JPH09324854A - 自動変速機の制御装置 - Google Patents

自動変速機の制御装置

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JPH09324854A
JPH09324854A JP8160466A JP16046696A JPH09324854A JP H09324854 A JPH09324854 A JP H09324854A JP 8160466 A JP8160466 A JP 8160466A JP 16046696 A JP16046696 A JP 16046696A JP H09324854 A JPH09324854 A JP H09324854A
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brake
clutch
reverse
hydraulic pressure
meshing
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JP8160466A
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English (en)
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Takayuki Kuno
孝之 久野
Kazumasa Tsukamoto
一雅 塚本
Masahiro Hayabuchi
正宏 早渕
Hiroshi Tsutsui
洋 筒井
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Aisin AW Co Ltd
Original Assignee
Aisin AW Co Ltd
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • F16H63/00Control outputs from the control unit to change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion or to other devices than the final output mechanism
    • F16H63/02Final output mechanisms therefor; Actuating means for the final output mechanisms
    • F16H63/30Constructional features of the final output mechanisms
    • F16H63/3003Band brake actuating mechanisms
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
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    • F16H61/0246Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing characterised by the signals used the signals being electric for gearshift control, e.g. control functions for performing shifting or generation of shift signal characterised by initiating reverse gearshift
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動変速機の伝達効率向上のために引きずり
を生じない噛合ブレーキを用い、その噛合と解除の確実
化と速やかな前後進段の切換えを可能とする。 【解決手段】 自動変速機Tは、前進段と後進段とを達
成する変速機構Mを備える。後進段達成のために係止さ
れる回転要素R3を係止する後進用ブレーキは噛合ブレ
ーキB−R、回転要素S1に前後進時ともに係合されて
動力を伝達する入力クラッチC−1は摩擦クラッチとさ
れ、制御装置は、D→R又はR→Dシフト時の噛合ブレ
ーキB−Rの噛合又は噛合解除動作中、クラッチC−1
用油圧サーボ67への供給圧を、クラッチ係合開始直前
のピストンストローク位置に待機させる油圧に保持し、
迅速な再係合に備える制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動変速機の制御
装置に関し、特に、自動変速機の変速機構中の後進段達
成用ブレーキと入力用クラッチとを関連制御する制御装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動変速機において、後進段を達
成するために、入力クラッチの係合により動力を変速機
構に入力させるとともに、後進用ブレーキにより回転要
素を係止している。この後進用ブレーキは、一般には、
制御性の面から多板式の摩擦係合装置により構成されて
いる。すなわち、一方が変速機構中の回転要素側に回り
止め支持され、他方が変速機ケース等の固定要素側に回
り止め支持された摩擦材とセパレータプレートからなる
複数の摩擦板を油圧サーボで押圧することで係合する構
成とされており、この後進用ブレーキにより、後進段の
達成時に反力要素として作用する回転要素を固定部材に
係止することで後進段が達成される。こうしたブレーキ
では、係止すべき上記回転要素が回転中であっても、す
なわち、摩擦板の摩擦材とセパレータプレートとの間に
相対回転があっても、油圧サーボで押圧することで係合
可能である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、多板式の摩
擦係合装置は、制御性が良いという利点がある反面、摩
擦板は、それへの押圧力の解放時には、摩擦材とセパレ
ータプレートとの間に間隙を保つ状態とされ、この隙間
は、ブレーキ係合レスポンスを考慮して微小に設定され
るため、変速機構各部の潤滑のために循環される油が上
記間隙にも介在することで、ブレーキ解放時に、油によ
る引きずりが生じるのを避けることができない。
【0004】こうした事情から、多板式の摩擦係合装置
を後進段の達成時のブレーキとした場合、自動変速機の
後進段は、大きなギヤ比に設定されているため、後進段
の達成時には変速機構内でのトルク増幅も大きく、その
反力トルクを支持する摩擦板にも大きなトルクがかかる
ため、吸収するトルクに応じた多数の摩擦材が必要であ
るが、摩擦材の数が多くなると、上記引きずりによる抵
抗は一層大きくなり、自動変速機の動力伝達効率を保つ
上で望ましくない。
【0005】そこで、この引きずりをなくす一策とし
て、ドグクラッチのような歯と歯が噛み合う形式の噛合
ブレーキを用いる構成が想起されるが、こうした噛合式
のブレーキの場合、次のような問題がある。すなわち、
リバース(R)レンジを選択する場合、入力クラッチの
係合が、噛合形式のブレーキの噛合に対して先行する
と、ブレーキは、回転要素にトルクが伝達された状態で
噛合することになり、噛合が困難となる。また、これを
避けるために入力クラッチの係合を遅らせると、後進段
の達成が遅れてしまう。また、Rレンジからドライブ
(D)レンジを選択する場合、Dレンジ時に係合される
入力クラッチの係合がブレーキの噛合解除に対して先行
すると、噛合ブレーキにトルクが伝達された状態とな
り、ブレーキの噛合解除が困難となる。この場合も、R
レンジ選択時と同様に、入力クラッチの係合を遅らせる
と、前進段の達成が遅れてしまう。
【0006】そこで本発明は、動力伝達効率向上のため
に引きずりを生じない噛合形式のブレーキを用いなが
ら、その噛合時にブレーキに入力トルクがかからないよ
うにして、噛合を確実にするとともに、速やかな後進段
の達成を可能とする自動変速機の制御装置を提供するこ
とを第1の目的とする。
【0007】また、本発明は、動力伝達効率向上のため
に引きずりを生じない噛合形式のブレーキを用いなが
ら、その噛合解除時にブレーキに入力トルクがかからな
いようにして、噛合解除を確実にするとともに、速やか
な後進段の解除を可能とする自動変速機の制御装置を提
供することを第2の目的とする。
【0008】更に、本発明は、前進段と後進段を達成す
る入力クラッチが共通の場合において、後進段の達成を
確実にするとともに、後進段達成のための時間を短縮す
ることを第3の目的とする。
【0009】更に、本発明は、前進段と後進段を達成す
る入力クラッチが共通の場合において、前進段の達成を
確実にするとともに、前進段達成のための時間を短縮す
ることを第4の目的とする。
【0010】更に、本発明は、後進用ブレーキの噛合部
材の移動が終了してから入力クラッチの係合を行うこと
により、後進段の達成を確実にすることを第5の目的と
する。
【0011】次に、本発明は、確実な噛合解除判断によ
り、前進段達成までの時間を短くすることを第6の目的
とする。
【0012】また、本発明は、噛合開始の第1の判断手
段を格別の付加的な検出手段を要しない簡単な構成とす
ることを第7の目的とする。
【0013】更に、本発明は、後進用ブレーキの噛合部
材の移動終了位置を油圧から確実に判断をすることを第
8の目的とする。
【0014】そして、本発明は、噛合解除の第2の判断
手段を格別の付加的な検出手段を要しない簡単な構成と
することを第9の目的とする。
【0015】そして、本発明は、後進用ブレーキの噛合
解除位置を油圧から確実に判断をすることを第10の目
的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の第1の目的を達成
するため、本発明は、前進段と後進段とを達成する変速
機構を備え、該変速機構中に、後進段達成のために係止
される第1の回転要素と、動力を変速機構に導入する第
2の回転要素と、前記第1の回転要素を係止する後進用
ブレーキと、第2の回転要素にエンジンからの動力を伝
達する入力クラッチとを備える自動変速機の制御装置に
おいて、前記後進用ブレーキは、後進段が選択されたと
きに、第1の回転要素と噛合することにより該第1の回
転要素を係止する噛合ブレーキとされ、前記入力クラッ
チは、後進段が選択されたときに係合され、クラッチ用
油圧サーボを備える摩擦クラッチとされ、前記制御装置
は、後進段が選択されたときに、少なくとも、後進用ブ
レーキの噛合が達成されるまでは、前記クラッチ用油圧
サーボへ供給される油圧を、クラッチが係合を開始する
直前までピストンストロークする油圧で待機させ、噛合
達成後に所定の特性で上昇させる第1の制御手段を有す
ることを特徴とする。
【0017】上記第2の目的を達成するため、前進段と
後進段とを達成する変速機構を備え、該変速機構中に、
後進段達成のために係止される第1の回転要素と、動力
を変速機構に導入する第2の回転要素と、前記第1の回
転要素を係止する後進用ブレーキと、第2の回転要素に
エンジンからの動力を伝達する入力クラッチとを備える
自動変速機の制御装置において、前記後進用ブレーキ
は、後進段が選択されたときに、第1の回転要素と噛合
することにより該第1の回転要素を係止する噛合ブレー
キとされ、前記入力クラッチは、前進段が選択されたと
きに係合され、クラッチ用油圧サーボを備える摩擦クラ
ッチとされ、前記制御装置は、後進段が達成されている
状態から、前進段が選択されたときに、後進用ブレーキ
の噛合の解除を行うとともに、少なくとも、後進用ブレ
ーキの噛合が解除されるまでは、前記クラッチ用油圧サ
ーボへ供給される油圧を、クラッチが係合を開始する直
前までピストンストロークする油圧で待機させ、噛合解
除後に所定の特性で上昇させる第2の制御手段を有する
ことを特徴とする。
【0018】上記第3の目的を達成するため、前記変速
機構は、前進段達成のために係止される第3の回転要素
と、該第3の回転要素を係止する摩擦ブレーキとを備
え、変速機構の前進段は、前記入力クラッチの係合と、
摩擦ブレーキによる第3の回転要素の係止により達成さ
れ、前進段が達成されている状態から後進段が選択され
たときに、前記第1の制御手段は、クラッチ用油圧サー
ボへの油圧を、一旦入力クラッチが係合を開始する直前
までピストンストロークする油圧に低下させて、入力ク
ラッチを待機状態にする、構成とされる。
【0019】上記第4の目的を達成するため、前記変速
機構の後進段は、前記後進用ブレーキの噛合とともに、
前記入力クラッチの係合により達成され、前記第2の制
御手段は、クラッチ用油圧サーボへの油圧を、一旦入力
クラッチが係合を開始する直前までピストンストローク
する油圧に低下させて、入力クラッチを待機状態にす
る、構成とされる。
【0020】上記第5の目的を達成するため、前記後進
用ブレーキは、その油圧サーボと、該油圧サーボのピス
トンの移動により、リターンスプリングの押圧力に抗し
て移動し、所定の回転要素と噛合する噛合部材とからな
り、前記制御装置は、後進用ブレーキの噛合部材が噛合
開始された後、噛合部材の移動が終了したことを判断す
る第1の判断手段を有し、前記第1の制御手段は、第1
の判断手段の判断によって、油圧を上昇させる、構成と
される。
【0021】上記第6の目的を達成するため、前記後進
用ブレーキは、その油圧サーボと、該油圧サーボのピス
トンの移動により、リターンスプリングの押圧力に抗し
て移動し、所定の回転要素と噛合する噛合部材とからな
り、前記制御装置は、後進用ブレーキの噛合部材が後退
し、噛合部材の噛合が解除されたことを判断する第2の
判断手段を有し、前記第2の制御手段は、第2の判断手
段の判断によって、油圧を上昇させる、構成とされる。
【0022】上記第7の目的を達成するため、前記第1
の判断手段は、後進段が選択されてから第1の設定時間
が経過することにより、噛合部材の移動終了と判断し、
第1の設定時間は、後進用ブレーキの油圧サーボへの油
圧の供給が開始されてから、噛合部材が移動を終了する
までの時間に設定された、構成とされる。
【0023】上記第8の目的を達成するため、前記第1
の判断手段は、後進用ブレーキの油圧サーボに連結する
油路に設けられた油圧センサを有し、該油圧センサから
の信号が、前記噛合部材の移動終了位置に対応した油圧
値となったときに噛合開始と判断する、構成とされる。
【0024】上記第9の目的を達成するため、前記第2
の判断手段は、後進段の選択が解除されてから第2の設
定時間が経過することにより、噛合部材の係合解除と判
断し、第2の設定時間は、後進用ブレーキの油圧サーボ
への油圧の排出が開始されてから、噛合部材が噛合を解
除するまでの時間に設定された、構成とされる。
【0025】上記第10の目的を達成するため、前記第
2の判断手段は、後進用ブレーキの油圧サーボに連結す
る油路に設けられた油圧センサを有し、該油圧センサか
らの信号が、前記噛合部材の噛合解除位置に対応した油
圧値となったときに噛合解除と判断する、構成とされ
る。
【0026】
【発明の作用及び効果】上記請求項1記載の構成では、
後進段達成時に係合させる入力クラッチの油圧サーボへ
供給される油圧を、後進用ブレーキが噛合するまでは、
クラッチが係合を開始する直前までピストンストローク
する油圧としているので、エンジンからの動力が直接変
速機構に伝達されない状態で、ブレーキの噛合を達成す
ることができ、しかも、噛合達成後には、係合開始直前
の状態から、速やかに入力クラッチの係合が開始される
ので、後進段達成に要する時間も可及的に短くすること
ができる。
【0027】また、請求項2記載の構成では、前進段達
成時に係合させる入力クラッチの油圧サーボへ供給され
る油圧を、後進用ブレーキの噛合が解除されるまでは、
クラッチが係合を開始する直前までのピストンがストロ
ークされる油圧としているので、エンジンからの動力が
直接変速機構に伝達されない状態で、ブレーキの噛合解
除を達成することができ、しかも、噛合解除達成後に
は、係合開始直前の状態から、速やかにクラッチの係合
が開始されるので、前進段達成に要する時間も可及的に
短くすることができる。
【0028】また、請求項3記載の構成では、前進段と
後進段の入力クラッチが共通の場合において、後進段の
確実な達成と、後進段達成時間の短縮を行うことができ
る。
【0029】更に、請求項4記載の構成では、前進段と
後進段の入力クラッチが共通の場合において、後進段の
確実な解除と、前進段達成時間の短縮を行うことができ
る。
【0030】更に、請求項5記載の構成では、後進用ブ
レーキの噛合部材の移動が終了してから入力クラッチの
係合を行うことにより、入力トルクが伝達されない状態
で、噛合部材の移動を完了させることができ、確実に後
進段を解除することができる。
【0031】更に、請求項6記載の構成では、確実な後
進用ブレーキの解除判断により、前進段達成までの時間
を短くすることができる。
【0032】また、請求項7記載の構成では、後進用ブ
レーキの解除判断手段の構成を簡単な構成にすることが
できる。
【0033】更に、請求項8記載の構成では、後進用ブ
レーキの移動終了位置の油圧を、リターンスプリングの
ばね定数に関連して求めることができるので、ブレーキ
の噛合開始を油圧検出により確実に判断をすることがで
きる。
【0034】更に、請求項9記載の構成では、後進用ブ
レーキの解除判断手段の構成を簡単にすることができ
る。
【0035】更に、請求項10記載の構成では、後進用
ブレーキの噛合解除位置の油圧を、リターンスプリング
のばね定数に関連して求めることができるので、ブレー
キの噛合解除を油圧の検出により確実に判断をすること
ができる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿い、本発明の実施
形態を説明する。図1は本発明の制御装置を適用した自
動変速機に差動装置を組み合わせて横置構成のトランス
ファ装置として具体化した形態を示す。先ず、機構の概
略構成から説明すると、この装置は、車両のエンジンに
連結されるロックアップクラッチ11付のトルクコンバ
ータ12と、その出力を前進5速後進1速に変速する3
段のプラネタリギヤセットM1,M2,M3を有する変
速機構Mとからなる自動変速機Tと、それに減速機構を
兼ねるカウンタギヤ20を介して連結され、伝達された
自動変速機Tの出力を車両の左右のホイールに伝達する
差動装置21とから構成されている。
【0037】自動変速機Tにおける変速機構Mの両ギヤ
セットM1,M2の大小径の異なるピニオンギヤP1,
P2は直結され、両ギヤセットM1,M3のそれぞれの
リングギヤR1,R3とキャリアC3,C1は、相互に
連結されており、ギヤセットM1のサンギヤS1とキャ
リアC1は入力要素とすべく、それぞれクラッチ(C−
1,C−2)を介してトルクコンバータ12のタービン
軸13に連なる入力軸14に連結されている。また、相
互に連結されたリングギヤR1とキャリアC3は、出力
軸15を介して出力要素としての出力ギヤ19に連結さ
れている。更に、ギヤセットM1のサンギヤS1は、ブ
レーキ(B−1)により変速機ケース10に係止可能と
され、ギヤセットM2のサンギヤS2は、ブレーキ(B
−2)により変速機ケース10に係止可能とされ、ギヤ
セットM3のサンギヤS3は、ブレーキ(B−3)によ
り同じく変速機ケース10に係止可能とされ、キャリア
C1に連結されたリングギヤR3は、ブレーキ(B−
R)により変速機ケース10に係止可能とされている。
【0038】更に詳しくは、本形態において、サンギヤ
S1は、入力軸14の外周に嵌まるサンギヤ軸16を介
してクラッチ(C−1)に連結され、キャリアC1は、
入力軸14の外周に嵌まるキャリア軸17を介してクラ
ッチ(C−2)に連結され、サンギヤS3は、キャリア
軸17の外周に嵌まるサンギヤ軸18を介してブレーキ
(B−3)に連結されている。また、この形態では、両
クラッチ(C−1,C−2)の油圧サーボ67,68
は、変速機ケース10に配設された静止シリンダ形とさ
れている。そして、ブレーキ(B−R)を除く各ブレー
キは、バンドブレーキ構成とされ、ブレーキ(B−R)
については、本発明に従い噛合式のブレーキ構成とされ
ており、それらの油圧サーボについては図示を省略され
ている。そして、出力要素としての出力ギヤ19がカウ
ンタギヤ20を介して差動装置21に連結されている。
【0039】このように構成された自動変速機Tは、後
に図4及び図5を参照して説明する電子制御装置及び油
圧制御装置による制御の下に、各クラッチ及びブレーキ
に対応する油圧サーボに油圧を供給し、図2に示すよう
に各クラッチ及びブレーキを係合(図に○印で示す)及
び解放(図に無印で示す)させることで各変速段を達成
する。すなわち、第1速(1ST)は、クラッチ(C−
1)とブレーキ(B−3)の係合で達成される。このと
き、入力軸14の回転は、クラッチ(C−1)経由でサ
ンギヤS1に入り、ブレーキ(B−3)の係合によるサ
ンギヤS3の係止で最も減速されたキャリアC3の回転
として出力ギヤ19に出力される。これに対して第2速
(2ND)は、クラッチ(C−2)とブレーキ(B−
3)の係合で達成される。このとき、クラッチ(C−
2)経由でキャリア軸17に入った入力は、キャリアC
1経由でそのままリングギヤR3に入り、ブレーキ(B
−3)の係合で係止されたサンギヤS3を反力要素とす
るキャリアC3の差動回転として出力ギヤ19に出力さ
れる。第3速(3RD)は、両クラッチ(C−1,C−
2)の係合による第1のプラネタリギヤセットM1の直
結で達成される。このとき入力軸14の回転は、そのま
まキャリアC3の回転として出力ギヤ19に出力され
る。
【0040】この自動変速機の第4速(4TH)以上
は、オーバドライブとされ、第4速(4TH)は、クラ
ッチ(C−2)の係合と、サンギヤS1を係止するブレ
ーキ(B−1)の係合で達成される。このとき、入力軸
14の回転はキャリアC1の回転に対してピニオンギヤ
P1の自転分増速されたリングギヤR1の回転としてキ
ャリアC3から出力ギヤ19に伝達される。これに対し
て、第5速は、クラッチ(C−2)の係合と、ブレーキ
(B−2)の係合で達成され、このとき、入力軸14の
回転はキャリアC1の回転に対して、第4速達成時より
大径のサンギヤS2に反力をとる小径のピニオンギヤP
2の自転分更に増速されたリングギヤR1の回転として
キャリアC3から出力ギヤ19に伝達される。
【0041】そして、後進(REV)は、クラッチ(C
−1)とブレーキ(B−R)の係合で達成される。この
とき、クラッチ(C−1)を介するサンギヤS1への入
力に対して、ブレーキ(B−R)の係合によるリングギ
ヤR3のケース10への係止でキャリアC1の回転が止
められ、ピニオンギヤP1の自転による逆転の減速され
たリングギヤR1の回転がキャリアC3経由で出力ギヤ
19から出力される。
【0042】こうした構成の自動変速機Tにおいて、本
発明は、上記のように、後進段達成のために係止される
第1の回転要素をリングギヤR3、これを係止する後進
用ブレーキをブレーキ(B−R)、中立状態においてリ
ングギヤR3の回転を停止可能な摩擦係合要素をブレー
キ(B−3)、第2の回転要素をサンギヤS3、第3の
回転要素をサンギヤS1、それに動力入力する摩擦クラ
ッチをクラッチ(C−1)として適用されている。この
ブレーキ(B−3)は、上記のように、本来、第1速及
び第2速の達成のために設けられているが、このブレー
キ(B−3)は、ブレーキ(B−R)により係止される
リングギヤR3と共通のピニオンギヤP3に噛合してい
るサンギヤS3を係止することで、ピニオンギヤP3の
自転を拘束し、それにより間接的にリングギヤR3の回
転を止めるように作用する。そして、後進用ブレーキ
は、図3にその詳細を示すように、リングギヤR3との
噛合によりリングギヤR3をケース10に係止する噛合
式のブレーキとされ、このブレーキ(B−R)とブレー
キ(B−3)とを摩擦クラッチ(C−1)と共に関連制
御する手段として、後進段が選択されたときに、少なく
とも、後進用ブレーキ(B−R)の噛合が達成されるま
でブレーキ(B−3)を係合させて、リングギヤR3を
停止させる係合手段が、本形態において、図5に示す油
圧制御装置内の回路と、それを電気信号制御する図4に
示す電子制御装置(ECU)内のプログラムとして設け
られている。
【0043】図3に詳細を示すように、噛合式のブレー
キは、噛合部材3と油圧サーボ4とから構成されてい
る。噛合部材3は、外周をスプライン嵌合でケース10
に摺動案内されて軸方向移動可能な環状の部材とされ、
その内周にリングギヤR3の外周噛合歯51と噛み合う
内周噛合歯31を形成されている。油圧サーボ4は、ケ
ース10の段差部に環状に形成された油圧シリンダ40
と、油圧シリンダ40に軸方向摺動自在に嵌挿されたプ
レス材からなるJ字状断面の環状ピストン41と、一端
をスプリングシート43を介してケース10にスナップ
リング止めされ、他端を噛合部材3に当接支持されて、
噛合部材3に復帰力を負荷するリターンスプリング42
とから構成されている。そして、噛合部材3は、ピスト
ン41の先端に取付けられている。これに対して、リン
グギヤR3の外周噛合歯51は、リングギヤR3の外周
面から外径方向に張り出す歯として構成されている。
【0044】次に、摩擦係合要素としてのブレーキ(B
−3)は、詳細を図示しないが、図1を参照して前記し
たように、通常のバンドブレーキとされている。したが
って、ブレーキ(B−3)は、ケース10側に支持させ
たバンドと、サンギヤS3にサンギヤ軸18を介して連
結されたドラムとで構成されており、バンドをドラムに
締結して係合させるための油圧サーボ69(図5参照)
を備えている。
【0045】図5は、この自動変速機Tの油圧制御装置
の本発明の制御に関わる回路部分のみを示す。この回路
は、図1に示すトルクコンバータ12のタービン軸13
により駆動されて油を吐出するポンプ61を油圧源と
し、摩擦クラッチ(C−1)、噛合ブレーキ(B−R)
及びバンドブレーキ(B−3)の各油圧サーボ67,
4,69へ油圧を供給する制御回路を構成している。こ
の回路には、手動操作のマニュアル弁63と、油圧作動
の各調圧弁62,64,65,66と、ソレノイド作動
の各リニアソレノイド弁(SLT,SLC1,SLB
3)が配設されている。
【0046】ポンプ61の吐出側に連なるライン圧油路
aには、バネ負荷されたスプールを備えるプライマリレ
ギュレータ弁62が接続されており、この弁62は、そ
のスプールのバネ負荷側に後記するスロットル圧(Pt
h)を印加され、反対側にライン圧(PL )をフィード
バックして印加されて、ライン圧(PL )を適宜ポンプ
61の吸い込み側にドレーンしながら車両負荷(通常、
車速とスロットル開度を基に算出する)に応じた必要油
圧に調圧する。
【0047】ライン圧油路aには、シフト位置に応じて
切換操作されるスプールを備えるマニュアル弁63が接
続されており、この弁63は、そのスプールの切換えに
より、ライン圧油路aをDレンジ油路i又はRレンジ油
路bに接続する機能を果たす。同じくライン圧油路aに
はソレノイドモジュレータ弁64も接続されており、こ
の弁64は、バネ負荷されたスプールの反対端にフィー
ドバック圧を印加されて、ライン圧(PL )を減圧した
モジュレータ圧(Pm)とし、モジュレータ圧油路eに
出力する機能を果たす。
【0048】モジュレータ圧油路eには、各リニアソレ
ノイド弁が接続されている。リニアソレノイド弁(SL
T)は、リニアソレノイドに印加されるデューティ信号
に基づきスプールを変位させてソレノイド圧(Pth)
を出力する調圧弁とされており、その出力は、スロット
ル圧油路fを介して上記プライマリレギュレータ弁62
のバネ負荷側に印加される。リニアソレノイド弁(SL
C1)も同様の調圧弁とされ、ソレノイド圧をソレノイ
ド圧油路gを介してC−1コントロール弁65に印加す
る構成とされている。リニアソレノイド弁(SLB3)
も同様の調圧弁とされ、ソレノイド圧をソレノイド圧油
路hを介してB−3コントロール弁66に印加する構成
とされている。
【0049】ライン圧油路aに接続されたC−1コント
ロール弁65は、スプール形の調圧弁とされており、バ
ネ負荷に対向して、上記ソレノイド圧油路gのソレノイ
ド圧を印加され、径差部にフィードバック圧を印加され
て、油圧サーボ67に連なる供給油路cの油圧
(PC 1 )を調圧する機能を果たす。同様にライン圧油
路aに接続されたB−3コントロール弁66もスプール
形の調圧弁とされており、バネ負荷に対向して、上記ソ
レノイド圧油路hのソレノイド圧を印加されるととも
に、径差部にフィードバック圧をバネ負荷方向に印加さ
れて、油圧サーボ69に連なる供給油路dの油圧(P
B 3 )を調圧する機能を果たす。Rレンジ油路bに接続
された油圧サーボ4へは、逆止弁付のオリフィスを介し
て油圧の供給がなされる。
【0050】図4は、上記油圧制御装置を介して自動変
速機を制御する電子制御装置(ECU)と、それに対す
る入・出力の関連を示す。図に示すように、電子制御装
置は、入力トルク検出センサSn1と、クラッチC−1
回転数センサSn2と、上記油圧回路中に配設されたC
−1油圧センサSn3と、同じくB−R油圧センサSn
4と、車速センサSn5とを入力手段とし、上記油圧制
御装置中の各リニアソレノイド弁(SLC1,SLB
3,SLT)を出力手段として、それらの各リニアソレ
ノイドへ電気信号を印加することで、油圧制御装置によ
る各油圧サーボの制御で、摩擦クラッチ(C−1)、噛
合ブレーキ(B−R)及びバンドブレーキ(B−3)を
制御する。
【0051】上記構成よりなる装置は、電子制御装置内
のプログラムとして構成される第1の制御手段と、第2
の制御手段により次の制御フローに従って制御される。
図6〜図8は、第1の制御手段により実行されるDレン
ジからニュートラル(N)レンジを経てRレンジへのシ
フト(以下、D→N→Rシフトと略記する。他のシフト
について同じ)のフローチャートを示す。以下、図6の
フローと、図7及び図8に示すタイムチャートを併せて
参照しながらシフト操作と制御フローとの関係を説明す
る。
【0052】この制御の開始時は、Dレンジ選択中であ
るので、図7及び図8のタイムチャート上で一点鎖線で
示すクラッチ(C−1)の供給圧(PC 1 )は値(IN
PC1S)、実線で示すブレーキ(B−3)の供給圧
(PB 3 )は値(INPB3)、点線で示す後進用ブレ
ーキ圧(PB R )は0、クラッチ回転数(NC1)は係
合状態の0、リングギヤ回転数(NR)はブレーキ圧
(PB 3 )を供給されたブレーキ(B−3)の係合によ
るサンギヤS3の回転止めで0の状態にある。このと
き、フロー上では、ステップS−1のRレンジフラグF
1をクリアする処理に続くステップS−2において、自
動変速機に常設のニュートラルスタートスイッチの信号
に基づいて行われるDレンジ判断は、成立(Y)となる
ので、ステップS−19に進み、クラッチ(C−1)の
油圧サーボ67への供給圧(PC 1 )を、入力トルクに
多少の変動があっても係合を維持させることができるよ
うに、入力トルクに応じて設定される供給圧値(INP
C1S)に設定し、ブレーキ(B−3)の油圧サーボ6
9への供給圧(PB 3 )を、Dレンジ時の油圧サーボ6
9への供給油圧(INPB3)、すなわち、入力トルク
に対して変速段を維持させることができる程度の油圧に
設定する処理を繰り返す。
【0053】この状態で運転者のシフト操作によりDレ
ンジ判断が不成立(N)となり、ステップS−3のNレ
ンジ判断が成立(Y)するようになると、図7に示すD
→N切換えが開始する。すなわち、ステップS−6でク
ラッチ圧降下処理が実行される。この処理では、クラッ
チ(C−1)への供給圧(PC 1 )を当初の供給圧(P
C 1 )からクラッチ(C−1)を待機状態まで解放させ
るために、徐々に油圧を低くするための所定値(ΔSD
PC1)を所定時間毎に減算して、図7に一点鎖線で示
すように所定の勾配で油圧を降下させる処理と、ブレー
キ(B−3)への供給圧(PB 3 )を、上記油圧(IN
PB3)のまま維持する処理が成される。この処理によ
りクラッチ(C−1)の回転数は解放に伴い値(NC
1)まで上昇する。一方、ブレーキ(B−3)はサンギ
ヤS3を弱い係合力で係止し続けるため、リングギヤR
3の回転数は0を維持する。
【0054】次のステップS−7のRレンジフラグF1
判定は、当初のステップS−1によりフラグF1がクリ
ア(0)されているので成立(Y)となる。そこで、ス
テップS−8で再度Rレンジ判断を行う。この判断は不
成立(N)となるので、次のステップを跳ばし、ステッ
プS−10のクラッチC1解放判断が成立するまでこの
クラッチ圧降下処理以降のループを繰り返す。ここにい
う油圧値(PSPC1)は、油圧サーボ67のピストン
ストロークが終了する(この場合、クラッチ(C−1)
を待機状態に戻す操作となるため、ピストンの戻りスト
ロークが生じ始めない)程度の油圧であり、リターンス
プリング荷重に対応して設定されている。この判断は、
C−1油圧センサSn3による検出値(PC 1 )との比
較で成される。この場合、ステップS−11のRレンジ
フラグF1判定は、上記と同様に不成立(N)となるの
で、ステップS−20のクラッチ(C−1)の完全解放
処理(PC 1 →0)を実行する。この処理は、ステップ
S−21のRレンジ判断が成立(Y)のN→R切換えと
なるまで繰り返される。
【0055】ここで、Rレンジシフトが実行されると、
ニュートラルスタートスイッチの切換えにより、ステッ
プS−21のRレンジ判断が成立(Y)となり、図7に
示すN→R切換えが開始され、ステップS−22のタイ
マリセット(T=0)が実行され、ステップS−12の
クラッチ待機処理を開始する。この処理は、クラッチ
(C−1)の供給圧(PC 1 )を上記油圧値(PSPC
1)に上昇させてピストンストローク終了の待機状態、
すなわち、クラッチ(C−1)の係合開始直前状態にす
る処理である。この処理と同時に噛合ブレーキ(B−
R)にはマニュアル弁63のRレンジ位置への切換えに
伴ってオリフィス経由のライン圧の供給が開始され、ピ
ストン41のストロークが生じ始めるので、油圧サーボ
4の圧力(PB R )は徐々に上昇して行く。
【0056】ステップS−13はブレーキ噛合開始判断
を構成するもので、タイマ経過判断(T≧T1)又は後
進用ブレーキ油圧上昇判断(PB 3 ≧KPBR)により
成される。ここにT1は、ブレーキ(B−R)の噛合が
開始される程度の時間であり、ピストン41が噛合開始
ストローク位置となるまでの時間であり、油圧値(KP
BR)は、ブレーキ(B−R)の噛合が開始される程度
の油圧であり、リターンスプリング42のばね定数と噛
合開始ストローク量とで設定され、B−R油圧センサS
n4で検出される。この判断も成立(Y)するまでルー
プする。この間、ブレーキ(B−3)の油圧(PB 3
は値(NPB3)に維持されているので、リングギヤR
3の係止状態は維持されるので、ブレーキ(B−R)の
噛合は円滑に行われる。
【0057】この判断が成立(Y)すると、図7に示す
ブレーキ噛合開始となり、ステップS−14のブレーキ
圧解放処理(PB 3 →0)が成される。この処理もステ
ップS−15のブレーキストローク終了判断を構成する
タイマ経過判断又は後進用ブレーキ油圧上昇判断が成立
するまでループする。ここに、タイマ値T2は、ブレー
キ(B−R)のストロークが終了する程度の時間、すな
わち本発明における第1の設定時間であり、ピストン4
1のストロークが終了するまでの時間である。また、油
圧(SPBR)は、ブレーキ(B−R)のストロークが
終了する程度の油圧であり、油圧値(KPBR)と同様
に設定できる。次のステップS−16はクラッチ圧上昇
処理である。この処理における加算値(ΔSUPC1)
は、クラッチ(C−1)を係合させるために徐々に油圧
を高くするための所定値であり、所定時間毎にこの値が
当初値(PC 1 )に加算され、所定の傾きで油圧が上昇
する。一方、ブレーキ(B−R)の供給圧は、油圧サー
ボ4のピストンストロークの終了による蓄圧作用で急速
に上昇し、最終的にライン圧に達する。そして、ステッ
プS−17のクラッチ係合終了判断がC−1油圧センサ
Sn3の検出する油圧値(INPC1)との比較で成さ
れ、最後に、ステップS−18の後進段維持処理により
クラッチ(C−1)の供給圧(PC 1 )が油圧値(IN
PC1S)に戻されて制御を終了する。
【0058】一方、シフト操作が急速で、ステップS−
3のNレンジ判断不成立(N)の場合は、ステップS−
4によるRレンジ判断が成立(Y)することになるの
で、図8に示すD→R切換えとなり、ステップS−5の
Rレンジフラグ設定(F1=1)と、タイマリセット処
理(T=0)が実行される。そして、ステップS−6の
クラッチ圧降下処理が上記の場合と同様に実行される。
この場合、ステップS−7のRレンジフラグ不成立判断
は、ステップS−5でフラグ設定済みであるので、ノー
(N)となり、続いてステップS−10のクラッチC1
解放判断が上記の場合と同様に成立するまでこの処理は
実行される。そして、クラッチC1解放判断が成立する
と、ステップS−11のRレンジ判定は成立(Y)とな
るので、この場合は直接ステップS−12のクラッチ待
機処理が実行される。この後のステップS−13以降の
フローは上記D→N→Rシフトの場合と同様である。
【0059】次に、図9〜11は第2の制御手段により
実行される上記シフトとは逆のR→N→Dシフトの制御
処理を示す。この制御の開始時は、Rレンジ選択中であ
るので、図10及び図11のタイムチャート上で一点鎖
線で示すクラッチ(C−1)の供給圧(PC 1 )は値
(INPC1S)、実線で示すブレーキ(B−3)の供
給圧(PB 3 )は値0、点線で示す後進用ブレーキ圧
(PB R )はライン圧、クラッチ回転数(NC1)は係
合状態の0、リングギヤ回転数(NR)は後進用ブレー
キ圧(PB R )を供給されたブレーキ(B−R)の係止
により0の状態にある。このとき、フロー上では、ステ
ップS−31のDレンジフラグF2をクリアする処理に
続くステップS−32において、ニュートラルスタート
スイッチの信号に基づいて行われるRレンジ判断は、成
立(Y)となるので、ステップS−48に進み、クラッ
チ(C−1)の油圧サーボ67への供給圧(PC 1 )を
供給圧値(INPC1S)、ブレーキ(B−3)の油圧
サーボ69への供給圧(PB 3)を0にする処理を繰り
返す。
【0060】この状態で運転者のシフト操作によりRレ
ンジ判断が不成立(N)となり、ステップS−33のN
レンジ判断が成立(Y)するようになると、図10に示
すR→N切換えが開始する。すなわち、ステップS−3
6でクラッチ圧降下処理が実行される。この処理でも、
クラッチ(C−1)への供給圧(PC 1 )を当初の供給
圧(PC 1 )からクラッチ(C−1)を待機状態まで解
放させるために、徐々に油圧を低くするための所定値
(ΔSDPC1)を所定時間毎に減算して、図10に一
点鎖線で示すように所定の勾配で油圧を降下させる処理
が実行される。このとき、後進用ブレーキ(B−R)の
供給圧(PB R )は、マニュアル弁63のNレンジ位置
への切換えによりドレーンされるため、当初急速に降下
するが、その後はピストンの戻りストロークが生じるた
め、油圧の降下は緩やかになる。
【0061】次のステップS−37のDレンジフラグF
2判定は、当初のステップS−31によりフラグF2が
クリア(0)されているので不成立(Y)となる。そこ
で、ステップS−38でブレーキ(B−3)への供給圧
(PB 3 )を、油圧(NPB3)に上昇させる処理が成
される。そして、ステップS−39で再度Dレンジ判断
を行う。この判断は不成立(N)となるので、次のステ
ップを跳ばし、ステップS−41のクラッチC1解放判
断が成立するまでこのクラッチ圧降下処理以降のループ
を繰り返す。ステップS−42のDレンジフラグF2判
定は、上記と同様に不成立(N)となるので、ステップ
S−50のクラッチ(C−1)の完全解放処理(PC 1
→0)を実行する。この処理は、ステップS−51のD
レンジ判断が成立(Y)となるまで繰り返される。この
処理によりクラッチ(C−1)の回転数(NC1)は解
放状態の回転数に上昇する。一方、リングギヤR3の回
転数(NR)の方は0のまま維持される。
【0062】ここで、Dレンジシフトが実行されると、
ニュートラルスタートスイッチの切換えにより、ステッ
プS−51のDレンジ判断が成立(Y)となり、図10
に示すN→D切換えが開始され、ステップS−52のク
ラッチ待機処理を開始する。この処理は、クラッチ(C
−1)の供給圧(PC 1 )を上記油圧値(PSPC1)
に上昇させるとともに、ブレーキ(B−3)の供給圧を
上記油圧値(INPB3)に上昇させる処理であり、次
のステップS−53で油圧値(PSPC1)への到達が
判断されるまで繰り返される。そしてステップS−53
のC−1解放判断が成立(Y)すると、ステップS−4
5によりクラッチ圧上昇処理を実行し、ステップS−4
6のクラッチC−1係合終了判断の成立を待つ。この過
程でクラッチ(C−1)回転数はクラッチの係合につれ
て降下していく。この判断が成立(Y)すると、最後に
クラッチ及びブレーキ(B−3)の係合維持処理を行
い、制御を終了する。
【0063】一方、シフト操作が急速で、ステップS−
33のNレンジ判断不成立(N)の場合は、ステップS
−34によるDレンジ判断が成立(Y)することになる
ので、図11に示すR→D切換えとなり、ステップS−
35のRレンジフラグ設定(F2=1)と、タイマリセ
ット処理(T=0)が実行される。そして、ステップS
−36が上記の場合と同様に実行される。この場合、ス
テップS−37のDレンジフラグ不成立判断は、ステッ
プS−35で設定済みであるので、ノー(N)となり、
続いてステップS−49が上記の場合と同様に実行さ
れ、ブレーキ(B−3)の供給圧(PB 3 )は一気に油
圧値(INPB3)まで上昇させられる。そして、ステ
ップS−41のブレーキ噛合解除判断が成立(Y)する
と、ステップS−42のDレンジフラグF2の判定を行
い、これが成立(Y)となるので、ステップS−43以
降の処理が実行される。ステップS−43の処理は、ス
テップS−52の処理と同様である。次のステップS−
44は、ブレーキ噛合解除判断である。この判断は、タ
イマ経過判断(T≧T3)又は後進用ブレーキ油圧降下
判断(PB R ≧KPBR)により成される。ここにT3
は、ブレーキ(B−R)の噛合が開始される程度の時間
であり、ピストン41が噛合解除ストローク位置となる
までの時間であり、油圧値(KPBR)は、ブレーキ
(B−R)の噛合が解除される程度の油圧であり、リタ
ーンスプリング42のばね定数と噛合解除ストローク量
とで設定され、B−R油圧センサSn4で検出される。
以降のフローは、上記R→N→Dシフトの場合と同様で
ある。
【0064】以上詳述したように、上記実施形態の制御
装置では、前進段と後進段の達成時に共にサンギヤS1
にエンジンからの動力を伝達する入力クラッチ(C−
1)を油圧制御回路のマニュアル弁63の切換位置に依
存することなく、電子制御装置により直接制御するよう
にし、D→Rシフト時とR→Dシフト時に入力クラッチ
(C−1)の供給圧(PC 1 )をピストンストローク終
了の待機状態に維持する制御を行っているので、エンジ
ンからの動力が直接変速機構Mに伝達されない状態で、
噛合ブレーキ(B−R)の噛合及び噛合解除を行うこと
ができ、噛合ブレーキ(B−R)のそれらの動作を確実
にすることができるとともに、それらの動作の終了後
に、係合開始直前の状態から速やかに入力クラッチ(C
−1)の係合を開始させることができるので、前進段、
後進段の達成と共に、それらに要する時間を可及的に短
くすることができ、それによりD→RシフトとR→Dシ
フトを頻繁に繰り返すガレージシフト等のレスポンスを
良好にすることができる。
【0065】そして、特に噛合ブレーキ(B−R)の噛
合ストローク終了判断と噛合解除判断をタイマT2及び
タイマT3で行う形態においては、判断のための格別の
検出手段を必要としない簡単な構成とすることができ
る。また、これらの判断をB−R油圧センサSn4の検
出値に基づいて行う形態においては、リターンスプリン
グ42のばね定数に関連して比較値(SPBR,KPB
R)を設定しておくことで、スプリングの変位から更に
確実に噛合ブレーキ(B−R)の動作を判断することが
できるようになる。
【0066】以上、本発明を特定の変速機構を備える自
動変速機に適用して説明したが、本発明は、上記実施形
態に例示した変速機に限らず、種々の変速機構のものに
適用可能なものであり、特許請求の範囲の個々の請求項
に記載の事項の範囲内で、種々に具体的構成を変更して
実施することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の制御装置を適用した第1実施形態の自
動変速機を含むトランスファ装置の機構を示すスケルト
ン図である。
【図2】上記自動変速機の作動図表である。
【図3】上記自動変速機の噛合式ブレーキを示す部分断
面図である。
【図4】上記自動変速機の電子制御装置とその入出力の
関係を示すブロック図である。
【図5】上記自動変速機の油圧回路を示す部分回路図で
ある。
【図6】上記制御装置によるD→N→Rシフト時の制御
形態を示すフローチャートである。
【図7】上記D→N→Rシフト時の各油圧サーボの油圧
と入力クラッチ及びブレーキの回転数の変化を示すタイ
ムチャートである。
【図8】上記D→R短時間シフト時の各油圧サーボの油
圧と入力クラッチ及びブレーキの回転数の変化を示すタ
イムチャートである。
【図9】上記実施形態の制御装置によるR→N→Dシフ
ト時の制御形態を示すフローチャートである。
【図10】上記R→N→Dシフト時の各油圧サーボの油
圧と入力クラッチ及びブレーキの回転数の変化を示すタ
イムチャートである。
【図11】上記R→D短時間シフト時の各油圧サーボの
油圧と入力クラッチ及びブレーキの回転数の変化を示す
タイムチャートである。
【符号の説明】
T 自動変速機 R3 リングギヤ(第1の回転要素) S3 サンギヤ(第2の回転要素) S1 サンギヤ(第3の回転要素) B−R 噛合式ブレーキ B−3 バンドブレーキ(摩擦ブレーキ) C−1 摩擦クラッチ(摩擦クラッチ) T2 タイマ(第1の設定時間) T3 タイマ(第2の設定時間) Sn4 B−R油圧センサ(判断手段) 3 噛合部材 4 油圧サーボ 41 ピストン 42 リターンスプリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 筒井 洋 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前進段と後進段とを達成する変速機構を
    備え、該変速機構中に、後進段達成のために係止される
    第1の回転要素と、動力を変速機構に導入する第2の回
    転要素と、前記第1の回転要素を係止する後進用ブレー
    キと、第2の回転要素にエンジンからの動力を伝達する
    入力クラッチとを備える自動変速機の制御装置におい
    て、 前記後進用ブレーキは、後進段が選択されたときに、第
    1の回転要素と噛合することにより該第1の回転要素を
    係止する噛合ブレーキとされ、 前記入力クラッチは、後進段が選択されたときに係合さ
    れ、クラッチ用油圧サーボを備える摩擦クラッチとさ
    れ、 前記制御装置は、後進段が選択されたときに、少なくと
    も、後進用ブレーキの噛合が達成されるまでは、前記ク
    ラッチ用油圧サーボへ供給される油圧を、クラッチが係
    合を開始する直前までピストンストロークする油圧で待
    機させ、噛合達成後に所定の特性で上昇させる第1の制
    御手段を有することを特徴とする、自動変速機の制御装
    置。
  2. 【請求項2】 前進段と後進段とを達成する変速機構を
    備え、該変速機構中に、後進段達成のために係止される
    第1の回転要素と、動力を変速機構に導入する第2の回
    転要素と、前記第1の回転要素を係止する後進用ブレー
    キと、第2の回転要素にエンジンからの動力を伝達する
    入力クラッチとを備える自動変速機の制御装置におい
    て、 前記後進用ブレーキは、後進段が選択されたときに、第
    1の回転要素と噛合することにより該第1の回転要素を
    係止する噛合ブレーキとされ、 前記入力クラッチは、前進段が選択されたときに係合さ
    れ、クラッチ用油圧サーボを備える摩擦クラッチとさ
    れ、 前記制御装置は、後進段が達成されている状態から、前
    進段が選択されたときに、後進用ブレーキの噛合の解除
    を行うとともに、少なくとも、後進用ブレーキの噛合が
    解除されるまでは、前記クラッチ用油圧サーボへ供給さ
    れる油圧を、クラッチが係合を開始する直前までピスト
    ンストロークする油圧で待機させ、噛合解除後に所定の
    特性で上昇させる第2の制御手段を有することを特徴と
    する、自動変速機の制御装置。
  3. 【請求項3】 前記変速機構は、前進段達成のために係
    止される第3の回転要素と、該第3の回転要素を係止す
    る摩擦ブレーキとを備え、 変速機構の前進段は、前記入力クラッチの係合と、摩擦
    ブレーキによる第3の回転要素の係止により達成され、 前進段が達成されている状態から後進段が選択されたと
    きに、前記第1の制御手段は、クラッチ用油圧サーボへ
    の油圧を、一旦入力クラッチが係合を開始する直前まで
    ピストンストロークする油圧に低下させて、入力クラッ
    チを待機状態にする、請求項1記載の自動変速機の制御
    装置。
  4. 【請求項4】 前記変速機構の後進段は、前記後進用ブ
    レーキの噛合とともに、前記入力クラッチの係合により
    達成され、 前記第2の制御手段は、クラッチ用油圧サーボへの油圧
    を、一旦入力クラッチが係合を開始する直前までピスト
    ンストロークする油圧に低下させて、入力クラッチを待
    機状態にする、請求項2記載の自動変速機の制御装置。
  5. 【請求項5】 前記後進用ブレーキは、その油圧サーボ
    と、該油圧サーボのピストンの移動により、リターンス
    プリングの押圧力に抗して移動し、所定の回転要素と噛
    合する噛合部材とからなり、 前記制御装置は、後進用ブレーキの噛合部材が噛合開始
    された後、噛合部材の移動が終了したことを判断する第
    1の判断手段を有し、 前記第1の制御手段は、第1の判断手段の判断によっ
    て、油圧を上昇させる、請求項1又は3記載の自動変速
    機の制御装置。
  6. 【請求項6】 前記後進用ブレーキは、その油圧サーボ
    と、該油圧サーボのピストンの移動により、リターンス
    プリングの押圧力に抗して移動し、所定の回転要素と噛
    合する噛合部材とからなり、 前記制御装置は、後進用ブレーキの噛合部材が後退し、
    噛合部材の噛合が解除されたことを判断する第2の判断
    手段を有し、 前記第2の制御手段は、第2の判断手段の判断によっ
    て、油圧を上昇させる、請求項2又は4記載の自動変速
    機の制御装置。
  7. 【請求項7】 前記第1の判断手段は、後進段が選択さ
    れてから第1の設定時間が経過することにより、噛合部
    材の移動終了と判断し、 第1の設定時間は、後進用ブレーキの油圧サーボへの油
    圧の供給が開始されてから、噛合部材が移動を終了する
    までの時間に設定された、請求項5記載の自動変速機の
    制御装置。
  8. 【請求項8】 前記第1の判断手段は、後進用ブレーキ
    の油圧サーボに連結する油路に設けられた油圧センサを
    有し、該油圧センサからの信号が、前記噛合部材の移動
    終了位置に対応した油圧値となったときに噛合開始と判
    断する、請求項5記載の自動変速機の制御装置。
  9. 【請求項9】 前記第2の判断手段は、後進段の選択が
    解除されてから第2の設定時間が経過することにより、
    噛合部材の係合解除と判断し、 第2の設定時間は、後進用ブレーキの油圧サーボへの油
    圧の排出が開始されてから、噛合部材が噛合を解除する
    までの時間に設定された、請求項6記載の自動変速機の
    制御装置。
  10. 【請求項10】 前記第2の判断手段は、後進用ブレー
    キの油圧サーボに連結する油路に設けられた油圧センサ
    を有し、該油圧センサからの信号が、前記噛合部材の噛
    合解除位置に対応した油圧値となったときに噛合解除と
    判断する、請求項6記載の自動変速機の制御装置。
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