JPH09503469A - 再使用及び再折りたたみ可能な容器及び再シール可能キャップ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 容器（１０）および関連するキャップ（３２）のアセンブリは、ほぼ水平な最上縁部表面および半径方向外側下方へ延びている傾斜面を有する環状リム（２６）によって規定される開放上端部を有する容器本体を含んでいる。キャップ（３２）は頂部壁と、半径方向外側へ垂れ下がるスカート部（３６）と、半径方向内側へ垂れ下がるスカート部（３８）を有している。スカート部はキャップ内面によって半径方向に接続されており、キャップ内面は半径方向内側のスカート部から半径方向に遠ざかるように延びている第一のほぼ水平な表面部分（４４）、第二の外側下方へ傾斜したシール表面部分（４６）、および半径方向外側のスカート部に接続された第３の丸みのついた表面部分（４８）を含んでいる。第二の外側下方へ傾斜したシール表面（４６）は環状リムの傾斜面とシール係合し、ほぼ水平な最上縁部表面が前記キャップと前記容器本体（１０）の間で完全に係合したときにキャップ頂部壁から軸方向に離隔されるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】 再使用及び再折りたたみ可能な容器及び再シール可能キャップ 技術分野 本発明は折りたたみ（Ｒｅｃｏｌｌａｐｓｉｂｌｅ）プラスチック容器に関し 、具体的には、このような容器で使用されるキャップに関する。 背景の従来技術 折りたたみ容器や飲用カップなどはもちろん周知である。たとえば、本出願人 自身の米国特許第4,930,644号には、容器側壁の大部分が側壁のランダムな折り たたみを可能とするように薄くされた壁厚を有している折りたたみ可能な薄膜プ ラスチック容器が開示されている。米国特許第4,865,211号には、側壁全体にわ たって一様な壁厚を有するプラスチックボトルが側壁の一部の側壁の他の部分へ の入れ子運動による容器の折りたたみを可能とするように構成されている。 米国特許第4,875,576号には、側壁の中間部分に容器の折りたたみおよび展開 を容易とするベローズタイプの構成が組み込まれた容器を開示している。この特 許は容器側壁の第一および第二の部分の間に渦巻状ないし傾斜して設けられ、側 壁の折目 （ｃｒｅａｓｅ）のついた部分の折りたたみ作用を容易とする螺旋状の折目を使 用することも開示している。 米国特許第4,873,100号には、折りたたみ部分と展開部分の間の運動のために ベローズタイプの側壁を組み込んでおり、安定状態が二つある展開可能なプラス チックボトルが開示されている。 米国特許第2,880,902号には、側壁が厚い部分と薄い部分とを交互に設けて構 成されている折りたたみ式の飲用カップ（または、カメラの蛇腹）が開示されて いる。 発明の開示 本発明は従来の技術ではこれまで見いだされておらず、また消費者の希望に応 じて使用、再使用が可能であり、かつ格納スペースを最大限とすべく折りたたま れた状態で格納できるなど、簡単で使いやすく、しかも低コストな容器をもたら す多数の特徴を備えている。同時に、容器の側壁の厚さを中間部分において大幅 に低減することによって、容器の製造に必要とされるプラスチックの供給量の低 減が実現される。 具体的にいうと、本発明は上部、中間部および下部に分割された周辺側壁が形 成され、上部と下部の壁厚が中間部のよりも 大幅に厚い、ワンピースの押出しおよびブロー成形容器を提供する。たとえば、 中間部は約２ミル（ｍｉｌ）と約１２ミルの間、好ましくは約８ミルの壁厚を有 しており、これにより、各々が約２５〜６０ミルの範囲、好ましくは約４５ミル の壁厚を有する上部および下部が上述の入れ子関係で互いに向かって移動したと きに、中間部が逆に折れることが可能となる。 本発明の特徴には、容器の軸方向折りたたみおよび引伸しを容易とする表面構 成を周辺側壁が含んでいることもある。それ故、開示する実施の形態の各々にお いて、中間周辺側壁部は内下方へ向かってテーパのつけられた断面、すなわち下 方へ向かって減少する直径を備えているように形成され、下部周辺側壁部分が外 下方へ向かってテーパのつけられた断面、すなわち下方へ向かって増加する直径 を備えているように形成される。さらに、三つの部分の界面において、壁厚の変 化が一対の環状の段差をもたらし、これは結果として、折りたたみ又は畳込み作 用を容易とする折目をもたらす。テーパつきの中間側壁部の最小および最大直径 が上部側壁部の下縁と下部側壁部の上縁との間に半径方向のクリアランスを生じ 、その結果、折りたたみおよび引伸し中の上部、中間および下部側壁間の摩擦係 合が 最小限となることによっても、折りたたみ作用は容易となる。 開示する実施の形態の各々における他の特徴は、周辺側壁の下部の下端に、折 りたたみ位置からの容器の引伸しを容易とするように特に設計されたグリップ領 域を設けたことに関する。 例示の実施の形態において、容器の上部側壁部は比較的剛性な（ただし、可撓 性でもある）環状リムと組み合わされたほぼ一様な直径を有している。リム自体 の厚さは上部および下部側壁部と同一またはより大きい寸法を有している。 例示の実施の形態において、リムの縁部に隣接した容器の上端には、ねじ込み 型のキャップを受け入れるようになされた外ネジ山が設けられている。本一部継 続出願によれば、容器のリムの最上縁部に隣接した表面は外側下方へ向かってテ ーパがつけられ、結果として、以下で詳述する関連するキャップとの相互作用の ための傾斜つき縁部をもたらしている。 本発明による独特なキャップ構成は頂部壁と、容器の上端に設けられた外ネジ 山と嵌合するようになされたネジ山が内面に設けられた、半径方向外方へ垂れ下 がったスカート部とを含んでいる。キャップの構成には、上述の特許出願に記載 したような態様で容器の上端を支持するために容器の上端の内面と係合 するようになされた半径方向内方へ垂れ下がるスカート部も形成されている。本 一部継続出願によるキャップの構成の特に独特な態様は、半径方向内側および外 側へ垂れ下がるスカート部間のキャップの内面構成に関する。この内面は三つの 表面部分を含んでいる。第一に、半径方向内側の環状スカート部に隣接した、半 径方向外側へ延びているほぼ水平な表面であって、延長部分において、第二の半 径方向外側下方へ傾斜した表面と交差するほぼ水平な表面があり、第二の傾斜表 面は半径方向外側へ垂れ下がるスカート部と交差する第三の丸みのついた表面と 融合している。第二の表面すなわち傾斜表面（ほぼ直線状の）はシール領域をも たらし、この領域は容器の最上縁部と半径方向内側のスカート部に隣接したキャ ップの第一のほぼ水平な表面との間に軸方向の空間が残るような態様で、容器の 傾斜つき上縁とシール係合するようになされている。 キャップの頂部と容器の最上縁部との間に軸方向空間が残るような態様でテー パつきシール領域内で係合するように協働する表面を設けることによって、機械 的なカッタやスリッタなどによって機械的にバリ取りの行われるブロー成形容器 でしばしば生じるように、容器の最上縁部があまり正確でない場合であ っても、効果的なシールを反復して行うことができる。さらに、容器の薄壁構成 ならびにこれに付随する可撓性のため、容器が半径方向に撓み、これによってキ ャップが上方へ曲がり、正規のシール係合から外れてしまう傾向があることが理 解されよう。しかしながら、嵌合テーパつき面に沿って行われるシールのため、 キャップが上方へ曲がった場合であっても、シールが実際にはシール領域内で調 節可能であるから、シールが維持されることとなる。 さらに、容器を使用し、再使用した場合、およびキャップを容器に繰り返して 取り付けたり、外したりした場合、キャップを締め付けるたびに、キャップが容 器の上縁に近づいていくことがある。本発明による独特なシール構成はこの傾向 にも適応するものである。これは、上述したように、容器の有効寿命全体にわた って、シール作用が嵌合テーパつき表面に沿って、シール領域内の異なる箇所で 生じるからである。 したがって、広範囲にわたる態様において、本発明はほぼ水平な最上縁部表面 および半径方向外下方へ延びている傾斜つき面を有する環状リムによって規定さ れる開放上端部を有する容器本体と、頂部壁、および半径方向外側へ垂れ下がる スカート 部を有するキャップとを備えており、半径方向外側へ垂れ下がるスカート部がキ ャップ内表面によって頂部壁に接続されており、キャップ内表面が傾斜つき面と 係合して、ほぼ水平な最上縁部表面がキャップと容器本体の間での完全なネジ係 合時にキャップ頂部壁から軸方向に離隔されるようにする外側下方へ傾斜した表 面部分を含んでいる、容器および関連するキャップのアセンブリに関する。 本発明の他の目的および利点は以下の詳細な説明から明らかとなろう。 図面の簡単な説明 第１図は、本発明による容器および関連するキャップの側面図である。 第２図は、第１図の拡大詳細図である。 第３図は、第１図の容器の折りたたんだ状態における断面図である。 発明の実施の最良の形態 第１図および第２図を参照すると、本発明の例示の実施の形態による押出し／ ブロー成形容器１０は一般に、底壁１２および底壁１２からほぼ上方へ延びてい る周辺側壁１４を含んでい る。容器は低密度ポリエチレン（ＬＤＰＥ）、ポリプロピレン、その他の適当な プラスチック材料製のものでよい。本明細書で説明する実施の形態において、側 壁はほぼ円形（容器を通る断面で見た場合に）であるが、容器がその他の適当な 形状を有していてもかまわないことが理解されよう。周辺側壁は開放上端部１６ で終端している。 この例示の実施の形態における周辺側壁１４は上部１８、中間部２０および下 部２２を含む三つの軸方向部分を含むように形成されている。上部１８および中 間部２０はほぼ同じ軸方向長さを有しており、下部２２は以下で説明する理由で 若干大きい軸方向長さを有している。側壁の部分１８および２２の例示的な厚さ は、たとえば、約２５ないし６０ミルの範囲であり、好ましくは約４５ミルであ る。底壁１２は必要であれば、実質的に厚いものであってもかまわない。米国特 許願第08/047,185号に記載されているように、中間側壁部分２０は約２ミルと１ ２ミルの間、好ましくは約８ミルの厚さを有しており、中間側壁部分２０の厚さ に対する上部および下部側壁部分の各々の厚さの比は少なくとも３．７５対１、 好ましくは約５対１でなければならない。容器は第'185号特許願に詳細に記載さ れてい る態様で、第３図に示す構成まで折りたたむことができる。 容器の側壁１４の上端には外側ネジ山２４が形成されており、上部環状リム２ ６で終端している。リム２６には最上部のほぼ水平な縁部２８、および外部に配 置された、ほぼ水平な最上部縁部２８に関して半径方向外側下方へ延びている傾 斜ないしテーパつき表面３０が形成されている。 本発明によるキャップ３２は頂部壁３４、半径方向外側へ垂れ下がっているス カート部分３６および半径方向内側へ垂れ下がっているスカート部分３８を含ん でいる。半径方向外側へ垂れ下がっているスカート部分３６の内面４０には、容 器の外面に形成されたネジ山２４と嵌合するようになされたネジ山４２が形成さ れている。上記の特許願に記載されているように、半径方向内側のスカート部分 ３８は容器の上端に半径方向の支持をもたらし、したがって、キャップを締めた ときの容器の半径方向内側への屈曲を防止するように設計されている。ただし、 この一部継続出願は具体的には、半径方向内側スカート部分３８と半径方向外側 スカート部分３６の間のキャップの内面の構成に関するものである。第２図にも っともよく示されているように、内部および外部の垂下スカート部分の間の領域 におけ るキャップの内面は本質的に、三つの表面で構成されている。第一に、内部スカ ート部分３８から外部スカート部分３６に向かって半径方向に延びているほぼ水 平な、半径方向外側へ延びている表面４４がある。実際には頂部壁３４の連続部 分である（頂部壁の厚さで規定された）この表面４４は、表面４４に関して半径 方向外側下方へ延びている第二のテーパつきないし傾斜表面４６と融合する。第 二の表面４６は次いで、半径５０によって規定される界面によって、半径方向外 側へ垂れ下がっているスカート部分３６まで延びている第三の丸みのついた表面 ４８と融合している。丸みのついた表面４８は、コーナシール作用が表面３０と ４６の界面におけるシール領域に沿ってだけ生じるようにする。 例示の実施の形態において、キャップの外径が約４．５インチであり、かつ容 器側壁の外径が約４．２５インチである場合、第一表面４４は約０．０２０イン チの半径方向寸法を有する。第二表面４６は水平面に関して約６９．７８度の角 度でテーパしており、第三表面４８は約０．０９４インチの半径によって規定さ れている。これらの寸法は、もちろん、キャップおよび関連する容器の大きさに よって変化するものである。 キャップ３２を容器１０に第２図に示す完全にネジ係合した位置で締め付けた 場合、容器のリム２６の最上縁部２８とキャップ３２の水平表面４４との間に軸 方向空間５２が存在する。同時に、キャップのテーパつき表面４６と容器のリム の傾斜ないしテーパつき表面３０との間でシール係合が行われる。これらの表面 の軸方向距離が、容器と関連するキャップとを繰り返し使用した後であっても、 それぞれの表面３０、４６に沿った再シールを可能とするシール領域を規定する 。換言すると、キャップを繰り返し締め付けた際に、容器のリムに関してキャッ プがクリープする傾向があるが、このクリープ作用はテーパつき表面３０、４６ によって調整され、これら二つの表面の中心界面でシールが行われ、またこの中 心線はシール領域内で変化することがある。この構成はまた、締め付け時にキャ ップを強く回したことによってキャップ３２が若干上方へ曲がった場合であって も、望ましいシールを維持する。 この一部継続出願に記載した再シール可能性が、キャップを容器に固定するの にネジ山を利用する、たとえば、第'185号特許願に記載した他の実施の形態を含 んでいる（ただし、これに限定されるものではない）任意の可撓性容器構成（折 りたたみ ができるか否かを問わない）に適用できることが理解されよう。 本発明を最も実用的で、好ましい実施の形態であると現在考えられるものに関 連して本発明を説明してきたが、本発明が開示された実施の形態に限定されるも のではなく、以下の請求の範囲の概念および範囲に含まれる各種の改良形および 同等な構成をも含むことを理解すべきである。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ， ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ)，ＡＭ， ＡＴ，ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，Ｃ Ｎ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＨＵ ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ，ＬＴ， ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＮ，ＭＷ，ＮＬ，ＮＯ，Ｎ Ｚ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＩ，ＳＫ ，ＴＪ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＺ，ＶＮ (72)発明者 シユーマン，ロナルド アメリカ合衆国、アラバマ・35630、フロ ーレンス、ボツクス・461、ルート・13

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．ほぼ水平な最上縁部表面および半径方向外側下方へ延びている傾斜面を有す る環状リムによって規定される開放上端部を有する容器本体と、頂部壁、および 半径方向外側へ垂れ下がるスカート部を有するキャップとを備えており、 前記半径方向外側へ垂れ下がるスカート部がキャップ内表面によって頂部壁に 接続されており、キャップ内表面が、傾斜面と係合しており、ほぼ水平な最上縁 部表面がキャップと容器本体の間で完全にネジ係合した時にキャップ頂部壁から 軸方向に離隔されるようにする外側下方へ傾斜した表面部分を含んでいる、容器 および関連するキャップのアセンブリ。 ２．前記キャップが前記容器本体の前記開放上端部の内面に係合するようになさ れた半径方向内側へ垂れ下がるスカート部をさらに備えている請求の範囲第１項 に記載の容器および関連するキャップのアセンブリ。 ３．前記キャップ内表面が半径方向に、前記半径方向外側のスカートと前記半径 方向内側のスカート部との間にある請求の範囲第２項に記載の容器および関連す るキャップのアセンブリ。 ４．前記キャップ内表面が前記半径方向内側スカート部から半径方向外側へ延び ており、かつ前記外側下方へ傾斜した表面部分と融合するほぼ水平な表面部分を 含んでいる請求の範囲第３項に記載の容器および関連するキャップのアセンブリ 。 ５．前、記外側下方へ傾斜した表面部分が前記半径方向外側へ垂れ下がるスカー ト部に接続された丸みのついた表面部分と融合する請求の範囲第４項に記載の容 器および関連するキャップのアセンブリ。 ６．前記容器本体が底壁と、前記底壁から前記環状リムへ上向きに延びている比 較的可撓性な周辺側壁とを備えており、前記側壁が、軸方向に伸張した位置と折 りたたまれた位置との間で可動であり且つ伸張位置において、比較的厚い上部お よび下部の側壁部分と比較的薄い中間側壁部分とを有しており、前記中間側壁部 分は半径方向内側下方にテーパがつけられており、前記下部側壁部分は実質的に 前記底壁に向かって半径方向外側下方にテーパがつけられており、前記折りたた み位置において、前記下部側壁部分が前記上部側壁部分に部分的に入れ子となり 、前記中間部分がこれらの間で逆向きに折られ、前記下部側壁部分の最上方縁部 が前記上部側壁部分から半径方向に離隔される 請求の範囲第１項に記載の容器および関連するキャップのアセンブリ。 ７．前記キャップが前記容器本体の前記開放端部の内面に係合するようになされ た半径方向内側へ垂れ下がるスカート部をさらに備えている請求の範囲第６項に 記載の容器および関連するキャップのアセンブリ。 ８．前記外側下方に傾斜した表面がほぼ直線状である請求の範囲第１項に記載の 容器および関連するキャップのアセンブリ。 ９．ほぼ水平な最上縁部表面および半径方向外側下方へ延びている傾斜面を有す る環状リムによって規定される開放上端部を有する容器本体と、頂部壁、および 半径方向外側へ垂れ下がるスカート部を有するキャップとを備えており、前記半 径方向外側へ垂れ下がるスカート部がキャップ内表面によって頂部壁に接続され ており、キャップ内表面が、第二の外側下方へ傾斜した表面部分と融合するよう に半径方向外側へ延びている第一のほぼ水平な表面部分を含んでおり、該第二の 外側下方へ傾斜した表面部分が次いで、前記半径方向外側のスカート部に接続さ れた第三の丸みのついた表面部分と融合しており、前記傾斜面が前記第二の外側 下方へ傾斜した表面部分と係合し、これによ って前記キャップが前記容器本体に対して効果的にシールされる容器および関連 するキャップのアセンブリ。 １０．軸方向空間が前記環状リムの最上縁部と前記第一のほぼ水平な表面部分と の間に維持され、これによって前記傾斜面と前記第二の外側下方へ傾斜した表面 部分に沿った調節可能なシール領域が生じる請求の範囲第９項に記載の容器およ び関連するキャップのアセンブリ。 １１．前記容器本体が、底壁と、前記底壁から前記環状リムへ上向きに延びてい る比較的可撓性な周辺側壁とを備えており、前記側壁が軸方向に伸張した位置と 折りたたまれた位置との間で可動であり、かつ伸張位置において、比較的厚い上 部および下部の側壁部分と比較的薄い中間側壁部分とを有しており、前記中間側 壁部分は半径方向内側下方にテーパがつけられており、前記下部側壁部分は実質 的に前記底壁に向かって半径方向外側下方にテーパがつけられており、前記折り たたみ位置において、前記下部側壁部分が前記上部側壁部分に部分的に入れ子と なり、前記中間部分がこれらの間で逆向きに折られ、前記下部側壁部分の最上方 縁部が前記上部側壁部分から半径方向に離隔される請求の範囲第９項に記載の容 器および関連するキャップのアセ ンブリ。 １２．前記キャップが前記容器本体の前記開放上端部の内面に係合するようにな された半径方向内側へ垂れ下がるスカート部をさらに備えている請求の範囲第１ １項に記載の容器および関連するキャップのアセンブリ。 １３．ほぼ水平な最上縁部表面および半径方向外側下方へ延びている傾斜面を有 する環状リムによって規定される開放上端部を有する容器本体と、頂部壁、前記 容器本体の前記開放上端部の内面に係合するようになされた半径方向内側のスカ ート部、および半径方向外側のスカート部を有するキャップとを備えており、 前記半径方向外側のスカート部がキャップ内表面によって頂部壁に接続されて おり、キャップ内表面が第二の外側下方へ傾斜した表面部分と融合するように半 径方向外側へ延びている第一のほぼ水平な表面部分を含んでおり、該第二の外側 下方へ傾斜表面部分が次いで、前記半径方向外側のスカート部に接続された第三 の丸みのついた表面部分と融合しており、前記傾斜面が前記第二の外側下方へ傾 斜した表面部分と係合し、これによって前記キャップを前記容器本体に対して効 果的にシールする 容器および関連するキャップのアセンブリ。 １４．軸方向空間が前記環状リムの最上縁部と前記第一のほぼ水平な表面部分と の間に維持され、これによって前記傾斜面と前記第二の外側下方へ傾斜した表面 部分に沿った調節可能なシール領域が生じる請求の範囲第１３項に記載の容器お よび関連するキャップのアセンブリ。 １５．前記容器本体が、底壁と、前記底壁から前記環状リムへ上向きに延びてい る比較的可撓性な周辺側壁とを備えており、前記側壁が、軸方向に伸張した位置 と折りたたまれた位置との間で可動であり、かつ伸張位置において、比較的厚い 上部および下部の側壁部分と比較的薄い中間側壁部分とを有しており、前記中間 側壁部分は半径方向内側下方にテーパがつけられており、前記下部側壁部分は実 質的に前記底壁に向かって半径方向外側下方にテーパがつけられ、前記折りたた み位置において、前記下部側壁部分が前記上部側壁部分に部分的に入れ子となり 、前記中間部分がこれらの間で逆向きに折られ、前記下部側壁部分の最上方縁部 が前記上部側壁部分から半径方向に離隔される請求の範囲第１３項に記載の容器 および関連するキャップのアセンブリ。