JPH0941932A - 内燃エンジンの潤滑剤供給装置 - Google Patents
内燃エンジンの潤滑剤供給装置Info
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- JPH0941932A JPH0941932A JP8190854A JP19085496A JPH0941932A JP H0941932 A JPH0941932 A JP H0941932A JP 8190854 A JP8190854 A JP 8190854A JP 19085496 A JP19085496 A JP 19085496A JP H0941932 A JPH0941932 A JP H0941932A
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- oil
- oil supply
- chamber
- crankcase
- metering rod
- Prior art date
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- Pending
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01M—LUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
- F01M3/00—Lubrication specially adapted for engines with crankcase compression of fuel-air mixture or for other engines in which lubricant is contained in fuel, combustion air, or fuel-air mixture
- F01M3/02—Lubrication specially adapted for engines with crankcase compression of fuel-air mixture or for other engines in which lubricant is contained in fuel, combustion air, or fuel-air mixture with variable proportion of lubricant to fuel, lubricant to air, or lubricant to fuel-air-mixture
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01M—LUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
- F01M1/00—Pressure lubrication
- F01M1/16—Controlling lubricant pressure or quantity
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/02—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke
- F02B2075/022—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle
- F02B2075/025—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle two
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B61/00—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
- F02B61/04—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16N—LUBRICATING
- F16N2230/00—Signal processing
- F16N2230/02—Microprocessor; Microcomputer
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 構造が簡単で作動が確実に行われる潤滑財供
給装置の提供。 【解決手段】 高圧状態と低圧状態の発生の位相がずれ
て交番するように密封して配置された第１と第２の隣接
した密封クランクケース室１９と、第１及び第２のクラ
ンクケース室１９にそれぞれ連通する第１と第２のオイ
ル供給通路６０と、オイルを収容するようになってお
り、供給室と離れた凹部を有し、第１と第２のオイル供
給通路に連通するオイル供給室を有するオイル供給回路
と、凹部を有し、凹部がオイル室に配置され、それによ
って凹部をオイルで充填する第１の位置と、凹部が溝に
連通するように構成に配置される第２の位置との間で可
動なようにオイル供給室で支持され、それによって凹部
のオイルを密封クランクケース室に供給する調量ロッド
と、第１と第２の位置との間でオイル調量ロッド５５の
移動を行う装置とを有する２ストローク内燃エンジン用
の潤滑剤供給装置が提供される。
給装置の提供。 【解決手段】 高圧状態と低圧状態の発生の位相がずれ
て交番するように密封して配置された第１と第２の隣接
した密封クランクケース室１９と、第１及び第２のクラ
ンクケース室１９にそれぞれ連通する第１と第２のオイ
ル供給通路６０と、オイルを収容するようになってお
り、供給室と離れた凹部を有し、第１と第２のオイル供
給通路に連通するオイル供給室を有するオイル供給回路
と、凹部を有し、凹部がオイル室に配置され、それによ
って凹部をオイルで充填する第１の位置と、凹部が溝に
連通するように構成に配置される第２の位置との間で可
動なようにオイル供給室で支持され、それによって凹部
のオイルを密封クランクケース室に供給する調量ロッド
と、第１と第２の位置との間でオイル調量ロッド５５の
移動を行う装置とを有する２ストローク内燃エンジン用
の潤滑剤供給装置が提供される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、２ストローク内燃
エンジンに関し、特にその潤滑装置に関する。
エンジンに関し、特にその潤滑装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の技術として次のものがある。
【０００３】米国特許第５，１９３，５００号，米国特
許第５，２８７，８３３号及び５，２９７，５１１号、
及び１９９３年７月２７日に出願された米国特許出願第
０９８，４１８号がある。また次の特許：ＥＰ０５４３
４２３号、ＥＰ０５０８４８６号、ＥＰ０５５５８２７
号、ＥＰ０３８１１６２号、ＪＰ００４１４１５号、Ｊ
Ｐ４２７２４１５号、ＪＰ４２９２５１２号がある。
許第５，２８７，８３３号及び５，２９７，５１１号、
及び１９９３年７月２７日に出願された米国特許出願第
０９８，４１８号がある。また次の特許：ＥＰ０５４３
４２３号、ＥＰ０５０８４８６号、ＥＰ０５５５８２７
号、ＥＰ０３８１１６２号、ＪＰ００４１４１５号、Ｊ
Ｐ４２７２４１５号、ＪＰ４２９２５１２号がある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、高圧状態と低
圧状態の発生の位相がずれて交番する密封して配置され
た第１と第２の隣接した密封クランクケース室と、第１
及び第２のクランクケース室にそれぞれ連通する端部を
備えたオイル供給通路を有するオイル供給回路と、オイ
ルポンプと、オイルを収容するオイル供給室であって、
オイルポンプに連通し、オイルを第１及び第２のクラン
クケース室に供給するようにオイルを送るために端部の
中間のオイル供給通路に連通しているオイル供給室と、
部材の各サイクル中に供給通路に所定量のオイルを配分
するためにポンプとは独立してオイル室に対して選択的
に周期的に可動である部材と、部材を周期的に選択的に
動かす装置とを有する２ストローク内燃エンジンの潤滑
剤供給装置を提供する。
圧状態の発生の位相がずれて交番する密封して配置され
た第１と第２の隣接した密封クランクケース室と、第１
及び第２のクランクケース室にそれぞれ連通する端部を
備えたオイル供給通路を有するオイル供給回路と、オイ
ルポンプと、オイルを収容するオイル供給室であって、
オイルポンプに連通し、オイルを第１及び第２のクラン
クケース室に供給するようにオイルを送るために端部の
中間のオイル供給通路に連通しているオイル供給室と、
部材の各サイクル中に供給通路に所定量のオイルを配分
するためにポンプとは独立してオイル室に対して選択的
に周期的に可動である部材と、部材を周期的に選択的に
動かす装置とを有する２ストローク内燃エンジンの潤滑
剤供給装置を提供する。
【０００５】また本発明は、高圧状態と低圧状態の発生
の位相がずれて交番するように密封して配置された第１
と第２の隣接した密封クランクケース室と、第１及び第
２のクランクケース室にそれぞれ連通する第１と第２の
オイル供給通路と、オイルを収容するようになってお
り、供給室と離れた凹部を有し、第１と第２のオイル供
給通路に連通するオイル供給室を有するオイル供給回路
と、凹部を有し、凹部がオイル室に配置され、それによ
って凹部をオイルで充填する第１の位置と、凹部が溝に
連通するように構成に配置される第２の位置との間の形
成部で可動なようにオイル供給室で支持され、それによ
って凹部のオイルを密封クランクケース室に供給する調
量ロッドと、第１と第２の位置との間でオイル調量ロッ
ドの移動を行う装置とを有する２ストローク内燃エンジ
ン用の潤滑剤供給装置を提供する。
の位相がずれて交番するように密封して配置された第１
と第２の隣接した密封クランクケース室と、第１及び第
２のクランクケース室にそれぞれ連通する第１と第２の
オイル供給通路と、オイルを収容するようになってお
り、供給室と離れた凹部を有し、第１と第２のオイル供
給通路に連通するオイル供給室を有するオイル供給回路
と、凹部を有し、凹部がオイル室に配置され、それによ
って凹部をオイルで充填する第１の位置と、凹部が溝に
連通するように構成に配置される第２の位置との間の形
成部で可動なようにオイル供給室で支持され、それによ
って凹部のオイルを密封クランクケース室に供給する調
量ロッドと、第１と第２の位置との間でオイル調量ロッ
ドの移動を行う装置とを有する２ストローク内燃エンジ
ン用の潤滑剤供給装置を提供する。
【０００６】本発明は、潤滑剤供給装置が隣接するよう
に配置され垂直方向に伸び、ほぼ密封した第１と第２の
複数のクランクケース室の対であって、外壁を有するク
ランクケースカバーによって一部が画定されており、そ
の発生の位相がずれて高圧と低圧の状態が交互に生じる
クランクケースの対と、第１と第２のクランクケース室
とそれぞれ連通し壁に伸びている第１と第２のオイル供
給通路の複数の対と、オイル供給室を有するオイル供給
回路であって、クランクケースカバーの壁によって及び
クランクケースカバーに固定された部材によって画定さ
れ、垂直方向に伸びると共に上部及び底部を有し、壁の
固定され、オイルを収容するようになっており、垂直方
向に伸び整合した穴及び開口部に連通し、壁に面してい
る溝を有し、オイル供給室から隔離されており、第１と
第２の供給通路の対に連通したオイル供給回路と、オイ
ルリザーバと、供給室の底部と連通してオイルを供給す
るオイルポンプと、戻るオイルを受けるためにオイル供
給室の頭部に連通しフロート部材を有するオイル保持タ
ンクを有する蒸気分離器と、オイルリザーバ弁及び蒸気
分離器の保持タンク及びオイルタンクに連通する配分弁
であって、フロート部材に作動的に接続され、所定の位
置の上のフロート部材の場所に応答して、オイルリザー
バからオイルポンプへのオイルの流れを妨げ、オイル保
持タンクからオイルポンプへのオイルの流れを可能にす
るように第１の位置に移動可能であり、また所定の位置
の下のフロート部材の場所に応答して、保持タンクから
オイルポンプへのオイルの流れを妨げ、オイルリザーバ
からオイルポンプへのオイルの流れを可能にするように
第２の位置に移動可能である配分弁と、直列に配置され
整合した複数のセグメントであって、溝を有し、溝がオ
イル室に配置され溝をオイルで充填する第１の位置と、
溝が凹部に連通する構成に配置されそれによって溝のオ
イルを密封されたクランク室に供給する第２の位置との
間の形成の開口部で可動なようにオイル供給室に支持さ
れた複数のセグメントを有する調量ロッドと、励磁した
ときに調量ロッドを第１の位置と第２の位置との間で一
方向に移動するように作動可能な電気ソレノイドと、ソ
レノイドが非励磁となったとき一方の方向とは反対の方
向に調量ロッドを移動させるように作動するばねとを有
する２ストローク内燃エンジンの潤滑装置を提供する。
に配置され垂直方向に伸び、ほぼ密封した第１と第２の
複数のクランクケース室の対であって、外壁を有するク
ランクケースカバーによって一部が画定されており、そ
の発生の位相がずれて高圧と低圧の状態が交互に生じる
クランクケースの対と、第１と第２のクランクケース室
とそれぞれ連通し壁に伸びている第１と第２のオイル供
給通路の複数の対と、オイル供給室を有するオイル供給
回路であって、クランクケースカバーの壁によって及び
クランクケースカバーに固定された部材によって画定さ
れ、垂直方向に伸びると共に上部及び底部を有し、壁の
固定され、オイルを収容するようになっており、垂直方
向に伸び整合した穴及び開口部に連通し、壁に面してい
る溝を有し、オイル供給室から隔離されており、第１と
第２の供給通路の対に連通したオイル供給回路と、オイ
ルリザーバと、供給室の底部と連通してオイルを供給す
るオイルポンプと、戻るオイルを受けるためにオイル供
給室の頭部に連通しフロート部材を有するオイル保持タ
ンクを有する蒸気分離器と、オイルリザーバ弁及び蒸気
分離器の保持タンク及びオイルタンクに連通する配分弁
であって、フロート部材に作動的に接続され、所定の位
置の上のフロート部材の場所に応答して、オイルリザー
バからオイルポンプへのオイルの流れを妨げ、オイル保
持タンクからオイルポンプへのオイルの流れを可能にす
るように第１の位置に移動可能であり、また所定の位置
の下のフロート部材の場所に応答して、保持タンクから
オイルポンプへのオイルの流れを妨げ、オイルリザーバ
からオイルポンプへのオイルの流れを可能にするように
第２の位置に移動可能である配分弁と、直列に配置され
整合した複数のセグメントであって、溝を有し、溝がオ
イル室に配置され溝をオイルで充填する第１の位置と、
溝が凹部に連通する構成に配置されそれによって溝のオ
イルを密封されたクランク室に供給する第２の位置との
間の形成の開口部で可動なようにオイル供給室に支持さ
れた複数のセグメントを有する調量ロッドと、励磁した
ときに調量ロッドを第１の位置と第２の位置との間で一
方向に移動するように作動可能な電気ソレノイドと、ソ
レノイドが非励磁となったとき一方の方向とは反対の方
向に調量ロッドを移動させるように作動するばねとを有
する２ストローク内燃エンジンの潤滑装置を提供する。
【０００７】本発明は第１のクランクケースと、第２の
クランクケースと、第１と第２のクランクケースとの間
を連通するパルス通路と、入口及び出口を有するオイル
ポンプと、パルス通路から離れると共にオイルポンプ出
口から排出されたオイルを連続的に受け、過剰なオイル
をオイルポンプ入口に連続的に戻すためにオイルポンプ
出口とオイルポンプ入口との間を連通するオイル供給室
と、オイル供給室とパルス通路との間に伸びる調量通路
と、調量通路に伸び中に凹部を有し、凹部がオイル供給
室に連通し、それによって所定量のオイルが凹部に受け
られるオイル受容位置と、凹部がパルス通路に連通し、
それによって溝のオイルがパルス通路に配分される配分
位置との間で可動である調量ロッドと、受容位置と配分
位置との間で調量ロッドを移動させる装置とを有する２
ストローク内燃エンジンを提供する。
クランクケースと、第１と第２のクランクケースとの間
を連通するパルス通路と、入口及び出口を有するオイル
ポンプと、パルス通路から離れると共にオイルポンプ出
口から排出されたオイルを連続的に受け、過剰なオイル
をオイルポンプ入口に連続的に戻すためにオイルポンプ
出口とオイルポンプ入口との間を連通するオイル供給室
と、オイル供給室とパルス通路との間に伸びる調量通路
と、調量通路に伸び中に凹部を有し、凹部がオイル供給
室に連通し、それによって所定量のオイルが凹部に受け
られるオイル受容位置と、凹部がパルス通路に連通し、
それによって溝のオイルがパルス通路に配分される配分
位置との間で可動である調量ロッドと、受容位置と配分
位置との間で調量ロッドを移動させる装置とを有する２
ストローク内燃エンジンを提供する。
【０００８】本発明は、垂直方向に伸びるクランク軸を
支持すると共に、垂直方向に伸びるオイル供給溝を有す
るクランクケースカバーによって少なくとも一部が画定
される隣接した一対の密封クランクケース室を画定する
クランクケースと、互いに垂直方向に間隔を置いた関係
でオイル供給溝に配置されると共に垂直方向に整合した
開口部を有する一対の穴と、互いに連通すると共にクラ
ンクケースの対と連通し開口部の対と交差する水平方向
に伸びる一対のオイル供給通路と、穴の開口部を通って
伸びる調量ロッドであって、油受容位置と油配分位置と
の間との間で軸線方向に可動であり、調量ロッドがオイ
ル受容位置にあるときオイル供給通路に配置され、調量
ロッドがオイル供給位置にあるときオイル供給装置に配
置される軸線方向に間隔を置いた一対の環状溝を有する
調量ロッドと、受容位置と配分位置との間で調量ロッド
を移動させ、配分位置と受容位置の一方に向かう一方の
方向に調量ロッドを付勢するばねを有する装置と、ばね
の作動に対して一方の方向にまた電気的な作動に応答し
て受容位置と配分位置の他方に向かう方向とは反対の方
向に調整ロッドを移動するソレノイドと、油だめと、油
だめに連通する入口を有するオイルポンプと、オイル供
給通路に連通する出口と、オイル供給通路と入口の上流
のポンプに連通する導管とを有する内燃エンジンを提供
する。
支持すると共に、垂直方向に伸びるオイル供給溝を有す
るクランクケースカバーによって少なくとも一部が画定
される隣接した一対の密封クランクケース室を画定する
クランクケースと、互いに垂直方向に間隔を置いた関係
でオイル供給溝に配置されると共に垂直方向に整合した
開口部を有する一対の穴と、互いに連通すると共にクラ
ンクケースの対と連通し開口部の対と交差する水平方向
に伸びる一対のオイル供給通路と、穴の開口部を通って
伸びる調量ロッドであって、油受容位置と油配分位置と
の間との間で軸線方向に可動であり、調量ロッドがオイ
ル受容位置にあるときオイル供給通路に配置され、調量
ロッドがオイル供給位置にあるときオイル供給装置に配
置される軸線方向に間隔を置いた一対の環状溝を有する
調量ロッドと、受容位置と配分位置との間で調量ロッド
を移動させ、配分位置と受容位置の一方に向かう一方の
方向に調量ロッドを付勢するばねを有する装置と、ばね
の作動に対して一方の方向にまた電気的な作動に応答し
て受容位置と配分位置の他方に向かう方向とは反対の方
向に調整ロッドを移動するソレノイドと、油だめと、油
だめに連通する入口を有するオイルポンプと、オイル供
給通路に連通する出口と、オイル供給通路と入口の上流
のポンプに連通する導管とを有する内燃エンジンを提供
する。
【０００９】また本発明は、高圧状態と低圧状態の発生
の位相がずれて交番する密封して配置された第１と第２
の隣接した密封クランクケース室と、第１及び第２のク
ランクケース室にそれぞれ連通する端部を備えたオイル
供給通路を有するオイル供給回路と、オイルポンプと、
オイルを収容するオイル供給室であって、オイルポンプ
に連通し、オイルを第１及び第２のクランクケース室に
供給するようにオイルを送るために端部の中間のオイル
供給通路に連通しているオイル供給室と、オイル供給空
隙を有し、第１と第２のクランクケース室が互いに密封
されている第１の位置とクランクケース室が互いに連通
している第２の位置との間でオイル室とオイル供給通路
に対してポンプとは無関係に選択的に周期的に可動な部
材と、第１と第２の位置の間で部材を周期的に移動させ
る装置とを有する２ストローク内燃エンジンの潤滑剤供
給装置を提供する。
の位相がずれて交番する密封して配置された第１と第２
の隣接した密封クランクケース室と、第１及び第２のク
ランクケース室にそれぞれ連通する端部を備えたオイル
供給通路を有するオイル供給回路と、オイルポンプと、
オイルを収容するオイル供給室であって、オイルポンプ
に連通し、オイルを第１及び第２のクランクケース室に
供給するようにオイルを送るために端部の中間のオイル
供給通路に連通しているオイル供給室と、オイル供給空
隙を有し、第１と第２のクランクケース室が互いに密封
されている第１の位置とクランクケース室が互いに連通
している第２の位置との間でオイル室とオイル供給通路
に対してポンプとは無関係に選択的に周期的に可動な部
材と、第１と第２の位置の間で部材を周期的に移動させ
る装置とを有する２ストローク内燃エンジンの潤滑剤供
給装置を提供する。
【００１０】本発明は、高圧状態と低圧状態の発生の位
相がずれて交番する密封して配置された第１と第２の隣
接した密封クランクケース室と、第１及び第２のクラン
クケース室にそれぞれ連通する端部を備えたオイル供給
通路を有するオイル供給回路と、オイルポンプと、オイ
ルを収容するオイル供給室と、オイル供給空隙を有し、
第１と第２のクランクケース室が互いに密封され、オイ
ル供給空隙がオイル室に配置され、それによって空隙が
所定量のオイルで充填される第１の位置とクランクケー
ス室が互いに連通し、各サイクル中に所定のオイル量を
供給通路に配分するようにオイル供給通路に連通する第
２の位置との間でオイル室とオイル供給通路に対してポ
ンプとは無関係に選択的に周期的に可動な部材と、第１
と第２の位置の間で部材を周期的に移動させる装置とを
有する２ストローク内燃エンジンの潤滑剤供給装置を提
供する。
相がずれて交番する密封して配置された第１と第２の隣
接した密封クランクケース室と、第１及び第２のクラン
クケース室にそれぞれ連通する端部を備えたオイル供給
通路を有するオイル供給回路と、オイルポンプと、オイ
ルを収容するオイル供給室と、オイル供給空隙を有し、
第１と第２のクランクケース室が互いに密封され、オイ
ル供給空隙がオイル室に配置され、それによって空隙が
所定量のオイルで充填される第１の位置とクランクケー
ス室が互いに連通し、各サイクル中に所定のオイル量を
供給通路に配分するようにオイル供給通路に連通する第
２の位置との間でオイル室とオイル供給通路に対してポ
ンプとは無関係に選択的に周期的に可動な部材と、第１
と第２の位置の間で部材を周期的に移動させる装置とを
有する２ストローク内燃エンジンの潤滑剤供給装置を提
供する。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下に本発明の一実施例を図面を
参照して詳細に説明する。
参照して詳細に説明する。
【００１２】図１には潤滑供給装置、すなわちオイル供
給回路９を有する２ストローク内燃エンジンが概略的に
示されている。２ストローク内燃エンジン１１は、シリ
ンダブロック１５とクランクケースカバー１７とを有す
るエンジンブロック組立体を有し、クランクケースカバ
ー１７は、隣接するクランクケースの対の高圧と低圧の
位相が交互になるように配置されたほぼ密封された複数
のクランクケース室２１を有するクランクケース１９を
画定する。図示したエンジン１１は、６つのシリンダエ
ンジンに、また６つのシリンダの外に多気筒シリンダエ
ンジンに適用可能である。
給回路９を有する２ストローク内燃エンジンが概略的に
示されている。２ストローク内燃エンジン１１は、シリ
ンダブロック１５とクランクケースカバー１７とを有す
るエンジンブロック組立体を有し、クランクケースカバ
ー１７は、隣接するクランクケースの対の高圧と低圧の
位相が交互になるように配置されたほぼ密封された複数
のクランクケース室２１を有するクランクケース１９を
画定する。図示したエンジン１１は、６つのシリンダエ
ンジンに、また６つのシリンダの外に多気筒シリンダエ
ンジンに適用可能である。
【００１３】さらに詳細に説明すると、図示したエンジ
ン１１は、６つのクランクケース室（その内の２つを図
示している）及び６つのピストン２３（その内の２つ図
示している）を有し、それらは接続ロッド２５（２つを
図示）にそれぞれ接続されており、接続ロッド２５は、
６つのクランク室に配置されたクランクピン（図示せ
ず）にそれぞれ旋回可能に接続されエンジンブロック組
立体１３に適当にジャーナル接続される垂直方向に伸び
るクランク軸２７の部品を形成する。
ン１１は、６つのクランクケース室（その内の２つを図
示している）及び６つのピストン２３（その内の２つ図
示している）を有し、それらは接続ロッド２５（２つを
図示）にそれぞれ接続されており、接続ロッド２５は、
６つのクランク室に配置されたクランクピン（図示せ
ず）にそれぞれ旋回可能に接続されエンジンブロック組
立体１３に適当にジャーナル接続される垂直方向に伸び
るクランク軸２７の部品を形成する。
【００１４】潤滑剤供給装置またはオイル供給回路９
は、オイルをクランクケース室２１に送る装置を有す
る。種々の他の構成を使用することができるが、図１に
示した構成において、このような装置は、オイルレール
溝３５を有し、この溝３５はクランクケースカバー１７
に配置され、オイル供給ライン、ダクトまたは導管また
はオイルレールまたはオイル供給室の一部を画定する。
オイル供給レール４１を完全に画定するためにクランク
ケースカバー１７と協働するのはオイルケースカバー４
３であり、このオイルケースカバー４３は、クランクケ
ースカバーのオイルレール溝３５に伸びており、クラン
クケースカバー１７に適切に固定されている。
は、オイルをクランクケース室２１に送る装置を有す
る。種々の他の構成を使用することができるが、図１に
示した構成において、このような装置は、オイルレール
溝３５を有し、この溝３５はクランクケースカバー１７
に配置され、オイル供給ライン、ダクトまたは導管また
はオイルレールまたはオイル供給室の一部を画定する。
オイル供給レール４１を完全に画定するためにクランク
ケースカバー１７と協働するのはオイルケースカバー４
３であり、このオイルケースカバー４３は、クランクケ
ースカバーのオイルレール溝３５に伸びており、クラン
クケースカバー１７に適切に固定されている。
【００１５】またオイル供給回路は、複数の突出部のオ
イルレール溝３５に設けられており、複数の突出部５１
は、（オイルの流れに干渉することなく）オイル供給レ
ール４１に伸びており、クランクケース室２１の垂直方
向の空隙によって互いに垂直方向に間隔を置いており、
垂直方向に整合した開口部５３を有する。図示した構成
において、突出部５１はオイルレールカバーの部分であ
る。
イルレール溝３５に設けられており、複数の突出部５１
は、（オイルの流れに干渉することなく）オイル供給レ
ール４１に伸びており、クランクケース室２１の垂直方
向の空隙によって互いに垂直方向に間隔を置いており、
垂直方向に整合した開口部５３を有する。図示した構成
において、突出部５１はオイルレールカバーの部分であ
る。
【００１６】またオイルレール供給回路は、各サイクル
の間に所定量のオイルを（これから説明する）オイル送
り通路またはダクトに送るために（これから説明する）
送りポンプとは独立して、オイルレールまたは室４１に
関して選択的に周期的に可動な部材を有する。図示した
構造において、ピストン部材または他の部材のような種
々の部材を使用することができるが、部材は細長いオイ
ル調整部材またはロッド５５を有し、これはブロック５
１の開口部５３に受けられ、オイル送りレール４１に軸
線方向に直線的に往復動可能であり、所定の直径の穴の
ような種々の形態をとる複数の凹部、すなわちオイル供
給空間を有する円筒形の外面を有する。図示した構造に
おいて、このような凹部は環状溝５９の形であり、環状
溝５９は外側の円筒形面に配置され、所定量のオイルを
含むようになっており、突出部５１と同じ空隙で互いに
間隔を置いている。
の間に所定量のオイルを（これから説明する）オイル送
り通路またはダクトに送るために（これから説明する）
送りポンプとは独立して、オイルレールまたは室４１に
関して選択的に周期的に可動な部材を有する。図示した
構造において、ピストン部材または他の部材のような種
々の部材を使用することができるが、部材は細長いオイ
ル調整部材またはロッド５５を有し、これはブロック５
１の開口部５３に受けられ、オイル送りレール４１に軸
線方向に直線的に往復動可能であり、所定の直径の穴の
ような種々の形態をとる複数の凹部、すなわちオイル供
給空間を有する円筒形の外面を有する。図示した構造に
おいて、このような凹部は環状溝５９の形であり、環状
溝５９は外側の円筒形面に配置され、所定量のオイルを
含むようになっており、突出部５１と同じ空隙で互いに
間隔を置いている。
【００１７】またオイル供給回路は、隣接したクランク
室２１の各対毎にオイル送りダクトまたはオイル送り通
路６０を有し、これは、各クランクケース室２１毎にブ
ランチ通路またはダクト６１を有する。各ブランチ通路
６１は、クランクケースカバー１７に伸びており、隣接
するクランク室２１の対の一方に連通しているクランク
ケースカバーダクト部分６３と、オイルレールカバー部
分６５とを有し、オイルレールカバー部分６５は、突出
部５１の関連する対の開口部５３とその中間部分で連通
する。その他端において、各オイル送りダクト６１のオ
イルレールカバー部分６５は、オイル通路７１に連通
し、このオイル通路７１は、オイル送りダクトまたは通
路６０の部分であり、オイルレールカバー４３に固定さ
れたカバー７３によって形成されており、クランクケー
ス室２１の隣接対に関連するブランチオイル供給ダクト
６１のオイルレイルカバー部分６５に連通している。
室２１の各対毎にオイル送りダクトまたはオイル送り通
路６０を有し、これは、各クランクケース室２１毎にブ
ランチ通路またはダクト６１を有する。各ブランチ通路
６１は、クランクケースカバー１７に伸びており、隣接
するクランク室２１の対の一方に連通しているクランク
ケースカバーダクト部分６３と、オイルレールカバー部
分６５とを有し、オイルレールカバー部分６５は、突出
部５１の関連する対の開口部５３とその中間部分で連通
する。その他端において、各オイル送りダクト６１のオ
イルレールカバー部分６５は、オイル通路７１に連通
し、このオイル通路７１は、オイル送りダクトまたは通
路６０の部分であり、オイルレールカバー４３に固定さ
れたカバー７３によって形成されており、クランクケー
ス室２１の隣接対に関連するブランチオイル供給ダクト
６１のオイルレイルカバー部分６５に連通している。
【００１８】また、オイル供給回路は、オイル送りレー
ルまたは送り室４１からオイルをクランクケース室２１
に送るために（ここで説明した構成においてオイル調整
ロッド５５の形である）オイル送り部材の周期的な運動
を選択的に行う装置を含む。示した構成において、他の
適切な構造も使用することができるが、このような装置
は、ソレノイドコイル８１を有し、このソレノイドコイ
ル８１は（オイルの流れをじゃますることなく）オイル
供給レール４１の拡大部分に配置されており、オイル調
整ロッド５５が通過する軸線方向の穴８３を有し、図１
に示すようにオイル調整ロッド５５に固定された電機子
８５を引き付けて、オイルロッド５５を下方の位置に移
動させるように作動し、下方位置において溝５９が突出
部５１の開口部５３から移動して溝５９をオイルで満た
すようにオイルレールに収容されたオイルに配置され
る。
ルまたは送り室４１からオイルをクランクケース室２１
に送るために（ここで説明した構成においてオイル調整
ロッド５５の形である）オイル送り部材の周期的な運動
を選択的に行う装置を含む。示した構成において、他の
適切な構造も使用することができるが、このような装置
は、ソレノイドコイル８１を有し、このソレノイドコイ
ル８１は（オイルの流れをじゃますることなく）オイル
供給レール４１の拡大部分に配置されており、オイル調
整ロッド５５が通過する軸線方向の穴８３を有し、図１
に示すようにオイル調整ロッド５５に固定された電機子
８５を引き付けて、オイルロッド５５を下方の位置に移
動させるように作動し、下方位置において溝５９が突出
部５１の開口部５３から移動して溝５９をオイルで満た
すようにオイルレールに収容されたオイルに配置され
る。
【００１９】オイル送り装置を周期的に選択的に作動さ
せる装置は他の所定量のオイルをピックアップするため
にソレノイドを作動させ調整ロッドを下方に移動させる
ように１つまたはそれ以上の電線８７によってソレノイ
ド８１に接続されている電子制御ユニット８８を有す
る。ソレノイドコイル８１は１つまたはそれ以上のエン
ジン作動状態によって所望の潤滑オイルをクランクケー
スに送るように電子制御ユニット８８によって周期的に
励磁される。
せる装置は他の所定量のオイルをピックアップするため
にソレノイドを作動させ調整ロッドを下方に移動させる
ように１つまたはそれ以上の電線８７によってソレノイ
ド８１に接続されている電子制御ユニット８８を有す
る。ソレノイドコイル８１は１つまたはそれ以上のエン
ジン作動状態によって所望の潤滑オイルをクランクケー
スに送るように電子制御ユニット８８によって周期的に
励磁される。
【００２０】オイル供給部材を選択的に周期的に動かす
装置は、（図１に示すように）上方の方向にオイル調整
ロッド５５を付勢し、この上方位置において、環状の凹
部または溝５９は突出部５１の開口部５３にブランチオ
イル供給ダクト６１と連通するように配置される。他の
構成も使用することができるが、図示した構造におい
て、このような付勢装置は、調整ロッド５５の下端とオ
イルレール溝３５の底部との間に配置されたばね８９を
有する。
装置は、（図１に示すように）上方の方向にオイル調整
ロッド５５を付勢し、この上方位置において、環状の凹
部または溝５９は突出部５１の開口部５３にブランチオ
イル供給ダクト６１と連通するように配置される。他の
構成も使用することができるが、図示した構造におい
て、このような付勢装置は、調整ロッド５５の下端とオ
イルレール溝３５の底部との間に配置されたばね８９を
有する。
【００２１】従って、調整ロッド５５は繰り返し移動さ
れ、すなわち、所望のオイルの供給速度を得るために望
ましい頻度で直線的に往復動する。
れ、すなわち、所望のオイルの供給速度を得るために望
ましい頻度で直線的に往復動する。
【００２２】またオイル供給回路は、圧縮オイルをオイ
ル供給室またはレール４１に供給し過剰なオイルを戻す
装置を有する。他の構成も使用することができるが、示
した構成において、このような装置は、オイルポンプ９
３に接続しているオイル供給導管またはダクト９１とオ
イル供給レール４１の下端との連通を含み、オイルポン
プ９３は、低圧のオイルを供給するために適当な構造で
あり、他の供給導管またはダクト９５を通ってオイル貯
蔵室または油だめ９７と連通している。その上方の端部
でオイル供給レール４１は戻り導管またはダクト９９を
通ってオイル貯蔵室または油だめ９７に連通している。
所望ならば戻り導管またはダクト９９は、オイル貯蔵室
または油だめ９７からオイルポンプ９３に導かれている
送り導管９５と直接連通することができる。
ル供給室またはレール４１に供給し過剰なオイルを戻す
装置を有する。他の構成も使用することができるが、示
した構成において、このような装置は、オイルポンプ９
３に接続しているオイル供給導管またはダクト９１とオ
イル供給レール４１の下端との連通を含み、オイルポン
プ９３は、低圧のオイルを供給するために適当な構造で
あり、他の供給導管またはダクト９５を通ってオイル貯
蔵室または油だめ９７と連通している。その上方の端部
でオイル供給レール４１は戻り導管またはダクト９９を
通ってオイル貯蔵室または油だめ９７に連通している。
所望ならば戻り導管またはダクト９９は、オイル貯蔵室
または油だめ９７からオイルポンプ９３に導かれている
送り導管９５と直接連通することができる。
【００２３】オイルポンプ９３に迂回するように関連し
て伸びているのは圧力調整装置１０１であり、この圧力
調整装置１０１は、オイル供給導管９１とオイル戻り導
管９９との間に連通している導管またはダクト１０３を
有し、供給導管またはダクト９１で圧力を受ける弁部材
１０７を有する圧力作動弁１０５を有する。従って供給
レールの圧力は一定の圧力で保持される。
て伸びているのは圧力調整装置１０１であり、この圧力
調整装置１０１は、オイル供給導管９１とオイル戻り導
管９９との間に連通している導管またはダクト１０３を
有し、供給導管またはダクト９１で圧力を受ける弁部材
１０７を有する圧力作動弁１０５を有する。従って供給
レールの圧力は一定の圧力で保持される。
【００２４】作動において、前述したようにオイルポン
プ９３は、オイル供給レール４１から配分された過剰な
量のオイルを一定の圧力でオイル供給レール４１に供給
する。その結果、オイル供給レール４１は加圧オイルで
常に満たされている。ソレノイドコイル８１が調整ロッ
ド５１を下方に作動させるときに、環状溝５９は、オイ
ル供給レール４１のオイルに連通してオイルで満たされ
る。ソレノイドコイルが非励磁となったとき、ばね８９
は、オイル調整ロッド５１を上昇上方位置に戻すように
作用し、この位置においては環状溝５９がオイル供給ダ
クトに連通してオイルをオイル供給ダクト６１に配分す
る。ピストンの動きが密封したクランクケース室２１で
高圧と低圧を交互に生じるので、このような交番圧力は
供給ダクト６１に送られ環状溝のオイルを密封クランク
室２１に送る。
プ９３は、オイル供給レール４１から配分された過剰な
量のオイルを一定の圧力でオイル供給レール４１に供給
する。その結果、オイル供給レール４１は加圧オイルで
常に満たされている。ソレノイドコイル８１が調整ロッ
ド５１を下方に作動させるときに、環状溝５９は、オイ
ル供給レール４１のオイルに連通してオイルで満たされ
る。ソレノイドコイルが非励磁となったとき、ばね８９
は、オイル調整ロッド５１を上昇上方位置に戻すように
作用し、この位置においては環状溝５９がオイル供給ダ
クトに連通してオイルをオイル供給ダクト６１に配分す
る。ピストンの動きが密封したクランクケース室２１で
高圧と低圧を交互に生じるので、このような交番圧力は
供給ダクト６１に送られ環状溝のオイルを密封クランク
室２１に送る。
【００２５】図４乃至図８には２ストローク内燃エンジ
ンの他の潤滑剤供給装置２０９が示されている（図６参
照）。前述した実施例におけるように、この構成は、ク
ランクケースカバー２１７上に配置され、このクランク
ケースカバー２１７は各エンジンシリンダ（図示せず）
と個々に関連する一連の密封クランクケース室を画定す
る内面を有する。図４乃至図８に示すように他の構成も
使用することができるが、エンジンは、上方、中央及び
下方のクランクケース室の対、すなわち、隣接するクラ
ンクケース室２２１の各対の高圧と低圧の交番の位相が
ずれるように配置された６つの密封クランクケース室２
２１を有する。
ンの他の潤滑剤供給装置２０９が示されている（図６参
照）。前述した実施例におけるように、この構成は、ク
ランクケースカバー２１７上に配置され、このクランク
ケースカバー２１７は各エンジンシリンダ（図示せず）
と個々に関連する一連の密封クランクケース室を画定す
る内面を有する。図４乃至図８に示すように他の構成も
使用することができるが、エンジンは、上方、中央及び
下方のクランクケース室の対、すなわち、隣接するクラ
ンクケース室２２１の各対の高圧と低圧の交番の位相が
ずれるように配置された６つの密封クランクケース室２
２１を有する。
【００２６】潤滑装置２０９は、オイル供給室またはレ
ール２４１を有し、このオイル供給室はクランク軸（図
示せず）に関して垂直方向に、すなわち、ほぼ平行に伸
びており、適当に形成することができ、この開示した構
造において、上壁及び下壁２４６及び２４８を有する溝
を有するカバー部材２４３によって（図５及び図６）に
よって形成され、クランクケースカバー２１７の外面の
平坦部分に適当に取り付けられる。適当なガスケット
（図示せず）は、オイル供給室またはレール２４１から
の漏れを防止するためにクランクケースカバー２１７と
カバー部材２４３との間で使用することができる。
ール２４１を有し、このオイル供給室はクランク軸（図
示せず）に関して垂直方向に、すなわち、ほぼ平行に伸
びており、適当に形成することができ、この開示した構
造において、上壁及び下壁２４６及び２４８を有する溝
を有するカバー部材２４３によって（図５及び図６）に
よって形成され、クランクケースカバー２１７の外面の
平坦部分に適当に取り付けられる。適当なガスケット
（図示せず）は、オイル供給室またはレール２４１から
の漏れを防止するためにクランクケースカバー２１７と
カバー部材２４３との間で使用することができる。
【００２７】また潤滑装置２０９は、オイルをオイル供
給室またはレール２４１に供給するオイル供給回路２５
０を有する（図４参照）。さらに詳細には、オイル供給
回路２５０は、オイル供給室２４１の底部の下方ポート
２５２を通ってオイル供給室またはレール２４１にオイ
ルを供給する。オイルはオイル供給室の上端の上方ポー
ト２５４を通ってオイル供給室２４１から排出される。
給室またはレール２４１に供給するオイル供給回路２５
０を有する（図４参照）。さらに詳細には、オイル供給
回路２５０は、オイル供給室２４１の底部の下方ポート
２５２を通ってオイル供給室またはレール２４１にオイ
ルを供給する。オイルはオイル供給室の上端の上方ポー
ト２５４を通ってオイル供給室２４１から排出される。
【００２８】オイル供給回路２５０は、供給導管または
ダクトを通ってオイル供給ポート２５２に連通するオイ
ルポンプ２９３を有する。適当なオイルポンプ２９３を
使用することができる。またオイル供給回路２５０は、
オイル供給導管またはダクト２９６と連通するオイル供
給タンクまたは貯蔵室２９７を有する。
ダクトを通ってオイル供給ポート２５２に連通するオイ
ルポンプ２９３を有する。適当なオイルポンプ２９３を
使用することができる。またオイル供給回路２５０は、
オイル供給導管またはダクト２９６と連通するオイル供
給タンクまたは貯蔵室２９７を有する。
【００２９】オイル供給室またはオイルレール２４１に
流れるオイルに入る空気または蒸気を除去するために、
オイル供給回路２５０は保持タンク３０３を有する蒸気
分離器３０１を有し、この保持タンク３０３は、上方部
分に、適当な空気または蒸気換気口３０５と取り外し可
能に取り付けられたフロート３０７とを有する。蒸気分
離器保持タンク３０３は、その上方部分で戻り回路２９
９を通ってドレンポート２５４からオイルを受ける。そ
の底部に隣接して蒸気分離器３０１の保持タンク３０３
は、配分弁３２１でポート３１１に連通し、配分弁３２
１は、オイル供給オイルタンクまたは油だめまたは貯蔵
室２０７から導かれる供給導管またはダクト２９６と連
通し、オイルポンプ２９３に連通する供給ダクト２９５
に連通する。
流れるオイルに入る空気または蒸気を除去するために、
オイル供給回路２５０は保持タンク３０３を有する蒸気
分離器３０１を有し、この保持タンク３０３は、上方部
分に、適当な空気または蒸気換気口３０５と取り外し可
能に取り付けられたフロート３０７とを有する。蒸気分
離器保持タンク３０３は、その上方部分で戻り回路２９
９を通ってドレンポート２５４からオイルを受ける。そ
の底部に隣接して蒸気分離器３０１の保持タンク３０３
は、配分弁３２１でポート３１１に連通し、配分弁３２
１は、オイル供給オイルタンクまたは油だめまたは貯蔵
室２０７から導かれる供給導管またはダクト２９６と連
通し、オイルポンプ２９３に連通する供給ダクト２９５
に連通する。
【００３０】配分弁３２１は弁部材またはボール３２３
を有し、この弁部材またはボール３２３は弁部材３２３
が保持タンク３０３から供給導管２９５を通ってオイル
ポンプ２９３への流れをブロックし、リザーバ２９７か
らオイルポンプ２９３へ供給導管２９５及び２９６を通
ってオイルを流すことができる第１すなわち上方位置
と、リザーバ２９７からオイルポンプへのオイルの流れ
を阻止し保持タンク３０３からオイルポンプ２９３への
オイルの流れが導管２９５を通して行われる第２または
下方位置との間で可動である。弁部材３２３は保持タン
ク３０３のオイルが所定の水準以下になるとき、弁部材
３２３を第１の位置に移動させるようにまた保持タンク
３０３のオイル水準が所定の水準にあるとき第２の位置
に弁部材３２３を移動させるように第１との第２の位置
との間で可動なようにフロート３０７に作動的に接続さ
れている。配分弁３２１は第１と第２の位置の間で弁部
材３２３が移動する間にリザーバ２９７及び保持タンク
からオイルポンプ２９３に同時に流すことができるよう
に作動可能である。適当な蒸気分離器または配分弁の構
造は前述したように使用することができる。もちろん、
図４に示すオイル供給回路２５０は図１乃至図３に示す
潤滑供給装置に使用することができる。
を有し、この弁部材またはボール３２３は弁部材３２３
が保持タンク３０３から供給導管２９５を通ってオイル
ポンプ２９３への流れをブロックし、リザーバ２９７か
らオイルポンプ２９３へ供給導管２９５及び２９６を通
ってオイルを流すことができる第１すなわち上方位置
と、リザーバ２９７からオイルポンプへのオイルの流れ
を阻止し保持タンク３０３からオイルポンプ２９３への
オイルの流れが導管２９５を通して行われる第２または
下方位置との間で可動である。弁部材３２３は保持タン
ク３０３のオイルが所定の水準以下になるとき、弁部材
３２３を第１の位置に移動させるようにまた保持タンク
３０３のオイル水準が所定の水準にあるとき第２の位置
に弁部材３２３を移動させるように第１との第２の位置
との間で可動なようにフロート３０７に作動的に接続さ
れている。配分弁３２１は第１と第２の位置の間で弁部
材３２３が移動する間にリザーバ２９７及び保持タンク
からオイルポンプ２９３に同時に流すことができるよう
に作動可能である。適当な蒸気分離器または配分弁の構
造は前述したように使用することができる。もちろん、
図４に示すオイル供給回路２５０は図１乃至図３に示す
潤滑供給装置に使用することができる。
【００３１】オイル供給室またはオイルレール２４１に
クランク軸（図示せず）に関して平行に伸びているのは
オイル調量ロッド２５５であり、このロッド２５５は他
の構成も使用することができるが、この構成において、
３つの同じセグメント、すなわち、上方セグメント３２
５と、中央または中間セグメント３２７と下方セグメン
ト３２９とを有する。上方、中央及び下方セグメント３
２５，３２７及び３２９は、下方端部３４３及び上方端
部３４５を有する比較的に大きな下方部分３４１を有す
る。拡大下方部分３４１の上方端部３４５から伸びてい
るのは上方部分３４７であり、この上方部分３４７は、
上方端部３４９を有し、種々の形をとることができる突
出部を除いて一様な直径であり、示した構造において下
方の拡大部分３４１に隣接して配置された環状溝２５９
の形である。好ましくは、小さい面取り部分３５１が下
方及び上方部分３４１及び３４７の間に配置されてい
る。上方、中央及び下方のセグメント３２５，３２７及
び３２９は、互いに直列に配置されており、下方セグメ
ント３２９の上端３４９は中央または中間セグメント３
２７の底部に係合しており、中央または中間セグメント
３２７の上端３４９は上方セグメント３２５の底部また
は下端部３４３に係合している。
クランク軸（図示せず）に関して平行に伸びているのは
オイル調量ロッド２５５であり、このロッド２５５は他
の構成も使用することができるが、この構成において、
３つの同じセグメント、すなわち、上方セグメント３２
５と、中央または中間セグメント３２７と下方セグメン
ト３２９とを有する。上方、中央及び下方セグメント３
２５，３２７及び３２９は、下方端部３４３及び上方端
部３４５を有する比較的に大きな下方部分３４１を有す
る。拡大下方部分３４１の上方端部３４５から伸びてい
るのは上方部分３４７であり、この上方部分３４７は、
上方端部３４９を有し、種々の形をとることができる突
出部を除いて一様な直径であり、示した構造において下
方の拡大部分３４１に隣接して配置された環状溝２５９
の形である。好ましくは、小さい面取り部分３５１が下
方及び上方部分３４１及び３４７の間に配置されてい
る。上方、中央及び下方のセグメント３２５，３２７及
び３２９は、互いに直列に配置されており、下方セグメ
ント３２９の上端３４９は中央または中間セグメント３
２７の底部に係合しており、中央または中間セグメント
３２７の上端３４９は上方セグメント３２５の底部また
は下端部３４３に係合している。
【００３２】調量ロッド２５５は、一連の３つのブロッ
クまたは形成部分または突出部またはエレメント、すな
わち、上方ブロック３６１、中間ブロック３６３及び下
方ブロック３６５によって、隣接した密封クランクケー
ス室２２１の対毎に１つづつ往復動可能に案内される。
上方、中央及び下方ブロック３６１，３６３及び３６５
の各々は、同様に形成され、一対のねじ３７１（図５参
照）またはブロックにクランクケースカバーに圧力ばめ
されたピンによってクランクケースカバー２１７に適当
に固定されている。ブロック３６１，３６３及び３６５
は、オイル供給室またはオイルレール２４１の底部から
上部に流れるオイルの流れを妨げるないように適当な寸
法に形成される。ブロック３６１，３６３及び３６５の
各々は、中央穴３７３を有し、この穴を通って適用可能
な調量ロッドの上方部分３４７がオイルの流れを防止す
るように密接に適合するように通過する。
クまたは形成部分または突出部またはエレメント、すな
わち、上方ブロック３６１、中間ブロック３６３及び下
方ブロック３６５によって、隣接した密封クランクケー
ス室２２１の対毎に１つづつ往復動可能に案内される。
上方、中央及び下方ブロック３６１，３６３及び３６５
の各々は、同様に形成され、一対のねじ３７１（図５参
照）またはブロックにクランクケースカバーに圧力ばめ
されたピンによってクランクケースカバー２１７に適当
に固定されている。ブロック３６１，３６３及び３６５
は、オイル供給室またはオイルレール２４１の底部から
上部に流れるオイルの流れを妨げるないように適当な寸
法に形成される。ブロック３６１，３６３及び３６５の
各々は、中央穴３７３を有し、この穴を通って適用可能
な調量ロッドの上方部分３４７がオイルの流れを防止す
るように密接に適合するように通過する。
【００３３】またブロック３６１，３６３，３６５の各
々は、クランクケースカバー２１７に係合すると共に中
にＬ形状の溝３７７を有する下面３７５を有し（図７及
び図８参照）、Ｌ形状の溝３７７は中央穴３７３と連通
し、クランクケースカバー２１７に配置された軸線方向
に間隔をおいたブランチオイル供給ダクトまたは通路２
６１と連通しており、調量ロッドの往復動方向を横断す
る方向に伸びており、図６で分かるようにその関連対の
２つの密封クランク室２２１にそれぞれ連通する。
々は、クランクケースカバー２１７に係合すると共に中
にＬ形状の溝３７７を有する下面３７５を有し（図７及
び図８参照）、Ｌ形状の溝３７７は中央穴３７３と連通
し、クランクケースカバー２１７に配置された軸線方向
に間隔をおいたブランチオイル供給ダクトまたは通路２
６１と連通しており、調量ロッドの往復動方向を横断す
る方向に伸びており、図６で分かるようにその関連対の
２つの密封クランク室２２１にそれぞれ連通する。
【００３４】その下端、すなわち、下方のセグメント３
２９の下端３４３において、調量ロッド２５５は、適当
な螺旋ばね３９１（図５及び図６）によって上方に付勢
され、このばね３９１は、その下端がカバー部材２４３
の下方の壁２４８に当接し、調量ロッド２５５の下方セ
グメント３２９の下端に当接している。調量ロッド２５
５の上方セグメント３２５の上端部３４９は、作動機構
に応答してオイル供給室またはオイルレール２４１の調
量ロッド２５５の往復動を行うようにばね３９１の作動
に対して下方の調量ロッドの動きを容易にするためにカ
バー部材２４３の上壁２４６を通って伸びている。漏れ
を防止するために調量ロッド２５５の上方セグメント３
２５とカバー部材２４３の上壁２４６との間に適当なシ
ール２６７が設けられている。
２９の下端３４３において、調量ロッド２５５は、適当
な螺旋ばね３９１（図５及び図６）によって上方に付勢
され、このばね３９１は、その下端がカバー部材２４３
の下方の壁２４８に当接し、調量ロッド２５５の下方セ
グメント３２９の下端に当接している。調量ロッド２５
５の上方セグメント３２５の上端部３４９は、作動機構
に応答してオイル供給室またはオイルレール２４１の調
量ロッド２５５の往復動を行うようにばね３９１の作動
に対して下方の調量ロッドの動きを容易にするためにカ
バー部材２４３の上壁２４６を通って伸びている。漏れ
を防止するために調量ロッド２５５の上方セグメント３
２５とカバー部材２４３の上壁２４６との間に適当なシ
ール２６７が設けられている。
【００３５】適当な作動機構を使用することができる。
示した構成において、この調量ロッド２５５は、クラン
クケースカバー２１７に旋回可能に取り付けられること
が好ましい適当なレバー３９５の端部の固定移動によっ
て下方に移動される。このような固定運動を生じるよう
にその端部の中間でレバーに接続されているのは適当な
ソレノイド４０１であり、このソレノイド４０１は適当
なコイル（図示せず）と適当な電機子（図示せず）とを
有し、適当な電機子（図示せず）は少なくとも一部がコ
イル内に配置され、レバー３９５に適当に接続されてい
る。動作において、調量ロッド２５５は、ブロック３６
１，３６３及び３６５の溝３７７に連通するように環状
溝２５９を配置するようにばね３９１によって上方に正
規に付勢される。ソレノイドコイルの励磁によって調量
ロッド２５５が下方に押され、それによってオイルが環
状溝２５９を占めることができるようにオイル供給室ま
たはオイルレール２４１に環状溝２５９を配置する。ソ
レノイドコイルが非励磁となったとき、ばね３９１は調
量ロッド２５５を再び上方に移動し、環状溝を各溝３７
７に連通するように配置し、それによって中の圧力の変
化及び交番に応答して潤滑油を密封クランクケース室２
２１に供給することができるようにオイル供給ダクト２
６１に連通するように配置する。ソレノイドコイルが再
び励磁されたとき、調量ロッド２５５は溝２５９を潤滑
油で再充填するために再び下方に押される。
示した構成において、この調量ロッド２５５は、クラン
クケースカバー２１７に旋回可能に取り付けられること
が好ましい適当なレバー３９５の端部の固定移動によっ
て下方に移動される。このような固定運動を生じるよう
にその端部の中間でレバーに接続されているのは適当な
ソレノイド４０１であり、このソレノイド４０１は適当
なコイル（図示せず）と適当な電機子（図示せず）とを
有し、適当な電機子（図示せず）は少なくとも一部がコ
イル内に配置され、レバー３９５に適当に接続されてい
る。動作において、調量ロッド２５５は、ブロック３６
１，３６３及び３６５の溝３７７に連通するように環状
溝２５９を配置するようにばね３９１によって上方に正
規に付勢される。ソレノイドコイルの励磁によって調量
ロッド２５５が下方に押され、それによってオイルが環
状溝２５９を占めることができるようにオイル供給室ま
たはオイルレール２４１に環状溝２５９を配置する。ソ
レノイドコイルが非励磁となったとき、ばね３９１は調
量ロッド２５５を再び上方に移動し、環状溝を各溝３７
７に連通するように配置し、それによって中の圧力の変
化及び交番に応答して潤滑油を密封クランクケース室２
２１に供給することができるようにオイル供給ダクト２
６１に連通するように配置する。ソレノイドコイルが再
び励磁されたとき、調量ロッド２５５は溝２５９を潤滑
油で再充填するために再び下方に押される。
【００３６】開示した構造は、ソレノイドの各作動に応
答するように２ストローク内燃エンジンの密封クランク
ケース室に固定または調量された潤滑オイルを供給する
ように作動する。それと連通するように環状溝の移動に
よって供給通路にオイルを供給する際に、オイルはオイ
ル調量ロッドから掃引され隣接する密封クランクケース
室の差圧による空気流によってクランクケースに吹き付
けられる。
答するように２ストローク内燃エンジンの密封クランク
ケース室に固定または調量された潤滑オイルを供給する
ように作動する。それと連通するように環状溝の移動に
よって供給通路にオイルを供給する際に、オイルはオイ
ル調量ロッドから掃引され隣接する密封クランクケース
室の差圧による空気流によってクランクケースに吹き付
けられる。
【００３７】オイル燃料比は、ソレノイドの作動によっ
て制御される調量ロッドの往復動の周波数によって所定
のエンジン速度によって制御され、ソレノイドは、電子
制御ユニット８８によるか、または燃料流、スロットル
位置及び燃料量速度のいずれかによって決定される周波
数で動力パックによって駆動することができる。
て制御される調量ロッドの往復動の周波数によって所定
のエンジン速度によって制御され、ソレノイドは、電子
制御ユニット８８によるか、または燃料流、スロットル
位置及び燃料量速度のいずれかによって決定される周波
数で動力パックによって駆動することができる。
【００３８】図９乃至図１４にはオイル供給または潤滑
装置４０９の他の実施例が示されており、この実施例は
以下に示すことを除いて図４乃至図８に示す潤滑装置２
０９と同一である。また図４乃至図８に示す実施例に適
用するような同じ参照符号は、潤滑装置４０９の同様な
部品に適用可能である。
装置４０９の他の実施例が示されており、この実施例は
以下に示すことを除いて図４乃至図８に示す潤滑装置２
０９と同一である。また図４乃至図８に示す実施例に適
用するような同じ参照符号は、潤滑装置４０９の同様な
部品に適用可能である。
【００３９】潤滑装置２０９と同様に、潤滑装置４０９
は、クランクケースカバー１７に適当に取り付けられた
複数のブロックまたはエレメント、すなわち、上方、中
間及び下方のブロックまたはエレメント３６１，３６３
及び３６５を使用する。しかしながら、潤滑装置２０９
に使用するブロックと比較すると、潤滑装置４０９のブ
ロックは矩形ではなくＬ形状である。さらに、その下面
の溝の代わりに潤滑装置４０９のブロックは主導管４１
４を有する導管装置または構成４１２を使用し（図１２
参照）、この主導管４１４は、穴または開口部３７３と
交差して連通し、穴または開口部３７３の一方の側で導
管４１６と連通し、この導管４１６は、クランクケース
カバー１７のブランチオイル供給ダクトまたは通路２６
１の一方と連通するように下面３７５の所定の位置で終
結している。さらに、導管装置または構成４１２は、他
の導管４１８を有し、他の導管４１８は、主導管４１４
とほぼ同一平面であり、主導管４１４と穴または開口部
３７３の交差部の他の側で主導間４１４と交差するか連
通する。さらに導管４１８は他の導管４２０と交差して
連通し、他の導管４２０はクランクケースカバー１７の
他方のダクトまたは通路２６１と連通するように下面３
７５の所定の位置に伸びている。
は、クランクケースカバー１７に適当に取り付けられた
複数のブロックまたはエレメント、すなわち、上方、中
間及び下方のブロックまたはエレメント３６１，３６３
及び３６５を使用する。しかしながら、潤滑装置２０９
に使用するブロックと比較すると、潤滑装置４０９のブ
ロックは矩形ではなくＬ形状である。さらに、その下面
の溝の代わりに潤滑装置４０９のブロックは主導管４１
４を有する導管装置または構成４１２を使用し（図１２
参照）、この主導管４１４は、穴または開口部３７３と
交差して連通し、穴または開口部３７３の一方の側で導
管４１６と連通し、この導管４１６は、クランクケース
カバー１７のブランチオイル供給ダクトまたは通路２６
１の一方と連通するように下面３７５の所定の位置で終
結している。さらに、導管装置または構成４１２は、他
の導管４１８を有し、他の導管４１８は、主導管４１４
とほぼ同一平面であり、主導管４１４と穴または開口部
３７３の交差部の他の側で主導間４１４と交差するか連
通する。さらに導管４１８は他の導管４２０と交差して
連通し、他の導管４２０はクランクケースカバー１７の
他方のダクトまたは通路２６１と連通するように下面３
７５の所定の位置に伸びている。
【００４０】ブロック３６１，３６３，及び３６５は各
穴または開口部３７３の上端に丸いまたは半径を有する
面４３０を有し、これはその下端で関連する調量ロッド
に密封係合し、開口部３７３の各々は、第１と第２の端
ぐり４４２及び４４４を有し（図１０参照）、第１の端
ぐり４４２は穴または開口部３７３の直径より大きい直
径を有し、第２の端ぐり４４４は、第１の端ぐり４４２
の直径より大きい直径を有する。
穴または開口部３７３の上端に丸いまたは半径を有する
面４３０を有し、これはその下端で関連する調量ロッド
に密封係合し、開口部３７３の各々は、第１と第２の端
ぐり４４２及び４４４を有し（図１０参照）、第１の端
ぐり４４２は穴または開口部３７３の直径より大きい直
径を有し、第２の端ぐり４４４は、第１の端ぐり４４２
の直径より大きい直径を有する。
【００４１】潤滑装置２０９におけるように、潤滑装置
４０９は、調量ロッド２５５を使用し、この調量ロッド
２５５は、調量ロッドを形成する一連の３つのセグメン
トまたはロッド、すなわち、上方調量ロッド３２５と、
中間の調量ロッド３２７と、下方の調量ロッド３２９と
を有する。中間及び下方の調量ロッド３２７及び３２９
は、ほぼ同じように形成され、上方部分４５４を有し、
この上方部分４５４は、関連穴または開口部３７３に面
し、円錐台形状の中間サブ部分４５６と上端のサブ部分
４５７とを有する。中間及び下方の調量ロッド３２７及
び３２９の各々は、下方部分４５２を有し、下方部分４
５２は面取り面４５８を有する接続部分によって上方部
分４５４に接続されており、以下に詳細に説明するよう
にその間に密封係合を形成し、それによって密封クラン
クケース室２２１からガスのオイルレール２４１への漏
れを防止するかまたは少なくとも最小限にするように関
連穴または開口部３７３の上縁の丸い面４３０と協働す
る。また下方部分４５２は面取り面４５８に間隔を置い
た関係で上方環状溝２５９を有し、これは前述したよう
に環状溝５９及び２５９に対応する。さらに、その下端
に隣接して下方部分４５２はスナップリングまたは後述
する他の適当な部材を受けるようになっている他の下方
の環状溝４６０を有する。
４０９は、調量ロッド２５５を使用し、この調量ロッド
２５５は、調量ロッドを形成する一連の３つのセグメン
トまたはロッド、すなわち、上方調量ロッド３２５と、
中間の調量ロッド３２７と、下方の調量ロッド３２９と
を有する。中間及び下方の調量ロッド３２７及び３２９
は、ほぼ同じように形成され、上方部分４５４を有し、
この上方部分４５４は、関連穴または開口部３７３に面
し、円錐台形状の中間サブ部分４５６と上端のサブ部分
４５７とを有する。中間及び下方の調量ロッド３２７及
び３２９の各々は、下方部分４５２を有し、下方部分４
５２は面取り面４５８を有する接続部分によって上方部
分４５４に接続されており、以下に詳細に説明するよう
にその間に密封係合を形成し、それによって密封クラン
クケース室２２１からガスのオイルレール２４１への漏
れを防止するかまたは少なくとも最小限にするように関
連穴または開口部３７３の上縁の丸い面４３０と協働す
る。また下方部分４５２は面取り面４５８に間隔を置い
た関係で上方環状溝２５９を有し、これは前述したよう
に環状溝５９及び２５９に対応する。さらに、その下端
に隣接して下方部分４５２はスナップリングまたは後述
する他の適当な部材を受けるようになっている他の下方
の環状溝４６０を有する。
【００４２】潤滑装置２０９におけるような潤滑供給装
置４０９において、下方の調量ロッド３２９の上端は、
中間の調量ロッド３２７の下端に当接し、中間の調量ロ
ッド３２７の上端は、上方の調量ロッド３２５の下端に
当接し、従って３つの調量ロッド３２５，３２７及び３
２９は、後述するようにソレノイドの作動に応答して一
致して上方に移動する。
置４０９において、下方の調量ロッド３２９の上端は、
中間の調量ロッド３２７の下端に当接し、中間の調量ロ
ッド３２７の上端は、上方の調量ロッド３２５の下端に
当接し、従って３つの調量ロッド３２５，３２７及び３
２９は、後述するようにソレノイドの作動に応答して一
致して上方に移動する。
【００４３】また潤滑装置４０９は、調量ロッドを下方
の位置、すなわち、溝２５９が導管装置４１２を通って
クランクケースカバー１７のオイル供給ダクト２６１と
連通する位置に正規に配置する装置を有する。ここに示
した構成において他の構成も使用することができるが、
このような装置は調量ロッドが下方位置にあり、環状溝
２５９が導管装置４１２と連通するときに調量ロッド及
び穴または開口部３７３を密封するように作用して、ク
ランク室からオイルレール２４１にガスが漏れることを
防止するか、少なくとも１つの最小限にする。さらに詳
細には、開示した構成において、このような装置は、穴
または開口部３７３の上端の丸い面４３０及び上方及び
下方の調量ロッド部分４５２及び４５４の間の面取り面
４５８に加えて、下方の調量ロッド部分４５２に包囲す
るような関係でまた関連ブロックの第１の端ぐり４４２
に配置された（Ｏリングの形である）適当な密封部材４
７０を含む（図１０参照）。密封部材４７０の軸線方向
外側では、密封装置は、下方の調量ロッド部分４５２に
関して包囲する関係で伸びているワッシャ４７２を有
し、このワッシャ４７２は、端ぐり４４４に配置され、
密封部材４７０に軸線方向に係合している。また密封部
材は、下方の溝４６０に固定されたスナップリングまた
はＣクリップ４７４を有する。ワッシャ４７２とスナッ
プリング４７４との間に下方の調量ロッド部分４５２に
対して包囲する関係で適当なばね４７６が配置されてお
り、ばねは螺旋ばねの形であり、関連する調量ロッドを
下方に関連するワッシャ４７２を上方に押し、それによ
って密封されたクランクケース室２２１にオイルを配分
することができるように関連導管装置４１２に連通する
ように関連する調量ロッドを下方に移動させる。ワッシ
ャ４７２を上方に押すことによってばね４７６はシール
４７０をブロック及び調整ロッドに密封係合するように
押す。またばね４７６は、面取り面４５８で丸い面４３
０に密封するように作用する。その結果、クランクケー
ス室２２１からオイルレール２４１へのガスの漏れは防
止されるかまたは少なくとも最小限にされる。
の位置、すなわち、溝２５９が導管装置４１２を通って
クランクケースカバー１７のオイル供給ダクト２６１と
連通する位置に正規に配置する装置を有する。ここに示
した構成において他の構成も使用することができるが、
このような装置は調量ロッドが下方位置にあり、環状溝
２５９が導管装置４１２と連通するときに調量ロッド及
び穴または開口部３７３を密封するように作用して、ク
ランク室からオイルレール２４１にガスが漏れることを
防止するか、少なくとも１つの最小限にする。さらに詳
細には、開示した構成において、このような装置は、穴
または開口部３７３の上端の丸い面４３０及び上方及び
下方の調量ロッド部分４５２及び４５４の間の面取り面
４５８に加えて、下方の調量ロッド部分４５２に包囲す
るような関係でまた関連ブロックの第１の端ぐり４４２
に配置された（Ｏリングの形である）適当な密封部材４
７０を含む（図１０参照）。密封部材４７０の軸線方向
外側では、密封装置は、下方の調量ロッド部分４５２に
関して包囲する関係で伸びているワッシャ４７２を有
し、このワッシャ４７２は、端ぐり４４４に配置され、
密封部材４７０に軸線方向に係合している。また密封部
材は、下方の溝４６０に固定されたスナップリングまた
はＣクリップ４７４を有する。ワッシャ４７２とスナッ
プリング４７４との間に下方の調量ロッド部分４５２に
対して包囲する関係で適当なばね４７６が配置されてお
り、ばねは螺旋ばねの形であり、関連する調量ロッドを
下方に関連するワッシャ４７２を上方に押し、それによ
って密封されたクランクケース室２２１にオイルを配分
することができるように関連導管装置４１２に連通する
ように関連する調量ロッドを下方に移動させる。ワッシ
ャ４７２を上方に押すことによってばね４７６はシール
４７０をブロック及び調整ロッドに密封係合するように
押す。またばね４７６は、面取り面４５８で丸い面４３
０に密封するように作用する。その結果、クランクケー
ス室２２１からオイルレール２４１へのガスの漏れは防
止されるかまたは少なくとも最小限にされる。
【００４４】上方の調量ロッドは上方の調量ロッド３２
５の上方部分が軸線方向の長さが最小限であることを除
いて中間及び下方の調量ロッド３２７及び３２９と同一
の方法で製造される。さらに、上方の調量ロッド３２５
は中間と下方の調量ロッド３２７及び３２９及び関連ブ
ロック３６３及び３６５の間の密封と同じように上方ブ
ロック３６１に密封される。
５の上方部分が軸線方向の長さが最小限であることを除
いて中間及び下方の調量ロッド３２７及び３２９と同一
の方法で製造される。さらに、上方の調量ロッド３２５
は中間と下方の調量ロッド３２７及び３２９及び関連ブ
ロック３６３及び３６５の間の密封と同じように上方ブ
ロック３６１に密封される。
【００４５】図９までに示される潤滑装置４０９は、図
４乃至図８に示す潤滑装置及び図１乃至図３に示す潤滑
装置９とは次の点で異なる。すなわち、電子制御ユニッ
ト８８によって周期的に例示されるソレノイド４０１に
よって、オイルレール２４１の環状溝２５９を充填して
電機子として作用する上方部分４５４を移動させるよう
にオイルレール２４１に環状溝２５９を配置するために
ばね４７６の作動に対して調量ロッドが下方に移動され
る点である。ソレノイド４０１は、オイルレール２４１
に配置され、すなわち、上方部分４５４とソレノイドコ
イルと上方部分４５４との間に配置されたガイドスリー
ブ４８２との間の熱を取り除き、潤滑を行う際の補助と
なるようにオイルに浸けられる。ソレノイド４０１は底
部から頭部にオイルの流れを妨げないようにオイルレー
ル２４１に関して構成される。
４乃至図８に示す潤滑装置及び図１乃至図３に示す潤滑
装置９とは次の点で異なる。すなわち、電子制御ユニッ
ト８８によって周期的に例示されるソレノイド４０１に
よって、オイルレール２４１の環状溝２５９を充填して
電機子として作用する上方部分４５４を移動させるよう
にオイルレール２４１に環状溝２５９を配置するために
ばね４７６の作動に対して調量ロッドが下方に移動され
る点である。ソレノイド４０１は、オイルレール２４１
に配置され、すなわち、上方部分４５４とソレノイドコ
イルと上方部分４５４との間に配置されたガイドスリー
ブ４８２との間の熱を取り除き、潤滑を行う際の補助と
なるようにオイルに浸けられる。ソレノイド４０１は底
部から頭部にオイルの流れを妨げないようにオイルレー
ル２４１に関して構成される。
【００４６】好ましくは、下方の調量ロッドは２つの部
品から形成され、（上方部分４５４に対応する）一方の
部分は、低いリラクタンスを有する鉄材料から製造さ
れ、（下方部分４５２に対応する）他の部分は、ステン
レススチールのような良好な摩耗材料から製造される。
２つの部品を一体的なものとするために適当な技術が使
用される。
品から形成され、（上方部分４５４に対応する）一方の
部分は、低いリラクタンスを有する鉄材料から製造さ
れ、（下方部分４５２に対応する）他の部分は、ステン
レススチールのような良好な摩耗材料から製造される。
２つの部品を一体的なものとするために適当な技術が使
用される。
【００４７】またオイル供給又は潤滑装置４０９はオイ
ルレールカバー２４３の上方または頭部の壁が調量ロッ
ドが突出することができるようには開口していない点に
おいて装置２９０とは異なる。
ルレールカバー２４３の上方または頭部の壁が調量ロッ
ドが突出することができるようには開口していない点に
おいて装置２９０とは異なる。
【００４８】本発明は、気化エンジン及び燃料噴射２ス
トロークエンジンの双方に適用可能である。
トロークエンジンの双方に適用可能である。
【図１】本発明の種々の特徴を有する２ストローク内燃
エンジンの概略部分断面図である。
エンジンの概略部分断面図である。
【図２】図１に示す２ストロークエンジンの一部の拡大
部分断面図である。
部分断面図である。
【図３】図１に示す２ストロークエンジンの他の部分の
図１の線３−３に沿って切断した拡大部分断面図であ
る。
図１の線３−３に沿って切断した拡大部分断面図であ
る。
【図４】本発明の種々の特徴を使用するエンジンオイル
供給回路または潤滑供給装置の概略図である。
供給回路または潤滑供給装置の概略図である。
【図５】図４に示すオイル供給回路に含まれるオイル供
給部材の拡大断面図である。
給部材の拡大断面図である。
【図６】図５の線６−６に沿って切った断面図である。
【図７】図５の線７−７の沿って切った断面図である。
【図８】図５の線８−８に沿って切った断面図である。
【図９】本発明の種々の特徴を組み込んだオイル供給ま
たは潤滑装置の部分断面図である。
たは潤滑装置の部分断面図である。
【図１０】図９の底部の一部の拡大図である。
【図１１】図１０の上部の一部の拡大図である。
【図１２】図１０の線１２−１２に沿って切った断面図
である。
である。
【図１３】図１２の線１３−１３に沿って切った断面図
である。
である。
【図１４】図１２の線１４−１４に沿って切った断面図
である。
である。
９ 供給回路 １１ 内燃エンジン １３ エンジンブロック組立体 １５ シリンダブロック １７ クランクケースカバー １９ クランクケース ２３ ピストン ３５ レール凹部 ４３ レールカバー ５１ 突出部 ５５ 調量ロッド ５９ 環状溝 ６１ ダクト ８１ ソレノイドコイル ８８ 電子制御ユニット ９１ ダクト ９７ 油だめ ２０９ 潤滑装置 ２５０ オイル供給回路 ３０１ 蒸気分離器 ３０３ 保持タンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 トッド・ディー・クラフト アメリカ合衆国イリノイ州60046，レイ ク・ヴィラ，ウォーターズ・エッジ 705, アパートメント 311 (72)発明者 ジェリー・エイ・フラディレク アメリカ合衆国ウィスコンシン州53142, ケノーシャ，サーティファースト・アベニ ュー 5531 (72)発明者 エリック・ジョージェンセン アメリカ合衆国ウィスコンシン州53105, バーリントン，ポプラー・ドライブ 30225
Claims (29)
- 【請求項１】 高圧状態と低圧状態の発生の位相がずれ
て交番する密封して配置された第１と第２の隣接した密
封クランクケース室と、前記第１及び第２のクランクケ
ース室にそれぞれ連通する端部を備えたオイル供給通路
を有するオイル供給回路と、オイルポンプと、オイルを
収容するオイル供給室であって、前記オイルポンプに連
通し、前記オイルを前記第１及び第２のクランクケース
室に供給するようにオイルを送るために前記端部の中間
のオイル供給通路に連通しているオイル供給室と、前記
部材の各サイクル中に前記供給通路に所定量のオイルを
配分するために前記ポンプとは独立して前記オイル室に
対して選択的に周期的に可動である部材と、前記部材を
周期的に選択的に動かす装置とを有する２ストローク内
燃エンジンの潤滑剤供給装置。 - 【請求項２】 前記部材を動かす装置は、前記部材を一
方の方向に移動させるソレノイドと、前記部材を他方の
方向に移動させるばねと、前記ソレノイドに電気的に接
続されている電子制御ユニットとを有する請求項１に記
載の潤滑剤供給装置。 - 【請求項３】 前記部材は、各サイクル中に往復動する
ように移動する潤滑剤供給装置。 - 【請求項４】 前記部材は、各サイクル中に直線的に往
復動する請求項１に記載の潤滑剤供給装置。 - 【請求項５】 高圧状態と低圧状態の発生の位相がずれ
て交番するように密封して配置された第１と第２の隣接
した密封クランクケース室と、前記第１及び第２のクラ
ンクケース室にそれぞれ連通する第１と第２のオイル供
給通路と、オイルを収容するようになっており、前記供
給室と離れた凹部を有し、前記第１と第２のオイル供給
通路に連通するオイル供給室を有するオイル供給回路
と、凹部を有し、前記凹部が前記オイル室に配置され、
それによって前記凹部をオイルで充填する第１の位置
と、前記凹部が前記溝に連通するように前記構成に配置
される第２の位置との間の前記形成部で可動なように前
記オイル供給室で支持され、それによって前記凹部のオ
イルを前記密封クランクケース室に供給する調量ロッド
と、前記第１と第２の位置との間で前記オイル調量ロッ
ドの移動を行う装置とを有する２ストローク内燃エンジ
ン用の潤滑剤供給装置。 - 【請求項６】 前記第１と第２の位置の間で前記オイル
調量ロッドを移動させる前記装置は、励磁されたときに
前記第１の位置と前記第２の位置との間で一方の方向に
前記調量ロッドを移動させるように作動する電気ソレノ
イドを有する請求項５に記載の潤滑剤供給装置。 - 【請求項７】 前記第１と第２の位置の間で前記オイル
調量ロッドを移動させる装置は、前記調量ロッドを一方
向に移動させるばねを有する請求項５に記載の潤滑剤供
給装置。 - 【請求項８】 前記第１と第２の間で前記オイル調量ロ
ッドを動かす前記装置は、励磁されたときに前記第１と
第２の位置の間で一方向に前記調量ロッドを移動させる
ように作動する電気ソレノイドと、前記ソレノイドが非
励磁となったときに前記一方の方向に前記調量ロッドを
移動させるように作動するばねとを有する請求項５に記
載の潤滑剤供給装置。 - 【請求項９】 前記オイル供給回路は、オイル供給室に
連通する装置を有する請求項５に記載の潤滑剤供給装
置。 - 【請求項１０】 前記オイルを前記オイル供給室に供給
する前記装置は、オイルリザーバと、前記オイルリザー
バにオイルを供給する前記オイル供給室と連通するオイ
ルポンプと、戻ったオイルを受けるために前記オイル供
給装置に連通すると共にフロート部材を有するオイル保
持タンクを有する蒸気分離器と、前記オイルリザーバ弁
及び前記蒸気分離器の保持タンク及び前記オイルタンク
に連通する配分弁であって、前記フロート部材に作動的
に接続され、所定の位置の上の前記フロート部材の場所
に応答して、前記オイルリザーバから前記オイルポンプ
へのオイルの流れを妨げ、前記オイル保持タンクから前
記オイルポンプへのオイルの流れを可能にするように第
１の位置に移動可能であり、また所定の位置の下の前記
フロート部材の場所に応答して、前記保持タンクから前
記オイルポンプへのオイルの流れを妨げ、前記オイルリ
ザーバから前記オイルポンプへのオイルの流れを可能に
するように第２の位置に移動可能である配分弁とを請求
項５に記載の潤滑剤供給装置。 - 【請求項１１】 前記オイル供給装置は垂直方向に伸び
ており、上部と底部を有し、前記蒸気分離器は前記オイ
ル供給室の前記上部に連通し、前記オイルポンプは前記
オイル供給室の前記底部に連通している請求項５に記載
の潤滑剤供給装置。 - 【請求項１２】 前記第１及び前記第２のクランクケー
ス室の一部がクランクケースカバーによって画定され、
前記オイル供給室は、前記クランクケースカバーによっ
てまた前記クランクケースカバーに固定された部材によ
って画定された壁を有する請求項５に記載の潤滑剤供給
装置。 - 【請求項１３】 前記オイル供給通路は前記側壁に伸び
ており、前記構成は前記壁に配置され、前記溝は前記壁
に面しており、前記オイル供給通路に連通している請求
項１２に記載の潤滑剤供給装置。 - 【請求項１４】 前記装置は、複数の前記第１と第２の
密封クランクケース室と、複数の前記オイル供給通路
と、互いに及び前記オイル供給通路にそれぞれ連通する
前記溝に整合している前記開口部を有する前記複数の構
成とを有し、前記調量ロッドは、直列に配置された複数
の整合セグメントを有し、整合セグメントは前記構成の
開口部に伸びており、前記溝を有する請求項５に記載の
潤滑供給装置。 - 【請求項１５】 潤滑剤供給装置は、隣接するように配
置され垂直方向に伸び、ほぼ密封した第１と第２の複数
のクランクケース室の対であって、外壁を有するクラン
クケースカバーによって一部が画定されており、その発
生の位相がずれて高圧と低圧の状態が交互に生じるクラ
ンクケースの対と、前記第１と第２のクランクケース室
とそれぞれ連通し前記壁に伸びている第１と第２のオイ
ル供給通路の複数の対と、オイル供給室を有するオイル
供給回路であって、前記クランクケースカバーの壁によ
って及び前記クランクケースカバーに固定された部材に
よって画定され、垂直方向に伸びると共に上部及び底部
を有し、前記壁の固定され、オイルを収容するようにな
っており、垂直方向に伸び整合した穴及び前記開口部に
連通し、前記壁に面している溝を有し、前記オイル供給
室から隔離されており、第１と第２の供給通路の対に連
通したオイル供給回路と、オイルリザーバと、前記供給
室の底部と連通してオイルを供給するオイルポンプと、
戻るオイルを受けるために前記オイル供給室の前記頭部
に連通しフロート部材を有するオイル保持タンクを有す
る蒸気分離器と、前記オイルリザーバ弁及び前記蒸気分
離器の保持タンク及び前記オイルタンクに連通する配分
弁であって、前記フロート部材に作動的に接続され、所
定の位置の上の前記フロート部材の場所に応答して、前
記オイルリザーバから前記オイルポンプへのオイルの流
れを妨げ、前記オイル保持タンクから前記オイルポンプ
へのオイルの流れを可能にするように第１の位置に移動
可能であり、また所定の位置の下の前記フロート部材の
場所に応答して、前記保持タンクから前記オイルポンプ
へのオイルの流れを妨げ、前記オイルリザーバから前記
オイルポンプへのオイルの流れを可能にするように第２
の位置に移動可能である配分弁と、直列に配置され整合
した複数のセグメントであって、溝を有し、前記溝が前
記オイル室に配置され前記溝をオイルで充填する第１の
位置と、前記溝が前記凹部に連通する前記構成に配置さ
れそれによって前記溝のオイルを前記密封されたクラン
ク室に供給する第２の位置との間の前記形成の前記開口
部で可動なように前記オイル供給室に支持された複数の
セグメントを有する調量ロッドと、励磁したときに前記
調量ロッドを前記第１の位置と第２の位置との間で一方
向に移動するように作動可能な電気ソレノイドと、前記
ソレノイドが非励磁となったとき前記一方の方向とは反
対の方向に前記調量ロッドを移動させるように作動する
ばねとを有する２ストローク内燃エンジンの潤滑装置。 - 【請求項１６】 第１のクランクケースと、第２のクラ
ンクケースと、前記第１と第２のクランクケースとの間
を連通するパルス通路と、入口及び出口を有するオイル
ポンプと、前記パルス通路から離れると共に前記オイル
ポンプ出口から排出されたオイルを連続的に受け、過剰
なオイルを前記オイルポンプ入口に連続的に戻すために
前記オイルポンプ出口と前記オイルポンプ入口との間を
連通するオイル供給室と、前記オイル供給室と前記パル
ス通路との間に伸びる調量通路と、前記調量通路に伸び
中に凹部を有し、前記凹部が前記オイル供給室に連通
し、それによって所定量のオイルが前記凹部に受けられ
るオイル受容位置と、前記凹部が前記パルス通路に連通
し、それによって前記溝のオイルが前記パルス通路に配
分される配分位置との間で可動である調量ロッドと、前
記受容位置と前記配分位置との間で前記調量ロッドを移
動させる装置とを有する２ストローク内燃エンジン。 - 【請求項１７】 前記移動装置は前記受容位置と前記配
分位置の一方に向かう１つの方向に前記調量ロッドを付
勢するばねと、前記ばねの作動に対して１つの方向に対
向する方向にまた前記受容位置と前記配分位置との他方
に前記調量ロッドを移動させるソレノイドとを有する請
求項１６に記載の２ストローク内燃エンジン。 - 【請求項１８】 前記凹部は前記調量ロッドに直径を有
する穴を有する請求項１６に記載の２ストローク内燃エ
ンジン。 - 【請求項１９】 前記調量ロッドは、外面を有し、前記
凹部は前記外面に環状溝を有する請求項１６に記載の２
ストローク内燃エンジン。 - 【請求項２０】 前記調量ロッドは前記オイル供給室に
横断するように伸びている請求項１６に記載の２ストロ
ーク内燃エンジン。 - 【請求項２１】 オイルリザーバと、オイルリザーバか
ら戻った過剰なオイルを受けるために前記オイル供給室
に連通し、フロート部材を中に有するオイルホルドタン
クを備えた蒸気分離器と、前記オイルリザーバ弁及び前
記蒸気分離器の保持タンク及び前記オイルタンクに連通
する配分弁であって、前記フロート部材に作動的に接続
され、所定の位置の上の前記フロート部材の場所に応答
して、前記オイルリザーバから前記オイルポンプへのオ
イルの流れを妨げ、前記オイル保持タンクから前記オイ
ルポンプへのオイルの流れを可能にするように第１の位
置に移動可能であり、また所定の位置の下の前記フロー
ト部材の場所に応答して、前記保持タンクから前記オイ
ルポンプへのオイルの流れを妨げ、前記オイルリザーバ
から前記オイルポンプへのオイルの流れを可能にするよ
うに第２の位置に移動可能である配分弁とを有する請求
項１６に記載の２ストローク内燃エンジン。 - 【請求項２２】 前記オイル供給室は垂直方向に伸び、
上部と底部とを有し、前記蒸気分離器は、前記オイル供
給室の上部に連通しており、前記オイルポンプは前記オ
イル供給室の底部に連通している請求項２１に記載の潤
滑剤供給装置。 - 【請求項２３】 垂直方向に伸びるクランク軸を支持す
ると共に、垂直方向に伸びるオイル供給溝を有するクラ
ンクケースカバーによって少なくとも一部が画定される
隣接した一対の密封クランクケース室を画定するクラン
クケースと、互いに垂直方向に間隔を置いた関係で前記
オイル供給溝に配置されると共に垂直方向に整合した開
口部を有する一対の穴と、互いに連通すると共に前記ク
ランクケースの対と連通し前記開口部の対と交差する水
平方向に伸びる一対のオイル供給通路と、前記穴の前記
開口部を通って伸びる調量ロッドであって、前記油受容
位置と前記油配分位置との間との間で軸線方向に可動で
あり、前記調量ロッドが前記オイル受容位置にあるとき
前記オイル供給通路に配置され、前記調量ロッドが前記
オイル供給位置にあるとき前記オイル供給装置に配置さ
れる軸線方向に間隔を置いた一対の環状溝を有する調量
ロッドと、前記受容位置と前記配分位置との間で前記調
量ロッドを移動させ、前記配分位置と前記受容位置の一
方に向かう一方の方向に前記調量ロッドを付勢するばね
を有する装置と、前記ばねの作動に対して一方の方向に
また電気的な作動に応答して前記受容位置と前記配分位
置の他方に向かう方向とは反対の方向に調整ロッドを移
動するソレノイドと、油だめと、前記油だめに連通する
入口を有するオイルポンプと、前記オイル供給通路に連
通する出口と、前記オイル供給通路と前記入口の上流の
前記ポンプに連通する導管とを有する内燃エンジン。 - 【請求項２４】 前記エンジンは、複数の密封クランク
ケース室の対と、前記密封クランクケース室に連通する
複数の前記オイル供給通路の対と、互いに整合し及び前
記オイル供給通路にそれぞれ連通する複数の前記開口部
を含む複数の穴とを有し、前記調量ロッドは、前記受容
位置にあるとき前記オイル供給通路溝に連通し、前記調
量ロッドが前記オイル配分通路にあるとき前記オイル供
給通路に連通する複数の溝の対を有する請求項２３に記
載の内燃エンジン。 - 【請求項２５】 高圧状態と低圧状態の発生の位相がず
れて交番する密封して配置された第１と第２の隣接した
密封クランクケース室と、前記第１及び第２のクランク
ケース室にそれぞれ連通する端部を備えたオイル供給通
路を有するオイル供給回路と、オイルポンプと、オイル
を収容するオイル供給室であって、前記オイルポンプに
連通し、前記オイルを前記第１及び第２のクランクケー
ス室に供給するようにオイルを送るために前記端部の中
間のオイル供給通路に連通しているオイル供給室と、オ
イル供給空隙を有し、第１と第２のクランクケース室が
互いに密封されている第１の位置とクランクケース室が
互いに連通している第２の位置との間で前記オイル室と
前記オイル供給通路に対して前記ポンプとは無関係に選
択的に周期的に可動な部材と、前記第１と第２の位置の
間で前記部材を周期的に移動させる装置とを有する２ス
トローク内燃エンジンの潤滑剤供給装置。 - 【請求項２６】 高圧状態と低圧状態の発生の位相がず
れて交番する密封して配置された第１と第２の隣接した
密封クランクケース室と、前記第１及び第２のクランク
ケース室にそれぞれ連通する端部を備えたオイル供給通
路を有するオイル供給回路と、オイルポンプと、オイル
を収容するオイル供給室と、オイル供給空隙を有し、第
１と第２のクランクケース室が互いに密封され、前記オ
イル供給空隙が前記オイル室に配置され、それによって
前記空隙が所定量のオイルで充填される第１の位置とク
ランクケース室が互いに連通し、各サイクル中に所定の
オイル量を前記供給通路に配分するように前記オイル供
給通路に連通する第２の位置との間で前記オイル室と前
記オイル供給通路に対して前記ポンプとは無関係に選択
的に周期的に可動な部材と、前記第１と第２の位置の間
で前記部材を周期的に移動させる装置とを有する２スト
ローク内燃エンジンの潤滑剤供給装置。 - 【請求項２７】 前記クランクケースの室の対は、少な
くとも一部が前記オイル供給室を画定するクランクケー
スカバーに形成されており、前記オイル供給通路は、前
記オイル供給室に配置されたエレメントに形成され、前
記クランクケースカバーに固定され、軸線方向に間隔を
置いて第１と第２の端部を有する開口部を有する導管装
置を有し、前記装置は前記部材が第２の位置にあるとき
前記エレメント及び前記部材を密封し、前記開口部の前
記端部の他方の第１及び第２の端ぐり軸線方向に隣接す
る半径部と、前記部材が前記第２の位置にあるとき前記
半径部に密封するように係合する前記部材の面取り面
と、前記部材を包囲する関係で前記第１の端ぐりに配置
された密封部材と、前記部材を包囲する関係で前記密封
部材に軸線方向に係合するように前記第２の端ぐりに配
置されたワッシャと、前記ワッシャから間隔を置いた関
係で前記部材上に配置されたリテーナと、前記部材を包
囲する関係で配置され前記部材を第２の位置に配置する
方向に前記部材を押すように、及び前記半径部と前記面
取り面に密封するように係合するように、及び前記密封
部材を前記エレメント及び前記部材に密封するように係
合するように前記ワッシャ及び前記リテーナに当接する
ように配置されたばねとを有する請求項２６に記載の潤
滑剤供給装置。 - 【請求項２８】 前記装置はクランクケースカバーに形
成された第１と第２のクランクケース室の複数の対と、
前記クランクケースカバーに形成された複数のオイル供
給通路と、前記オイル供給室に配置され端部と端部が当
接する関係に配置された複数の部材と、前記クランクケ
ースカバーに固定され互いに整合し前記部材を受ける開
口部を有する複数のエレメントと、前記開口部と交差
し、前記オイル供給通路の関連する通路の一部である導
管装置とを有する請求項２６に記載の潤滑供給装置。 - 【請求項２９】 部材を移動させる前記装置は、前記部
材を第２の位置に付勢し、前記導管装置の関連する装置
に連通するように前記オイル供給装置を配置する複数の
ばねと、前記ばねの作用に対して前記部材全体を前記第
１の位置に移動させ前記オイル室に前記オイル供給空隙
を配置するように前記部材の１つを作動させるように作
動させるソレノイドとを有する請求項２８に記載の潤滑
剤供給装置。
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