JPH094553A - 原動機の進角制御方法 - Google Patents
原動機の進角制御方法Info
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- JPH094553A JPH094553A JP8069368A JP6936896A JPH094553A JP H094553 A JPH094553 A JP H094553A JP 8069368 A JP8069368 A JP 8069368A JP 6936896 A JP6936896 A JP 6936896A JP H094553 A JPH094553 A JP H094553A
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02P—IGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
- F02P5/00—Advancing or retarding ignition; Control therefor
- F02P5/04—Advancing or retarding ignition; Control therefor automatically, as a function of the working conditions of the engine or vehicle or of the atmospheric conditions
- F02P5/145—Advancing or retarding ignition; Control therefor automatically, as a function of the working conditions of the engine or vehicle or of the atmospheric conditions using electrical means
- F02P5/15—Digital data processing
- F02P5/1502—Digital data processing using one central computing unit
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02P—CONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
- H02P6/00—Arrangements for controlling synchronous motors or other dynamo-electric motors using electronic commutation dependent on the rotor position; Electronic commutators therefor
- H02P6/08—Arrangements for controlling the speed or torque of a single motor
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/40—Engine management systems
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- Theoretical Computer Science (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
- Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 １つの小さなテーブルを用いて容易に回転速
度、周期と進角時間とを対応させることができる電子制
御式の電動機進角制御方法を提供する。 【構成】 ２進数で表現され、かつ或る第１の桁数を最
大の桁数とするデジタル値に変換された回転周期をその
最上位桁から、最大で第１の桁数よりも少ない第２の桁
数だけ抽出し、これを桁揃え、または第１の桁数、第２
の桁数及び回転周期の最小値に応じて演算により変換し
て回転周期パラメータを求め、該パラメータと進角時間
との対応テーブルに照合して或る回転速度に於ける進角
時間を求めることにより、１つの小さなテーブルを用い
て容易に回転速度または回転周期と進角時間とを対応さ
せることができ、小容量の記憶装置で対応可能となる。
度、周期と進角時間とを対応させることができる電子制
御式の電動機進角制御方法を提供する。 【構成】 ２進数で表現され、かつ或る第１の桁数を最
大の桁数とするデジタル値に変換された回転周期をその
最上位桁から、最大で第１の桁数よりも少ない第２の桁
数だけ抽出し、これを桁揃え、または第１の桁数、第２
の桁数及び回転周期の最小値に応じて演算により変換し
て回転周期パラメータを求め、該パラメータと進角時間
との対応テーブルに照合して或る回転速度に於ける進角
時間を求めることにより、１つの小さなテーブルを用い
て容易に回転速度または回転周期と進角時間とを対応さ
せることができ、小容量の記憶装置で対応可能となる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばエンジンの
点火プラグの点火時期やブラシレスモータに供給する電
源電力のスイッチング信号の転流時期の進角制御に用い
るのに適した原動機の進角制御方法に関し、特に原動機
をその回転速度に応じて進角をルックアップテーブルに
より決定する形式の原動機の進角制御方法。
点火プラグの点火時期やブラシレスモータに供給する電
源電力のスイッチング信号の転流時期の進角制御に用い
るのに適した原動機の進角制御方法に関し、特に原動機
をその回転速度に応じて進角をルックアップテーブルに
より決定する形式の原動機の進角制御方法。
【０００２】
【従来の技術】エンジン燃焼時の点火時期はその回転速
度に応じて変える必要があり、従来はこれを遠心ガバナ
などを用いて機械的に制御していた。このとき、エンジ
ンが高回転になるほど進角時間が大きくなると共にきめ
細かい制御が必要になる。
度に応じて変える必要があり、従来はこれを遠心ガバナ
などを用いて機械的に制御していた。このとき、エンジ
ンが高回転になるほど進角時間が大きくなると共にきめ
細かい制御が必要になる。
【０００３】一方近年、より適正な制御を行うべくエン
ジンの回転速度を検出し、これをデジタル変換して各回
転域に応じた進角時間を電子的に制御する形式の点火時
期制御装置が採用されてきた。
ジンの回転速度を検出し、これをデジタル変換して各回
転域に応じた進角時間を電子的に制御する形式の点火時
期制御装置が採用されてきた。
【０００４】このような電子制御式の点火時期制御装置
にあっては、回転速度を検出してデジタル変換した後、
ルックアップテーブルにより、回転速度に対応する進角
時間を求めていた。ここで、回転速度または回転周期を
対応テーブルをもって直接進角時間と対応させるとテー
ブルが膨大になることから、まず回転速度または回転周
期をｎ個のパラメータＮに変換する第１のテーブルにて
パラメータＮに変換し、このパラメータＮと進角時間と
が対応する第２のテーブルをもって進角時間を求めるよ
うにすることが一般的であった。ここで、上記したよう
にエンジンが高回転になるほどきめ細かい制御が必要に
なることから、第１のテーブルによって回転速度とパラ
メータＮとを多対１で対応させるだけではなく、高回転
域になるに従い１対１の対応に近づけて分解能を上げる
ようにしていた。
にあっては、回転速度を検出してデジタル変換した後、
ルックアップテーブルにより、回転速度に対応する進角
時間を求めていた。ここで、回転速度または回転周期を
対応テーブルをもって直接進角時間と対応させるとテー
ブルが膨大になることから、まず回転速度または回転周
期をｎ個のパラメータＮに変換する第１のテーブルにて
パラメータＮに変換し、このパラメータＮと進角時間と
が対応する第２のテーブルをもって進角時間を求めるよ
うにすることが一般的であった。ここで、上記したよう
にエンジンが高回転になるほどきめ細かい制御が必要に
なることから、第１のテーブルによって回転速度とパラ
メータＮとを多対１で対応させるだけではなく、高回転
域になるに従い１対１の対応に近づけて分解能を上げる
ようにしていた。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ルック
アップテーブルを２つ用意すると、回転速度と進角時間
とを直接対応させるテーブルよりは小さいものの容量の
大きな記憶装置が必要になる。
アップテーブルを２つ用意すると、回転速度と進角時間
とを直接対応させるテーブルよりは小さいものの容量の
大きな記憶装置が必要になる。
【０００６】一方、ブラシレスモータに於いても供給す
る電源電力のスイッチング信号の転流時期を進角制御す
ることから上記と同様な問題がある。
る電源電力のスイッチング信号の転流時期を進角制御す
ることから上記と同様な問題がある。
【０００７】本発明は上記したような従来技術の問題点
に鑑みなされたものであり、その主な目的は、１つの小
さなルックアップテーブルを用いて容易に回転速度また
は回転周期と進角時間とを対応させることができ、小容
量の記憶装置で対応可能な電子制御式の原動機の進角制
御方法を提供することにある。
に鑑みなされたものであり、その主な目的は、１つの小
さなルックアップテーブルを用いて容易に回転速度また
は回転周期と進角時間とを対応させることができ、小容
量の記憶装置で対応可能な電子制御式の原動機の進角制
御方法を提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上述した目的は本発明に
よれば、原動機をその回転速度に応じて進角制御するた
めの方法であって、前記原動機の回転周期を検出して２
進数で表現され、かつ或る第１桁数を最大の桁数とする
デジタル値に変換し、前記デジタル変換された回転周期
をその最上位桁から、最大で前記第１の桁数よりも少な
い第２の桁数だけ抽出し、前記抽出値を桁揃え、または
前記第１の桁数、前記第２の桁数及び前記回転周期の最
小値に応じて演算により変換して回転周期パラメータを
求め、該パラメータと進角時間との対応テーブルに照合
して或る回転速度に於ける進角時間を求めることを特徴
とする原動機の進角制御方法を提供することにより達成
される。特に、前記最小値の桁数が前記第２の桁数以上
の場合に於ける前記回転周期パラメータを求める課程
が、前記抽出値の桁数をｉとして、前記デジタル変換さ
れた回転周期が前記最小値と同じ桁の２進数のときは該
回転周期の抽出値から２i-1を減じた値を回転周期パラ
メータとし、前記デジタル変換された回転周期が前記最
小値よりも１桁大きい桁の２進数のときは、前記回転周
期の抽出値をそのまま回転周期パラメータとし、前記デ
ジタル変換された回転周期が前記最小値よりも２桁以上
大きい桁の２進数のときは、その大きい桁数をｊとし
て、前記回転周期の抽出値に２i+j-3を加えた値を回転
周期パラメータとすると良い。
よれば、原動機をその回転速度に応じて進角制御するた
めの方法であって、前記原動機の回転周期を検出して２
進数で表現され、かつ或る第１桁数を最大の桁数とする
デジタル値に変換し、前記デジタル変換された回転周期
をその最上位桁から、最大で前記第１の桁数よりも少な
い第２の桁数だけ抽出し、前記抽出値を桁揃え、または
前記第１の桁数、前記第２の桁数及び前記回転周期の最
小値に応じて演算により変換して回転周期パラメータを
求め、該パラメータと進角時間との対応テーブルに照合
して或る回転速度に於ける進角時間を求めることを特徴
とする原動機の進角制御方法を提供することにより達成
される。特に、前記最小値の桁数が前記第２の桁数以上
の場合に於ける前記回転周期パラメータを求める課程
が、前記抽出値の桁数をｉとして、前記デジタル変換さ
れた回転周期が前記最小値と同じ桁の２進数のときは該
回転周期の抽出値から２i-1を減じた値を回転周期パラ
メータとし、前記デジタル変換された回転周期が前記最
小値よりも１桁大きい桁の２進数のときは、前記回転周
期の抽出値をそのまま回転周期パラメータとし、前記デ
ジタル変換された回転周期が前記最小値よりも２桁以上
大きい桁の２進数のときは、その大きい桁数をｊとし
て、前記回転周期の抽出値に２i+j-3を加えた値を回転
周期パラメータとすると良い。
【０００９】回転周期が長くなるほど回転速度は低くな
ることから、これを２進表示してその上位から所定ビッ
ト（第２のビット数）抽出し、これを進角時間決定用の
パラメータに用いることにより、桁上がりする度にその
表示精度が粗くなる。即ち、回転周期が短くなり、回転
速度が高くなる程きめ細かな進角制御を行い、回転周期
が長くなり、回転速度が低くなる程比較的大まかな制御
となる。これは点火タイミングの望ましい制御パターン
と一致する。特に、回転周期の最小値の桁数が抽出桁数
以上の場合には、回転周期パラメータを求めるのに、抽
出桁数をｉとして、デジタル変換された回転周期が上記
最小値と同じ桁の２進数のときは該回転周期の抽出値か
ら２i-1を減じた値を回転周期パラメータとし、上記最
小値よりも１桁大きい桁の２進数のときは、前記回転周
期の抽出値をそのまま回転周期パラメータとし、上記最
小値よりも２桁以上大きい桁の２進数のときは、その大
きい桁数をｊとして、前記回転周期の抽出値に２i+j-3
を加えた値を回転周期パラメータとすることにより、上
記所定ビットで表現される連続する数となり、対応テー
ブルを一層小さくできる。
ることから、これを２進表示してその上位から所定ビッ
ト（第２のビット数）抽出し、これを進角時間決定用の
パラメータに用いることにより、桁上がりする度にその
表示精度が粗くなる。即ち、回転周期が短くなり、回転
速度が高くなる程きめ細かな進角制御を行い、回転周期
が長くなり、回転速度が低くなる程比較的大まかな制御
となる。これは点火タイミングの望ましい制御パターン
と一致する。特に、回転周期の最小値の桁数が抽出桁数
以上の場合には、回転周期パラメータを求めるのに、抽
出桁数をｉとして、デジタル変換された回転周期が上記
最小値と同じ桁の２進数のときは該回転周期の抽出値か
ら２i-1を減じた値を回転周期パラメータとし、上記最
小値よりも１桁大きい桁の２進数のときは、前記回転周
期の抽出値をそのまま回転周期パラメータとし、上記最
小値よりも２桁以上大きい桁の２進数のときは、その大
きい桁数をｊとして、前記回転周期の抽出値に２i+j-3
を加えた値を回転周期パラメータとすることにより、上
記所定ビットで表現される連続する数となり、対応テー
ブルを一層小さくできる。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態を
添付の図面について詳しく説明する。図１は、本発明が
適用されたエンジンの点火時期制御装置の構成を示すブ
ロック図である。Ａ／Ｄ変換器１に入力されたエンジン
の回転周期は、Ａ／Ｄ変換され、ＭＰＵ２に１６ビット
（第１の桁数）の２進数として入力される。また、点火
基準位置信号もＭＰＵ２に入力される。そして、その上
位８ビット（第２の桁数ｉ）が抽出されると共に後記す
る回転周期パラメータＮに変換され、該パラメータＮと
進角時間との対応テーブルとしてのＬＵＴ３に照合さ
れ、その出力、即ち進角時間が図示されない点火装置側
に出力されることとなる。
添付の図面について詳しく説明する。図１は、本発明が
適用されたエンジンの点火時期制御装置の構成を示すブ
ロック図である。Ａ／Ｄ変換器１に入力されたエンジン
の回転周期は、Ａ／Ｄ変換され、ＭＰＵ２に１６ビット
（第１の桁数）の２進数として入力される。また、点火
基準位置信号もＭＰＵ２に入力される。そして、その上
位８ビット（第２の桁数ｉ）が抽出されると共に後記す
る回転周期パラメータＮに変換され、該パラメータＮと
進角時間との対応テーブルとしてのＬＵＴ３に照合さ
れ、その出力、即ち進角時間が図示されない点火装置側
に出力されることとなる。
【００１１】ここで、図２に示すように、本実施形態で
は回転周期の最小値を２進表示で１０００００００００
００（１０進表示で２11＝２０４８）とし、最大値を１
１１１１１１１０００００００（１０進表示で６５２８
０）とする。
は回転周期の最小値を２進表示で１０００００００００
００（１０進表示で２11＝２０４８）とし、最大値を１
１１１１１１１０００００００（１０進表示で６５２８
０）とする。
【００１２】次に、１６ビットの２進数として表現され
た回転周期の上位８ビットを抽出して回転周期パラメー
タＮに変換する手順を図２を参照して説明する。まず、
図に破線で示すように、１６ビット表現された回転周期
の上位８ビットを抽出する。そして、その抽出前の回転
周期が上記最小値と同じ桁数のときは図２のＡの部分に
示すように、８ビットの抽出値から２i-1＝２7（＝１０
００００００）を減じて回転周期パラメータＮとする。
また、抽出前の回転周期が上記最小値よりも１桁大きけ
れば図２のＢの部分に示すように、８ビットの抽出値を
そのまま回転周期パラメータＮとする。更に、抽出前の
回転周期が上記最小値よりも２桁以上大きければその大
きい桁数をｊとして８ビットの抽出値に２i+j-3を加え
て回転周期パラメータＮとする。例えば、図２のＣの部
分は抽出前の回転周期が上記最小値よりも２桁大きいこ
とから８ビットの抽出値に２i+j-3＝２7（＝１００００
０００）を加えて回転周期パラメータＮとし、図２のＤ
の部分は抽出前の回転周期が上記最小値よりも３桁大き
いことから８ビットの抽出値に２i+j-3＝２8（＝１００
００００００）を加えて回転周期パラメータＮとしてい
る。
た回転周期の上位８ビットを抽出して回転周期パラメー
タＮに変換する手順を図２を参照して説明する。まず、
図に破線で示すように、１６ビット表現された回転周期
の上位８ビットを抽出する。そして、その抽出前の回転
周期が上記最小値と同じ桁数のときは図２のＡの部分に
示すように、８ビットの抽出値から２i-1＝２7（＝１０
００００００）を減じて回転周期パラメータＮとする。
また、抽出前の回転周期が上記最小値よりも１桁大きけ
れば図２のＢの部分に示すように、８ビットの抽出値を
そのまま回転周期パラメータＮとする。更に、抽出前の
回転周期が上記最小値よりも２桁以上大きければその大
きい桁数をｊとして８ビットの抽出値に２i+j-3を加え
て回転周期パラメータＮとする。例えば、図２のＣの部
分は抽出前の回転周期が上記最小値よりも２桁大きいこ
とから８ビットの抽出値に２i+j-3＝２7（＝１００００
０００）を加えて回転周期パラメータＮとし、図２のＤ
の部分は抽出前の回転周期が上記最小値よりも３桁大き
いことから８ビットの抽出値に２i+j-3＝２8（＝１００
００００００）を加えて回転周期パラメータＮとしてい
る。
【００１３】図２の右側に示すように、上記のように変
換された回転周期パラメータＮは、ｉ＋１＝９桁（ビッ
ト）で表現される０００００００００（０）〜１１１１
１１１１１（５１１）の連続する５１２通りの２進数と
なる。従って、ＬＵＴ３として、この５１２通りの回転
周期パラメータＮと例えば１６ビットの進角時間との対
応テーブルを用意すれば良い（図３）。
換された回転周期パラメータＮは、ｉ＋１＝９桁（ビッ
ト）で表現される０００００００００（０）〜１１１１
１１１１１（５１１）の連続する５１２通りの２進数と
なる。従って、ＬＵＴ３として、この５１２通りの回転
周期パラメータＮと例えば１６ビットの進角時間との対
応テーブルを用意すれば良い（図３）。
【００１４】尚、本実施例では１６ビットで表現された
最大１６桁の回転周期をその最上位桁から８ビット抽出
し、９ビットの回転周期パラメータＮに変換したが、例
えば１５ビットや１７ビットなど他のビット数（第１の
桁数）で表現された回転周期を７ビットや９ビットなど
他のビット数（第２の桁数ｉ）だけ抽出しても同様に連
続した回転周期パラメータＮに変換できる。しかも最小
値が２の累乗であれば最小値を０にシフトして一層の効
率化を図ることもできる。
最大１６桁の回転周期をその最上位桁から８ビット抽出
し、９ビットの回転周期パラメータＮに変換したが、例
えば１５ビットや１７ビットなど他のビット数（第１の
桁数）で表現された回転周期を７ビットや９ビットなど
他のビット数（第２の桁数ｉ）だけ抽出しても同様に連
続した回転周期パラメータＮに変換できる。しかも最小
値が２の累乗であれば最小値を０にシフトして一層の効
率化を図ることもできる。
【００１５】一方、或る第１の桁数で表現された回転周
期の最上位桁から第２の桁数だけ抽出してそれよりも下
位の桁に０を代入し桁揃えして回転周期パラメータＮと
しても、回転周期パラメータＮの桁数が多くなると共に
必ずしも連続しないものの上記と同様な制御が可能であ
る。
期の最上位桁から第２の桁数だけ抽出してそれよりも下
位の桁に０を代入し桁揃えして回転周期パラメータＮと
しても、回転周期パラメータＮの桁数が多くなると共に
必ずしも連続しないものの上記と同様な制御が可能であ
る。
【００１６】図３は、本発明が適用された電気自動車用
ブラシレスモータの駆動制御装置の概略構成を示すブロ
ック図である。Ａ／Ｄ変換器１１に入力されたモータの
回転周期は、Ａ／Ｄ変換され、ＭＰＵ１２に１６ビット
（第１の桁数）の２進数として入力される。また、モー
タのロータ位置信号もＭＰＵ１２に入力される。そし
て、その上位８ビット（第２の桁数ｉ）が抽出されると
共に後記する回転周期パラメータＮに変換され、該パラ
メータＮと進角時間との対応テーブルとしてのＬＵＴ１
３に照合され、その出力、即ち進角時間が図示されない
駆動装置側に出力されることとなる。その手順は上記し
たエンジンの点火装置の場合と同様であり、その説明は
省略する。
ブラシレスモータの駆動制御装置の概略構成を示すブロ
ック図である。Ａ／Ｄ変換器１１に入力されたモータの
回転周期は、Ａ／Ｄ変換され、ＭＰＵ１２に１６ビット
（第１の桁数）の２進数として入力される。また、モー
タのロータ位置信号もＭＰＵ１２に入力される。そし
て、その上位８ビット（第２の桁数ｉ）が抽出されると
共に後記する回転周期パラメータＮに変換され、該パラ
メータＮと進角時間との対応テーブルとしてのＬＵＴ１
３に照合され、その出力、即ち進角時間が図示されない
駆動装置側に出力されることとなる。その手順は上記し
たエンジンの点火装置の場合と同様であり、その説明は
省略する。
【００１７】
【発明の効果】以上の説明により明らかなように、本発
明による原動機の進角制御方法によれば、２進数で表現
され、かつ或る第１の桁数を最大の桁数とするデジタル
値に変換された回転周期をその最上位桁から、最大で第
１の桁数よりも少ない第２の桁数だけ抽出し、これを桁
揃え、または第１の桁数、第２の桁数及び回転周期の最
小値に応じて演算により変換して回転周期パラメータを
求め、該パラメータと進角時間との対応テーブルに照合
して或る回転速度に於ける進角時間を求めることによ
り、１つの小さなルックアップテーブルを用いて容易に
回転速度または回転周期と進角時間とを対応させること
ができ、小容量の記憶装置で対応可能となる。特に、回
転周期の最小値の桁数が抽出桁数以上の場合には、回転
周期パラメータを求めるのに、抽出桁数をｉとして、デ
ジタル変換された回転周期が上記最小値と同じ桁の２進
数のときは該回転周期の抽出値から２i-1を減じた値を
回転周期パラメータとし、上記最小値よりも１桁大きい
桁の２進数のときは、前記回転周期の抽出値をそのまま
回転周期パラメータとし、上記最小値よりも２桁以上大
きい桁の２進数のときは、その大きい桁数をｊとして、
前記回転周期の抽出値に２i+j-3を加えた値を回転周期
パラメータとすることにより、上記所定ビットで表現さ
れる連続する数となり、対応テーブルを一層小さくでき
る。
明による原動機の進角制御方法によれば、２進数で表現
され、かつ或る第１の桁数を最大の桁数とするデジタル
値に変換された回転周期をその最上位桁から、最大で第
１の桁数よりも少ない第２の桁数だけ抽出し、これを桁
揃え、または第１の桁数、第２の桁数及び回転周期の最
小値に応じて演算により変換して回転周期パラメータを
求め、該パラメータと進角時間との対応テーブルに照合
して或る回転速度に於ける進角時間を求めることによ
り、１つの小さなルックアップテーブルを用いて容易に
回転速度または回転周期と進角時間とを対応させること
ができ、小容量の記憶装置で対応可能となる。特に、回
転周期の最小値の桁数が抽出桁数以上の場合には、回転
周期パラメータを求めるのに、抽出桁数をｉとして、デ
ジタル変換された回転周期が上記最小値と同じ桁の２進
数のときは該回転周期の抽出値から２i-1を減じた値を
回転周期パラメータとし、上記最小値よりも１桁大きい
桁の２進数のときは、前記回転周期の抽出値をそのまま
回転周期パラメータとし、上記最小値よりも２桁以上大
きい桁の２進数のときは、その大きい桁数をｊとして、
前記回転周期の抽出値に２i+j-3を加えた値を回転周期
パラメータとすることにより、上記所定ビットで表現さ
れる連続する数となり、対応テーブルを一層小さくでき
る。
【図１】本発明が適用されたエンジンの点火時期制御装
置の構成を示すブロック図。
置の構成を示すブロック図。
【図２】エンジンの回転周期の回転周期パラメータＮへ
の変換を説明する表。
の変換を説明する表。
【図３】回転周期パラメータＮに対する進角時間のグラ
フ。
フ。
【図４】本発明が適用されたブラシレスモータの駆動制
御装置の構成を示すブロック図。
御装置の構成を示すブロック図。
１ Ａ／Ｄ変換器 ２ ＭＰＵ ３ ＬＵＴ １１ Ａ／Ｄ変換器 １２ ＭＰＵ １３ ＬＵＴ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩崎 保 群馬県桐生市広沢町１丁目2681番地 株式 会社三ツ葉電機製作所内
Claims (2)
- 【請求項１】 原動機をその回転速度に応じて進角制
御するための方法であって、 前記原動機の回転周期を検出して２進数で表現され、か
つ或る第１桁数を最大の桁数とするデジタル値に変換
し、 前記デジタル変換された回転周期をその最上位桁から、
最大で前記第１の桁数よりも少ない第２の桁数だけ抽出
し、 前記抽出値を桁揃え、または前記第１の桁数、前記第２
の桁数及び前記回転周期の最小値に応じて演算により変
換して回転周期パラメータを求め、該パラメータと進角
時間との対応テーブルに照合して或る回転速度に於ける
進角時間を求めることを特徴とする原動機の進角制御方
法。 - 【請求項２】 前記最小値の桁数が前記第２の桁数以
上の場合に於ける前記回転周期パラメータを求める課程
が、前記抽出値の桁数をｉとして、 前記デジタル変換された回転周期が前記最小値と同じ桁
の２進数のときは該回転周期の抽出値から２i-1を減じ
た値を回転周期パラメータとし、 前記デジタル変換された回転周期が前記最小値よりも１
桁大きい桁の２進数のときは、前記回転周期の抽出値を
そのまま回転周期パラメータとし、 前記デジタル変換された回転周期が前記最小値よりも２
桁以上大きい桁の２進数のときは、その大きい桁数をｊ
として、前記回転周期の抽出値に２i+j-3を加えた値を
回転周期パラメータとすることを特徴とする請求項１に
記載の原動機の進角制御方法。
Priority Applications (4)
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