JPH0934698A - ソフトウェア生成方法及び開発支援方法 - Google Patents

ソフトウェア生成方法及び開発支援方法

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JPH0934698A
JPH0934698A JP18383195A JP18383195A JPH0934698A JP H0934698 A JPH0934698 A JP H0934698A JP 18383195 A JP18383195 A JP 18383195A JP 18383195 A JP18383195 A JP 18383195A JP H0934698 A JPH0934698 A JP H0934698A
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JP
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hardware
information
software
function
generating
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Application number
JP18383195A
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English (en)
Inventor
Yoshima Ikeuchi
義真 池内
Takefumi Shindo
武文 進藤
Tetsuya Watanabe
哲也 渡辺
Jun Shimabukuro
潤 島袋
Yasuko Fukuzawa
寧子 福澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ソフトウェア開発者が専門分野の異なるハー
ドウェアの仕様情報を理解する必要をなくすと共に、ハ
ードウェア仕様の変更によるソフトウェア開発者への影
響を軽減する。 【構成】 ハードウェア部品仕様情報103であるマク
ロ定義情報122と外部仕様情報104、ハードウェア
動作記述情報105、外部仕様−動作記述対応情報10
6からデバイスドライバプログラム107であるマクロ
定義108と構造体定義109、関数定義110を生成
する(101)。 【効果】 ソフトウェア開発者へのハードウェア仕様の
誤伝達によるソフトウェア不良がなくなる。また、ハー
ドウェア仕様の変更に伴うソフトウェア開発者の作業が
軽減されることにより、ソフトウェア開発期間が短縮さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マイクロコンピュータ
システムによってハードウェアを制御するためのソフト
ウェアの開発支援を行うソフトウェア開発支援方法に係
わり、特にハードウェアを直接制御するソフトウェアで
あるデバイスドライバを生成する方法に関するものであ
る。また、本発明はハードウェアの仕様情報に変更があ
った場合にソフトウェアに対する変更波及先を抽出する
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】プログラム開発の効率を向上させるた
め、計算機を用いたプログラムの自動生成等の技術がい
ろいろ提案されている。
【0003】特開平4−352029号の「ソースプロ
グラム自動生成装置」には、ソフトウェアの仕様として
記述された状態遷移図からソースプログラムを生成する
方法が示されている。
【0004】また、情報処理学会紙 VOL.33 NO.11 通
巻333号に記載のように、近年、ハードウェア設計を
支援するための言語としてハードウェア記述言語を使用
する動きが活発になっている。また、ハードウェア記述
言語のためのビジュアルプログラミングツールでは、ハ
ードウェア構成要素の接続関係の指定、及びハードウェ
ア構成要素内の動作記述を状態遷移図等で行うことによ
りプログラミングを行うことが可能である。
【0005】日立製作所のSEWB3/FLOWでは、
データフロー図中のプロセスを表す図形と共に、別のデ
ータフロー図との間の関係を表す図形と情報を作成し、
データフロー図を対話端末上に表示させているときに、
プロセスを表す図形を入力装置で指示することで、プロ
セスと関係のあるデータフロー図を、対話端末上に表示
する方法が用いられている。
【0006】また、情報処理学会第48回(平成6年前
期)全国大会公演論文集(5)、pp181−182
「図式的プロセス記述によるアプリケーション自動/対
話実行支援システムの設計」には、作業指針を示すプロ
セスを図形的に記述し、この記述にしたがってプロセス
を実行する方法が示されている。この方法によるアプリ
ケーション実行支援システムの特徴は、作業指針を表す
プロセスの情報を、要素とダイアグラムに分けて管理す
ることである。要素とは、実行ファイルの性質に基づい
て整理したキーワードのことである。
【0007】上記実行支援システムは、ダイアグラムの
ノードと要素との間のつながりを表す情報と、要素と実
行ファイルとの間のつながりを表す情報を用意し、アプ
リケーションを実行するときに、ダイアグラムに沿って
プロセス実行順序を決定し、上記情報を利用して実行す
るプロセスとのつながりのある実行ファイルを実行す
る。もし複数の実行ファイルとつながりのあるプロセス
を実行する場合、実行すべき実行ファイルを対話的に作
業者に選択させる支援システムである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】マイクロコンピュータ
システムによってハードウェアを制御するためのソフト
ウェアを開発する際、ハードウェアの構成およびインタ
フェースの仕様に基づき、ハードウェアを直接制御する
ソフトウェアの処理内容が決定される。そのためソフト
ウェア開発者がハードウェアの構成及びインターフェー
ス等のハードウェア仕様を理解する必要がある。また、
ハードウェアの開発者がハードウェア構成またはハード
ウェアインタフェースの変更を行なった場合、これら変
更に基づいて、ソフトウェア開発者はソフトウェアソー
スコードを変更することになる。
【0009】上記のSEWB3/FLOWは、類似の専
門分野に属する複数の作業者が作成したソフトウェア構
成図を取り扱う方法であるが、専門分野が異なる複数の
作業者が作成した構成図間の関連を取り扱うことは出来
ない。すなわち、上記の方法では、ソフトウエア構成図
とハ−ドウエア構成図との関連を取り扱うことができな
かった。そのため、ハードウェアと密接な関係にあるソ
フトウェアを開発する場合、ハードウェアの構成が変更
された時、ソフトウェア開発者はハードウェア開発者と
直接コミュニケートしないと、ソフトウェアの変更箇所
を特定することが困難であるという問題点があった。
【0010】また、「図式プロセス記述によるアプリケ
ーション自動/対話実行支援システムの設計」に示され
た方法においても、上記と同様の問題点があった。
【0011】本発明の目的は、専門分野の異なるハード
ウェアの仕様情報をソフトウェア開発者が理解しなくて
も、ソフトウェア開発を行えるようにすることである。
また、本発明の他の目的は、専門分野の異なるハードウ
ェアの仕様変更に対して、ソフトウェア開発者が受ける
影響を軽減することである。さらに、本発明の他の目的
は、専門分野が異なる複数の作業者が作成した構成図の
間の変更波及箇所の抽出を支援することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の目的を達成する
ために、本発明では以下のような方法が行なわれる。ハ
ードウェアの要求仕様情報としての外部仕様情報、ハー
ドウェアの設計情報である動作記述情報、外部仕様情報
と動作記述情報の間の対応情報、および仕様情報中の数
値データの意味を示すマクロ定義情報をそれぞれ所定の
形式に従って記述することにより、ハードウェアを制御
するソフトウェア部品を生成する。
【0013】また、生成したソフトウェアおよびそれに
関する情報をソフトウェア部品として保持し、対応する
ハードウェアの情報をハードウェア部品として保持し、
さらに、ソフトウエア部品とハ−ドウエア部品との対応
関係を示すリンク情報を保持し、これらの部品情報を使
用してハードウェア構成図の作成/変更を行うことで、
ハードウェア構成の変更に対して変更影響のあるソフト
ウェア部品を特定できるようにする
【0014】
【作用】本発明によれば、ハードウェア開発者が所定の
形式でハードウェア仕様情報を記述するだけで、ハード
ウェアを制御するソフトウェア部品が生成される。ま
た、本発明によれば、ハードウェア開発者がハードウェ
ア部品を用いてハードウェア構成図の作成/変更を行う
と、リンク情報によって、ハ−ドウエア構成の変更によ
る影響を受けるソフトウェア構成図内のソフトウェア構
成要素を判定できる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。図1は本発明に係わるソフトウェア開発支援
システムの構成を示すブロック図である。ハードウェア
部品仕様情報103内のマクロ定義情報122と外部仕
様情報104とハードウェア動作記述情報105と外部
仕様−動作記述対応情報106はユーザインタフェース
102から入力される情報である。デバイスドライバプ
ログラム107はハードウェア部品仕様情報103をも
とにデバイスドライバ生成処理101から生成されるソ
フトウェアで、マクロ定義108と構造体定義109と
関数定義110からなる。
【0016】デバイスドライバ生成処理101はマクロ
定義情報122からマクロ定義108を作成するマクロ
定義生成処理111と、外部仕様情報104から構造体
定義109を生成する構造体定義生成処理114と、外
部仕様情報104とハードウェア動作記述情報105と
外部仕様−動作記述対応情報106から関数定義110
を生成する関数定義生成処理115とからなる。関数定
義生成処理115はさらに関数リターン型生成処理12
1、関数名生成処理116、関数引数生成処理117、
イベント実行処理生成処理119、及び関数フッタ生成
処理120からなる。
【0017】図2は本発明を適用したシステムを動作さ
せる汎用計算機の構成を示すブロック図である。図2に
おいて、外部記憶装置205には、本発明システムのプ
ログラムが格納される。メモリ201には、システムを
実行する場合に、外部記憶装置205よりシステムのプ
ログラムが読み込まれる。CPU203は、メモリ20
1に読み込んだシステムのプログラムを実行する。入力
装置204から利用者の指示が入力され、表示装置20
2には、利用者への確認事項等が表示される。
【0018】マクロ定義情報122には、後述のよう
に、レジスタアドレス定義情報301、レジスタビット
構成情報401、及びデ−タ値情報501が含まれる。
【0019】図3はマクロ定義情報122の1つである
レジスタアドレス定義情報301のデータ構造の例であ
る。レジスタアドレス定義情報301は、レジスタ名3
02、及びレジスタのアドレス303からなる。具体的
には、レジスタ名「StsReg」(304)に対応す
るレジスタのアドレスとして「0x10」(305)が
格納されている。
【0020】図4はマクロ定義情報122の1つである
レジスタビット構成情報401のデータ構造の例であ
る。レジスタビット構成情報401は、レジスタを構成
する各ビット群の意味を示す情報で、レジスタ名40
9、各ビット群が示す意味の名前402、ビット位置4
03、及び各ビット群の状態を示す値407と名前40
8を有する状態404からなる。具体的には、レジスタ
「StsReg」(410)のビット「0」(406)
は名前「D0B」(405)で値が「0」(407)の
時は「NotBusy」(408)を表す。
【0021】図5はマクロ定義情報122の1つである
データ値情報501のデータ構造の例である。データ値
情報501はレジスタに設定するデータの名前と値との
対応を示す情報で、データ名502、及び値503から
なる。具体的には、データ名「ReadDataCm
d」(504)の値は「0xC4」(505)である。
【0022】図6は外部仕様情報106のデータ構造の
例である。外部仕様情報106は、ハード部品を示す名
前602、外部機能の名称603、各機能に対する外部
仕様上でのパラメータである機能パラメ−タ604、及
び結果デ−タ608からなる。機能パラメ−タ604
は、名前を示す識別子605と意味内容を表す文606
とパラメータ情報の大きさを表すビット数607で構成
される。また、結果デ−タ608は各機能に対して返さ
れる実行結果を示すデータであり、名前を示す識別子6
09と意味内容を表す文610と結果データ情報の大き
さを表すビット数611で構成される。具体的には、ハ
ード部品「FDC」(612)は機能「READ DA
TA」(613)を持ち、この機能のパラメータとして
「HD」、「US」、「C」がある。例えばパラメータ
「C」(614)の意味は「実行開始セクタID情報」
(615)であり、大きさは「8ビット」(616)で
ある。また、機能「READ DATA」を動作させた
結果のデータとして「IC」、「SE」、「EC」が返
される。例えば結果データ「EC」(617)の意味は
「Equipmnt Check」(618)であり、
大きさは「1ビット」(619)である。
【0023】図7はハードウェア動作記述情報105の
1形態である状態遷移表701のデータ構造の例であ
る。表701の横軸702はハードウェアの各状態を表
し、縦軸704はハードウェアに対して起こりうるソフ
トウェアからのアクセス(イベント)を表している。横
軸、縦軸とも番号により各状態、各イベントを識別して
いる。表の内部707は横軸702の状態において縦軸
704で示されたイベントが起きた場合の状態遷移先の
状態番号を表している。具体的には、この表で表された
ハードウェア部品の状態が「状態(1)」(703)の
とき「イベント(a)」(705)が起きたならば、ハ
ードウェア部品の状態は「状態(2)」へ遷移する(7
06)。
【0024】図8は図7で示した状態遷移表701にお
ける各状態の内容801を示すデータ構造の例である。
状態遷移表701において横軸に示される各状態の内容
は番号803と名前804と条件805で表される。状
態番号803は表701中の全状態に割り振られる通し
番号である。状態の名前804は状態を表す名前であ
る。状態条件805はその状態に対するレジスタの値で
ある。例えば、状態番号(1)の状態806の名前は
「コマンド受付」(807)で「StsReg(ステー
タスレジスタ)のCBビットの値がNotBusyを示
す値であり、かつD0Bビット、D1Bビット、D2B
ビット、D3Bビットに対しても同様である」(80
8)ことが状態の条件となる。
【0025】図9は、図7で示した状態遷移表701に
おける各イベントの内容901を示すデータ構造の例で
ある。表701において縦軸に示されるイベントは番号
902とリード/ライト種別903とレジスタ名904
と設定/取得データ906で表される。イベント番号9
02は表中の全イベントに割り振られる通し番号であ
る。リード/ライト種別903はイベントがリードアク
セスかライトアクセスかを識別するものである。例え
ば、イベント番号(a)のイベント907では「ライト
アクセス」(908)であることを示している。レジス
タ名904はアクセスを行うレジスタを示す識別子であ
る。例えば、イベント番号(a)のイベント907では
「DataReg(データレジスタ)」(909)にア
クセスすることを示している。設定/取得データ906
は示されたアドレスに対しライトアクセスの場合は設定
するデータ、リードアクセスの場合は取得するデータを
表している。例えば、イベント番号(a)のイベント9
07では「機能Read Dataのコマンドデータ」
(910)を設定することを表している。
【0026】図10は外部仕様−動作記述対応情報10
6の1つである機能−遷移対応表1001のデータ構造
の例である。機能名1002は図6に示した外部仕様情
報104上で示されたものと同一である。遷移経路10
03は各機能1002を実行する場合の状態遷移表70
1上での遷移経路を示すもので、例えば1004の場
合、機能「READ DATA」を実行するには状態
(1)においてイベント(a)を発行し、状態(2)に
遷移してからイベント(b)を発行、状態(3)に遷移
してイベント(c)、状態(4)に遷移してイベント
(d)を発行すればよいことを示している(100
5)。以下では、状態とイベントのまとまりを遷移経路
中のノードと呼ぶ。例えば1005で「(1)(a)」
はノードである。
【0027】図11は外部仕様−動作記述対応情報10
6の1つであるパラメータ−レジスタビット対応表11
01のデータ構造の例である。この表1101は図6に
示した外部仕様104で示された各機能のパラメータ6
04および結果データ608の実ハードへのセッティン
グ単位およびセッティング単位でマッピングする際のビ
ット構成を示している。機能名1102は外部仕様10
4上で示されたものと同一である。パラメータ/結果デ
ータ種別1103は外部仕様104上で示されたパラメ
ータおよび結果データを実ハードへのセッティング単位
で名称付けしたもので、例えば、機能READ DAT
A(1106)においてパラメータは2つに分けて設定
するのでパラメータに番号を付加しパラメータ1(11
07)、パラメータ2とする。また、機能READ D
ATAの結果データは1まとめに読むので結果データ1
とする。パラメータ名/結果データ名1104は外部仕
様104上で示されたパラメータ及び結果データの名前
605、609と同一のものである。レジスタ上の位置
1105は、外部仕様104上の機能パラメータ604
及び結果データ608が実ハードへのセッティング単位
としてどのビットが割り当てられるかを示したものであ
る。具体的には、機能READ DATA(1106)
のパラメータ「HD」(1108)は「パラメータ1」
(1107)における「ビット0x02」(1109)
からの「1ビット」(外部仕様情報104のビット数6
07)として実ハードに設定される。
【0028】次に、図12、図13、図14、図15、
及び図16を用いて、第1の実施例を詳細に説明する。
第1の実施例は、ユーザインタフェースより入力された
ハードウェア部品仕様情報103であるマクロ定義情報
122と外部仕様情報104とハードウェア動作記述情
報105と外部仕様−動作記述対応情報106とを用い
て、ハードウェアを直接制御するソフトウェアであるデ
バイスドライバプログラム107を生成する例である。
【0029】図17、図18、図19は、生成されるデ
バイスドライバプログラムの具体例である。図17の行
(1)から行(25)まではマクロ定義108、行(2
6)から行(32)までは構造体定義109である。ま
た、図18、図19は関数定義110である。
【0030】図12はデバイスドライバプログラム10
7中のマクロ定義108を作成する処理(111)の手
順を表すフローチャートである。まず、レジスタアドレ
ス情報301からレジスタ名302とアドレス303の
対を取得する(ステップ1201)。具体的には、図3
に示すレジスタアドレス情報301からレジスタ名「S
tsReg」(304)とアドレス「0x10」(30
5)を取得する。次に、レジスタ名302からマクロ名
を作成し、アドレス303をマクロ値としてファイルに
「#define [マクロ名] [マクロ値]」の形式で
マクロ定義文を出力する(1202)。具体的には、レ
ジスタ名「StsReg」(304)からマクロ名「S
tsRegAdr」を作成し、図17に示すようにファ
イルに「#define StsRegAdr 0x1
0」(1701)を出力する。
【0031】次に、レジスタビット構成情報401から
ビット群に示された意味名402とビット位置403の
対および状態値407と状態名408の対を取得する
(ステップ1203)。具体的には、図4に示すレジス
タビット構成情報401から意味名前「D0B」(40
5)とビット位置「0x01」(406)の対および状
態値「0x00」(407)と状態名「NotBus
y」(408)の対を取得する。
【0032】次に、意味名402をマクロ名とし、ビッ
ト位置403をマクロ値としてファイルに「#defi
ne [マクロ名] [マクロ値]」の形式で出力する(ス
テップ1204)。また、状態名408をマクロ名と
し、状態値407をマクロ値としてファイルに「#de
fine [マクロ名] [マクロ値]」の形式でマクロ定
義文を出力する(ステップ1205)。具体的には、マ
クロ名「D0B」(405)とマクロ値「0x01」
(406)の対およびマクロ名「D0B_NotBus
y」(408)とマクロ値「0x00」(407)の対
から、図17に示すように、ファイルに「#defin
e D0B 0x01」(1702)、「#defin
e D0B_NotBusy 0x00」(1703)
を出力する。
【0033】次に、データ値情報501からデータ名5
02とデータ値503の対を取得する(ステップ120
6)。具体的には、図5に示すデータ値情報501から
データ名「ReadDataCmd」504とデータ値
「0xC4」505を取得する。次に、データ名502
をマクロ名とし、データ値503をマクロ値としてファ
イルに「#define [マクロ名] [マクロ値]」の
形式でマクロ定義文を出力する(ステップ1207)。
具体的には、マクロ名「ReadDataCmd」(5
04)とマクロ値「0xC4」(505)から、図17
に示すように、ファイルに「#define Read
DataCmd 0xC4」(1704)を出力する。
【0034】図13はデバイスドライバプログラム10
7中の構造体定義109を作成する処理(114)の手
順を表すフローチャートである。まず、外部仕様情報1
04の各機能に対する結果データを取得する(ステップ
1301)。具体的には、図6に示す外部仕様情報10
4から結果データ608を取得する。次に機能名603
から構造体タグ名を生成し、構造体ヘッダ部を生成する
(ステップ1302)。具体的には、機能名「READ
DATA」(613)からタグ名「RsltRead
Data」を生成し、図17に示すように、構造体ヘッ
ダ部「struct RsltReadData {」
(1705)を生成する。
【0035】次に、構造体のメンバを生成する(ステッ
プ1303)。メンバは結果データ608の各データか
ら生成する。結果データの名前609をメンバの識別子
とし使用レジスタの大きさにより型を設定する。例え
ば、8ビットレジスタ使用であれば「char」、16
ビットレジスタ使用であれば「short」、32ビッ
トレジスタ使用であれば「long」とする。外部仕様
情報104で結果データ608のビット数611がレジ
スタ長より大きい場合は配列を使用する。本実施例にお
いては8ビットレジスタ使用であるのでパラメータの型
を「char」とする。外部仕様情報104で結果デー
タIC、SE、EC(609)のビット数611は全て
8ビット以内であるので配列型は使用しない。具体的に
は、図17に示すように、メンバとして「char I
C; char SE; charEC;」(170
6)が生成される。構造体のメンバを全て生成したら、
構造体フッタを生成し、構造体定義を終了する(ステッ
プ1304)。具体的には、図17に示すよう
に、「};」(1707)を生成する。上記の処理を各
機能に対して行う。
【0036】図14、図15、及び図16はデバイスド
ライバプログラム107中の関数定義110を作成する
関数定義生成処理115の手順を表すフローチャートで
ある。外部機能がある限り、以下の処理を繰り返す(ス
テップ1401)。まず、外部仕様情報104から機能
名称を1つ取得する(ステップ1402)。例えば、機
能名称READ DATA(613)を取得する。次
に、取得した機能名1002に対する遷移経路1003
を機能−遷移対応表1001から取得する(ステップ1
403)。例えば、機能名称READ DATA(10
04)に対する遷移経路として「(1)(a)−(2)
(b)−(3)(c)−(4)(d)」(1005)を
取得する。
【0037】次に、生成する関数のリターン型を生成す
る処理を行う(121)。まず、取得した遷移経路中の
状態番号を取得し、これらの状態に対して状態条件が割
込みのものがあるかを、ハードウェア動作記述より確認
する(ステップ1405)。遷移経路中の状態条件に割
込みがあった場合は、生成関数のリターン型を「voi
d」とする(ステップ1407)。遷移経路中の状態条
件に割込みがなかった場合は、当該機能名よりタグ名を
生成し構造体型とする(ステップ1406)。例えば、
機能名「READ DATA」に対しては、「stru
ct RsltReadData {」とする。例にお
いては、「(1)、(2)、(3)、(4)」が遷移経
路中の状態番号で、この中では状態(4)の状態条件8
09が割込みであるので、リターン型は「void」
(1801)とする。
【0038】次に、生成するドライバ関数の名前を生成
する(116)。関数名は機能名より機械的に決定す
る。また、遷移経路中の状態条件に割込みがある場合は
1つの機能に対するドライバ関数が複数の関数よりなる
ので生成する順に番号を付加する等により名称が重なら
ないようにする(ステップ1408)。例えば、例にお
いては機能READ DATAに対する最初の生成関数
であるので関数名を「readData1」(180
2)とする。
【0039】次に、関数の引数を生成する(117)。
遷移経路中の状態条件に割込みがある場合は(ステップ
1409)、割込みがあるノードより前の遷移経路のイ
ベント設定データ(906)を状態遷移表901より取
得する(ステップ1411)。取得したデータを図11
に示したパラメータ−レジスタビット対応表1101で
検索し、機能名1102、パラメータ/結果データ種別
1103の一致する欄のパラメータ名/結果データ名1
104に記述された識別子を生成関数の引数とする(ス
テップ1412)。引数の型は使用レジスタのビット長
により、8ビットレジスタ使用であれば「char」、
16ビットレジスタ使用であれば「short」、32
ビットレジスタ使用であれば「long」とする。外部
仕様情報104でパラメータ604のビット数607が
レジスタ長より大きい場合は配列を使用する(ステップ
1413)。
【0040】本実施例においては、まず、割込みがある
ノードより前の遷移経路は「(1)(a)−(2)
(b)−(3)(c)」であり、この遷移経路中のイベ
ントに対する設定データ906は「READ DATA
のコマンド」(910)と「READ DATAのパラ
メータ1」(911)と「READ DATAのパラメ
ータ2」(912)である。これを基にパラメータ−レ
ジスタビット対応表1101を検索し、機能名1102
が「READ DATA」でありパラメータ/結果デー
タ種別1103が「パラメータ1」または「パラメータ
2」である欄のパラメータ名/結果データ名1104に
記述された識別子HD(1108)、US(111
0)、C(1111)を生成関数のパラメータとする。
本実施例においては、8ビットレジスタ使用であるので
パラメータの型を「char」とする。外部仕様情報で
パラメータHD、US、Cのビット数は全て8ビット以
内であるので配列型は使用しない。したがって、関数引
数として「(char HD、 char US、 c
har C)」(1803)を生成する。
【0041】次に、図15に示すように、遷移経路中の
それぞれのノードに対するイベント動作に対応するプロ
グラムを生成する(119)。まず、遷移経路の先頭か
ら順にノードを1つ取得する(ステップ1501)。取
得したノードの状態番号の状態を状態遷移表701から
検索し、状態条件を取得し、状態条件が割込みであっ
て、かつ、関数ヘッダ生成後の最初のノードでなければ
(ステップ1502)、関数定義を終了する(ステップ
1503)。本実施例においては、まず、ノード
「(1)(a)」を取得する。このノードの状態番号は
(1)であるので状態遷移表701の状態(1)の状態
条件808を取得する。この場合の状態条件は、「St
sReg(CB)=NotBusy、StsReg(D
0B)=NotBusy、StsReg(D1B)=N
otBusy、StsReg(D2B)=NotBus
y、StsReg(D3B)=NotBusy」であ
る。
【0042】ノ−ドが経路の先頭で、かつノ−ドに対す
る状態条件は割込みかを判定し(ステップ1504)、
状態条件が割込みでない場合は、状態条件確定待ち処理
の生成として、まず、ル−プ文開始部「while
(!(」(1805)を生成する(ステップ150
5)。次に取得した状態条件を機械的に変換して状態条
件チェック文を生成する(ステップ1508)。例え
ば、状態条件「StsReg(CB)=NotBus
y」(808)に対しては「((StsReg & C
B_NotBusy) = CB_NotBus
y))」(1806)を生成する。状態条件が複数ある
場合は状態チェック文と状態チェック文の間に「&&」
(1807)を入れる。全ての状態条件に対する状態チ
ェック文を生成したら(ステップ1506)、最後にル
−プ文終了部「)) {}」(1808)を生成する
(ステップ1507)。
【0043】次に、図16に示すように、イベント実行
処理に対応するプログラムの生成として、当該ノードに
対するイベント番号を取得し、状態遷移表のイベントを
取得する。本実施例においては、ノード「(1)
(a)」のイベント番号は(a)であるので、状態遷移
表701のイベント(a)907を取得する(ステップ
1609)。次にそのイベントのR/W種別903がラ
イトのときには(ステップ1601)パラメータ合成文
とイベント実行文を生成する。
【0044】パラメータ合成文は、生成関数の引数を実
ハードの設定レジスタの構成に合わせて合成する処理に
対応するプログラムである。まず、状態遷移表のイベン
トに対するデータ906に着目し、そのデータに示され
た機能名とパラメータ−レジスタビット対応表1101
の機能名1102が一致するものを検索する。機能名が
一致するものがなければ何も生成しない。機能名が一致
するものがあれば、状態遷移表のイベントデータ906
に示されたコマンド/パラメータ種別を取得しパラメー
タ−レジスタビット対応表1101で取得した欄を検索
する。つまり、機能名1102、及びパラメータ/結果
データ種別1103の一致する欄を検索する(ステップ
1603)。一致する欄がなければ何も生成しない。一
致する欄があれば、その欄のパラメータ/結果データ名
とレジスタ上の位置からパラメータ合成文を生成する
(ステップ1604)。例えば、イベント(b)913
において機能名がREAD DATA(914)、パラ
メータ/結果データ種別がパラメータ1(915)の場
合、パラメータ−レジスタビット対応表において機能名
とパラメ−タ/結果デ−タ種別が一致するので、取得す
るパラメータ/結果データ名、レジスタ上の位置はHD
(1108)、0x02(1109)、およびUS(1
110)、0x00(1112)である。これらに対し
機械的に「prm=prm|(HD<<0x02);」
(1809)と「prm=prm|(US<<0x0
0);」(1810)という文を生成する。パラメータ
−レジスタビット対応表に、ライトすべきデ−タがある
限り、上記の処理が繰り返される(ステップ160
3)。
【0045】次に、イベント実行文の生成の際は、出力
関数として予め用意された「OUTPUT()」を使用
して合成したパラメータ「prm」と状態遷移表のイベ
ント欄のアドレス項目に記述されたDataRegによ
り「OUTPUT(prm、DataReg);」(1
811)を生成する(ステップ1605)。
【0046】次に、イベントのR/W種別903がリー
ドのとき(ステップ1601)、イベント実行処理とし
てイベント実行文とパラメータ分割文を生成する。ま
ず、イベント実行文として入出力関数として予め用意さ
れた「INPUT()」を使用して一時変数であるpr
mと状態遷移表のイベントのレジスタ名904に記述さ
れたレジスタ名により「prm=INPUT([レジス
タ名]);」の形式で生成する(ステップ1602)。
具体的には、イベント(d)916の場合、R/W種別
903がリードであるので、レジスタ名904の「Da
taReg」により「prm=INPUT(DataR
eg);」(1901)を生成する。
【0047】次に、パラメータ分割文を生成する。パラ
メータ分割文は一時変数「prm」に取得したレジスタ
値を分割し内容に合わせてリターン値に代入する文であ
る。まず、状態遷移表のイベントデータ906に着目
し、そのデータに示された機能名とパラメータ−レジス
タビット対応表1101の機能名1102が一致するも
のを検索し、状態遷移表のイベントデータ906で示さ
れたコマンド/パラメータ種別を、パラメータ−レジス
タビット対応表1101の機能名が一致した欄で更に検
索する。つまり、機能名1102、パラメータ/結果デ
ータ種別1103の一致する欄を検索する。一致した欄
のパラメータ/結果データ名とレジスタ上の位置からパ
ラメータ分割文を生成する(ステップ1608)。
【0048】具体的には、イベント(d)916におい
て機能名READ DATA(917)、パラメータ/
結果データ種別が結果データ1(918)の場合、パラ
メータ−レジスタビット対応表1101において取得す
るパラメータ/結果データ名、レジスタ上の位置はIC
(1113)、0x02(1116)、SE(111
4)、0x01(1117)、EC(1115)、0x
00(1118)である。また、これらに対し、外部仕
様からそれぞれの結果データのビット数を取得しマスク
データを作成する。例えばビット数が1なら0x01、
ビット数が2なら0x03のようにビット数分のビット
をマスクするデータを作成する。これらのデータと予め
作成したリターン値型の変数「rtn」により、それぞ
れの結果データに対し機械的に「rtn.IC=(pr
m>>0x02)&0x03;」(1902)と「rt
n.SE=(prm>>0x01)&0x01;」(1
903)と「rtn.EC=(prm>>0x00)&
0x01;」(1904)というパラメ−タ分割文を生
成する。
【0049】パラメータ−レジスタビット対応表にリ−
ドすべきデ−タがある限り、上記の処理を繰り返す(ス
テップ1607)。
【0050】状態条件生成処理およびイベント生成処理
を終了したら、状態経路上の着目ノードを1つ進め同様
の処理を行う(ステップ1501)。着目ノードの状態
条件が割込みであった場合には(ステップ1502)、
「}」(1812)を生成し関数定義を一旦終了する
(ステップ1503)。そして、現在着目しているノー
ドを最初のノードとして残りの遷移経路に対してリター
ン型生成(121)からの処理を同様に行う。着目ノー
ドがなくなった場合には(ステップ1501)、「re
turn rtn;」(1905)と「}」(190
6)を生成し関数定義を終了する(ステップ151
0)。外部仕様上の全ての機能に対しこれらの動作を行
い機能がなくなったら終了する(ステップ1401)。
【0051】上記の例によれば、ソフトウェア開発者
は、ハードウェア仕様の詳細を知らなくても、あたかも
1関数を呼び出すようにしてハードウェアを動作させる
ことができる。また、この例で生成されたソフトウェア
はハードウェアのテスト用起動プログラムとして使用で
きる。
【0052】第2の実施例は、第1の実施例のデバイス
ドライバ生成処理101で生成したデバイスドライバプ
ログラム107をハードウェア部品と関連付けた形でソ
フトウェア部品として保管し、既に登録されたハードウ
ェア部品を使用する際には対応するソフトウェア部品を
容易に利用できる実施例である。また、ハードウェアの
接続関係を示したハードウェア構成図とソフトウェアの
呼び出し関連を示したソフトウェア構成図との間にリン
クを張り、ハードウェア構成が変更された際にソフトウ
ェア構成図上での影響箇所を表示する実施例である。第
2の実施例を詳細に説明する。
【0053】図20は、第2の実施例におけるソフトウ
ェア開発支援システムの構成を示すブロック図である。
ハードウェア部品仕様情報103とデバイスドライバプ
ログラム107およびデバイスドライバ生成処理101
は第1の実施例で示したものである。第2の実施例で
は、デバイスドライバ生成処理101で生成されたデバ
イスドライバプログラムを示す識別子と、対応するハー
ドウェア部品を示す識別子とを部品情報2010として
保持し、以下に示す処理2001、2007、及び20
03が追加される。
【0054】すなわち、ユーザインタフェース102か
らの入力に基づいてハードウェア構成図情報2009の
作成/変更/表示を行い、部品情報2010に基づいて
変更情報2002、及びソフトウエア部品とハ−ドウエ
ア部品との関連を示すリンク情報2006を作成するハ
ードウェア構成図情報作成/変更/表示処理2001
と、デバイスドライバ107を含むソフトウェアソース
コード2011を解析することにより関数/プロシージ
ャの呼び出し関連を抽出し、ソフト仕様情報2005の
一つとして、呼び出し関連を示すソフトウェア構成図情
報2004を作成するソフトウェア構成図作成処理20
07と、ハードウェア構成図の変更情報2002とハー
ドウェア部品とソフトウェア部品の関連を示すリンク情
報2006とソフトウェア構成図情報2004をもとに
ハードウェア構成図の変更に伴うソフトウェア構成図へ
の変更波及箇所を表示する変更波及箇所表示処理200
3が追加される。
【0055】図21はハードウェア部品情報2010の
データ構造の例である。部品情報2010は、ハードウ
ェア部品を特定する識別子2101、及びハ−ドウエア
部品に対応する関連ソフトウェア部品であるデバイスド
ライバプログラムを特定する識別子2102からなる。
これらの情報はハードウェア部品仕様情報103からソ
フトウェア部品であるデバイスドライバ107を生成す
る際(101)に、記憶される。
【0056】図22はハードウェア構成図に対する変更
情報2002のデータ構造の例である。変更情報200
2は、変更対象のハードウェア部品を特定する識別子2
201、及びその部品になされた変更の種別2202か
らなる。変更種別2202には「削除/挿入/移動」が
ある。ただし、ここで示した「移動」とは接続関係の変
更のことである。例えば、図22ではハードウェア部品
「FDC」(2203)がハードウェア構成図上から削
除(2204)されたことを示している。
【0057】図23はハードウェア構成図中で使用され
ているハードウェア部品2301と対応する関連ソフト
ウェア部品2302を示したリンク情報2006であ
る。これらの情報は部品情報2010より取得する。
【0058】図24はハードウェア構成図情報2009
のデータ構造の例である。ハ−ドウエア構成図情報20
09は、ハードウェア構成要素であるハードウェア部品
を特定する識別子2401に対応して、ハードウェア構
成図を表示するのに必要な表示データである表示位置2
402、名称2403、及び接続データ2405が格納
されている。
【0059】図25はソフトウェア構成図情報2004
のデータ構造の例である。ソフトウエア構成図情報20
04は、ソフトウェア構成要素である関数/プロシージ
ャを特定する識別子2501に対応して、ソフトウェア
構成図を表示するのに必要な表示データである表示位置
2502、呼び出し元2503、及び呼び出し先250
4が格納されている。呼び出し元、呼び出し先はそれぞ
れ1つまたは複数の記述が可能である 図26はハードウェア構成図作成/変更/表示処理20
01の処理手順を表すフローチャートである。図27は
ソフトウェア構成図情報作成処理2007の処理手順を
表すフローチャートである。図28はソフトウェア構成
図/変更波及箇所表示処理2003の処理手順を表すフ
ローチャートである。図29は、ハードウェア構成図表
示欄2904にハードウェア構成図を表示した画面例で
あり、図30はソフトウェア構成図を表示した画面例で
あり、3003はハードウェア構成変更情報を表示する
変更波及箇所表示欄が設けられている。
【0060】まず、図26を用いて、ハードウェア構成
図作成/変更/表示処理2001を説明する。図26に
おいて、まずハードウェア構成図作成/変更終了の指示
を入力装置から受け取ったかを調べる(ステップ260
1)。具体的には、図29において終了を表すQuit
ボタン2901が押されたならば、作成/変更を終了し
たことになる。もし作成/変更終了の指示があれば(ス
テップ2601)、情報処理装置はハードウェア構成図
作成/変更処理2001を終了し、変更波及箇所表示処
理2003の実行に移る。
【0061】作成/変更終了の指示がなかった場合(ス
テップ2601)、入力装置を介して指定されたハード
ウェア部品を特定する識別子を受け取る(ステップ26
02)。具体的には、図29の例にあるハードウェア構
成図入力画面で、ハードウェア部品表示欄2903の中
のDMA制御を行う部品を表す「DMAC」というアイ
コン2902、又はハードウェア構成図表示欄2904
の中の同様の部品を表す「DMAC」というアイコン2
905を入力装置を介して指示したとき、このアイコン
に対応するハードウェア部品ID「DMAC」(210
1)が獲得される。
【0062】次に、入力装置から入力されたハードウェ
ア構成図の作成/変更の指示(ステップ2603)に伴
い、作成/変更データを入力装置から受け取る(ステッ
プ2604)。
【0063】次に、受け取った作成/変更データに基づ
き、ハードウェア構成図情報2009を修正し、変更の
内容を変更情報2002に保存する(ステップ260
5)。具体的には、ハードウェア構成図(図29)にお
いてハードウェア構成要素「DMAC」が削除される等
の変更がなされると、情報処理装置はハードウェア構成
図情報を修正し、変更情報を作成、保存する。
【0064】次に、ハードウェア部品を特定する識別子
と、部品間リンク情報を用いて対応するソフトウェア部
品を全て検索する(ステップ2606)。そして、再び
変更終了指示の有無を確認する(ステップ2601)。
【0065】次に、図27を用いてソフトウェア構成図
情報作成処理2007を説明する。図27において、ま
ずソフトウェアのソースコードを読み込み、関数/プロ
シージャ等の呼び出し関係を解析する(ステップ270
1)。解析した呼び出し関係に基づいて表示位置等の表
示情報を作成し、ソフトウェア構成図情報2004に保
存する(ステップ2702)。具体的には、図25に示
すような関数名/プロシージャ名を示すソフトウェア構
成要素ID(2501)とそれに対する呼び出し元ソフ
トウェア構成要素ID(2503)、及び呼び出し先ソ
フトウェア構成要素ID(2504)をソースコードよ
り抽出し、さらに全体の呼び出し関係に基づいた個々の
ソフトウェア構成要素の表示位置情報2502を作成
し、ソフトウェア構成図情報2004に格納する。
【0066】次に、図28を用いてソフトウェア構成図
/変更波及箇所表示処理2003を説明する。図28に
おいて、まず変更情報2002にデータがあれば(ステ
ップ2801)、変更情報2002よりデータを1つ取
りだし、ハードウェア構成要素を特定する識別子220
1を獲得する。そして、この識別子2201とリンク情
報2006を用いて、ハードウェア構成要素に対応する
ソフトウェア構成要素を特定する識別子を全て検索する
(ステップ2802)。具体的には、変更情報2002
(図22)よりハードウェア構成要素ID「FDC」
(2203)を獲得し、リンク情報2006(図23)
から、「FDC」(2303)に対応するソフトウェア
構成要素IDとして「readData」(2303)
「readDeletedData」等を検索する。
【0067】次に、ソフトウェア構成図情報2004よ
り、検索したソフトウェア構成要素を特定する識別子
(2501)を用いて、ソフトウェア構成要素の表示デ
ータ(2502、2503、2504)を獲得する(ス
テップ2804)。具体的には、ソフトウェア構成要素
ID「readData」(2506)を用いて、ソフ
トウェア構成図情報2004(図25)から表示情報を
獲得する。
【0068】そして、再び変更情報内のデータの有無を
調べ、変更情報2002内にデータが残っていない場合
(ステップ2801)、変更情報2002とソフトウェ
ア構成図情報2004を用いて、ソフトウェア構成図と
変更波及箇所を対話端末上に表示する(ステップ280
3)。具体的には、図30に示すように、ソフトウェア
構成要素「readData」(3001)と「rea
dId」(3002)が、太線で協調表示されており、
これらが変更波及先であることを示している。また、変
更案内として変更情報2002(図22)に示された内
容を表示するダイアログボックス(3003)が表示さ
れている。
【0069】第2の実施例によれば、ハードウェア開発
者が、ハードウェア部品の削除/挿入/移動等によって
ハードウェア構成図を変更した場合、ソフトウェア開発
者は、変更の影響を受けるソフトウェア構成要素を容易
に特定できると共にハードウェア構成の変更内容を容易
に知ることができるので、それに伴うソフトウェア修正
作業の負担を軽減することができる。
【0070】
【発明の効果】ハードウェア開発者が記述したハードウ
ェア仕様情報を用いて、ハードウェアと密接に関連する
ソフトウェアの部分を生成することにより、ソフトウェ
ア開発者は専門分野の異なるハードウェアの仕様情報を
理解する必要がなくなる。また、ハードウェアインタフ
ェースの変更に伴ってソフトウェアが自動的に変更され
るので、ハードウェアインタフェースの変更がソフトウ
ェア開発者に影響を与えることがなくなる。
【0071】また、ソフトウェア開発者は、ハードウェ
ア構成の変更があった場合に、ハードウェア開発者との
間で変更の影響を受けるソフトウェア構成要素を明らか
にするための作業を行なわなくても、変更影響を受ける
ソフトウェア構成要素を知ることができる。その結果、
ソフトウェアの開発期間が短縮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるシステムの構成
を示す図である。
【図2】本発明システムを動作させる計算機の構成であ
る。
【図3】レジスタアドレス定義情報の例を示す図であ
る。
【図4】レジスタビット構成情報の例を示す図である。
【図5】データ値情報の例を示す図である。
【図6】外部仕様情報の例を示す図である。
【図7】ハードウェア動作記述情報を表す状態遷移表の
例を示す図である。
【図8】状態遷移表における状態内容の例を示す図であ
る。
【図9】状態遷移表におけるイベント内容の例を示す図
である。
【図10】機能−遷移対応表の例を示す図である。
【図11】パラメータ−レジスタビット対応表の例を示
す図である。
【図12】マクロ定義表作成処理の流れを示す図であ
る。
【図13】構造体定義作成処理の流れを示す図である。
【図14】関数定義作成処理の流れを示す図その1であ
る。
【図15】関数定義作成処理の流れを示す図その2であ
る。
【図16】関数定義作成処理の流れを示す図その3であ
る。
【図17】生成したソフトウェアを示す図その1であ
る。
【図18】生成したソフトウェアを示す図その2であ
る。
【図19】生成したソフトウェアを示す図その3であ
る。
【図20】本発明の第2の実施例におけるシステムの構
成を示す図である。
【図21】ハードウェア部品情報の例を示す図である。
【図22】ハードウェア構成図の変更情報の例を示す図
である。
【図23】ハードウェア構成図のリンク情報の例を示す
図である。
【図24】ハードウェア構成図情報の例を示す図であ
る。
【図25】ソフトウェア構成図情報の例を示す図であ
る。
【図26】ハードウェア構成図作成/変更/表示処理の
流れを示す図である。
【図27】ソフトウェア構成図情報作成処理の流れを示
す図である。
【図28】ソフトウェア構成図/変更波及箇所表示処理
の流れを示す図である。
【図29】ハードウェア構成図入力/変更画面の例を示
す図である。
【図30】ソフトウェア構成図/変更波及を表示した画
面の例を示す図である。
【符号の説明】
101…デバイスドライバ生成処理、103…ハード部
品仕様情報、122…マクロ定義情報、104…外部仕
様情報、105…ハードウェア動作記述情報、106…
外部仕様−動作記述対応情報情報、107…デバイスド
ライバ、108…マクロ定義、109…構造体定義、1
10…関数定義
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 島袋 潤 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 福澤 寧子 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハードウェア仕様情報から、マイクロコン
    ピュータシステムによってハードウェアを制御するため
    のソフトウェアを生成することを特徴とするソフトウェ
    ア生成方法。
  2. 【請求項2】前記ソフトウェア生成方法において、ハー
    ドウェアの仕様情報から前記ハードウェアを制御するた
    めのソフトウェアを生成する処理は、 ハードウェアの仕様情報中の数値データに対する意味を
    示すマクロ定義情報からマクロ定義を生成するステップ
    と、 ハードウェアの要求仕様である外部仕様情報から構造体
    定義を生成するステップと、 前記マクロ定義情報、前記外部仕様情報、ハードウェア
    の動作仕様を記述したハードウェア動作記述情報、及び
    前記外部仕様情報と前記ハードウェア動作記述情報の間
    の対応関係を記述した外部仕様−動作記述対応情報から
    関数定義を生成するステップとを有することを特徴とす
    る請求項1記載のソフトウェア生成方法。
  3. 【請求項3】前記ソフトウェア生成方法において、前記
    関数定義を生成する処理において、 前記外部仕様情報、前記ハードウェア動作記述情報、及
    び前記外部仕様−動作記述対応情報から関数のリターン
    型を生成するステップと、 前記外部仕様情報から関数名を生成するステップと、 前記外部仕様情報、前記ハードウェア動作記述情報、及
    び前記外部仕様−動作記述対応情報から関数の引数を生
    成するステップと、 前記マクロ定義情報、前記外部仕様情報、前記ハードウ
    ェア動作記述情報、及び前記外部仕様−動作記述対応情
    報からハードウェアアクセス処理に対応する実行文を生
    成するステップと、 前記ハードウェア動作記述情報と前記外部仕様−動作記
    述対応情報から関数終結文を生成するステップとを有す
    ることを特徴とする請求項2記載のソフトウェア生成方
    法。
  4. 【請求項4】請求項1記載のソフトウェア生成方法であ
    って、ハードウェアの試験に用いるためのハードウェア
    起動用ソフトウェアを生成することを特徴とするソフト
    ウェア生成方法。
  5. 【請求項5】マイクロコンピュータシステムによってハ
    ードウェアを制御するためのソフトウェアの開発支援を
    行うソフトウェア開発支援方法において、 ハードウェア部品を表すハードウェア構成要素を組み合
    わせたハードウェア構成図を記憶するステップと、 ソフトウェア部品を表すソフトウェア構成要素を組み合
    わせたソフトウェア構成図を記憶するステップと、 前記ハードウェア構成図内のハードウェア構成要素を特
    定する第1の識別子と、前記ソフトウェア構成図内のソ
    フトウェア構成要素を特定する第2の識別子との対応を
    表すリンク情報を記憶するステップと、 入力装置を介して指示された前記ハードウェア構成図内
    のハードウェア構成要素に対応する前記第1の識別子を
    得るステップと、 前記ステップで得られた前記第1の識別子と、前記リン
    ク情報とから、前記第2の識別子を検索するステップを
    有することを特徴とするソフトウェア開発支援方法。
  6. 【請求項6】前記ソフトウェア開発支援方法において、 前記第1の識別子と前記第2の識別子との対応を表す前
    記リンク情報を、前記ハードウェア仕様情報から前記ハ
    ードウェアを制御するためのソフトウェアを生成する段
    階で生成することを特徴とする請求項5記載のソフトウ
    ェア開発支援方法。
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