JPH0937240A - 動画像符号化装置及び動画像復号装置 - Google Patents

動画像符号化装置及び動画像復号装置

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JPH0937240A
JPH0937240A JP7178643A JP17864395A JPH0937240A JP H0937240 A JPH0937240 A JP H0937240A JP 7178643 A JP7178643 A JP 7178643A JP 17864395 A JP17864395 A JP 17864395A JP H0937240 A JPH0937240 A JP H0937240A
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JP
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moving picture
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weight
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JP7178643A
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Hiroyuki Katada
裕之 堅田
Hiroshi Kusao
寛 草尾
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Priority to EP99202515A priority patent/EP0961498B1/en
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Priority to DE69628467T priority patent/DE69628467T2/de
Priority to EP96305038A priority patent/EP0753970B1/en
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Priority to EP99202513A priority patent/EP0961496B1/en
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T9/00Image coding
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 背景となる動画像シーケンスと前景とな
る複数の部品動画像シーケンスを符号化し復号する際
に、復号装置において各部品動画像シーケンスを加重平
均によって背景動画像に合成するものであって、符号化
装置においては部品動画像シーケンスの位置情報を示す
データを符号化し、復号装置においては前記位置情報を
示すデータから前記加重平均に用いる重みを作成するこ
とを特徴とする動画像符号化装置及び動画像復号装置。 【効果】 背景動画像シーケンスに複数の部品動画像シ
ーケンスを加重平均によって重ね合わせる際、加重平均
の情報を2値情報から作成するため符号化データ量が少
なくてすむ。また、2値情報から作成された重みデータ
は0から1の間の値をとるため、部品動画像と背景動画
像の境界がスムーズに合成されて、視覚的妨害が低減さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディジタル画像処理
の分野に属し、画像データを高能率に符号化する動画像
符号化装置及びこの動画像符号化装置で作成された符号
化データを復号する動画像復号装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来技術】画像符号化において、異なる動画像シーケ
ンスを合成する方式が検討されている。
【0003】「階層表現と多重テンプレートを用いた画
像符号化」(信学技報IE94-159,pp99-106(1995))方式で
は、背景となる動画像シーケンスと前景となる部品動画
像の動画像シーケンス(例えばクロマキー技術によって
切り出された人物画像や魚の映像など)を合成して新た
なシーケンスを作成する手法が述べられている。
【0004】図13に従来手法のブロック図を示す。こ
こで第1の動画像シーケンスは背景動画像、第2の動画
像シーケンスは部品動画像であるとする。またアルファ
プレーンは部品動画像を背景動画像に合成する時に用い
られる重みデータであり、例えば図14に示すような1
から0の値を持つ重み画像である。アルファプレーンの
データは部品内部で1、部品外部で0とする。また部品
内部と外部の境界部で1から0の値をとり得、部品と背
景との画素値の混ざり具合や、ガラスなどの透明物体の
透過度を示すものとする。
【0005】まず従来手法の符号化側では、第1の動画
像シーケンス及び第2の動画像シーケンスがそれぞれ図
13の第1の動画像符号化部1、第2の動画像符号化部2
により符号化される。例えばMPEGやH.261などの動画像
符号化国際標準化方式が用いられる。アルファプレーン
は図13のアルファプレーン符号化部12にて符号化さ
れる。前記文献ではこの部分でベクトル量子化及びハー
ル変換が用いられている。各部分で符号化された符号化
データは、図示しない符号化データ統合部で統合され、
伝送あるいは蓄積される。
【0006】次に従来手法の復号側では、符号化データ
が図示しない符号化データ分解部にて第1の動画像シー
ケンスの符号化データ、第1の動画像シーケンスの符号
化データ、アルファプレーンの符号化データに分解され
る。これらの符号化データは図13に示すように第1の
動画像復号部5、第2の動画像復号部6及びアルファプ
レーン復号部13によって復号される。この後第1の重
み付け部8、第2の重み付け部9と加算器11を用いて
2つのシーケンスが加重平均によって合成される。具体
的には第1の動画像シーケンスと第2の動画像シーケン
スが f(x,y,t) = (1-α(x,y,t))f1(x,y,t) + α(x,y,t)f2(x,
y,t) によって合成される。ここで(x,y)はフレーム内の画素
位置を表す座標、tはフレームの時間である。またf1(x,
y,t), f2(x,y,t)はそれぞれ第1の動画像シーケンスと
第2の動画像シーケンスの画素値を、f(x,y,t)は合成シ
ーケンスの画素値を表し、α(x,y,t)はアルファプレー
ンのデータを表すものとする。つまり第1の重み付け部
8、では1-α(x,y,t)が重みとして用いられ、第2の重
み付け部9ではα(x,y,t)が重みとして用いられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述のごとく、従来の
技術においてはアルファプレーンを符号化するために符
号化後のデータ量が大きくなってしまう。
【0008】この問題点を回避するためにアルファプレ
ーンを2値化して情報量を削減することが考えられる
が、その場合は合成画像において部品と背景の境界の画
素値が不連続に変化し、境界部がギザギザに見えるとい
う視覚的妨害が発生する。
【0009】本発明の目的はこのような問題を解決し、
符号化後のデータ量を削減する一方合成画像の品質を劣
化させないような符号化装置、及び復号装置を提供する
ことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために(1)背景となる動画像シーケンスと前景
となる複数の部品動画像シーケンスを符号化し復号する
際に、符号化装置においては部品動画像シーケンスの位
置情報を示すデータを符号化する手段を備え、復号装置
においては前記位置情報を示すデータから前記加重平均
に用いる重みを作成する手段を備えること、さらには
(2)前記(1)の動画像符号化装置において、複数の
部品動画像シーケンスの位置情報を示すデータから前記
加重平均に用いる重みを作成する手段と、前記重みによ
って各動画像シーケンスに重み付けを行う手段を備える
こと、さらには(3)前記(2)の動画像符号化装置に
よって作成された符号化データを復号する装置であっ
て、複数の部品動画像シーケンスの位置情報を復号する
手段と、位置情報を示すデータから前記加重平均に用い
る重みを作成する手段と、符号化装置とは逆の重み付け
を行う手段を備えること、さらには(4)前記(2)の
動画像符号化装置において、ブロック毎に画像を符号化
する符号化手段と、前記重みの代表値を符号化ブロック
毎に求める手段と、前記重みの代表値によって重み付け
を行う手段を備えること、さらには(5)前記(4)の
動画像符号化装置によって作成された符号化データを復
号する装置であって、ブロック毎に画像を復号する復号
手段と、前記重みの代表値を復号ブロック毎に求める手
段と、前記重みの代表値によって符号化装置とは逆の重
み付けを行う手段を備えること、さらには(6)前記
(2)の動画像符号化装置において、変換符号化手段
と、前記重みの代表値を変換ブロック毎に求める手段
と、前記重みの代表値によって重み付けを行う手段を備
えること、さらには(7)前記(6)の動画像符号化装
置によって作成された符号化データを復号する装置であ
って、変換復号手段と、前記重みの代表値を変換ブロッ
ク毎に求める手段と、前記重みの代表値によって符号化
装置とは逆の重み付けを行う手段を備えること、を特徴
としたものである。
【0011】上記(1)のように構成された符号化装置
及び復号装置によれば、複数の動画像シーケンスを加重
平均によって合成するための重み情報を復号装置で作成
するので、これに対応する符号化装置で重み情報を全て
符号化する必要がなくなる。
【0012】さらに、上記(2)、(4)、(6)のよ
うに符号化データに対しても重み付けを行うので、発生
するデータ量を全体として少なくすることができる。
【0013】また、上記(3)、(5)、(7)のよう
に復号側で符号化側とは逆の重み付を行うことによっ
て、重みを取り除いた復号データを作成することができ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施例を詳
細に説明する。
【0015】図1は、本発明の符号化及び復号装置を示
すブロック図である。この図1で、第1の動画像符号化
部1、第2の動画像符号化部2、第1の動画像復号部5、
第2の動画像復号部6、第1の重み付け部8、第2の重
み付け部9及び加算器11については従来の技術で既に
述べたので説明を省略する。図1の領域情報符号化部3
は第2の動画像シーケンスの部品動画像の形状を示す領
域情報を符号化する部分である。図1の領域情報復号部
3は符号化された領域情報を復号する部分である。図1
のアルファプレーン作成部10は復号された領域情報を
用いてアルファプレーンを作成する部分である。
【0016】次に符号化装置、復号装置の動作を説明す
る。符号化装置では第1の動画像シーケンス及び第2の
動画像シーケンスがそれぞれ第1の動画像符号化部1及
び第2の動画像符号化部2にて符号化される。領域情報
は後に述べる方法で領域情報符号化部3にて符号化され
る。各符号化データは伝送あるいは蓄積のために図示し
ない符号化データ統合部にて統合される。一方、復号器
では伝送または蓄積された符号化データが図示しない符
号化データ分離部にて分離され、分離されたデータが第
1の動画像復号部5、第2の動画像復号部6及び領域情
報復号部7にて復号される。次にアルファプレーン作成
部10では、復号された領域情報から後述の手法により
アルファプレーンが作成される。このアルファプレーン
を用い、第1の重み付け部8、第2の重み付け部9と加
算器11によって2つのシーケンスが加重平均によって
合成される。
【0017】図10に領域情報の例を示す。これは図1
4に対応する部品動画像の領域情報を表すものであり、
しきい値を0.5として2値化したものである。このように
領域情報はアルファプレーンを2値化して求めても良い
し、エッジ検出やその他の領域分割手法によって求めて
も良い。あるいは文献「リアルタイム顔画像追尾方式」
(画像電子学会研究会予稿,93-04-04, pp.13-16 (199
3))に記載されているような方式を用いて領域を選択す
る場合、用いる情報は矩形であっても良い。この場合、
領域情報は例えば物体内部で1外部で0という2値をと
る。
【0018】領域情報符号化の具体的手法については詳
しく述べないが、2値データであるのでファクシミリに
用いられているようなランレングス符号化や、チェイン
符号化などを用いることができる。あるいは領域データ
が矩形の場合はその始点座標と縦・横の長さを示すデー
タのみを符号化すれば良い。
【0019】アルファプレーンの作成手法として、領域
情報の形状によって様々な方法を用いることができる。
【0020】例えば領域が矩形である場合、以下のよう
な1次元の重みを矩形領域の水平及び垂直方向に独立に
用いることによってアルファプレーンを作成できる。
【0021】
【数1】
【0022】ただしM=aN, L=N-M(aは0から1までの実
数)である。またNは矩形領域の大きさを示し、aはこれ
にかける重みの平坦度を示している。図12に1次元の
重み関数の例を示す。矩形に対応するアルファプレーン
は次式で表される α(x,y) = wNx,ax(x)wNy,ay(y) (2) ここで矩形の大きさを水平方向Nx画素、垂直方向Ny画素
とし、重みの水平及び垂直方向の平坦度をax, ayとし
た。
【0023】1次元重み関数としては(1)式以外にも
線形関数を組み合わせたものなどいろいろ考えられる。
【0024】次に領域が任意形状の場合のアルファプレ
ーン作成方法について述べる。ここでは3種類の手法を
説明する。
【0025】第1の手法は領域に対する外接矩形を求
め、この矩形に対して前述の1次元重み関数を水平及び
垂直に用いるというものである。
【0026】第2の手法は図11に示すように領域の周
囲から順に重みを決めていく方法である。例えば領域の
周辺画素を求め、これらに対応する重みを0.2とする。
次に領域中で重みを決定していない部分の周辺画素を求
め、これらに対応する重みを0.5とする。周辺画素の重
みが1になるまでこの手順を繰り返す。最後に重みが未
決定の領域に対して重みを1.0としてアルファプレーン
作成を終了する。このようにして領域の中央部で1.0、
周辺部で0.2の値を持つアルファプレーンが作成され
る。重みを周辺部から決定する時(1)式のような1次
元の重み関数を用いても良いし、線形に変化する値を用
いても良い。また順次重みを変化させていく時に、周辺
画素の厚みを1画素分としても良いし、それ以上の厚み
をとっても良い。
【0027】第3の手法は領域外部の重みを0、内部を
1とし、この2値画像に低域通過フィルタをかけて境界
部をぼかす方法である。フィルタの大きさや係数値、フ
ィルタをかける回数によって様々なアルファプレーンを
作成することができる。
【0028】以上のように第1の実施例では、アルファ
プレーンを直接符号化せず、復号側で作成するようにす
るため重み情報を全て符号化する必要がなくなり、従来
の手法に比べ効率良く符号化することができる。また復
号器において、復号された領域情報からアルファプレー
ンを作成しそれを用いてシーケンスを合成するので、部
品動画像の周辺部分にギザギザの視覚的妨害が発生する
のを防ぐことができる。
【0029】次に本発明の第2の実施例を説明する。図
2は、その符号化及び復号装置を示すブロック図であ
る。図2で第1の重み付け部8、第2の重み付け部9及
び加算器11については従来の技術で既に述べたので説
明を省略する。また、領域情報符号化部3、領域情報復
号部7、アルファプレーン作成部20,21については
第1の実施例で既に述べたので説明を省略する。
【0030】本実施例の特徴は、アルファプレーン作成
部20を符号化装置でも備え、複数シーケンス合成のた
めの重みを符号化に利用することである。重みデータは
1以下であるので符号化対象データは原データよりも小
さな値となり、その結果符号化データのデータ量を削減
することができる。
【0031】図2の第1の動画像符号化部22及び第2
の動画像符号化部23では符号化装置で作成されたアル
ファプレーンをもとに重み付けがなされ、動画像符号化
が行われる。図2の第1の動画像復号部24及び第2の
動画像復号部25では装置で作成されたアルファプレー
ンをもとに符号化側とは逆の重み付けがなされ、動画像
符号化がなされる。
【0032】第1の動画像符号化部22または第2の動
画像符号化部23として、例えば変換符号化の場合、図
3のような構成が考えられる。図3で動画像シーケンス
は第1の動画像シーケンス又は第2の動画像シーケンス
である。変換部31では入力された動画像がブロック毎
に変換される。変換としてDCT(離散コサイン変換)、
離散フーリエ変換、ウエーブレット変換などを用いるこ
とができる。
【0033】図3の重み付け部32では、変換係数がア
ルファプレーンの値によって重み付けされる。重みに用
いられる値としては、ブロック内でのアルファプレーン
の代表値を用いる。例えばアルファプレーンの値のブロ
ック内での平均値が用いられる。第1の動画像シーケン
ス及び第2の動画像シーケンスの変換係数をそれぞれg1
(u,v), g2(u,v)とすると、次式によって重み付けがなさ
れる。
【0034】
【数2】
【0035】ここでgw1(u,v), gw2(u,v)は重み付け後の
変換係数、u,vは水平・垂直方向の周波数、α(バー)
はブロック内でのアルファプレーンの代表値である。
【0036】図3の量子化部33では変換係数が量子化
され、可変長符号化部34では量子化された変換係数が
可変長符号化され、符号化データが作成される。
【0037】図2における前記動画像符号化部に対応す
る第1の動画像復号部24または第2の動画像復号部2
5としては、図4のような構成が考えられる。図4の可
変長符号復号部41では符号化データが復号され、逆量
子化部42では復号されたデータが逆量子化され、逆重
み付け部43では変換係数が(2)式の逆の操作を受け
る。即ち、
【0038】
【数3】
【0039】によって符号化側とは逆の重みがかけられ
る。ここで”Λ(ハット)”は復号された値であること
を示す。例えばハットgw1は第1の動画像シーケンスの
復号された重み付き変換係数である。
【0040】重み付けの手法としては前記のものの他
に、変換係数の直流成分には重み付けをせず、他の変換
係数については(2)式によって重み付けをする方法も
ある。その場合には、MPEGやH.261等の国際標準化方式
で用いられている量子化幅を前記ブロック内でのアルフ
ァプレーンの代表値で補正することによって、実質的に
重み付けを行うこともできる。
【0041】すなわち、図5に示すように量子化幅変更
部38を備え、図示しない量子化幅決定部によって決定
された量子化幅を、アルファプレーンのデータを用いて
変更する。具体的にはまずアルファプレーンのブロック
内での代表値(平均値など)ハ゛ーαを求め、第1の動画
像シーケンスの場合には(1 - ハ゛ーα)で量子化幅を割
り、第2の動画像シーケンスの場合にはハ゛ーαで量子化
幅を割ることによって、新しい量子化幅を得る。
【0042】この重み付け手法に対応する、復号装置で
の逆重み付けとして2通りの方法がある。第1は、図5の
符号化装置において量子化幅変更部38で変更される前
の量子化幅を符号化している場合である。この場合、復
号装置では図6に示すように符号化側と同じ量子化幅変
更部48を備え、図示しない量子化幅復号部で復号され
た量子化幅を、アルファプレーンのデータをもとに変更
する。第2は、図5の符号化装置において量子化幅変更
部48で変更された後の量子化幅を符号化している場合
である。この場合、復号装置では復号された量子化幅を
そのまま用いて逆量子化すれば良いので逆重み付けのた
めの特別な装置(図6の量子化幅変更部8)は不必要と
なる。ただし、MPEGやH.261等の方式では符号化する量
子化幅の大きさに制限があるため、第1の手法に比べ重
み付けの柔軟性が損なわれると考えられる。
【0043】ここまでは、第2の実施例において変換符
号化を用いる場合について説明してきた。図3〜図6で
はMPEGやH.261等の方式の特徴である動き補償部分を省
略して記したが、もちろん本手法は動き補償予測を用い
る符号化方式にも適用することができる。その場合には
例えば動き補償予測の予測誤差が図3の変換部31に入
力される。
【0044】以下では第2の実施例におけるその他の重
み付け手法について説明する。図7は図2の符号化装置
の第1の動画像符号化部22及び第2の動画像符号化部
23の例を示すものである。すなわち、MPEGやH.261な
どの動画像符号化の前に次式によって重み付けを行う重
み付け部50を備えている。
【0045】
【数4】
【0046】ここで、fw1(x,y), fw2(x,y)はそれぞれ第
1の動画像シーケンス、第2の動画像シーケンスに重み
付を行った結果である。また、α(バー)は前記ブロッ
ク内でのアルファプレーンの代表値である。
【0047】あるいは、次式によって重み付けを行って
もよい。
【0048】
【数5】
【0049】この重み付け手法に対応する復号装置での
逆重み付け方法を図8に示す。図8の逆重み付け部61
では符号化装置で用いたものと逆の重み付けがなされ
る。
【0050】符号化装置で(5)式の重み付けが行われ
た場合には、復号装置での逆重み付け部61、図2にお
けるシーケンス合成のための第1の重み付け部8及び第
2の重み付け部9を省略することができる。すなわち、
図9のような符号化装置及び復号装置を用いることがで
きる。図9で第1の動画像符号化部22、第2の動画像
符号化部23はそれぞれ図7のような構成をしており、
重み付け手法として(5)式が用いられる。この場合は
領域情報やアルファプレーンなど、シーケンスの合成に
必要な重み情報は動画像の符号化データ自身に組み込ま
れるため、これら重み情報を符号化する必要がなくな
る。従って、復号装置では復号された各シーケンスを直
接加え合わせるだけで合成シーケンスを作成することが
できる。ただし動画像シーケンス2が部品動画像である
場合には、画面全体を符号化するよりも領域内のデータ
のみを符号化する方が効率が良い場合がある。従ってそ
のような場合には符号化装置で領域情報を符号化し、復
号装置で領域情報を復号することが必要になる。
【0051】第2の実施例に対するここまでの説明で
は、複数の動画像シーケンスのそれぞれに重み付けする
例について述べてきた。例えば第1の動画像シーケンス
は(1- ハ゛ーα)によって重み付けされ、第2の動画像シ
ーケンスはハ゛ーαによって重み付けされている。
【0052】以上、実施例では一つの背景動画像シーケ
ンスに1つの部品動画像シーケンスを合成する場合に限
って説明してきたが、本発明は複数の部品動画像シーケ
ンスの場合にも用いることができる。その場合は各部品
動画像に対応した領域情報が符号化される。
【0053】また、背景動画像と各部品動画像は独立に
符号化されてもよいが、第2の実施例の説明の最後に述
べたような階層符号化では、背景動画像が下位レイヤと
なり各部品動画像は上位レイヤとして符号化される場合
もある。この時は下位レイヤから上位レイヤの画素値を
予測することによって上位レイヤの効率的な符号化がな
される。
【0054】
【発明の効果】本発明の画像符号化装置によれば、背景
動画像シーケンスに複数の部品動画像シーケンスを加重
平均によって重ね合わせる際、加重平均の情報を2値情
報から作成するため符号化データ量が少なくてすむ。ま
た、2値情報から作成された重みデータは0から1の間
の値をとるため、部品動画像と背景動画像の境界がスム
ーズに合成されて、視覚的妨害が低減される。
【0055】さらに合成に用いる重みを符号化側で利用
し、符号化前のデータに重み付けを行う場合には、符号
化データの削減を図ることができる。あるいは従来と同
一のデータ量で、復号画像の画質を向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を説明するブロック図で
ある。
【図2】本発明の第2の実施例を説明するブロック図で
ある。
【図3】本発明の第2の実施例における動画像符号化部
の一例を説明するブロック図である。
【図4】本発明の第2の実施例における動画像復号部の
一例を説明するブロック図である。
【図5】本発明の第2の実施例における動画像符号化部
の他の一例を説明するブロック図である。
【図6】本発明の第2の実施例における動画像復号部の
他の一例を説明するブロック図である。
【図7】本発明の第2の実施例における動画像符号化部
の他の一例を説明するブロック図である。
【図8】本発明の第2の実施例における動画像復号部の
他の一例を説明するブロック図である。
【図9】本発明の第2の実施例において領域情報を符号
化しない場合の例を説明するブロック図である。
【図10】本発明における領域情報の例を示す図であ
る。
【図11】本発明におけるアルファプレーン作成の例を
示す図である。
【図12】本発明における1次元重み関数の例を示す図
である。
【図13】従来方法を説明するブロック図である。
【図14】従来方法におけるアルファプレーンの例を示
す図である。
【符号の説明】
1 第1の動画像符号化部 2 第2の動画像符号化部 3 領域情報符号化部 4 伝送路あるいは蓄積装置 5 第1の動画像復号部 6 第2の動画像復号部 7 領域情報復号部 8 第1の重み付け部 9 第2の重み付け部 10 アルファプレーン作成部 11 加算器

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 背景となる動画像シーケンスと前景とな
    る複数の部品動画像シーケンスを符号化し復号する際
    に、復号装置において各部品動画像シーケンスを加重平
    均によって背景動画像に合成するものであって、符号化
    装置においては部品動画像シーケンスの位置情報を示す
    データを符号化することを特徴とする動画像符号化装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1の動画像符号化装置において、
    複数の部品動画像シーケンスの位置情報を示すデータか
    ら前記加重平均に用いる重みを作成し、前記重みによっ
    て各動画像シーケンスに重み付けを行い、符号化するこ
    とを特徴とする動画像符号化装置。
  3. 【請求項3】 請求項2の動画像符号化装置において、
    ブロック毎に画像を符号化する符号化装置を備え、前記
    重みの代表値を符号化ブロック毎に求め、前記重みの代
    表値によって重み付けを行うことを特徴とする動画像符
    号化装置。
  4. 【請求項4】 請求項2の動画像符号化装置において、
    変換符号化装置を備え、前記重みの代表値を変換ブロッ
    ク毎に求め、前記重みの代表値によって重み付けを行う
    ことを特徴とする動画像符号化装置。
  5. 【請求項5】 請求項1の動画像符号化装置によって作
    成された符号化データを復号する装置であって、複数の
    部品動画像シーケンスの位置情報を復号し、位置情報を
    示すデータから前記加重平均に用いる重みを作成し、各
    部品動画像シーケンスを加重平均によって背景動画像に
    合成を行うことを特徴とする動画像復号装置。
  6. 【請求項6】 請求項2の動画像符号化装置によって作
    成された符号化データを復号する装置であって、複数の
    部品動画像シーケンスの位置情報を復号し、位置情報を
    示すデータから前記加重平均に用いる重みを作成し、符
    号化装置とは逆の重み付けを行うことを特徴とする動画
    像復号装置。
  7. 【請求項7】 請求項3の動画像符号化装置によって作
    成された符号化データを復号する装置であって、ブロッ
    ク毎に画像を復号する復号装置を備え、前記重みの代表
    値を復号ブロック毎に求め、前記重みの代表値によって
    符号化装置とは逆の重み付けを行うことを特徴とする動
    画像復号装置。
  8. 【請求項8】 請求項4の動画像符号化装置によって作
    成された符号化データを復号する装置であって、変換復
    号装置を備え、前記重みの代表値を変換ブロック毎に求
    め、前記重みの代表値によって符号化装置とは逆の重み
    付けを行うことを特徴とする動画像復号装置。
JP7178643A 1995-07-14 1995-07-14 動画像符号化装置及び動画像復号装置 Pending JPH0937240A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001285871A (ja) * 2000-03-15 2001-10-12 Thomson Multimedia Sa ビデオ画像を符号化する処理方法及びその装置
JP2018007198A (ja) * 2016-07-08 2018-01-11 Kddi株式会社 復号装置、プログラム及びサーバ
JP2018101875A (ja) * 2016-12-20 2018-06-28 株式会社アクセル 画像データ符号化装置

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