JPH0950479A - バーコードリーダの投光装置 - Google Patents

バーコードリーダの投光装置

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JPH0950479A
JPH0950479A JP7224686A JP22468695A JPH0950479A JP H0950479 A JPH0950479 A JP H0950479A JP 7224686 A JP7224686 A JP 7224686A JP 22468695 A JP22468695 A JP 22468695A JP H0950479 A JPH0950479 A JP H0950479A
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polygon mirror
bar code
light
code reader
rotary polygon
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JP7224686A
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Yoshinori Sakuragi
祥道 櫻木
Shinichi Tsukiki
伸一 槻木
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Keyence Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バーコードの状態にかかわらず、バーコード
の正確な読み取りを可能にして読み取りの確度を向上さ
せることができるバーコードリーダの投光装置を提供す
る。 【解決手段】 レーザからの光をポリゴンミラー1の複
数の反射面10で反射させて走査するバーコードリーダ
の投光装置に関する。ポリゴンミラー1と、該ポリゴン
ミラー1を回転させるモータ2の回転面20との間に、
前記ポリゴンミラー1の軸線を前記モータの回転軸21
に対して傾斜させるためのスペーサ3Aを設ける。スペ
ーサ3Aの凸部30がポリゴンミラー1の凹部12に嵌
合して、スペーサ3Aとポリゴンミラー1が位置決めさ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はバーコードリーダの
投光装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図13に示すように、バーコードBに
は、部分的な太りBa、細りBbおよび欠けBcなどが
存在する。このようなバーコードBであっても、バーコ
ードの安定した読み取りを可能とするために、走査線S
を複数本としたバーコードリーダが知られている。この
種のバーコードリーダの投光装置の一例を図14に示
す。
【0003】図14において、ポリゴンミラー(回転多
面鏡)1は、モータ2によって回転され、図示しないレ
ーザからのレーザ光Laを複数の反射面10で反射させ
ることで、図13のバーコードB上を走査させる。前記
ポリゴンミラー1とモータ2の回転面20との間には、
断面が楔形状のスペーサ3が介挿されており、これによ
って、モータ2の回転軸21に対してポリゴンミラー1
の軸線が角度θだけ傾いた状態に設定されている。その
ため、ポリゴンミラー1の回転に伴って、レーザからの
レーザ光Laを反射する反射面10の角度が変化して、
レーザ光Laの出射方向が4θだけ変化するので、図1
3のように、走査線S1 〜S6 の軌跡が複数種類にな
る。つまり、複数本の走査線S1 〜S6 が得られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図14のポ
リゴンミラー1とスペーサ3との位置関係によって、次
に説明するように、走査線Sの本数が変化する。たとえ
ば、図15(a)のように、n角柱のポリゴンミラー1
の中心Oおよび角Coを通る直線L1が、図14の回転
面20となす角をθに設定すると、つまり、直線L1が
図14の直線Lnとなるように設定すると、走査線Sの
軌跡が重なるのでn/2種類(n/2本)になる。ま
た、図15(b)のように、辺の中心Soおよび中心O
を通る直線L2が、図14の回転面20となす角をθに
設定すると、走査線Sの軌跡が(n/2)+1種類
(本)になる。また、図15(a),(b)以外の場
合、つまり、図15(c)の場合には、走査線Sの軌跡
がn種類(本)となる。特に、辺の中心Soと角Coと
の間を等角度α,αで振り分ける直線L3が、図14の
回転面20となす角をθに設定すると、走査線Sの軌跡
がn種類(本)になる上、各走査線S間の間隔が略均等
になる。したがって、一般的には、図15(c)の状態
が最も好ましい。
【0005】しかし、前記従来技術では、図14のスペ
ーサ3とポリゴンミラー1とを接着して固定しており、
そのため、ポリゴンミラー1とスペーサ3との位置関係
にバラツキが生じる。したがって、実際に接着して組み
立てるまで、図15(a)〜(c)のいずれの状態にな
るのか決まらないから、走査線Sの本数や間隔に製品ご
とのバラツキが生じ、読み取りの確度が低下する原因と
なる。
【0006】ところで、バーコードリーダからバーコー
ドまでの距離によって、バーコードからの反射光の光量
つまり受光光量が変化する。また、同じ距離であって
も、レーザ光のバーコードへの入射角によって、反射が
正反射となったり、拡散反射となったりして受光光量が
変化する。さらに、バーコードラベル等の光沢や色によ
っても受光光量が変化する。受光光量が多すぎたり、少
なすぎると、白黒の判別ができないので、この対策とし
て、従来は、図13の各走査線S1 ,S2 …S6の出射
光量を互いに異なる光量として、適度な光量となる走査
線Si が存在するようにしている。
【0007】しかし、このような方法では、適度な照射
光量を有する走査線Si が通る軌跡上に、バーコードB
の欠陥Ba〜Bcが存在すると、バーコードの読み取り
の確度が低下する。
【0008】本発明は前記従来の問題に鑑みてなされた
もので、その目的は、バーコードの状態にかかわらず、
バーコードの正確な読み取りを可能にして読み取りの確
度を向上させることができるバーコードリーダの投光装
置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、第1発明のバーコードリーダの投光装置は、回転多
面鏡とモータの回転面との間にスペーサを設け、該スペ
ーサと回転多面鏡との相対位置を決定する位置決め要素
を、前記スペーサおよび回転多面鏡に形成している。
【0010】第1発明によれば、スペーサと回転多面鏡
とが位置決めされるので、走査線を所定の本数とするこ
とが可能となる。したがって、バーコードの読み取りの
確度が向上する。
【0011】第2発明のバーコードリーダの投光装置
は、回転多面鏡を回転させるモータの回転面に向って突
出する凸部を回転多面鏡に一体に形成して、回転多面鏡
の軸線をモータの回転軸に対して傾斜させている。
【0012】第2発明によれば、回転多面鏡に凸部が一
体に形成されているから、第1発明と同様に走査線を所
定の本数とすることができる。
【0013】第3発明のバーコードリーダの投光装置
は、レーザの出力を変化させて、各走査線について、出
射光量を周期的に変化させる光量制御手段を設けてい
る。
【0014】第3発明によれば、各走査線についての光
量が周期的に変化するので、バーコードの欠陥のない部
分を走査した走査線について、2種以上の照射光量とす
ることができる。したがって、バーコードの欠陥やバー
コードまでの距離の遠近、バーコードの光沢、色などバ
ーコードの状態にかかわらず、正確な読み取りが可能と
なって、読み取りの確度が向上する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
したがって説明する。図1〜図3は、本発明の第1実施
形態を示す。図3において、半導体レーザ6aから出射
されたレーザ光Laは、投光レンズ50を通ってポリゴ
ンミラー1の各反射面10に向って間欠的に照射され
る。該ポリゴンミラー1は、図1のモータ2によって回
転され、図3のレーザ光LaをバーコードBに向って反
射すると共に走査する。バーコードBで反射された反射
光Lbは、集光レンズ51によって集光されて、PD
(ホトダイオード)のような受光部52に入射する。な
お、ポリゴンミラー1の側面にはホトインタラプタ64
が対向して設けられており、該ホトインタラプタ64の
投光素子(図示せず)から、ポリゴンミラー1の反射面
10に向って出射した光Lcが正反射してホトインタラ
プタ64の受光素子(図示せず)に入射したタイミング
に基づいて、レーザ6aからレーザ光Laが出射される
ようになっている。
【0016】図1において、前記モータ2は、基板9に
回転自在に取り付けられた回転軸21と、該回転軸21
と共に回転するロータ22とを備えている。ロータ22
は、図示しない多数の磁極(永久磁石)を有しており、
基板9に固定した複数のコイル23を流れる電流によっ
て回転駆動される。
【0017】前記ロータ22には、板バネ41によっ
て、ポリゴンミラー1が固定されている。図2(a)の
ポリゴンミラー1は、たとえばアルミ製(金属製)で、
中央に孔13を有する多角柱状に形成されている。な
お、ポリゴンミラー1は、一般に反射面10を10面程
度有しているが、本明細書では、作図や説明の便宜上、
6面ないし8面としている。ポリゴンミラー1と、図1
のロータ22の回転面20との間には、ポリゴンミラー
1の軸線1Cをモータ2の回転軸21(軸線2C)に対
して傾斜させるためのスペーサ3Aが設けられている。
なお、ポリゴンミラー1の軸線1Cとは、ポリゴンミラ
ー1の端面(底面)11の中心を通り、該端面11に垂
直な直線をいう。
【0018】前記スペーサ3Aは、図2(b)の拡大図
に示すように、円板形の基部31に位置決め用の円柱状
の凸部30が一体に形成されてなり、たとえば、直径2
〜3mm程度のチップ状の合成樹脂で構成されている。
一方、前記ポリゴンミラー1の端面11には、小さな円
形の孔からなる凹部12が形成されている。前記凹部1
2および凸部30は、本発明における位置決め要素を構
成しており、図1のように、スペーサ3Aの凸部30が
凹部12に嵌合することにより、スペーサ3Aとポリゴ
ンミラー1との相対位置が決定される。なお、ポリゴン
ミラー1は、チップ状のスペーサ3Aおよびロータ22
の回転面20の一部によって支持された状態で固定され
ている。
【0019】前記凹部12は、図15(c)のように、
ポリゴンミラー1を形成する多角形の辺の中心Soと角
Coとの間を等角度α、αで振り分ける直線L3上に設
けられている。したがって、本実施形態では、n個の反
射面10と等しい数の走査線S1 …Sn が得られる。
【0020】前記構成において、本バーコードリーダの
投光装置は、図2のポリゴンミラー1に凹部12を設
け、一方、スペーサ3Aに凸部30を設けているので、
スペーサ3Aがポリゴンミラー1に対して位置決めされ
る。そのため、走査線の本数が製品ごとにばらつくおそ
れがなく、所望の本数が得られる。また、図13の走査
線S1 とS6 間の間隔(以下、「スキャン幅」とい
う。)Aも所望のものとなる。したがって、バーコード
Bに欠けBcや細りBbなどの欠陥があっても、バーコ
ードBを正確に読み取ることが可能となるので、読み取
りの確度が向上する。
【0021】ところで、従来のように、図14のスペー
サ3とポリゴンミラー1とを接着剤で接着すると、接着
剤の量によって、ポリゴンミラー1の傾斜角度θが変化
する。一方、レーザ光Laの出射方向は、角度4θだけ
変化するので、接着剤の塗布量によって図13のスキャ
ン幅Aも変化し、そのため、読み取りの確度が低下する
おそれがある。
【0022】これに対し、本バーコードリーダの投光装
置では、図2のスペーサ3Aの凸部30を、ポリゴンミ
ラー1の凹部12に嵌合させるので、接着剤を用いない
から、図1の傾斜角度θも安定し、読み取りの確度が向
上する。
【0023】ところで、本実施形態では、図2のポリゴ
ンミラー1に凹部12を設け、スペーサ3Aに凸部30
を設けたが、本発明では、ポリゴンミラー1に凸部を形
成し、スペーサ3に凹部を形成してもよい。しかし、本
実施形態のように、ポリゴンミラー1がアルミの金属製
である場合には、ポリゴンミラー1に凹部12を形成す
る方が、機械加工が著しく簡単になる。
【0024】ところで、前記実施形態では、ポリゴンミ
ラー1が図1のロータ22の回転面20の一部と、チッ
プ状のスペーサ3とで支持されている。つまり、ポリゴ
ンミラー1が2点で支持されている。そのため、ポリゴ
ンミラー1の姿勢が今一つ安定しないおそれもあるの
で、図4(b)のように、直方体形状の基部31上に円
柱状の凸部30を形成して、基部31の辺31aでポリ
ゴンミラー1を支持してもよい。
【0025】同様な理由から、図5のように、ポリゴン
ミラー1に直方体形状の凹部12からなる位置決め要素
を形成し、一方、この凹部12に嵌合する直方体からな
る位置決め要素30Aを備えたスペーサ3Aとしてもよ
い。
【0026】また、図6(b)のように、平板状の直方
体形状の基部31上に直方体形状の凸部30を一体に形
成してスペーサ3Aとしてもよい。さらに、スペーサ3
Aをチップ状とする必要はなく、たとえば、ポリゴンミ
ラー1と同程度の底面積を有する円環状の板に凸部30
を形成してもよい。
【0027】図7は第2実施形態にかかるポリゴンミラ
ー1を示す拡大斜視図である。図7において、本実施形
態では、ポリゴンミラー1は合成樹脂の表面に金属薄膜
が形成されて、反射面10を構成している。該ポリゴン
ミラー1の端面11には、図1のロータ22の回転面2
0に向って突出する図7の凸部12Aが一体に形成され
ている。該凸部12Aによって、ポリゴンミラー1の軸
線が第1実施形態と同様に、図1のモータ2の回転軸2
1に対して傾斜した状態となる。なお、本実施形態で
は、部品点数や組立工数が減少するという利点も得られ
る。また、凸部12Aを、図7(a)の直方体形状とし
たり、図7(b)のように一対設けることによって、ポ
リゴンミラー1の姿勢を安定させてもよい。
【0028】図8〜図10は第3実施形態を示す。本実
施形態では説明の便宜上、六角柱状のポリゴンミラー1
によって、図10に示すように6本の走査線S1 〜S6
を、バーコードに照射する場合について説明する。
【0029】図8に示すように、バーコードリーダは、
投光部6からのレーザ光LaをバーコードBに照射し、
受光部52で反射光Lbを受光する。反射光Lbは、受
光部52で光電変換されて、増幅部54で増幅され、二
値化部55で二値化されて、マイコン7の記憶部70に
入力される。マイコン7はデコード部71および制御部
72を備えており、復号した信号を出力部80から出力
したり、表示部81に表示する。また、マイコン7は、
入力部82からの指令で動作し、通信部83から設定の
変更や通信の制御を受ける。
【0030】図9に示すように、前記投光部6は、半導
体レーザ6aと、該レーザ6aに内蔵して設けられたP
D6bを備えている。PD6bには、レーザ6aからの
レーザ光Laが直接入射する。前記レーザ6aの出力
は、以下に説明する光量制御手段60によって制御され
る。
【0031】光量制御手段60は、第1基準回路62お
よび第2基準回路63を備えている。前記第1および第
2基準回路62,63は、各々、レーザ6aのローレベ
ルLの出力と、ハイレベルHの出力の基準となる抵抗を
備えており、切換回路66によって、いずれか一方の基
準回路62,63がレーザ駆動回路61に接続される。
【0032】前記PD6bによって受光されたレーザ光
Laは、光電変換されてレーザ駆動回路61に入力され
る。レーザ駆動回路61は、PD6bからの電流によっ
て第1基準回路62または第2基準回路63に生じる電
圧が一定値となるように、フィードバック制御により、
レーザ6aを駆動する。これにより、レーザ6aからの
レーザ光Laが、図10のローレベルLまたはハイレベ
ルHのいずれか一方の光量となる。
【0033】また、図9の前記レーザ駆動回路61は、
前述のホトインタラプタ64(図3)からのタイミング
信号tに基づいて、間欠的にレーザ6aを駆動させる。
ホトインタラプタ64からのタイミング信号tは、カウ
ンタ65および切換回路66にも入力され、カウンタ6
5はタイミング信号tをカウントする。
【0034】前記切換回路66は、ホトインタラプタ6
4からのタイミング信号tを受けると切り替わり第1基
準回路62または第2基準回路63をレーザ駆動回路6
1に交互に接続する。したがって、図10のように、第
1回目の走査においては、走査線S1 〜S6 の出力がL
(ローレベル),H(ハイレベル)の順で交互に変化す
る。図9のカウンタ65は6進カウンタであり、ホトイ
ンタラプタ64からのタイミング信号tをカウントする
ことで、走査線S1 〜S6 の数をカウントして、第1回
目の走査が終わったことを検出し、切換回路66にカウ
ント信号kを出力する。切換回路66は、切換回路66
からのカウント信号kを受けたときには、タイミング信
号tを受けても切り替わらないように設定されている。
したがって、図10のように、第2回目の走査では、走
査線S1 〜S6 の出力がH,Lの順で交互に変化する。
こうして、レーザ6aの出力を変化させて、任意の各走
査線Si についての光量がL,H,L,H…のように、
周期的に変化する。
【0035】その他の構成は、第1実施形態と同様であ
り、その説明を省略する。
【0036】このように、本実施形態では、各走査線S
1 〜S6 の光量が互いに相違するのみならず、各走査線
i についての光量が周期的に変化するので、バーコー
ドの欠陥やバーコードまでの距離の遠近、バーコードに
入射するレーザ光Laの入射角、バーコードの光沢・色
などバーコードの状態にかかわらず、正確な読み取りが
可能となるから、読み取りの確度が向上する。
【0037】ところで、従来より、バーコードによって
反射された反射光Lb(図3)に基づいて反射光Lbが
一定の光量となるようにレーザ6aの出力を制御する方
法が提案されている。しかし、こうすると、走査線Si
の長さは物品までの距離によって変化するから、反射光
Lbには、バーコードからではなく、バーコード以外の
物品表面からの反射光も入射する。したがって、物品の
光沢によって、入射する反射光Lbの光量が変化するの
で、レーザの出力の調整が困難となる上、制御回路も複
雑になる。
【0038】これに対し、本実施形態は、図9のPD6
bによってレーザ6aから直接入射するレーザ光Laを
検出し、物品などの対象物からの反射光Lbの光量とは
無関係に、レーザ6aの出力を周期的に変化させるの
で、レーザ6aの出力の調整を簡単に実現することがで
きる。
【0039】ところで、前記実施形態では、図10のよ
うに、各走査線Si の光量をL,H,L,Hというよう
に1回の走査ごとに交互に変化させたが、各走査線Si
の光量は、図11のように、L,L,H,H,L,L…
というように、2回の走査ごとに周期的に変化させても
よい。また、本発明では、各走査線S1 〜S6 の光量
を、L,Hの2種類に限定するものではなく、図12の
ように、H1 〜H6 というように、6種類の大きい光量
で1回目の走査をした後に、L1 〜L6 というように、
6種類の小さな光量で2回目の走査を行ってもよい。
【0040】なお、前記第3実施形態では、ポリゴンミ
ラー1を図1のように固定してもよいが、各反射面10
が互いに平行でないポリゴンミラー1を用いてもよい。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、スペーサと回転多面鏡とが位置決め要素によっ
て互いに位置決めされるから、走査線の本数や、各走査
線の間隔が所定の状態になるので、バーコードに欠け等
の欠陥があっても、バーコードを正確に読み取ることが
可能となる。したがって、読み取りの確度が向上する。
【0042】さらに、回転多面鏡が金属製である場合に
は、スペーサに凸部を形成し、一方、回転多面鏡の端面
に凹部を形成すれば、機械加工が容易になる。
【0043】請求項3の発明によれば、回転多面鏡の端
面に凸部を一体に形成して回転多面鏡を傾けたので、請
求項1と同様に、バーコードの読み取りの確度が向上す
る。また、凸部が回転多面鏡に一体に形成されているの
で、部品点数や組立工数が減少する。
【0044】さらに、請求項4の発明では、回転多面鏡
が合成樹脂で形成されているから、回転多面鏡の成型時
に凸部を容易に形成することができる。
【0045】また、請求項5の発明によれば、レーザの
出力を変化させて各走査線について、出射光量を周期的
に変化させるので、バーコードまでの距離の遠近、バー
コードの光沢・色などバーコードの状態にかかわらず、
バーコードを正確に読み取ることが可能となるから、読
み取りの確度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す投光装置の機械的
構造を示す側面図である。
【図2】ポリゴンミラーの平面図およびスペーサの拡大
斜視図である。
【図3】バーコードリーダの概略構成図である。
【図4】変形例にかかるポリゴンミラーの平面図および
スペーサの拡大斜視図である。
【図5】他の変形例にかかるポリゴンミラーの平面図お
よびスペーサの拡大斜視図である。
【図6】さらに他の変形例にかかるポリゴンミラーの平
面図およびスペーサの拡大斜視図である。
【図7】第2実施形態を示すポリゴンミラーの斜視図で
ある。
【図8】第3実施形態にかかるバーコードリーダのブロ
ック図である。
【図9】第3実施形態にかかる投光部のブロック図であ
る。
【図10】走査線の光量の変化を示す図表である。
【図11】走査線の光量の変化を示す図表である。
【図12】走査線の光量の変化を示す図表である。
【図13】バーコードと走査線を示す概念図である。
【図14】従来の投光装置を示す概略側面図である。
【図15】ポリゴンミラーの位置決め状態を説明する模
式図である。
【符号の説明】
1:回転多面鏡 1c:軸線 10:反射面 11:端面 12:凹部(位置決め要素) 12A:凸部 2:モータ 20:回転面 21:回転軸 3A:スペーサ 30:凸部(位置決め要素) 6a:レーザ 60:光量制御手段 La:レーザ光

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザからの光を回転多面鏡の複数の反
    射面で反射させて走査するバーコードリーダの投光装置
    であって、 前記回転多面鏡と、該回転多面鏡を回転させるモータの
    回転面との間に、前記回転多面鏡の軸線を前記モータの
    回転軸に対して傾斜させるためのスペーサが設けられ、 該スペーサと前記回転多面鏡との相対位置を決定する位
    置決め要素が、前記スペーサおよび前記回転多面鏡に形
    成されたバーコードリーダの投光装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記回転多面鏡は金
    属製で、前記位置決め要素は、回転多面鏡の端面に形成
    された凹部と、該凹部に嵌合し前記スペーサに形成され
    た凸部とからなるバーコードリーダの投光装置。
  3. 【請求項3】 レーザからの光を回転多面鏡の複数の反
    射面で反射させて走査するバーコードリーダの投光装置
    であって、 前記回転多面鏡の端面には、該回転多面鏡を回転させる
    モータの回転面に向って突出する凸部が一体に形成され
    ていることで、前記回転多面鏡の軸線が前記モータの回
    転軸に対して傾斜しているバーコードリーダの投光装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記回転多面鏡は、
    合成樹脂の表面に金属薄膜が形成されて前記反射面を構
    成しているバーコードリーダの投光装置。
  5. 【請求項5】 レーザからの光を回転多面鏡の複数の反
    射面で反射させて走査すると共に、前記回転多面鏡の反
    射面がモータの回転軸に対して傾斜していることで、前
    記回転多面鏡の回転に伴って複数の走査線が得られるバ
    ーコードリーダの投光装置において、 レーザの出力を変化させて、各走査線について、出射光
    量を周期的に変化させる光量制御手段を設けたことを特
    徴とするバーコードリーダの投光装置。
JP7224686A 1995-08-08 1995-08-08 バーコードリーダの投光装置 Pending JPH0950479A (ja)

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JP7224686A Pending JPH0950479A (ja) 1995-08-08 1995-08-08 バーコードリーダの投光装置

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JP (1) JPH0950479A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009537860A (ja) * 2006-05-15 2009-10-29 株式会社オプトエレクトロニクス 走査装置

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JP2009537860A (ja) * 2006-05-15 2009-10-29 株式会社オプトエレクトロニクス 走査装置

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