JPH09321796A - データ分離方式およびデータ分離装置 - Google Patents

データ分離方式およびデータ分離装置

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JPH09321796A
JPH09321796A JP13840596A JP13840596A JPH09321796A JP H09321796 A JPH09321796 A JP H09321796A JP 13840596 A JP13840596 A JP 13840596A JP 13840596 A JP13840596 A JP 13840596A JP H09321796 A JPH09321796 A JP H09321796A
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JP13840596A
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Susumu Kanba
進 神庭
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パケットのフォーマットに依存せずに比較的
簡単なハードウェア及び少ない演算量によって、伝送さ
れてきたパケットからヘッダと符号化データとを分離す
る。 【解決手段】 パケットの受信データを順次入力バッフ
ァ5に格納し、このパケットの格納が終了した後、この
格納領域の後端からヘッダ長だけのデータを符号化デー
タ退避バッファ7に退避し、入力バッファ5の退避され
たデータに相当する領域から後続のパケットの受信デー
タを格納し、後続パケットの受信が終了すると、後続パ
ケットのヘッダをヘッダ情報バッファ9に移送した後、
符号化データ退避バッファ7に退避されたデータを入力
バッファ5に復帰する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、符号化装置により
生成された符号化データまたは光ディスク等の記録媒体
より読み出された符号化データにヘッダを付加してパケ
ット化し、伝送するシステムにおける受信装置側のデー
タ分離方式及びデータ分離装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像や音声などの符号化データの復号に
際し、符号化装置から伝送すべき符号化データ、または
光ディスク等の記録媒体より読み出された符号化データ
に対し一定量のデータ毎にヘッダを付加し、パケット化
して受信装置へ伝送することがある。受信装置は、受信
したパケットを処理するためにバッファを備え、受信デ
ータからヘッダ部と符号化データ部とを分離し、必要に
応じて符号化データの復号を行う。
【0003】受信データのバッファへの書き込みは、受
信装置のCPU負荷を軽減するため、ダイレクト・メモ
リ・アクセス(以下、DMAと省略する。)等のハード
ウェア制御により行うことが多い。パケット中のヘッダ
と符号化データとは別個に処理する必要があり、ハード
ウェア及びソフトウェアによって分離する方法に分けら
れる。図7に従来のハードウェア分離法及びソフトウェ
ア分離法によるそれぞれの処理の様子を示す。
【0004】図7(a)は、従来のヘッダと符号化デー
タとを分離するハードウェアの構成を示すブロック図で
ある。同図において、FIFOバッファ101は受信デ
ータを一時的に蓄えて、受信データの書き込みと分離処
理におけるデータ読み出しの繁度の差を吸収するもので
ある。スイッチ102は、DMAコントローラ103の
制御によりFIFOバッファ101から読み出された受
信データをヘッダ用バッファ104と符号化データ用バ
ッファ105とに振り分けるものである。
【0005】またヘッダと符号化データとの分離の処理
をソフトウェアで行えば、パケットのフォーマットの変
更に対応できる幅が広がる。しかしながらソフトウェア
による処理は、図7(b)に示すような復号化装置側の
入力バッファへの書き込みまたは読み出し時に、逐一デ
ータの種類を特定し、ポインタ位置の計算が必要とな
る。例えばバッファからの読み出し回数をカウントし
て、カウント値とヘッダ及び符号化データのデータ量を
参照することによりデータを識別するという方法が挙げ
られる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ハ
ードウェアによる分離方法は、高速で分離処理を行うこ
とができるが、パケットのフォーマットが予め規定され
ていることが前提となり、従ってパケットのフォーマッ
トが異なるような他の伝送方式へ転用しようとする場合
対応することができないという問題点があった。
【0007】また、ソフトウェアによる分離方法は伝送
量の増加に伴い演算量が増加するため、伝送速度が制限
されるという問題点があった。
【0008】以上の問題点に鑑み本発明の課題は、パケ
ットのフォーマットに依存せずに比較的簡単なハードウ
ェア及び少ない演算量によって、伝送されてきたパケッ
トからヘッダと符号化データとを分離することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は次の構成を有する。すなわち請求項1記載
の発明は、符号化器で生成された符号化データまたは記
憶媒体から読み出された符号化データをパケット化して
受信装置へ伝送し、この受信装置で受信データからヘッ
ダと前記符号化データとを分離するデータ分離方式にお
いて、前記受信装置で受信された受信データを順次格納
可能な第1のバッファと、第1のバッファの一部の内容
を任意に退避及び復帰することができる第2のバッファ
と、第1のバッファの一部の内容を任意に移送すること
ができる第3のバッファと、これらのバッファを制御す
るバッファ制御部とを備えてなり、先に受信された第1
のパケットの受信データを第1のバッファに格納した
後、この格納領域の後端からヘッダ長だけのデータを第
2のバッファに退避し、第1のバッファの前記退避され
たデータを格納している領域から第1のパケットに続く
第2のパケットの受信データを格納し、第1のバッファ
に格納された第2のパケットのヘッダを第3のバッファ
に移送した後、第2のバッファに退避されたデータを第
1のバッファに復帰することを要旨とするデータ分離方
式である。
【0010】請求項1記載のデータ分離方式によれば、
伝送されてきたパケットをそのままの形式で一旦第1の
バッファに格納し、パケットの終端が検出されると、そ
のパケットのヘッダ情報を第1のバッファから第3のバ
ッファに移送して格納する。次に第2のバッファに退避
されていた直前のパケットの終端部の符号化データを前
記移送されたヘッダの位置していた第1のバッファの領
域に戻し、次いで第1のバッファ中のパケットの終端に
近い方からヘッダ長の符号化データを新たに第2のバッ
ファに退避する。
【0011】その後第1のバッファの書込みポインタの
位置をパケットの終端から最も離れていた退避された符
号化データの位置まで戻し、次にパケットが伝送されて
きたときはその位置から第1のバッファに書き込ませて
いくようにする。すなわち第1のバッファ上で、パケッ
トの終端部分の符号化データは続くパケットのヘッダに
よって上書きされるので、退避するデータ量をヘッダと
同一にしておけば、退避した符号化データを復帰する
と、第1のバッファにはヘッダが除かれ連続した符号化
データのみが残ることになる。
【0012】このようにヘッダ分離の処理はパケット毎
に発生するため、全てソフトウェアによって入力データ
を逐一処理する場合に比べて演算量を少なくすることが
できる。またハードウェアが処理する部分はパケットの
フォーマットに依存しないため異なるパケットフォーマ
ットに対応することができる。
【0013】また請求項2記載の発明は、請求項1記載
のデータ分離方式において、前記第3のバッファは独立
したバッファではなく、前記第2のバッファの一部の領
域であることを要旨とする。
【0014】また請求項3記載の発明は、符号化器で生
成された符号化データまたは記憶媒体から読み出された
符号化データをパケット化して受信装置へ伝送し、この
受信装置で受信データからヘッダと前記符号化データと
を分離するデータ分離方式において、前記受信装置で受
信された受信データを順次格納可能な第1のバッファ
と、第1のバッファの一部の内容を任意に退避及び復帰
することができる第2のバッファと、これらのバッファ
を制御するバッファ制御部と、受信データが前記受信装
置に必要か否かを判別する判別手段と、を備えてなり、
先に受信された第1のパケットの受信データを第1のバ
ッファに格納した後、前記判別手段の判別が第1のパケ
ットのデータの不要を示せば第1のバッファの書込みポ
インタを第1のパケットの受信前の状態に復帰させ、前
記判別手段の判別が第1のパケットのデータの必要を示
せば第1のパケットの格納領域の後端からヘッダ長だけ
のデータを第2のバッファに退避するとともに第1のバ
ッファの書込みポインタをヘッダ長だけ戻すように制御
することを要旨とするデータ分離方式である。
【0015】請求項3記載のデータ分離方式によれば、
受信して第1のバッファに格納されたパケットの符号化
データが不要なデータであれば、第1のバッファの書込
みポインタをこのパケットの受信前の状態に復帰させる
ことにより、この不要なデータを捨てることができる。
【0016】また請求項4記載の発明は、符号化器で生
成された符号化データまたは記憶媒体から読み出された
符号化データをパケット化して伝送し、この伝送された
受信データからヘッダと前記符号化データとを分離する
データ分離装置において、前記受信データを順次格納可
能な第1のバッファと、第1のバッファの一部の内容を
任意に退避及び復帰することができる第2のバッファ
と、第1のバッファの一部の内容を任意に移送すること
ができる第3のバッファと、を備えてなり、先に受信さ
れた第1のパケットの受信データを第1のバッファに格
納した後、この格納領域の後端からヘッダ長だけのデー
タを第2のバッファに退避し、第1のバッファの前記退
避されたデータを格納している領域から第1のパケット
に続く第2のパケットの受信データを格納し、第1のバ
ッファに格納された第2のパケットのヘッダを第3のバ
ッファに移送した後、第2のバッファに退避されたデー
タを第1のバッファに復帰するように制御するバッファ
制御部と、を備えたことを要旨とするデータ分離装置で
ある。
【0017】また請求項5記載の発明は、符号化器で生
成された符号化データまたは記憶媒体から読み出された
符号化データをパケット化して伝送し、この伝送された
受信データからヘッダと前記符号化データとを分離する
データ分離装置において、前記受信データを順次格納可
能な第1のバッファと、第1のバッファの一部の内容を
任意に移送、退避及び復帰することができる第2のバッ
ファと、先に受信された第1のパケットの受信データを
第1のバッファに格納した後、この格納領域の後端から
ヘッダ長だけのデータを第2のバッファに退避し、第1
のバッファの前記退避されたデータを格納している領域
から第1のパケットに続く第2のパケットの受信データ
を格納し、第1のバッファに格納された第2のパケット
のヘッダを第2のバッファに移送した後、第2のバッフ
ァに退避されたデータを第1のバッファに復帰するよう
に制御するバッファ制御部と、を備えたことを要旨とす
るデータ分離装置である。
【0018】また請求項6記載の発明は、符号化器で生
成された符号化データまたはまたは記憶媒体から読み出
された符号化データをパケット化して伝送し、この伝送
された受信データからパケットのヘッダと前記符号化デ
ータとを分離するデータ分離装置において、前記受信デ
ータを順次格納可能な第1のバッファと、第1のバッフ
ァの一部の内容を任意に退避及び復帰することができる
第2のバッファと、受信データが前記受信装置に必要か
否かを判別する判別手段と、先に受信された第1のパケ
ットの受信データを第1のバッファに格納した後、前記
判別手段の判別が第1のパケットのデータの不要を示せ
ば第1のバッファの書込みポインタを第1のパケットの
受信前の状態に復帰させ、前記判別手段の判別が第1の
パケットのデータの必要を示せば第1のパケットの格納
領域の後端からヘッダ長だけのデータを第2のバッファ
に退避するとともに第1のバッファの書込みポインタを
ヘッダ長だけ戻すように制御するバッファ制御部と、を
備えたことを要旨とするデータ分離装置である。
【0019】
【発明の実施の形態】次に図面を参照して、本発明の実
施形態を詳細に説明する。図1は、本発明の第1の実施
形態であるデータ分離装置を用いた復号化装置の構成を
示すブロック図である。同図において、復号化装置1
は、入力端子3と、第1のバッファである入力バッファ
5と、第2のバッファである符号化データ退避バッファ
7と、第3のバッファであるヘッダ情報バッファ9と、
パケット終端検出器11と、バッファコントローラ13
と、復号化器15とを備えて構成されている。なお図1
において、復号化器15を除いた部分がデータ分離装置
であり、復号化器15は、本発明のデータ分離装置に必
須のものではない。
【0020】入力端子3には、伝送路または記憶媒体の
読出し装置に接続され、符号化器により符号化または記
憶媒体から読み出されパケット化された受信データが入
力される。
【0021】入力バッファ5は、入力端子3から入力さ
れた受信データが順次書き込まれるとともに、入力バッ
ファ5に接続された符号化データバッファ7を使用して
一部のデータの退避・復帰を行うことにより、受信デー
タからヘッダが分離された符号化データを抽出し、復号
化器15に与えることが出来る。
【0022】ヘッダ情報バッファ9は、入力バッファ5
から受信データのヘッダ部を受け取り、復号化器15へ
供給するものである。パケット終端検出器11は、入力
端子3の信号をモニタしてパケットの終端を検出し、バ
ッファコントローラ13および復号化器15にパケット
終端信号を通知するものである。
【0023】バッファコントローラ13は、パケット終
端検出器11のパケット終端信号に基づいて、入力バッ
ファ5、符号化データ退避バッファ7及びヘッダ情報バ
ッファ9の各書込み・読出しポインタを制御し、これら
バッファ間のデータの退避、復帰及び移送を制御するも
のである。
【0024】復号化器15は、ヘッダ情報バッファ9か
ら与えられるヘッダ情報と、入力バッファ5から与えら
れる符号化データ及びパケット終端検出器11から与え
られるパケット終端信号により、符号化データの復号を
行うものである。
【0025】次に、図2を参照して、本第1の実施形態
の動作を説明する。まず、復号化装置の初期状態におい
て、入力バッファ5、符号化データ退避バッファ7及び
ヘッダ情報バッファ9がいずれも空の状態であり、入力
バッファ5の書込みポインタ51が入力バッファ5の先
頭を指し示しているとする(図2(a))。
【0026】次いで、最初のパケットAが受信されたと
すると、このパケットAの受信データは、一旦そのまま
の形式で、ヘッダha、符号化データaの順に入力バッ
ファ5に左詰めで格納されるとともに、入力バッファ5
の書込みポインタ51は順次更新され、符号化データa
の最後のデータが格納されたアドレスの次のアドレスを
指して停止する(図2(b))。
【0027】次いで、パケット終端検出器11によりパ
ケットの終端が検出されると、パケット終端信号が復号
化器及びバッファコントローラ13に伝えられる。復号
化器15は動作中であれば、以下の一連の処理が終了す
るまで復号化の処理を停止して待機する。バッファコン
トローラ13は、パケットAのヘッダ情報haをヘッダ
情報バッファ9へ転送し(図2(c))、符号化データ
退避バッファ7(初期状態=0)の内容をヘッダの位置
していた部分へ移す戻す(図2(d))。
【0028】次いで、バッファコントローラ13は、パ
ケットAの終端からヘッダと同一のデータ量の符号化デ
ータを符号化データ退避バッファ7へ退避し(図2
(e))、入力バッファ5の書込みポインタ51を退避
した分だけ戻す(図2(f))。
【0029】次に、パケットBが続いて入力されると、
退避した部分はパケットBのヘッダhbによって上書き
され(図2(g))、続いてパケットBの符号化データ
部bが入力バッファ5へ格納される(図2(h))。次
いで、パケット終端検出器11によりパケットの終端が
検出されると、パケット終端信号が復号化器及びバッフ
ァコントローラ13に伝えられる。復号化器15は、以
下の一連の処理が終了するまで復号化の処理を停止して
待機する。
【0030】次いで、バッファコントローラ13は、パ
ケットBのヘッダ情報hbをヘッダ情報バッファ9へ転
送し(図2(i))、符号化データ退避バッファ7に退
避されていた内容を入力バッファ5のヘッダの位置して
いた部分へ復帰させる(図2(j))。
【0031】このようにして入力バッファ5には、連続
した符号化データのみが残され、復号化器15の復号に
供せられる。
【0032】なお図2に示した動作例において、符号化
データ退避バッファ7に退避する対象をパケット終端部
分の符号化データとしたが、符号化データの内容によっ
てはパケット内の有効なデータ量がパケットが収容でき
る量よりも少ないことがあるので、その場合は図3に示
すように無効なデータを除いた有効なデータの終端から
ヘッダのデータ量だけ退避させる。
【0033】また、バッファへの書き込み・読み出しの
単位が2byteでヘッダのデータ量が奇数バイトであ
る等処理可能なデータ幅とデータ量とが互いに整合がと
れない場合は、図4に示すようにヘッダを完全に含むよ
うにデータを退避させると、入力バッファ5に戻した時
に元のデータを破壊することがない。
【0034】次に、本発明の第2の実施形態であるデー
タ分離装置を用いた復号化装置の構成を図5のブロック
図に示す。同図において、復号化装置21は、入力端子
3と、第1のバッファである入力バッファ5と、第2の
バッファである符号化データ退避バッファ7と、第3の
バッファであるヘッダ情報バッファ9と、パケット終端
検出器11と、バッファコントローラ13と、復号化器
15と、退避フラグ17とを備えて構成されている。
【0035】第1の実施形態の構成は、符号化データが
入力されてから復号化されるまで十分に時間があり、ヘ
ッダの分離、退避データの復帰を前もって行える場合に
は有効であるが、退避データの復帰の前に該当する符号
化データを復号化しなければならない場合には不十分で
ある。
【0036】通常画像や音声の符号化はフレームと呼ば
れる一定の時間単位で区切って行われる。符号化データ
はフレーム毎に生成されるため、多くの符号化方式にお
いてフレーム毎の符号化データの量は固定であるか復号
化の初期の段階で知ることができる。
【0037】従って、フレーム毎の復号化処理の開始前
または開始後の初期の段階でヘッダ情報バッファを参照
すれば、対象とするフレームの符号化データにまだヘッ
ダが存在し、符号化データを復帰すべきか判定できる。
【0038】図5中の退避フラグ17は、符号化データ
退避バッファ7にデータが退避された時に真、復帰され
た時に偽となる。
【0039】パケットが入力された時に退避フラグ17
が真であれば、第1の実施の形態と同様に、入力バッフ
ァ5からヘッダ情報バッファ9へのヘッダ情報の転送及
び符号化データ退避バッファ7に退避した符号化データ
の復帰、入力バッファ5の書込みポインタ51の位置変
更を行う。なおこの時次のパケットの開始位置もヘッダ
情報バッファ9に格納しておく。
【0040】あるフレームを処理を行う前または処理の
初期の段階で、そのフレームの符号化データが連続する
パケットから成り立ちかつ退避フラグ17が真であるか
を調べる。退避フラグ17が真であれば、符号化データ
中にヘッダが含まれているため退避されている符号化デ
ータを復帰し、退避フラグ17を偽にする。その様子を
図6に示す。その後パケットの終端が検出された時の処
理において、退避フラグ17が偽であれば符号化データ
の退避及び書き込みポインタの位置変化のみを行う。
【0041】逆にそのフレームの符号化データが連続す
るパケットから成り立ちかつ退避フラグ17が偽である
場合、ヘッダの転送や退避データの復帰が既に行われて
いることになるため、特別に処理を行うことはしない。
【0042】以上の説明ではヘッダ情報バッファ9と符
号化データ退避バッファ7を別個に構成しているが一つ
のバッファで共用してもよい。また符号化データ退避バ
ッファ7の大きさはヘッダ情報バッファ9と同一である
か、パケットの入力が終了する前にそのパケットの符号
化データに対する処理が開始することがなければヘッダ
一つ分でよい。第2の実施形態はそれに対処しているた
め、符号化データ退避バッファの大きさをヘッダ一つ分
にすることができる。
【0043】なお伝送するデータの種類が画像や音声な
どのように複数伝送される場合は、一旦上記の処理によ
って入力バッファに書き込ませた後、データの種類を識
別し不要であれば書き込みポインタをパケット入力前の
位置に戻せばよい。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
パケットの受信データを順次第1のバッファである入力
バッファに格納し、このパケットの格納が終了した後、
この格納領域の後端からヘッダ長だけのデータを第2の
バッファである符号化データ退避バッファに退避し、入
力バッファの退避されたデータに相当する領域から後続
のパケットの受信データを格納し、後続パケットの受信
が終了すると、後続パケットのヘッダを第3のバッファ
であるヘッダ情報バッファに移送した後、符号化データ
退避バッファに退避されたデータを入力バッファに復帰
することにより、パケットのフォーマットに依存せずに
比較的簡単なハードウェア及び少ない演算量によって、
特定のパケットフォーマットに限定されることなく伝送
されてきたパケットからヘッダを分離することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明の第1の実施形態における各バッファ内
のデータの動きを説明する動作説明図である。
【図3】パケットの終端部分に無効データが存在する場
合の処理を説明する動作説明図である。
【図4】バッファの読み出しの単位とヘッダ長に整合性
がない場合の処理を説明する動作説明図である。
【図5】本発明の第2の実施形態を示すブロック図であ
る。
【図6】本発明の第2の実施形態における各バッファ内
のデータの動きを説明する動作説明図である。
【図7】従来のハードウェア方式データ分離を説明する
ブロック図(a)及びソフトウェア方式データ分離を説
明するデータバッファ内容図(b)である。
【符号の説明】
1,21…復号化装置、3…入力端子、5…入力バッフ
ァ、7…符号化データ退避バッファ、9…ヘッダ情報バ
ッファ、11…パケット終端検出器、13…バッファコ
ントローラ、15…復号化器、17…退避フラグ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 符号化器で生成された符号化データまた
    は記憶媒体から読み出された符号化データをパケット化
    して受信装置へ伝送し、この受信装置で受信データから
    ヘッダと前記符号化データとを分離するデータ分離方式
    において、前記受信装置で受信された受信データを順次
    格納可能な第1のバッファと、 第1のバッファの一部の内容を任意に退避及び復帰する
    ことができる第2のバッファと、 第1のバッファの一部の内容を任意に移送することがで
    きる第3のバッファと、 これらのバッファを制御するバッファ制御部とを備えて
    なり、 先に受信された第1のパケットの受信データを第1のバ
    ッファに格納した後、この格納領域の後端からヘッダ長
    だけのデータを第2のバッファに退避し、第1のバッフ
    ァの前記退避されたデータを格納している領域から第1
    のパケットに続く第2のパケットの受信データを格納
    し、第1のバッファに格納された第2のパケットのヘッ
    ダを第3のバッファに移送した後、第2のバッファに退
    避されたデータを第1のバッファに復帰することを特徴
    とするデータ分離方式。
  2. 【請求項2】 前記第3のバッファは独立したバッファ
    ではなく、前記第2のバッファの一部の領域であること
    を特徴とする請求項1記載のデータ分離方式。
  3. 【請求項3】 符号化器で生成された符号化データまた
    は記憶媒体から読み出された符号化データをパケット化
    して受信装置へ伝送し、この受信装置で受信データから
    ヘッダと前記符号化データとを分離するデータ分離方式
    において、 前記受信装置で受信された受信データを順次格納可能な
    第1のバッファと、 第1のバッファの一部の内容を任意に退避及び復帰する
    ことができる第2のバッファと、 これらのバッファを制御するバッファ制御部と、 受信データが前記受信装置に必要か否かを判別する判別
    手段と、を備えてなり、 先に受信された第1のパケットの受信データを第1のバ
    ッファに格納した後、前記判別手段の判別が第1のパケ
    ットのデータの不要を示せば第1のバッファの書込みポ
    インタを第1のパケットの受信前の状態に復帰させ、前
    記判別手段の判別が第1のパケットのデータの必要を示
    せば第1のパケットの格納領域の後端からヘッダ長だけ
    のデータを第2のバッファに退避するとともに第1のバ
    ッファの書込みポインタをヘッダ長だけ戻すように制御
    することを特徴とするデータ分離方式。
  4. 【請求項4】 符号化器で生成された符号化データまた
    は記憶媒体から読み出された符号化データをパケット化
    して伝送し、この伝送された受信データからヘッダと前
    記符号化データとを分離するデータ分離装置において、 前記受信データを順次格納可能な第1のバッファと、 第1のバッファの一部の内容を任意に退避及び復帰する
    ことができる第2のバッファと、 第1のバッファの一部の内容を任意に移送することがで
    きる第3のバッファと、を備えてなり、 先に受信された第1のパケットの受信データを第1のバ
    ッファに格納した後、この格納領域の後端からヘッダ長
    だけのデータを第2のバッファに退避し、第1のバッフ
    ァの前記退避されたデータを格納している領域から第1
    のパケットに続く第2のパケットの受信データを格納
    し、第1のバッファに格納された第2のパケットのヘッ
    ダを第3のバッファに移送した後、第2のバッファに退
    避されたデータを第1のバッファに復帰するように制御
    するバッファ制御部と、 を備えたことを特徴とするデータ分離装置。
  5. 【請求項5】 符号化器で生成された符号化データまた
    は記憶媒体から読み出された符号化データをパケット化
    して伝送し、この伝送された受信データからヘッダと前
    記符号化データとを分離するデータ分離装置において、 前記受信データを順次格納可能な第1のバッファと、 第1のバッファの一部の内容を任意に移送、退避及び復
    帰することができる第2のバッファと、 先に受信された第1のパケットの受信データを第1のバ
    ッファに格納した後、この格納領域の後端からヘッダ長
    だけのデータを第2のバッファに退避し、第1のバッフ
    ァの前記退避されたデータを格納している領域から第1
    のパケットに続く第2のパケットの受信データを格納
    し、第1のバッファに格納された第2のパケットのヘッ
    ダを第2のバッファに移送した後、第2のバッファに退
    避されたデータを第1のバッファに復帰するように制御
    するバッファ制御部と、 を備えたことを特徴とするデータ分離装置。
  6. 【請求項6】 符号化器で生成された符号化データまた
    はまたは記憶媒体から読み出された符号化データをパケ
    ット化して伝送し、この伝送された受信データからパケ
    ットのヘッダと前記符号化データとを分離するデータ分
    離装置において、 前記受信データを順次格納可能な第1のバッファと、 第1のバッファの一部の内容を任意に退避及び復帰する
    ことができる第2のバッファと、 受信データが前記受信装置に必要か否かを判別する判別
    手段と、 先に受信された第1のパケットの受信データを第1のバ
    ッファに格納した後、前記判別手段の判別が第1のパケ
    ットのデータの不要を示せば第1のバッファの書込みポ
    インタを第1のパケットの受信前の状態に復帰させ、前
    記判別手段の判別が第1のパケットのデータの必要を示
    せば第1のパケットの格納領域の後端からヘッダ長だけ
    のデータを第2のバッファに退避するとともに第1のバ
    ッファの書込みポインタをヘッダ長だけ戻すように制御
    するバッファ制御部と、 を備えたことを特徴とするデータ分離装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007174207A (ja) * 2005-12-21 2007-07-05 Samsung Electronics Co Ltd 動画像処理装置

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