JPH0938906A - 床 材 - Google Patents
床 材Info
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- JPH0938906A JPH0938906A JP19091395A JP19091395A JPH0938906A JP H0938906 A JPH0938906 A JP H0938906A JP 19091395 A JP19091395 A JP 19091395A JP 19091395 A JP19091395 A JP 19091395A JP H0938906 A JPH0938906 A JP H0938906A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- veneer
- board
- substrate
- grain direction
- plate
- Prior art date
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- Finished Plywoods (AREA)
- Veneer Processing And Manufacture Of Plywood (AREA)
- Floor Finish (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 巾方向に谷反りするのを防止することができ
る床材を提供する。 【解決手段】 基板１の表面の木目方向と化粧単板２の
木目方向を平行方向に配置すると共に基板１の表面に化
粧単板２を軟質接着剤で接着する。基板１の裏面の木目
方向と捨て貼り単板３の木目方向を交差する方向に配置
すると共に基板１の裏面に捨て貼り単板３を硬質接着剤
で接着する。基板１と化粧単板２の接着強度がそれほど
大きくなく、よって化粧単板２が巾方向に谷反りしても
その影響が基板１に伝わりにくくすることができる。基
板１に捨て貼り単板３を強固に固定して基板１が化粧単
板２の影響を受けて谷反りしようとしても捨て貼り単板
３で支持することができる。
る床材を提供する。 【解決手段】 基板１の表面の木目方向と化粧単板２の
木目方向を平行方向に配置すると共に基板１の表面に化
粧単板２を軟質接着剤で接着する。基板１の裏面の木目
方向と捨て貼り単板３の木目方向を交差する方向に配置
すると共に基板１の裏面に捨て貼り単板３を硬質接着剤
で接着する。基板１と化粧単板２の接着強度がそれほど
大きくなく、よって化粧単板２が巾方向に谷反りしても
その影響が基板１に伝わりにくくすることができる。基
板１に捨て貼り単板３を強固に固定して基板１が化粧単
板２の影響を受けて谷反りしようとしても捨て貼り単板
３で支持することができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、直貼りや置敷きさ
れて家屋の床を形成する木質系の床材に関するものであ
る。
れて家屋の床を形成する木質系の床材に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】従来より木質系の床材は図５に示すよう
に、矩形の基板１の表面に矩形の化粧単板２を設けると
共に基板１の裏面に矩形の捨て貼り単板３を設け、捨て
貼り単板３の裏面に塩化ビニル樹脂等で形成される矩形
の遮音シート４を接着剤で接着して設けて形成されるも
のである。上記基板１としては、下板１０と中板１１と
上板１２をこの順で積層して形成される３プライ平行合
板と称される合板が用いられているが、下板１０はその
木目方向が基板１の長手端部と平行になるように配置さ
れており、また中板１１はその木目方向が下板１０の木
目方向と直交する方向になるように配置されていると共
に、上板１２はその木目方向が中板１１の木目方向と直
交する方向になるように配置されている。
に、矩形の基板１の表面に矩形の化粧単板２を設けると
共に基板１の裏面に矩形の捨て貼り単板３を設け、捨て
貼り単板３の裏面に塩化ビニル樹脂等で形成される矩形
の遮音シート４を接着剤で接着して設けて形成されるも
のである。上記基板１としては、下板１０と中板１１と
上板１２をこの順で積層して形成される３プライ平行合
板と称される合板が用いられているが、下板１０はその
木目方向が基板１の長手端部と平行になるように配置さ
れており、また中板１１はその木目方向が下板１０の木
目方向と直交する方向になるように配置されていると共
に、上板１２はその木目方向が中板１１の木目方向と直
交する方向になるように配置されている。
【０００３】上記床材を形成するにあたっては、上記基
板１の裏面に下板１０の木目方向と平行な木目方向を有
する捨て貼り単板３を接着剤で接着し、基板１の表面に
上板１２の木目方向と平行な木目方向を有する矩形の化
粧単板２を上記接着剤と同様の接着剤で接着し、化粧単
板２の表面に塗装を施すと共に捨て貼り単板３の裏面か
ら基板１に至るように吸音用の溝６を形成し、捨て貼り
単板３の裏面に遮音シート４を接着して設け、これを乾
燥するようにしていた。
板１の裏面に下板１０の木目方向と平行な木目方向を有
する捨て貼り単板３を接着剤で接着し、基板１の表面に
上板１２の木目方向と平行な木目方向を有する矩形の化
粧単板２を上記接着剤と同様の接着剤で接着し、化粧単
板２の表面に塗装を施すと共に捨て貼り単板３の裏面か
ら基板１に至るように吸音用の溝６を形成し、捨て貼り
単板３の裏面に遮音シート４を接着して設け、これを乾
燥するようにしていた。
【０００４】また雄実２０と雌実２１を有する床材を形
成するにあたっては、上記基板１の裏面に下板１０の木
目方向と平行な木目方向を有する捨て貼り単板３を接着
剤で接着し、基板１の表面に上板１２の木目方向と平行
な木目方向を有する矩形の化粧単板２を上記と同様の接
着剤で接着し、化粧単板２の表面に塗装を施すと共に捨
て貼り単板３の裏面から基板１に至るように吸音用の溝
６を形成し、捨て貼り単板３の裏面に遮音シート４を接
着して設け、基板１の一方の長手端部において化粧単板
２と上板１２とを切除して捨て貼り単板３と下板１０と
中板１１とで雄実２０を形成し、基板１の他方の長手端
部において捨て貼り単板３と下板１０と中板１１とを切
除し、捨て貼り単板３の裏面に遮音シート４を接着して
設けて上板１２と遮音シート４で囲まれる雌実２１を形
成し、これを乾燥するようにしていた。
成するにあたっては、上記基板１の裏面に下板１０の木
目方向と平行な木目方向を有する捨て貼り単板３を接着
剤で接着し、基板１の表面に上板１２の木目方向と平行
な木目方向を有する矩形の化粧単板２を上記と同様の接
着剤で接着し、化粧単板２の表面に塗装を施すと共に捨
て貼り単板３の裏面から基板１に至るように吸音用の溝
６を形成し、捨て貼り単板３の裏面に遮音シート４を接
着して設け、基板１の一方の長手端部において化粧単板
２と上板１２とを切除して捨て貼り単板３と下板１０と
中板１１とで雄実２０を形成し、基板１の他方の長手端
部において捨て貼り単板３と下板１０と中板１１とを切
除し、捨て貼り単板３の裏面に遮音シート４を接着して
設けて上板１２と遮音シート４で囲まれる雌実２１を形
成し、これを乾燥するようにしていた。
【０００５】ところで上記乾燥工程において、捨て貼り
単板３の裏面には遮音シート４が設けてあるので、捨て
貼り単板３の裏面側からは水分が蒸発せず、水分の蒸発
はほとんど化粧単板２の表面側からおこなわれるもので
あった。
単板３の裏面には遮音シート４が設けてあるので、捨て
貼り単板３の裏面側からは水分が蒸発せず、水分の蒸発
はほとんど化粧単板２の表面側からおこなわれるもので
あった。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記従来例で
は、化粧単板２の表面側から水分の蒸発がおこなわれる
ので、化粧単板２の含水率が捨て貼り単板３の含水率よ
りも大きくなって表面側と裏面側の含水率のバランスが
崩れ、化粧単板２が巾方向（長手方向と平行方向）に谷
反りし、この化粧単板２の反りによって全体が図４に示
すように巾方向に谷反りするという問題があった。
は、化粧単板２の表面側から水分の蒸発がおこなわれる
ので、化粧単板２の含水率が捨て貼り単板３の含水率よ
りも大きくなって表面側と裏面側の含水率のバランスが
崩れ、化粧単板２が巾方向（長手方向と平行方向）に谷
反りし、この化粧単板２の反りによって全体が図４に示
すように巾方向に谷反りするという問題があった。
【０００７】また雄実２０と雌実２１を設けた実施例で
は、下板１０と捨て貼り単板３の木目方向が平行である
ので、雄実２０が欠けやすいという問題があった。本発
明は上記の点に鑑みてなされたものであり、巾方向に谷
反りするのを防止することができると共に、雄実を欠け
ないようにすることができる床材を提供することを目的
とするものである。
は、下板１０と捨て貼り単板３の木目方向が平行である
ので、雄実２０が欠けやすいという問題があった。本発
明は上記の点に鑑みてなされたものであり、巾方向に谷
反りするのを防止することができると共に、雄実を欠け
ないようにすることができる床材を提供することを目的
とするものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項１に記載
の発明は、基板１の表面の木目方向と化粧単板２の木目
方向を平行方向に配置すると共に基板１の表面に化粧単
板２を軟質接着剤で接着し、基板１の裏面の木目方向と
捨て貼り単板３の木目方向を交差する方向に配置すると
共に基板１の裏面に捨て貼り単板３を硬質接着剤で接着
して成ることを特徴とするものである。
の発明は、基板１の表面の木目方向と化粧単板２の木目
方向を平行方向に配置すると共に基板１の表面に化粧単
板２を軟質接着剤で接着し、基板１の裏面の木目方向と
捨て貼り単板３の木目方向を交差する方向に配置すると
共に基板１の裏面に捨て貼り単板３を硬質接着剤で接着
して成ることを特徴とするものである。
【０００９】また本発明の請求項２に記載の発明は、請
求項１の構成に加えて、下板１０と中板１１と上板１２
とをこの順で積層して基板１を形成すると共に中板１１
の木目方向と下板１０の木目方向を交差させ、下板１０
の木目方向と捨て貼り単板３の木目方向を交差させ、基
板１の一方の側端部において上板１２を切除して中板１
１と下板１０と捨て貼り単板３とで雄実２０を形成する
と共に、基板１の他方の側端部において上記雄実２０が
嵌合される雌実２１を設けて成ることを特徴とするもの
である。
求項１の構成に加えて、下板１０と中板１１と上板１２
とをこの順で積層して基板１を形成すると共に中板１１
の木目方向と下板１０の木目方向を交差させ、下板１０
の木目方向と捨て貼り単板３の木目方向を交差させ、基
板１の一方の側端部において上板１２を切除して中板１
１と下板１０と捨て貼り単板３とで雄実２０を形成する
と共に、基板１の他方の側端部において上記雄実２０が
嵌合される雌実２１を設けて成ることを特徴とするもの
である。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。本発明の基板１は、図２（ａ）で示すように木板
で形成される下板１０と中板１１と上板１２をこの順で
積層して形成される３プライ平行合板と称される合板が
用いられている。下板１０はその木目方向が基板１の長
手端部と平行に形成されており、また中板１１はその木
目方向が下板１０の木目方向と直交する方向になるよう
に配置されていると共に、上板１２はその木目方向が中
板１１の木目方向とは直交する方向になるように配置さ
れている。
する。本発明の基板１は、図２（ａ）で示すように木板
で形成される下板１０と中板１１と上板１２をこの順で
積層して形成される３プライ平行合板と称される合板が
用いられている。下板１０はその木目方向が基板１の長
手端部と平行に形成されており、また中板１１はその木
目方向が下板１０の木目方向と直交する方向になるよう
に配置されていると共に、上板１２はその木目方向が中
板１１の木目方向とは直交する方向になるように配置さ
れている。
【００１１】本発明の化粧単板２と捨て貼り単板３は、
矩形のものを用いることができる。化粧単板２の木目方
向はその短手方向と略平行に形成してある。また捨て貼
り単板３の木目方向はその長手方向と略平行に形成して
ある。これら両単板２、３は、含水率が低下すると収縮
するが、その収縮は巾方向（長手方向）に量が大きいが
強さは弱く、長さ方向（短手方向）に量が小さくて強さ
がある。この傾向は木目方向が長手方向に形成された捨
て貼り単板３に大きくなる。
矩形のものを用いることができる。化粧単板２の木目方
向はその短手方向と略平行に形成してある。また捨て貼
り単板３の木目方向はその長手方向と略平行に形成して
ある。これら両単板２、３は、含水率が低下すると収縮
するが、その収縮は巾方向（長手方向）に量が大きいが
強さは弱く、長さ方向（短手方向）に量が小さくて強さ
がある。この傾向は木目方向が長手方向に形成された捨
て貼り単板３に大きくなる。
【００１２】本発明の軟質接着剤と硬質接着剤は、硬化
すると固い性質を表す尿素系やメラミン系の固い接着剤
と、硬化すると柔らかい性質を表すＳＢＲ系の柔らかい
接着剤を混合して調製することができる。軟質接着剤
は、固い接着剤：柔らかい接着剤＝８：２〜７：３の割
合で混合して調製することができる。また硬質接着剤
は、固い接着剤：柔らかい接着剤＝２：８〜３：７の割
合で混合して調製することができる。つまり軟質接着剤
は硬質接着剤よりも柔らかい接着剤がリッチにしてあ
る。
すると固い性質を表す尿素系やメラミン系の固い接着剤
と、硬化すると柔らかい性質を表すＳＢＲ系の柔らかい
接着剤を混合して調製することができる。軟質接着剤
は、固い接着剤：柔らかい接着剤＝８：２〜７：３の割
合で混合して調製することができる。また硬質接着剤
は、固い接着剤：柔らかい接着剤＝２：８〜３：７の割
合で混合して調製することができる。つまり軟質接着剤
は硬質接着剤よりも柔らかい接着剤がリッチにしてあ
る。
【００１３】そして本発明の床材を形成するにあたって
は、先ず図２（ｂ）に示すように、基板１の裏面に下板
１０の木目方向と交差する方向の木目方向を有する捨て
貼り単板３を硬質接着剤で接着する。次に図２（ｃ）に
示すように上記基板１の表面に上板１２の木目方向と平
行な木目方向を有する矩形の化粧単板２を軟質接着剤で
接着する。次に化粧単板２の表面に塗装を施すと共に捨
て貼り単板３の裏面から基板１に至るように複数本の吸
音用の溝６を基板１の長手端部と略平行に形成する。次
に基板１の一方の長手端部において化粧単板２と上板１
２とを切除して捨て貼り単板３と下板１０と中板１１と
で雄実２０を形成し、基板１の他方の長手端部において
捨て貼り単板３と下板１０と中板１１とを切除する。次
に捨て貼り単板３の裏面に遮音シート４を接着して設け
ると共に上板１２と遮音シート４で囲まれる雌実２１を
形成し、これを乾燥しておこなうものである。このよう
にして木質部分の厚みを２．５〜７．０ｍｍの図１に示
すような床材を形成することができる。
は、先ず図２（ｂ）に示すように、基板１の裏面に下板
１０の木目方向と交差する方向の木目方向を有する捨て
貼り単板３を硬質接着剤で接着する。次に図２（ｃ）に
示すように上記基板１の表面に上板１２の木目方向と平
行な木目方向を有する矩形の化粧単板２を軟質接着剤で
接着する。次に化粧単板２の表面に塗装を施すと共に捨
て貼り単板３の裏面から基板１に至るように複数本の吸
音用の溝６を基板１の長手端部と略平行に形成する。次
に基板１の一方の長手端部において化粧単板２と上板１
２とを切除して捨て貼り単板３と下板１０と中板１１と
で雄実２０を形成し、基板１の他方の長手端部において
捨て貼り単板３と下板１０と中板１１とを切除する。次
に捨て貼り単板３の裏面に遮音シート４を接着して設け
ると共に上板１２と遮音シート４で囲まれる雌実２１を
形成し、これを乾燥しておこなうものである。このよう
にして木質部分の厚みを２．５〜７．０ｍｍの図１に示
すような床材を形成することができる。
【００１４】上記床材は、基板１に化粧単板２が軟質接
着剤で接着されているので、基板１と化粧単板２の接着
強度がそれほど大きくなく、よって化粧単板２が巾方向
に谷反りしてもその影響が基板１に伝わりにくく、谷反
りしないようにすることができる。また上記床材は、捨
て貼り単板３は基板１の巾方向とほぼ平行な木目を有す
るので、その巾方向の曲げ強度が大きく、しかもこの捨
て貼り単板３は硬質接着剤で基板１に接着されているの
で、基板１に捨て貼り単板３を強固に固定して基板１が
化粧単板２の影響を受けて谷反りしようとしても捨て貼
り単板３で支持することができ、谷反りしないようにす
ることができる。
着剤で接着されているので、基板１と化粧単板２の接着
強度がそれほど大きくなく、よって化粧単板２が巾方向
に谷反りしてもその影響が基板１に伝わりにくく、谷反
りしないようにすることができる。また上記床材は、捨
て貼り単板３は基板１の巾方向とほぼ平行な木目を有す
るので、その巾方向の曲げ強度が大きく、しかもこの捨
て貼り単板３は硬質接着剤で基板１に接着されているの
で、基板１に捨て貼り単板３を強固に固定して基板１が
化粧単板２の影響を受けて谷反りしようとしても捨て貼
り単板３で支持することができ、谷反りしないようにす
ることができる。
【００１５】さらに上記床材は、雄実２０を中板１１と
下板１０と捨て貼り単板３とで形成することによって、
雄実２０の木目方向を上下に交互に交差するように形成
することができ、雄実２０の強度を高くして欠けにくく
することができる。
下板１０と捨て貼り単板３とで形成することによって、
雄実２０の木目方向を上下に交互に交差するように形成
することができ、雄実２０の強度を高くして欠けにくく
することができる。
【００１６】
【実施例】以下、本発明を実施例によって詳述する。 （実施例）基板１としては厚さ２．３ｍｍの３プライ平
行合板を用いた。軟質接着剤としてはＳＢＲ系接着剤
（ＳＢ−ＮＭ−５９１Ｋ、三井東圧社製）を８ｋｇと、
ユリアメラミン系接着剤（Ｃ−２０又はＣ−８Ｋ、三井
東圧社製）を２ｋｇと、小麦粉を２．５ｋｇと、塩化ア
ンモニウムを４０ｇとを混合して作成した。硬質接着剤
としては上記と同様のＳＢＲ系接着剤を２ｋｇと、上記
と同様のユリアメラミン系接着剤を８ｋｇと、小麦粉を
２．５ｋｇと、塩化アンモニウムを８０ｇとを混合して
作成した。
行合板を用いた。軟質接着剤としてはＳＢＲ系接着剤
（ＳＢ−ＮＭ−５９１Ｋ、三井東圧社製）を８ｋｇと、
ユリアメラミン系接着剤（Ｃ−２０又はＣ−８Ｋ、三井
東圧社製）を２ｋｇと、小麦粉を２．５ｋｇと、塩化ア
ンモニウムを４０ｇとを混合して作成した。硬質接着剤
としては上記と同様のＳＢＲ系接着剤を２ｋｇと、上記
と同様のユリアメラミン系接着剤を８ｋｇと、小麦粉を
２．５ｋｇと、塩化アンモニウムを８０ｇとを混合して
作成した。
【００１７】そして上述の工程にて厚さ３．８ｍｍ、巾
１４１ｍｍ、長さ８９５ｍｍの床材を形成した。尚、乾
燥工程における含水率の変化は、乾燥前の含水率１１％
から乾燥後の含水率８％である。 （比較例）基板１としては上記実施例と同様のものを用
いた。接着剤としては、上記と同様のＳＢＲ系接着剤を
６ｋｇと、上記と同様のユリアメラミン系接着剤を４ｋ
ｇと、小麦粉を２．５ｋｇと、塩化アンモニウムを４０
ｇとを混合して作成した。
１４１ｍｍ、長さ８９５ｍｍの床材を形成した。尚、乾
燥工程における含水率の変化は、乾燥前の含水率１１％
から乾燥後の含水率８％である。 （比較例）基板１としては上記実施例と同様のものを用
いた。接着剤としては、上記と同様のＳＢＲ系接着剤を
６ｋｇと、上記と同様のユリアメラミン系接着剤を４ｋ
ｇと、小麦粉を２．５ｋｇと、塩化アンモニウムを４０
ｇとを混合して作成した。
【００１８】そして上記従来例に示す工程にて実施例と
同様な床材を形成した。上記実施例と比較例とを対比す
ると、実施例では谷反りがほとんど発生しなかったが、
比較例では図４に示す反りの高さｄが約１．２ｍｍの反
りが発生した。
同様な床材を形成した。上記実施例と比較例とを対比す
ると、実施例では谷反りがほとんど発生しなかったが、
比較例では図４に示す反りの高さｄが約１．２ｍｍの反
りが発生した。
【００１９】
【発明の効果】上記のように本発明の請求項１に記載の
発明は、基板の表面の木目方向と化粧単板の木目方向を
平行方向に配置すると共に基板の表面に化粧単板を軟質
接着剤で接着し、基板の裏面の木目方向と捨て貼り単板
の木目方向を交差する方向に配置すると共に基板の裏面
に捨て貼り単板を硬質接着剤で接着したので、基板に化
粧単板を軟質接着剤で接着することによって、化粧単板
の反りが基板に影響しないようにすることができると共
に、基板の裏面に捨て貼り単板を強固に取り付けること
によって、巾方向に曲がりにくい捨て貼り単板で基板を
支持することができ、谷反りが発生しないようにするこ
とができるものである。
発明は、基板の表面の木目方向と化粧単板の木目方向を
平行方向に配置すると共に基板の表面に化粧単板を軟質
接着剤で接着し、基板の裏面の木目方向と捨て貼り単板
の木目方向を交差する方向に配置すると共に基板の裏面
に捨て貼り単板を硬質接着剤で接着したので、基板に化
粧単板を軟質接着剤で接着することによって、化粧単板
の反りが基板に影響しないようにすることができると共
に、基板の裏面に捨て貼り単板を強固に取り付けること
によって、巾方向に曲がりにくい捨て貼り単板で基板を
支持することができ、谷反りが発生しないようにするこ
とができるものである。
【００２０】また本発明の請求項２に記載の発明は、下
板と中板と上板とをこの順で積層して基板を形成すると
共に中板の木目方向と下板の木目方向を交差させ、下板
の木目方向と捨て貼り単板の木目方向を交差させ、基板
の一方の側端部において上板を切除して中板と下板と捨
て貼り単板とで雄実を形成すると共に、基板の他方の側
端部において上記雄実が嵌合される雌実を設けので、木
目方向が交互に交差する中板と下板と捨て貼り単板で雄
実を形成することができ、雄実の強度が高くなって欠け
にくくすることができるものである。
板と中板と上板とをこの順で積層して基板を形成すると
共に中板の木目方向と下板の木目方向を交差させ、下板
の木目方向と捨て貼り単板の木目方向を交差させ、基板
の一方の側端部において上板を切除して中板と下板と捨
て貼り単板とで雄実を形成すると共に、基板の他方の側
端部において上記雄実が嵌合される雌実を設けので、木
目方向が交互に交差する中板と下板と捨て貼り単板で雄
実を形成することができ、雄実の強度が高くなって欠け
にくくすることができるものである。
【図１】本発明の一実施の形態を示す斜視図である。
【図２】（ａ）乃至（ｄ）は同上の製造工程を示す斜視
図である。
図である。
【図３】同上の一部を拡大した断面図である。
【図４】床板の谷反りを示す斜視図である。
【図５】従来例の製造工程の一部を示す斜視図である。
１ 基板 ２ 化粧単板 ３ 捨て貼り単板 １０ 下板 １１ 中板 １２ 上板 ２０ 雄実 ２１ 雌実
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｅ０４Ｆ 15/04 8702−2Ｅ Ｅ０４Ｆ 15/04 Ｃ
Claims (2)
- 【請求項１】 基板の表面の木目方向と化粧単板の木目
方向を平行方向に配置すると共に基板の表面に化粧単板
を軟質接着剤で接着し、基板の裏面の木目方向と捨て貼
り単板の木目方向を交差する方向に配置すると共に基板
の裏面に捨て貼り単板を硬質接着剤で接着して成ること
を特徴とする床材。 - 【請求項２】 下板と中板と上板とをこの順で積層して
基板を形成すると共に中板の木目方向と下板の木目方向
を交差させ、下板の木目方向と捨て貼り単板の木目方向
を交差させ、基板の一方の側端部において上板を切除し
て中板と下板と捨て貼り単板とで雄実を形成すると共
に、基板の他方の側端部において上記雄実が嵌合される
雌実を設けて成ることを特徴とする請求項１に記載の床
材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19091395A JPH0938906A (ja) | 1995-07-26 | 1995-07-26 | 床 材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19091395A JPH0938906A (ja) | 1995-07-26 | 1995-07-26 | 床 材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0938906A true JPH0938906A (ja) | 1997-02-10 |
Family
ID=16265802
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
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