JPH0939008A - 壁材の製造方法 - Google Patents
壁材の製造方法Info
- Publication number
- JPH0939008A JPH0939008A JP7215415A JP21541595A JPH0939008A JP H0939008 A JPH0939008 A JP H0939008A JP 7215415 A JP7215415 A JP 7215415A JP 21541595 A JP21541595 A JP 21541595A JP H0939008 A JPH0939008 A JP H0939008A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wall material
- decorative sheet
- synthetic resin
- thermosetting synthetic
- manufacturing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Finishing Walls (AREA)
- Panels For Use In Building Construction (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 比較的低圧で無理なく成形でき、更には、成
形後の反り等も発生しにくい壁材の製造方法を提供す
る。 【解決手段】 解繊された木質繊維に熱硬化性合成樹脂
を添加して、フォーミングした後、所望の凹凸模様が形
成された型枠１１を一方側に用いて、熱圧締する。
形後の反り等も発生しにくい壁材の製造方法を提供す
る。 【解決手段】 解繊された木質繊維に熱硬化性合成樹脂
を添加して、フォーミングした後、所望の凹凸模様が形
成された型枠１１を一方側に用いて、熱圧締する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物の壁に使用
される凹凸模様を有する壁材の製造方法に関する。
される凹凸模様を有する壁材の製造方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】壁材に使用されるエンボス板（凹凸模様
板）は、解繊された木質繊維に熱硬化性合成樹脂を添加
してフォーミングした後、平板状に熱圧締成形して繊維
板を製造した後、表面に化粧シートを載置した状態で、
所望の凹凸模様が形成された型枠によって、熱圧締をし
ていた。
板）は、解繊された木質繊維に熱硬化性合成樹脂を添加
してフォーミングした後、平板状に熱圧締成形して繊維
板を製造した後、表面に化粧シートを載置した状態で、
所望の凹凸模様が形成された型枠によって、熱圧締をし
ていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来方法においては、一旦硬化した硬質の繊維板を凹凸模
様が形成された型枠で高圧処理によって無理やりに圧縮
成形していたので、動力を要すると共に、無理な変形に
伴う残留応力によって、成形後に反りが生じ易く、圧締
時に化粧シートが破れるという問題があった。本発明は
かかる事情に鑑みてなされたもので、比較的低圧で無理
なく成形でき、更には、成形後の反り等も発生しにくい
壁材の製造方法を提供することを目的とする。
来方法においては、一旦硬化した硬質の繊維板を凹凸模
様が形成された型枠で高圧処理によって無理やりに圧縮
成形していたので、動力を要すると共に、無理な変形に
伴う残留応力によって、成形後に反りが生じ易く、圧締
時に化粧シートが破れるという問題があった。本発明は
かかる事情に鑑みてなされたもので、比較的低圧で無理
なく成形でき、更には、成形後の反り等も発生しにくい
壁材の製造方法を提供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項１
記載の壁材の製造方法は、解繊された木質繊維に熱硬化
性合成樹脂を添加して、フォーミングした後、所望の凹
凸模様が形成された型枠を一方側に用いて、熱圧締して
いる。また、請求項２記載の壁材の製造方法は、請求項
１記載の方法において、前記フォーミングしたマットの
凹凸模様を形成しようとする面に、化粧シートを載置し
た後、熱圧締を行っている。請求項３記載の壁材の製造
方法は、請求項１記載の方法において、熱圧締成形した
後、熱圧締するときに使用した前記型枠を用いて、凹凸
模様形成面に化粧シートを貼着している。そして、請求
項４記載の壁材の製造方法は、請求項３記載の方法にお
いて、前記化粧シートは真空プレス法で貼着されてい
る。
記載の壁材の製造方法は、解繊された木質繊維に熱硬化
性合成樹脂を添加して、フォーミングした後、所望の凹
凸模様が形成された型枠を一方側に用いて、熱圧締して
いる。また、請求項２記載の壁材の製造方法は、請求項
１記載の方法において、前記フォーミングしたマットの
凹凸模様を形成しようとする面に、化粧シートを載置し
た後、熱圧締を行っている。請求項３記載の壁材の製造
方法は、請求項１記載の方法において、熱圧締成形した
後、熱圧締するときに使用した前記型枠を用いて、凹凸
模様形成面に化粧シートを貼着している。そして、請求
項４記載の壁材の製造方法は、請求項３記載の方法にお
いて、前記化粧シートは真空プレス法で貼着されてい
る。
【０００５】
【作用】請求項１〜４記載の壁材の製造方法は、熱硬化
性合成樹脂を添加した木質繊維をフォーミングした後、
所望の凹凸模様が形成された型枠を一方側に用いて、熱
圧締しているので、低圧で一定の凹凸模様が形成された
壁材を製造できる。この場合、成形面を無理な力で押圧
しないので、残留応力も少なく結果として成形後の反り
も発生も少なくて済む。特に、請求項２記載の壁材の製
造方法においては、フォーミングマットの凹凸模様を形
成しようとする面に化粧シートを載せ、凹凸模様が形成
された型枠を一方に用いて熱圧締成形するので、化粧シ
ートの貼着と熱圧締を同時に行え、作業工程を省略でき
る。そして、請求項３記載の壁材の製造方法において
は、熱圧締成形して凹凸模様を有する壁材基板を製造し
た後、熱圧締に使用したと同じ型枠を用いて化粧シート
を貼着するので、壁材基板に成形された凹凸模様と、型
枠模様とが一致し、その間の隙間が僅少になり、貼着す
る化粧シートを無理なく均一に押圧できる。また、請求
項４記載の壁材の製造方法においては、更に化粧シート
の貼着に真空プレスを用いているので、化粧シートと壁
材基板との間に気泡が形成されることが殆どなく、欠陥
のない化粧シート貼着面を形成できる。
性合成樹脂を添加した木質繊維をフォーミングした後、
所望の凹凸模様が形成された型枠を一方側に用いて、熱
圧締しているので、低圧で一定の凹凸模様が形成された
壁材を製造できる。この場合、成形面を無理な力で押圧
しないので、残留応力も少なく結果として成形後の反り
も発生も少なくて済む。特に、請求項２記載の壁材の製
造方法においては、フォーミングマットの凹凸模様を形
成しようとする面に化粧シートを載せ、凹凸模様が形成
された型枠を一方に用いて熱圧締成形するので、化粧シ
ートの貼着と熱圧締を同時に行え、作業工程を省略でき
る。そして、請求項３記載の壁材の製造方法において
は、熱圧締成形して凹凸模様を有する壁材基板を製造し
た後、熱圧締に使用したと同じ型枠を用いて化粧シート
を貼着するので、壁材基板に成形された凹凸模様と、型
枠模様とが一致し、その間の隙間が僅少になり、貼着す
る化粧シートを無理なく均一に押圧できる。また、請求
項４記載の壁材の製造方法においては、更に化粧シート
の貼着に真空プレスを用いているので、化粧シートと壁
材基板との間に気泡が形成されることが殆どなく、欠陥
のない化粧シート貼着面を形成できる。
【０００６】
【発明の実施の形態】続いて、添付した図面を参照しつ
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発
明の理解に供する。ここに、図１は本発明の第１の実施
の形態に係る壁材の製造方法の説明図、図２は本発明の
第２の実施の形態に係る壁材の製造方法の説明図であ
る。
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発
明の理解に供する。ここに、図１は本発明の第１の実施
の形態に係る壁材の製造方法の説明図、図２は本発明の
第２の実施の形態に係る壁材の製造方法の説明図であ
る。
【０００７】図１に示すように、本発明の第１の実施の
形態に係る壁材の製造方法においては、まず解繊した木
質繊維に熱硬化性合成樹脂を添加する。この熱硬化性合
成樹脂としては、例えば、メラミン樹脂、フェノール樹
脂、イソシアネート樹脂等があり、その添加量はフェノ
ール樹脂の場合には２〜５％、メラミン樹脂、イソシア
ネート樹脂等の場合には８〜１３％程度である。
形態に係る壁材の製造方法においては、まず解繊した木
質繊維に熱硬化性合成樹脂を添加する。この熱硬化性合
成樹脂としては、例えば、メラミン樹脂、フェノール樹
脂、イソシアネート樹脂等があり、その添加量はフェノ
ール樹脂の場合には２〜５％、メラミン樹脂、イソシア
ネート樹脂等の場合には８〜１３％程度である。
【０００８】この状態の木質繊維によって図１に示すよ
うにフォーミングマット１０を造り、所望の凹凸模様が
形成された型枠１１を用いて、上下両側から熱圧締を行
う。なお、１２は下部基盤を示す。この熱圧締の条件
は、圧力が１０〜３０ｋｇ／ｃｍ2 、温度１００〜１５
０℃、時間が５〜１０分程度である。
うにフォーミングマット１０を造り、所望の凹凸模様が
形成された型枠１１を用いて、上下両側から熱圧締を行
う。なお、１２は下部基盤を示す。この熱圧締の条件
は、圧力が１０〜３０ｋｇ／ｃｍ2 、温度１００〜１５
０℃、時間が５〜１０分程度である。
【０００９】以上の工程によって一応壁材１３が製造さ
れるが、この壁材１３を壁材基板として表面に化粧シー
トを貼着し、更に装飾性のある壁材を構成することもで
きる。この場合には、壁材基板の表面に接着剤を塗布し
て化粧シートを載せ、前記型枠１１を用いて貼着する
が、真空プレスを用いて化粧シートを貼着するのが好ま
しく、仕上がりがよくなる。
れるが、この壁材１３を壁材基板として表面に化粧シー
トを貼着し、更に装飾性のある壁材を構成することもで
きる。この場合には、壁材基板の表面に接着剤を塗布し
て化粧シートを載せ、前記型枠１１を用いて貼着する
が、真空プレスを用いて化粧シートを貼着するのが好ま
しく、仕上がりがよくなる。
【００１０】この場合に使用する化粧シートとしては、
化粧紙、塩化ビニル樹脂、突板等があるが、突板を使用
する場合には突板が厚い場合や、凹凸模様が粗い場合に
は突板は割れる場合があるので、その他の化粧シートを
使用する。前記接着剤としては、例えば、酢酸ビニル樹
脂エマルジョン等を使用する。
化粧紙、塩化ビニル樹脂、突板等があるが、突板を使用
する場合には突板が厚い場合や、凹凸模様が粗い場合に
は突板は割れる場合があるので、その他の化粧シートを
使用する。前記接着剤としては、例えば、酢酸ビニル樹
脂エマルジョン等を使用する。
【００１１】続いて、第２の実施の形態に係る壁材の製
造方法について説明する。図２に示すように、解繊され
た木質繊維に熱硬化性合成樹脂が添加されたフォーミン
グマット１４の上に化粧シート１５を載置する。そし
て、凹凸模様が形成された型枠１６を用いて、熱圧締を
行って壁材１７を製造する。この場合、熱圧締の温度が
高い場合に化粧シートとしては、熱に強い化粧紙、突板
等を使用する。接着剤はフォーミングマットに添加され
た熱硬化性合成樹脂が接着剤として作用するので特に必
要はない。この場合も、凹凸形状が激しい場合には、厚
い突板を使用すると割れるので、裏面に和紙を裏打ちし
た薄い突板を使用するか、化粧紙を使用する。
造方法について説明する。図２に示すように、解繊され
た木質繊維に熱硬化性合成樹脂が添加されたフォーミン
グマット１４の上に化粧シート１５を載置する。そし
て、凹凸模様が形成された型枠１６を用いて、熱圧締を
行って壁材１７を製造する。この場合、熱圧締の温度が
高い場合に化粧シートとしては、熱に強い化粧紙、突板
等を使用する。接着剤はフォーミングマットに添加され
た熱硬化性合成樹脂が接着剤として作用するので特に必
要はない。この場合も、凹凸形状が激しい場合には、厚
い突板を使用すると割れるので、裏面に和紙を裏打ちし
た薄い突板を使用するか、化粧紙を使用する。
【００１２】
【発明の効果】請求項１〜４記載の壁材の製造方法は、
低圧で成形できるので余分なエネルギーを必要とせず、
更には成形後の壁材に反りが発生しにくいという利点を
有する。また、化粧シートも無理なく貼着でき、圧締時
に破れたりすることがなく、品質の良い壁材を製造でき
る。
低圧で成形できるので余分なエネルギーを必要とせず、
更には成形後の壁材に反りが発生しにくいという利点を
有する。また、化粧シートも無理なく貼着でき、圧締時
に破れたりすることがなく、品質の良い壁材を製造でき
る。
【図１】本発明の第１の実施の形態に係る壁材の製造方
法の説明図である。
法の説明図である。
【図２】本発明の第２の実施の形態に係る壁材の製造方
法の説明図である。
法の説明図である。
１０ フォーミングマット １１ 型枠 １２ 下部基盤 １３ 壁材 １４ フォーミングマット １５ 化粧シー
ト １６ 型枠 １７ 壁材
ト １６ 型枠 １７ 壁材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 // Ｂ２９Ｋ 105:12 Ｂ２９Ｌ 31:10
Claims (4)
- 【請求項１】 解繊された木質繊維に熱硬化性合成樹脂
を添加して、フォーミングした後、所望の凹凸模様が形
成された型枠を一方側に用いて、熱圧締することを特徴
とする壁材の製造方法。 - 【請求項２】 前記フォーミングしたマットの凹凸模様
を形成しようとする面に、化粧シートを載置した後、熱
圧締を行う請求項１記載の壁材の製造方法。 - 【請求項３】 熱圧締成形した後、熱圧締するときに使
用した前記型枠を用いて、凹凸模様形成面に化粧シート
を貼着する請求項１記載の壁材の製造方法。 - 【請求項４】 前記化粧シートは真空プレス法で貼着さ
れる請求項３記載の壁材の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7215415A JPH0939008A (ja) | 1995-07-31 | 1995-07-31 | 壁材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7215415A JPH0939008A (ja) | 1995-07-31 | 1995-07-31 | 壁材の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0939008A true JPH0939008A (ja) | 1997-02-10 |
Family
ID=16671960
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7215415A Pending JPH0939008A (ja) | 1995-07-31 | 1995-07-31 | 壁材の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0939008A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007061201A1 (en) * | 2005-11-28 | 2007-05-31 | Lg Chem, Ltd. | Plastic composite panel with the appearance and texture similar to natural lumbers |
| US8168104B2 (en) | 2005-11-28 | 2012-05-01 | Lg Chem, Ltd. | In-line process for preparing wood plastic composite panel with the appearance and texture similar to natural lumbers and apparatus therefor |
-
1995
- 1995-07-31 JP JP7215415A patent/JPH0939008A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007061201A1 (en) * | 2005-11-28 | 2007-05-31 | Lg Chem, Ltd. | Plastic composite panel with the appearance and texture similar to natural lumbers |
| US8168104B2 (en) | 2005-11-28 | 2012-05-01 | Lg Chem, Ltd. | In-line process for preparing wood plastic composite panel with the appearance and texture similar to natural lumbers and apparatus therefor |
| US8697221B2 (en) | 2005-11-28 | 2014-04-15 | Lg Chem, Ltd. | Plastic composite panel with the appearance and texture similar to natural lumbers |
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