JPH0953384A - シ−ルド機の推進反力受け - Google Patents
シ−ルド機の推進反力受けInfo
- Publication number
- JPH0953384A JPH0953384A JP22746895A JP22746895A JPH0953384A JP H0953384 A JPH0953384 A JP H0953384A JP 22746895 A JP22746895 A JP 22746895A JP 22746895 A JP22746895 A JP 22746895A JP H0953384 A JPH0953384 A JP H0953384A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shield machine
- block
- steel block
- reaction force
- steel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明の課題は、シ−ルド機の推進反力受け
の構築において、工期の短縮化と工費の削減を図ること
である。 【解決手段】 上記課題を解決するための手段として、
出願人は、シ−ルド機の発進位置の後方に構築した壁体
であって、コンクリ−トブロック１とスチ−ルブロック
２とを交互に積み重ねて構築した積層壁体であることを
特徴とする、シ−ルド機の推進反力受けを提供する。
の構築において、工期の短縮化と工費の削減を図ること
である。 【解決手段】 上記課題を解決するための手段として、
出願人は、シ−ルド機の発進位置の後方に構築した壁体
であって、コンクリ−トブロック１とスチ−ルブロック
２とを交互に積み重ねて構築した積層壁体であることを
特徴とする、シ−ルド機の推進反力受けを提供する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はシ−ルド機の推進反
力受けに関するものである。
力受けに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】立坑内などからシ−ルド機を発進させる
際には、図５に示すように、立坑ａ内のシ−ルド機ｂの
発進位置の後方に、壁状の反力受けｃを構築して、これ
に反力をとってシ−ルド機を発進させる。
際には、図５に示すように、立坑ａ内のシ−ルド機ｂの
発進位置の後方に、壁状の反力受けｃを構築して、これ
に反力をとってシ−ルド機を発進させる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来、反力受けを構築
する場合は、型枠を組み立ててコンクリ−トを現場打ち
して構築を行っている。そのため、大断面シ−ルドでは
工事が大掛かりになり工期の長期化を招く。また、コン
クリ−ト量も増大するため工費もかさむ。さらに、反力
受けの撤去時は、その解体とガラの地上搬出を行わなけ
ればならず、工期の長期化をより増長することになる。
する場合は、型枠を組み立ててコンクリ−トを現場打ち
して構築を行っている。そのため、大断面シ−ルドでは
工事が大掛かりになり工期の長期化を招く。また、コン
クリ−ト量も増大するため工費もかさむ。さらに、反力
受けの撤去時は、その解体とガラの地上搬出を行わなけ
ればならず、工期の長期化をより増長することになる。
【０００４】
【発明の目的】本発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたもので、工期の短縮化と工費の削減を
図ることができるシ−ルド機の推進反力受けを提供する
ことを目的とする。
るためになされたもので、工期の短縮化と工費の削減を
図ることができるシ−ルド機の推進反力受けを提供する
ことを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、出願人は、シ−ルド機の発進位置の後方
に構築した壁体であって、コンクリ−トブロックとスチ
−ルブロックとを交互に積み重ねて構築した積層壁体で
あることを特徴とする、シ−ルド機の推進反力受けを提
供する。この場合において、積層壁体の前面に鉄板を取
り付けた構造、コンクリ−トブロックとスチ−ルブロッ
クとを連結した構造、スチ−ルブロックを背後壁面に固
定した構造、積層壁体と背後壁面との間に裏込め材を充
填した構造を採用することができる。また、スチ−ルブ
ロックは、その外周を包囲する側板と、側板間に架設さ
れた補強材と、補強材間に形成された上下面を開放した
中空部とよりなる構造を採用することもできる。この場
合において、コンクリ−トブロックの上面に、スチ−ル
ブロックの補強材と連結する連結金具を突設する構造、
またコンクリ−トブロックの上面に、スチ−ルブロック
と連結した状態でスチ−ルブロックの中空部内に突出す
る吊金具を突設する構造も採用することができる。
の手段として、出願人は、シ−ルド機の発進位置の後方
に構築した壁体であって、コンクリ−トブロックとスチ
−ルブロックとを交互に積み重ねて構築した積層壁体で
あることを特徴とする、シ−ルド機の推進反力受けを提
供する。この場合において、積層壁体の前面に鉄板を取
り付けた構造、コンクリ−トブロックとスチ−ルブロッ
クとを連結した構造、スチ−ルブロックを背後壁面に固
定した構造、積層壁体と背後壁面との間に裏込め材を充
填した構造を採用することができる。また、スチ−ルブ
ロックは、その外周を包囲する側板と、側板間に架設さ
れた補強材と、補強材間に形成された上下面を開放した
中空部とよりなる構造を採用することもできる。この場
合において、コンクリ−トブロックの上面に、スチ−ル
ブロックの補強材と連結する連結金具を突設する構造、
またコンクリ−トブロックの上面に、スチ−ルブロック
と連結した状態でスチ−ルブロックの中空部内に突出す
る吊金具を突設する構造も採用することができる。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の一実施の形態について説明する。 ＜イ＞コンクリ−トブロック コンクリ−トブロック１は、図３に示すように、立坑の
内周面に沿うように形成された弧状面１１と、シ−ルド
機の推進反力受け面となる前面１２、および上面１３、
下面１４よりなるブロック体である。なお、コンクリ−
トブロック１の形状は、上記のような円弧状だけでな
く、構築条件に合わせて長方形などの種々の形状に形成
する場合がある。
明の一実施の形態について説明する。 ＜イ＞コンクリ−トブロック コンクリ−トブロック１は、図３に示すように、立坑の
内周面に沿うように形成された弧状面１１と、シ−ルド
機の推進反力受け面となる前面１２、および上面１３、
下面１４よりなるブロック体である。なお、コンクリ−
トブロック１の形状は、上記のような円弧状だけでな
く、構築条件に合わせて長方形などの種々の形状に形成
する場合がある。
【０００７】コンクリ−トブロック１の上面には、後述
のスチ−ルブロックの補強材と連結するための連結金具
１５を突設する。また、スチ−ルブロックと連結した状
態でスチ−ルブロックの中空部内に突出する吊金具１６
を突設する。連結金具１５には、Ｌ形鋼棒にねじを切っ
たものなどを使用できるほか、連結機能を有する種々の
金具を用いることができる。
のスチ−ルブロックの補強材と連結するための連結金具
１５を突設する。また、スチ−ルブロックと連結した状
態でスチ−ルブロックの中空部内に突出する吊金具１６
を突設する。連結金具１５には、Ｌ形鋼棒にねじを切っ
たものなどを使用できるほか、連結機能を有する種々の
金具を用いることができる。
【０００８】＜ロ＞スチ−ルブロック スチ−ルブロック２は、図４に示すように、弧状側板２
１とＨ形側板２２により外周を包囲され、上述のコンク
リ−トブロック１と合同な円弧状に形成される。また、
側板間には短寸のＨ形鋼などの補強材２３が適宜数架設
され、補強材２３間には上下面が開放された中空部２４
が形成される。なお、スチ−ルブロック２の形状も円弧
状だけでなく、構築条件に合わせて長方形などの種々の
形状に形成する場合がある。
１とＨ形側板２２により外周を包囲され、上述のコンク
リ−トブロック１と合同な円弧状に形成される。また、
側板間には短寸のＨ形鋼などの補強材２３が適宜数架設
され、補強材２３間には上下面が開放された中空部２４
が形成される。なお、スチ−ルブロック２の形状も円弧
状だけでなく、構築条件に合わせて長方形などの種々の
形状に形成する場合がある。
【０００９】弧状側板２１の適宜箇所には、後述の固定
金具を挿入するための挿入穴２５が開設されている。補
強材２３の適宜箇所にも、コンクリ−トブロック１の連
結金具１５を挿入するための挿入穴２６がそれぞれ開設
されている。Ｈ形側板２２の前面には、鉄板取付金具２
７を所要数突設する。なお鉄板取付金具２７には、短寸
のねじ鋼棒などを使用できるほか、後述する鉄板の取付
機能を有する種々の金具を用いることができる。
金具を挿入するための挿入穴２５が開設されている。補
強材２３の適宜箇所にも、コンクリ−トブロック１の連
結金具１５を挿入するための挿入穴２６がそれぞれ開設
されている。Ｈ形側板２２の前面には、鉄板取付金具２
７を所要数突設する。なお鉄板取付金具２７には、短寸
のねじ鋼棒などを使用できるほか、後述する鉄板の取付
機能を有する種々の金具を用いることができる。
【００１０】＜ハ＞積層壁体 以上のように構成したコンクリ−トブロック１とスチ−
ルブロック２とを、シ−ルド機の発進位置の後方に交互
に積み重ねることによって、積層壁体が構築される。こ
のとき、図２に示すように、コンクリ−トブロック１と
その上段のスチ−ルブロック２とは、連結金具１５を挿
入穴２６内に挿入して、定着具３で定着することによっ
て連結される。
ルブロック２とを、シ−ルド機の発進位置の後方に交互
に積み重ねることによって、積層壁体が構築される。こ
のとき、図２に示すように、コンクリ−トブロック１と
その上段のスチ−ルブロック２とは、連結金具１５を挿
入穴２６内に挿入して、定着具３で定着することによっ
て連結される。
【００１１】また両ブロックを積層すると、吊金具１６
は、図１に示すようにスチ−ルブロック２の中空部２４
内に突出することになる。従って、両ブロックを連結し
た後に吊金具１６に吊りワイヤ−を引っ掛けて、両ブロ
ックごと吊り上げて積層してもよいし、またブロック単
体で吊り上げて積層した後に連結してもよい。
は、図１に示すようにスチ−ルブロック２の中空部２４
内に突出することになる。従って、両ブロックを連結し
た後に吊金具１６に吊りワイヤ−を引っ掛けて、両ブロ
ックごと吊り上げて積層してもよいし、またブロック単
体で吊り上げて積層した後に連結してもよい。
【００１２】両ブロック１、２の積層体の背面と、立坑
ａの内周面間には、図２に示すように裏込め材４が充填
される。この目的は、立坑面と積層体とのなじみをとる
場合に用いるほか、裏込め材４の充填幅を調整すること
によって、積層体をシ−ルド機の発進勾配に合わせた姿
勢に設置する場合にも用いることができる。因みに図２
は、積層体が下方に傾斜した姿勢で設置された場合であ
る。
ａの内周面間には、図２に示すように裏込め材４が充填
される。この目的は、立坑面と積層体とのなじみをとる
場合に用いるほか、裏込め材４の充填幅を調整すること
によって、積層体をシ−ルド機の発進勾配に合わせた姿
勢に設置する場合にも用いることができる。因みに図２
は、積層体が下方に傾斜した姿勢で設置された場合であ
る。
【００１３】また、積層したスチ−ルブロック２は、図
２に示すように、ねじ部を有するロッド等の固定金具５
を挿入穴２５から挿入して立坑ａに打設し、そのねじ部
を定着具５１で定着することによって固定を図る。これ
によって、積層壁体全体の安定化を図ることができる。
２に示すように、ねじ部を有するロッド等の固定金具５
を挿入穴２５から挿入して立坑ａに打設し、そのねじ部
を定着具５１で定着することによって固定を図る。これ
によって、積層壁体全体の安定化を図ることができる。
【００１４】さらに、両ブロック１、２の積層体の前面
には、鉄板６が取付けられている。鉄板６の取付け方法
は、スチ−ルブロック２の鉄板取付金具２７を、鉄板６
の挿入穴６１内に挿入して定着具７で定着することよっ
て行う。なお、鉄板６を取付けない構造も考えられる。
以上のようにして積層壁体が構築される。
には、鉄板６が取付けられている。鉄板６の取付け方法
は、スチ−ルブロック２の鉄板取付金具２７を、鉄板６
の挿入穴６１内に挿入して定着具７で定着することよっ
て行う。なお、鉄板６を取付けない構造も考えられる。
以上のようにして積層壁体が構築される。
【００１５】
【発明の効果】本発明は以上説明したようになるため、
次のような効果を得ることができる。 ＜イ＞ブロック体を積み重ねることにより反力受けを構
築できるため、大断面シ−ルド工事においても、短期間
でかつ容易に工事を行うことができる。
次のような効果を得ることができる。 ＜イ＞ブロック体を積み重ねることにより反力受けを構
築できるため、大断面シ−ルド工事においても、短期間
でかつ容易に工事を行うことができる。
【００１６】＜ロ＞反力受けの半分はスチ−ルブロック
であるため、コンクリ−ト量が半減して工費の削減を図
ることができる。
であるため、コンクリ−ト量が半減して工費の削減を図
ることができる。
【００１７】＜ハ＞ブロック体を分離してそのまま地上
に搬出できるため、煩雑な解体およびガラの搬出作業が
なく、よりいっそうの工期の短縮を図ることができる。
に搬出できるため、煩雑な解体およびガラの搬出作業が
なく、よりいっそうの工期の短縮を図ることができる。
【図１】 反力受け全体の斜視図
【図２】 反力受けの断面図
【図３】 コンクリ−トブロックの説明図
【図４】 スチ−ルブロックの説明図
【図５】 従来技術の説明図
Claims (8)
- 【請求項１】 シ−ルド機の発進位置の後方に構築した
壁体であって、 コンクリ−トブロックとスチ−ルブロックとを交互に積
み重ねて構築した積層壁体であることを特徴とする、 シ−ルド機の推進反力受け。 - 【請求項２】 積層壁体の前面に、鉄板を取り付けたこ
とを特徴とする、請求項１に記載のシ−ルド機の推進反
力受け。 - 【請求項３】 コンクリ−トブロックとスチ−ルブロッ
クとを連結して積層壁体を構築したことを特徴とする、
請求項１又は２に記載のシ−ルド機の推進反力受け。 - 【請求項４】 スチ−ルブロックを背後壁面に固定した
ことを特徴とする、請求項１乃至３のいずれかに記載の
シ−ルド機の推進反力受け。 - 【請求項５】 積層壁体と背後壁面との間に裏込め材を
充填して構築したことを特徴とする、請求項４に記載の
シ−ルド機の推進反力受け。 - 【請求項６】 スチ−ルブロックは外周を包囲する側板
と、側板間に架設された補強材と、補強材間に形成され
た上下面を開放した中空部とよりなることを特徴とす
る、請求項１乃至５のいずれかに記載のシ−ルド機の推
進反力受け。 - 【請求項７】 コンクリ−トブロックの上面には、スチ
−ルブロックの補強材と連結する連結金具を突設したこ
とを特徴とする、請求項６に記載のシ−ルド機の推進反
力受け。 - 【請求項８】 コンクリ−トブロックの上面には、スチ
−ルブロックと連結した状態で、スチ−ルブロックの中
空部内に突出する吊金具を突設したことを特徴とする、
請求項６又は７に記載のシ−ルド機の推進反力受け。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22746895A JPH0953384A (ja) | 1995-08-11 | 1995-08-11 | シ−ルド機の推進反力受け |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22746895A JPH0953384A (ja) | 1995-08-11 | 1995-08-11 | シ−ルド機の推進反力受け |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0953384A true JPH0953384A (ja) | 1997-02-25 |
Family
ID=16861358
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22746895A Pending JPH0953384A (ja) | 1995-08-11 | 1995-08-11 | シ−ルド機の推進反力受け |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0953384A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012172417A (ja) * | 2011-02-22 | 2012-09-10 | Airec Engineering Corp | 推進工法の支圧壁及び支圧壁の施工方法並びに積層用ピース |
| JP2015132157A (ja) * | 2014-01-15 | 2015-07-23 | ナステック イーエヌシー．カンパニー リミテッド | 推進装備用の反力部材 |
| CN110847916A (zh) * | 2019-10-22 | 2020-02-28 | 中国电建集团铁路建设有限公司 | 盾构穿越人防工程的施工方法 |
-
1995
- 1995-08-11 JP JP22746895A patent/JPH0953384A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012172417A (ja) * | 2011-02-22 | 2012-09-10 | Airec Engineering Corp | 推進工法の支圧壁及び支圧壁の施工方法並びに積層用ピース |
| JP2015132157A (ja) * | 2014-01-15 | 2015-07-23 | ナステック イーエヌシー．カンパニー リミテッド | 推進装備用の反力部材 |
| CN110847916A (zh) * | 2019-10-22 | 2020-02-28 | 中国电建集团铁路建设有限公司 | 盾构穿越人防工程的施工方法 |
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