JPH09327087A - ダブルコーンスピーカ - Google Patents

ダブルコーンスピーカ

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JPH09327087A
JPH09327087A JP8144028A JP14402896A JPH09327087A JP H09327087 A JPH09327087 A JP H09327087A JP 8144028 A JP8144028 A JP 8144028A JP 14402896 A JP14402896 A JP 14402896A JP H09327087 A JPH09327087 A JP H09327087A
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cone
sub
voice coil
speaker
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JP8144028A
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Inventor
Kazuaki Tamura
和明 田村
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R9/00Transducers of moving-coil, moving-strip, or moving-wire type
    • H04R9/06Loudspeakers

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Audible-Bandwidth Dynamoelectric Transducers Other Than Pickups (AREA)
  • Diaphragms For Electromechanical Transducers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 各種音響再生機器などに用いられる放熱性を
改善したスピーカシステムにおいて、高い放熱効果を容
易に得ることができ、その結果、耐入力の高いスピーカ
システムを提供することを目的とする。 【解決手段】 ダブルコーンスピーカであり、熱伝導率
の高い材料で構成されたボイスコイル5のボビンに内周
部に取り付けられ、かつ、メインコーン3の前面に外周
部が取り付けられた熱伝導率の高い材料で構成されたサ
ブコーン4を備えている。この構成により、放熱性と耐
入力を高めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音響再生機器など
に用いる放熱性を改善したスピーカに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、放熱性を改善したスピーカとして
は、実開昭61−104698号公報に記載されたスピ
ーカユニットを使用したスピーカシステムが知られてい
る。すなわち、センターポール部の軸方向に貫通孔を有
し、その内部に非磁性材料で形成した放熱フィンを設け
構成されていた。このスピーカユニットがキャビネット
に取り付けられスピーカシステムとして使用されてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このスピーカユニット
の熱の伝達経路を図16を使用して説明する。図16
は、実開昭61−104698号公報に記載されたスピ
ーカユニットがキャビネットに取り付けられ構成された
スピーカシステムの半断面図を示したものである。スピ
ーカに電圧を加えると、ボイスコイル線輪部11の持つ
電気抵抗により熱が発生する。この熱は、トッププレー
ト13とヨーク14により構成される磁気ギャップ部1
5を経由し、それぞれトッププレート13、ヨーク14
へと伝わる。そして、ヨーク14の内部に配置れた放熱
フィン12に伝わり、キャビネット16内部に放熱され
る。なお、熱の伝わり易さを表す熱伝導率は、磁気ギャ
ップ部15が0.02W/m・K程度、トッププレート
13及びヨーク14が80W/m・K程度、放熱フィン
12(アルミ製の場合)が240W/m・K程度であ
る。
【0004】このように、熱伝導率の低い磁気ギャップ
部15を熱の伝達経路にもつために、熱の伝達にロスを
生じ十分な放熱効果が得られない。
【0005】また、放熱フィン12から放熱される熱
は、キャビネット16内の温度を上昇させ、その結果、
放熱フィン12とキャビネット16内部との温度差が小
さくなり、放熱効果が小さくなる。
【0006】また、放熱フィン12を作製するためには
金型が必要になり大幅なコストアップを伴う。
【0007】さらに、放熱フィン12により構成される
狭い空洞部を空気が移動するために、空気流による異常
音が発生する。
【0008】本発明は、従来のこれらの課題を解決し、
十分な放熱効果を容易に得ることができ、その結果耐入
力の高いスピーカシステムを提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本願の第1の発明は、ダブルコーンスピーカであり、
熱伝導率の高い材料で構成され、かつ、メインコーン前
面と熱伝導率の高い材料で構成されたボイスコイルボビ
ンとに取り付けられたサブコーンを備えたものである。
この構成によりボイスコイル線輪部に発生した熱が熱伝
導率の高いボイスコイルボビン、サブコーンへと直接伝
達し、スピーカ前面に放熱される。
【0010】これにより、高い放熱効果を容易に得るこ
とができ、その結果、耐入力の高いスピーカシステムを
提供することができる。
【0011】また、第2の発明は、上記第1の発明の構
成に加えて、周方向にコルゲーションをもつサブコーン
を備えたものである。この構成により、サブコーンの表
面積が大きくなる。また、サブコーンの周方向の共振モ
ードが単一の周波数で発生することなく分散する。
【0012】これにより、さらに高い放熱効果を容易に
得ることができ、その結果、耐入力の高いスピーカシス
テムを提供することができる。また、共振モードの発生
する周波数の分散化により、共振により発生する特性上
のピークを分散させ、特性を平坦化させることができ
る。
【0013】また、第3の発明は、上記第1の発明の構
成に加えて、ボイスコイルボビンとの接合部のボイスコ
イルボビン側に膨らみのあるリブをもつサブコーンを備
えたものである。この構成により、ボイスコイルボビン
との接触面積が大きくなる、かつ、サブコーンの接合部
表面積が大きくなる。
【0014】これにより、さらに高い放熱効果を容易に
得ることができ、その結果、耐入力の高いスピーカを提
供することができる。また、同時に接着強度の向上を図
ることができる。
【0015】また、第4の発明は、上記第1の発明の構
成に加えて、サブコーンの外径を越えない範囲内で広が
り中心角度が40゜〜120゜なる孔をメインコーンに1
個または中心対称な位置に2個設けるとともに、前記サ
ブコーンの外周部を前記メインコーンに対して気密に取
り付け構成したものである。この構成により、サブコー
ン裏面からもサブコーンの熱が放熱される。さらに、メ
インコーンに設けられた孔がメインコーンの第2次以上
の高域共振モードを非軸対称化し、この共振モードによ
る特性上のピークが低減される。
【0016】これにより、さらに高い放熱効果を容易に
得ることができ、その結果、耐入力の高いスピーカを提
供することができる。また、同時にメインコーンの共振
による特性上のピークを低減し特性の平坦化を図ること
ができる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の第1の発明は、熱伝導率
の高い材料で構成され、かつ、メインコーン前面と熱伝
導率の高い材料で構成されたボイスコイルボビンとに取
り付けられたサブコーンを備えたことを特徴とするダブ
ルコーンスピーカであり、ボイスコイル線輪部より発生
した熱を熱伝導率の高い部分のみで伝達させ、スピーカ
の前面に放熱することができる。その結果、熱伝達のロ
スを小さくでき、かつ、キャビネット内部より温度の低
いキャビネット外部に放熱でき、放熱効果を大きくする
ことが可能になる。
【0018】本発明の第2の発明は、第1の発明の構成
に加えて周方向にコルゲーションをもつサブコーンを備
えており、コルゲーション部分により放熱するための表
面積が大きくなり放熱効果をさらに大きくすることがで
きる。さらに、コルゲーションの配置により、各コルゲ
ーションでサブコーンの共振モードの発生すす周波数を
変化させることができ、この共振モードにより発生する
特性上のピークを分散化することが可能になる。
【0019】本発明の第3の発明は、第1の発明の構成
に加えて、ボイスコイルボビン接合部のボイスコイルボ
ビン側に膨らみのあるリブをもつサブコーンを備えてお
り、サブコーンとボイスコイルとの接合部の接合面積を
増やすことができ放熱効果をさらに大きくすることが可
能になる。さらに、サブコーンの接合部表面積を大きく
することができる。
【0020】本発明の第4の発明は、第1の発明の構成
に加えて、サブコーンの外径を越えない範囲内で広がり
中心角度が40゜〜120゜なる孔をメインコーンに1個
または中心対称な位置に2個設けるとともに、前記サブ
コーンの外周部を前記メインコーンに対して気密に取り
付けて構成されており、サブコーン裏面も放熱に利用す
ることができ放熱効果を大きくすることが可能になる。
さらに、メインコーンに設けられた孔がメインコーンの
第2次以上の高域共振モードを非軸対称化するので、こ
の共振モードによる特性上のピークを低減することがで
きる。また、この孔はメカニカルハイカットフィルタと
しても働くので、メインコーンからの音放射が高域で急
峻に減衰しサブコーンからの音との干渉を抑制すること
ができる。さらに、サブコーン外周部はメインコーンに
対して気密に取り付けられているので、サブコーンの表
と裏からの音が互いに干渉することを防止することがで
きる。
【0021】以下、本発明の実施の形態について、図面
を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の実施の形態1によるダ
ブルコーンスピーカの断面図である。このダブルコーン
スピーカは口径30cmである。1は界磁部でありマグ
ネットの大きさは外径φ90mm、厚さ15mmであ
る。2はフレーム、6はダンパーである。5はボビンと
線輪部とらなるボイスコイルであり、口径φ38mm、
ボビン材料は厚み0.05mmのアルミである。また、
界磁部1の磁気ギャップ部には銅線を巻いた線輪部5a
が配置されている。3はロール外径φ253mm、ロー
ル内径φ225mm、厚み0.8mmのウレタン製エッ
ジ付きのメインコーンであり外径はφ224mm、材質
は厚み0.5mmの紙で重量は19gである。4はサブ
コーンであり外径φ120mm、材質は厚み0.11m
mのアルミで重さは3.5gである。
【0022】ボイスコイル5はフレーム2に取り付けら
れたダンパー6により、界磁部1の磁気ギャップの中に
保持されている。メインコーン3はその内周部はボイス
コイル5に取り付けられ、その外周部のエッジによりフ
レーム2に取り付けられている。サブコーン4はメイン
コーン3前面に配置され、その内周部はボイスコイル5
のボビン内側に取り付けられ、外周部はメインコーン3
前面に取り付けられている。
【0023】以上のように構成された本実施の形態のダ
ブルコーンスピーカの動作について説明する。
【0024】スピーカに電圧が加わると、ボイスコイル
5の線輪部5aの温度が上昇する。その熱は熱伝導率2
40W/m・K(空気の約12000倍)のアルミ製の
ボイスコイルボビンを伝わり、さらに、このボイスコイ
ルボビンに取り付けられたアルミ製サブコーン4に伝わ
りスピーカ前面に放熱される。
【0025】次に従来の技術によるスピーカと本実施の
形態のダブルコーンスピーカの放熱特性の実測比較を示
す。図2は、内容積100リットルのキャビネットに取
り付けられたスピーカへの入力パワーとボイスコイル線
輪部の温度上昇値との関係を表した温度上昇曲線の実測
結果である。すなわち、横軸の入力パワーはDIN規格
45573Teil12(1979)に定められているノ
イズのパワーを示しており、縦軸の温度上昇は横軸のノ
イズパワーを加えた時のボイスコイル線輪部の温度上昇
値を示している。通常、耐熱性の高いボイスコイル線材
を用いても、温度上昇値が200度を越えるとボイスコ
イル線輪が焼き切れてスピーカが破壊する。Aは従来の
技術、Bは実施の形態1によるものであり、200度に
なる入力パワーを従来の技術と本実施の形態で比較する
と、従来の技術では135W、本実施の形態では163
Wであり、約21%のパワーの向上が確認できる。すな
わち、スピーカの耐入力を21%向上することができ
る。
【0026】なお、本実施の形態ではボイスコイルボビ
ン、及び、サブコーン4の材質を熱伝導率240W/m
・Kのアルミとしたが、熱伝導率80W/m・K程度の
材質を用いても同様の効果が確認できる。
【0027】(実施の形態2)図3は本発明の実施の形
態2によるダブルコーンスピーカの断面図である。実施
の形態1とサブコーンの形状のみ異なる仕様である。サ
ブコーン7は、外径φ120mm、厚み0.11mmの
アルミ製であり、φ45、φ60、φ75、φ90、φ
105の位置の円周方向にR1のコルゲーションが配置
されている。このコルゲーションにより、サブコーン7
の表面積はコルゲーションなしの場合に比べて約15%
大きくなっている。図4にボイスコイル線輪部の温度上
昇曲線を示す。実施の形態1の説明と同様に温度上昇が
200度になるパワーを従来の技術と実施の形態2で比
較すると、従来の技術では135W、実施の形態2では
181Wであり、約34%のパワーの向上が確認でき
る。すなわち、スピーカの耐入力を34%向上すること
ができる。
【0028】ここで、図5に実施の形態1における音圧
周波数特性の有限要素法によるシミュレーション結果を
示す。図5中のDは総合特性であり、Eはサブコーンの
みの特性である。図より4.8kHz付近に大きなピー
クが確認できる。次に図6にスピーカの振動系の1/4
形状であるシミュレーションモデルの原型図、図7に
4.8Hzにおける変形図を示す。図より4.8kHz付
近の特性上のピークの原因は、サブコーンの共振による
変形が原因であることがわかる。さらに、図8に実施の
形態2における音圧周波数特性のシミュレーション結
果、図9にシミュレーションモデルの原型図を示す。図
8のFは総合特性、Gはサブコーンのみの特性を示す。
このように、コルゲーションの配置によりサブコーン7
のピークが分散され、単一の著しいピークが排除されて
いるのが確認できる。
【0029】(実施の形態3)図10(a)に実施の形
態1におけるサブコーン4とボイスコイル5のボビンと
の接合部の断面拡大図を示す。サブコーン4の接合部を
ボイスコイルボビン挿入する際の加工性を向上させるた
めに、サブコーン4の接合部には図のようにテーパが設
けられている。このため、サブコーン4とボイスコイル
5のボビンとは線接触になっている。そして、このテー
パにより構成される空間に接着剤8が充填されている。
また、図10(b)に本発明の実施の形態3よるダブル
コーンスピーカのサブコーンとボイスコイルとの接合部
の断面拡大図を示す。
【0030】図10(b)において、サブコーン9の接
合部テーパ上にR1のリブがボイスコイルボビンに接触
するように周方向に配置されている。その他の構成は実
施の形態1と同じである。この構成により、サブコーン
9とボイスコイル5との接触部分はボイスコイルボビン
先端とリブ部の2カ所になり、接触面積が大きくなる。
【0031】また、実施の形態1では、サブコーン4の
位置が上方向にずれた場合、又は、ボイスコイル5が下
方向にずれた場合、サブコーン4とボイスコイルボビン
先端が離れてしまい直接接触する部分がなくなる。しか
しながら、実施の形態3ではリブが常にボビンに接触し
ているので、ボビン先端が接触せずとも接触部分がなく
なるということは起こらない。また、リブによりサブコ
ーン9の接合部の表面積が大きくなるので接着面積を大
きくすることができる。
【0032】図11にボイスコイル線輪部の温度上昇曲
線を示す。実施の形態1の説明と同様に温度上昇が20
0度になるパワーを従来の技術と実施の形態3で比較す
ると、従来の技術では135W、実施の形態3では18
9Wであり、約40%のパワーの向上が確認できる。す
なわち、スピーカの耐入力を40%向上することができ
る。
【0033】(実施の形態4)図12に本発明の実施の
形態4におけるダブルコーンスピーカの正面図を示す。
同図において、メインコーン10以外は実施の形態2と
同じ構成となっている。メインコーン10には、内径φ
46、外径φ100で広がり中心角度が72゜である孔
10aが配置されるとともに、その中心対称位置にさら
に1個、計2個配置されている。また、サブコーン7の
外周部はメインコーン10に対して気密に取り付けられ
ている。この構成にすることにより、サブコーン7裏面
もキャビネット内部の空気と接触するため放熱に利用で
き、放熱効果を向上させることが可能になる。
【0034】図13ににボイスコイル線輪部の温度上昇
曲線を示す。実施の形態1の説明と同様に温度上昇が2
00度になるパワーを従来の技術と実施の形態4で比較
すると、従来の技術では135W、実施の形態4では1
92Wであり、約42%のパワーの向上が確認できる。
すなわち、スピーカの耐入力を42%向上することがで
きる。
【0035】さらに、図14に実施の形態2および4に
おけるスピーカの音圧周波数特性の有限要素法でのシミ
ュレーション結果を示す。図14中のFは実施の形態2
の特性、Kは実施の形態4の特性を示す。また、図15
にシミュレーションモデルの原型図を示す。図14によ
り、実施の形態4では2kHz付近のピークを実施の形
態2よりも約4dB、2.5kHz付近のピークに関し
ては約5dB低減できているのが確認できる。これは、
メインコーン10に設けられた孔がメインコーンの第2
次以上の高域共振モードを非軸対称化し、この共振モー
ドによる特性上のピークが低減されるためである。ま
た、この孔はメカニカルハイカットフィルタとしても働
くので、メインコーンからの音放射が高域で急峻に減衰
しサブコーンからの音との干渉を抑制することができ
る。
【0036】なお、本実施の形態において、メインコー
ン10に設けた孔10aの広がり中心角度を72°とし
たが40°〜120°であれば、放熱効果向上による耐
入力特性の改善と、音質改善との効果がある。
【0037】
【発明の効果】以上のように、本発明の第1の発明によ
れば、放熱効果を向上させることができるので耐入力の
高いスピーカを提供することができる。
【0038】また、第2の発明によれば、さらに高い放
熱効果が得られ、かつ、サブコーンの共振によるピーク
を分散化し低減することができる。その結果、耐入力が
高く、かつ、高域特性の平坦なスピーカを提供すること
ができる。
【0039】また、第3の発明によれば、さらに高い放
熱効果が安定して得られ、かつ、サブコーンとボイスコ
イルボビンとの接合部の接着面積を大きくし、接着強度
を高くすることができる。その結果、耐入力が高く、か
つ、品質の安定したスピーカを提供することができる。
【0040】また、第4の発明によれば、さらに高い放
熱効果が得られ、かつ、メインコーンの共振によるピー
クを低減することができる。その結果、耐入力が高く、
かつ、高域特性の平坦なスピーカを提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1によるダブルコーンスピ
ーカの構成を示す半断面図
【図2】同実施の形態によるスピーカシステムと従来の
スピーカシステムにおける入力パワーとボイスコイルの
温度上昇との関係を示す図
【図3】本発明の実施の形態2によるダブルコーンスピ
ーカの構成を示す半断面図
【図4】同実施の形態によるスピーカシステムと従来の
スピーカシステムにおける入力パワーとボイスコイルの
温度上昇との関係を示す図
【図5】本発明の実施の形態1によるスピーカの音圧周
波数特性のシミュレーション結果を示す図
【図6】同スピーカのシミュレーションモデルの原型図
【図7】同スピーカのシミュレーションモデルの変形図
【図8】本発明の実施の形態2によるスピーカの音圧周
波数特性のシミュレーション結果を示す図
【図9】同スピーカのシミュレーションモデルの原型図
【図10】(a)本発明の実施の形態1によるスピーカ
のサブコーンとボイスコイルボビン嵌合部半断面の拡大
図 (b)本発明の実施の形態3によるスピーカのサブコー
ンとボイスコイルボビン嵌合部半断面の拡大図
【図11】本発明の実施の形態3によるスピーカシステ
ムと従来のスピーカシステムにおける入力パワーとボイ
スコイルの温度上昇との関係を示す図
【図12】本発明の実施の形態4によるダブルコーンス
ピーカの正面図
【図13】同実施の形態によるスピーカシステムと従来
のスピーカシステムにおける入力パワーとボイスコイル
の温度上昇との関係を示す図
【図14】本発明の実施の形態2および4によるスピー
カの音圧周波数特性のシミュレーション結果の比較図
【図15】本発明の実施の形態4によるスピーカのシミ
ュレーションモデルの原型図
【図16】従来の技術によるスピーカシステムの断面図
【符号の説明】
1 界磁部 2 フレーム 3、10 メインコーン 4、7、9 サブコーン 5 ボイスコイル 5a、11 ボイスコイル線輪部 6 ダンパー 8 接着剤 10 メインコーン孔 12 放熱フィン 13 トッププレート 14 ヨーク 15 磁気ギャップ部 16 キャビネット

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱伝導率の高い材料で構成され、かつ、
    メインコーン前面と熱伝導率の高い材料で構成されたボ
    イスコイルボビンとに取り付けられたサブコーンを備え
    たことを特徴とするダブルコーンスピーカ。
  2. 【請求項2】 サブコーンは、周方向にコルゲーション
    をもつことを特徴とする請求項1記載のダブルコーンス
    ピーカ。
  3. 【請求項3】 サブコーンは、ボイスコイルボビンとの
    接合部に、ボイスコイルボビン側に膨らみのあるリブを
    もつことを特徴とする請求項1または2記載のダブルコ
    ーンスピーカ。
  4. 【請求項4】 サブコーンの外径を越えない範囲内で広
    がり中心角度が40゜〜120゜なる孔をメインコーンに
    1個または中心対称な位置に2個設けるとともに、前記
    サブコーンの外周部を前記メインコーンに対して気密に
    取り付けたことを特徴とする請求項1、2または3記載
    のダブルコーンスピーカ。
JP8144028A 1996-06-06 1996-06-06 ダブルコーンスピーカ Withdrawn JPH09327087A (ja)

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