JPH0949288A - 天井パネルの吊り下げ工法、天井の構造及び天井パネルの吊り下げ部材 - Google Patents
天井パネルの吊り下げ工法、天井の構造及び天井パネルの吊り下げ部材Info
- Publication number
- JPH0949288A JPH0949288A JP7221185A JP22118595A JPH0949288A JP H0949288 A JPH0949288 A JP H0949288A JP 7221185 A JP7221185 A JP 7221185A JP 22118595 A JP22118595 A JP 22118595A JP H0949288 A JPH0949288 A JP H0949288A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ceiling panel
- connecting bar
- clamp
- ceiling
- connecting clamp
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Building Environments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】現場での施工、特に比較的厚みのある断熱材の
天井パネルにおいても、ワンタッチで、しかも確実に施
工することができる新規な天井パネルの吊り下げ工法、
天井の構造および天井パネルの吊り下げ部材を提供す
る。 【構成】 連結バー（２）の中央部の左右水平に延びる
鍔部に、天井パネル（４）の縁をあてがいつつ、上記天
井パネル（４）の下から、連結クランプ（３）の雌型係
止部を上記連結バー（２）の下部の雄型係止部に押し込
んで、連結バー（２）と連結クランプ（３）とを所定の
位置で一旦係止した後、下部の左右水平に延びる鍔部を
有する連結クランプ（３）の雌型係止部を、連結バー
（２）の下部の雄型係止部に、さらに押し込んで、連結
バー（２）の上記鍔部と連結クランプ（３）の下部の上
記鍔部とで形成される空間に、上記天井パネル（４）を
保持することを特徴とする天井パネルの吊り下げ工法。
その工法による天井の構造および天井パネルの吊り下げ
部材。
天井パネルにおいても、ワンタッチで、しかも確実に施
工することができる新規な天井パネルの吊り下げ工法、
天井の構造および天井パネルの吊り下げ部材を提供す
る。 【構成】 連結バー（２）の中央部の左右水平に延びる
鍔部に、天井パネル（４）の縁をあてがいつつ、上記天
井パネル（４）の下から、連結クランプ（３）の雌型係
止部を上記連結バー（２）の下部の雄型係止部に押し込
んで、連結バー（２）と連結クランプ（３）とを所定の
位置で一旦係止した後、下部の左右水平に延びる鍔部を
有する連結クランプ（３）の雌型係止部を、連結バー
（２）の下部の雄型係止部に、さらに押し込んで、連結
バー（２）の上記鍔部と連結クランプ（３）の下部の上
記鍔部とで形成される空間に、上記天井パネル（４）を
保持することを特徴とする天井パネルの吊り下げ工法。
その工法による天井の構造および天井パネルの吊り下げ
部材。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、軽量鉄骨または木など
の屋根下地に施工される軽量天井に係り、軽量天井の天
井パネルの吊り下げ工法、その工法による天井の構造お
よび天井パネルの吊り下げ部材に関するものである。特
に、天井パネルとして断熱材を張設する畜舎の天井を形
成するのに適する工法である。
の屋根下地に施工される軽量天井に係り、軽量天井の天
井パネルの吊り下げ工法、その工法による天井の構造お
よび天井パネルの吊り下げ部材に関するものである。特
に、天井パネルとして断熱材を張設する畜舎の天井を形
成するのに適する工法である。
【０００２】
【従来の技術】従来、軽量鉄骨または木などの天井下地
に適用される軽量天井の構造については、非常に多くの
提案がなされている。例えば、最近では、特開平５−７
１１８４号公報、特開平６−１９３１８６号公報などが
ある。
に適用される軽量天井の構造については、非常に多くの
提案がなされている。例えば、最近では、特開平５−７
１１８４号公報、特開平６−１９３１８６号公報などが
ある。
【０００３】しかし、これまで、比較的厚手の天井パネ
ルである断熱材をきわめて迅速に、しかも確実に吊り下
げる天井パネルの吊り下げ工法、およびその工法による
天井の構造については、いまだ充分なものは見出されて
いなかった。このため、現場での施工には非常な手間が
かかっていた。
ルである断熱材をきわめて迅速に、しかも確実に吊り下
げる天井パネルの吊り下げ工法、およびその工法による
天井の構造については、いまだ充分なものは見出されて
いなかった。このため、現場での施工には非常な手間が
かかっていた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
従来技術の実情に鑑み、現場での施工、特に比較的厚み
のある断熱材の天井パネルにおいても、ワンタッチで、
しかも確実に施工することができる新規な天井パネルの
吊り下げ工法、天井の構造および天井パネルの吊り下げ
部材を提供するものである。
従来技術の実情に鑑み、現場での施工、特に比較的厚み
のある断熱材の天井パネルにおいても、ワンタッチで、
しかも確実に施工することができる新規な天井パネルの
吊り下げ工法、天井の構造および天井パネルの吊り下げ
部材を提供するものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】以下に、本発明の天井パ
ネルの吊り下げ工法およびその工法による天井の構造に
ついて、その一例を示す図１〜４を参照して説明する。
ネルの吊り下げ工法およびその工法による天井の構造に
ついて、その一例を示す図１〜４を参照して説明する。
【０００６】まず、本発明では、図１に示すように、吊
り金具（１）に係合して、連結バー（２）が取付けられ
る。この吊り金具（１）としては、図２に示すように、
その上部に取付け部（８）を有し、かつ下部には係合部
（９）を有しているものが用いられる。
り金具（１）に係合して、連結バー（２）が取付けられ
る。この吊り金具（１）としては、図２に示すように、
その上部に取付け部（８）を有し、かつ下部には係合部
（９）を有しているものが用いられる。
【０００７】また、連結バー（２）としては、図３に示
すように、上部に、被係合部（１０）を頂部に有する平
行立上り部（１１）、中央部に、上記平行立上り部を中
央に載せて左右水平に延びる鍔部（１２）、および、下
部には、上記鍔部中央より垂下する互いに平行な複数の
係止山（１３’）を両面にもつ板状の雄型係止部（１
３）とを有する連結バー（２）が用いられる。そして、
この連結バー（２）の被係合部（１０）は、上述した吊
り金具（１）の係合部（９）に係合されることになる。
すように、上部に、被係合部（１０）を頂部に有する平
行立上り部（１１）、中央部に、上記平行立上り部を中
央に載せて左右水平に延びる鍔部（１２）、および、下
部には、上記鍔部中央より垂下する互いに平行な複数の
係止山（１３’）を両面にもつ板状の雄型係止部（１
３）とを有する連結バー（２）が用いられる。そして、
この連結バー（２）の被係合部（１０）は、上述した吊
り金具（１）の係合部（９）に係合されることになる。
【０００８】次いで、本発明では、連結バー（２）の中
央部の左右水平に延びる鍔部に、天井パネル（４）の縁
をあてがいつつ、天井パネル（４）の下から、連結クラ
ンプ（３）の雌型係止部（１４）を上記連結バー（２）
の下部の雄型係止部（１３）に押し込んで、連結バー
（２）と連結クランプ（３）とを所定の位置で一旦係止
する。
央部の左右水平に延びる鍔部に、天井パネル（４）の縁
をあてがいつつ、天井パネル（４）の下から、連結クラ
ンプ（３）の雌型係止部（１４）を上記連結バー（２）
の下部の雄型係止部（１３）に押し込んで、連結バー
（２）と連結クランプ（３）とを所定の位置で一旦係止
する。
【０００９】すなわち、連結バー（２）の中央部の左右
水平に延びる鍔部（１２）に、下から天井パネル（４）
をあてがい、さらにこの天井パネル（４）を下から保持
しつつ、連結クランプ（３）をあてがい（図１に鎖線で
その方向を示している。）、連結バー（２）の下部にあ
って係止山（１３’）を有する雄型係止部（１３）に、
連結クランプ（３）の雌型係止部（１４）を、所定の位
置で、一旦嵌合して係止する。図１の右側は、連結バー
（２）の雄型係止部と連結クランプ（３）の雌型係止部
とが嵌合する前の状態を示しており、また、図１の左側
は、連結バー（２）の雄型係止部と連結クランプ（３）
の雌型係止部とが嵌合した後の状態を示している。
水平に延びる鍔部（１２）に、下から天井パネル（４）
をあてがい、さらにこの天井パネル（４）を下から保持
しつつ、連結クランプ（３）をあてがい（図１に鎖線で
その方向を示している。）、連結バー（２）の下部にあ
って係止山（１３’）を有する雄型係止部（１３）に、
連結クランプ（３）の雌型係止部（１４）を、所定の位
置で、一旦嵌合して係止する。図１の右側は、連結バー
（２）の雄型係止部と連結クランプ（３）の雌型係止部
とが嵌合する前の状態を示しており、また、図１の左側
は、連結バー（２）の雄型係止部と連結クランプ（３）
の雌型係止部とが嵌合した後の状態を示している。
【００１０】このように、係止山（１３’）をもつ連結
バー（２）の板状の雄型係止部（１３）と、連結クラン
プ（３）の雌型係止部（１４）内の係止溝とが互いに噛
み合うと共に、連結クランプ（３）のもつ弾性によっ
て、連結バー（２）の雄型係止部（１３）が締めつけら
れることになる。一方、連結バー（２）の鍔部（１２）
と連結クランプ（３）の鍔部（１５）とで形成される空
間に挟まれている天井パネル（４）は、その端部（端
縁）において一旦仮止めされることになる。
バー（２）の板状の雄型係止部（１３）と、連結クラン
プ（３）の雌型係止部（１４）内の係止溝とが互いに噛
み合うと共に、連結クランプ（３）のもつ弾性によっ
て、連結バー（２）の雄型係止部（１３）が締めつけら
れることになる。一方、連結バー（２）の鍔部（１２）
と連結クランプ（３）の鍔部（１５）とで形成される空
間に挟まれている天井パネル（４）は、その端部（端
縁）において一旦仮止めされることになる。
【００１１】天井パネルとしては、板状のものであれば
どのようなものでも用いることができるが、好ましくは
発泡プラスチック板などの軽量板材が用いられる。発泡
プラスチック板の材質は、ポリスチレン、ポリ塩化ビニ
ル、高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、ポリメチルメタアクリレート、ポリカーボネ
ートなどが用いられる。これらの発泡プラスチック板
は、プラスチックを、押出し発泡、型内ビーズ発泡など
により発泡させることにより成形される。また、軽くか
つ強度をもたせるためには、発泡倍率を５〜５０倍、特
に１０〜３０倍にするのがよい。また、発泡プラスチッ
ク板として、その表面にスキン層が形成されているもの
を用いれば、さらに好ましい。この発泡プラスチック板
の表面のスキン層とは、発泡プラスチック板の表面層が
硬質化されているものを意味し、プラスチックの押出発
泡成形時に板の両表面部分に形成される中間層よりも発
泡倍率が例えば５倍程度の低い微細な気泡の層であり、
相対的に密度が高い硬質化した平滑な表面部分を意味す
る。また、発泡プラスチック板として、ステンレス、ア
ルミニウムなどの金属箔、もしくはポリエチレンテレフ
タレート、ポリカーボネート、ポリスチレンなどのプラ
スチックを素材とするシート、フィルムで積層されたも
の、紙、織布、不織布あるいは編布で積層されたもの、
またはフロッキー加工を表面に施したものも、同様に、
用いることができる。
どのようなものでも用いることができるが、好ましくは
発泡プラスチック板などの軽量板材が用いられる。発泡
プラスチック板の材質は、ポリスチレン、ポリ塩化ビニ
ル、高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、ポリメチルメタアクリレート、ポリカーボネ
ートなどが用いられる。これらの発泡プラスチック板
は、プラスチックを、押出し発泡、型内ビーズ発泡など
により発泡させることにより成形される。また、軽くか
つ強度をもたせるためには、発泡倍率を５〜５０倍、特
に１０〜３０倍にするのがよい。また、発泡プラスチッ
ク板として、その表面にスキン層が形成されているもの
を用いれば、さらに好ましい。この発泡プラスチック板
の表面のスキン層とは、発泡プラスチック板の表面層が
硬質化されているものを意味し、プラスチックの押出発
泡成形時に板の両表面部分に形成される中間層よりも発
泡倍率が例えば５倍程度の低い微細な気泡の層であり、
相対的に密度が高い硬質化した平滑な表面部分を意味す
る。また、発泡プラスチック板として、ステンレス、ア
ルミニウムなどの金属箔、もしくはポリエチレンテレフ
タレート、ポリカーボネート、ポリスチレンなどのプラ
スチックを素材とするシート、フィルムで積層されたも
の、紙、織布、不織布あるいは編布で積層されたもの、
またはフロッキー加工を表面に施したものも、同様に、
用いることができる。
【００１２】また、連結クランプ（３）としては、図４
に示すように、上部に、互いに平行な複数の係止溝（１
４’）をその内面にもつ雌型係止部（１４）、および、
下部には、上記雌型係止部を中央に載せて左右水平に延
びる鍔部（１５）とを有する連結クランプ（３）が用い
られる。この雌型係止部（１４）は、連結バー（２）の
板状の雄型係止部（１３）と嵌合して係止するためのも
のが用いられる。雌型係止部（１４）は、向かい合って
ほぼ平行に立ち上がった２枚の板状部からなるが、上方
では間隔が狭くすぼまった形状がよい。この連結クラン
プ（３）の下部の鍔部（１５）と連結バー（２）の鍔部
（１２）とは、天井パネルを挟んで保持する形状を有す
る。また、この連結クランプ（３）の材質としては比較
的硬質の合成樹脂、合成ゴムであることが好ましい。こ
れらの場合は、軽量であり、かつ、強度および弾力性に
富むからである。合成樹脂としては、例えば、ポリ塩化
ビニル樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、芳香族
ポリエステル樹脂、ポリエチレンナフタレート樹脂、ポ
リアミド系樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリカーボネー
ト樹脂、ポリメチルメタクリレート樹脂、ポリメチルペ
ンテン樹脂、ポリアリレート樹脂、ポリエーテルエーテ
ルケトン樹脂、ポリサルホン樹脂、ポリフェニレンエー
テル樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂、ポリスチ
レン系樹脂（ゴム入りを含む）、ＡＳ樹脂、ＡＢＳ樹
脂、フッ素樹脂、ポリメチルペンテン樹脂、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン樹脂などのポリオレフィン樹脂、酢
ビ−ポリエチレン共重合体樹脂、などを挙げることがで
きる。
に示すように、上部に、互いに平行な複数の係止溝（１
４’）をその内面にもつ雌型係止部（１４）、および、
下部には、上記雌型係止部を中央に載せて左右水平に延
びる鍔部（１５）とを有する連結クランプ（３）が用い
られる。この雌型係止部（１４）は、連結バー（２）の
板状の雄型係止部（１３）と嵌合して係止するためのも
のが用いられる。雌型係止部（１４）は、向かい合って
ほぼ平行に立ち上がった２枚の板状部からなるが、上方
では間隔が狭くすぼまった形状がよい。この連結クラン
プ（３）の下部の鍔部（１５）と連結バー（２）の鍔部
（１２）とは、天井パネルを挟んで保持する形状を有す
る。また、この連結クランプ（３）の材質としては比較
的硬質の合成樹脂、合成ゴムであることが好ましい。こ
れらの場合は、軽量であり、かつ、強度および弾力性に
富むからである。合成樹脂としては、例えば、ポリ塩化
ビニル樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、芳香族
ポリエステル樹脂、ポリエチレンナフタレート樹脂、ポ
リアミド系樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリカーボネー
ト樹脂、ポリメチルメタクリレート樹脂、ポリメチルペ
ンテン樹脂、ポリアリレート樹脂、ポリエーテルエーテ
ルケトン樹脂、ポリサルホン樹脂、ポリフェニレンエー
テル樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂、ポリスチ
レン系樹脂（ゴム入りを含む）、ＡＳ樹脂、ＡＢＳ樹
脂、フッ素樹脂、ポリメチルペンテン樹脂、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン樹脂などのポリオレフィン樹脂、酢
ビ−ポリエチレン共重合体樹脂、などを挙げることがで
きる。
【００１３】最後に、本発明では、左右水平に延びる鍔
部を有する連結クランプ（３）の雌型係止部を、連結バ
ー（２）の下部の雄型係止部に、さらに押し込んで、連
結バー（２）の中央部の左右水平に延びる鍔部と連結ク
ランプ（３）の下部にあって左右水平に延びる鍔部とで
形成される空間に、上記天井パネル（４）を保持する。
部を有する連結クランプ（３）の雌型係止部を、連結バ
ー（２）の下部の雄型係止部に、さらに押し込んで、連
結バー（２）の中央部の左右水平に延びる鍔部と連結ク
ランプ（３）の下部にあって左右水平に延びる鍔部とで
形成される空間に、上記天井パネル（４）を保持する。
【００１４】すなわち、連結クランプ（３）を、連結バ
ー（２）にさらに押しつけることによって、すなわち、
連結バー（２）の下部の雄型係止部の係止山（１３’）
と連結クランプ（３）の雌型係止部の係止溝（１４’）
とで仮止めされていた位置からさらに深い位置に係止位
置を移動させることによって、天井パネル（４）は、連
結バー（２）の鍔部（１２）と連結クランプ（３）の鍔
部（１５）とで形成される空間に、さらにぴったりと保
持されることになる。
ー（２）にさらに押しつけることによって、すなわち、
連結バー（２）の下部の雄型係止部の係止山（１３’）
と連結クランプ（３）の雌型係止部の係止溝（１４’）
とで仮止めされていた位置からさらに深い位置に係止位
置を移動させることによって、天井パネル（４）は、連
結バー（２）の鍔部（１２）と連結クランプ（３）の鍔
部（１５）とで形成される空間に、さらにぴったりと保
持されることになる。
【００１５】なお、この際、接着剤などの接着手段を利
用すると、連結バー（２）と連結クランプ（３）とを、
さらに強固に固定することができる。
用すると、連結バー（２）と連結クランプ（３）とを、
さらに強固に固定することができる。
【００１６】本発明の他の工法では、まず、一旦連結バ
ー（２）と連結クランプ（３）とを、所定の位置に係止
し、仮止めし、次いで、上記連結バー（２）の中央部の
鍔部と上記連結クランプ（３）の下部の鍔部とで形成さ
れる空間に、天井パネル（４）の端部（端縁）を挿入
し、一旦装着した後、上記連結クランプ（３）の雌型係
止部を、連結バー（２）の下部の雄型係止部に、さらに
押し込んで、上記天井パネル（４）を保持することによ
って施工を行う。
ー（２）と連結クランプ（３）とを、所定の位置に係止
し、仮止めし、次いで、上記連結バー（２）の中央部の
鍔部と上記連結クランプ（３）の下部の鍔部とで形成さ
れる空間に、天井パネル（４）の端部（端縁）を挿入
し、一旦装着した後、上記連結クランプ（３）の雌型係
止部を、連結バー（２）の下部の雄型係止部に、さらに
押し込んで、上記天井パネル（４）を保持することによ
って施工を行う。
【００１７】以上説明した本発明の天井パネルの吊り下
げ工法によって、図１および図５に示すような天井の構
造、すなわち、上部に巻き付け取付け部（８）を有し、
下部に係合部（９）を有する吊り金具（１）と、上部に
被係合部（１０）および平行立上り部（１１）を有し、
中央部に左右水平に延びる鍔部（１２）を有し、しかも
下部に互いに平行な複数の係止山（１３’）をもつ板状
の雄型係止部（１３）を有する連結バー（２）と、上部
に、互いに平行な複数の係止溝（１４’）をその内面に
もつ雌型係止部（１４）を有し、下部に左右水平に延び
る鍔部（１５）を有する連結クランプ（３）と、さら
に、板状の天井パネル（４）、とを含む天井の構造であ
って、上記連結バー（２）の被係合部（１０）が吊り金
具（１）の係合部（９）に係合されており、上記連結バ
ー（２）の雄型係止部（１３）が連結クランプ（３）の
雌型係止部（１４）内の所定の位置に係止されており、
しかも、上記天井パネル（４）が、上記連結バー（２）
の鍔部（１２）と上記連結クランプ（３）の鍔部（１
５）とで形成される空間に挟まれて保持されていること
を特徴とする天井の構造、が形成されることになる。
げ工法によって、図１および図５に示すような天井の構
造、すなわち、上部に巻き付け取付け部（８）を有し、
下部に係合部（９）を有する吊り金具（１）と、上部に
被係合部（１０）および平行立上り部（１１）を有し、
中央部に左右水平に延びる鍔部（１２）を有し、しかも
下部に互いに平行な複数の係止山（１３’）をもつ板状
の雄型係止部（１３）を有する連結バー（２）と、上部
に、互いに平行な複数の係止溝（１４’）をその内面に
もつ雌型係止部（１４）を有し、下部に左右水平に延び
る鍔部（１５）を有する連結クランプ（３）と、さら
に、板状の天井パネル（４）、とを含む天井の構造であ
って、上記連結バー（２）の被係合部（１０）が吊り金
具（１）の係合部（９）に係合されており、上記連結バ
ー（２）の雄型係止部（１３）が連結クランプ（３）の
雌型係止部（１４）内の所定の位置に係止されており、
しかも、上記天井パネル（４）が、上記連結バー（２）
の鍔部（１２）と上記連結クランプ（３）の鍔部（１
５）とで形成される空間に挟まれて保持されていること
を特徴とする天井の構造、が形成されることになる。
【００１８】なお、連結バー（２）および連結クランプ
（３）は、共に、アルミニウム、スチールなどの金属
製、プラスチック製が用いられるが、連結クランプ
（３）に関しては、硬質合成樹脂製であることが好まし
い。あるいは硬質のゴムであってもよい。
（３）は、共に、アルミニウム、スチールなどの金属
製、プラスチック製が用いられるが、連結クランプ
（３）に関しては、硬質合成樹脂製であることが好まし
い。あるいは硬質のゴムであってもよい。
【００１９】
【実施例】以下に、本発明の天井パネルの吊り下げ工法
の一例を示す実施例を、図５を参照しながら具体的に説
明するが、本発明はこの実施例によって何ら限定される
ものではない。
の一例を示す実施例を、図５を参照しながら具体的に説
明するが、本発明はこの実施例によって何ら限定される
ものではない。
【００２０】まず、図５に示すように、軽量鉄骨（Ｃ型
鋼）の屋根下地または木の屋根下地（いずれも図示せ
ず）に吊りボルト（５）が取り付けられ、この吊りボル
ト（５）に、調節ハンガー（６）を介して複数本の野縁
受けチャンネル（７）が取り付けられる。そして、これ
らの野縁受けチャンネル（７）に吊り金具（１）が吊り
下げて取付け（固定）られる。この吊り金具（１）に
は、連結バー（２）が係合して取付けられる。 次い
で、連結バー（２）の中央にあって左右水平に延びる鍔
部（１２）に、その下から天井パネルである発泡ポリス
チレン板（９００×１８００ｍｍ）（４）をあてがい、
さらにその下から硬質ポリ塩化ビニル樹脂製の連結クラ
ンプ（３）をあてがった後、連結バー（２）の下部の雄
型係止部に連結クランプ（３）の雌型係止部を嵌合させ
て係止し、仮止めする。この際、この嵌合によって、連
結バー（２）の板状の雄型係止部（１３）の係止山（１
３’）と、連結クランプ（３）の雌型係止部中の係止溝
（１４’）とが互いに噛み合うとともに、連結クランプ
（３）のプラスッチックスの弾力性によって強く締めつ
けられて、一定の箇所で係止される。
鋼）の屋根下地または木の屋根下地（いずれも図示せ
ず）に吊りボルト（５）が取り付けられ、この吊りボル
ト（５）に、調節ハンガー（６）を介して複数本の野縁
受けチャンネル（７）が取り付けられる。そして、これ
らの野縁受けチャンネル（７）に吊り金具（１）が吊り
下げて取付け（固定）られる。この吊り金具（１）に
は、連結バー（２）が係合して取付けられる。 次い
で、連結バー（２）の中央にあって左右水平に延びる鍔
部（１２）に、その下から天井パネルである発泡ポリス
チレン板（９００×１８００ｍｍ）（４）をあてがい、
さらにその下から硬質ポリ塩化ビニル樹脂製の連結クラ
ンプ（３）をあてがった後、連結バー（２）の下部の雄
型係止部に連結クランプ（３）の雌型係止部を嵌合させ
て係止し、仮止めする。この際、この嵌合によって、連
結バー（２）の板状の雄型係止部（１３）の係止山（１
３’）と、連結クランプ（３）の雌型係止部中の係止溝
（１４’）とが互いに噛み合うとともに、連結クランプ
（３）のプラスッチックスの弾力性によって強く締めつ
けられて、一定の箇所で係止される。
【００２１】また、この係止の際、複数の天井パネル
（４）の間に隙間ができないように、天井パネル（４）
の側断面に設けられたスリット（１６）に細長い実（１
７）を挿入して互いに一体として、隙間をうめる。この
場合、天井パネルの実加工、相ジャクリ加工によっても
よい。
（４）の間に隙間ができないように、天井パネル（４）
の側断面に設けられたスリット（１６）に細長い実（１
７）を挿入して互いに一体として、隙間をうめる。この
場合、天井パネルの実加工、相ジャクリ加工によっても
よい。
【００２２】最後に、連結クランプ（３）の雌型係止部
を、連結バー（２）の雄型係止部（１３）に、さらに押
しつけることによって、仮止めされていた位置から他の
深い位置に係止位置を移動させる。この係止位置の移動
によって、天井パネル（４）は、連結バー（２）の鍔部
（１２）と連結クランプ（３）の鍔部（１５）とで形成
される空間に、ぴったりと強く保持されることになる。
を、連結バー（２）の雄型係止部（１３）に、さらに押
しつけることによって、仮止めされていた位置から他の
深い位置に係止位置を移動させる。この係止位置の移動
によって、天井パネル（４）は、連結バー（２）の鍔部
（１２）と連結クランプ（３）の鍔部（１５）とで形成
される空間に、ぴったりと強く保持されることになる。
【００２３】
【作用】本発明では、特殊な構造の連結クランプを用
い、そしてこの連結クランプが連結バーと組み合わされ
ているので、連結クランプの弾力性と、さらに、連結ク
ランプの雌型係止部内の係止溝と連結バーの雄型係止部
の係止山とによって、比較的軽量で厚手の天井パネルを
強く把持して保持することができる。しかも、この作業
をワンタッチの動作で行うことができる。なお、連結ク
ランプが、硬質の合成樹脂で構成されている場合は、プ
ラスッチックスの弾力性を有効に活用することができ
る。
い、そしてこの連結クランプが連結バーと組み合わされ
ているので、連結クランプの弾力性と、さらに、連結ク
ランプの雌型係止部内の係止溝と連結バーの雄型係止部
の係止山とによって、比較的軽量で厚手の天井パネルを
強く把持して保持することができる。しかも、この作業
をワンタッチの動作で行うことができる。なお、連結ク
ランプが、硬質の合成樹脂で構成されている場合は、プ
ラスッチックスの弾力性を有効に活用することができ
る。
【００２４】
１．天井パネルの厚みに応じて、連結バーの鍔部と連結
クランプの鍔部とで形成される空間を自由に変化させる
ことができるので、どのような厚みの天井パネルにも対
応できる。 ２．本発明の工法によれば、天井が全て天井パネルで覆
われることになるので、いかなる金属面も表に顕れるこ
とはない。 ３．連結クランプを押し込むだけで天井パネルの取付け
が完了するので、現場での施工がきわめて容易である。 ４．比較的軽量で厚手の天井パネルをワンタッチで施工
できるので、畜舎の天井断熱に適している。
クランプの鍔部とで形成される空間を自由に変化させる
ことができるので、どのような厚みの天井パネルにも対
応できる。 ２．本発明の工法によれば、天井が全て天井パネルで覆
われることになるので、いかなる金属面も表に顕れるこ
とはない。 ３．連結クランプを押し込むだけで天井パネルの取付け
が完了するので、現場での施工がきわめて容易である。 ４．比較的軽量で厚手の天井パネルをワンタッチで施工
できるので、畜舎の天井断熱に適している。
【図１】本発明の工法の一例を説明する説明図である。
【図２】本発明で用いる吊り金具を示す斜視図である。
【図３】本発明で用いる連結バーを示す斜視図である。
【図４】本発明で用いる連結クランプを示す斜視図であ
る。
る。
【図５】本発明の実施例で用いた工法の具体例を説明す
る説明図である。
る説明図である。
１． 吊り金具 ２． 連結バー ３． 連結クランプ ４． 天井パネル ５． 吊りボルト ６． 調節ハンガー ７． 野縁受けチャンネル ８． 取付け部 ９． 係合部 １０． 被係合部 １１． 平行立上り部 １２． 鍔部 １３． 雄型係止部 １３’ 係止山 １４． 雌型係止部 １４’ 係止溝 １５． 鍔部 １６． スリット １７． 実
Claims (6)
- 【請求項１】 連結バー（２）の中央部の左右水平に延
びる鍔部に、天井パネル（４）の縁をあてがいつつ、上
記天井パネル（４）の下から、連結クランプ（３）の雌
型係止部を上記連結バー（２）の下部の雄型係止部に押
し込んで、連結バー（２）と連結クランプ（３）とを所
定の位置で一旦係止した後、下部の左右水平に延びる鍔
部を有する連結クランプ（３）の雌型係止部を、連結バ
ー（２）の下部の雄型係止部に、さらに押し込んで、連
結バー（２）の上記鍔部と連結クランプ（３）の下部の
上記鍔部とで形成される空間に、上記天井パネル（４）
を保持することを特徴とする天井パネルの吊り下げ工
法。 - 【請求項２】 連結バー（２）の下部の雄型係止部に、
連結クランプ（３）の雌型係止部を押し込んで、上記連
結バー（２）と上記連結クランプ（３）とを所定の位置
に一旦係止し、次いで、上記連結バー（２）の中央部の
左右水平に延びる鍔部と上記連結クランプ（３）の下部
の左右水平に延びる鍔部とで形成される空間に、上記天
井パネル（４）の縁を挿入した後、上記連結クランプ
（３）の雌型係止部を、連結バー（２）の下部の雄型係
止部に、さらに押し込んで、上記天井パネル（４）を保
持することを特徴とする天井パネルの吊り下げ工法。 - 【請求項３】 上部に取付け部（８）を有し、下部に係
合部（９）を有する吊り金具（１）と、上部に被係合部
（１０）および平行立上り部（１１）を有し、中央部に
左右水平に延びる鍔部（１２）を有し、しかも下部に互
いに平行な複数の係止山（１３’）をもつ板状の雄型係
止部（１３）を有する連結バー（２）と、上部に、互い
に平行な複数の係止溝（１４’）をその内面にもつ雌型
係止部（１４）を有し、下部に左右水平に延びる鍔部
（１５）を有する連結クランプ（３）と、さらに、板状
の天井パネル（４）、とを含む天井の構造であって、上
記連結バー（２）の被係合部（１０）が吊り金具（１）
の係合部（９）に係合されており、上記連結バー（２）
の雄型係止部（１３）が連結クランプ（３）の雌型係止
部（１４）内の所定の位置に係止されており、しかも、
上記天井パネル（４）が、上記連結バー（２）の鍔部
（１２）と上記連結クランプ（３）の鍔部（１５）とで
形成される空間に挟まれて保持されていることを特徴と
する天井の構造。 - 【請求項４】 連結バー（２）が金属製であり、連結ク
ランプ（３）が合成樹脂製であることを特徴とする請求
項３記載の天井の構造。 - 【請求項５】 （Ａ）上部に、被係合部（１０）を頂部
に有する平行立上り部（１１）、中央部に、上記平行立
上り部を中央に載せて左右水平に延びる鍔部（１２）、
および、下部には、上記鍔部中央より垂下する互いに平
行な複数の係止山（１３’）を両面にもつ板状の雄型係
止部（１３）とを有する連結バー（２）、並びに、
（Ｂ）上部に、互いに平行な複数の係止溝（１４’）を
その内面にもつ雌型係止部（１４）、および、下部に
は、上記雌型係止部を中央に載せて左右水平に延びる鍔
部（１５）とを有する連結クランプ（３）、とからなる
ことを特徴とする天井パネルの吊り下げ部材。 - 【請求項６】 連結バー（２）が金属製であり、連結ク
ランプ（３）が合成樹脂製であることを特徴とする請求
項５記載の天井パネルの吊り下げ部材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7221185A JPH0949288A (ja) | 1995-08-08 | 1995-08-08 | 天井パネルの吊り下げ工法、天井の構造及び天井パネルの吊り下げ部材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7221185A JPH0949288A (ja) | 1995-08-08 | 1995-08-08 | 天井パネルの吊り下げ工法、天井の構造及び天井パネルの吊り下げ部材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0949288A true JPH0949288A (ja) | 1997-02-18 |
Family
ID=16762816
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7221185A Withdrawn JPH0949288A (ja) | 1995-08-08 | 1995-08-08 | 天井パネルの吊り下げ工法、天井の構造及び天井パネルの吊り下げ部材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0949288A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2021011691A (ja) * | 2019-07-04 | 2021-02-04 | 株式会社桐井製作所 | 天井板支持具、天井構造およびその施工方法 |
-
1995
- 1995-08-08 JP JP7221185A patent/JPH0949288A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2021011691A (ja) * | 2019-07-04 | 2021-02-04 | 株式会社桐井製作所 | 天井板支持具、天井構造およびその施工方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6574936B1 (en) | Fabric wall panel system | |
| FI95614B (fi) | Riippuva kasettikatto | |
| CA2073819C (en) | Tackable tile and method of making the same | |
| US4731960A (en) | Molding strip assembly with reveal and shelving system for use in constructing flexible wall coverings | |
| US3826054A (en) | Building insulation and sheathing | |
| US6324797B1 (en) | Method and apparatus for covering surfaces | |
| EA003545B1 (ru) | Профиль для крепления натянутого полотна и содержащая его декоративная перегородка, такая как декоративный потолок или декоративная стенка | |
| US3995405A (en) | Panel molding | |
| WO1991004380A1 (en) | Glazing bar systems | |
| US5687526A (en) | Trackless drop ceiling system | |
| JPH0949288A (ja) | 天井パネルの吊り下げ工法、天井の構造及び天井パネルの吊り下げ部材 | |
| JP2009046924A (ja) | 壁装材貼設パネルの取付構造およびその取付施工方法 | |
| JP3266834B2 (ja) | 建築用パネル及び建築用パネルの製造方法 | |
| EP0976350B1 (en) | Curtain hanging member | |
| CN215211859U (zh) | 一种全轻混凝土保温墙板 | |
| JPH028977Y2 (ja) | ||
| JPS5923849Y2 (ja) | 板の曲げ継ぎ装置 | |
| CN208996377U (zh) | 一种用于铝塑复合地板的铝合金底座 | |
| JP2683905B2 (ja) | 壁面板と壁面下地との接合構造 | |
| JPH1144039A (ja) | 建築用パネル及び建築用パネルの製造方法 | |
| JPH10252257A (ja) | カバー材 | |
| JP3773480B2 (ja) | 床パネル | |
| JPH073902A (ja) | 断熱材の設置方法 | |
| JPH01178658A (ja) | 壁面装飾板 | |
| JP3513741B2 (ja) | 笠木装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20021105 |