JPH09504251A - ブレーキ用空気圧式倍力装置 - Google Patents

ブレーキ用空気圧式倍力装置

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JPH09504251A
JPH09504251A JP7513000A JP51300095A JPH09504251A JP H09504251 A JPH09504251 A JP H09504251A JP 7513000 A JP7513000 A JP 7513000A JP 51300095 A JP51300095 A JP 51300095A JP H09504251 A JPH09504251 A JP H09504251A
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brake
pneumatic booster
working chamber
booster
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JP7513000A
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ミヘルス,エルヴィン
シュリューター,ペーター
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Lucas Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、真空室(14)と作動室(12)とに分かれたハウジング(10)を有するブレーキ用空気圧式倍力装置であって、前記真空室(14)と前記作動室(12)との間に第1の弁手段(24,26)を有し、かつ、周囲の大気(A)と前記作動室(12)との間に第2の弁手段(24′,26′)を有する二重弁装置(20)が前記ハウジング(10)に配設され、前記弁装置(20)が、非作動位置では、大気(A)から隔離された圧力レベルを前記真空室(14)と前記作動室(12)との中に許し、作動位置では、前記真空室(14)を密封状態に維持し、かつ、大気(A)と前記作動室(12)との連通を許し、通常作動時には、前記第1の弁手段(24,26)と前記第2の弁手段(24′,26′)とが、共通の作動棒(34)により作動させられることができ、制御された作動の時には、前記作動棒(34)が前記第1の弁手段(24,26)を開くと、前記作動棒(34)とは無関係な電磁アクチュエータ(40,46)が前記真空室(14)と前記作動室(12)との連通を阻止する、ブレーキ用空気圧式倍力装置に関する。

Description

【発明の詳細な説明】 ブレーキ用空気圧式倍力装置 本発明は、真空室と作動室とに分かれたハウジングを有するブレーキ用空気圧 式倍力装置であって、前記真空室と前記作動室との間に第1の弁手段を有し、か つ、大気と前記作動室との間に第2の弁手段を有する二重弁装置(Zweifache Ven tilanordnung)が前記ハウジングに配設され、前記弁装置が、非作動位置では、 大気から隔離された圧力レベルを前記真空室と前記作動室との中に許し、作動位 置では、前記真空室を密封状態に維持し、かつ、大気と前記作動室との連通を許 し、通常作動時には、作動棒により作動させられることができる、ブレーキ用空 気圧式倍力装置に関する。 このタイプのブレーキ用空気圧式倍力装置はヨーロッパ特許出願公開明細書第 0478396号(EP 0 478 396 A1)から公知である。しかし 前記装置には、弁の構造上、弁通路の横断面が互いに異なり且つ比較的小さい必 要があり、このことに起因してブレーキ用倍力装置の作動の際に笛の音に似た音 やシュッシュッというような騒音が発生するという欠点がある。しかも、増圧速 度及び減圧速度がそれぞれ比較的低い。何故ならば前記断面が小さいからである 。この電磁アクチュエータ装置の別の欠点は、コイルがブレーキ用倍力装置の弁 箱に対して不動であり、作動棒の外周面に沿って長手方向にスライド変位可能な 接極子が電磁コイルの内部に配置されていることである。前記接極子は、前記コ イルの内壁と前記作動棒との双方に対してごく僅かな遅延及び摩擦を伴って運動 できなければならない。前記作動棒は自身が長手方向に動く間に僅かな傾動も行 うので、問題が発生することがある(前記作動棒に対する、又は前記コイルに対 する接極子の傾斜又はひっかかり)。別の問題は、前記装置の可動部品又は動か さ れる部品が多数必要なことであり、これらの部品にはそれぞれ、適切な公差と、 耐摩耗性とが与えられなければならない。 前記装置の別の欠点は、ブレーキペダルが作動されていない際には電磁コイル の作動による自動制動が不可能であることである。何故ならば弁箱の全行程に沿 って真空室に対して作動室を効果的に密封することが達成不可能であるからであ る。達成不可能な理由は、弁箱が作動棒に対して軸方向に比較的大きい可動性を 有し、作動室と大気との間に可能な弁の開放行程が比較的短いことである。 ドイツ特許出願公開明細書第3920766号(DE 39 20 766 A1)から公知の真空式ブレーキ用倍力装置では、ブレーキ装置の中の圧力形成 を、ブレーキペダル作動と無関係に行うことができるように弁体を、制御弁の弁 箱の中に配置されている2つの電磁石により、互いに反対の2方向のいずれにも 引張ることができる。 ヨーロッパ特許明細書第0140187号(EP 0 140 187 B1 )から公知のブレーキ用倍力装置では、圧力均一化(Druckausgleich)のために 真空室と作動室とは、電磁的に制御される弁により接続されている。更に、ブレ ーキ装置の作動が、作動室に、制御可能な補助的通気を行うことにより達成され ることが開示されている。しかし、該文献に開示されている装置は、外部に配置 されている別個の電磁弁に起因して比較的大型であり且つ複雑である。 ドイツ特許出願公開明細書第3820675号(DE 38 20 657 A1)から公知のブレーキ用空気圧式倍力装置において、ハウジングは、真空室 と作動室とに分かれている。二重弁装置が設けられ、その第1の弁手段が真空室 と作動室との間に配置され、第2の弁手段が大気と作動室との間に配置されてい る。非作動位置では弁装置は、真空室と作動室との中で、大気の圧力レベルとは 異なる圧力レベルを可能にする。作動位置では弁装置は真空室を密封状態に維持 し、大気と作動室との間の接続を可能にする。ブレーキ用倍力装置の作動棒とは 無関係な電磁アクチュエータが、作動棒が第1の弁手段を開かせる際に真空室と 作動室との間の連通を遮断する。 ドイツ特許出願公開明細書第3625815号(DE 36 25 815 A1)は、二重ポペット弁(Doppeltellerventil)を有する自動車ブレーキ装置 を開示している。前記二重ポペット弁は、コイルばねにより軸方向に賦勢されて おり、ソレノイドにより作動される。 本発明の課題は、前述の従来の技術から出発して、その他の構成要素は大幅に 維持したままコンパクトな構造を可能にし、ブレーキ用倍力装置の電気的に制御 される作動が、作動棒によるブレーキ装置の機械的な作動とは無関係に(従って 、この機械的作動に加えて)行われるように前述のタイプのブレーキ用倍力装置 を改善することにある。 上記課題を解決するために本発明においては、制御された(又は自動化された )作動において、作動棒とは無関係な電気アクチュエータが作動させられること ができ、この電磁アクチュエータは、作動棒が第1の弁を開くときに真空室と作 動室との間の連通を遮断する。 前記作動棒が、制動動作の終了を目指す方向(真空室と作動室との間の圧力平 衡を目指す方向)に運動しても、この構造により、作動棒の機械的作動とは無関 係に真空室と作動室との間の圧力差を維持することが可能となる。このようにし て、例えば、必要なペダル力が実際の自動車重量又は自動車積載荷重とは無関係 に保たれるように、ペダルにより制御されるブレーキ作動に、電子制御される( 自動化された)補助を重ねること〔以下、上位制御(Ueberlagerung)という〕が 可能となる。これを実現するためには、電磁式アクチュエータによるペダル作動 の、必要な電子工学的重ねは、負荷別に、実験により、又は計算により決定され 、制動動作の際に自動的に、重ね状態に切り替えられる。自動車に取付けられて いるセンサにより実際の遅れを測定して制御手段にフィードバックし、この遅 れを上位制御の際に考慮することも可能である。 1つの好ましい実施例では密封部材が電磁式アクチュエータに連結されている 。該密封部材は、作動棒が第1の弁を開放する際に該第一の弁における通路を、 該電磁式アクチュエータが作動されている場合に遮断する。 弁装置は好ましくは、作動棒により長手方向に変位させられる2つの相前後し て配置された弁座と、ばね部材により互いに突張り合った2つの、弾力のある部 品とにより形成されている。前記弁座は比較的寸法を大きくし得る。何故ならば これらの弁座は弁箱の内壁に沿って実用的に配置できるからである。このことに より、空気流の通路面積を大きくでき、従って、ノイズレベルが低く維持され、 作動室の中で急速な増圧或は減圧を達成できる。 第1の弁座が、弁箱に配置された第1の弁体と共働し、該第1の弁体が円環形 の連続的な縁を有し、前記縁に密接して密封部材がすべりばめで変位し得る。該 弁体は該弁箱の該内壁と一体的に、突出部として形成されるのが好ましく、この 突出部は、真空室へと続く前記内壁と共働してチャネルを形成する。 1つの好ましい実施形態では、前記密封部材が前記電磁アクチュエータに保持 部材により剛性的に連結され、この保持部材は、作動棒に関して同軸かつ同心に 配置されている。該保持部材はほぼ円筒形のケージ(Kaefig)の形状を有し、こ のケージは開口を有し、この開口により大気が作動室の中に妨げられずに流入で きる。 電磁アクチュエータは、好ましくは、弁箱の中に少なくとも3つのストッパ部 材により長手方向に変位可能なように支持され、コイル体と弁箱との間に空気流 通用間隙を形成している。 電磁アクチュエータの、弁装置に面する端部に、第2の弁座と共働する第2の 弁体が設けられている場合には、費用のかかる付加的な部品は不要である。 第1の弁手段と同様に第2の弁体にも、第2の弁座と共働する円環形の連続的 な縁が形成されている。2つの弁座のそれぞれは、ゴム製弾性リングにおいて成 形されている。該リングはほぼ半円形の断面を有する。前記リングを弁箱の中で 支持するために延長した部分が前記半円形における1側に成形されている。角部 が、他方の側に成形され、この角は自身と、前記他方の側の外壁との間に弁座の ための捕捉部材(Mitnehmer)を収容している。 当該弁体が取付けられている電磁アクチュエータは、第2の弁の確実な密封を 常に保証するためにばね部材により弁装置の方に賦勢されている。2つの弁座は 、それぞれの捕捉部材を介してばねにより互いに押し合い、その結果、第1の弁 座も、これに所属する弁体に確実に押付けられる。 好ましくは、電磁アクチュエータは、作動棒を包囲するコイル装置として形成 されており、該コイル装置は、電流が流されるとばね部材の力に抗して接極子に 向かって動き、該接極子は作動棒に取付けられている。 その他の利点、特徴及び詳細を本発明の2つの実施の形態を示す概略図を用い て以下に説明する。 第1図はブレーキ用倍力装置の軸方向断面図、第2図は第1図の一部を弁箱と 共に示す拡大断面図、第3図は弁箱の別の実施の形態の拡大断面図である。 図示のブレーキ用倍力装置は、ほぼ回転対称のハウジング10を有し、ハウジ ング10の中には作動室12と真空室14とが、可動壁16により分離されて配 置されている。軸線に平行にタイロッド18はハウジング10を貫通し、ブレー キ用倍力装置を、自動車のダッシュボードに固定する。 ブレーキ用倍力装置は、同様にほぼ回転対称な弁箱22を有する弁装置20を 有し、弁箱22は可動壁16に連結されて弁装置20と一緒に、ハウジング10 に対して相対運動を行うことができる。弁箱22は第1の環状弁体24を有し、 弁体24は、弁箱22と軸心を共有して延びている縁により形成されている。前 述の第1の弁体24は、第1の弁座26と共働する。該弁座26は捕捉リング (Mitnehmerring)28により安定し、プランジャロッド32に取付けられてい る止め輪30により軸方向に動ける。 プランジャロッド32のハウジング10に対するとは反対側の端部には、凹部 が設けられ、この凹部の中には作動棒34が包み込まれて玉継手を形成している 。作動棒34は、組立てられた状態では自動車のブレーキペダル(図示せず)に 連結されている。 第2図は、弁装置20の第1の実施の形態を詳細に示す。第1の弁24,26 は、真空室14と作動室12との間の連通を実行したり、この連通を遮断したり する。第1の弁座26はL形の断面を有する。弁体のうちの第1のもの24は、 弁箱22の中心軸線に関して半径方向に延びた表面を形成している。接続ウェブ 35が、前述の表面に対して直角に(弁箱と軸心を共有して)延びてゴムリング 36に到達している。該ゴムリング36の断面は、ほぼ半円形であり、該ゴムリ ングの端部同士を互いに押し近づけたり、互いから引離したりすることにより弁 座26が軸方向に動くことを可能にしている。 第2の弁24′,26′は、ゴムリング36と同一のゴムリング36′を有し 、ゴムリング36′に付いた弁座26′はゴムリング36′と一緒に成形され、 該弁座26′は捕捉リング28と同一の捕捉リング28′により安定して支持さ れている。ゴムリング36′は弁箱22の中にはめ込まれ、このはめ込み状態で ゴムリング36′は、第1のゴムリング36と背中合せに位置し、ゴムリング3 6′とゴムリング36とはリテーニングリング38により分離されている。弁装 置20の第1及び第2の弁座26,26′は単一のゴム部品であることもあり、 その場合、このゴム部品の中にリテーニングリング38及び捕捉リング28,2 8′が加硫時に一緒に鋳込まれている。 欠けていない環状の弁体24′が第2の弁座26′に当接する。弁体24′は 、中空円筒状のコイル体40の前面と一体的に成形されている。該コイル体40 は 作動棒34の外周面に沿って長手方向に滑動させられ、コイル体40の半径方向 寸法は、環状空隙が、コイル体40の外壁42と弁箱22の内壁44との間に残 るように定められている。 コイル体40は、接極子48と共働する電磁コイル46を収容している。電流 がコイル46に流されるとコイル体40が作動棒34に関して軸方向に弁装置2 0から遠ざかる方に接極子48に向かって動くように、接極子48は作動棒34 に配設されている。圧縮ばね50は、弁箱22の側からコイル体40を前記弁装 置20に向けて前方へ押す。それとは逆の方向に作動棒34は、ばね52により 弁装置20から遠ざかる方向に、弁箱22に対向して賦勢されている。 3つ以上のストッパ部43が、コイル体40の端部の弁体24′部に形成され 、コイル体40の外壁の周縁に分散して配置されている。ストッパ部材43は、 弁箱22の内壁44に配設されたストッパ45と共働することにより、コイル体 40が弁箱22の中で軸方向に弁装置20に向かって動き得る範囲を制限する。 圧縮ばね54が、第1の弁24,26及び第2の弁24′,26′の捕捉リン グ28,28′の間に配置されており、2つの捕捉リング28,28′を、プラ ンジャロッド32及び作動棒34にそれぞれはめ込まれている止め輪30,30 ′にそれぞれ押付け、従って、弁座26,26′をそれぞれの弁体24,24′ に押付けている。 弁装置20の弁箱22によって支えられている出力部材56が、ブレーキ用倍 力装置のハウジング10の中に配置されている。前記の弁箱22と、従って、可 動壁16とは、戻しばね58により矢印Pの方向に押されている。タイロッド1 8でハウジング10の前側に固定され、かつ、真空室14の内部に突出している マスタブレーキシリンダを作動するために出力部材56は設けられている。真空 室14は接続管60を有し、該接続管60は真空室14を真空源に接続する。真 空源とは例えば内燃機関の吸気マニホールド等である。 静止状態、すなわち真空源が働いていない状態では大気圧が両方の室12及び 14の中に加えられている。真空源が働くと、すなわち、例えば、接続管60に 接続されている吸気マニホールドを有する内燃機関が運転されていると、真空が 前部室14の中に生じ、その結果、可動壁16と、従って、弁体24とが、第1 の弁体24と第1の弁座26とが互いから丁度離れる状態となるまで僅かに前方 へ動かされる。2つの室12と14との間に圧力平衡が再び生じる。 ほぼ円筒形のリテーナ62が、作動棒34と軸心を共有している。リテーナ6 2は、第1の弁24,26及び第2の弁24′,26′を貫通してハウジング1 0の方に突出し、リテーナ62の自由端は密封部材64を備えている。リテーナ 62はコイル体40の前端に配設され、弁体24′よりも半径方向内側に位置し ている。密封部材64はリング形状を有し、密封部材64がすべりばめ状態で管 24aの内壁に沿ってスライドできるようにその外面68の寸法は、第1の弁体 24を形成する管状区間24aの内側寸法に整合させられている。環状シール6 5が付加的に、密封部材64の当該の溝の中に挿入されて、密封効果が改善され ている。 密封部材64は第1の弁座26に向かって先細りしている。密封部材64は、 非作動状態では、すなわち、コイル体40がばね50により弁装置20の方に押 されている状態では作用しない。何故ならばこの状態では密封部材64は第1の 弁体24の作用端から離れて戻っているからである。しかし、コイル装置42が エネルギに突き動かされて、コイル体40を伴って接極子48の方に動くと、密 封部材64の作用端も第1の弁座26と当接する。ブレーキが解放されると、す なわち、第1の弁がもしも実際に真空室14と作動室12とを連通させると、第 1の弁体24の作用端と弁座26との間に生じ得る間隙を閉鎖することにより密 封部材64は前記第1の弁24,26が開放するのを阻止する。 第3図は、本発明によるブレーキ用倍力装置のための弁箱の第2の実施例の拡 大断面図である。弁装置120は、ほぼ回転対称の弁箱122を有し、この弁箱 122は可動壁116に連結されていて可動壁116と一緒に、ブレーキ用倍力 装置のハウジングに関して相対的に運動できる。弁装置120は第1の環状弁体 124を有し、弁体124は、内方へ拡がったフランジ124aを有する。前記 第1の弁体124は第1の弁座126と共働し、該弁座126は捕捉リング12 8により安定して支持され、止め輪130により軸方向に動き得る。止め輪13 0は押し棒132に嵌められている。止め輪130は、押し棒132の前端を被 覆するキャップ136と、円錐形コイルばね134により押し合っている。ばね 負荷されている止め輪130により第1の弁124,126の当接部が、押し棒 132に対して軸方向に相対運動できる。ブレーキ用倍力装置のハウジングとは 逆の方向を指す、押し棒132の後端には凹部が設けられ、この凹部の中に作動 棒140が包み込まれることによって玉継手が形成されている。作動棒140は 、組立てられた状態では自動車(図示せず)のブレーキペダルに接続されている 。 第1の弁124,126は真空室114と作動室112とを連通させたり、そ の連通を遮断したりする。第1の弁座126はL形の断面を有する。第1の弁体 124は、弁箱122の中心軸線に対して半径方向に拡がった面を形成し、該面 に、第1の弁座126の、環状の密封リップ126aが当接することができる。 断面が半円形のベローズ区間144は、第1の弁座126に付いて成形され、第 1の弁座126は、ベローズ144の端部同士を互いに押し近づけたり、互いか ら引離したりすることにより軸方向に運動できる。 第2の弁124′,126′は、第1の弁124,126に対してほぼ面対称 の形を有する。この場合も、弁箱122の内壁から半径方向に押し棒132に向 かって延びている仕切壁124a′が設けられており、この仕切壁124a′は 同時に、押し棒132のための軸方向ガイド146を形成している。第2の弁座 126′はL形の断面を有する。弁体124′は、弁箱の中心軸線に関して半径 方向に拡がった面を形成している。この場合も、弁座126′に配置されている 環状の密封リップ126a′は、適切な密封効果を生じさせる。 第2の弁124′,126′は断面が半円形のゴム製ベローズ144′も有し 、該ベローズ144′により、すなわちベローズ144を圧縮し又は引伸すこと により弁座126′は軸方向に運動できる。 第1及び第2のベローズ144,144′は半径方向ストッパ部材150をは さんで同部材に関し背中合わせに配置されており、該ストッパ部材150は、押 し棒132の中の環状溝152の中に軸方向運動不可能に保持されている。リテ ーニングリング138,138′はそれぞれ、対応するベローズ144,144 ′に、ストッパ部材150の各一端において加硫時の反応により接着されている 。押し棒132を包囲して第1の弁124,126と第2の弁124′、126 ′をそれぞれの閉じ位置で押された状態に保つように2つのコイルばね156, 158がそれぞれ、ディスク138,138′と捕捉リング128,128′と の間に配置されている。 ほぼ円筒形の保持案内器(Steuerkaefig)160が弁箱122の中に配置され 、該保持案内器160の前端及び後端には双方とも、半径方向内方に延びたウェ ブ162,164が設けられている。前記ウェブ162,164は、それぞれベ ローズ部144,144′に係合する。穴166が、保持案内器160の外周面 に形成され、この穴を貫通してストッパ部材150が半径方向外方に延びている 。 ウェブ164は第2の弁座126′に当接でき、従って、弁座126′の軸方 向運動が保持案内器160に伝達される。ストッパ部材150は、ハウジング1 22に対する押し棒132の静止位置を定める。 円周上で分散配列されており、かつ、捕捉リング128′の正面に接触する複 数のアームをスラスト部材170が有し、スラスト部材170はコイルばね15 8とは反対の側で第2の弁124′,126′の捕捉リング128′に接触する 。 スラスト部材170は軟鉄製接極子172に剛性的に結合し、該接極子172は 、電磁アクチュエータ174の一部であり、電磁アクチュエータ174は更に電 磁コイル176と、磁束のためにこの電磁コイル176を包囲している軟鉄部品 178及び180とを有する。前記電磁コイル176は電子制御装置(図示せず )に2つの電線182を介して接続されている。 ブレーキ用倍力装置を作動させるために、第2図に示す弁装置20の実施の形 態に基づいて、以下に説明する3つの作動モードが区別される。 通常の作動では、弁24,26と弁24′,26′とが閉じられ、かつ、密封 部材64が非作動状態になるように、ばね50はコイル体40を弁装置20の方 へ押している。作動棒34がハウジング10の方へ動かされると、第2の弁座2 6′は、ゴムリング36′が止め輪30′及び捕捉リング28′を介して圧縮さ れ、かつ、弁座26′が弁体24′から離されることにより変位させられる。コ イル体40の前端には弁体24′が形成され、コイル体40は弁体24′と一緒 に、弁座26′の軸方向運動に追従し、この追従は、ストッパ部材43が、内壁 44の表面に形成されている階段状ストッパ45に当接するまで行われる。作動 棒34が更に軸方向運動を行う間に弁体24′と弁座26′との係合が解除され 、このことにより、大気Aから作動室12の中に、弁箱22とコイル体40の外 壁42との間の環状間隙を介して空気が流入する。 真空室14と作動室12との間に形成される圧力差が可動壁16を矢印Pの方 向とは反対の方向に動かせる。弁箱22も伴なわれる。コイル体40はこの運動 に、ばね50の力に起因して追従する。弁箱22とコイル体40との、この一緒 の運動は、コイル体40の前端に配置されている弁体24′が弁座26′に再び 到達すると直ちに終わる。このことにより再び作動室12と大気との間の接続が 遮断されるので、真空室14と作動室12との間の所定の圧力比が、従って、所 定の倍力比(Verstaerkungsverhaeltnis)が調節されている。 作動棒34の軸方向力衝撃が終る(ブレーキペダルが解放される)と、作動棒 34は、ばね52の力に起因して矢印Pの方向に動かされる。このことにより第 1の弁24,26が開放される、何故ならば止め輪30が捕捉リング28を矢印 Pの方向に動かすからである。第1の弁座26を形成されているリング36は、 このようにして弁体24から遠ざかる。第2の弁24′,26′は既にこの動作 の間に閉じられており、従って、作動室12の真空レベルが真空室14の真空レ ベルと同じになるように真空室14と作動室12との間の圧力均一化が第1の弁 24,26により行われるとき、大気との接続は遮断される。ブレーキ用倍力装 置の倍力効果は、このようにして低減させられる。 自動化された制動動作では電流が、ブレーキ用倍力装置の電子制御装置により コイル装置46に供給され、従って、コイル体40が、接極子48に向かって作 動棒34に関し相対的に、矢印Pの方向にばね50の力に抗して動く。このこと により弁24′,26′が開放される、何故ならばコイル体40の前端に位置す る弁体24′が、弁座26′から離され、一方、弁座26′は、動いていない捕 捉リング28′により作動棒34に対して不変の位置に保持されているからであ る。 同時に密封部材64は、弁座26に当接するまで軸方向に矢印Pの方向に保持 部材62を介して動かされる。このことにより真空室14と作動室12との間の 連通が、弁座26に対する弁体24の位置とは無関係に遮断される。可動壁16 と該可動壁16に連結された弁箱22とが弁24,26の開放に起因して動く際 に真空室14と作動室12との間に圧力均一化が生ずることが、この付加的な遮 断により防止される。さもないと、形成されつつある制動圧が再び低減させられ る。 コイル46がエネルギ供給源との接続を遮断されると直ちにばね50は、コイ ル体40を再び弁装置20の方へ、すなわち接極子48から遠ざかる方に動かす 。 従って、コイル体40の前端に配置されている弁体24′が再び弁座26′に当 接するので大気との接続が遮断される。同時に密封部材64は弁座26から(矢 印Pとは反対の方向に)遠ざかる方に動き、従って、作動室12と真空室14と の間の圧力均一化が生じる。何故なら弁24,26が開放位置にあるからである 。 上位制御される制動では、コイル装置46を作動することによって自動化され た制動により、ブレーキペダルによる、作動棒34の機械的運動が上位制御され る。このことにより、ブレーキ用倍力装置の倍力効果は、時間についても制御さ れ、倍力係数(Verstaerkungsfaktor)についても制御される。例えば、自動化さ れた制動は、(運転者がブレーキペダルから足を離して)作動棒の機械的操作を 終了させるときに行われることも可能である。すなわちこの場合、コイル装置4 6を作動することにより、密封部材64が弁座26に向かって動かされる。この ことにより、真空室14と作動室12との間の圧力均一化が弁24,26を介し て行われることが不可能となる。というよりは、コイル体40がばね50により 接極子48から遠ざかる方に動くようにコイル装置46が消勢されるまで、倍力 係数は前記2つの室の間の圧力差ゆえに維持される。この動きにより密封部材6 4が、弁24,26を通る通路を開き、従って、作動室12と真空室14との間 の圧力均一化が行われる。 以下に、3つの異なる作動モードを第3図に基づいて説明する。 通常の、すなわち、純粋に機械的な制動の場合、自動車のブレーキペダル(図 示せず)が操作され、その結果、作動棒140が矢印Bの方向に動く。前記運動 は、玉継手142により押し棒132に伝達され、この押し棒132により捕捉 リング128′及び128がそれぞれ軸方向に変位させられ、その結果、第2の 弁124′,126′が開き、一方、第1の弁124,126は閉じられたまま である。第1の弁124,126を閉じ状態に維持する閉じ力の強さは、コイル ばね156のばね特性により決まり、該コイルばね156は、押し棒132が矢 印Bの方向に動くと圧縮される。 ハウジング122も、大気が第2の弁124′,126′を通じて作動室12 の中に流入することにより矢印Bの方向に動き、その結果、第2の弁124′, 126′がその開放断面を再び狭めるか、又は部分制動位置(Teil-Bremsstellu ng)で閉じられる。 ブレーキペダルが解放されると円錐形ばね184は矢印Bとは反対の方向に作 動棒140を動かし、その結果、第2の弁124′,126′が閉じられ、一方 、同時に第1の弁124,126が、止め輪130と捕捉リング128とが連行 されることにより開放され、従って、作動室112から真空室114への連通が 形成され、前記2つの室の間の圧力均一化が行われる。 ばね184と、ベローズ144,144′を引伸すためのばね156,158 との間に力の平衡が形成されると直ちに、作動棒140と弁箱122との間の相 対運動が終る。 戻しばね186は、作動室112と真空室114との間の圧力均一化により本 装置全体をその初期位置に戻すことができる。該初期位置への戻りに際し、弁箱 122にストッパ部材150が当接することにより作動棒140はまず初めに終 位置に到達し、一方、弁箱122は作動棒140に関して相対的に更に動くこと ができる。このことにより第1の弁124,126は閉じられ、ブレーキ用倍力 装置は再びその作動待機位置にある。 自動化された制動動作において、電磁アクチュエータ174が電線182を介 して作動させられ、従って、スラストスリーブ170の付いた接極子172が矢 印Bの方向に動かされる。その結果、捕捉リング128′が、コイルばね158 の力に抗して矢印Bの方向に動かされ、従って、第2の弁124′,126′が 開き、大気が作動室112の中に流入する。 第1の弁座126′の軸方向変位と同時に保持案内器160が軸方向に矢印B の方向に同じ距離だけ変位させられる。この運動は、第1の弁124,126が 保持案内器160により閉じ位置へと押され、従って、作動室112と真空室1 14との間の接続が閉鎖されるように行われる。止め輪130及び捕捉リング1 28を介して第1の弁124,126に作用するばね134ゆえに、押し棒13 2は、弁箱122が矢印Bの方向に動く間は連行されない。このことは、ブレー キペダルが動くことを防止する。 作動室112と真空室114との間に生じた差圧が可動壁116をブレーキペ ダルの操作とは無関係に変位させ、従って、自動制動が開始される。制動動作を 終了するために電磁アクチュエータ174はスイッチオフされ、ばね158はス ラストスリーブ170を介して接極子172をその初期位置に戻す。同時に、第 1の弁124,126はもはや、保持案内器160によって閉じられている状態 には維持されない。ばね134は止め輪130を再び戻して、押し棒132に形 成されているストッパに当接させ、従って、第1の弁124,126が開放され る。このことにより作動室112と真空室114との間の圧力差が調整され、従 って、戻り運動が行われる。 上位制御された制動においては電磁アクチュエータが、通常の制動動作に付け 加えて作動させられ、その結果、ブレーキ用倍力装置の倍力特性曲線が急峻にな る。すなわち、ブレーキペダルを作動する力が同じであるにもかかわらず、より 高い制動圧が自動車のブレーキに加えられる。このことにより、例えば、自動車 が、より重い負荷を運搬する場合等に、運転者は、その都度必要な程度にブレー キペダル作動力を高めることができる。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1995年11月21日 【補正内容】 請求の範囲(補正) 1. 真空室(14)と作動室(12)とに分かれたハウジング(10)を有 するブレーキ用空気圧式倍力装置であって、 (I) 前記真空室(14)と前記作動室(12)との間に第1の弁手段(2 4,26)を有し、かつ、周囲の大気(A)と前記作動室(12)との間に第2 の弁手段(24′,26′)を有する二重弁装置(20)が前記ハウジング(1 0)に配設され、 (II) 前記弁装置(20)が、 (i) 非作動位置では、大気(A)から隔離された圧力レベルを前 記真空室(14)と前記作動室(12)との中に許し、 (ii) 作動位置では、前記真空室(14)を密封状態に維持し、か つ、大気(A)と前記作動室(12)との連通を許し、 (III) 通常作動時には、前記第1の弁手段(24,26)と前記第2の弁 手段(24′,26′)とが、共通の作動棒(34)により作動させられること ができ、 (IV) 制御された作動の時には、前記作動棒(34)が前記第1の弁手段( 24,26)を開くと、前記作動棒(34)とは無関係な電磁アクチュエータ( 40,46)が前記真空室(14)と前記作動室(12)との連通を阻止し、 (V) 前記第1の弁手段と前記第2の弁手段とがそれぞれ1つの弁座を有す る、 ブレーキ用空気圧式倍力装置において、 剛性を有する接手素子(160)により、前記第1の弁手段の前記弁座と、前 記第2の弁手段の前記弁座とが、互いに連結されていることを特徴とするブレー キ用空気圧式倍力装置。 2. 密封部材(64)が前記電磁アクチュエータ(40,46)に連結され 、 前記密封部材(64)が、前記作動棒(34)が前記第1の弁手段(24,26 )を開放すると、前記第1の弁手段(24,26)における流通を遮断すること を特徴とする請求の範囲第1項に記載のブレーキ用空気圧式倍力装置。 3. 前記弁座(26,26′)が2つの弾性的な密封リップ(26,28; 26′,28′)により形成され、該弾性的な密封リップ(26,28;26′ ,28′)が、少なくとも1つのばね部材(54;156,158)により互い に突っ張り合っていることを特徴とする請求の範囲第2項に記載のブレーキ用空 気圧式倍力装置。 4. 第1の弁座(26)が第1の弁体(24)と共働し、前記第1の弁体( 24)が前記弁装置(20)の弁箱(22)の内壁に配置されていることを特徴 とする請求の範囲第1項ないし第3項のうちのいずれかに記載のブレーキ用空気 圧式倍力装置。 5. 第1の弁体(24)が円環状の連続的な縁(24a)を有し、前記縁( 24a)に密接して前記密封部材(64)がすべりばめで変位し得ることを特徴 とする請求の範囲第4項に記載のブレーキ用空気圧式倍力装置。 6. 前記密封部材(64)が前記電磁アクチュエータ(40,46)に剛性 的に連結されていることを特徴とする請求の範囲第5項に記載のブレーキ用空気 圧式倍力装置。 7. 前記電磁アクチュエータ(40,46)が、作動棒(34)に関して同 軸かつ同心に配置されていることを特徴とする請求の範囲第1項ないし第6項の うちのいずれかに記載のブレーキ用空気圧式倍力装置。 8. 前記電磁アクチュエータ(40,46)の軸方向可動範囲が、前記弁箱 (22)の内壁(44)の表面に形成された当該ストッパ(45)と共働する各 ストッパ部材(43)により制限されていることを特徴とする請求の範囲第7項 に記載のブレーキ用空気圧式倍力装置。 9. それぞれのストッパ部材が、前記電磁アクチュエータ(40,46)の 、前記弁装置(20)に面する端部に突出部(43)によって形成されているこ とを特徴とする請求の範囲第8項に記載のブレーキ用空気圧式倍力装置。 10. 前記電磁アクチュエータ(40,46)の、前記弁装置(20)に面 する端部に、前記第2の弁座(26′)と共働する第2の弁体(24′)が設け られていることを特徴とする請求の範囲第1項ないし第9項のうちのいずれかに 記載のブレーキ用空気圧式倍力装置。 11. 前記第2の弁体が、前記第2の弁座(26′)と共働する円環状の連 続的な縁(24′)を有することを特徴とする請求の範囲第10項に記載のブレ ーキ用空気圧式倍力装置。 12. 前記電磁アクチュエータ(40,46)がばね部材(50)により前 記弁装置(20)に向って賦勢されていることを特徴とする請求の範囲第1項な いし第11項のうちのいずれかに記載のブレーキ用空気圧式倍力装置。 13. 前記作動棒(34)を包囲しているコイル装置(46)により前記電 磁アクチュエータ(40,46)が形成され、該コイル装置(46)が、電流が 流されると前記ばね部材(50)の力に抗して接極子(48)に向かって動くこ とを特徴とする請求の範囲第1項ないし第12項のうちのいずれかに記載のブレ ーキ用空気圧式倍力装置。 14. 前記接極子(48)が前記作動棒(34)に取付けられていることを 特徴とする請求の範囲第13項に記載のブレーキ用空気圧式倍力装置。 15. 好ましくは作動棒(140)に連結されている押し棒(132)に、 弁座(126,126′)が配置されていることを特徴とする請求の範囲第3項 に記載のブレーキ用空気圧式倍力装置。 16. 剛性を有する継手素子(160)により第1の弁座(126)と第2 の弁座(126′)とが互いに連結されていることを特徴とする請求の範囲第1 項ないし第15項のうちのいずれかに記載のブレーキ用空気圧式倍力装置。 17. 前記剛性を有する接手素子(160)により、前記2つの弁座(12 6,126′)のうちの少なくとも1つがばね(134)に抗して閉じ位置に押 しつけられ得ることを特徴とする請求の範囲第1項ないし第16項のうちのいず れかに記載のブレーキ用空気圧式倍力装置。
───────────────────────────────────────────────────── 【要約の続き】 に関する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 真空室(14)と作動室(12)とに分かれたハウジング(10)を有 するブレーキ用空気圧式倍力装置であって、 (I) 前記真空室(14)と前記作動室(12)との間に第1の弁手段( 24,26)を有し、かつ、周囲の大気(A)と前記作動室(12)との間に第 2の弁手段(24′,26′)を有する二重弁装置(20)が前記ハウジング( 10)に配設され、 (II) 前記弁装置(20)が、 (i) 非作動位置では、大気(A)から隔離された圧力レベルを前 記真空室(14)と前記作動室(12)との中に許し、 (ii) 作動位置では、前記真空室(14)を密封状態に維持し、か つ、大気(A)と前記作動室(12)との連通を許し、 (III) 通常作動時には、前記第1の弁手段(24,26)と前記第2の 弁手段(24′,26′)とが、共通の作動棒(34)により作動させられるこ とができ、 (IV) 制御された作動の時には、前記作動棒(34)が前記第1の弁手段 (24,26)を開くと、前記作動棒(34)とは無関係な電磁アクチュエータ (40,46)が前記真空室(14)と前記作動室(12)との連通を阻止する 、ブレーキ用空気圧式倍力装置。 2. 密封部材(64)が前記電磁アクチュエータ(40,46)に連結され 、前記密封部材(64)が、前記作動棒(34)が前記第1の弁手段(24,2 6)を開放すると、前記第1の弁手段(24,26)における流通を遮断するこ とを特徴とする請求の範囲第1項に記載のブレーキ用空気圧式倍力装置。 3. 前記弁座(26,26′)が2つの弾性的な密封リップ(26,28; 26′,28′)により形成され、該弾性的な密封リップ(26,28;26′ , 28′)が、少なくとも1つのばね部材(54;156,158)により互いに 突っ張り合っていることを特徴とする請求の範囲第2項に記載のブレーキ用空気 圧式倍力装置。 4. 第1の弁座(26)が第1の弁体(24)と共働し、前記第1の弁体( 24)が前記弁装置(20)の弁箱(22)の内壁に配置されていることを特徴 とする請求の範囲第1項ないし第3項のうちのいずれかに記載のブレーキ用空気 圧式倍力装置。 5. 第1の弁体(24)が円環状の連続的な縁(24a)を有し、前記縁( 24a)に密接して前記密封部材(64)がすべりばめで変位し得ることを特徴 とする請求の範囲第4項に記載のブレーキ用空気圧式倍力装置。 6. 前記密封部材(64)が前記電磁アクチュエータ(40,46)に剛性 的に連結されていることを特徴とする請求の範囲第5項に記載のブレーキ用空気 圧式倍力装置。 7. 前記電磁アクチュエータ(40,46)が、作動棒(34)に関して同 軸かつ同心に配置されていることを特徴とする請求の範囲第1項ないし第6項の うちのいずれかに記載のブレーキ用空気圧式倍力装置。 8. 前記電磁アクチュエータ(40,46)の軸方向可動範囲が、前記弁箱 (22)の内壁(44)の表面に形成された当該ストッパ(45)と共働する各 ストッパ部材(43)により制限されていることを特徴とする請求の範囲第7項 に記載のブレーキ用空気圧式倍力装置。 9. それぞれのストッパ部材が、前記電磁アクチュエータ(40,46)の 、前記弁装置(20)に面する端部に突出部(43)によって形成されているこ とを特徴とする請求の範囲第8項に記載のブレーキ用空気圧式倍力装置。 10. 前記電磁アクチュエータ(40,46)の、前記弁装置(20)に面 する端部に、前記第2の弁座(26′)と共働する第2の弁体(24′)が設け られていることを特徴とする請求の範囲第1項ないし第9項のうちのいずれかに 記載のブレーキ用空気圧式倍力装置。 11. 前記第2の弁体が、前記第2の弁座(26′)と共働する円環状の連 続的な縁(24′)を有することを特徴とする請求の範囲第10項に記載のブレ ーキ用空気圧式倍力装置。 12. 前記電磁アクチュエータ(40,46)がばね部材(50)により前 記弁装置(20)に向って賦勢されていることを特徴とする請求の範囲第1項な いし第11項のうちのいずれかに記載のブレーキ用空気圧式倍力装置。 13. 前記作動棒(34)を包囲しているコイル装置(46)により前記電 磁アクチュエータ(40,46)が形成され、該コイル装置(46)が、電流が 流されると前記ばね部材(50)の力に抗して接極子(48)に向かって動くこ とを特徴とする請求の範囲第1項ないし第12項のうちのいずれかに記載のブレ ーキ用空気圧式倍力装置。 14. 前記接極子(48)が前記作動棒(34)に取付けられていることを 特徴とする請求の範囲第13項に記載のブレーキ用空気圧式倍力装置。 15. 好ましくは作動棒(140)に連結されている押し棒(132)に、 弁座(126,126′)が配置されていることを特徴とする請求の範囲第3項 に記載のブレーキ用空気圧式倍力装置。 16. 剛性を有する継手素子(160)により第1の弁座(126)と第2 の弁座(126′)とが互いに連結されていることを特徴とする請求の範囲第1 項ないし第15項のうちのいずれかに記載のブレーキ用空気圧式倍力装置。 17. 前記剛性を有する接手素子(160)により、前記2つの弁座(12 6,126′)のうちの少なくとも1つがばね(134)に抗して閉じ位置に押 しつけられ得ることを特徴とする請求の範囲第1項ないし第16項のうちのいず れかに記載のブレーキ用空気圧式倍力装置。
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