JPH0950491A - オンライン手書き文字認識方法および装置 - Google Patents

オンライン手書き文字認識方法および装置

Info

Publication number
JPH0950491A
JPH0950491A JP7204166A JP20416695A JPH0950491A JP H0950491 A JPH0950491 A JP H0950491A JP 7204166 A JP7204166 A JP 7204166A JP 20416695 A JP20416695 A JP 20416695A JP H0950491 A JPH0950491 A JP H0950491A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
template
standard
character
category
standard sub
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7204166A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Wakahara
徹 若原
Naoki Nakajima
直樹 中島
Sueji Miyahara
末治 宮原
Kazumi Odaka
和己 小高
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP7204166A priority Critical patent/JPH0950491A/ja
Publication of JPH0950491A publication Critical patent/JPH0950491A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Character Discrimination (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 文字認識辞書の容量を膨大化させることなく
認識精度の確実な向上を保証するオンライン手書き文字
認識方法および装置を提供する。 【解決手段】 交代用標準サブテンプレート選択部11
は、標準サブテンプレートの個数が上限のK個に等しく
なっている文字カテゴリーについて当該標準サブテンプ
レートの中で使用頻度および最終使用時刻に基づき重要
度の最も低いものを交代用標準サブテンプレートとして
選択しておく。標準サブテンプレート格納部6は筆記者
が該入力パターンの認識結果について第2位以下の候補
文字カテゴリーから正解を選択した場合について該入力
パターンを使用頻度が1回および最終使用時刻が現時刻
である標準サブテンプレートとして該正解文字カテゴリ
ーの文字認識辞書に追加登録すると同時に当該追加登録
前に標準サブテンプレートの総数がK個に等しかった場
合には前記交代用標準サブテンプレートを文字認識辞書
から削除する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、認識対象となる各
文字カテゴリーについて標準テンプレートを文字認識辞
書としてあらかじめ格納しておき、筆記された手書き文
字の入力パターンとの間でテンプレートマッチングを行
ってパターン間距離あるいは類似度を算出し、該パター
ン間距離の小さい順あるいは該類似度の大きい順に複数
の候補文字カテゴリーを認識結果として出力して筆記者
が第1位の候補文字カテゴリーが誤読である場合に第2
位以下の候補文字カテゴリーから正解を選択することを
可能としているオンライン手書き文字認識方法および装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、文字認識辞書を学習する方式は、
各文字カテゴリーについてあらかじめ格納してある標準
テンプレートを該文字カテゴリーに正読されたパターン
および誤読されたパターンを用いて適宜修正していく方
式と、誤読された文字パターンを標準サブテンプレート
として追加登録していく方式に大別される。また、従
来、上記の学習方式の適用を筆記者に開放した場合、特
定の入力パターンを標準テンプレートの修正に用いるか
どうかの指定や標準サブテンプレートへの追加登録を行
うか否かの指定を筆記者自身が行うために辞書修正ある
いは辞書登録の操作モードが用意されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、各文字カテゴ
リーの標準テンプレートを筆記者の該文字カテゴリーの
入力パターン群で修正していく方式では、個人内でも手
書き文字字形の変動が大きいために標準テンプレートが
それらの平均的なぼけた形状を表現したものに修正され
ていき、雑に筆記した文字パターンがある程度認識でき
るようになる代わりに丁寧に筆記した文字パターンも同
程度の余り高くない認識精度に劣化してしまう。このた
め、確実に入力したい場合には丁寧に書けばよいとい
う、修正前の原標準テンプレートを用いた認識装置への
信頼性が損なわれるという問題点があった。
【0004】一方、標準サブテンプレート追加登録方式
は上記問題点を解決するため、原標準テンプレートはそ
のまま保持し、誤読された入力パターンを該文字カテゴ
リーの標準サブテンプレートとして登録する。しかし、
この場合、どの誤読パターンを登録するかの判断が現状
では筆記者自身の恣意的な判断に委ねられているため認
識精度の向上が保証されていなかった。また、標準サブ
テンプレートの登録個数に上限を設定する場合、上限の
個数を越える標準サブテンプレートが生じた際の合理的
な処理方法が見いだされていない。さらに、筆記者は文
字入力を行うという本来の目的とはかけ離れた辞書修正
あるいは辞書登録のための余分な操作と判断が要求され
ていた。これでは文字認識辞書の学習が自動化されてい
るとは言えず、筆記者に大きな負担をかけるという問題
点があった。
【0005】本発明の目的は、文字認識辞書の容量を膨
大化させることなく認識精度の確実な向上を保証するオ
ンライン手書き文字認識方法および装置を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のオンライン手書
き文字認識方法は、認識対象である各文字カテゴリーに
ついてあらかじめ格納してある標準テンプレートに加え
て、筆記者が入力パターンの認識結果である第2位以下
の候補文字カテゴリーから正解の文字カテゴリーを選択
した場合に該入力パターンを該正解文字カテゴリーの標
準サブテンプレートとして自動的に追加登録し、その
際、各文字カテゴリーの標準サブテンプレートの総数の
上限を定めておき当該追加登録前に該正解文字カテゴリ
ーの標準サブテンプレート数が前記上限に達している場
合には各標準サブテンプレートの使用頻度および最終使
用時刻に基づき重要度の最も低いものを交代用標準サブ
テンプレートとして削除してから新たに誤読された入力
パターンを登録することを特徴とする。
【0007】また、本発明のオンライン手書き文字認識
装置は、入力パターンの第一候補文字カテゴリーのテン
プレートがそれまでに追加登録した標準サブテンプレー
トである場合に該標準サブテンプレートの使用頻度を1
回加算するともに現時刻を最終使用時刻として記憶する
標準サブテンプレート使用頻度および最終使用時刻記憶
手段と、標準サブテンプレートの個数が上限のK個に等
しくなっている文字カテゴリーについて当該標準サブテ
ンプレートの中で使用頻度および最終使用時刻に基づき
重要度の最も低いものを交代用の標準サブテンプレート
として選択しておく交代用標準サブテンプレート選択手
段と、筆記者が該入力パターンの認識結果について第2
位以下の候補文字カテゴリーから正解を選択した場合に
ついて該入力パターンを使用頻度が1回および最終使用
時刻が現時刻である標準サブテンプレートとして該正解
文字カテゴリーの文字認識辞書に追加登録すると同時に
当該追加登録前に標準サブテンプレートの総数がK個に
等しかった場合には前記交代用標準サブテンプレートを
文字認識辞書から削除する標準サブテンプレート追加登
録手段とを備えたことを特徴とする。
【0008】なお、交代用標準サブテンプレートとし
て、使用頻度が最小のものの中で最終使用時刻が最も古
い標準サブテンプレートを選択することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明は、誤読が生じた際に筆記
者が認識結果として出力された複数の候補文字カテゴリ
ーの中から正解を選択するという自然な操作を利用して
誤読された入力パターンを正解文字カテゴリーの標準サ
ブテンプレートとして自動登録することとし、その際、
各文字カテゴリー毎に一定個数以下の最適な標準サブテ
ンプレートのみを選択して保持するために各標準サブテ
ンプレートの使用頻度および最終使用時刻を管理してお
き、重要度の最も低いものと交代に新たに誤読された入
力パターンを登録することにより、文字認識辞書の容量
を膨大化することなく認識精度の確実な向上を保証する
ものである。
【0010】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0011】図1は本発明の一実施例を示すオンライン
手書き文字認識装置のブロック構成図である。
【0012】本実施例のオンライン手書き文字認識装置
は、文字情報入力部1と前処理部2と特徴点抽出部3と
標準テンプレート格納部4と入力パターン格納部5と標
準サブテンプレート格納部6と文字認識部7と第1位候
補カテゴリー表示部8と正解文字カテゴリー選択部9と
標準サブテンプレート使用頻度および最終使用時刻記憶
部10と交代用標準サブテンプレート選択部11で構成
されている。以下、各処理部の動作について具体的に説
明する。
【0013】文字情報入力部1は既存のデータ・タブレ
ットから構成され、データ・タブレット上に専用ペンで
描かれる1文字パターンの筆跡についてストローク毎に
筆点の位置座標の時系列データを入力して、前処理部2
に送出する。
【0014】前処理部2は、文字情報入力部1から送出
された1文字パターンの筆点位置座標列に対して、公知
の技術に基づき雑音除去や位置・大きさの正規化などの
処理を施してから特徴点抽出部3へ送出する。
【0015】特徴点抽出部3は、前処理部2から送出さ
れた1文字パターンの筆点位置座標列に対し、各ストロ
ークを構成する筆点列から始点および終点を含みストロ
ーク長と共に増加する一定点数分だけ該ストローク上を
等間隔に刻んだ位置に最も近い筆点を特徴点として順次
抽出して、それらを1文字パターンの特徴点列として格
納する。ここで得られた1文字のストローク毎の特徴点
列は標準テンプレート作成時は標準テンプレート格納部
4へ送出される。一方、認識処理実行時には該特徴点列
は入力パターン格納部5へ送出される。
【0016】標準テンプレート格納部4は、認識対象と
する各文字カテゴリー毎に収集した一定の画数・筆順の
筆記による多数の文字パターンについて特徴点抽出部3
から送出された特徴点列を用いて、該文字カテゴリーを
構成する各ストロークの各特徴点についての平均位置座
標を算出しそれらを前記一定の画数・筆順に従って連ね
たものを該文字カテゴリーの標準テンプレートとして格
納する。ここで、認識対象とする文字カテゴリーの総数
をNとし、第i番目(1≦i≦N)の文字カテゴリーの
標準テンプレートをRioと記すものとする。これら全文
字カテゴリーの標準テンプレート集合{Rio}(1≦i
≦N)は入力パターンとのテンプレートマッチングを行
うために文字認識部7へ送出される。
【0017】入力パターン格納部5は、認識すべき文字
パターンについて特徴点抽出部3から送出された各スト
ロークを構成する特徴点の位置座標列を筆跡に従って連
ねたものを該文字パターンの入力パターンとして格納す
る。該入力パターンは認識処理を施すために文字認識部
7へ送出される。また、筆記者が正解文字カテゴリー選
択部9において第2位以下の候補文字カテゴリーから正
解文字カテゴリーを選択した場合、該入力パターンは新
たに追加登録すべき標準サブテンプレートとして標準サ
ブテンプレート格納部6へ送出される。
【0018】標準サブテンプレート格納部6は、筆記者
の書き癖の文字認識辞書への自動的な追加登録を目的と
し、認識すべき各文字カテゴリーについて2個以上の任
意に指定したK個を上限に標準サブテンプレートを格納
する。第i番目(1≦i≦N)の文字カテゴリーの標準
サブテンプレートの総数をki 個(ki ≦K)としてそ
れら第i文字カテゴリーの標準サブテンプレートを{R
ij}(1≦j≦ki )と記すものとする。全標準サブテ
ンプレート集合{Rij}(1≦i≦N,1≦j≦ki
は入力パターンとのテンプレートマッチングを行うため
に文字認識部7へ送出される。ここで、標準サブテンプ
レートへの追加登録処理は、筆記者が入力パターンにつ
いての候補文字カテゴリーを認識して正解文字カテゴリ
ー選択部9において第2位以下の候補文字カテゴリーか
ら正解文字カテゴリーを選択した場合に限り、該入力パ
ターンを該正解文字カテゴリーの標準サブテンプレート
として格納するものとする。ただし、当該追加登録前に
該正解文字カテゴリーに登録してある標準サブテンプレ
ートの総数がK個に到達していた場合は、該正解文字カ
テゴリーについて交代用標準サブテンプレート選択部1
1で選択されている交代用標準サブテンプレートを同時
に削除するものとする。以下、第i文字カテゴリーのテ
ンプレートである標準テンプレートおよび標準サブテン
プレートを共にRimと表記してあることにより、iをカ
テゴリー番号、mをテンプレート番号と呼ぶことにす
る。ただし、m=0ならば標準テンプレート、m≧1な
らば標準サブテンプレートを示している。ここで、標準
サブテンプレートのテンプレート番号mは標準サブテン
プレート使用回数および最終使用時刻記憶部10が管理
しており、新規に標準サブテンプレートを追加登録する
場合のテンプレート番号は標準サブテンプレート使用回
数および最終使用時刻記憶部10が指定する。
【0019】文字認識部7は、入力パターン格納部5か
ら送出された入力パターンについて標準テンプレート格
納部4から送出された全文字カテゴリーの標準テンプレ
ート集合および標準サブテンプレート格納部6から送出
された全文字カテゴリーの標準サブテンプレート集合の
各テンプレートとの間で公知の技術であるテンプレート
マッチングを行ってパターン間距離あるいは類似度の算
出を行う。それら算出されたパターン間距離の値の小さ
い順あるいは類似度の値の大きい順に候補文字カテゴリ
ーを第1位から第L位まで認識結果として出力する。認
識結果は、各順位の候補文字カテゴリーについてのカテ
ゴリー番号、テンプレート番号、文字コード、パターン
間距離あるいは類似度の値、および現時刻から構成され
る。これら該入力パターンの認識結果のうち、第1位候
補文字カテゴリーのカテゴリー番号、テンプレート番
号、文字コード、パターン間距離あるいは類似度の値、
および現時刻は第1位候補文字カテゴリー表示部8へ送
出され、第2位以下第L位までの候補文字カテゴリーに
ついてのカテゴリー番号、テンプレート番号、文字コー
ド、パターン間距離あるいは類似度の値、および現時刻
は正解文字カテゴリー選択部9へ送出される。
【0020】第1位候補文字カテゴリー表示部8は、文
字認識部7から送出された該入力パターンの第1位候補
文字カテゴリーのカテゴリー番号、テンプレート番号、
文字コード、パターン間距離あるいは類似度の値、およ
び現時刻を一時格納し、筆記者が認識結果を正しいかど
うか確認できるように第1位候補文字カテゴリーの該文
字コードに対応する活字フォントをディスプレイ上に表
示する。同時に、第1位候補文字カテゴリーのカテゴリ
ー番号、テンプレート番号、および現時刻を標準サブテ
ンプレート使用頻度および最終使用時刻記憶部10へ送
出する。
【0021】正解文字カテゴリー選択部9は、筆記者が
第1位候補文字カテゴリー表示部8で表示された第1位
候補文字カテゴリーを受容せずに第2位以下の候補文字
カテゴリーから正解を選択することとした際に、第2位
以下第L位までの候補文字カテゴリーの文字コードに対
応する活字フォントをディスプレイ上に表示して筆記者
に正解文字カテゴリーの選択を行わせる。正解が含まれ
ていない場合は、公知の技術により筆記者に正解の文字
コードの入力を行わせて、該文字コードに対応するカテ
ゴリー番号を決定する。正解文字カテゴリーのカテゴリ
ー番号、および現時刻は標準サブテンプレート使用頻度
および最終使用時刻記憶部10へ送出される。
【0022】標準サブテンプレート使用頻度および最終
使用時刻記憶部10は、各文字カテゴリーについて標準
サブテンプレートの個数、各標準サブテンプレートの使
用頻度および最終使用時刻を記憶して管理する。まず、
第1位候補文字カテゴリー表示部8から送出された該入
力パターンの第1位候補文字カテゴリーのカテゴリー番
号、テンプレート番号、および現時刻について、該テン
プレート番号が1以上である、すなわち標準サブテンプ
レートを指す場合に限り、該カテゴリー番号およびテン
プレート番号で指定される標準サブテンプレートの使用
頻度を1回加算する共に現時刻を当該標準サブテンプレ
ートの最終使用時刻として記憶する。その際、該文字カ
テゴリーの標準サブテンプレート総数が上限のK個に等
しい場合には該標準サブテンプレートの各々に関する使
用頻度および最終使用時刻を交代用標準サブテンプレー
ト選択部11へ送出する。一方、正解文字カテゴリー選
択部9から送出された標準サブテンプレートとして追加
登録される該入力パターンの正解文字カテゴリーのカテ
ゴリー番号、および現時刻については、当該追加登録前
の該正解文字カテゴリーの標準サブテンプレート数kが
上限の個数Kよりも少ない場合は該入力パターンの追加
登録テンプレート番号はk+1、使用頻度は1回、最終
使用時刻は現時刻として設定し、該標準サブテンプレー
ト総数が上限のK個に等しい場合は交代用標準サブテン
プレート選択部11から指定される該交代用標準サブテ
ンプレートのテンプレート番号をpとすると、該入力パ
ターンの追加登録テンプレート番号をp、使用頻度は1
回、最終使用時刻は現時刻として設定してから追加登録
後の該正解文字カテゴリーの全標準サブテンプレートの
各々に関する使用頻度および最終使用時刻を交代用標準
サブテンプレート選択部11へ送出する。
【0023】交代用標準サブテンプレート選択部11
は、標準サブテンプレート使用頻度および最終使用時刻
記憶部10から送出された標準サブテンプレート総数が
上限のK個に等しい文字カテゴリーについての各標準サ
ブテンプレートの使用頻度および最終使用時刻に基づき
重要度の最も低い標準サブテンプレートを該文字カテゴ
リーの交代用標準サブテンプレートとして選択する。こ
こで、重要度の最も低い標準サブテンプレートの選択基
準としては、例えば、使用頻度が最小ものの中で最終使
用時刻が最も古い標準サブテンプレートを選択すること
が考えられる。選択された該文字カテゴリーの該交代用
標準サブテンプレートのテンプレート番号をpと記す
と、当該テンプレート番号pの値は標準サブテンプレー
ト使用頻度および最終使用時刻記憶部10へ送出され、
該文字カテゴリーへの標準サブテンプレートの追加登録
が発生した際に用いられる。
【0024】図2は、文字カテゴリー「知」を例に、標
準サブテンプレート数の上限個数をK=3とした場合に
ついて、標準テンプレート格納部4、標準サブテンプレ
ート格納部6、標準サブテンプレート使用頻度および最
終使用時刻記憶部10の各々に格納されている内容を具
体的例を示す。
【0025】図2の具体例についての動作を説明する。
まず、筆記者が文字カテゴリー「知」の入力パターンを
筆記して本装置で認識を行った結果、正しく認識された
場合の動作は次のようになる。最小パターン間距離ある
いは最大の類似度を出力した該文字カテゴリー「知」の
テンプレートが、例えばテンプレート番号1の標準サブ
テンプレートであった場合には当該標準サブテンプレー
トの使用頻度を1回加算して19回とし、最終使用時刻
として現時刻、例えば「1995 08 07 9:30」を格納す
る。但し、最小のパターン間距離あるいは最大の類似度
を出力した該文字カテゴリー「知」のテンプレートが標
準テンプレートであった場合には何も動作しない。一
方、正しく認識されずに誤読された場合の動作は次のよ
うになる。該文字カテゴリー「知」の標準サブテンプレ
ート数が既に上限の個数K=3に達しているため、交代
用テンプレートを削除する。図2ではテンプレート番号
2の標準サブテンプレートが使用頻度および最終使用時
刻に基づき重要度が最も低い交代用標準サブテンプレー
トとして選択され、これを削除する。次いで、誤読され
た該入力パターンを新たに該文字カテゴリー「知」のテ
ンプレート番号2の標準サブテンプレートとして、使用
頻度を1回、最終使用時刻は現時刻、例えば「1995 08
07 9:30」に設定して格納する。
【0026】このように、本実施例においては、認識対
象である文字カテゴリーの各々についてあらかじめ多数
の文字パターンから作成した標準テンプレートを格納し
ておくと共に、筆記者の書き癖に応じて文字認識辞書へ
の最適な標準サブテンプレートの追加登録方式を実現し
ており、筆記者が入力パターンの認識結果を確認した際
に第2位以下の候補文字カテゴリーから正解文字カテゴ
リーを選択する操作を利用して、該入力パターンを該正
解文字カテゴリーの標準サブテンプレートとして追加登
録を行うと同時に、各文字カテゴリー当たりの標準サブ
テンプレート数の上限Kを定めて各標準サブテンプレー
トの使用頻度および使用最終時刻を管理しておき、該正
解文字カテゴリーの標準サブテンプレート数がK個に達
している場合には追加登録前に当該標準サブテンプレー
トの中で使用頻度および最終使用時刻に基づき重要度の
最も低いものを削除してから新たな標準サブテンプレー
トを追加登録することにより、文字認識辞書の容量を膨
大化させることなく、誤読した文字パターンでの書き癖
をその筆記回数や筆記時刻を考慮して最適に標準サブテ
ンプレートに自動登録することにより認識精度の確実な
向上を達成することができる。特に、筆記者が特定され
る場合には、その筆記者の書き癖が極めて効率的に標準
サブテンプレートの上限個数の範囲内で文字認識辞書に
自動登録される。また、筆記者による誤読パターンに対
する正解文字カテゴリーの選択という自然な操作を利用
して文字認識辞書の自動学習を実現しているため、筆記
者に辞書修正あるいは辞書登録のための余分な負担を全
くかけていない、筆記者に辞書修正や辞書登録を任せた
際の不安定性を排除している、ことが明らかである。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
筆記者の書き癖を誤読パターンの最適な追加登録により
文字認識辞書の自動学習が可能になり、使用時間の増加
と共に認識精度の確実な向上が保証されており、特定の
筆記者を相手とするような携帯型個人情報通信機器や窓
口作業端末に本発明を適用したオンライン手書き文字認
識装置が組み込まれる場合に利点が極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すオンライン手書き文字
認識装置のブロック構成図である。
【図2】図1の標準テンプレート格納部4、標準サブテ
ンプレート格納部6、標準サブテンプレート使用頻度お
よび最終使用時刻記憶部10の動作を説明するための具
体例を示す図である。
【符号の説明】
1 文字情報入力部 2 前処理部 3 特徴点抽出部 4 標準テンプレート格納部 5 入力パターン格納部 6 標準サブテンプレート格納部 7 文字認識部 8 第1位候補カテゴリー表示部 9 正解文字カテゴリー選択部 10 標準サブテンプレート使用頻度および最終使用
時刻記憶部 11 交代用標準サブテンプレート選択部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小高 和己 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 認識対象となる各文字カテゴリーについ
    て標準テンプレートを文字認識辞書としてあらかじめ格
    納しておき、筆記された手書き文字の入力パターンとの
    間でテンプレートマッチングを行ってパターン間距離あ
    るいは類似度を算出し、該パターン間距離の小さい順あ
    るいは該類似度の大きい順に複数の候補文字カテゴリー
    を認識結果として出力して筆記者が第1位の候補文字カ
    テゴリーが誤読である場合に第2位以下の候補文字カテ
    ゴリーから正解を選択することを可能としているオンラ
    イン手書き文字認識方法において、 認識対象である各文字カテゴリーについてあらかじめ格
    納してある標準テンプレートに加えて、筆記者が入力パ
    ターンの認識結果である第2位以下の候補文字カテゴリ
    ーから正解の文字カテゴリーを選択した場合に該入力パ
    ターンを該正解文字カテゴリーの標準サブテンプレート
    として自動的に追加登録し、その際、各文字カテゴリー
    の標準サブテンプレートの総数の上限を定めておき当該
    追加登録前に該正解文字カテゴリーの標準サブテンプレ
    ート数が前記上限に達している場合には各標準サブテン
    プレートの使用頻度および最終使用時刻に基づき重要度
    の最も低いものを交代用標準サブテンプレートとして削
    除してから新たに誤読された入力パターンを登録するこ
    とを特徴とするオンライン手書き文字認識方法。
  2. 【請求項2】 使用頻度が最小のものの中で最終使用時
    刻が最も古い標準サブテンプレートを前記交代用標準サ
    ブテンプレートとして選択する、請求項1記載のオンラ
    イン手書き文字認識方法。
  3. 【請求項3】 認識対象となる各文字カテゴリーについ
    て標準テンプレートを文字認識辞書としてあらかじめ格
    納しておき、筆記された手書き文字の入力パターンとの
    間でテンプレートマッチングを行ってパターン間距離あ
    るいは類似度を算出し、該パターン間距離の小さい順あ
    るいは該類似度の大きい順に複数の候補文字カテゴリー
    を認識結果として出力して筆記者が第1位の候補文字カ
    テゴリーが誤読である場合に第2位以下の候補文字カテ
    ゴリーから正解を選択することを可能としているオンラ
    イン手書き文字認識装置において、 入力パターンの第一候補文字カテゴリーのテンプレート
    がそれまでに追加登録した標準サブテンプレートである
    場合に該標準サブテンプレートの使用頻度を1回加算す
    るともに現時刻を最終使用時刻として記憶する標準サブ
    テンプレート使用頻度および最終使用時刻記憶手段と、 標準サブテンプレートの個数が上限のK個に等しくなっ
    ている文字カテゴリーについて当該標準サブテンプレー
    トの中で使用頻度および最終使用時刻に基づき重要度の
    最も低いものを交代用の標準サブテンプレートとして選
    択しておく交代用標準サブテンプレート選択手段と、 筆記者が該入力パターンの認識結果について第2位以下
    の候補文字カテゴリーから正解を選択した場合について
    該入力パターンを使用頻度が1回および最終使用時刻が
    現時刻である標準サブテンプレートとして該正解文字カ
    テゴリーの文字認識辞書に追加登録すると同時に当該追
    加登録前に標準サブテンプレートの総数がK個に等しか
    った場合には前記交代用標準サブテンプレートを文字認
    識辞書から削除する標準サブテンプレート追加登録手段
    とを備えたことを特徴とするオンライン手書き文字認識
    装置。
  4. 【請求項4】 使用頻度が最小のものの中で最終使用時
    刻が最も古い標準サブテンプレートを前記交代用標準サ
    ブテンプレートとして選択する、請求項3記載のオンラ
    イン手書き文字認識装置。
JP7204166A 1995-08-10 1995-08-10 オンライン手書き文字認識方法および装置 Pending JPH0950491A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7204166A JPH0950491A (ja) 1995-08-10 1995-08-10 オンライン手書き文字認識方法および装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7204166A JPH0950491A (ja) 1995-08-10 1995-08-10 オンライン手書き文字認識方法および装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0950491A true JPH0950491A (ja) 1997-02-18

Family

ID=16485938

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7204166A Pending JPH0950491A (ja) 1995-08-10 1995-08-10 オンライン手書き文字認識方法および装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0950491A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001022891A (ja) * 1999-07-06 2001-01-26 Hitachi Ltd 認識装置および認識用記憶媒体
JP2001028035A (ja) * 1999-07-14 2001-01-30 Nec Corp 文字認識装置およびコンピュータ可読記録媒体
JP2005209136A (ja) * 2003-12-25 2005-08-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd 情報入力装置、及び、それを用いた携帯端末装置
US9683472B2 (en) 2010-02-10 2017-06-20 Tenneco Automotive Operating Company Inc. Electromagnetically controlled injector having flux bridge and flux break
US10704444B2 (en) 2018-08-21 2020-07-07 Tenneco Automotive Operating Company Inc. Injector fluid filter with upper and lower lip seal

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001022891A (ja) * 1999-07-06 2001-01-26 Hitachi Ltd 認識装置および認識用記憶媒体
JP2001028035A (ja) * 1999-07-14 2001-01-30 Nec Corp 文字認識装置およびコンピュータ可読記録媒体
JP2005209136A (ja) * 2003-12-25 2005-08-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd 情報入力装置、及び、それを用いた携帯端末装置
JP4519504B2 (ja) * 2003-12-25 2010-08-04 パナソニック株式会社 携帯端末装置
US9683472B2 (en) 2010-02-10 2017-06-20 Tenneco Automotive Operating Company Inc. Electromagnetically controlled injector having flux bridge and flux break
US10704444B2 (en) 2018-08-21 2020-07-07 Tenneco Automotive Operating Company Inc. Injector fluid filter with upper and lower lip seal

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5742705A (en) Method and apparatus for character recognition of handwritten input
US7885464B2 (en) Apparatus, method, and program for handwriting recognition
KR100328907B1 (ko) 수기 중국 문자의 자동 분할 및 인식 방법 및 시스템
US7756335B2 (en) Handwriting recognition using a graph of segmentation candidates and dictionary search
US5796867A (en) Stroke-number-free and stroke-order-free on-line Chinese character recognition method
CA2152211C (en) System and method for automated interpretation of input expressions using novel a posteriori probability measures and optimally trained information processing networks
EP1630723A2 (en) Spatial recognition and grouping of text and graphics
US20080008387A1 (en) Method and apparatus for recognition of handwritten symbols
JPH05217025A (ja) オンライン手書き文字認識装置および方法
CN114730241B (zh) 触摸式用户界面输入中的手势笔画识别
JPH08161429A (ja) 文字を認識するための方法および装置
US6567548B2 (en) Handwriting recognition system and method using compound characters for improved recognition accuracy
JPH07509576A (ja) 文字の認識方法
JPH0950491A (ja) オンライン手書き文字認識方法および装置
EP0567836A2 (en) Writer style detection and automatic prototype creation for on-line handwriting recognition
JP3365538B2 (ja) オンライン文字認識方法および装置
EP0539740A2 (en) A corner-skip cost function for improving elastic matching in online character recognition
JP4633271B2 (ja) 辞書学習方法及び辞書学習プログラム
JP2002074366A (ja) 署名照合方法、および、カード処理システム
JPH11167606A (ja) 手書き文字認識装置およびプログラム記憶媒体
JP2990734B2 (ja) 文字認識装置の認識候補文字出力制御方法
JP3138665B2 (ja) 手書き文字認識方式および記録媒体
CN115601778A (zh) 基于图像识别的作业批改方法、装置、设备及存储介质
JP4335185B2 (ja) 筆記情報に基づく文字の識別
JPH0830717A (ja) 文字認識方法とその装置