければならないため、ブローバックに
要する時間(約10〜15分程度)は、ガス分析を行う
ことができない。そして、このブローバックも1日に1
回〜4回の割合で行う必要があり、分析できない時間
(欠測時間)が多くなる。特に、高速応答のガス分析装
置44では、サンプリング流量が多い(例えば20リッ
トル/分)ため、前記周期より一層頻繁にブローバック
を行う必要があり、この場合、実質的にガス分析を行え
ないといった問題が生ずる。
【0007】この発明は、上述の事柄に留意してなされ
たもので、サンプルガスとして採取される燃焼排ガス中
の粉塵等を連続的に分離・除去することができ、高速応
答のガス分析装置に対しても連続的にサンプルガスを供
給することができるサンプリング装置を提供することを
目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明のサンプリング装置は、ガス採取部とガス
分析装置とを結ぶサンプルガス供給路に、ガス採取部に
よって採取されたサンプルガスとしての燃焼排ガス中に
含まれる粉塵や煤塵とを分離するためのサイクロンとサ
ンプルガスを吸引するためのポンプとを直列に接続した
状態で設けるとともに、サイクロンを経たサンプルガス
の一部をポンプを介してサイクロンに設けられたエジェ
クタ装置にユーティリティガスとして供給するようにし
ている。
【0009】そして、サイクロンとポンプとの間にフィ
ルタ装置と除湿装置とを直列に接続して設けてもよい。
【0010】また、ポンプの後段にガス分岐部を設け、
このガス分岐部に一またはそれ以上のガス分析装置に連
なるサンプルガス供給路を接続するとともに、エジェク
タ装置へのユーティリティガス供給路を接続してもよ
い。
【0011】さらに、サイクロンを煙道内に挿入配置し
てもよい。
【0012】
【作用】上記サンプリング装置においては、燃焼排ガス
中に含まれる粉塵等を効率よくしかも連続的に除去でき
る。サイクロンで除塵処理された燃焼排ガス(サンプル
ガス)の一部を、サイクロンに設けられたエジェクタ装
置にユーティリティガスとして供給するものであるか
ら、別途ユーティリティガス(一般に計装空気が用いら
れる)を用意したり、これをエジェクタ装置に供給する
ための配管などの構成が大いに簡略化される。
【0013】また、サイクロン内には捕捉した粉塵等や
排ガスの一部を含んでいるので、前記計装空気をユーテ
ィリティガスとして使用した場合、これを大気放出する
際、これに含まれる有害物質を除去する必要があるが、
上記サンプリング装置によればこのようなことがない。
【0014】そして、サイクロンとポンプとの間にフィ
ルタ装置と除湿装置とを直列に接続して設けた場合、煙
道から採取した燃焼排ガス中に含まれる粉塵等や水分な
どをより確実に除去することができる。
【0015】また、ポンプの後段にガス分岐部を設け、
このガス分岐部に一またはそれ以上のガス分析計に連な
るサンプルガス導入路を接続するとともに、エジェクタ
装置へのユーティリティガス供給路を接続した場合、切
換え測定をスムーズに行うことができる。
【0016】さらに、サイクロンを煙道内に挿入配置し
た場合、サイクロンが煙道内の熱によって加熱され、サ
イクロン内でのサンプルガス中の水分のドレン化防止た
めのヒータを小容量のもので構成できる。
【0017】
【実施例】以下、この発明の詳細を、図を参照しながら
説明する。図1は、この発明の第1実施例に係るサンプ
リング装置を概略的に示すもので、この図1において、
1は煙道で、矢印で示すように燃焼排ガスGが流れてい
る。2はこの煙道1に挿入配置されるガス採取部として
のプローブで、このプローブ2によって、燃焼排ガスG
の一部がサンプルガスSとして採取される。そして、こ
のプローブ2は、サンプルガス供給路3を介してガス分
析装置4に接続されている。このガス分析装置4は、ガ
ス分析計4a、制御・データ処理などを行うCPU4
b、表示部4cなどのほかに吸引ポンプ(図示してな
い)を備えており、サンプルガス供給路3を経て供給さ
れるサンプルガスS中のSO2 、NOX 、CO2 、CO
などの成分のうちの一つまたは複数を連続的かつ高速応
答で分析できるように構成されている。
【0018】5はプローブ2に連なるガス導入管で、後
述するサンプルガス前処理装置8に設けられるサイクロ
ン10(後述する)への途中には、採取されたサンプル
ガスSを適宜の温度に維持するためのヒータ6および温
度センサ7が設けられている。
【0019】8はサンプルガス前処理装置で、この実施
例では、収納ケース9内に次のような部材が収容されて
いる。すなわち、10,11はガス入口配管5の下流側
に流路12を介して互いに直列な関係に設けられる、例
えばミニサイクロン(遠心力集塵装置)で、これらのサ
イクロン10,11は、サンプルガスSから粉塵等を遠
心分離する遠心分離部とその下方の集塵室とからなる。
そして、前段のサイクロン10は、比較的大きな例えば
粒径が10μm以上の粉塵等を除去できるように各部の
寸法が設定されている。また、後段のサイクロン11
は、より小さい例えば粒径が10μm未満の粉塵等を除
去できるように各部の寸法が設定されている。
【0020】13,14はサイクロン10,11の下方
に連設されるエジェクタ装置(エゼクタ装置ともいう)
で、後述するガス分岐部24に連なる配管(ユーティリ
ティガス供給路)15を介してそれぞれユーティリティ
ガスUが供給されるように構成され、エジェクタ装置1
3,14より下流側の管路(排出管)16は、煙道1に
接続されている。
【0021】17は後段サイクロン11の出口部に連な
る流路18に設けられるフィルタ装置で、サイクロン1
0,11を経たサンプルガスS中になお残留する粉塵等
を捕捉するもので、そのフィルタ本体17aは、1μm
未満の粉塵等を捕捉できるように構成されている。19
はフィルタ装置17の後段に設けられる電子冷却器など
の除湿装置で、サンプルガスS中に含まれるドレンを除
去するものである。20は除湿装置19の後段に設けら
れる流量計、21は吸引ポンプである。22は排気ファ
ンで、収納ケース9に形成された換気窓23に臨むよう
にして設けられている。
【0022】24は吸引ポンプ21の下流側の流路25
に連なり、収納ケース9外に設けられるガス分岐部で、
このガス分岐部24から例えば10m〜20m程度離れ
たガス分析装置4に対してそれぞれサンプルガスSを供
給するための複数のサンプルガス配管26とユーティリ
ティガス供給路15とが接続されている。このガス分岐
部24は、吸引ポンプ21によって吸引されたサンプル
ガスSを、ガス分析装置4へのサンプルガスSとエジェ
クタ装置13,14へのユーティリティガスUに分割す
るもので、その分割比は例えば9:1である。
【0023】27は収納ケース9内に適宜の隔壁28を
介して設けられる制御ユニットで、温度センサ7や流量
計20など各種のセンサ出力に基づいてサンプリング装
置8内の各部を制御したり、装置内における異常の有無
などを判別したりして、動作状態を適宜表示できるよう
に構成されている。
【0024】次に、上述のように構成されたサンプリン
グ装置の動作について説明する。ガス分析を行う場合に
は、吸引ポンプ21を動作させることにより、プローブ
2を介して煙道1を流れる燃焼排ガスGの一部がサンプ
ルガス供給路3のガス導入管5に導入され、サンプルガ
スSとなる。このサンプルガスSは、ガス導入管5によ
って適宜の温度に調整され、前段サイクロン10に導入
される。この前段サイクロン10に導入されたサンプル
ガスSは、遠心分離されることにより、それに含まれる
粒径が10μm以上の粉塵等が分離・除去され、この分
離・除去された粉塵等は集塵室に落下し収容される。
【0025】前記前段サイクロン10においてある程度
除塵されたサンプルガスSは、流路12を経て後段サイ
クロン11に導入される。この後段サイクロン11に導
入されたサンプルガスSは、遠心分離されることによ
り、粒径が10μm未満のより小さい粉塵等が分離・除
去され、この分離・除去された粉塵等は、集塵室に落下
し収容される。
【0026】このようにして、粉塵等を分離・除去処理
する能力が異なる(分離・除去処理しうる粒径の範囲が
異なる)サイクロン10,11を直列に配置して、サン
プルガスS中の粉塵等の分離・除去を2段階に分けて行
うようにしているので、非常に合理的に処理を行うこと
ができ、サンプルガスS中に含まれる粉塵等の98%以
上を除去することができ、ほとんど清浄になる。
【0027】そして、サイクロン10,11を経たサン
プルガスS中になおも含まれる粉塵等は、後段サイクロ
ン11の後段に設けられたフィルタ装置17によって捕
捉される。そして、上述したように、フィルタ装置17
の前段に設けられた前段サイクロン10および後段サイ
クロン11によってサンプルガスS中の粉塵等がほとん
ど除去されているので、フィルタ本体17aに付着する
粉塵等はきわめて少なくなる。
【0028】前記サイクロン10,11およびフィルタ
装置17を経て除塵されたサンプルガスSは、より清浄
となり、その状態で除湿装置19に導入されて水分など
ドレンが除去されて乾燥状態となる。この乾燥した清浄
なサンプルガスSは、吸引ポンプ21を経てガス分岐部
24に至る。そして、前記サンプルガスSの90%は、
サンプルガス配管26を経てガス分析装置4に供給さ
れ、ガス分析に供される。また、サンプルガスSの残り
の10%は、ユーティリティガス供給管15に入る。
【0029】前記ユーティリティガス供給管15に入っ
たサンプルガスSは、ユーティリティガスUとしてサイ
クロン10,11にそれぞれ設けられたエジェクタ装置
13,14に供給される。したがって、サイクロン1
0,11によって分離・除去された粉塵等は、ユーティ
リティガスUによって連続的に排出され、粉塵等は排出
管16を経て煙道1に排出される。
【0030】このように、この実施例のサンプリング装
置によれば、煙道1から採取した燃焼排ガスG中に粉塵
等が混入していても、これをサイクロン10,11やフ
ィルタ装置17によって連続的に除去することができ、
サンプルガスSのサンプリングを停止する必要がなく、
したがって、ガス分析を連続的に行うことができる。ま
た、エジェクタ装置13,14にユーティリティガスU
として供給されるガスは、サイクロン10,11やフィ
ルタ装置17を経て清浄化されたサンプルガスSの一部
であるので、ユーティリティガスUとして他の計装エア
ーなどを用意したり、これを供給するための外部配管な
どが不要になり、それだけ合理的かつ簡素な構成とする
ことができる。
【0031】そして、後段サイクロン11と吸引ポンプ
21との間にフィルタ装置17と除湿装置19とを直列
に接続して設けた場合、煙道1から採取した燃焼排ガス
G中に含まれる粉塵等や水分などをより確実に除去する
ことができる。
【0032】また、吸引ポンプ21の後段にガス分岐部
24を設けた場合、複数のガス分析装置4に対して所望
のサンプルガスSを供給することができ、切換え測定を
スムーズに行うことができるとともに、ガス分析装置4
へのサンプルガスSの供給やサイクロン10,11への
ユーティリティガスUの供給をきわめて簡単な構成で合
理的に行うことができる。
【0033】さらに、上述の第1実施例におけるサンプ
リング装置は、サイクロン10,11、フィルタ装置1
7、除湿装置19、吸引ポンプ21、制御ユニット27
などを一つの収納ケース9に収容し、燃焼排ガスGに近
い点に設置している。このように構成されたサンプリン
グ装置は、例えば石炭焚きボイラーに適している。
【0034】図2は、この発明の第2実施例に係るサン
プリング装置を概略的に示すもので、この実施例では、
サンプルガス前処理装置8を二つに分割し、一つの収納
ケース29を煙道1(すなわち、プローブ2)の近くに
設け、この収納ケース29から例えば10m〜20m程
度離れた位置に別の収納ケース30を設け、収納ケース
29内にサイクロン10,11、フィルタ装置17など
を収納し、他の収納ケース30内に除湿装置19、吸引
ポンプ21、ガス分岐部24、ガス分析計4aを設けて
いる。なお、31はフィルタ装置17と除湿装置19と
を結ぶガスラインである。
【0035】このように構成されたサンプリング装置に
おける動作は、第1実施例のものと同じであるのでその
詳細な説明は省略する。そして、この第2実施例のよう
に、サンプルガス前処理装置を分割し、分離配置したサ
ンプリング装置は、例えば重油焚きボイラーに適してい
るとともに、既設のガス分析計に簡単に追加することが
できる。
【0036】図3は、この発明の第3実施例に係るサン
プリング装置を概略的に示すもので、この実施例では、
煙道1内にサイクロン10,11を挿入している。すな
わち、煙道1内にダクト管32を挿入し、その内部に前
段サイクロン10を下方に、後段サイクロン11を上方
にそれぞれ位置させた状態で配置し、ダクト管32の先
端部にプローブ2を設けている。
【0037】このように構成されたサンプリング装置に
おける動作は、第1実施例や第2実施例のものと同じで
あるのでその詳細な説明は省略する。そして、この第3
実施例のように、サイクロン10,11を煙道1内に挿
入配置したものでは、ガスサンプリングのための構成が
シンプルであり、フィルタ装置17を省略することがで
きる。また、サイクロン10,11が煙道1内の熱によ
って加熱されるので、サイクロン10,11内でのサン
プルガスS中の水分のドレン化防止ためのヒータ6を小
容量のもので構成できる。なお、このタイプのサンプリ
ング装置は、例えば重油焚きボイラーに適している。
【0038】この発明は、上述の実施例に限られるもの
ではなく、種々変形して実施することができる。例えば
サンプルガス供給路3に設けられるサイクロンは、煙道
1からサンプリングされた燃焼排ガスG中に含まれる粉
塵等の粒度分布に応じて使いわけるようにようにするの
が好ましく、例えば粉塵等の粒径が小径のものから大径
のものまで広く分布しているような場合は、2または3
以上のサイクロンを直列接続するのがよく、その場合、
後段のサイクロンほど、より小さい粉塵等を除去できる
ようにしておくのが好ましい。また、前記粉塵等の分布
がそれほど広がってない場合は、単一のサイクロンを設
けるだけでもよい。
【0039】そして、エジェクタ装置13,14は、サ
イクロン10,11と一体的に構成してあってもよく、
エジェクタ装置13,14より下流側の排出管16を粉
塵等を収容する粉塵等収容タンク(図示してない)に接
続してもよい。
【0040】また、第1実施例および第2実施例におい
て、サンプリングされた燃焼排ガスG中の粉塵等の量や
水分がそれほど多くない場合は、フィルタ装置17およ
び除湿装置19のいずれかまたは双方を省略することも
できる。
【0041】さらに、前記各実施例において、ガス分析
装置4にサンプルガスS吸引用のポンプを別途設けるよ
うにしてもよい。
【0042】そして、この発明は、ボイラーの燃焼排ガ
スのみならず、排ガス中に多量に粉塵等を含むガス(高
ダストガス)のサンプリングに広く適用できることは言
うまでもない。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、従来のように、サンプルガス中の粉塵等を分離・除
去するのにフィルタを用い、かつ、このフィルタをブロ
ーバックするといった手法によるのではなく、サンプリ
ングされた燃焼排ガスをサイクロンを通過させた適宜除
塵した後のサンプルガスをユーティリティガスとしてサ
イクロンに設けられたエジェクタ装置に供給するように
しているので、サンプリング並びにガス分析になんら影
響を及ぼすことなく、つまり、サンプリング等を中断し
たり停止することなく、粉塵等を連続的に分離・処理す
ることができ、したがって、高速応答のガス分析装置に
対しても連続的にサンプルガスを供給することができ
る。
【0044】そして、サイクロンで除塵処理されたサン
プルガスの一部をサイクロンに設けられたエジェクタ装
置にユーティリティガスとして供給するものであるか
ら、別途ユーティリティガスを用意したり、これをエジ
ェクタ装置に供給するための配管などの構成が大いに簡
略化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例に係るサンプリング装置
を概略的に示す図である。
【図2】この発明の第2実施例に係るサンプリング装置
を概略的に示す図である。
【図3】この発明の第3実施例に係るサンプリング装置
を概略的に示す図である。
【図4】従来技術を説明するための図である。
【符号の説明】
1…煙道、2…ガス採取部、3…サンプルガス供給路、
4…ガス分析装置、10,11…サイクロン、13,1
4…エジェクタ装置、15…ユーティリティガス供給
路、17…フィルタ装置、19…除湿装置、21…ポン
プ、24…ガス分岐部、26…サンプルガス供給路、G
…燃焼排ガス、S…サンプルガス、U…ユーティリティ
ガス。
フロントページの続き (72)発明者 嘉田 教夫 京都府京都市南区吉祥院宮の東町2番地 株式会社堀場製作所内 (72)発明者 古賀 富士夫 京都府京都市南区吉祥院宮の東町2番地 株式会社堀場製作所内 (72)発明者 宇野 敏彦 京都府京都市南区吉祥院宮の東町2番地 株式会社堀場製作所内 (72)発明者 秋山 重之 京都府京都市南区吉祥院宮の東町2番地 株式会社堀場製作所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス採取部とガス分析装置とを結ぶサン
    プルガス供給路に、ガス採取部によって採取されたサン
    プルガスとしての燃焼排ガス中に含まれる粉塵や煤塵と
    を分離するためのサイクロンとサンプルガスを吸引する
    ためのポンプとを直列に接続した状態で設けるととも
    に、サイクロンを経たサンプルガスの一部をポンプを介
    してサイクロンに設けられたエジェクタ装置にユーティ
    リティガスとして供給することを特徴とするサンプリン
    グ装置。
  2. 【請求項2】 サイクロンとポンプとの間にフィルタ装
    置と除湿装置とを直列に接続して設けた請求項1に記載
    のサンプリング装置。
  3. 【請求項3】 ポンプの後段にガス分岐部を設け、この
    ガス分岐部に一またはそれ以上のガス分析装置に連なる
    サンプルガス供給路を接続するとともに、エジェクタ装
    置へのユーティリティガス供給路を接続した請求項1ま
    たは2に記載のサンプリング装置。
  4. 【請求項4】 サイクロンを煙道内に挿入配置した請求
    項1〜3のいずれかに記載のサンプリング装置。
JP22715795A 1995-08-12 1995-08-12 サンプリング装置 Pending JPH0954024A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22715795A JPH0954024A (ja) 1995-08-12 1995-08-12 サンプリング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22715795A JPH0954024A (ja) 1995-08-12 1995-08-12 サンプリング装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0954024A true JPH0954024A (ja) 1997-02-25

Family

ID=16856395

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22715795A Pending JPH0954024A (ja) 1995-08-12 1995-08-12 サンプリング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0954024A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003014595A (ja) * 2001-06-29 2003-01-15 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd So3濃度計測装置
JP2016035408A (ja) * 2014-08-01 2016-03-17 中国電力株式会社 排ガス濃度測定装置及び排ガス濃度測定方法
CN110361237A (zh) * 2019-08-02 2019-10-22 华北科技学院 一种便于携带的煤矿瓦斯参数检测用抽采装置
KR20210141057A (ko) * 2020-05-15 2021-11-23 강원대학교산학협력단 단속적 시료 채취장치 및 채취방법
KR20220130950A (ko) * 2021-03-19 2022-09-27 주식회사 다산에스엠 소형 굴뚝용 가스 및 미세먼지 복합 측정기

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003014595A (ja) * 2001-06-29 2003-01-15 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd So3濃度計測装置
JP2016035408A (ja) * 2014-08-01 2016-03-17 中国電力株式会社 排ガス濃度測定装置及び排ガス濃度測定方法
CN110361237A (zh) * 2019-08-02 2019-10-22 华北科技学院 一种便于携带的煤矿瓦斯参数检测用抽采装置
KR20210141057A (ko) * 2020-05-15 2021-11-23 강원대학교산학협력단 단속적 시료 채취장치 및 채취방법
KR20220130950A (ko) * 2021-03-19 2022-09-27 주식회사 다산에스엠 소형 굴뚝용 가스 및 미세먼지 복합 측정기

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7569093B2 (en) Filtering particulate materials in continuous emission monitoring systems
CA2246564C (en) Apparatus for and method of collecting gaseous mercury and differentiating between different mercury components
US4856352A (en) Gas sampling system for reactive gas-solid mixtures
US4630464A (en) Method for the continuous surveillance of the poison content of exhaust gases containing particulate matter
KR102198919B1 (ko) 가스 측정 장치 및 그의 세척 방법
KR20180076667A (ko) 굴뚝 배출가스 중 미세먼지 시료 채취관
CN111902710A (zh) 微粒分析装置、微粒分析***以及清洗方法
JPH0954024A (ja) サンプリング装置
US7964027B2 (en) System for extracting vapor and particulates from a flow of a liquid and an air stream
JP3007811B2 (ja) ガスサンプリング装置
KR101250248B1 (ko) 탄소 입자의 채취 장치
JP3397977B2 (ja) ガスサンプリング装置
JP3007810B2 (ja) ガスサンプリング装置
US4912985A (en) Gas sampling system for reactive gas-solid mixtures
WO2001081891A2 (en) Sampler for eliminating particle-related artifacts for flue gas measurement
CN208476643U (zh) 一种磨煤机循环风样品在线分析预处理***
JP2000019082A (ja) 排ガスの成分測定用サンプリング装置
CN109550582B (zh) 一种气体监测装置和一种磨煤机***
NO142429B (no) Fremgangsmaate for aa fjerne illeluktende, svovelholdige forbindelser som h2s, mercaptaner og/eller organiske sulfider, fra gasstroemmer inneholdende oxygen, og aktivert carbon for anvendelse derved
JP2002282635A (ja) バグフィルタおよびその運転方法
CN209707187U (zh) 基于燃煤机组烟道负压***烟气分析采样及预处理装置
JP2021164897A (ja) 排気ガス浄化処理装置およびこれを用いた浄化処理方法
JP2000171357A (ja) 窒素酸化物分析装置
JPH024414A (ja) 排ガス処理装置に於けるルーバー型集塵器のブローダウンガス流量制御方法及びその装置
JPH1077824A (ja) ディーゼルエンジンのベンチテスト用排ガス処理装置