JPH0942448A - コントロールケーブル - Google Patents

コントロールケーブル

Info

Publication number
JPH0942448A
JPH0942448A JP21106895A JP21106895A JPH0942448A JP H0942448 A JPH0942448 A JP H0942448A JP 21106895 A JP21106895 A JP 21106895A JP 21106895 A JP21106895 A JP 21106895A JP H0942448 A JPH0942448 A JP H0942448A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cable
boot
bellows
outer cable
end portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21106895A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Takahashi
浩二 高橋
Kazumasa Inoue
和正 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP21106895A priority Critical patent/JPH0942448A/ja
Publication of JPH0942448A publication Critical patent/JPH0942448A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Flexible Shafts (AREA)
  • Diaphragms And Bellows (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コントロールケーブルのアウタケーブルとイ
ンナケーブルとに跨がって取り付けられる蛇腹状ブーツ
が、コントロールケーブルの作動に伴って外側方へ湾曲
しにくいようにする。 【解決手段】 コントロールケーブル10におけるアウ
タケーブル11の端部14にインナライナ15が取り付
けられ、インナライナ15から突出したインナケーブル
12の端部16とアウタケーブル端部14との間に跨が
って蛇腹状ブーツ17が取り付けられ、蛇腹状ブーツ1
7の山18及び谷19が断面略U字状をなし、かつ、蛇
腹状ブーツ17の両端部から中央に向かって径が漸次増
大するように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、操作力の伝達等に
使用されるコントロールケーブル、とくに、その保護ブ
ーツの構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のコントロールケーブルは、図4に
示されているように、主としてアウタケーブル1とその
内部を摺動するインナケーブル2からなり、ブラケット
3に固定されたアウタケーブル1に対して、インナケー
ブル2の端部4が長手方向に相対変位し、インナケーブ
ル2がアウタケーブル1内を摺動することにより操作力
の伝達等を行い、この場合、アウタケーブル1に対する
インナケーブル2の滑りを良くするため、両ケーブル
1、2間の狭い隙間にはグリースが充填されている。
【0003】また、ダストや水分等が上記グリースに混
入してインナケーブル2の滑りを悪化させることを防止
するために、アウタケーブル1の端部5とインナケーブ
ル端部4との間に跨がって蛇腹状のブーツ6が取り付け
られているが、ブーツ6の各大径部7及び各小径部8は
それぞれ軸方向に同じ大きさで、大径部7の山及び小径
部8の谷を形成するいずれの屈曲部も断面が略V字状と
なっている。
【0004】従って、アウタケーブル1及びインナケー
ブル2の相対変位によりブーツ6が軸方向に圧縮される
と、ブーツ6の全長及び全周にわたって各略V字状断面
が必ずしも均等に変形するとは限らず、また、略V字状
断面の山及び谷を形成する部分が比較的容易に折れ曲が
るため、通常はブーツ6の中間部分が2点鎖線で示され
ているように外側方へ湾曲する。
【0005】また、コントロールケーブルはインナケー
ブル端部4及びアウタケーブル端部5の一方が軸方向と
直角に少々オフセットして、略平行状態で使用されるこ
とも多く、このときには、ブーツ6の上記湾曲現象は一
層顕著に現れやすくなる。このため、インナケーブル2
がブーツ5の谷内面に接触しやすくなって、両者の摺動
によりブーツ5の谷部分に小孔が明くおそれがあり、万
一小孔が生じると、ブーツ5を設けた目的が損なわれる
不具合があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、コン
トロールケーブルのアウタケーブルとインナケーブルと
に跨がって取り付けられる蛇腹状ブーツが、コントロー
ルケーブルの作動に伴って外側方へは湾曲しにくいよう
にすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため、本発明にかか
る請求項1所載のコントロールケーブルは、アウタケー
ブルと、同アウタケーブルの内部に摺動可能に配置され
て上記アウタケーブルの端部から端部が突出するインナ
ケーブルと、上記アウタケーブルの端部と上記インナケ
ーブルの端部との間に跨がって取り付けられ上記アウタ
ケーブルの端部から突出したインナケーブルを覆う軟質
の蛇腹状ブーツとを有し、上記蛇腹状ブーツの少なくと
も谷の内径が上記蛇腹状ブーツの両端部から中央に向か
うに従って増大するように形成されている。
【0008】従って、アウタケーブルの端部に対してア
ウタケーブルから突出したインナケーブルの端部が変位
することにより、インナケーブルがアウタケーブルの内
部を摺動して蛇腹状ブーツがその略軸方向に圧縮された
とき、蛇腹状ブーツの少なくとも谷の内径が蛇腹状ブー
ツの両端部から中央に向かうに従って増大するように形
成されているので、蛇腹状ブーツのとくに中央付近にお
ける谷の部分が蛇腹状ブーツの内径側へ変位することは
抑制され、このため、蛇腹状ブーツは外径側へ湾曲する
ことは制約されて、その軸方向へスムースに収縮しやす
くなる。
【0009】また、本発明にかかる請求項2所載のコン
トロールケーブルは、アウタケーブルと、同アウタケー
ブルの内部に摺動可能に配置されて上記アウタケーブル
の端部から端部が突出するインナケーブルと、上記アウ
タケーブルの端部と上記インナケーブルの端部との間に
跨がって取り付けられ上記アウタケーブルの端部から突
出したインナケーブルを覆う軟質の蛇腹状ブーツとを有
し、上記蛇腹状ブーツの山及びまたは谷が断面略U字状
に形成されている。
【0010】従って、アウタケーブルの端部に対してア
ウタケーブルから突出したインナケーブルの端部が変位
することにより、インナケーブルがアウタケーブルの内
部を摺動して蛇腹状ブーツがその略軸方向に圧縮された
とき、蛇腹状ブーツの山及びまたは谷が断面略U字状に
形成されているので、蛇腹状ブーツの山及びまたは谷は
断面が略V字状の場合のように容易に折れ曲がることは
なく、このため、蛇腹状ブーツは外径側へ湾曲すること
は制約されて、その軸方向へスムースに収縮しやすくな
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態例につい
て説明する。図1及び図2において、コントロールケー
ブル10は、主としてアウタケーブル11とインナケー
ブル12からなり、ブラケット13に固定されたアウタ
ケーブル11の端部14内面には、ポリエチレン樹脂等
により形成されたインナライナ15が取り付けられて、
インナライナ15がアウタケーブル端部14から上方へ
突出しており、アウタケーブル11内に配置されたイン
ナケーブル12はその端部16がインナライナ15から
突出し、両ケーブル11、12間の狭い隙間にはグリー
スが充填されていて、インナケーブル12がアウタケー
ブル11内を摺動することにより、操作力の伝達等が行
われるようになっている。
【0012】また、アウタケーブル端部14から突出し
たインナライナ15及びインナケーブル端部16を覆う
ように、アウタケーブル端部14とインナケーブル端部
16との間に跨がって軟質の蛇腹状ブーツ17が取り付
けられ、蛇腹状ブーツ17の各山18及び各谷19はそ
れぞれ断面が略U字状であって、蛇腹状ブーツ17の両
端部から中央に向かうに従って山18の外径及び谷19
の内径が漸次増大して、蛇腹状ブーツ17全体が中太と
なるように形成されている。
【0013】コントロールケーブル10において、アウ
タケーブル11及びインナケーブル12の相対変位によ
り蛇腹状ブーツ17が軸方向に圧縮された場合、蛇腹状
ブーツ17全体が中太となるように形成されていて、蛇
腹状ブーツ17の山18の外径及び谷19の内径が端部
から中央に向かうに従って漸次増大しているため、蛇腹
状ブーツ17のとくに中央付近における谷19が内径側
へ変位することは抑制され、しかもまた、蛇腹状ブーツ
17の各山18及び各谷19がそれぞれ断面略U字状に
形成されていて、各山18及び各谷19の部分はそれぞ
れ折れ曲がりにくくなっているので、上記両作用により
蛇腹状ブーツ17が外側方へ湾曲することは確実に制約
されて、その軸方向に収縮しやすくなっている。
【0014】従って、コントロールケーブル10の作動
時に、インナケーブル12が蛇腹状ブーツ17の谷19
内面と接触することは容易に回避することができ、この
ため、両者の摺動により蛇腹状ブーツ17の谷19に小
孔が明くようなおそれはなくなり、蛇腹状ブーツ17は
長期間にわたり防塵、防水作用を十分に果たすことがで
きる。
【0015】さらに、何らかの外的要因により蛇腹状ブ
ーツ17の中間部分に小孔が開けられた場合、この小孔
から蛇腹状ブーツ17内へ侵入した雨水等は蛇腹状ブー
ツ17の内面を伝わって流下し、アウタケーブル端部1
4上にたまることはあっても、インナライナ15の存在
によってアウタケーブル11及びインナケーブル12間
に侵入することは確実に防止されるので、この雨水等が
グリースに混入してインナケーブル12の滑りを悪くす
ることは容易に回避できる利点がある。
【0016】なお、上記実施形態例においては、蛇腹状
ブーツの山及び谷がそれぞれほぼ同じ大きさの断面略U
字状に形成されているが、蛇腹状ブーツの山と谷とで断
面略U字状の大きさをそれぞれ適宜相違させても、上記
実施形態例と同等の作用効果を奏することができ、ある
いは、コントロールケーブルのインナケーブル端部及び
アウタケーブル端部の一方が軸方向と直角に少しオフセ
ットした平行状態で使用され、もしくは、コントロール
ケーブルが横向きに配置されていても、上記実施形態例
と同様な作用効果を奏することができるのはいうまでも
ない。
【0017】また、図3に部分的に示された実施形態例
においては、コントロールケーブルのインナケーブル端
部及びアウタケーブル端部に跨がって取り付けられた蛇
腹状ブーツ20の各山21はそれぞれ断面が略U字状で
あるのに対し、蛇腹状ブーツ20の各谷22はそれぞれ
断面が略V字状となっており、山21の外径及び谷22
の内径が蛇腹状ブーツ20の両端部から中央に向かって
漸次増大していて、この場合にあっても前記実施形態例
と同様な作用効果を奏することができ、さらに、この実
施形態例とは逆に、蛇腹状ブーツの各山がそれぞれ断面
略V字状で、蛇腹状ブーツの各谷がそれぞれ断面略U字
状としても、同様な作用効果を奏することができるもの
である。
【0018】
【発明の効果】本発明にかかるコントロールケーブルに
おいては、アウタケーブルの端部とインナケーブルの端
部との間に跨がって取り付けられアウタケーブルの端部
から突出したインナケーブルを覆う軟質の蛇腹状ブーツ
が、コントロールケーブルの作動時に外径側へ湾曲する
ことは制約されて、その軸方向に収縮しやすくなってい
るので、インナケーブルが蛇腹状ブーツの谷内面と接触
することは容易に回避することができ、従って、それら
の摺動により蛇腹状ブーツの谷部分に小孔が明くことも
防止できて、蛇腹状ブーツの性能を長期間にわたり良好
に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態例における縦断面図。
【図2】図1のII−II断面要部拡大図。
【図3】本発明の他の実施形態例における要部縦断面拡
大図。
【図4】従来装置における縦断面図。
【符号の説明】
10 コントロールケーブル 11 アウタケーブル 12 インナケーブル 15 インナライナ 17 蛇腹状ブーツ 18 山 19 谷 20 蛇腹状ブーツ 21 山 22 谷

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アウタケーブルと、同アウタケーブルの
    内部に摺動可能に配置されて上記アウタケーブルの端部
    から端部が突出するインナケーブルと、上記アウタケー
    ブルの端部と上記インナケーブルの端部との間に跨がっ
    て取り付けられ上記アウタケーブルの端部から突出した
    インナケーブルを覆う軟質の蛇腹状ブーツとを有し、上
    記蛇腹状ブーツの少なくとも谷の内径が上記蛇腹状ブー
    ツの両端部から中央に向かうに従って増大するように形
    成されたコントロールケーブル。
  2. 【請求項2】 アウタケーブルと、同アウタケーブルの
    内部に摺動可能に配置されて上記アウタケーブルの端部
    から端部が突出するインナケーブルと、上記アウタケー
    ブルの端部と上記インナケーブルの端部との間に跨がっ
    て取り付けられ上記アウタケーブルの端部から突出した
    インナケーブルを覆う軟質の蛇腹状ブーツとを有し、上
    記蛇腹状ブーツの山及びまたは谷が断面略U字状に形成
    されたコントロールケーブル。
  3. 【請求項3】 請求項1において、上記蛇腹状ブーツの
    山及びまたは谷が断面略U字状に形成されたコントロー
    ルケーブル。
  4. 【請求項4】 請求項1〜請求項3のいずれかにおい
    て、上記アウタケーブルの端部に取り付けられて同端部
    から上方の上記蛇腹状ブーツ内に突出するインナライナ
    を有し、上記インナケーブルが上記インナライナ内から
    上方へ突出したコントロールケーブル。
JP21106895A 1995-07-27 1995-07-27 コントロールケーブル Pending JPH0942448A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21106895A JPH0942448A (ja) 1995-07-27 1995-07-27 コントロールケーブル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21106895A JPH0942448A (ja) 1995-07-27 1995-07-27 コントロールケーブル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0942448A true JPH0942448A (ja) 1997-02-14

Family

ID=16599880

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21106895A Pending JPH0942448A (ja) 1995-07-27 1995-07-27 コントロールケーブル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0942448A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6639660B1 (en) 1998-04-17 2003-10-28 Daimlerchrysler Ag Method for marking at least one point on an object

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6639660B1 (en) 1998-04-17 2003-10-28 Daimlerchrysler Ag Method for marking at least one point on an object

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101078482B1 (ko) 그로밋
ATE389963T1 (de) Kabelverschraubungszusammenbau
JPH08193615A (ja) 自転車用ケーブルとそのアウターエンドキャップ及び調整ボルト
JP4420006B2 (ja) グロメット
JP2014143781A (ja) 給電用保護チューブの配索構造
JPWO2009075069A1 (ja) ケーブルドラグチェーン
CN103124055A (zh) 具有车体接触部分的电线套管
JP2007060781A (ja) ハーネス用可撓性保護管および保護管付きワイヤハーネス
JP5700127B2 (ja) 転がりねじ用シール及び転がりねじ
JPH0942448A (ja) コントロールケーブル
FR2716507B1 (fr) Embrayage à friction de véhicule automobile, comportant un élément de transmission monté sur un guidage axial.
JP2007211927A (ja) 等速自在継手用ブーツ
JP6408645B1 (ja) 摩擦減少部付き従動プーリーを備えた自動ドア装置
JP4657897B2 (ja) シール構造
KR200270524Y1 (ko) 자동차의등속죠인트용부트
WO2023021784A1 (ja) 駆動装置およびブーツ
JP4668741B2 (ja) グロメット
JPH09112703A (ja) オイルシール
JP2008025778A (ja) 等速ジョイント用ブーツ
JPS6243133Y2 (ja)
JPH07239065A (ja) 波付管
KR200146974Y1 (ko) 트렌스밋션의 시프트 케이블 구조
KR20050116971A (ko) 차량용 케이블
JP5192132B2 (ja) 等速ジョイント用ブーツ
JP2003097708A (ja) 樹脂製フレキシブルブーツ

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020409