JPH0950713A - フラットワイヤーハーネス及び形成用シート - Google Patents
フラットワイヤーハーネス及び形成用シートInfo
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- JPH0950713A JPH0950713A JP7199832A JP19983295A JPH0950713A JP H0950713 A JPH0950713 A JP H0950713A JP 7199832 A JP7199832 A JP 7199832A JP 19983295 A JP19983295 A JP 19983295A JP H0950713 A JPH0950713 A JP H0950713A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 電線の保持を確実にし、太物電線の嵌め込み
も可能なフラットワイヤーハーネス形成用シートを提供
する。 【解決手段】 樹脂シート材１１の表面に、該樹脂シー
ト材１１を湾曲成形することにより形成した電線保持溝
１２を設け、該電線保持溝１２の内部を、電線を保持し
得る大きさに形成すると共に、電線保持溝１２の入口幅
Ｘを、電線の外径よりも狭く設定し、電線保持溝１２の
中に電線を嵌め込んで一体のフラットワイヤーハーネス
を形成するようにした。
も可能なフラットワイヤーハーネス形成用シートを提供
する。 【解決手段】 樹脂シート材１１の表面に、該樹脂シー
ト材１１を湾曲成形することにより形成した電線保持溝
１２を設け、該電線保持溝１２の内部を、電線を保持し
得る大きさに形成すると共に、電線保持溝１２の入口幅
Ｘを、電線の外径よりも狭く設定し、電線保持溝１２の
中に電線を嵌め込んで一体のフラットワイヤーハーネス
を形成するようにした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に自動車のドア
部に配設されるフラットワイヤーハーネス及びその形成
用シートに関する。
部に配設されるフラットワイヤーハーネス及びその形成
用シートに関する。
【０００２】
【従来の技術】ワイヤーハーネスをフラット化する技術
は数多くあるが、いずれも配索や電線の固定を行うため
の特別な設備を要したり、手間を多く要する場合が多
い。
は数多くあるが、いずれも配索や電線の固定を行うため
の特別な設備を要したり、手間を多く要する場合が多
い。
【０００３】その中で、実開平５−４６６０８号公報に
記載の技術は、そのような設備を要せずに、簡単に電線
の配索及び固定ができるものとなっている。
記載の技術は、そのような設備を要せずに、簡単に電線
の配索及び固定ができるものとなっている。
【０００４】図８はその例を示す。このフラットワイヤ
ーハーネスでは、発泡プラスチックシート１の表面に切
れ込み２を入れ、その切れ込み２の中に電線３を挟み込
むことにより、フラットワイヤーハーネスを構成してい
る。
ーハーネスでは、発泡プラスチックシート１の表面に切
れ込み２を入れ、その切れ込み２の中に電線３を挟み込
むことにより、フラットワイヤーハーネスを構成してい
る。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図８の技術
のように、発泡プラスチックシート１に設けた切れ込み
２に電線３を挟み込むだけでは、電線３の固定が確実で
なく、車両の振動により外れるおそれがあった。また、
切れ込み２には太物電線を挿入することが困難であり、
太物電線の配索には不向きであった。
のように、発泡プラスチックシート１に設けた切れ込み
２に電線３を挟み込むだけでは、電線３の固定が確実で
なく、車両の振動により外れるおそれがあった。また、
切れ込み２には太物電線を挿入することが困難であり、
太物電線の配索には不向きであった。
【０００６】本発明は、上記事情を考慮し、電線の保持
を確実にすることができると共に、太物電線の嵌め込み
も可能なフラットワイヤーハーネス及びその形成用シー
トを提供することを目的とする。
を確実にすることができると共に、太物電線の嵌め込み
も可能なフラットワイヤーハーネス及びその形成用シー
トを提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】請求項１の発明のフラッ
トワイヤーハーネス形成用シートは、樹脂シート材の表
面に、該樹脂シート材を湾曲成形することにより形成し
た電線保持溝を設け、該電線保持溝の内部を、電線を保
持し得る大きさに形成すると共に、電線保持溝の入口幅
を、電線の外径よりも狭く設定したことを特徴とする。
トワイヤーハーネス形成用シートは、樹脂シート材の表
面に、該樹脂シート材を湾曲成形することにより形成し
た電線保持溝を設け、該電線保持溝の内部を、電線を保
持し得る大きさに形成すると共に、電線保持溝の入口幅
を、電線の外径よりも狭く設定したことを特徴とする。
【０００８】このシートでは、電線保持溝の撓みを利用
しながら、入口から電線保持溝の内部に電線を嵌め込む
ことができる。また、一旦電線を嵌め込むと、電線保持
溝の入口が電線の外径よりも狭い幅に戻るので、電線の
抜け防止が図れる。
しながら、入口から電線保持溝の内部に電線を嵌め込む
ことができる。また、一旦電線を嵌め込むと、電線保持
溝の入口が電線の外径よりも狭い幅に戻るので、電線の
抜け防止が図れる。
【０００９】請求項２の発明のフラットワイヤーハーネ
ス形成用シートは、樹脂シート材の表面及び裏面に、該
樹脂シート材を波形に湾曲成形することにより形成した
電線保持溝をそれぞれ設け、該電線保持溝の内部を、電
線を保持し得る大きさに形成すると共に、電線保持溝の
入口幅を、電線の外径よりも狭く設定したことを特徴と
する。
ス形成用シートは、樹脂シート材の表面及び裏面に、該
樹脂シート材を波形に湾曲成形することにより形成した
電線保持溝をそれぞれ設け、該電線保持溝の内部を、電
線を保持し得る大きさに形成すると共に、電線保持溝の
入口幅を、電線の外径よりも狭く設定したことを特徴と
する。
【００１０】このシートの場合、表裏面の電線保持溝に
それぞれ電線を嵌め込むことができる。
それぞれ電線を嵌め込むことができる。
【００１１】請求項３の発明は、請求項１又は２記載の
フラットワイヤーハーネス形成用シートであって、前記
入口幅を電線の外径よりも狭くした部分を、前記電線保
持溝の長手方向に間隔的に配置したことを特徴とする。
フラットワイヤーハーネス形成用シートであって、前記
入口幅を電線の外径よりも狭くした部分を、前記電線保
持溝の長手方向に間隔的に配置したことを特徴とする。
【００１２】このシートでは、入口幅を狭くした部分を
電線保持溝の長手方向に間隔的に配置したので、電線の
嵌め易さを向上させることができる。
電線保持溝の長手方向に間隔的に配置したので、電線の
嵌め易さを向上させることができる。
【００１３】請求項４の発明は、請求項１〜３のいずれ
かに記載のフラットワイヤーハーネス形成用シートであ
って、前記樹脂シート材の電線保持溝形成側の面に粘着
剤を塗布しことを特徴とする。
かに記載のフラットワイヤーハーネス形成用シートであ
って、前記樹脂シート材の電線保持溝形成側の面に粘着
剤を塗布しことを特徴とする。
【００１４】このシートでは、電線保持溝内に電線を嵌
め込んだ際に、粘着剤で電線保持溝内に電線を保持する
ことができる。また、粘着剤によってシートをパネル面
等に貼り付けることもできる。
め込んだ際に、粘着剤で電線保持溝内に電線を保持する
ことができる。また、粘着剤によってシートをパネル面
等に貼り付けることもできる。
【００１５】請求項５の発明のフラットワイヤーハーネ
スは、請求項１〜４のいずれかに記載のフラットワイヤ
ーハーネス形成用シートの前記電線保持溝の全部又は一
部に電線を嵌め込むことで、電線とフラットワイヤーハ
ーネス形成用シートを一体化したことを特徴とする。
スは、請求項１〜４のいずれかに記載のフラットワイヤ
ーハーネス形成用シートの前記電線保持溝の全部又は一
部に電線を嵌め込むことで、電線とフラットワイヤーハ
ーネス形成用シートを一体化したことを特徴とする。
【００１６】このフラットワイヤーハーネスは、フラッ
トワイヤーハーネス形成用シートの電線保持溝に電線を
嵌め込むだけで、簡単に作り出すことができる。
トワイヤーハーネス形成用シートの電線保持溝に電線を
嵌め込むだけで、簡単に作り出すことができる。
【００１７】請求項６の発明は、請求項５記載のフラッ
トワイヤーハーネスであって、前記フラットワイヤーハ
ーネス形成用シートの表面又は裏面の少なくとも一方
を、電線を電線保持溝に嵌め込んだ上からカバーフィル
ムで覆ったことを特徴とする。このフラットワイヤーハ
ーネスでは、カバーフィルムで電線を保護することがで
きる。
トワイヤーハーネスであって、前記フラットワイヤーハ
ーネス形成用シートの表面又は裏面の少なくとも一方
を、電線を電線保持溝に嵌め込んだ上からカバーフィル
ムで覆ったことを特徴とする。このフラットワイヤーハ
ーネスでは、カバーフィルムで電線を保護することがで
きる。
【００１８】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に
基づいて説明する。
基づいて説明する。
【００１９】図１（ａ）は本発明の第１実施例のフラッ
トワイヤーハーネス形成用シート１０の一部分の構成を
示す。
トワイヤーハーネス形成用シート１０の一部分の構成を
示す。
【００２０】このシート１０は、熱可塑性の樹脂シート
材１１の表面に、樹脂シート材１１を湾曲成形すること
により、電線の配索パターンに沿った電線保持溝１２を
形成したものである。電線保持溝１２は、図１（ｂ）に
示すように、内部幅Ｙより入口幅Ｘを小さくしたもの
で、電線保持溝１２の内部に電線を保持できるようにな
っている。また、入口幅Ｘは、電線の外径よりも狭く設
定してある。
材１１の表面に、樹脂シート材１１を湾曲成形すること
により、電線の配索パターンに沿った電線保持溝１２を
形成したものである。電線保持溝１２は、図１（ｂ）に
示すように、内部幅Ｙより入口幅Ｘを小さくしたもの
で、電線保持溝１２の内部に電線を保持できるようにな
っている。また、入口幅Ｘは、電線の外径よりも狭く設
定してある。
【００２１】電線保持溝１２の成形は、真空成形、金型
成形、押出成形等により行うことができる。真空成形す
る場合は、図１（ｃ）のように、真空成形型１５に溝型
部１６を設け、溝型部１６の入口１６ａの幅を内部より
狭くして、溝型部１６の内面に真空引き孔１７を開口さ
せる。これにより、真空成形を行うと、入口が狭まった
電線保持溝１２を作ることができる。成形後は、樹脂シ
ート材１１の弾力を用いて簡単に型抜きすることができ
る。
成形、押出成形等により行うことができる。真空成形す
る場合は、図１（ｃ）のように、真空成形型１５に溝型
部１６を設け、溝型部１６の入口１６ａの幅を内部より
狭くして、溝型部１６の内面に真空引き孔１７を開口さ
せる。これにより、真空成形を行うと、入口が狭まった
電線保持溝１２を作ることができる。成形後は、樹脂シ
ート材１１の弾力を用いて簡単に型抜きすることができ
る。
【００２２】このように形成したシート１０は、樹脂シ
ート材１１の湾曲成形によって電線保持溝１２を形成し
ているので、電線保持溝１２の撓みを利用しながら、入
口から電線保持溝１２の内部に電線を嵌め込むことがで
きる。
ート材１１の湾曲成形によって電線保持溝１２を形成し
ているので、電線保持溝１２の撓みを利用しながら、入
口から電線保持溝１２の内部に電線を嵌め込むことがで
きる。
【００２３】図２は電線２１を嵌め込んで構成したフラ
ットワイヤーハーネス２０を示す。２２はコネクタであ
る。このように一旦電線２１を嵌め込むと、電線保持溝
１２の入口が電線２１の外径よりも狭い幅に戻るので、
電線２１の抜けを防止することができ、電線２１を確実
に保持することができる。また、入口幅Ｘは狭いもの
の、電線保持溝１２の内部は電線を十分に保持し得る大
きさに形成されているので、太物電線でも確実に保持す
ることができる。
ットワイヤーハーネス２０を示す。２２はコネクタであ
る。このように一旦電線２１を嵌め込むと、電線保持溝
１２の入口が電線２１の外径よりも狭い幅に戻るので、
電線２１の抜けを防止することができ、電線２１を確実
に保持することができる。また、入口幅Ｘは狭いもの
の、電線保持溝１２の内部は電線を十分に保持し得る大
きさに形成されているので、太物電線でも確実に保持す
ることができる。
【００２４】このフラットワイヤーハーネス２０はこの
まま使用しても勿論構わないが、図３に示すように、電
線２１を嵌めた側に保護用のカバーフィルム２３を被せ
て貼り付けた形のフラットワイヤーハーネス２５として
もよい。
まま使用しても勿論構わないが、図３に示すように、電
線２１を嵌めた側に保護用のカバーフィルム２３を被せ
て貼り付けた形のフラットワイヤーハーネス２５として
もよい。
【００２５】また、樹脂シート材１１の表面に粘着剤を
塗布しておけば、電線を電線保持溝に嵌め込んだ際の保
持力が粘着剤によって得られるようになる。従って、電
線保持溝１２の幅を溝の全長にわたって狭く形成するの
ではなく、入口幅を電線の外径よりも狭くした部分（抜
止め部）１８を、電線保持溝１２の長さ方向に間隔的に
配置してもよい。このようにした場合は、粘着剤による
保持力と合わせて、ある程度の保持力を加えることがで
きるのは勿論、電線の嵌め易さを向上させることができ
る。また、粘着剤を塗布した場合は、シート１０Ｂをパ
ネル面等に直接貼り付けることもでき、取り付けの容易
化が図れる。
塗布しておけば、電線を電線保持溝に嵌め込んだ際の保
持力が粘着剤によって得られるようになる。従って、電
線保持溝１２の幅を溝の全長にわたって狭く形成するの
ではなく、入口幅を電線の外径よりも狭くした部分（抜
止め部）１８を、電線保持溝１２の長さ方向に間隔的に
配置してもよい。このようにした場合は、粘着剤による
保持力と合わせて、ある程度の保持力を加えることがで
きるのは勿論、電線の嵌め易さを向上させることができ
る。また、粘着剤を塗布した場合は、シート１０Ｂをパ
ネル面等に直接貼り付けることもでき、取り付けの容易
化が図れる。
【００２６】次に、本発明の第２実施例を図５を用いて
説明する。
説明する。
【００２７】この第２実施例のフラットワイヤーハーネ
ス形成用シート３０は、樹脂シート材１１の表面１１Ａ
及び裏面１１Ｂに、樹脂シート材１１を波形に湾曲成形
することにより電線保持溝１２Ａ、１２Ｂをそれぞれ形
成したものである。波形に成形したから、表裏面の電線
保持溝１２Ａ、１２Ｂは交互に並んでいる。この場合の
電線保持溝１２Ａ、１２Ｂの寸法は、前記実施例と同様
に、入口幅Ｘ１，Ｘ２が内部幅Ｙ１，Ｙ２より狭くなっ
ており、内部幅Ｙ１，Ｙ２は、電線を十分に保持できる
幅に設定され、入口幅Ｘ１，Ｘ２は、電線の外径よりも
狭く設定されている。
ス形成用シート３０は、樹脂シート材１１の表面１１Ａ
及び裏面１１Ｂに、樹脂シート材１１を波形に湾曲成形
することにより電線保持溝１２Ａ、１２Ｂをそれぞれ形
成したものである。波形に成形したから、表裏面の電線
保持溝１２Ａ、１２Ｂは交互に並んでいる。この場合の
電線保持溝１２Ａ、１２Ｂの寸法は、前記実施例と同様
に、入口幅Ｘ１，Ｘ２が内部幅Ｙ１，Ｙ２より狭くなっ
ており、内部幅Ｙ１，Ｙ２は、電線を十分に保持できる
幅に設定され、入口幅Ｘ１，Ｘ２は、電線の外径よりも
狭く設定されている。
【００２８】このシート３０では、表面と裏面に電線保
持溝１２Ａ、１２Ｂがあるので、表面側の電線保持溝１
２Ａに電線を予め嵌め込んだ上で、後付けで、裏面側の
電線保持溝１２Ｂにも電線を嵌め込むことができる。す
なわち、必要に応じて表面あるいは裏面の電線保持溝を
使い分けることができる。
持溝１２Ａ、１２Ｂがあるので、表面側の電線保持溝１
２Ａに電線を予め嵌め込んだ上で、後付けで、裏面側の
電線保持溝１２Ｂにも電線を嵌め込むことができる。す
なわち、必要に応じて表面あるいは裏面の電線保持溝を
使い分けることができる。
【００２９】図６（ａ）は表裏両方に電線２１を配設し
た場合のフラットワイヤーハーネス４０の全体構成を示
し、図６（ｂ）はその断面を示している。
た場合のフラットワイヤーハーネス４０の全体構成を示
し、図６（ｂ）はその断面を示している。
【００３０】なお、この実施例の場合も、図７に示すよ
うに、入口幅を電線の外径よりも狭くした部分（抜止め
部）１８を、電線保持溝１２Ａ、１２Ｂの長さ方向に間
隔的に配置することができる。図７（ａ）は全体構成を
示し、（ｂ）は入口幅を狭めていない部分の断面図、
（ｃ）は入口幅を狭めた部分の断面図である。また、勿
論、この実施例も必要に応じてカバーフィルムを被せて
よい。
うに、入口幅を電線の外径よりも狭くした部分（抜止め
部）１８を、電線保持溝１２Ａ、１２Ｂの長さ方向に間
隔的に配置することができる。図７（ａ）は全体構成を
示し、（ｂ）は入口幅を狭めていない部分の断面図、
（ｃ）は入口幅を狭めた部分の断面図である。また、勿
論、この実施例も必要に応じてカバーフィルムを被せて
よい。
【００３１】
【発明の効果】以上説明したように、請求項１の発明に
よれば、樹脂シート材の湾曲成形により電線保持溝が形
成されているので、入口幅が電線の幅よりも狭いもの
の、電線保持溝の撓みを利用しながら、入口から電線保
持溝の内部に電線を嵌め込むことができる。また、一旦
電線を嵌め込むと、電線保持溝の入口が電線の外径より
も狭い幅に戻るので、電線の抜けを防止することがで
き、電線を確実に保持することができる。また、入口幅
は狭いものの、電線保持溝の内部は電線を十分に保持し
得る大きさに形成されているので、従来例のように単な
る切れ込みを設けた場合と違って、太物電線でも確実に
保持することができる。
よれば、樹脂シート材の湾曲成形により電線保持溝が形
成されているので、入口幅が電線の幅よりも狭いもの
の、電線保持溝の撓みを利用しながら、入口から電線保
持溝の内部に電線を嵌め込むことができる。また、一旦
電線を嵌め込むと、電線保持溝の入口が電線の外径より
も狭い幅に戻るので、電線の抜けを防止することがで
き、電線を確実に保持することができる。また、入口幅
は狭いものの、電線保持溝の内部は電線を十分に保持し
得る大きさに形成されているので、従来例のように単な
る切れ込みを設けた場合と違って、太物電線でも確実に
保持することができる。
【００３２】請求項２の発明によれば、表面ばかりでな
く裏面にも電線保持溝があるので、表面側の電線保持溝
に電線を予め保持させた上で、後付けで裏面側の電線保
持溝にも電線を保持させることができる。すなわち、必
要に応じて表面あるいは裏面の電線保持溝を使い分ける
ことができる。
く裏面にも電線保持溝があるので、表面側の電線保持溝
に電線を予め保持させた上で、後付けで裏面側の電線保
持溝にも電線を保持させることができる。すなわち、必
要に応じて表面あるいは裏面の電線保持溝を使い分ける
ことができる。
【００３３】請求項３の発明によれば、入口幅を狭くし
た部分を電線保持溝の長手方向に間隔的に配置したの
で、電線の保持力を他の手段（例えば粘着剤による接着
力）で確保できるような場合に、電線の嵌め易さを向上
させることができると共に、それと合わせて電線の保持
を確実にすることができる。
た部分を電線保持溝の長手方向に間隔的に配置したの
で、電線の保持力を他の手段（例えば粘着剤による接着
力）で確保できるような場合に、電線の嵌め易さを向上
させることができると共に、それと合わせて電線の保持
を確実にすることができる。
【００３４】請求項４の発明によれば、樹脂シート材の
面に粘着剤を塗布しているので、電線保持溝内に電線を
嵌め込んだ際に、その粘着剤で電線保持溝内に電線を保
持することができる。また、粘着剤によってシートをパ
ネル面等に貼り付けることもでき、取り付けの容易化が
図れる。
面に粘着剤を塗布しているので、電線保持溝内に電線を
嵌め込んだ際に、その粘着剤で電線保持溝内に電線を保
持することができる。また、粘着剤によってシートをパ
ネル面等に貼り付けることもでき、取り付けの容易化が
図れる。
【００３５】請求項５の発明によれば、フラットワイヤ
ーハーネス形成用シートの電線保持溝に電線を嵌め込む
だけで、簡単にフラットワイヤーハーネスを作り出すこ
とができる。
ーハーネス形成用シートの電線保持溝に電線を嵌め込む
だけで、簡単にフラットワイヤーハーネスを作り出すこ
とができる。
【００３６】請求項６の発明によれば、電線を嵌め込ん
だ上にカバーフィルムを被せたものであるから、電線を
保護することができる。
だ上にカバーフィルムを被せたものであるから、電線を
保護することができる。
【図１】（ａ）は本発明の第１実施例のフラットワイヤ
ーハーネス形成用シートの一部の構成を示す斜視図、
（ｂ）はその中の電線保持溝の拡大断面図、（ｃ）は真
空成形する場合の溝部分の真空成形型の断面図である。
ーハーネス形成用シートの一部の構成を示す斜視図、
（ｂ）はその中の電線保持溝の拡大断面図、（ｃ）は真
空成形する場合の溝部分の真空成形型の断面図である。
【図２】（ａ）は第１実施例のフラットワイヤーハーネ
ス形成用シートを用いて構成したフラットワイヤーハー
ネスの平面図、（ｂ）は図（ａ）のＩＩｂ−ＩＩｂ矢視
断面図である。
ス形成用シートを用いて構成したフラットワイヤーハー
ネスの平面図、（ｂ）は図（ａ）のＩＩｂ−ＩＩｂ矢視
断面図である。
【図３】図２の構成にカバーフィルムを被せたフラット
ワイヤーハーネスの斜視図である。
ワイヤーハーネスの斜視図である。
【図４】本発明の第１実施例のフラットワイヤーハーネ
ス形成用シートの変形例を示す斜視図である。
ス形成用シートの変形例を示す斜視図である。
【図５】（ａ）は本発明の第２実施例のフラットワイヤ
ーハーネス形成用シートの一部の構成を示す斜視図、
（ｂ）はその中の電線保持溝の拡大断面図である。
ーハーネス形成用シートの一部の構成を示す斜視図、
（ｂ）はその中の電線保持溝の拡大断面図である。
【図６】（ａ）は第２実施例のフラットワイヤーハーネ
ス形成用シートを用いて構成したフラットワイヤーハー
ネスの平面図、（ｂ）は図（ａ）のＶＩｂ−ＶＩｂ矢視
断面図である。
ス形成用シートを用いて構成したフラットワイヤーハー
ネスの平面図、（ｂ）は図（ａ）のＶＩｂ−ＶＩｂ矢視
断面図である。
【図７】（ａ）は本発明の第２実施例のフラットワイヤ
ーハーネス形成用シートの変形例を示す斜視図、（ｂ）
は図（ａ）のＶＩＩｂ−ＶＩＩｂ矢視断面図、（ｃ）は
図（ａ）のＶＩＩｃ−ＶＩＩｃ矢視断面図である。
ーハーネス形成用シートの変形例を示す斜視図、（ｂ）
は図（ａ）のＶＩＩｂ−ＶＩＩｂ矢視断面図、（ｃ）は
図（ａ）のＶＩＩｃ−ＶＩＩｃ矢視断面図である。
【図８】従来例の斜視図である。
１０，１０Ｂ，３０，３０Ｂ フラットワイヤーハーネ
ス形成用シート １１ 樹脂シート材 １１Ａ 表面 １１Ｂ 裏面 １２，１２Ａ，１２Ｂ 電線保持溝 １８ 入口幅を電線の外径よりも狭くした部分 ２０，２５，４０ フラットワイヤーハーネス ２１ 電線 ２３ カバーフィルム Ｘ，Ｘ１，Ｘ２ 入口幅
ス形成用シート １１ 樹脂シート材 １１Ａ 表面 １１Ｂ 裏面 １２，１２Ａ，１２Ｂ 電線保持溝 １８ 入口幅を電線の外径よりも狭くした部分 ２０，２５，４０ フラットワイヤーハーネス ２１ 電線 ２３ カバーフィルム Ｘ，Ｘ１，Ｘ２ 入口幅
Claims (6)
- 【請求項１】 樹脂シート材の表面に、該樹脂シート材
を湾曲成形することにより形成した電線保持溝を設け、
該電線保持溝の内部を、電線を保持し得る大きさに形成
すると共に、電線保持溝の入口幅を、電線の外径よりも
狭く設定したことを特徴とするフラットワイヤーハーネ
ス形成用シート。 - 【請求項２】 樹脂シート材の表面及び裏面に、該樹脂
シート材を波形に湾曲成形することにより形成した電線
保持溝をそれぞれ設け、該電線保持溝の内部を、電線を
保持し得る大きさに形成すると共に、電線保持溝の入口
幅を、電線の外径よりも狭く設定したことを特徴とする
フラットワイヤーハーネス形成用シート。 - 【請求項３】 請求項１又は２記載のフラットワイヤー
ハーネス形成用シートであって、前記入口幅を電線の外
径よりも狭くした部分を、前記電線保持溝の長手方向に
間隔的に配置したことを特徴とするフラットワイヤーハ
ーネス形成用シート。 - 【請求項４】 請求項１〜３のいずれかに記載のフラッ
トワイヤーハーネス形成用シートであって、前記樹脂シ
ート材の電線保持溝形成側の面に粘着剤を塗布しことを
特徴とするフラットワイヤーハーネス形成用シート。 - 【請求項５】 請求項１〜４のいずれかに記載のフラッ
トワイヤーハーネス形成用シートの前記電線保持溝の全
部又は一部に電線を嵌め込むことで、電線とフラットワ
イヤーハーネス形成用シートを一体化したことを特徴と
するフラットワイヤーハーネス。 - 【請求項６】 請求項５記載のフラットワイヤーハーネ
スであって、前記フラットワイヤーハーネス形成用シー
トの表面又は裏面の少なくとも一方を、電線を電線保持
溝に嵌め込んだ上から、カバーフィルムで覆ったことを
特徴とするフラットワイヤーハーネス。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7199832A JPH0950713A (ja) | 1995-08-04 | 1995-08-04 | フラットワイヤーハーネス及び形成用シート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7199832A JPH0950713A (ja) | 1995-08-04 | 1995-08-04 | フラットワイヤーハーネス及び形成用シート |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0950713A true JPH0950713A (ja) | 1997-02-18 |
Family
ID=16414390
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7199832A Pending JPH0950713A (ja) | 1995-08-04 | 1995-08-04 | フラットワイヤーハーネス及び形成用シート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0950713A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101348157B1 (ko) * | 2012-03-23 | 2014-01-07 | 주식회사 유라코퍼레이션 | 와이어링 하네스 제조방법 |
| JP2016139551A (ja) * | 2015-01-28 | 2016-08-04 | 矢崎総業株式会社 | ワイヤハーネス、ワイヤハーネス体、及びハーネスモジュール |
| WO2020121433A1 (ja) * | 2018-12-12 | 2020-06-18 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 配線部材 |
| JP2020103043A (ja) * | 2018-12-26 | 2020-07-09 | グローブライド株式会社 | 魚釣用リール |
| JP2021150224A (ja) * | 2020-03-23 | 2021-09-27 | 住友電装株式会社 | 配線部材 |
| JP2023001213A (ja) * | 2018-08-03 | 2023-01-04 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 配線部材 |
-
1995
- 1995-08-04 JP JP7199832A patent/JPH0950713A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101348157B1 (ko) * | 2012-03-23 | 2014-01-07 | 주식회사 유라코퍼레이션 | 와이어링 하네스 제조방법 |
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| WO2020121433A1 (ja) * | 2018-12-12 | 2020-06-18 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 配線部材 |
| US11501894B2 (en) | 2018-12-12 | 2022-11-15 | Autonetworks Technologies, Ltd. | Wiring member |
| JP2020103043A (ja) * | 2018-12-26 | 2020-07-09 | グローブライド株式会社 | 魚釣用リール |
| JP2021150224A (ja) * | 2020-03-23 | 2021-09-27 | 住友電装株式会社 | 配線部材 |
| WO2021192852A1 (ja) * | 2020-03-23 | 2021-09-30 | 住友電装株式会社 | 配線部材 |
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