JPH0941991A - ガスタービン燃焼器の冷却構造 - Google Patents

ガスタービン燃焼器の冷却構造

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JPH0941991A
JPH0941991A JP7195595A JP19559595A JPH0941991A JP H0941991 A JPH0941991 A JP H0941991A JP 7195595 A JP7195595 A JP 7195595A JP 19559595 A JP19559595 A JP 19559595A JP H0941991 A JPH0941991 A JP H0941991A
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JP
Japan
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cooling
gas turbine
turbine combustor
cooling structure
corrugated plate
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JP7195595A
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Hiroaki Okamoto
浩明 岡本
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】少ない冷却媒体を使用して、ガスタービン燃焼
器の高い冷却効果を発揮できるようにし、ガスタービン
燃焼器の運転上の信頼性向上を図る。 【解決手段】ガスタービンの燃焼器ライナ3、遷移ダク
ト6その他の高温部位の壁面を外周側から冷却するガス
タービン燃焼器の冷却構造である。被冷却部である壁面
を囲む多孔式プレートを設ける。多孔式プレートの外周
面に沿って流動する冷却媒体をその多孔式プレートの孔
から高速噴流として内周側に吹き出して壁面にほぼ垂直
に衝突させてインピンジメント冷却を行う。被冷却部で
ある壁面を囲む多孔式プレートとして、冷却媒体の流通
方向に沿う多数の溝部15を径方向に複数有する全体と
して筒状をなす波形プレート10を備える。波形プレー
ト10の内周側に向って突出する溝部15の底壁16
に、被冷却部である壁面側に向って冷却媒体を吹付ける
複数の冷却孔17を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はガスタービン燃焼器
の冷却構造に係り、特に燃焼器ライナや遷移ダクトなど
の壁面を冷却媒体の衝突噴流によって冷却する形式のガ
スタービン燃焼器の冷却構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のガスタービン燃焼器の冷
却構造として、被冷却部である燃焼器ライナの壁面から
所定の間隔をおいてその燃焼器ライナの外面を囲むよう
に多孔式プレートを配置し、この多孔式プレートの内外
周側の差圧による駆動力で冷却媒体としての空気が高速
噴流となって孔から燃焼器ライナの壁面にほぼ垂直に衝
突するようにして、いわゆるインピンジメント冷却を行
うようにしたものが知られている。
【0003】ここで、衝突噴流として燃焼器ライナの外
周面に流入した空気は燃焼器ライナの周壁と多孔式プレ
ートとの間の冷却通路を通って燃焼器ライナの上流側に
導かれ(以下、この流れを「横流れ」という)、燃焼用
空気またはフィルム冷却等の冷却空気として再使用され
る。このような衝突噴流冷却後の横流れ量が多い所で
は、新たな孔から流入する噴流の衝突力が弱められ、イ
ンピンジメント冷却の熱伝達率が低下することが確認さ
れている。
【0004】この欠点を解決するため、従来では種々の
冷却構造が提案されている。例えば特開平6−2130
02号では図13に示すように、燃焼器ライナaの外周
側に多孔式プレートbを配置してそれらの間隙を冷却通
路cとし、この冷却通路cに冷却媒体としての空気を矢
印dの如く流通させるとともに、多孔式プレートbの冷
却孔eから外周側の空気を矢印fで示すように内周側に
噴流させるようにしている。
【0005】そして、冷却空気供給量を横流れ方向gで
徐々に増大させる一方、多孔式プレートbの各冷却孔e
にそれぞれ管hを流通させて設け、管hの高さが横流れ
方向gで増大して管hの先端と燃焼器ライナaの周壁と
の間隔が一定となるようにしている。
【0006】これにより、空気の横流れの速度を一定に
して壁面摩擦損失を減少させ、矢印fで示す空気の流入
および噴流速度を略一定にし、冷却区間の熱伝達率を一
定に維持できるようにしている。
【0007】衝突噴流による冷却の熱伝達率に関して
は、例えばkercher & Tabakoffの実験式(Trans.of the
ASME Journal of Eng.forpower,Jan.1970,pp73-82) に
より算出される。以下に、その式を表す。
【0008】
【数1】 ここで、ψ1は冷却孔ピッチXと冷却孔直径dの比で決
まる係数、ψ2 は横流れによる影響を表す係数、mは冷
却孔ピッチとXと冷却孔直径dの比で決まる指数で1未
満の値である。また、R e はレイノルズ数、Prはプレン
トル数、λは熱伝導率、Znは冷却通路高さを示す。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで近年、ガスタ
ービンの効率向上の観点から高温化が推進される一方
で、低NOx化のために冷却に消費できる空気量は減少
する傾向にあり、燃焼器を少ない冷却空気量で効率的に
冷却する技術が要求されるようになっている。また、空
気以外の冷却媒体、例えば水や水蒸気、燃料等を用いる
場合には、少ない冷却媒体で高性能の冷却技術が要求さ
れている。
【0010】ここで(1)式により、実用範囲において
冷却孔ピッチX、冷却孔直径d、および冷却通路高さZ
nの比を一定にして、冷却空気の総量と速度が同一であ
れば冷却孔直径dを小さくして冷却孔数を増加させるほ
ど熱伝達率が高くなることがわかる。したがって、冷却
効率を高めるためには直径の小さい冷却孔を多数配置す
ることが有利である。
【0011】しかしながら、上述した従来技術を用いて
冷却効率を改善する場合を考えると、次のような問題点
がある。
【0012】1)冷却通路cに突出した噴流供給用の管
hが増加するのでするので、管hが流れの抵抗体となっ
て、冷却通路c内の横流れによる圧力損失が増加し、ガ
スタービンの出力および効率の低下をもたらす。
【0013】2)噴流供給用の管hの直径を減少させて
その数を増加させる場合、管hは有限の厚さを有するた
め、横流れの通路面積を確保するには冷却通路高さZn
をより高くする必要がある。よって、管hの高さが増加
して製造が困難になり、コスト増をもたらす。
【0014】3)同様に、噴流供給用の管hの長さと直
径との比率が増加するので、管hの強度が低下して振動
等による管hの損傷の可能性が高くなり、燃焼器の信頼
性を低下させる。
【0015】そこで、本発明が解決しようとする課題
は、少ない冷却媒体を使用して、ガスタービン燃焼器の
高い冷却効果を発揮できるようにし、これによりガスタ
ービン燃焼器の運転上の信頼性向上を図ることにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、請求項1の発明は、ガスタービンの燃焼器ライ
ナ、遷移ダクトその他の高温部位の壁面を外周側から冷
却するガスタービン燃焼器の冷却構造であって、被冷却
部である壁面を囲む多孔式プレートを設けるとともに、
この多孔式プレートの外周面に沿って流動する冷却媒体
をその多孔式プレートの孔から高速噴流として内周側に
吹き出して前記壁面にほぼ垂直に衝突させてインピンジ
メント冷却を行うようにしたものにおいて、前記被冷却
部である壁面を囲む多孔式プレートとして、冷却媒体の
流通方向に沿う多数の溝部を径方向に複数有する全体と
して筒状をなす波形プレートを備え、この波形プレート
の内周側に向って突出する溝部の底壁に、前記被冷却部
である壁面側に向って冷却媒体を吹付ける複数の冷却孔
を設けたことを特徴とする。
【0017】請求項2の発明は、請求項1記載のガスタ
ービン燃焼器の冷却構造において、波形プレートの溝部
の断面積を冷却媒体の流れの方向に沿って徐々に拡大さ
せたことを特徴とする。
【0018】請求項3の発明は、請求項1または2記載
のガスタービン燃焼器の冷却構造において、波形プレー
トの溝部の底壁は、被冷却部である壁面の外周から一定
距離離間保持されていることを特徴とする。
【0019】請求項4の発明は、請求項1から3までの
いずれかに記載のガスタービン燃焼器の冷却構造におい
て、波形プレートの溝部の底壁は被冷却部である壁面と
同心円状の湾曲面または真直面であることを特徴とす
る。
【0020】請求項5の発明は、請求項1から4までの
いずれかに記載のガスタービン燃焼器の冷却構造におい
て、波形プレートは、円筒状の外壁部材と、この外壁部
材の内周面に接合した溝部付きの複数の内壁部材とから
なるものとし、前記外壁部材に前記内壁部材の溝部に連
通する連通孔を設け、冷却媒体を溝部の底壁の冷却孔に
導くようにしたことを特徴とする。
【0021】請求項6の発明は、請求項1から5までの
いずれかに記載のガスタービン燃焼器の冷却構造におい
て、波形プレートの内周側または被冷却部である壁面の
外周側に、これらの間に冷却媒体の衝突噴流高さを確保
するための最小必要限度の隙間を設定するピンを設けた
ことを特徴とする。
【0022】請求項7の発明は、請求項1から6までの
いずれかに記載のガスタービン燃焼器の冷却構造におい
て、冷却媒体を空気として冷却孔から被冷却部である燃
焼器ライナの外周面に衝突させてその冷却に供した後、
その空気を燃焼器ライナに上流側から燃焼用空気として
導く構成としたことを特徴とする。
【0023】請求項8の発明は、請求項1から6までの
いずれかに記載のガスタービン燃焼器の冷却構造におい
て、冷却孔から冷却媒体として水蒸気を被冷却部である
壁面に衝突させて冷却する構成としたことを特徴とす
る。
【0024】請求項9の発明は、請求項1から6までの
いずれかに記載のガスタービン燃焼器の冷却構造におい
て、冷却孔から冷却媒体としてガスタービン燃料を被冷
却部である壁面に衝突させて冷却する構成としたことを
特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るガスタービン
燃焼器の冷却構造の好適な実施の形態について、図面を
参照して説明する。
【0026】図1〜図4は冷却媒体として空気を使用し
て被冷却部である燃焼器ライナの壁面を冷却する場合の
実施の形態を示している。図1はガスタービン燃焼器の
全体構成を示す図、図2は図1のA−A線に沿う断面
図、図3は図1の要部である波形プレートの一部を断面
にして示す拡大斜視図、図4は図1に示すガスタービン
燃焼器の燃焼器ライナ部と遷移ダクトとの連設部の構成
を拡大して示す断面図である。
【0027】ガスタービン燃焼器1は、燃料予混合式の
いわゆるマルチバーナ構造のもので、燃焼室2を構成す
る円筒状の燃焼器ライナ3の一端側(上流端側)に燃料
ノズル4およびバーナ5が設けられるとともに、燃焼器
ライナ3の他端側(下流端側)に遷移ダクト6を介して
図示しないガスタービンが接続されている。
【0028】そして、バーナ5によるパイロット燃焼に
基づいて予混合燃料が燃焼室2内で燃焼され、燃焼ガス
は遷移ダクト6を介してガスタービンに供給されるよう
になっている。
【0029】燃焼器ライナ3、バーナ5および遷移ダク
ト6は、その全体がケーシング7で被覆されており、こ
のケーシング7の内部に、一部図示した圧縮機8側から
燃焼用および冷却用の空気が導入されるようになってい
る。
【0030】ケーシング7の内側には、バーナ5を覆う
状態で配置されたフロースリーブ9と、燃焼器ライナ3
を覆う状態で配置された多孔式プレートである波形プレ
ート10とが設けられ、これらフロースリーブ9と波形
プレート10とによってケーシング7の内部空間が内外
周側に二分されている。
【0031】また、遷移ダクト6は密閉壁である内側壁
6aと、多数の冷却孔11が穿設された外側壁6bとに
よって構成されている。そして、フロースリーブ9と波
形プレート10との間、および波形プレート10と遷移
ダクト6の外側壁6bとの間は、それぞれ閉止板12,
13によって密閉状態で連結されている。
【0032】図2および図3は、波形プレート10の構
成を詳細に示している。すなわち、波形プレート10は
図2に示すように、軸直角断面で見たときに多数の台形
状の溝が外周側と内周側から交互に形成されるように、
円筒素材をジグザグに折曲した一体構成のものである。
これにより、波形プレート10は大径筒状壁14とその
内周側に向って窪んだ軸方向に沿う溝部15とを有する
ものとされ、その溝部15は、それぞれ外周側に開口し
内周側に向って次第に断面積が広くなる断面形状とされ
ている。
【0033】そして、この溝部15の底壁16に、多数
の小径な冷却孔17が穿設され、これにより波形プレー
ト10の内周側の空間と外周側の空間とが多数の冷却孔
17によって連通されている。また、溝部15の底壁1
6は燃焼器ライナ3の外周面に接近していることによ
り、この底壁16と燃焼器ライナ3との間には径方向高
さZnが小さい空間が形成される一方、この空間は、溝
部15の両側に配置して大径筒状壁14に囲まれ、溝部
15と逆形状の溝状をなす広い空間に連通している。こ
のように燃焼器ライナ3の周壁とその外周側に形成され
た凹凸断面形状の波形プレート10との間の空間が、後
述する冷却空気の通路、すなわち冷却通路18とされて
いる。
【0034】図4は、燃焼器ライナ3の下流端側におけ
る遷移ダクト6の連結部分の構造を詳細に示している。
遷移ダクト6は前述したように、内側壁6aと外側壁6
bとによって構成されており、この内側壁6aの上流端
の内周面部が燃焼器ライナ3の下流端の外周面部にスプ
リングシール20を介して弾性的に、かつ密封状態で接
合されている。また、遷移ダクト6の外側壁6bには外
周方向に向かうシールリング21が突設され、このシー
ルリング21が、波形プレート10の端部にフロースリ
ーブ22を介して連結された取付け板23に接合され、
押え板24によって保持されている。
【0035】なお、燃焼器ライナ3の下流端側の周壁に
は、冷却通路側から空気を流入させるための冷却孔25
が穿設されており、この冷却孔25の内周側には流入す
る空気を下流側の遷移ダクト6側に導くための内リング
26が設けられている。
【0036】次に作用を説明する。
【0037】圧縮機8側から供給された冷却用の空気
は、図1に矢印mで示すように、燃焼器下流側の遷移ダ
クト6の周囲に供給される。この冷却空気は、遷移ダク
ト6の外周壁6aの冷却孔11から内周側に流入して遷
移ダクト6の内周壁6aを冷却する流れnと、遷移ダク
ト6の外周壁6bの外側を流動して燃焼器ライナ3側の
外周、つまり波形プレート10の外周側に流れる流れo
とに分かれる。
【0038】遷移ダクト6の内周壁6aを冷却した空気
は、燃焼器ライナ3と波形プレート10の内周側との間
の空間、つまり冷却通路18に流れ、さらに燃焼器ライ
ナ3の上流側に流動して、バーナ5を経て燃焼用空気と
して燃焼室2に供給される。
【0039】一方、波形プレート10の外周側に流れた
空気は、開口部を介して溝部15に流れ込み、溝部15
の底壁16の冷却孔17から燃焼器ライナ3に向って噴
出し、燃焼器ライナ3の外周面に略直角に衝突して冷却
を行う。この波形プレート10の底壁16と燃焼器ライ
ナ3の外周面との間隔は、設計上要求される任意の値に
設定することが可能である。また、冷却孔17の直径も
任意に設定可能であり、さらに冷却孔17のピッチも底
壁16上で自由に設定することができ、さらにまた衝突
噴流高さZnも任意に設定することができる。
【0040】したがって、本発明では小さな直径の冷却
孔17を多数密に配置して、最適な衝突噴流が設定でき
るので、高い冷却性能を発揮することができる。
【0041】また、冷却通路18内には、遷移ダクト6
の冷却に供された空気が流入する。この空気は冷却通路
18内を流れるときに波形プレート10の溝部15の底
壁16の冷却孔17からの噴出空気と衝突することにな
るが、この冷却通路18には溝部15の両脇の広い空間
が連通しているので、遷移ダクト6から冷却通路18に
流入した空気の多くは、溝部15の両脇の広い空間を流
動するようになるので、冷却孔17から噴流して燃焼器
ライナ3の外周面に衝突する作用を阻害する程度は極め
て少なく抑制することができ、高効率の冷却作用が行え
るようになる。
【0042】また、噴流後の空気および遷移ダクト6側
から流入した空気は、波形プレート10の内周側を経て
燃焼器ライナ3の上流側に供給され、燃焼用として使用
されることになるが、波形プレート10の内周側の広い
空間を流動することから圧力損失も十分に低減すること
ができる。この場合、波形プレート10の溝部15の断
面形状を設定することにより、横流れの速度を低く抑え
て圧力損失の低減を図るとともに衝突噴流による冷却性
能の低下を防止することができる。
【0043】なお、本実施形態では、冷却通路18の断
面積を横流れ方向に一定としたことから、冷却通路18
内では流速が次第に増加して圧力差が発生するが、波形
プレート10の溝部15の断面積を十分に広く設定する
ことで、実質的な冷却に対する影響を除去することがで
きる。
【0044】また、本実施形態では、波形プレート10
の軸方向両端部に閉止板12,13を設けてあるため、
波形プレート10の外周側から内周側への不要な漏洩流
は生じない。
【0045】なお、本実施形態では図4に示したよう
に、遷移ダクト6と燃焼器ライナ3との取合い部にスプ
リングシール20を介して両者をオーバーラップさせる
構造としているので、このオーバーラップ部分では衝突
噴流による冷却が行えないことになるが、燃焼器ライナ
3の下流端部に冷却孔25および内リング26を設けて
フィルム冷却を行えるようにしたので、同部分の冷却は
十分に行える。
【0046】さらに本実施形態では、図4に示したよう
に、遷移ダクト6の外壁6bとフロースリーブ22との
取合い部から多量の空気が冷却通路18に流入しないよ
うに、フロースリーブ22の後端部にシールリング21
を設けてそれを抑え板24で保持するようにしてある。
これにより波形プレート10内外の圧力差を確保して衝
突噴流空気の速度を高速にして冷却性能を高くするよう
にしている。
【0047】以上の実施形態によるガスタービン燃焼器
の冷却構造では、衝突噴流用の冷却空気を小さな直径で
細かく配置された冷却孔17から供給でき、衝突噴流高
さも最適な値に設定可能であるので、高い冷却効率を実
現できる。
【0048】さらに、冷却通路18およびその一部であ
る波形プレート10の溝部15は遷移ダクト6や燃焼器
ライナ3を冷却した空気の横流れの主流方向に対してほ
ぼ一定の形状としてあり、さらに設計に基づく所定の通
路断面積を確保することが可能なため、冷却通路18内
の横流れの速度を低減できるので、壁面摩擦による圧力
損失も低く抑えることができる。
【0049】また、上記のように横流れの速度を低下で
きるので、衝突噴流による冷却性能を高めることができ
る。そして従来技術と異なり、細かな管等の部品が不必
要となるので、燃焼器の信頼性を低下させることなく製
造コストを低減することも可能となる。
【0050】図5は、本発明に係るガスタービン燃焼器
の冷却構造の他の実施形態を説明するための図で、波形
プレート10を拡大して示す断面図である。
【0051】この図5に示すように、この実施形態は主
要構成要素である波形プレート10の形状を改良したも
のであり、波形プレート10の溝部15の底壁16を広
くして、燃焼器ライナ3に対する衝突噴流冷却のための
冷却孔17を十分に確保するとともに、波形プレート1
0の外径を大きくすることなく波形プレート10の溝部
15内の断面積を図2に示した実施形態よりも広くし
て、横流れの速度を一層低減させたものである。
【0052】図6は本発明に係るガスタービン燃焼器の
冷却構造のさらに他の実施形態を説明するための図で、
波形プレート10を拡大して示す断面図である。
【0053】この実施形態は図5に示した構成と似通っ
ているが、波形プレート10の大径筒状壁14と溝部1
5の構成壁15aとを分割構成とし、これら大径筒状壁
14と溝部15の構成壁15aとを溶接、接着、拡散接
合等により接合し、波形プレート10の製造を容易に行
えるようにしたものである。なお、図6には波形プレー
ト10の溝部15の底面にピン27を設けてある。この
ピン27は、波形プレート10や燃焼器ライナ3などの
部品が熱変形した場合に、最低低減必要な衝突噴流高さ
を確保するために設けたものである。これは本発明の全
ての実施形態に適用可能であり、ピン27は燃焼器側に
取り付けることもできるものである。
【0054】図7は本発明に係るガスタービン燃焼器の
冷却構造のさらに異なる他の実施形態を説明するための
図で、波形プレート10を拡大して示す断面図である。
すなわち、この実施形態は図6に示した実施形態の変形
例であり、波形プレート10の大径筒状壁14は円筒状
のプレートであり、その内面に溝部15の構成壁15a
を接合している。波形プレート10の溝部15に空気を
導入するために、大径筒状壁14には孔28が穿設して
ある。
【0055】これらの図6および図7に示すように、波
形プレート10は横流れと直角の方向(実施形態では周
方向)に連続的な一枚のプレートである必要はなく、燃
焼器ライナ3の外面の空間が任意に分割された部材によ
って波形に囲まれていれば、本発明の趣旨は達成される
ものである。
【0056】そして、波形プレート10の隣接する溝部
15の底壁16相互間の距離を、冷却後の空気が溝部1
5に流入するのに十分な距離を残してなるべく短くした
形状とし、波形プレート10の溝部15内の断面積を拡
大することが、小さな冷却孔17を多数配置して冷却性
能を高めるのに有効であることが分かる。
【0057】なお、波形プレート10の溝部15の底壁
16の形状は、燃焼器ライナ3と均一の距離を保持する
形状とすること、すなわちライナ3と同心円状の面とす
ることが衝突噴流による冷却を均一にするうえで望まし
いが、図5から図7までに示すように、円周上に多数繰
り返す波形の場合は非湾曲の平坦面であっても、冷却性
能が十分に発揮される範囲で許容される。平坦面にする
ことで、製造性を容易にすることができる。
【0058】図8は、本発明に係るガスタービン燃焼器
の冷却構造の別の実施形態を説明するための図で、同図
(A),(B),(C)はそれぞれ異なる軸方向位置で
波形プレート10を切断して溝部15の形状が次第に冷
却媒体の流れ方向で変化する様子を示す断面図である。
この実施形態では、冷却通路18の断面積を横流れの方
向に徐々に拡大するようにしたもので、横流れ方向に進
むに連れて、同図(A),(B),(C)に示すよう
に、順に波形プレート10の溝部15の形状が類似形状
で深くなるようにしている。
【0059】図9は、本発明に係るガスタービン燃焼器
の冷却構造のさらに別の実施形態を説明するための図
で、同図(A),(B),(C)はそれぞれ異なる軸方
向位置で波形プレート10を切断して溝部15の形状が
次第に冷却媒体の流れ方向で変化する様子を示す断面図
である。この実施形態でも、冷却通路18の断面積を横
流れの方向に徐々に拡大するようにしたもので、横流れ
方向に進むに連れて、同図(A),(B),(C)に示
すように、順に波形プレート10の溝部15の形状が類
似形状で広くなるようにしている。
【0060】なお、図8および図9では、波形形状のコ
ーナ部を鋭角として示してあるが、実際はコーナ部を円
弧形状とするのが、冷却通路18内における横流れの圧
力損失を低減するために望ましい。このように横流れの
方向に冷却通路18の断面積を拡大すると、横流れの速
度が一定にできるので、冷却通路18内の圧力分布をほ
ぼ一定にして、燃焼器をより均一に冷却することができ
る。
【0061】なお、以上の実施形態では冷却媒体として
燃焼用の空気を使用したが、本発明では水蒸気やタービ
ン燃料等の他の冷却媒体を使用する場合にも適用するこ
とが可能である。
【0062】例えば図10は、本発明に係るガスタービ
ン燃焼器の冷却構造のさらに異なる別の実施形態を説明
するための図で、空気以外の冷却媒体を使用する場合の
ガスタービン燃焼器の一部を示す断面図であり、図11
は図10のB−B線に沿う拡大断面図である。
【0063】これらの図において、冷却媒体の流れを実
線の矢印sで示し、燃焼用空気の流れを白矢印tで示し
ている。波形プレート10の冷却通路18側の端面は冷
却媒体入口30側で閉止板31によって燃焼器ライナ3
とともにシールされ、逆に冷却通路18と反対側の冷却
媒体出口32側の端面を閉止板33によって隔壁34と
ともにシールしてある。すなわち、冷却媒体sを空気t
と混合させないように燃焼器ライナ3の外周側が隔壁3
4によって囲まれている。
【0064】このような構成とすることにより、冷却媒
体入口30から流入する冷却媒体sは波形プレート10
の溝部15を通って冷却孔17から燃焼器ライナ3の外
周面に噴出され、波形プレート10の溝部15を含む冷
却通路18により冷却媒体出口32に搬出される。燃焼
器ライナ3は高温となって熱伸びを生じるので、隔壁3
4と閉止板33とは溶接等により接合しないで、シール
構造とするのが望ましい。
【0065】なお、図11では波形プレート10の大径
筒状壁14と隔壁34とを密着させた構成を示したが、
これら大径筒状壁14と隔壁34との間に空間を形成し
て冷却媒体流入通路の一部とすることが可能である。
【0066】図12は、図11に示す波形プレート10
の変形例を示す断面図である。この図12に示した実施
形態では、波形プレート10を溝部15の構成壁15a
のみとし、これを隔壁34に接合させている。これによ
りプレート材料の節約と、製造コスト低減とを図ること
ができる。
【0067】なお、図8および図9に示したケーシング
7を隔壁34に置換すれば、冷却通路18の断面積を横
流れ方向に拡大するとともに、隔壁34と波形プレート
10とに囲まれた冷却媒体流入通路を横流れ方向に徐々
に縮小することができる。したがって、冷却媒体流入通
路内の速度も冷却通路18内の速度もそれぞれ一定にで
きるので各冷却孔17から冷却媒体を均一に分配でき、
燃焼器を均一に冷却することが可能である。
【0068】なお、本発明は以上の各実施形態に限ら
ず、他に種々の形態で実施することが可能である。例え
ば環型(アンニュラータイプ)の燃焼器であっても、燃
焼室の外周壁だけでなく、内周壁にも適用できる。ま
た、本発明の冷却構造は焼器ライナに限らず、遷移ダク
トにも適用できる。さらに、波形プレートの底壁に設け
る冷却孔の配置は格子状、あるいは千鳥状等として、燃
焼器温度分布を考慮した任意の配置にすることも可能で
ある。
【0069】
【発明の効果】以上で詳述したように、本発明に係るガ
スタービン燃焼器の冷却構造によると、波形プレートの
溝部の底壁の所定の高さ位置から小径の噴流を供給でき
るようになり、冷却後の冷却媒体は波形プレートの溝部
の側方に流れ込んで横流れ速度を低減させることができ
るので、冷却通路内での圧力損失を低減でき、横流れの
影響による衝突噴流の熱伝達率低減を抑制できるととも
に、小径噴流による高い冷却効果を得ることが可能とな
る。したがって、少ない冷却媒体を使用して、ガスター
ビン燃焼器の高い冷却効果を発揮できるようになり、こ
れによりガスタービン燃焼器の運転上の信頼性向上が図
れるとともに、従来必要としていた管等の余分な構成部
品を不要として構成の簡素化が図れる等の効果が奏され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るガスタービン燃焼器の冷却構造の
実施形態を説明するための図で、ガスタービン燃焼器を
一部断面で示す全体構成図。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図。
【図3】図1の要部である波形プレートの一部を断面に
して示す拡大斜視図。
【図4】図1に示すガスタービン燃焼器の燃焼器ライナ
部と遷移ダクトとの連設部の構成を拡大して示す断面
図。
【図5】本発明に係るガスタービン燃焼器の冷却構造の
他の実施形態を説明するための図で、波形プレートを拡
大して示す断面図。
【図6】本発明に係るガスタービン燃焼器の冷却構造の
さらに他の実施形態を説明するための図で、波形プレー
トを拡大して示す断面図。
【図7】本発明に係るガスタービン燃焼器の冷却構造の
さらに異なる他の実施形態を説明するための図で、波形
プレートを拡大して示す断面図。
【図8】本発明に係るガスタービン燃焼器の冷却構造の
別の実施形態を説明するための図で、(A),(B),
(C)はそれぞれ異なる軸方向位置で波形プレートを切
断して溝部の形状が次第に冷却媒体の流れ方向で変化す
る様子を示す断面図。
【図9】本発明に係るガスタービン燃焼器の冷却構造の
さらに別の実施形態を説明するための図で、(A),
(B),(C)はそれぞれ異なる軸方向位置で波形プレ
ートを切断して溝部の形状が次第に冷却媒体の流れ方向
で変化する様子を示す断面図。
【図10】本発明に係るガスタービン燃焼器の冷却構造
のさらに異なる別の実施形態を説明するための図で、空
気以外の冷却媒体を使用する場合のガスタービン燃焼器
の一部を示す断面図。
【図11】図10のB−B線に沿う拡大断面図。
【図12】図11に示す波形プレートの変形例を示す断
面図。
【図13】従来の技術を説明するための部分断面図。
【符号の説明】
1 ガスタービン燃焼器 2 燃焼室 3 燃焼器ライナ 4 燃料ノズル 5 バーナ 6 遷移ダクト 6a 内側壁 6b 外側壁 7 ケーシング 8 圧縮機 9 フロースリーブ 10 波形プレート 11 冷却孔 12,13 閉止板 14 大径筒状壁 15 溝部 16 底壁 17 冷却孔 18 冷却通路 20 スプリングシール 21 シールリング 22 フロースリーブ 23 取付け板 24 押え板 25 冷却孔 26 内リング 27 ピン 28 孔 30 冷却媒体入口 31,33 閉止板 32 冷却媒体出口 34 隔壁

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスタービンの燃焼器ライナ、遷移ダク
    トその他の高温部位の壁面を外周側から冷却するガスタ
    ービン燃焼器の冷却構造であって、被冷却部である壁面
    を囲む多孔式プレートを設けるとともに、この多孔式プ
    レートの外周面に沿って流動する冷却媒体をその多孔式
    プレートの孔から高速噴流として内周側に吹き出して前
    記壁面にほぼ垂直に衝突させてインピンジメント冷却を
    行うようにしたものにおいて、前記被冷却部である壁面
    を囲む多孔式プレートとして、冷却媒体の流通方向に沿
    う多数の溝部を径方向に複数有する全体として筒状をな
    す波形プレートを備え、この波形プレートの内周側に向
    って突出する溝部の底壁に、前記被冷却部である壁面側
    に向って冷却媒体を吹付ける複数の冷却孔を設けたこと
    を特徴とするガスタービン燃焼器の冷却構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のガスタービン燃焼器の冷
    却構造において、波形プレートの溝部の断面積を冷却媒
    体の流れの方向に沿って徐々に拡大させたことを特徴と
    するガスタービン燃焼器の冷却構造。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のガスタービン燃
    焼器の冷却構造において、波形プレートの溝部の底壁
    は、被冷却部である壁面の外周から一定距離離間保持さ
    れていることを特徴とするガスタービン燃焼器の冷却構
    造。
  4. 【請求項4】 請求項1から3までのいずれかに記載の
    ガスタービン燃焼器の冷却構造において、波形プレート
    の溝部の底壁は被冷却部である壁面と同心円状の湾曲面
    または真直面であることを特徴とするガスタービン燃焼
    器の冷却構造。
  5. 【請求項5】 請求項1から4までのいずれかに記載の
    ガスタービン燃焼器の冷却構造において、波形プレート
    は、円筒状の外壁部材と、この外壁部材の内周面に接合
    した溝部付きの複数の内壁部材とからなるものとし、前
    記外壁部材に前記内壁部材の溝部に連通する連通孔を設
    け、冷却媒体を溝部の底壁の冷却孔に導くようにしたこ
    とを特徴とするガスタービン燃焼器の冷却構造。
  6. 【請求項6】 請求項1から5までのいずれかに記載の
    ガスタービン燃焼器の冷却構造において、波形プレート
    の内周側または被冷却部である壁面の外周側に、これら
    の間に冷却媒体の衝突噴流高さを確保するための最小必
    要限度の隙間を設定するピンを設けたことを特徴とする
    ガスタービン燃焼器の冷却構造。
  7. 【請求項7】 請求項1から6までのいずれかに記載の
    ガスタービン燃焼器の冷却構造において、冷却媒体を空
    気として冷却孔から被冷却部である燃焼器ライナの外周
    面に衝突させてその冷却に供した後、その空気を燃焼器
    ライナに上流側から燃焼用空気として導く構成としたこ
    とを特徴とするガスタービン燃焼器の冷却構造。
  8. 【請求項8】 請求項1から6までのいずれかに記載の
    ガスタービン燃焼器の冷却構造において、冷却孔から冷
    却媒体として水蒸気を被冷却部である壁面に衝突させて
    冷却する構成としたことを特徴とするガスタービン燃焼
    器の冷却構造。
  9. 【請求項9】 請求項1から6までのいずれかに記載の
    ガスタービン燃焼器の冷却構造において、冷却孔から冷
    却媒体としてガスタービン燃料を被冷却部である壁面に
    衝突させて冷却する構成としたことを特徴とするガスタ
    ービン燃焼器の冷却構造。
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