JPH09326396A - 半導体集積回路装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体集積回路装置およびその製造方法

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JPH09326396A
JPH09326396A JP14057996A JP14057996A JPH09326396A JP H09326396 A JPH09326396 A JP H09326396A JP 14057996 A JP14057996 A JP 14057996A JP 14057996 A JP14057996 A JP 14057996A JP H09326396 A JPH09326396 A JP H09326396A
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semiconductor
integrated circuit
substrate
semiconductor integrated
circuit device
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JP14057996A
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Teruo Kato
照男 加藤
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Hitachi Ltd
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    • H01L21/02Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
    • H01L21/04Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having potential barriers, e.g. a PN junction, depletion layer or carrier concentration layer
    • H01L21/18Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having potential barriers, e.g. a PN junction, depletion layer or carrier concentration layer the devices having semiconductor bodies comprising elements of Group IV of the Periodic Table or AIIIBV compounds with or without impurities, e.g. doping materials
    • H01L21/30Treatment of semiconductor bodies using processes or apparatus not provided for in groups H01L21/20 - H01L21/26
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    • H01L21/3221Treatment of semiconductor bodies using processes or apparatus not provided for in groups H01L21/20 - H01L21/26 to modify their internal properties, e.g. to produce internal imperfections of silicon bodies, e.g. for gettering
    • H01L21/3226Treatment of semiconductor bodies using processes or apparatus not provided for in groups H01L21/20 - H01L21/26 to modify their internal properties, e.g. to produce internal imperfections of silicon bodies, e.g. for gettering of silicon on insulator

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 貼り合わせSOIウェハに関するゲッタリン
グ法を提供する。 【解決手段】 半導体支持基板2上にBOX3、BOX
3上に表面シリコン層4を有し、表面シリコン層4に半
導体集積回路素子が形成された半導体集積回路装置1に
おいて、半導体支持基板2の全体にゲッタリング領域と
して酸素析出物5を形成し、表面シリコン層4に存在す
る重金属原子等の不純物を、BOX3を介して酸素析出
物5にトラップすることにより表面シリコン層4の不純
物濃度を低下させる。また、ゲッタリング領域として
は、半導体支持基板2の裏面に形成した多結晶シリコン
膜、シリコン窒化膜あるいは機械的損傷層とすることが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路装
置およびその製造技術に関し、特に、高速・低消費電力
LSIの製造に用いられる貼り合わせSOI(Silicon
on Insulator)ウェハのゲッタリングに適用して有効な
技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】高速・低消費電力LSIへの適用を目的
として、素子と半導体基板との接合容量を小さくするこ
とができるSOI技術が注目されている。
【0003】SOI構造を有するウェハ、すなわちSO
Iウェハについては、たとえば、昭和59年11月30
日、株式会社オーム社発行、「LSIハンドブック」、
p388〜p390に詳しく記載されている。以下簡単
に説明する。
【0004】SOIウェハは、一般に、三層構造を成し
ている。最上層(以下表面シリコン層と称する)は厚さ
0.1μm〜数μmの単結晶シリコン層であり、ここに半
導体集積回路素子が形成される。中間層として、厚さ数
百nmの埋め込みSiO2 膜(以下BOXと称する)を
有し、最下層にシリコン基板を有するものである。
【0005】このようなSOIウェハにおいても、シリ
コンウェハと同様に、半導体集積回路素子が形成される
領域となる表面シリコン層に含まれる金属原子あるいは
欠陥等の不純物をゲッタリングして、半導体集積回路素
子の性能を向上させる技術が必要である。
【0006】SOIウェハにおけるゲッタリング技術と
して、特開平6−61235号公報がある。すなわち、
デバイスの高電気的信頼度、高歩留まり可能なSOI構
造の半導体集積回路装置およびその製造方法を提供する
ことを目的として、ウェハ貼り合わせ技術を用いて、S
OI構造の半導体集積回路用基板の埋め込み酸化膜の直
上に高濃度インプラ層、多結晶シリコン層等のゲッタリ
ング層を設けたものである。
【0007】また、従来、重金属原子はBOXをほとん
ど透過しないと見なされていたため、SOIウェハに対
して、従来のイントリンシックゲッタリング法やイクス
トリンシックゲッタリング法は適用できないと考えら
れ、有効なゲッタリング法が提案されなかった。
【0008】ところが、J.Jab1onski他、
J.Electrochem.Soc.、第142巻第
6号2059頁、1995年6月、において、SIMO
Xウェハを用いた実験から厚さ数百nmのBOXを重金
属原子が透過することが報告され、SIMOXウェハに
対するゲッタリング法が提案されている。この提案を簡
単に説明すると、BOX直下のイオン注入ダメージ層に
表面シリコン層中の重金属原子をゲッターさせるもので
ある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記特開平6−612
35号公報に示された技術は、0.1μm〜数μmの厚さ
を有する表面シリコン層とBOXとの間にゲッタリング
層を設けるものであり、そのような薄い表面シリコン層
の下部にゲッタリング層を設けることはプロセス上の困
難を伴うものである。
【0010】また、前記J.Jab1onski他の文
献に示された技術は、BOX下部にゲッタリング層を設
けるものではあるが、ゲッタリング層は、BOX形成
後、表面シリコン層を通してイオン注入によりダメージ
層として形成されるものであるため、半導体集積回路素
子の性能に影響する表面シリコン層の品質を高く保つこ
とが困難である。
【0011】本発明の目的は、高いゲッタリング能力を
有するゲッタリング層を備えた半導体集積回路装置を提
供することにある。
【0012】本発明の他の目的は、そのような半導体集
積回路装置の簡易な製造方法を提供することにある。
【0013】本発明のさらに他の目的は、ゲッタリング
層により不純物をゲッタリングし、半導体集積回路装置
の性能を向上することにある。
【0014】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0015】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
次のとおりである。
【0016】(1)本発明の半導体集積回路装置は、半
導体支持基板と半導体支持基板上に設けられた絶縁層と
絶縁層上に設けられた半導体薄膜層とを有する半導体集
積回路用基板の半導体薄膜層に半導体集積回路素子が形
成された半導体集積回路装置であって、半導体支持基板
にゲッタリング領域を設けたものである。
【0017】このような半導体集積回路装置によれば、
SOIで例示される半導体集積回路用基板の半導体支持
基板にゲッタリング領域を設けたため、絶縁層上に設け
られた半導体薄膜層にゲッタリング領域を設ける必要が
なく、その半導体薄膜層に形成された半導体集積回路素
子の性能を向上することができる。
【0018】すなわち、製造工程が複雑となる半導体薄
膜層と絶縁層との界面にゲッタリング領域を設ける従来
の構成ではなく半導体支持基板にゲッタリング領域を設
ける構成を採用することにより、有効なゲッタリング領
域を容易な製造方法により形成することができる。
【0019】(2)本発明の半導体集積回路装置は、前
記(1)記載の半導体集積回路装置であって、ゲッタリ
ング領域を半導体支持基板全体に分布した酸素析出物と
したものである。
【0020】このような半導体集積回路装置によれば、
ゲッタリング領域を半導体支持基板全体に分布した酸素
析出物とすることにより、半導体集積回路素子の性能を
向上することができる。すなわち、半導体薄膜層中に存
在する金属あるいは欠陥等の不純物を、酸素析出物によ
り形成された歪み領域にゲッタリングし、半導体薄膜層
中の不純物を低減することができる。
【0021】また、酸素析出物からなるゲッタリング領
域を半導体薄膜層ではなく半導体支持基板に設けること
により、半導体薄膜層とは分離してゲッタリング領域を
形成することが可能である。そのため、アニール温度の
履歴を工夫して半導体薄膜層にデヌーデッドゾーンを形
成する必要がなく、製造工程を簡略化することができ
る。
【0022】(3)本発明の半導体集積回路装置は、前
記(1)記載の半導体集積回路装置であって、ゲッタリ
ング領域を、半導体支持基板と絶縁層との界面に形成さ
れたリン(P)が高濃度に導入された不純物拡散層とし
たものである。
【0023】このような半導体集積回路装置によれば、
半導体集積回路素子の性能を向上することができる、ま
た、製造工程を簡略化することができる、さらに、高濃
度のリン(P)が導入された不純物拡散層を設けたた
め、金属元素の固容限の増大による化学的な作用によっ
て金属不純物をゲッタリングすることができる。
【0024】(4)本発明の半導体集積回路装置は、前
記(1)記載の半導体集積回路装置であって、ゲッタリ
ング領域を、半導体薄膜層を表面とする半導体支持基板
の裏面に設けられた薄膜またはストレス発生領域により
形成するものである。
【0025】このような半導体集積回路装置によれば、
ゲッタリング領域を半導体支持基板の裏面に設けられた
薄膜またはストレス発生領域により形成するため、半導
体集積回路素子の性能を向上することができ、また、製
造工程を簡略化できる。すなわち、ゲッタリング領域を
有さない半導体集積回路用基板に、ゲッタリング領域を
付加した構造であるため、ゲッタリング領域の形成を半
導体集積回路装置の製造工程の任意の段階で比較的自由
に行うことができる。これにより、半導体集積回路装置
の製造工程全体の最適化を図ることが容易となる。
【0026】(5)本発明の半導体集積回路装置は、前
記(1)または(4)記載の半導体集積回路装置であっ
て、薄膜をポリシリコン薄膜としたものである。
【0027】このような半導体集積回路装置によれば、
ゲッタリング領域である薄膜をポリシリコン薄膜とする
ため、金属不純物のゲッタリングを有効に行うことがで
き、半導体集積回路装置の性能を向上することができ
る。
【0028】すなわち、ポリシリコン薄膜をゲッタリン
グ領域とすることにより、そのポリシリコン薄膜と半導
体支持基板の裏面との界面に形成されるストレスによる
歪み場の作用のみならず、ポリシリコン薄膜内に存在す
る結晶欠陥、特にポリシリコン薄膜を構成するシリコン
粒の粒界の作用による金属不純物のゲッタリング能力を
増大させることができる。
【0029】(6)本発明の半導体集積回路装置は、前
記(1)または(4)記載の半導体集積回路装置であっ
て、ストレス発生領域を、裏面に噴射された微粒子の衝
突による表面粗化処理、または裏面に形成された窒化シ
リコン膜との応力差によって形成するものである。
【0030】このような半導体集積回路装置によれば、
ストレス発生領域を裏面に噴射された微粒子の衝突によ
る表面粗化処理、または裏面に形成された窒化シリコン
膜との応力差によって形成しているため、金属不純物の
ゲッタリングを有効に行うことができ、半導体集積回路
装置の性能を向上することができる。
【0031】すなわち、半導体支持基板の裏面への微粒
子の衝突による表面粗化処理あるいは窒化シリコン膜の
形成は、その処理あるいは形成された領域に大きなスト
レスを発生させるものであり、このストレスによる歪み
場の形成は、金属不純物のゲッタリングを非常に有効に
行うものである。
【0032】(7)本発明の半導体集積回路装置の製造
方法は、半導体支持基板上の絶縁層上に設けられた半導
体薄膜層に半導体集積回路素子を有し、半導体支持基板
にゲッタリング領域を有する半導体集積回路装置の製造
方法であって、(a)半導体支持基板となる第1の半導
体基板にゲッタリング領域を形成する工程、(b)半導
体薄膜層となる第2の半導体基板の表面にシリコン酸化
膜を形成し、シリコン酸化膜が形成された第2の半導体
基板とゲッタリング領域を有する第1の半導体基板とを
接合して接合基板を形成する工程、(c)接合基板のう
ち第2の半導体基板にかかる部分を研磨し半導体薄膜層
を形成する工程、を有するものである。
【0033】このような半導体集積回路装置の製造方法
によれば、第1の半導体基板にゲッタリング領域を形成
し、別に作成した第2の半導体基板と貼り合わせること
により半導体集積回路用基板を形成するため、ゲッタリ
ング領域の製造工程によって半導体集積回路素子が形成
される半導体薄膜層が影響を受けることがない。この結
果、半導体集積回路素子の性能に影響する半導体薄膜層
の品質をゲッタリング領域の製造工程によって劣化させ
ることなく良好に保持することができる。
【0034】(8)本発明の半導体集積回路装置の製造
方法は、前記(7)記載の半導体集積回路装置の製造方
法であって、ゲッタリング領域を、第1の半導体基板を
熱処理することにより形成される半導体支持基板全体に
分布した酸素析出物、または、第1の半導体基板にリン
(P)をイオン注入または熱拡散することにより形成さ
れ、半導体支持基板と絶縁層との界面に形成された不純
物拡散層、の何れかとするものである。
【0035】このような半導体集積回路装置の製造方法
によれば、酸素析出物あるいは不純物拡散層は、半導体
集積回路素子の性能に影響する半導体薄膜層を含む第2
の半導体基板とは別に製造することができ、また、第2
の半導体基板の物性変化を考慮することなく酸素析出物
あるいは不純物拡散層の製造の工程条件を最適化するこ
とができる。
【0036】(9)本発明の半導体集積回路装置の製造
方法は、半導体支持基板上の絶縁層上に設けられた半導
体薄膜層に半導体集積回路素子を有し、半導体支持基板
にゲッタリング領域を有する半導体集積回路装置の製造
方法であって、(a)半導体薄膜層となる第2の半導体
基板の表面にシリコン酸化膜を形成し、シリコン酸化膜
が形成された第2の半導体基板と半導体支持基板となる
第1の半導体基板とを接合して接合基板を形成する工
程、(b)接合基板の両面または第1の半導体基板側に
ゲッタリング領域を形成する工程、(c)接合基板のう
ち、第2の半導体基板にかかる部分を研磨し、半導体薄
膜層を形成する工程、を有するものである。
【0037】このような半導体集積回路装置の製造方法
によれば、第1の半導体基板と第2の半導体基板とを貼
り合わせた後にゲッタリング領域をその両面あるいは第
1の半導体基板面に形成するため、製造工程を簡略化す
ることができる。すなわち、第1の半導体基板側つまり
半導体集積回路素子用基板の裏面に薄膜を形成してこれ
をゲッタリング領域とする場合には、あらかじめゲッタ
リング領域を第1の半導体基板に設けた後に第2の半導
体基板と貼り合わせる工程を採用するよりも、第1およ
び第2の半導体基板を貼り合わせた後にゲッタリング領
域を設ける方が、薄膜形成時に発生する汚染を貼り合わ
せ前に除去する必要がないため、工程が簡略化でき、有
利である。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0039】(実施の形態1)図1は、本発明の一実施
の形態である半導体集積回路装置の一例を示した要部断
面図である。
【0040】本実施の形態1の半導体集積回路装置1
は、半導体支持基板2、半導体支持基板2上に形成され
た絶縁層であるBOX3およびBOX3上に形成された
半導体薄膜層である表面シリコン層4からなるSOI構
造を有するものであり、表面シリコン層4には図示しな
いが半導体集積回路素子が形成されている。
【0041】半導体支持基板2は、ゲッタリングのサイ
トとなる酸素析出物5を有する。酸素析出物5は、半導
体支持基板2の全体にほぼ均一に分布し、その密度は1
4〜106 個/cm3 である。
【0042】このような半導体集積回路装置1によれ
ば、表面シリコン層4に存在する不純物を、BOX3を
介して半導体支持基板2内に存在する酸素析出物5によ
りゲッタリングすることができる。これにより、表面シ
リコン層4に形成された半導体集積回路素子の性能を向
上することができ、半導体集積回路装置1の高性能化、
歩留まり向上を図ることができる。
【0043】次に、本実施の形態1の半導体集積回路装
置1の製造方法を図2〜図7に従って説明する。
【0044】まず、第1の半導体基板であるシリコンウ
ェハ6を用意する(図2)。シリコンウェハ6は、半導
体支持基板2となるものである。
【0045】シリコンウェハ6の結晶特性は、たとえ
ば、面方位(100)、導電形N形、抵抗率10Ω・c
m、酸素濃度l×1018原子/cm3 、直径125m
m、厚さ550μmとすることができる。
【0046】次に、シリコンウェハ6をアニールするこ
とにより、ウェハ内部に酸素析出核7を形成する(図
3)。アニール条件は、N2雰囲気中、温度を750
℃、処理時間を5時間とすることができる。
【0047】次に、第2の半導体基板であるシリコンウ
ェハ8を用意する(図4)。シリコンウェハ8は、SO
Iウェハの素子が形成される側のボンドウェハとなるも
のである。
【0048】シリコンウェハ8の結晶特性は、たとえ
ば、面方位(100)、導電形N形、抵抗率10Ω・c
m、酸素濃度8×1017原子/cm3 、直径125m
m、厚さ550μmとすることができる。
【0049】次に、シリコンウェハ8を熱酸化して、表
面に厚さ500nmのBOX3を形成し、ボンドウェハ
9とする(図5)。
【0050】次に、シリコンウェハ6とボンドウェハ9
を、鏡面側を互いに対向させて重ね合わせた後、N2雰
囲気中で1050℃、3時間のアニールを行って、両者
を強固に接着させるとともに、シリコンウェハ6内に形
成しておいた酸素析出核7を酸素析出物10に成長させ
る(図6)。これにより貼り合わせウェハ11が得られ
る。
【0051】次に、貼り合わせウェハ11のボンドウェ
ハ9側の面を、平面研削盤で所定の表面シリコン層4の
厚さより数十μm厚い厚さまで除去し、その後化学的機
械的研磨法により所定の表面シリコン層4の厚さ(例え
ば2μm)まで研磨する(図7)。このようにして、B
OX3の下の半導体支持基板2の中にゲッタリングサイ
トとなる酸素析出物10を有する半導体集積回路用基板
が形成される。
【0052】最後に、表面シリコン層4の表面に公知の
技術を用いて半導体集積回路素子を形成し、半導体集積
回路装置1が完成する。
【0053】このような半導体集積回路装置1の製造方
法によれば、第1の半導体基板である半導体支持基板2
にゲッタリング領域である酸素析出物10を形成し、別
に作成した第2の半導体基板であるボンドウェハ9を貼
り合わせることにより半導体集積回路用基板を形成する
ため、酸素析出物10の形成工程によって受ける表面シ
リコン層4の影響を回避することができ、この結果、半
導体集積回路装置1の性能を向上することができる。
【0054】また、酸素析出核7と表面シリコン層4を
含む第2の半導体基板とを別に製造することができるた
め、第2の半導体基板の物性変化を考慮することなく酸
素析出核7の密度を高めるための工程条件の最適化を図
ることができる。
【0055】(実施の形態2)図8は、本発明の他の実
施の形態である半導体集積回路装置の一例を示した要部
断面図である。
【0056】本実施の形態2の半導体集積回路装置12
は、半導体支持基板13、半導体支持基板13上に形成
された絶縁層であるBOX3およびBOX3上に形成さ
れた半導体薄膜層である表面シリコン層4からなるSO
I構造を有するものであり、表面シリコン層4には図示
しないが半導体集積回路素子が形成されている。
【0057】また、半導体支持基板13の裏面には、多
結晶シリコン膜14が約1μmの膜厚で形成されてい
る。この多結晶シリコン膜14が、ゲッタリング領域と
なる。
【0058】このような半導体集積回路装置12によれ
ば、表面シリコン層4に存在する不純物を、BOX3お
よび半導体支持基板13を介して多結晶シリコン膜14
にゲッタリングすることにより、表面シリコン層4に形
成された半導体集積回路素子の性能を向上することがで
き、半導体集積回路装置12の高性能化、歩留まり向上
を図ることができる。
【0059】次に、本実施の形態2の半導体集積回路装
置12の製造方法を図9〜図11に従って説明する。
【0060】まず、第2の半導体基板であるシリコンウ
ェハ15を用意し、シリコンウェハ15を熱酸化して、
表面に厚さ500nmのBOX3を形成する(図9)。
シリコンウェハ15は、SOIウェハの素子が形成され
る側のボンドウェハとなるものである。
【0061】シリコンウェハ15の結晶特性は、たとえ
ば、面方位(100)、導電形N形、抵抗率10Ω・c
m、直径125mm、厚さ550μmとすることができ
る。
【0062】次に、シリコンウェハ15と同一の結晶特
性を有するシリコンウェハ16を用意し、シリコンウェ
ハ15とシリコンウェハ16を鏡面側を互いに対向させ
て重ね合わせた後、N2雰囲気中で、温度を1050
℃、処理時間を3時間としてアニールを行い、両者を強
固に接着させ、貼り合わせウェハ17を得る(図1
0)。シリコンウェハ16は半導体支持基板13となる
ものである。
【0063】次に、貼り合わせウェハ17の両面に、公
知のCVD法を用いて多結晶シリコン膜14を約1μm
の厚さになるまで堆積する(図11)。
【0064】次に、貼り合わせウェハ17のシリコンウ
ェハ15側の面を、平面研削盤で所定の表面シリコン層
4の厚さより数十μm厚い厚さまで除去し、その後化学
的機械的研磨法により所定の表面シリコン層4の厚さ
(例えば2μm)まで研磨する。このようにして、半導
体支持基板13の裏面にゲッタリング領域となる多結晶
シリコン膜14を有する半導体集積回路用基板が形成さ
れる。
【0065】最後に、表面シリコン層4の表面に公知の
技術を用いて半導体集積回路素子を形成し、図8に示す
半導体集積回路装置12が完成する。
【0066】このような半導体集積回路装置12の製造
方法によれば、シリコンウェハ15とシリコンウェハ1
6とを貼り合わせた後に多結晶シリコン膜14を形成す
るため、製造工程を簡略化することができる。すなわ
ち、第1の半導体基板であるシリコンウェハ16側にあ
らかじめ多結晶シリコン膜14を形成してシリコンウェ
ハ15と貼り合わせるよりも、貼り合わせた後に多結晶
シリコン膜14を設ける方が、薄膜形成時に発生する汚
染を貼り合わせ前に除去する必要がないため、工程が簡
略化でき、有利である。
【0067】なお、本実施の形態2では、ゲッタリング
領域として多結晶シリコン膜14の例を示したが、窒化
シリコン膜の形成、あるいはサンドブラストによる表面
粗化処理であってもよい。この場合、不純物のゲッタリ
ングは、形成された窒化シリコン膜と半導体支持基板1
3との界面、あるいは粗化された領域のストレスによる
歪み場の発生によって不純物が効率よくゲッタリングさ
れる。また、これらの処理は一般に低温度で処理される
ため、デバイス特性に影響を与えることが少ない。な
お、この場合、貼り合わせウェハ17を形成する雰囲気
は、N2 の他に酸素とすることができる。このようなと
きには、機械的欠陥部分に酸素誘起積層欠陥が形成さ
れ、さらにゲッタリングの効果を上げることができる。
【0068】また、機械的なストレスの発生を目的とし
たゲッタリング領域の例として、窒化シリコン膜の例を
示したが、炭化シリコン膜、酸化アルミニウム膜、窒化
チタン等の薄膜であってもよい。
【0069】(実施の形態3)図12は、本発明のさら
に他の実施の形態である半導体集積回路装置の一例を示
した要部断面図である。
【0070】本実施の形態3の半導体集積回路装置18
は、半導体支持基板13、半導体支持基板13上に形成
された絶縁層であるBOX3およびBOX3上に形成さ
れた半導体薄膜層である表面シリコン層4からなるSO
I構造を有するものであり、表面シリコン層4には図示
しないが半導体集積回路素子が形成されている。
【0071】また、半導体支持基板13とBOX3の界
面には、リン(P)が高濃度に導入された不純物拡散層
19が形成されている。この不純物拡散層19が、ゲッ
タリング領域となる。
【0072】このような半導体集積回路装置18によれ
ば、表面シリコン層4に存在する不純物を、BOX3を
介して不純物拡散層19にゲッタリングすることによ
り、表面シリコン層4に形成された半導体集積回路素子
の性能を向上することができ、半導体集積回路装置18
の高性能化、歩留まり向上を図ることができる。
【0073】次に、本実施の形態3の半導体集積回路装
置18の製造方法を図13〜図15に従って説明する。
【0074】まず、第1の半導体基板であるシリコンウ
ェハ13を用意する(図13)。
【0075】シリコンウェハ13の結晶特性は、たとえ
ば、面方位(100)、導電形N形、抵抗率10Ω・c
m、直径125mm、厚さ550μmとすることができ
る。
【0076】次に、シリコンウェハ13の鏡面側にリン
(P)をドーピングすることにより不純物拡散層19を
形成する(図14)。
【0077】リン(P)をドーピングする方法は、たと
えば、熱拡散法を用いることができる。この場合、PO
Cl3 を拡散ソースにして、950℃で15分間堆積す
ることによりリン濃度が約1×1021原子/cm3 のリ
ンガラス層を形成し、N2 雰囲気中で1000℃、30
分のアニールを行い、深さ1μm、濃度1×1020原子
/cm3 のリン拡散層を形成することができる。
【0078】また、リン(P)をドーピングする方法と
して、たとえば、イオン注入法を例示することができ
る。この場合、P+ イオンをエネルギ100keV、ド
ーズ量1×1016イオン/cm2 で注入した後、N2
囲気中で1000℃、30分のアニールを行い、深さ1
μm、濃度1×1020原子/cm3 のリン拡散層を形成
することができる。
【0079】次に、実施の形態1で説明したシリコンウ
ェハ8を用意し、この表面にBOX3を形成してボンド
ウェハ9を形成する(図5)。シリコンウェハ8、BO
X3およびボンドウェハ9については実施の形態1と同
様であるため説明を省略する。
【0080】次に、シリコンウェハ13とボンドウェハ
9を、鏡面側を互いに対向させて重ね合わせた後、N2
雰囲気中で1050℃、3時間のアニールを行って、両
者を強固に接着させ、貼り合わせウェハ21を得る(図
15)。
【0081】次に、貼り合わせウェハ21のボンドウェ
ハ9側の面を、平面研削盤で所定の表面シリコン層4の
厚さより数十μm厚い厚さまで除去し、その後化学的機
械的研磨法により所定の表面シリコン層4の厚さ(例え
ば2μm)まで研磨する。このようにして、半導体支持
基板13とBOX3との界面にゲッタリング領域となる
不純物拡散層19を有する半導体集積回路用基板が形成
される。
【0082】最後に、表面シリコン層4の表面に公知の
技術を用いて半導体集積回路素子を形成し、図12に示
す半導体集積回路装置18が完成する。
【0083】このような半導体集積回路装置18の製造
方法によれば、ゲッタリング領域となる不純物拡散層1
9の形成と、半導体集積回路装置の性能に影響する表面
シリコン層4およびBOX3を有するボンドウェハ9の
形成を分離して行うため、表面シリコン層4およびBO
X3の界面の物性が、不純物拡散層19の形成による影
響を受けることがない。たとえば、BOX3を形成した
後にBOX3を介して不純物を熱拡散あるいはイオンド
ーピングする場合には、BOX3内での導入される不純
物原子の残留等を発生する可能性があるが、本実施の形
態3の製造方法では、このような不具合は生じない。こ
の結果、半導体集積回路装置の性能向上、歩留まり向上
に寄与することができる。
【0084】以上、本発明者によってなされた発明を発
明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を
逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでも
ない。
【0085】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以
下のとおりである。
【0086】(1)従来難しいと考えられてきた、貼り
合わせSOIウェハへのゲッタリング技術の適用が可能
となった。すなわち、絶縁層である埋め込みSiO2
の下部の半導体支持基板にゲッタリング領域を設けるこ
とにより、半導体デバイスの製造工程で入り込む汚染重
金属をこれらのゲッタリング領域にトラップすることが
でき、素子の電気特性およびプローブ歩留の向上を図る
ことが可能となる。また、半導体支持基板にゲッタリン
グ領域を設けたため、絶縁層上に設けられた半導体薄膜
層にゲッタリング領域を設ける必要がなく、その半導体
薄膜層に形成された半導体集積回路素子の性能を向上す
ることができる。
【0087】(2)ゲッタリング領域を半導体支持基板
全体に分布した酸素析出物とすることにより、半導体集
積回路素子の性能を向上することができる。また、酸素
析出物からなるゲッタリング領域を半導体薄膜層ではな
く半導体支持基板に設けることにより、半導体薄膜層と
は分離してゲッタリング領域を形成することが可能とな
り、半導体薄膜層にデヌーデッドゾーンを形成する必要
がなく、製造工程を簡略化することができる。
【0088】(3)高濃度のリン(P)が導入された不
純物拡散層を設けたため、金属元素の固容限の増大によ
る化学的な作用によって金属不純物をゲッタリングする
ことができる。
【0089】(4)ゲッタリング領域を半導体支持基板
の裏面に設けられた薄膜またはストレス発生領域により
形成するため、ゲッタリング領域を有さない半導体集積
回路用基板にゲッタリング領域を付加した構造となり、
ゲッタリング領域の形成を半導体集積回路装置の製造工
程の任意の段階で比較的自由に行うことができる。これ
により、半導体集積回路装置の製造工程全体の最適化を
図ることが容易となる。
【0090】(5)ゲッタリング領域である薄膜をポリ
シリコン薄膜あるいは窒化シリコン膜とするため、また
はゲッタリング領域を裏面に噴射された微粒子の衝突に
よる表面粗化処理により形成するため、金属不純物のゲ
ッタリングを有効に行うことができ、半導体集積回路装
置の性能を向上することができる。
【0091】(6)第1の半導体基板にゲッタリング領
域を形成し、別に作成した第2の半導体基板と貼り合わ
せることにより半導体集積回路用基板を形成するため、
ゲッタリング領域の製造工程によって受ける半導体薄膜
層への影響を回避することができ、この結果、半導体集
積回路素子の性能に影響する半導体薄膜層の品質をゲッ
タリング領域の製造工程によって劣化させることなく良
好に保持することができる。
【0092】(7)酸素析出物あるいは不純物拡散層を
半導体集積回路素子の性能に影響する半導体薄膜層を含
む第2の半導体基板とは別に製造することができ、ま
た、第2の半導体基板の物性変化を考慮することなく酸
素析出物あるいは不純物拡散層の製造の工程条件を最適
化することができる。
【0093】(8)第1の半導体基板と第2の半導体基
板とを貼り合わせた後にゲッタリング領域を形成するた
め、製造工程を簡略化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である半導体集積回路装
置の一例を示した要部断面図である。
【図2】本発明の一実施の形態である半導体集積回路装
置の製造工程の一例を示した要部断面図である。
【図3】本発明の一実施の形態である半導体集積回路装
置の製造工程の一例を示した要部断面図である。
【図4】本発明の一実施の形態である半導体集積回路装
置の製造工程の一例を示した要部断面図である。
【図5】本発明の一実施の形態である半導体集積回路装
置の製造工程の一例を示した要部断面図である。
【図6】本発明の一実施の形態である半導体集積回路装
置の製造工程の一例を示した要部断面図である。
【図7】本発明の一実施の形態である半導体集積回路装
置の製造工程の一例を示した要部断面図である。
【図8】本発明の他の実施の形態である半導体集積回路
装置の一例を示した要部断面図である。
【図9】本発明の他の実施の形態である半導体集積回路
装置の製造工程の一例を示した要部断面図である。
【図10】本発明の他の実施の形態である半導体集積回
路装置の製造工程の一例を示した要部断面図である。
【図11】本発明の他の実施の形態である半導体集積回
路装置の製造工程の一例を示した要部断面図である。
【図12】本発明のさらに他の実施の形態である半導体
集積回路装置の一例を示した要部断面図である。
【図13】本発明のさらに他の実施の形態である半導体
集積回路装置の製造工程の一例を示した要部断面図であ
る。
【図14】本発明のさらに他の実施の形態である半導体
集積回路装置の製造工程の一例を示した要部断面図であ
る。
【図15】本発明のさらに他の実施の形態である半導体
集積回路装置の製造工程の一例を示した要部断面図であ
る。
【符号の説明】
1,12 半導体集積回路装置 2,13 半導体支持基板 3 BOX 4 表面シリコン層 5 酸素析出物 6,8,15,16, シリコンウェハ 7 酸素析出核 9 ボンドウェハ 10 酸素析出物 11 貼り合わせウェハ 14 多結晶シリコン膜 17,21 貼り合わせウェハ 18 半導体集積回路装置 19 不純物拡散層

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体支持基板と、前記半導体支持基板
    上に設けられた絶縁層と、前記絶縁層上に設けられた半
    導体薄膜層とを有する半導体集積回路用基板の前記半導
    体薄膜層に半導体集積回路素子が形成された半導体集積
    回路装置であって、 前記半導体支持基板にゲッタリング領域を設けたことを
    特徴とする半導体集積回装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体集積回路装置であ
    って、 前記ゲッタリング領域は、前記半導体支持基板全体に分
    布した酸素析出物からなることを特徴とする半導体集積
    回路装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の半導体集積回路装置であ
    って、 前記ゲッタリング領域は、前記半導体支持基板と前記絶
    縁層との界面に形成され、リン(P)が高濃度に導入さ
    れた不純物拡散層からなることを特徴とする半導体集積
    回路装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の半導体集積回路装置であ
    って、 前記ゲッタリング領域は、前記半導体薄膜層を表面とす
    る前記半導体支持基板の裏面に設けられた薄膜またはス
    トレス発生領域により形成されることを特徴とする半導
    体集積回路装置。
  5. 【請求項5】 請求項1または4記載の半導体集積回路
    装置であって、 前記薄膜は、ポリシリコン薄膜であることを特徴とする
    半導体集積回路装置。
  6. 【請求項6】 請求項1または4記載の半導体集積回路
    装置であって、 前記ストレス発生領域は、前記裏面に噴射された微粒子
    の衝突による表面粗化処理、または前記裏面に形成され
    た窒化シリコン膜との応力差によって形成されるもので
    あることを特徴とする半導体集積回路装置。
  7. 【請求項7】 半導体支持基板上の絶縁層上に設けられ
    た半導体薄膜層に半導体集積回路素子を有し、前記半導
    体支持基板にゲッタリング領域を有する半導体集積回路
    装置の製造方法であって、 (a)前記半導体支持基板となる第1の半導体基板にゲ
    ッタリング領域を形成する工程、 (b)前記半導体薄膜層となる第2の半導体基板の表面
    にシリコン酸化膜を形成し、前記シリコン酸化膜が形成
    された前記第2の半導体基板と、前記ゲッタリング領域
    を有する前記第1の半導体基板とを接合して接合基板を
    形成する工程、 (c)前記接合基板のうち、前記第2の半導体基板にか
    かる部分を研磨し、前記半導体薄膜層を形成する工程、 を有する半導体集積回路装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の半導体集積回路装置の製
    造方法であって、 前記ゲッタリング領域は、前記第1の半導体基板を熱処
    理することにより形成され、前記半導体支持基板全体に
    分布した酸素析出物からなる第1の構成、 前記第1の半導体基板にリン(P)をイオン注入するこ
    とにより、またはリン(P)を熱拡散により導入するこ
    とにより形成され、前記半導体支持基板と前記絶縁層と
    の界面に形成された不純物拡散層からなる第2の構成、 の何れかの構成であることを特徴とする半導体集積回路
    装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 半導体支持基板上の絶縁層上に設けられ
    た半導体薄膜層に半導体集積回路素子を有し、前記半導
    体支持基板にゲッタリング領域を有する半導体集積回路
    装置の製造方法であって、 (a)前記半導体薄膜層となる第2の半導体基板の表面
    にシリコン酸化膜を形成し、前記シリコン酸化膜が形成
    された前記第2の半導体基板と、前記半導体支持基板と
    なる第1の半導体基板とを接合して接合基板を形成する
    工程、 (b)前記接合基板の両面または前記第1の半導体基板
    側にゲッタリング領域を形成する工程、 (c)前記接合基板のうち、前記第2の半導体基板にか
    かる部分を研磨し、前記半導体薄膜層を形成する工程、 を有する半導体集積回路装置の製造方法。
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