JPH09330864A - 複合圧電物質製造方法及び複合圧電物質製造用マスク - Google Patents

複合圧電物質製造方法及び複合圧電物質製造用マスク

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JPH09330864A
JPH09330864A JP14724896A JP14724896A JPH09330864A JP H09330864 A JPH09330864 A JP H09330864A JP 14724896 A JP14724896 A JP 14724896A JP 14724896 A JP14724896 A JP 14724896A JP H09330864 A JPH09330864 A JP H09330864A
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mask
piezoelectric material
composite piezoelectric
manufacturing
pattern
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Yasuto Takeuchi
康人 竹内
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    • B06GENERATING OR TRANSMITTING MECHANICAL VIBRATIONS IN GENERAL
    • B06BMETHODS OR APPARATUS FOR GENERATING OR TRANSMITTING MECHANICAL VIBRATIONS OF INFRASONIC, SONIC, OR ULTRASONIC FREQUENCY, e.g. FOR PERFORMING MECHANICAL WORK IN GENERAL
    • B06B1/00Methods or apparatus for generating mechanical vibrations of infrasonic, sonic, or ultrasonic frequency
    • B06B1/02Methods or apparatus for generating mechanical vibrations of infrasonic, sonic, or ultrasonic frequency making use of electrical energy
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    • B06B1/0607Methods or apparatus for generating mechanical vibrations of infrasonic, sonic, or ultrasonic frequency making use of electrical energy operating with piezoelectric effect or with electrostriction using multiple elements
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10NELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • H10N30/01Manufacture or treatment
    • H10N30/09Forming piezoelectric or electrostrictive materials
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  • Micromachines (AREA)
  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 LIGAプロセスによって所定の構造を有す
る複合圧電物質を製造する際にX線マスクに要する費用
を低く抑えることが可能な複合圧電物質製造方法及びそ
の複合圧電物質製造用マスクを実現する。 【解決手段】 シンクロトロン放射X線で露光,現像し
て複合圧電物質をリソグラフィにより製造する複合圧電
物質製造方法であって、シンクロトロン放射X線で露光
する際に使用するマスクとして電鋳法により作製された
規則的なパターンを有する金網を使用することを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複合圧電物質製造方
法及び複合圧電物質製造用マスクに関し、特に、シンク
ロトロン放射(Synchron Radiation: SR)X線で露光,現
像して複合圧電物質をリソグラフィにより製造する複合
圧電物質製造方法、及び、シンクロトロン放射X線で露
光する際に使用するマスクとしての複合圧電物質製造用
マスクに関する。
【0002】
【従来の技術】シリコンの異方性エッチングによる方法
以外に厚みのある3次元微細構造を実現するマイクロマ
シーニング技術として、ドイツのカールスルーエ原子核
研究所が開発したLIGA(Lithograpie Calvanoformi
ng Abformung)プロセスが有名である。
【0003】このLIGAプロセスの特徴は、リソグラ
フィによる一括加工で幅数μm,厚さ数百μmの高アス
ペクト比の構造体を作ることができ、構造体側面の平滑
性が良く、金属や樹脂などの選択範囲が広いといった点
である。
【0004】基本的には、図4に示すように、CADに
よって決定したマスクパターン(図4)に従って電子
ビーム描画により金属膜を形成してX線マスクとする
(図4)。そして、PMMAレジスト材に上記X線マ
スクを介してシンクロトロン放射X線で露光,現像を行
うことによりレジスト構造体を形成する(図4)。
【0005】次に電鋳法などメッキによりレジスト構造
体の谷間に金属を厚く堆積し、レジストを除去して金属
構造体(金属金型)を製作する(図4)。最終製品を
少量生産するのであれば、この金属金型を鋳型として成
型して最終製品を作成する。また、大量生産するのであ
れば、金型からプラスチック金型を製作し(図4)、
更にこのプラスチック金型から金属金型を製作して(図
4)から最終製品を作成する(図4)。
【0006】このように1回のシンクロトロン放射X線
の露光でできた原形から多数の製品を作成することが可
能である。以上のLIGAプロセス用のX線マスクは、
半導体生産用のX線リソグラフィに比べて露光時間が長
いことから、厚い金属膜を用いる必要がある。
【0007】具体的には、2μm 厚のチタン箔上の15
μm 圧のAu吸収体(KfK)や、シリコン薄膜上に電
子ビーム描画により形成された5μm 厚のAu吸収体な
どが用いられている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上のX線マスクの作
成にあたっては、任意のマスクパターンの作成にCAD
装置などによるパターン設計が必要になる(図4)。
【0009】また、作成されたマスクパターンに従って
実際にX線マスクを作成するに際しては、シンクロトロ
ン放射X線に耐えるような堅牢なマスクとするために、
電子ビーム描画装置やCVD装置などが必要となる。
【0010】以上のような理由でX線マスク関係の設備
費として相当な費用が要求される。また、外注によりX
線マスクを作成したとしても、マスク1枚あたりの金額
は相当なものになる。
【0011】本発明は上記の点を解決するためになされ
たもので、LIGAプロセスによって所定の構造を有す
る複合圧電物質を製造する際にX線マスクに要する費用
を低く抑えることが可能な複合圧電物質製造方法及びそ
の複合圧電物質製造用マスクを実現することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本件出願の発明者は、従
来のLIGAプロセスに使用されるX線マスク価格の問
題点を改良すべく鋭意研究を行った結果、マスクに要求
される仕様(マスクパターン及び耐久性など)を満足す
る範囲での製造方法を見直し、特に、所定の構造を有す
る複合圧電物質を製造するに適した新たなX線マスクを
見い出し、本発明を完成させたものである。
【0013】従って、課題を解決する手段である本発明
は以下に説明するように構成されたものである。 (1)第1の発明は、シンクロトロン放射X線で露光,
現像して複合圧電物質をリソグラフィにより製造する複
合圧電物質製造方法であって、シンクロトロン放射X線
で露光する際に使用するマスクとして金網を使用するこ
とを特徴とする複合圧電物質製造方法である。
【0014】この第1の発明の複合圧電物質製造方法で
は、従来からのCAD装置などによるパターン設計され
たマスクパターンに従って電子ビーム描画装置やCVD
装置などで作成されたX線マスクに代えて、金網をX線
マスクとして使用する。
【0015】特に、所定の構造を有する複合圧電物質を
製造するには、CAD装置などによるパターン設計は不
要であり、金網の規則的なパターンで十分である。従っ
て、X線マスクの作成にあたっては、任意のマスクパタ
ーンの作成のためのCAD装置などによるパターン設計
が不要になり、更に、実際にX線マスクを作成するに際
しても、電子ビーム描画装置やCVD装置などが不要と
なる。従って、X線マスク関係の設備費として相当な費
用が削減できる。
【0016】(2)第2の発明は、シンクロトロン放射
X線で露光,現像して複合圧電物質をリソグラフィによ
り製造する際に、シンクロトロン放射X線の露光マスク
として使用する複合圧電物質製造用マスクであって、金
網で構成された露光マスクであることを特徴とする複合
圧電物質製造用マスクである。
【0017】この第2の発明の複合圧電物質製造用マス
クでは、従来からのCAD装置などによるパターン設計
されたマスクパターンに従って電子ビーム描画装置やC
VD装置などで作成されたX線マスクに代えて、金網を
X線マスクとして使用する。
【0018】特に、所定の構造を有する複合圧電物質を
製造するには、CAD装置などによるパターン設計は不
要であり、金網の規則的なパターンで十分である。従っ
て、X線マスクの作成にあたっては、任意のマスクパタ
ーンの作成のためのCAD装置などによるパターン設計
が不要になり、更に、実際にX線マスクを作成するに際
しても、電子ビーム描画装置やCVD装置などが不要と
なる。従って、X線マスク関係の設備費として相当な費
用が削減できる。
【0019】尚、この金網としては、金属ワイヤを編み
上げて生成したものや、電鋳法によって生成したものな
ど、各種の方法によって生成した金網を使用することが
できる。
【0020】(3)第3の発明の複合圧電物質製造用マ
スクは、3−1結合複合圧電物質若しくは1−3結合複
合圧電物質を製造するための網目を有する金網であるの
で、CAD装置などによるパターン設計は不要である。
【0021】従って、X線マスクの作成にあたっては、
任意のマスクパターンの作成のためのCAD装置などに
よるパターン設計が不要になり、更に、実際にX線マス
クを作成するに際しても、電子ビーム描画装置やCVD
装置などが不要となる。従って、X線マスク関係の設備
費として相当な費用が削減できる。
【0022】(4)前記第2の発明及び前記第3の発明
の複合圧電物質製造用マスクにおいて、金網を電鋳法に
より生成する。この第4の発明の複合圧電物質製造用マ
スクでは、従来からのCAD装置などによるパターン設
計されたマスクパターンに従って電子ビーム描画装置や
CVD装置などで作成されたX線マスクに代えて、電鋳
法により作成した金網をX線マスクとして使用する。
【0023】特に、所定の構造を有する複合圧電物質を
製造するには、CAD装置などによるパターン設計は不
要であり、金網の規則的なパターンで十分である。従っ
て、X線マスクの作成にあたっては、任意のマスクパタ
ーンの作成のためのCAD装置などによるパターン設計
が不要になり、更に、実際にX線マスクを作成するに際
しても、電子ビーム描画装置やCVD装置などが不要と
なる。従って、X線マスク関係の設備費として相当な費
用が削減できる。
【0024】(5)尚、以上の金網の複合圧電物質製造
用マスクについては、電鋳法により生成されたマスクで
あれば、マスクピッチの細かさは5μm 程度、網を構成
する線の太さは2μm 程度の細かさを実現することがで
きる。
【0025】また、LIGA法では最終生成物の柱の太
さやピッチが50μm 程度の大きさのものまで実現する
ことができる。また、最終生成物の高さ(厚み)につい
ては、500μm 程度のものまで、シンクロトロン放射
X線により安定して生成することができる。
【0026】したがって、本発明の複合圧電物質製造用
マスクによる複合圧電物質製造方法では、ピッチが5〜
50μm 、高さ(厚み)については500μm 程度の複
合圧電物質を製造することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態例を詳細に説明する。ここで、図1は本発明の
一実施の形態例の複合圧電物質製造方法の手順を示すフ
ローチャート、図2は本発明の一実施例のX線マスクと
しての複合圧電物質製造用マスクのマスクパターンを示
す説明図である。
【0028】<複合圧電物質製造用マスクの構成>ま
ず、本発明の実施の形態例における複合圧電物質製造用
マスクの構成について図2を用いて説明を行なう。
【0029】この図2において、複合圧電物質製造用マ
スク1は、電鋳法若しくは編み上げにより作成された金
網であり、略直交する金属線により構成されている。こ
の金網の複合圧電物質製造用マスクについては、電鋳法
により生成されたマスクであれば、マスクピッチの細か
さは5μm 程度、網を構成する線の太さは2μm 程度の
細かさを実現することができる。尚、編み上げにより作
成した金網の複合圧電物質製造用マスクについても、電
鋳法と同程度のものを実現することが好ましい。
【0030】金網を構成する材質としては白金が好まし
く、電鋳法で作成した場合、厚さ5〜7μm 程度のもの
が、シンクロトロン放射X線を使用するLIGAプロセ
スに適している。
【0031】また、上記の白金以外に、銅,ニッケルな
どでも複合圧電物質製造用マスクを構成することが可能
であり、この場合にはシンクロトロン放射X線のX線マ
スクとして、20〜25μm の厚さを必要とする。この
厚さの場合にも電鋳法により作成することが可能であ
る。
【0032】金属線で編み上げた金網の場合は使用する
金属線の太さで金網の高さ(厚み)も一義的に決定され
ることになるが、電鋳法によれば太さと高さとを異なる
値にすることができ自由度が大きい。
【0033】尚、本実施例での複合圧電物質製造用マス
クに用いる金網とは、従来のX線マスク(チタン箔上の
Au吸収体(KfK)や、シリコン薄膜上に電子ビーム
描画により形成した5μm 厚のAu吸収体などの金属膜
によるもの)以外の単なる網状のものを言う。
【0034】<複合圧電物質製造方法の手順>ここで、
上述の複合圧電物質製造方法の手順について、図1のフ
ローチャート及び図3の模式図を参照して説明を行う。
【0035】まず、製造する複合圧電物質の使用を決定
する(図1S1)。ここでは、1−3結合複合圧電物質
若しくは3−1複合圧電物質を製造する場合を例にして
説明を行う。
【0036】この1−3結合複合圧電物質若しくは3−
1複合圧電物質を製造する場合には、最終的には一定サ
イズの柱状の圧電物質が得られれば良い。このため、図
2に示したような一定の網目を有するマスクが必要とさ
れる。
【0037】そこで、このような網目を有するX線マス
クを作成する(図2S2)。このX線マスクは上述した
複合圧電物質製造用マスク1であり、所望の複合圧電物
質を生成するのに必要なものを電鋳法若しくは編み上げ
により作成する。
【0038】尚、この複合圧電物質製造用マスク1は後
述するPMMA(ポリメチルメタクリレート)による雌
型を生成するためのものであるので、ネガパターンとな
っている。
【0039】そして、PMMAなどによるレジスト材2
に対して、複合圧電物質製造用マスク1を介してシンク
ロトロン放射X線を照射する(図3(a))。そして、
この露光後にレジスト材2を現像することで、図3
(b)に示すPMMA雌型3を作成する(図1S3)。
【0040】このPMMA雌型3を用いて、図3(c)
に示すようにニッケル等の金属による雄型としての金属
中間スタンパ4を作成する(図1S4)。そして、図3
(d)に示すように、金属中間スタンパ4を用いて雌型
としてのプラスチック金型5を作成する(図1S5)。
【0041】このようにして作成された雌型としてのプ
ラスチック金型5に、図3(e)に示すように、圧電材
料としてPZT(チタン酸ジルコン酸鉛)スラリー(sl
urry)6をキャスティングし、焼成する(図1S6,S
7)。
【0042】そして、前記プラスチック金型5を除去し
(図3(f))、図3(g)に示すようにポリマー8を
流し込み、研磨加工(図1S8)し、PZT7を分極さ
せるようにする(図1S9)。
【0043】最後に、図3(h)に示すように両面に電
極9を設け(図1S10)、ダイシング(図1S11)
及び電極9からのリード引き出し(図1S12)を行っ
て、目的とする1−3複合圧電物質若しくは3−1複合
圧電物質を得るようにする。
【0044】尚、ここに示した複合圧電物質製造方法で
は中間段階において異なる手法や材料を用いることも可
能であるが、複合圧電物質製造用マスク1に金網を用い
ることが重要である。
【0045】尚、発明者の実験及び試算によれば、複合
圧電物質製造コストに占めるX線マスクの設計及び製造
に関する費用を、従来の約1/1000程度に抑えるこ
とが可能であることが分かった。
【0046】<複合圧電物質製造方法のその他の実施の
形態例> PZTスラリーの半固形状態のもの(グリーンシート
又はグリーンステートと言う)を上述のLIGA法によ
り一品加工することで、雌型や雄型を用いずに複合圧電
物質を作成することも可能である。ただし、PZTがX
線を吸収する性質を有しているのでシンクロトロン放射
X線の強度やPZTスラリーの粘度を充分調整する必要
があるが、アスペクト比の大きい複合圧電物質を作成す
るに適している。
【0047】尚、この手法によれば、複合圧電物質製造
用マスク1として、網ではなく、アレイ状のランドのパ
ターンが必要になる。このようなパターンについては、
電鋳法により作成することが可能である。
【0048】<実施の形態例の好ましい範囲> LIGA法が従来のダイアンドフィル法に優っている
のは、柱の太さやピッチが20μm 〜30μm 程度であ
り、最大でも50μm 程度までである。
【0049】以上の金網による複合圧電物質製造用マ
スク1については、電鋳法により生成されたマスクであ
れば、マスクピッチの細かさは5μm 〜10μm 程度、
網を構成する線の太さは2μm 〜3μm 程度の細かさを
実現することができる。
【0050】LIGA法では最終生成物の柱の太さや
ピッチが50μm 程度の大きさのものまで実現すること
ができる。 最終生成物の高さ(厚み)については、400μm 〜
500μm 程度のものまで、シンクロトロン放射X線に
より安定して生成することができる。これ以上の高さに
ついては、表面と奥とのシンクロトロン放射X線の露光
量が異なり安定した最終生成物を得ることができない。
【0051】ダイスタンプ法によりPZTスラリーを
抜くことができるのも300μm 〜500μm 程度まで
が限界である。 以上の〜の理由により、複合圧電物質製造用マス
ク1の網のピッチが5〜50μm 、最終生成物の壁の厚
さや柱の太さは前記ピッチ未満、最終生成物の高さが5
0μm までの範囲の複合圧電物質が、本実施の形態例の
望ましい範囲である。
【0052】<実施の形態例により得られる効果> 従来からのCAD装置などによるパターン設計された
マスクパターンに従って電子ビーム描画装置やCVD装
置などで作成されたX線マスクに代えて、金網をX線マ
スクとして使用することで、所定の構造を有する複合圧
電物質を製造するには、CAD装置などによるパターン
設計は不要であり、金網の規則的なパターンで十分であ
る。
【0053】従って、X線マスクの作成にあたって
は、任意のマスクパターンの作成のためのCAD装置な
どによるパターン設計が不要になる。 更に、実際にX線マスクを作成するに際しても、電子
ビーム描画装置やCVD装置などが不要となる。
【0054】以上の及びの理由により、複合圧電
物質製造にあたって、X線マスク関係の設備費として相
当な費用が削減できる。
【0055】
【発明の効果】以上実施の形態例と共に詳細に説明した
ように、この明細書記載の各発明によれば以下のような
効果が得られる。
【0056】(1)第1の複合圧電物質製造方法におい
て、従来からのCAD装置などによるパターン設計され
たマスクパターンに従って電子ビーム描画装置やCVD
装置などで作成されたX線マスクに代えて、金網をX線
マスクとして使用することで、所定の構造を有する複合
圧電物質を製造する際のX線マスクには、CAD装置な
どによるパターン設計は不要になり、金網の規則的なパ
ターンで十分である。
【0057】従って、X線マスクの作成にあたっては、
任意のマスクパターンの作成のためのCAD装置などに
よるパターン設計が不要になり、更に、実際にX線マス
クを作成するに際しても、電子ビーム描画装置やCVD
装置などが不要となる。従って、X線マスク関係の設備
費として相当な費用が削減できる。
【0058】(2)第2の発明の複合圧電物質製造用マ
スクでは、従来からのCAD装置などによるパターン設
計されたマスクパターンに従って電子ビーム描画装置や
CVD装置などで作成されたX線マスクに代えて、金網
をX線マスクとして使用する。
【0059】特に、所定の構造を有する複合圧電物質を
製造する際のX線マスクには、CAD装置などによるパ
ターン設計は不要であり、金網の規則的なパターンで十
分である。従って、X線マスクの作成にあたっては、任
意のマスクパターンの作成のためのCAD装置などによ
るパターン設計が不要になり、更に、実際にX線マスク
を作成するに際しても、電子ビーム描画装置やCVD装
置などが不要となる。従って、X線マスク関係の設備費
として相当な費用が削減できる。
【0060】尚、この金網としては、金属ワイヤを編み
上げて生成したものや、電鋳法によって生成したものな
ど、各種の方法によって生成した金網を使用することが
できる。
【0061】(3)第3の発明は、前記第2の発明の複
合圧電物質製造用マスクとして、3−1結合複合圧電物
質若しくは1−3結合複合圧電物質を製造するための網
目を有することを特徴とする複合圧電物質製造用マスク
である。
【0062】この第3の発明の複合圧電物質製造用マス
クは、3−1結合複合圧電物質若しくは1−3結合複合
圧電物質を製造するための規則的な網目を有する金網で
あるので、CAD装置などによるパターン設計は不要で
ある。
【0063】従って、X線マスクの作成にあたっては、
任意のマスクパターンの作成のためのCAD装置などに
よるパターン設計が不要になり、更に、実際にX線マス
クを作成するに際しても、電子ビーム描画装置やCVD
装置などが不要となる。従って、X線マスク関係の設備
費として相当な費用が削減できる。
【0064】(4)第4の発明は、前記第2の発明及び
前記第3の発明の複合圧電物質製造用マスクにおいて、
金網が電鋳法により生成されたことを特徴とする複合圧
電物質製造用マスクである。
【0065】この第4の発明の複合圧電物質製造用マス
クでは、従来からのCAD装置などによるパターン設計
されたマスクパターンに従って電子ビーム描画装置やC
VD装置などで作成されたX線マスクに代えて、電鋳法
により作成した金網をX線マスクとして使用する。
【0066】特に、所定の構造を有する複合圧電物質を
製造するには、CAD装置などによるパターン設計は不
要であり、金網の規則的なパターンで十分である。従っ
て、X線マスクの作成にあたっては、任意のマスクパタ
ーンの作成のためのCAD装置などによるパターン設計
が不要になり、更に、実際にX線マスクを作成するに際
しても、電子ビーム描画装置やCVD装置などが不要と
なる。従って、X線マスク関係の設備費として相当な費
用が削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態例の複合圧電物質製造方
法の全体の流れを示すフローチャートである。
【図2】本発明の一実施の形態例の複合圧電物質製造用
マスクの基本的なパターンを示す模式図である。
【図3】本発明の一実施の形態例の複合圧電物質製造方
法の基本的な手順を示す模式図である。
【図4】従来の複合圧電物質製造方法の全体の流れを示
す構成図である。
【符号の説明】 1 複合圧電物質製造用マスク(X線マスク) 2 レジスト材(PMMA) 3 PMMA雌型 4 金属中間スタンパ 5 プラスチック金型 6 PZTスラリー 7 PZT 8 ポリマー 9 電極

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シンクロトロン放射X線で露光,現像し
    て複合圧電物質をリソグラフィにより製造する複合圧電
    物質製造方法であって、 シンクロトロン放射X線で露光する際に使用するマスク
    として金網を使用することを特徴とする複合圧電物質製
    造方法。
  2. 【請求項2】 シンクロトロン放射X線で露光,現像し
    て複合圧電物質をリソグラフィにより製造する際に、シ
    ンクロトロン放射X線の露光マスクとして使用する複合
    圧電物質製造用マスクであって、 金網で構成された露光マスクであることを特徴とする複
    合圧電物質製造用マスク。
  3. 【請求項3】 前記金網は、3−1結合複合圧電物質若
    しくは1−3結合複合圧電物質を製造するための網目を
    有することを特徴とする請求項2記載の複合圧電物質製
    造用マスク。
  4. 【請求項4】 前記金網は、電鋳法により生成されたこ
    とを特徴とする請求項2若しくは請求項3のいずれかに
    記載の複合圧電物質製造用マスク。
JP14724896A 1996-06-10 1996-06-10 複合圧電物質製造方法及び複合圧電物質製造用マスク Pending JPH09330864A (ja)

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