JPH09324730A - 防盗機能付きリモコンエンジンスタータ - Google Patents

防盗機能付きリモコンエンジンスタータ

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Publication number
JPH09324730A
JPH09324730A JP14472696A JP14472696A JPH09324730A JP H09324730 A JPH09324730 A JP H09324730A JP 14472696 A JP14472696 A JP 14472696A JP 14472696 A JP14472696 A JP 14472696A JP H09324730 A JPH09324730 A JP H09324730A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
code
circuit
engine
signal
switch
Prior art date
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Pending
Application number
JP14472696A
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English (en)
Inventor
Tadao Kamitou
忠夫 神頭
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Marelli Corp
Original Assignee
Kansei Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両盗難防止装置の装着車であっても、遠隔
操作によってエンジン始動装置を盗難の可能性なく装着
できるようにする。 【解決手段】 ドアロック操作スイッチとエンジン始動
操作スイッチとの何れかのスイッチ操作に基づいてID
コード、ファンクションコードを電磁波として出力する
無線回路と、IDコードに対応する凹凸が刻設されたキ
ーがキーシリンダに挿入されたことを検出するキー挿入
検出回路と、無線回路からのIDコード、ファンクショ
ンコードを受信する受信回路と、受信回路で受信された
IDコードを基準のIDコードと比較して一致したと判
断し、かつファンクションコードが供給されたときドア
ロックの切り換え操作をする信号を出力し、また正規な
IDコードが供給され、かつキー挿入検出回路から検出
出力が供給されたとき、エンジンを始動せしめる信号を
出力するコード比較・制御回路とを備えてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、遠隔操作によっ
てエンジンを自動的に始動する機能を備え、かつ防盗機
能としてID(アイデンティフィケーション、同一確
認)コードを備えた防盗機能付きリモコンエンジンスタ
ータに関する。
【0002】
【従来の技術】図7は従来の遠隔操作によるエンジン始
動装置を示すブロック図であり、図において、1はリモ
コンエンジンスタータの携帯用送信器、2は携帯用送信
器1から送信されたIDコードを含む送信データを受信
するリモコンエンジンスタータの固定用受信器である。
また、3は携帯用送信器1のアンテナ、4は固定用受信
器2のアンテナである。
【0003】また、5はコード解読回路であり、固定用
受信器2で受信した受信データ中のIDコード、F(フ
ァンクション)コードを解読し、該IDコード及びFコ
ードが、IDコードメモリ8、Fコードメモリ18に予
め登録されているIDコード、Fコードに一致するか否
かを判定するものである。
【0004】従って、このコード解読回路5は受信デー
タ中から各種コードを抽出するコード抽出回路6と、こ
の抽出した各種コード、すなわちIDコード、Fコード
を、IDコードメモリ8及びFコードメモリ18に登録
されているIDコード及びFコードと比較して、一致し
ているか否かを判定するコード比較回路7とを備えてい
る。
【0005】また、9はエンジン起動用イグニッション
スイッチのキーシリングにキーが差し込まれているか否
かを検出するキースイッチ検出回路、10はドアの閉塞
を検出するドアスイッチ検出回路、11はパーキングブ
レーキが引かれていることを検出するパーキングブレー
キ検出回路、12はパーキング位置にギアが入っている
か否かを検出するパーキングレンジ検出回路、13はボ
ンネットが開いているか否かを検出するボンネットフー
ドスイッチ検出回路、14はエンジンスタータのL端子
のHレベル状態を検出するレギュレータL端子検出回路
で、これらの各検出出力はコード解読回路5に入力され
て、これらの各種出力のすべてについて正規状態(エン
ジンと始動させるための条件を満足する状態)にあるか
否かが判定される。
【0006】15は上記検出出力から不正規な状態が検
出されず、かつ上記IDコード及びFコードの一致時
に、上記携帯用送信器1から固定用受信器2にエンジン
始動指令を示す信号(Fコード)が送信されてきた場合
に、バッテリ信号、イグニッション信号、アクセサリス
イッチ信号(ACC信号)、スタータ信号を含むエンジ
ン始動信号を作成してエンジン始動制御回路16に出力
するエンジン始動信号作成回路である。
【0007】また、17は上記エンジン始動制御回路1
6からの制御出力を受けてエンジンの点火制御をするエ
ンジン点火回路、なお、上述の如く18はエンジンスタ
ートの命令内容を解読するためのコードが登録されてい
るFコードメモリである。
【0008】次に、動作について説明する。このエンジ
ン始動装置では、使用者専用のIDコードを有するエン
ジン始動信号を携帯用送信器1から送信すると、これが
アンテナ3、4を通じて固定用受信器2にて受信され、
コード解読回路5内のコード抽出回路6にて上記特定の
IDコード及びFコードが抽出される。この抽出された
一方のIDコードは、IDコードメモリ8に登録された
基準のIDコードとコード比較回路7で比較され、一致
し、さらに他方のFコードの指示内容をFコードメモリ
18に登録されたコードとコード比較回路7で比較さ
れ、一致した場合には、上記キースイッチ検出回路9〜
レギュレータL端子検出回路14の各検出出力が正規状
態を示していることを条件に、エンジン始動指令がコー
ド比較回路7からエンジン始動信号作成回路15に入力
される。
【0009】このため、エンジン始動信号作成回路15
はエンジン始動制御回路16に対しバッテリ信号と共
に、イグニッション信号、ACC(アクセサリ)信号、
スタータ信号を出力し、これらの出力に基づいてエンジ
ン始動制御回路16はエンジン点火回路17にエンジン
点火信号を出力してエンジンを点火駆動することとな
る。一方、従来から上記エンジン始動装置とは別装置と
して車両盗難防止のために、エンジンの始動を一定の条
件下のみで起動可能にするイモビライザと一般的に呼ば
れる車両盗難防止装置が提供されている。これは図8に
示すような構成となっている。
【0010】図8において、21は固定用送受信器22
に接近してこれから誘導電力を受け、その電力が所定値
以上になったとき、その供給された電力に基づいてID
コードを固定用送受信器22へ出力する携帯用送受信
器、23は上記固定用送受信器22から送られたIDコ
ードを、受信データの中から抽出して解読するコード解
読回路である。このコード解読回路23は、固定用送受
信器22で受信された受信データからIDコードを抽出
するIDコード抽出回路24と、IDコードメモリ25
に登録してある基準のIDコードと上記抽出したIDコ
ードとを比較するIDコード比較回路26と、その比較
結果に応じてエンジンの制御信号である起動ロック解除
信号を出力するエンジン始動許可信号発生回路としての
ECCSコード発生回路27とを有する。
【0011】なお、コード解読回路23はイグニッショ
ンスイッチ検出回路28、ACCスイッチ検出回路29
及びキースイッチ検出回路30の各検出回路からの検出
出力の状態に基づいてIDコード比較回路26を所定の
モードで作動させ、上記各IDコードの一致時に、EC
CSコード発生回路27に始動許可信号を出力し、キー
の手動操作によるエンジン始動を可能にする。
【0012】また、31はECCSコード発生回路27
の出力を受けて、エンジン点火回路32に対しエンジン
始動制御信号を出力するエンジン始動制御回路である。
また33、34は携帯用送受信器21及び固定用送受信
器22のアンテナである。
【0013】この車両盗難防止装置では、例えば携帯用
送受信器21が把持部に収納され、かつIDデータがそ
の送受信器21に設定されているキーをイグニッション
スイッチのキー挿入口に挿入すると、固定用送受信器2
2側から上記キー側の携帯用送受信器21側に電力が誘
導供給され、この誘導電力が所定値以上になると、特定
のIDデータを持つエンジン起動指令が、上記の固定用
送受信器22に送信される。そして、固定用送受信器2
2ではそのIDデータを含む送信データを受けて、これ
をコード解読回路23へ入力し、IDコード抽出回路2
4にて送信データからIDコードの抽出が行われる。
【0014】一方、IDコード比較回路26は上記の抽
出したIDコードを、予めIDコードメモリ25に登記
してある基準のIDコードと比較し、IDコードが一致
していた場合には、イグニッションスイッチ検出回路2
8、ACCスイッチ検出回路29及びキースイッチ検出
回路30の各検出回路の検出出力に基づいて、ECCS
コード発生回路27に起動ロック解除信号を出力させ、
キー操作によるエンジンの起動を可能にする。このた
め、エンジン始動制御回路31はエンジン点火回路32
にエンジン始動許可信号を出力し、エンジン点火を可能
にする。なお、上記キー挿入口に異なるIDコードを持
つキーが差し込まれたり、IDコードを持たないキーが
差し込まれた場合には、上記IDコード比較回路26に
おけるIDコードの一致が得られないため、エンジン点
火の許可がされず、従って手動操作によってキーを回転
してもエンジンを始動できず盗難防止効果が得られるこ
ととなる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の相反する機能を有する車両盗難防止装置及びエン
ジン始動装置を1つにまとめようとすると、一方の車両
盗難防止装置は、イグニッションスイッチに差し込まれ
たキーが正規のものであるか否かを判定し、エンジンの
手動による始動を可能にするのに対し、他方の遠隔操作
によるエンジン始動装置は車両から離れた場所から無線
によってエンジンを始動させるもので、無人の状態でエ
ンジンが始動され、いつでも車両盗難の可能性が存在す
るという問題点があった。
【0016】そこで、この発明は、上記のような問題点
に着目してなされたもので、車両盗難防止装置の装着車
であっても、遠隔操作によってエンジン始動装置を盗難
の可能性なく装着できる防盗機能付きリモコンエンジン
スタータを得ることを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明に係る防盗機能
付きリモコンエンジンスタータは、ドアロック操作スイ
ッチと、エンジン始動操作スイッチと、前記ドアロック
操作スイッチとエンジン始動操作スイッチとの何れかの
スイッチ操作に基づいてIDコード、ファンクションコ
ードを電磁波として出力する無線回路と、前記IDコー
ドに対応する凹凸が刻設されたキーと、該キーがキーシ
リンダに挿入されたことを検出するキー挿入検出回路
と、前記無線回路からのIDコード、ファンクションコ
ードを受信する受信回路と、該受信回路で受信されたI
Dコードを正規のIDコードと比較して一致したと判断
し、かつファンクションコードが供給されたときドアロ
ックの切り換え操作をする信号を出力し、また、前記キ
ー挿入検出回路から検出出力が供給され、かつ前記ID
コードが正規のIDコードと一致したと判断したとき、
エンジンを始動せしめる信号を出力するコード比較・制
御回路とを備えてなる。
【0018】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1はリモコンエンジンスタータの携帯
用送信装置を示し、図3は車両に取り付けられた固定用
受信装置を示す。まず図1に示す携帯用送信装置を説明
する。この携帯用送信装置は、送信回路部50とアンテ
ナ51からなり、この送信回路部50は次のように構成
されている。
【0019】すなわち、52はドアロック用スイッチ
(ドアロック操作スイッチ)、53はドアアンロック用
スイッチ(ドアロック操作スイッチ)、54はエンジン
始動スイッチ(エンジン始動操作スイッチ)で、これら
はそれぞれ後述の制御部61の対応する入力端子に並列
接続されると共に、後述の電源回路62の対応する制御
端子に並列的に接続されている。55はコイル状の磁界
受信アンテナで、後述の車体側のステアリングキーシリ
ンダのキー差し込み口の周囲に取り付けられた磁界発生
用アンテナ121からの所定周波数で変化する磁界を、
この磁界受信アンテナ55のコイルとコンデンサ56と
による共振回路によって検出する。
【0020】57は磁界受信充電制御回路で、前記共振
回路から供給される交流信号を直流に変換し、充電コン
デンサ58に充電する。59は電圧検知・スイッチ制御
回路で、前記充電コンデンサ58に充電された電圧値が
所定の大きさを越えると、それを検出して後述の制御部
61及び後述の電源回路62に供給する。60はコード
記憶部で、IDコード及びFコードを記憶し、後述の制
御部61から読み取り信号を受けるとIDコード及びF
コードを制御部61に出力する。
【0021】64は高周波回路で、後述の制御部61か
ら供給されるIDコード、Fコードを高周波信号に変換
してアンテナ51から出力する。62は複数の制御端子
を有する電源回路で、前記ドアロック用スイッチ52、
ドアアンロック用スイッチ53及びエンジン始動スイッ
チ54のいずれかからのスイッチ操作に伴うオン信号が
これらの制御端子に供給されると、バッテリ63からの
電力の前記携帯用送信装置の各回路部への電力の供給が
開始され、また前記制御部61から電源回路62の制御
端子に、前記高周波回路64への送信が終了したことを
示す終了信号の供給を受けると、各回路部への電力の供
給を停止して省電力を図る。
【0022】制御部61は、マイクロコンピュータから
構成されて、図2に示すフローチャートに従って作動す
る。すなわち、制御部61は電源回路62から電力が供
給され、初期化が終了すると、ステップ100に進み、
ドアロックスイッチ52がオン操作されたか否かが判断
され、オン操作されたと判断すると、ステップ140に
進み、またオン操作されていないと判断すると、次のス
テップ110に進む。ステップ110で、ドアアンロッ
クスイッチ53がオン操作されたか否かが判断され、オ
ン操作されたと判断すると、ステップ140に進み、ま
たオン操作されていないと判断すると、次のステップ1
20に進む。
【0023】ステップ120ではエンジン始動スイッチ
54がオン操作されたか否かが判断され、オン操作され
ていないと判断するとステップ100に戻り、エンジン
始動スイッチ54がオン操作されたと判断されるまで上
記ルーチンを繰り返す。ステップ120でエンジン始動
スイッチ54がオン操作されたと判断されると、ステッ
プ130に進み、遠隔操作によってエンジンが始動させ
られようとしているのか、またはキーをキーシリンダに
差し込み手動でエンジンを始動しようとしているのかを
判断する。すなわち、ステップ130で電圧検知・スイ
ッチ制御回路59から制御部61に信号が出力されてい
ないと判断されると、それを遠隔操作によってエンジン
を始動させようとしていると判断し、ステップ140に
進み、また電圧検知・スイッチ制御回路59からの出力
信号を受け、キー操作によってエンジンを始動させよう
としていると判断した場合にはステップ140に進む。
また、ステップ130でキー差し込みが確認できない場
合にはステップ100に戻る。
【0024】ステップ140では、コード記憶部60か
らスイッチ操作されたスイッチ52、53または54に
対応するFコードが読み込まれると共に、IDコードも
読み込まれ、ステップ150でステップ140で読み込
まれたIDコード、Fコードを高周波回路64に対して
出力する。その後ステップ160に進み、制御部61か
ら電源回路62に対して各回路部への電力供給を停止せ
しめる信号を出力して、電力供給を停止し、スリープ状
態に入る。
【0025】次に図3に基づいて固定用受信装置を説明
する。図3において、105はコード解読回路で、コー
ド抽出回路106、コード比較・制御回路107からな
り、アンテナ134、受信用高周波回路122で受信し
た受信信号の中から前記携帯用送信装置から送信される
IDコード及びFコードをコード抽出回路106で抽出
し、かつコード比較・制御回路107で抽出したIDコ
ード及びFコードを,ECCSコード発生回路127か
らのコード比較を開始せしめる信号が供給されることに
よってIDコード・Fコードメモリ108に記憶された
IDコード及びFコードと比較し、その結果コードが一
致するか否かで正規なものか否かを判定し、かつどのス
イッチがオン操作されたか否かを判断するものである。
【0026】またコード比較・制御回路107は、後述
のエンジン始動信号作成回路115からイグニッション
信号(IGN)が出力され、次にアクセサリースイッチ
信号(ACC信号)が出力されるまでの間、磁界発生ド
ライブ回路120を介して磁界発生用アンテナ121
(イグニッションキーシリンダのキー差し込み口の周囲
に設けられているコイル)を所定の周波数で駆動して、
所定周波数の電磁波を出力せしめる。
【0027】さらに、コード比較・制御回路107は、
前記コード抽出回路106で抽出されたFコードがドア
ロックを指示する信号であるときには、ドアスイッチ検
出回路110、パーキングブレーキ検出回路111、パ
ーキングレンジ検出回路112、ボンネットフードスイ
ッチ検出回路113及びレギュレータL端子検出回路1
14からの各種信号が揃っていることを確認してドアロ
ック・ドアアンロック・トランクオープンドライブ回路
123を介してドアロックする。
【0028】またさらにコード比較・制御回路107
は、前記コード抽出回路106で抽出されたFコードが
ドアアンロックを指示する信号であるときには、ドアス
イッチ検出回路110、パーキングブレーキ検出回路1
10、パーキングレンジ検出回路112、ボンネットフ
ードスイッチ検出回路113及びレギュレータL端子検
出回路114からの各種信号が揃っていることを確認し
てドアロック・ドアアンロック・トランクオープンドラ
イブ回路123を介してドアアンロックする。
【0029】109はキーがステアリングキーシリンダ
に差し込まれているか否かを検出するキースイッチ検出
回路、110はドアの閉塞を検出するドアスイッチ検出
回路、111はパーキングブレーキが引かれていること
を検出するパーキングブレーキ検出回路、112はパー
キング位置にギアが入っているか否かを検出するパーキ
ングレンジ検出回路、113はボンネットが開いている
か否かを検出するボンネットフードスイッチ検出回路、
114はレギュレータのL端子のレベル状態を検出する
レギュレータL端子検出回路で、これらの各種検出出力
は並列的にコード比較・制御回路107に入力されて、
コード比較・制御回路107は、これらの各種出力が所
定のモードで出力されているか否かを判断することによ
って、エンジンを始動して良いか、またドアロック、ド
アアンロック、トランクオープンを行ってもよいか否か
の判断を行う。
【0030】115はエンジン始動信号作成回路で、前
記コード抽出回路106からコード比較・制御回路10
7に供給されるIDコードを、IDコード・Fコードメ
モリ108に記憶された正規のコードと比較して正規な
ものであると判断され、かつFコードがドアロックまた
はドアアンロックを示す信号であると判断され、さらに
前記コード比較・制御回路107に供給される各種検出
出力が所定のモードで出力されているとき、それらの判
断信号が供給されることによってバッテリ信号(BAT
T)、イグニッション信号(IGN)、アクセサリスイ
ッチ信号(ACC信号)、スタータ信号を含むエンジン
始動信号を作成してエンジン始動制御回路131に出力
する。
【0031】131はマイクロコンピュータからなるエ
ンジン始動制御回路で、イグニッションスイッチがオン
されて、マイクロコンピュータが初期設定され正常動作
になると、エンジン始動制御回路131からECCSコ
ード発生回路127に対して、また、ECCSコード発
生回路127は、コード比較・制御回路107に対して
コード比較開始許可信号を出力せしめる。また、エンジ
ン始動制御回路131は、エンジン始動信号作成回路1
15から各種制御出力を受け、かつECCSコード発生
回路127を介してコード比較・制御回路107から比
較終了信号を受けてエンジン始動の条件が整うと、エン
ジン点火回路132に対してエンジンを始動するための
信号を出力する。
【0032】次に、上記コード比較・制御回路107の
動作を図4に基づいて説明する。図4において、固定用
受信器に電源が供給されると、コード比較・制御回路1
07は、スタートステップ100からステップ110に
進み、そのステップ110で携帯用送信装置から送信が
あったか否かをコード抽出回路106からの出力に基づ
いて判断し、出力が何もない場合にはステップ120に
進み、イグニッションスイッチ(不図示)がオンされた
か否かが判断され、イグニッションスイッチ、すなわち
キースイッチがオフ状態であると判断すると、ステップ
110に戻る。
【0033】もし、ステップ120において、イグニッ
ションスイッチ、すなわちキースイッチがオン状態であ
ると判断すると、後述のステップ130に進み、エンジ
ン始動制御回路131からの指示に基づいてECCSコ
ード発生回路127からIDコード照合、エンジン始動
可否判断を行うための許可信号を入力することによっ
て、IDコード・Fコードメモリ108に記憶されたI
Dコードとの間のIDコード照合を行い、かつ他の検出
回路109〜114からの検出信号に基づいてエンジン
始動可否判断を行い、その後ステップ140に進み、ス
テップ140でイグニションスイッチ、すなわちキース
イッチ検出回路109の出力がオフ状態に切り替わった
か否かが判断され、切り替わったと判断された場合に
は、ステップ110に戻る。
【0034】また上記ステップ110においてコード比
較・制御回路107に、キースイッチ検出回路109か
らオン信号が供給されずに、コード抽出回路106から
IDコード、Fコードが供給されたと判断されたときに
は、後述のステップ150に進み、エンジン自動始動開
始、ドアロック解除等を行いステップ110に戻る。
【0035】次に、上記ステップ150についてその詳
細を図6に基づいて以下に説明する。すなわち、ステッ
プ150に進むと図6におけるステップ150Aからス
テップ150Bに進み、ステップ150Bでコード抽出
回路106から供給されたIDコードと、IDコード・
Fコードメモリ108に記憶された正規のIDコードと
比較し、一致しない場合にはステップ110に進み、一
致した場合には、ステップ150Cに進む。
【0036】ステップ150CではIDコードと共にコ
ード抽出回路106から供給されたFコードがエンジン
始動用のコマンドであるか否かがIDコード・Fコード
メモリ108の記憶内容と比較されて判断され、エンジ
ン始動用のコマンドでない場合にはステップ150Dで
Fコードがドアロックを行うためのコマンドであるか否
かが判断され、ドアロックを行うためのコマンドである
と判断するとステップ150Eに進み、コード比較・制
御回路107はドアロック・アンロックドライブ回路1
22に対してドアロックを行うための信号を出力し、ス
テップ150Eからステップ110に進む。
【0037】ステップ150DでFコードがドアロック
を行うためのコマンドでないと判断されるとステップ1
50Fに進み、ステップ150FでFコードがドアアン
ロックを行うためのコマンドであるか否かが判断され、
ドアアンロックを行うためのコマンドであると判断する
とステップ150Gに進み、コード比較・制御回路10
7はドアロック・アンロック・トランクオープンドライ
ブ回路123に対してドアアンロックを行うための信号
を出力し、ステップ150Gからステップ110に進
む。
【0038】ステップ150FでFコードがドアアンロ
ックを行うためのコマンドでもないと判断するとステッ
プ150Hに進み、ステップ150HでFコードがトラ
ンクオープンを行うためのコマンドであるか否かが判断
され、トランクオープンを行うコマンドであると判断す
るとステップ150Iに進み、コード比較・制御回路1
07はドアロック・アンロック・トランクオープンドラ
イブ回路123に対してトランクオープンを行うための
信号を出力し、ステップ150Iからステップ110に
進む。また、ステップ150Hでトランクオープンのた
めのコマンドではないと判断されるとステップ110に
進み、トランクをオープンするための信号を、コード比
較・制御回路107からドアロック・アンロックトラン
クオープンドライブ回路123に対して出力し、トラン
クをオープンした後に、ステップ110に進む。
【0039】次に、ステップ150Cにおいて、コード
抽出回路106から供給されたFコードがエンジンを始
動するためのコードであると判断された場合には、ステ
ップ150Jに進み、各検出回路109〜114からの
検出信号がエンジンを始動するための条件を満足してい
ないと判断すると、ステップ110に進み、また満足し
ていると判断すると、ステップ150Kでエンジン始動
制御回路131からエンジン点火回路132にスタータ
を駆動するための信号を出力し、ステップ150Lに進
む。ステップ150Lでは、コード比較・制御回路10
7がレギュレータL端子検出回路114からの信号に基
づいてエンジンが始動されたか否かが判断され、エンジ
ンが始動されたと判断されるとステップ150Mでスタ
ータを停止せしめる。その後、ステップ150Nでアイ
ドリング時間が経過したか否かが判断され、アイドリン
グ時間が経過したと判断された場合には、ステップ15
0Oでエンジンを停止せしめる信号を出力し、その後ス
テップ110に進む。
【0040】次に、図4におけるステップ130につい
て図5を参照しながら説明する。すなわち、ステップ1
10からステップ130に進むと、ステップ130Aか
らステップ130Bに進み、ステップ130Bにおい
て、コード比較・制御回路107は、ECCSコード発
生回路127からコード照合開始を指示する信号を入力
していないと判断すると、ステップ130Cにおいて一
定時間が経過したか否かが判断され、一定時間が経過し
ていないと判断されている間は、ステップ130Bに戻
る。また、ステップ130Cにおいて一定時間が経過し
たと判断された場合には、ステップ140に進む。
【0041】ステップ130Bにおいて、コード比較・
制御回路107が、ECCSコード発生回路127から
コード照合開始を指示する信号を入力していると判断す
ると、ステップ130Dに進み、磁界発生ドライブ回路
120に対して信号を供給し、磁界発生用アンテナ12
1から一定周波数の電磁波を発生せしめ、ステップ13
0Eに進む。ステップ130Eでは、コード抽出回路1
06からIDコード等が供給されているか否かが判断さ
れ、供給がない場合には、一定時間が経過するまで待っ
て、すなわち一定時間の間一定周波数の磁界を発生せし
めてステップ130Fを介して戻る。またIDコード等
の供給があった場合には、磁界の発生が必要ないのでス
テップ130Iに進み、磁界の発生を停止して、ステッ
プ130Jに進む。
【0042】ステップ130Jでコード比較・制御回路
107はコード抽出回路106から供給されたIDコー
ドを内蔵している正規のIDコードと比較して、不正I
Dコードと判断すると、ステップ130Hに進み、また
正規のIDコードであると判断すると、ステップ130
Kに進み、一定時間の間磁界発生ドライブ回路120に
対して駆動を指示する信号を出力したか否かが判断さ
れ、時間が経過していない場合にはステップ130Hに
進む。またステップ130Kにおいて時間が経過してい
ると判断した場合には、ステップ130Lに進み、コー
ド比較・制御回路107はECCSコード発生回路12
2に対してECCSコード発生回路127からエンジン
始動制御回路131に対してエンジン始動許可信号を供
給させるための信号を出力し、その後ステップ140に
進む。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、この発明よれば、
1つの携帯用送信器で、ドアロック、ドアアンロック、
エンジン始動を行うことができるという効果が発揮され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す携帯用送信装置の
回路ブロック説明図である。
【図2】図1の制御部の作動を説明するためのフローチ
ャートである。
【図3】本発明に実施の一形態の車両に取り付けられる
固定用受信装置の回路ブロック説明図である。
【図4】図3におけるコード比較・制御回路とエンジン
始動制御回路のフローチャートの概略説明図である。
【図5】図4におけるステップ130の詳細フローチャ
ートである。
【図6】図4におけるステップ150の詳細フローチャ
ートである。
【図7】従来のリモートエンジン始動装置の回路ブロッ
ク説明図である。
【図8】従来の車両盗難防止装置の回路ブロック説明図
である。
【符号の説明】
50 送信回路部 52,53,54 スイッチ 61 制御部 60 記憶部 62 電源回路 106 コード抽出回路 107 コード比較・制御回路 115 エンジン始動信号作成回路 131 エンジン始動制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02N 15/00 F02N 15/00 D

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアロック操作スイッチと、エンジン始
    動操作スイッチと、前記ドアロック操作スイッチとエン
    ジン始動操作スイッチとの何れかのスイッチ操作に基づ
    いてIDコード、ファンクションコードを電磁波として
    出力する無線回路と、前記IDコードに対応する凹凸が
    刻設されたキーと、該キーがキーシリンダに挿入された
    ことを検出するキー挿入検出回路と、前記無線回路から
    のIDコード、ファンクションコードを受信する受信回
    路と、該受信回路で受信されたIDコードを正規のID
    コードと比較して一致したと判断し、かつファンクショ
    ンコードが供給されたときドアロックの切り換え操作を
    する信号を出力し、また、前記キー挿入検出回路から検
    出出力が供給され、かつ前記IDコードが正規のIDコ
    ードと一致したと判断したとき、エンジンを始動せしめ
    る信号を出力するコード比較・制御回路とを備えてなる
    ことを特徴とする防盗機能付きリモコンエンジンスター
    タ。
JP14472696A 1996-06-06 1996-06-06 防盗機能付きリモコンエンジンスタータ Pending JPH09324730A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030003958A (ko) * 2001-07-04 2003-01-14 현대자동차주식회사 비상용 시동수단을 가지는 스마트 카드 시동장치
ES2221582A1 (es) * 2002-09-26 2004-12-16 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Dispositivo antirrobo en motocicleta.
ES2221814A1 (es) * 2002-09-26 2005-01-01 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Dispositivo de prevencion de robo de motocicleta.
US8364509B1 (en) 2003-09-30 2013-01-29 West Corporation Systems methods, and computer-readable media for gathering, tabulating, and reporting on employee performance

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