JPH09329998A - 画像形成装置、その異常処理方法および記憶媒体 - Google Patents

画像形成装置、その異常処理方法および記憶媒体

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JPH09329998A
JPH09329998A JP8150952A JP15095296A JPH09329998A JP H09329998 A JPH09329998 A JP H09329998A JP 8150952 A JP8150952 A JP 8150952A JP 15095296 A JP15095296 A JP 15095296A JP H09329998 A JPH09329998 A JP H09329998A
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Eiichiro Toyoshima
英一郎 豊嶋
Fumihiro Ueno
史大 植野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザが操作する電源OFF信号以外の、装
置異常時や電源瞬断や、急な停電等のときにも装置内部
情報の保持を行うことができるようにし、さらには異常
情報保持用のコンデンサを割愛可能にすること。 【解決手段】 制御部1はAC状態検知回路37から出
力される検知信号S5を基に定着器のヒータ5への通電
異常(電源瞬断や、急な停電)を検出すると、装置内部
情報をEEPROM31に格納し保持させる。制御部1
はサーミスター9による検知信号11を基にヒータ5の
定着器の温度が異常と判断した時には従来はコンデンサ
35に電荷を蓄えるが、これに代えて、定着異常情報を
EEPROM31に格納し保持させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、帯電像を用いた電
子写真方式の電子写真装置、静電記録装置等の画像形成
装置、その異常処理方法および記憶媒体に関し、特に装
置異常検知の処理技術に関する。
【0002】
【従来の技術】以下に従来例として、多色画像形成装置
の構造を説明する。図8に従来例の帯電像を用いた電子
写真方式のカラー画像形成装置の全体構成を示す。図8
に示すように、給紙部101から給紙された記録紙10
2は、その先端をグリッパ103fにより挾持されて保
持されて、転写ドラム103の外周に保持される。像担
持体(感光ドラム)121上の光学ユニット107によ
り各色毎に形成された潜像が各色現像器Dy,Dc,D
m,Dkにより現像化され、転写ドラム103の外周の
記録紙に複数回転写されて、多色画像が形成される。こ
のとき、転写ドラム103上に高圧を印加し、トナーを
記録紙上に転写している。なお、Dyはイエローの現像
器、Dcはシアンの現像器、Dmはマゼンタの現像器お
よびDkはブラックの現像器である。
【0003】その後、記録紙102は転写ドラム103
から分離されて、定着ユニット(定着器)104で定着
され、排紙部105から排紙トレー部106に排出され
る。
【0004】各色現像器は、その両端に回転支軸を有
し、各々がその軸を中心に回転可能に現像器機構部10
8に保持され、各現像器はその姿勢を一定に維持した状
態で現像器選択のために回転がなされる。
【0005】次に、従来の定着器について説明する。従
来、電子写真装置等における未定着画像の定着には一般
に加熱方式が採用され、特に熱ローラ定着方式が広く普
及している。この定着方式は、基本的には、加熱ローラ
とそれに圧接する加圧ローラの一体構成により、両者間
に未定着画像を支持した記録材(記録紙)を通過させて
定着を行うものである。
【0006】図9はこのような加熱定着を行う定着部の
外観を示す。ただし、駆動を行うモータ、ギア等は画か
れていない。図9において、10は加熱ローラ、11は
加圧ローラであり、両ローラは画像の定着性を良くする
ために、互いに圧接しながら回転可能に配設されてい
る。
【0007】この圧接により、ゴムで構成された加熱ロ
ーラ10と加圧ローラ11だけではローラ全体の変形が
発生するので、各ローラの中心に芯金15,17を配置
し、その変形の発生を抑えている。つまり、この加熱ロ
ーラ10及び加圧ローラ11の中心には、芯金15,1
7が各ローラを支える形で入っており、この芯金15と
17は、加熱ローラ10と加圧ローラ11の間にかかる
圧力に対して、ローラ全体の剛性を保つために用いられ
ている。
【0008】さらに、芯金15の中心には電力供給によ
り発熱するハロゲンヒータ5が配置されており、図10
に示すように、加圧ローラ11の表面に接触して設けら
れた温度検知素子であるサーミスタ9の抵抗値が基準値
に対して一定となるように通電が制御される。このと
き、ローラ11の温度は、上述のように、通電制御され
たヒータ5により所定温度に維持されているので、記録
紙102上の未定着トナー像は熱及び圧力を与えられ、
記録紙102上に定着される。
【0009】従って、良好な定着性を得るためには、上
記のように各ローラ10、11間の圧接力を所定値に保
つだけでなく、加熱ローラ10及び加圧ローラ11の温
度を適正な値に保つ必要がある。さらに、定着部の異常
加熱を防ぐために、サーミスタ9の抵抗値を監視してお
り、サーミスタ9の抵抗値の異常が検出された場合に
は、制御部21は装置を停止する。
【0010】また、制御部21は、信号S13によりコ
ンデンサ35に電荷を蓄える。この信号S13は、定着
器の異常を示す信号であり、制御部21は、次回の装置
立ち上げ時に信号S14を検知して、コンデンサ35に
電荷が蓄えられていた場合には、定着器の異常加熱防止
のために、装置を停止する。
【0011】次に、従来の電源部の構成と制御について
説明する。従来、電子写真装置等の画像形成装置におけ
る電源部の制御には、リモートスイッチを使用した電源
OFFの制御が普及している。この電源制御方式は、ユ
ーザが直接AC(交流)電源ラインをOFF(切断)せ
ずに、制御部21がユーザからの電源OFF信号を認識
し、この認識に基いてEEPROM(電気的に消去・書
込み可能なROM)31に装置内部情報を書き込み、そ
の後に制御部21から電源部32に対して、電源OFF
指令を送出する。電源部はその指令を受けた後、電源3
3からの電源供給を電源供給停止回路34により停止す
る。電源供給停止回路34はFET(電界効果トランジ
スタ)やアナログスイッチ等を用いたスイッチ回路であ
る。
【0012】EEPROM31に装置内部情報を電源O
FFの時だけ書き込む理由としては、EEPROM31
の書き込み回数に制限が有るため、できるだけ書き込み
回数を少なくするためである。
【0013】従来例の装置では、一般に図10に示すよ
うな構成の制御回路によって電源部32の制御及び加熱
ローラ10の温度制御および異常検知を行っていた。図
10において、6はサーミスタ9の抵抗RTと抵抗R1
との分圧比によって得られる電圧VTからデジタル値S
11を得るためのA/Dコンバータ(アナログ・デジタ
ル変換器)である。この電圧値VTは温度が高い程、高
い値を示し、温度と電圧値VTの関係は比例関係にあ
る。また、7は制御目標電圧Vrefからデジタル値S
12を得るためのA/Dコンバータである。
【0014】A/Dコンバータ6及びA/Dコンバータ
7はそれぞれ上記デジタル値S11,S12を制御部2
1に出力する。制御部21はデジタル値S11,S12
の入力に従い、通電パターン信号S3を制御する。この
通電パターン信号S3が電力通電パターン発生器3に入
力されると、電力通電パターン発生器3からヒータ制御
信号S4がヒータ駆動回路4に出力され、ハロゲンヒー
タ5を交流駆動するようになっている。
【0015】この状態下で、A/Dコンバータ6の出力
信号S11が異常値を示したとき、制御部21は信号S
13によりコンデンサ35に電荷を蓄える。また、制御
部21はユーザの操作による電源OFF信号S15が電
源OFFであることを示しているとき、信号S17によ
りEEPROM31に対し、装置内部情報(印字枚数
等)を蓄える。その後、信号S16により電源供給停止
回路34を用いて電源33からの電源供給を停止する。
【0016】また、制御部21は電源ON時において、
信号S14によりコンデンサ35の状態を検知し、コン
デンサ35に電荷が蓄えられていれば装置を停止する。
コンデンサ35に電荷が蓄えられていなかった場合に
は、信号S18によりEEPROM31から装置内部情
報を読みとる。
【0017】次に、図11のフローチャートを参照し
て、上記制御部21の従来の制御動作について説明す
る。
【0018】先ず、装置の電源投入直後、制御部21は
信号S14によりコンデンサ35の状態を検知する(ス
テップ401)。もし、コンデンサ35に電荷が蓄えら
れていたならば、ステップ406に行き、エラー処理を
行う。電荷が蓄えられていなければ、ステップ402に
行く。
【0019】コンデンサ35に電荷が蓄えられていなか
った場合は、EEPROM31からプリント枚数(印字
枚数ともいう)等の情報を取り出し(ステップ40
2)、所定の定着器温度制御処理を行い(ステップ40
3)、信号S11を基に定着器の温度が異常か否かを検
知する定着温度異常検知処理を行う(ステップ40
4)。
【0020】もし、定着温度が異常な場合は、ステップ
405に行き、コンデンサ35を充電し(ステップ40
5)、エラー処理を行い(ステップ406)、ステップ
407に行く。
【0021】定着温度が正常の場合は、ステップ404
からそのままステップ407に行く。
【0022】ステップ407では、ユーザーが操作する
電源OFF信号S15の検知を行う。もし電源OFF信
号S15がOFFであればステップ403に戻り、上記
の処理のループを形成する。もし、電源OFF信号S1
5がONの場合は、電源OFFであることを示している
ので、EEPROM31に装置内部情報を書き込み(ス
テップ408)、電源OFF信号S16をONにする
(ステップ409)。その後の電源供給は停止される。
【0023】以上に説明したように、従来においては、
電源OFF時にのみ、EEPROMへの装置内部情報の
書き込みを行っていた。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来例では、ユーザからの電源OFF信号のみに
よって、EEPROM31への装置内部情報の書き込み
を行っていた。そのため、電源の瞬断や、急な停電等の
ときに、EEPROM31への書き込みが行われず、正
確な情報を保持することができなかった。また、定着器
に異常が発生した場合に、コンデンサに電荷を蓄え、保
持していたために、そのためのコンデンサが必要であっ
た。
【0025】本発明は、上述のような従来技術の解決す
べき点に鑑みてなされたもので、その目的は、ユーザか
らの電源OFF信号以外の、装置異常の時や電源の瞬断
や、急な停電等のときにも常に正確な装置内部情報の保
持を行うことができるようにすることにある。
【0026】また、本発明の更なる目的は、装置異常情
報保持のための従来のコンデンサを割愛可能にしてコス
トダウンを図ることにある。
【0027】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、装置内部情報を保持する不揮発性メモリ
を有する画像形成装置において、装置異常検知手段と、
その異常検知手段が装置の異常を検知したときに不揮発
性メモリに情報を保持する構成を有する。この構成によ
り、装置異常時には不揮発性メモリに装置内部情報が書
き込まれるので、正確な情報の保持を常に行うことがで
き、またコンデンサを割愛することでコストダウンが図
れる。
【0028】更に詳細には、本発明は、装置の異常を検
知する装置異常検知手段と、装置内部情報を保持するた
めの不揮発性メモリと、前記装置異常検知手段が装置の
異常を検知したときに前記不揮発性メモリに装置内部情
報を保持させる制御手段とを有する。前記不揮発性メモ
リは例えばEEPROMが好適である。
【0029】本発明は、その一実施形態として、前記装
置異常検知手段は、所定の電源から供給されるAC電流
を検知するAC電流検知手段である。前記AC電流検知
手段は、例えば前記AC電流を所定のスレッショルドレ
ベルで判定し、2値の値に変換してパルス状の信号と
し、前記信号のパルスの有無によりAC電流の異常検出
を行う。また、前記AC電流検知手段は、画像形成装置
を構成するヒータに流れる電流を検知することを特徴と
することができる。
【0030】本発明は、他の実施形態として、前記装置
異常検知手段は、所定の電源から供給されるAC電圧を
検知するAC電圧検知手段である。
【0031】本発明は、更に他の実施形態として、前記
装置異常検知手段は、記録材上の画像を定着する定着手
段の異常を検知する定着異常検知手段であり、前記制御
手段は前記定着異常検知手段が定着手段の異常を検知し
たときに前記不揮発性メモリに定着異常情報を保持させ
ることを特徴とすることができる。また、前記定着異常
検知手段は、前記定着手段の温度を検知する定着温度検
知手段が検知した温度と規定値とを比較することにより
定着温度異常を検知する。
【0032】なお、本発明の画像形成装置は、一例とし
て、帯電像を用いる電子写真式の装置であるとすること
ができる。
【0033】本発明の方法は、装置内部情報を保持する
ための不揮発性メモリを有する画像形成装置の異常処理
方法において、装置の電源異常を検知する電源異常検知
ステップと、前記電源異常検知ステップで電源の異常を
検知したときに前記不揮発性メモリに装置内部情報を保
持させる制御ステップとを有する。
【0034】また、本発明の方法の他の形態は、装置内
部情報を保持するための不揮発性メモリを有する画像形
成装置の異常処理方法において、記録材上の画像を定着
する定着手段の異常を検知する定着異常検知ステップ
と、前記定着異常検知ステップで装置の異常を検知した
ときに前記不揮発性メモリに定着異常情報を保持させる
制御ステップとを有する。
【0035】また、本発明の方法の更に他の形態は、装
置内部情報を保持するための不揮発性メモリを有する画
像形成装置の異常処理方法において、電源投入直後、前
記不揮発性メモリから定着異常やプリント枚数等の装置
内部情報を取り出すステップと、上記定着異常の情報が
あれば所定のエラー処理を行うステップと、上記定着異
常の情報がなければ、定着器の温度制御をする処理を行
い、定着温度の異常を検知する処理を行うステップと、
前記定着温度の異常を検知した場合は、前記不揮発性メ
モリに定着異常の情報を書き込み、所定のエラー処理を
行うステップと、前記定着温度が正常の場合は、装置の
電源異常を検知する電源異常検知手段の出力信号によ
り、電源供給の有無を検知し、該出力信号のパルスが発
生していない場合には、前記不揮発性メモリに装置内部
情報を書き込むステップと、ユーザが操作する電源OF
F信号の検知を行い、該電源OFF信号がONの場合
は、前記不揮発性メモリに装置内部情報を書き込み、そ
の後の電源供給を停止するステップとを有することを特
徴とする。
【0036】上記本発明の方法に記載の各ステップの処
理手順を格納した記憶媒体は本発明に含まれる。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0038】(第1実施形態)本発明の第1の実施形態
を図1ないし図5を参照して説明する。なお、図8ない
し図10に示した従来例との共通箇所には、同一番号を
付してその説明を省略する。
【0039】図1は、本発明の第1の実施形態の電源部
38の制御および加熱ローラ10の温度制御と異常検知
を行う回路の構成を示す。図1において、1は第1実施
形態の制御部、37はAC状態検知回路、38は電源部
である。AC状態検知回路37は、電源部38の中にあ
り、ヒータ駆動回路4と電源33、電源供給停止回路3
4間のAC電源供給ラインに接続され、ヒータ駆動回路
4に供給されるACの電圧または電流を検知することが
可能であり、その検知信号S5は制御部1に出力され
る。その他の構成は図8および図10の従来例と同様で
ある。
【0040】次に、図2ないし図4を参照して、上記A
C状態検知回路37においてハロゲンヒータ5に流れる
電流を検出する方法を説明する。図2は、上記AC電源
供給ライン上のAC電流とAC状態検知回路37から出
力される検知信号S5との関係を示す。AC状態検知回
路37は、図2に示すように、AC電流の絶対値の一部
分を所定のスレッショルドレベル(閾値)で切取り、そ
れを2値の値に変換し、パルス状の信号S5とする。制
御部1はこの信号S5のパルスの有無によりAC電流の
検出を行っている。
【0041】図3には、供給電源が突然絶たれたときの
AC系と5V系の電圧の様子を示す。電源部38は、電
圧が降下した場合に、ある一定のスレッショルドレベル
以下になると、5V系を自動的にOFFする回路を持っ
ている。この図3に示すように、AC電源の供給がなく
なってから5V系がOFFされるまで、約50ms経過
する。
【0042】そこで、図4に示すように、AC電流の波
が小さくなると、AC電流の検知パルスS5は、次第に
小さくなり、ある一定以下になると、信号S5のパルス
は完全になくなり、AC電流が流れていないとみなされ
る。制御部1は、この信号S5のパルスがなくなると、
電源の供給が停止したとみなす。そして、制御部1は、
5V系がOFFされる以前に、EEPROM31に保存
情報(装置内部情報)を書き込む。これにより、正確な
情報の保持が可能となる。
【0043】次に、図5のフローチャートを参照して、
図1の制御部1の制御動作を説明する。先ず、電源投入
直後、制御部1は信号S14によりコンデンサ35の状
態を検知する(ステップ201)。もし、コンデンサ3
5に電荷が蓄えられていたならば、ステップ206に行
き、エラー処理を行う。コンデンサ35に電荷が蓄えら
れていなければ、ステップ202に行く。
【0044】コンデンサ35に電荷が蓄えられていなか
った場合は、EEPROM31からプリント枚数等の保
存情報(装置内部情報)を取り出し(ステップ20
2)、所定の定着器温度制御処理を行い(ステップ20
3)、信号S11を基に定着器104の温度が異常か否
かを検知する定着温度異常検知処理を行う(ステップ2
04)。
【0045】もし、定着温度が異常な場合は、ステップ
205に行き、コンデンサ35に電荷を蓄え(ステップ
205)、エラー処理を行い(ステップ206)、ステ
ップ207に行く。
【0046】定着温度が正常の場合は、ステップ204
からそのままステップ207に行く。
【0047】ステップ207では、信号S5により、電
源供給の有無を検知し、信号S5のパルスが発生してい
ない場合には、EEPROM31に保存情報を書き込
み、ステップ209に行く。パルスが発生している場合
は、そのままステップ209に行く。
【0048】ステップ209では、ユーザが操作する電
源OFF信号S15の検知を行う。もし電源OFF信号
S15がOFFであればステップ203に戻り、上記の
処理ループを形成する。もし、電源OFF信号S15が
ONの場合は、電源OFFを示しているのであるから、
EEPROM31に保存情報を書き込み(ステップ21
0)、電源OFF信号S16をONにする(ステップ2
11)。その後の電源供給は停止される。
【0049】(第2実施形態)次に、本発明の第2の実
施形態を図6と図7を参照して説明する。なお、図1〜
図5に示した第1の実施形態と共通な箇所には同一符号
を付してその説明は省略する。
【0050】図6は、本発明の第2実施形態の電源部3
2の制御および加熱ローラ10の温度制御と異常検知を
行う回路の構成を示す。
【0051】図6において、41は第2実施形態の制御
部である。本例では、制御部41は定着温度異常を検知
した後にコンデンサに電荷を蓄えずに、定着温度が異常
である旨の定着異常情報をEEPROM31に書き込む
ことにより、定着器104の異常加熱を防いでいる。従
って、本例の構成では、図2に示すように、図1のコン
デンサ35が不必要なので省かれている。
【0052】次に、図7のフローチャートを参照して図
6の制御部41の制御動作を説明する。先ず、電源投入
直後、制御部41はEEPROM31から定着異常やプ
リント枚数等の情報を取り出し(ステップ301)、定
着異常で有ったならば、ステップ306に行き、エラー
処理を行い、その後ステップ307へ行く。
【0053】定着異常でなければ、ステップ303に行
く。ステップ303では定着器温度制御処理を行い、次
のステップ304では定着温度異常検知処理を行う。
【0054】もし、定着温度が異常な場合は、ステップ
305に行き、EEPROM31に定着異常情報を書き
込み、エラー処理を行い(ステップ306)、その後ス
テップ307に行く。
【0055】定着温度が正常の場合は、ステップ304
からそのままステップ307に行く。
【0056】ステップ307では、ユーザが操作する電
源OFF信号S15の検知を行う。もし、電源OFF信
号S15がOFFであればステップ303に戻り、上記
の処理のループを形成する。もし、電源OFF信号S1
5がONの場合は、EEPROM31に装置内部情報を
書き込み(ステップ308)、電源OFF信号S16を
ONにする(ステップ309)。その後の電源供給は停
止される。
【0057】本第2実施形態では、従来のコンデンサ3
5を使用せずに、EEPROM31をその代用とする構
成であるので、回路構成が簡単になり、コストダウンが
可能となる。
【0058】(他の実施形態)上述した本発明の第1の
実施形態と第2の実施形態とを組み合わすと、両者の利
点が得られるのでさらに好ましい。この場合、図6の回
路中に図1のAC状態検知回路37が図1と同様の接続
関係で付け加えられ、図7のステップ307の直前に図
5のステップ207とステップ208の処理手順が挿入
されることになる。
【0059】上述した本発明の実施形態では、装置異常
検知の対象として、定着器異常を例示したが、本発明は
これに限定されず、例えば給紙部、転写ドラム、光学ユ
ニット、現像器、感光ドラム等の画像形成装置の他の構
成部分の異常も同様に適用可能である。
【0060】また、上述した本発明の実施形態では、保
存情報や定着異常情報を書き込むメモリとしてEEPR
OMを例示したが、他の不揮発性メモリでも良いことは
勿論である。
【0061】また、上述した本発明の実施形態では、定
着異常として定着温度の異常を例示したが、定着圧力の
異常等も含めて異常の対象とすることができる。
【0062】また、本発明はアナログ複写機、デジタル
複写機、およびレーザービームプリンタやLEDプリン
タ等のプリンタに限らず、プリント機構を内蔵したファ
クシミリ装置や発券機等の各種機器にも適用可能であ
る。
【0063】また、本発明は帯電像を用いる電子写真式
の画像形成装置に限らず、他の画像形成方式の装置にも
適用可能である。
【0064】さらに、本発明は、複数の機器から構成さ
れるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に
適用しても良い。また、本発明はシステム或は装置にプ
ログラムを供給することによって達成する場合にも適用
できることは言うまでもない。この場合、本発明を達成
するためのソフトウエアによって表されるプログラムを
格納した記憶媒体を該システム或は装置に読み出すこと
によって、そのシステム或は装置が、本発明の効果を享
受することが可能となる。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
装置異常時あるいは電源の瞬断や、急な停電等のとき
に、それを検知して、異常情報や必要な装置内部情報を
不揮発性メモリに書き込むようにしたので、常に正確な
情報の保持ができ、またコンデンサを割愛することによ
りコストダウンが可能となるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の画像形成装置の回路
構成を示す制御ブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施形態の通常時の供給電流と
信号S5の関係を示す波形図である。
【図3】本発明の第1の実施形態の電源供給停止時の5
Vと100Vの様子を示す状態図である。
【図4】本発明の第1の実施形態の電源供給OFF直後
の供給電流と信号S5の関係を示す波形図である。
【図5】本発明の第1の実施形態の制御部1の制御動作
を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第2の実施形態の画像形成装置の回路
構成を示す制御ブロック図である。
【図7】本発明の第2の実施形態の制御部41の制御動
作を示すフローチャートである。
【図8】従来の画像形成装置全体の内部構造を示す断面
図である。
【図9】従来の加熱定着を行う定着器の加熱ローラと加
圧ローラの構成を示す斜視図である。
【図10】従来の画像形成装置の回路構成を示す制御ブ
ロック図である。
【図11】従来の画像形成装置の制御動作を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
1、41 制御部 3 電力通電パターン発生器 4 ヒータ駆動回路 5 ハロゲンヒータ 6,7 A/Dコンバータ 9 サーミスタ(温度検知素子) 10 加熱ローラ 11 加圧ローラ 15、17 芯金 31 EEPROM 32、38 電源部 33 電源 34 電源供給停止回路 35 コンデンサ 37 AC状態検知回路 101 給紙部 102 記録材(記録紙) 103 転写ドラム 104 定着ユニット(定着器) 107 光学ユニット 108 現像器機構部 121 像担持体(感光ドラム)

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置の異常を検知する装置異常検知手段
    と、 装置内部情報を保持するための不揮発性メモリと、 前記装置異常検知手段が装置の異常を検知したときに前
    記不揮発性メモリに装置内部情報を保持させる制御手段
    とを有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、前記不揮発性
    メモリはEEPROMであることを特徴とする画像形成
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2の記載において、前記
    装置異常検知手段は、所定の電源から供給されるAC電
    流を検知するAC電流検知手段であることを特徴とする
    画像形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項3の記載において、前記AC電流
    検知手段は、前記AC電流を所定のスレッショルドレベ
    ルで判定し、2値の値に変換してパルス状の信号とし、
    前記信号のパルスの有無によりAC電流の異常検出を行
    うことを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 請求項1または2の記載において、前記
    装置異常検知手段は、所定の電源から供給されるAC電
    圧を検知するAC電圧検知手段であることを特徴とする
    画像形成装置。
  6. 【請求項6】 請求項3の記載において、前記AC電流
    検知手段は、画像形成装置を構成するヒータに流れる電
    流を検知することを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 請求項1または2の記載において、前記
    装置異常検知手段は、記録材上の画像を定着する定着手
    段の異常を検知する定着異常検知手段であり、 前記制御手段は前記定着異常検知手段が定着手段の異常
    を検知したときに前記不揮発性メモリに定着異常情報を
    保持させることを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 請求項7の記載において、前記定着異常
    検知手段は、 前記定着手段の温度を検知する定着温度検知手段が検知
    した温度と規定値とを比較することにより定着温度異常
    を検知することを特徴とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし8のいずれかの記載にお
    いて、前記画像形成装置は、帯電像を用いる電子写真式
    の装置であることを特徴とする画像形成装置。
  10. 【請求項10】 装置内部情報を保持するための不揮発
    性メモリを有する画像形成装置の異常処理方法におい
    て、 装置の電源異常を検知する電源異常検知ステップと、 前記電源異常検知ステップで電源の異常を検知したとき
    に前記不揮発性メモリに装置内部情報を保持させる制御
    ステップとを有することを特徴とする画像形成装置の異
    常処理方法。
  11. 【請求項11】 装置内部情報を保持するための不揮発
    性メモリを有する画像形成装置の異常処理方法におい
    て、 記録材上の画像を定着する定着手段の異常を検知する定
    着異常検知ステップと、 前記定着異常検知ステップで装置の異常を検知したとき
    に前記不揮発性メモリに定着異常情報を保持させる制御
    ステップとを有することを特徴とする画像形成装置の異
    常処理方法。
  12. 【請求項12】 装置内部情報を保持するための不揮発
    性メモリを有する画像形成装置の異常処理方法におい
    て、 電源投入直後、前記不揮発性メモリから定着異常やプリ
    ント枚数等の装置内部情報を取り出すステップと、 上記定着異常の情報があれば所定のエラー処理を行うス
    テップと、 上記定着異常の情報がなければ、定着器の温度制御をす
    る処理を行い、定着温度の異常を検知する処理を行うス
    テップと、 前記定着温度の異常を検知した場合は、前記不揮発性メ
    モリに定着異常の情報を書き込み、所定のエラー処理を
    行うステップと、 前記定着温度が正常の場合は、装置の電源異常を検知す
    る電源異常検知手段の出力信号により、電源供給の有無
    を検知し、該出力信号のパルスが発生していない場合に
    は、前記不揮発性メモリに装置内部情報を書き込むステ
    ップと、 ユーザが操作する電源OFF信号の検知を行い、該電源
    OFF信号がONの場合は、前記不揮発性メモリに装置
    内部情報を書き込み、その後の電源供給を停止するステ
    ップとを有することを特徴とする画像形成装置の異常処
    理方法。
  13. 【請求項13】 請求項10に記載の各ステップの処理
    手順を格納したことを特徴とする記憶媒体。
  14. 【請求項14】 請求項11に記載の各ステップの処理
    手順を格納したことを特徴とする記憶媒体。
  15. 【請求項15】 請求項12に記載の各ステップの処理
    手順を格納したことを特徴とする記憶媒体。
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