JPH09321681A - 送信電力制御装置 - Google Patents

送信電力制御装置

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JPH09321681A
JPH09321681A JP8138154A JP13815496A JPH09321681A JP H09321681 A JPH09321681 A JP H09321681A JP 8138154 A JP8138154 A JP 8138154A JP 13815496 A JP13815496 A JP 13815496A JP H09321681 A JPH09321681 A JP H09321681A
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signal
output
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amplifier
channel
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JP8138154A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Ichiyanagi
和弘 一柳
Kazuyoshi Nagai
一嘉 永井
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03GCONTROL OF AMPLIFICATION
    • H03G3/00Gain control in amplifiers or frequency changers
    • H03G3/20Automatic control
    • H03G3/30Automatic control in amplifiers having semiconductor devices
    • H03G3/3036Automatic control in amplifiers having semiconductor devices in high-frequency amplifiers or in frequency-changers
    • H03G3/3042Automatic control in amplifiers having semiconductor devices in high-frequency amplifiers or in frequency-changers in modulators, frequency-changers, transmitters or power amplifiers
    • H03G3/3047Automatic control in amplifiers having semiconductor devices in high-frequency amplifiers or in frequency-changers in modulators, frequency-changers, transmitters or power amplifiers for intermittent signals, e.g. burst signals

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  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)
  • Radio Relay Systems (AREA)
  • Transmitters (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 送信波数が変化する場合や短いバーストを送
信する場合であっても、正しく送信電力が設定レベルと
なるようにレベル制御する。 【解決手段】 制御部(74)は全チャネルユニット
(61a〜61n)が未送信状態の時、切換スイッチ
(72)を制御して電力増幅器(65)の出力を擬似空
中線(71)に接続すると共に、m個のチャネルユニッ
トに所定時間IF信号の送出を指示し、かつ、送信波数
mに応じた基準電圧を基準電圧発生部(69)より発生
させ、比較器(70)は検出電圧と基準電圧との差分を
出力し、レベル制御回路(63)は該差分が零となるよ
うに利得制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は音声信号等のベース
バンド信号で所定周波数の搬送波を変調して得られたI
F信号を出力する複数のチャネルユニットと各チャンネ
ルユニットから出力されるIF信号を合成して空中線よ
り放射する衛星通信地球局等の通信装置における送信電
力制御装置に係わり、特に、衛星通信地球局における送
信電力を環境条件が変化(温度変動、周波数変動等)し
ても設定値となるように制御する送信電力制御装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】衛星通信において、衛星地球局(地球
局)は通信衛星を介して相手地球局と通信を行う。図1
2は衛星通信システムの構成図であり、1は通信衛星、
2は地球局間の通信を制御する制御地球局(制御局)、
3a〜3mは地球局である。地球局間の通信モードとし
て、制御局より割り当てられた通信チャネル周波数f
iを用いて通信を行う個別回線モードと、制御チャネ
ル周波数f0で時分割多重方式に従って割り当てられた
タイムスロットにバーストデータ(通信データ)を乗せ
て通信する制御回線モードがある。
【0003】各地球局3a〜3nは図示しない交換機を
介して各端末に接続され、所定の端末から交換機→地球
局→通信衛星→相手地球局→交換機を介して相手端末と
コネクションがとられ通信を行えるようになっている。
各地球局3a〜3mは交換機より接続要求があると、制
御チャネルを介して制御局2に通信チャネルの割り当て
を要求し、制御局2は所定周波数fiの通信チャネルを
割り当て、該通信チャネルを発呼側地球局と被呼側地球
局に制御チャネルを介して通知する。これにより、以
後、地球局は割り当てられた通信チャネルを介して通信
を行なう(個別回線モード)。又、地球局には多数のチ
ャネルユニットが設けられており、各チャネルユニット
は定期的にその状態をセンター局に通知したり、センタ
ー局からの要求に対して応答する必要がある。かかる場
合、各チャネルユニットは制御チャネルを用いて時分割
多重方式で通信データを制御局に通知する(制御回線モ
ード)。
【0004】図13は地球局の構成図であり、11a〜
11nはそれぞれ交換機に接続されたチャネルユニット
であり、交換機から入力される音声信号等のベースバン
ド信号で通話チャネル周波数信号を変調して出力し、あ
るいは、受信信号より音声信号を復調して交換機に出力
する。12は各チャネルユニットにおいて変調して得ら
れたIF信号を合成する合成器、13は合成信号レベル
を可変する可変減衰器あるいは可変増幅器(以後可変減
衰器として説明する)、14は合成信号周波数をRF周
波数に周波数変換するアップコンバータ、15はアップ
コンバータから出力されるRF信号を電力増幅する電力
増幅部、16は電力増幅部で増幅された送信信号を空中
線に入力すると共に、空中線により受信したRF信号を
受信側に分離出力する直交偏分波器(Ortho Mode Transd
ucer)OMT、17は空中線(アンテナ)、18は低雑
音増幅器(LOW Noise Converter)、19は受信したRF
信号をIF信号に変換するダウンコンバータ、20はダ
ウンコンバータから出力されるIF信号を各チャネルユ
ニット分配する分配器、21は回線接続制御装置、22
は回線接続制御装置内に設けられた制御回路である。
【0005】図14はチャネルユニットの構成図であ
り、11はチャネルユニット、21は回線接続制御装
置、23は交換機である。チャネルユニット11は送信
系、受信系、接続制御系で構成される。送信系におい
て、30は交換機と接続されたダイヤルパルス変換部、
31はPCM部であり、交換機からの音声信号を所定の
サンプリング速度でデジタルデータに変換すると共に、
受信系で復調したPCMデータをアナログの音声信号に
変換して交換機23に入力する。32はエコーキャンセ
ラ、33はADPCM部、34は音声検出部、35は送
信タイミング生成部、36は多重部であり、制御回線モ
ードにおいて時分割多重方式によりデータを送信する場
合、該データを所定のタイムスロットに挿入するもの、
37はスクランブル部、38は誤訂正符号を付加してI
信号、Q信号を出力するFEC(Foward Eroor Correct
ion)符号化部、39は波形整形フィルタ、40は直交変
調器であり、I信号、Q信号に通信チャネル周波数信号
(搬送波)とこれを900移相した信号をそれぞれ乗算
し、乗算結果を加算することにより直交変換を行ってI
F信号を出力するもの、41は通信チャネルの周波数信
号あるいは制御チャネルの周波数信号を適宜発生するシ
ンセサイザである。
【0006】受信系において、42はAGC回路、43
は通信チャネルの周波数信号あるいは制御チャネルの周
波数信号を適宜発生するシンセサイザ、44は直交検波
器であり、入力されたIF信号に通信チャネル周波数信
号(搬送波)とこれを900移相した信号をそれぞれ乗
算することによりI信号、Q信号を復調するもの、45
は帯域通過フィルタ、46はデジタル復調部、47はA
FC部、48はクロック再生部、49は誤検出訂正を行
うビタビ(Viterbi)復号部、50は受信同期確立部、5
1はデスクランブル部、52は受信タイミング生成部、
53は多重分離部である。接続系において、54は接続
制御部、55、56はHDLC部、57はRS−485
シリアルインタフェース部である。
【0007】発呼側地球局において、交換機より所定の
チャネルユニット11a(図13)に接続要求が入力す
ると、回線接続制御装置21は該チャネルユニット11
aより制御チャネルで制御局2(図12参照)に通信チ
ャネルを要求する。この要求に対して制御局2より通信
チャネルが割り当てられると、回線接続制御装置21は
該通信チャネルの周波数信号がシンセサイザ41(図1
4)から出力されるように制御する。なお、制御局2は
被呼側地球局にも通信チャネルを通知する。ついで、チ
ャネルユニット11aは、交換機より入力した音声信号
等をPCMデータに変換し、スクランブル処理、誤訂正
符号付加処理等を行ってI信号とQ信号に変換する。チ
ャネルユニット設けられた直交変調器40はI信号、Q
信号に通信チャネルの周波数信号(搬送波)とこれを9
0移相した信号をそれぞれ乗算し、乗算結果を加算す
ることにより直交変換を行い、直交変調信号をIF信号
として出力する。
【0008】合成器12(図13)は各チャネルユニッ
ト11a〜11nより出力されたIF信号を合成し、可
変減衰器13は合成信号が所定レベルとなるように減衰
値を制御し、アップコンバータ14は合成信号をRF信
号に周波数変換する。ついで、電力増幅器15は所定レ
ベルまでRF信号を電力増幅し、OMT16を介して空
中線17より通信衛星に向けて放射する。被呼側の地球
局において、回線接続装置21は、通信チャネルが制御
局2より通知されると、着信端末が接続されているチャ
ネルユニットの受信側シンセサイザ43(図14)を制
御して通信チャネル周波数信号を出力させる。かかる状
態で、アンテナ17により受信された受信信号はOMT
16、低雑音増幅器18を介してダウンコンバータ19
に入力する。ダウンコンバータ19は受信信号をIF信
号にダウンコンバージョンし、分配器20は各チャネル
ユニット11a〜11nにIF信号を分配入力する。
【0009】着信端末が交換機を介して接続されたチャ
ネルユニットの直交検波器44は受信信号に通信チャネ
ル周波数信号とこれを900移相した信号をそれぞれ乗
算して直交検波し、しかる後、デジタル復調、誤検出訂
正、デスクランブルし、アナログの音声信号に変換して
交換機に出力する。ところで、地球局においては電波法
およびシステム上その送信電力の安定化が不可欠であ
る。地球局の送信電力安定化を阻害する要因としは、
アンプ(特にアップコンバーターや電力増幅器)の温度
特性によるレベル偏差、周波数特性によるレベル偏差
がある。周波数特性によレベル偏差は、初期調整時に振
幅等化器等を用いて改善できる。一方、のレベル偏差
は、装置の環境の変化(周囲温度)により変動するた
め、以下の送信電力制御方式により改善を図っている。
【0010】第1の方法は、アンプ(増幅器)あるいは
地球局の送信系の温度変化に対する増幅特性を予め取得
して各温度に対するレベル補正値を求めておき、運用時
の周囲温度を温度センサ等により検出し、現温度に対す
レベル補正値を用いて可変減衰器等を用いてレベル制御
を行うものである。この第1の方法によれば、送信出力
状態(送信オン・オフ)に係わらず、送信系の温度特性
を補償出来るが、送信系装置が屋内/屋外に分離された
場合や、屋内であってもその環境状態が変わってしまう
様な場合、温度検出回路、および制御回路等が増加し装
置の小型化を阻害し、また装置構成が複雑化する問題が
ある。第2の方法はアンプ(増幅器)の出力電力を検出
し、基準レベルとの比較を行い、必要な電力値制御を可
変減衰器等を用いて行うものである。図15は第2の方
法によ送信電力制御機能を備えた地球局の構成図であ
り、図13と同一部分には同一符号を付している。図
中、25は電力増幅器15の出力レベルを検出する検波
器、26は送信波数と基準電圧レベルとの対応を記憶す
る変換テーブル回路、27は送信波数に対応する基準電
圧を出力する基準値発生回路、28は検波器25により
検出された検出電圧と基準値圧発生回路27から出力さ
れる基準電圧との差分を出力する比較器である。
【0011】制御回路22は各チャネルユニットの送信
オン・オフを監視しており、IF信号を出力しているチ
ャネルユニット数(送信波数)を変換テーブル回路26
に入力し、変換テーブル回路26は送信波数に応じた基
準電圧値を基準値発生回路27に指示し、基準値発生回
路27は指示された基準電圧を発生する。比較器28は
検波器25により検出された検出電圧と基準電圧との差
分を出力し、可変減衰器13は該差分が零となるように
減衰度を制御する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記第2の方法によれ
ば、実際の送信電力の検出結果をフィードバックして電
力制御を行うため、送信装置の環境状態への配慮は特に
必要ない。しかし、実際の送信電力を検出するには検出
に要する時間、電力増幅器より連続して送信信号を出力
する必要があり、また、その間、送信波数が不変でなく
てはならない。ところが、地球局を構成する各チャネル
ユニットはボイスアクチベーション方式により音声が検
出されている間だけIF信号を出力するものであり、し
かも、送信中のチャネルユニット数もダイナミックに変
化する。このため、第2の方法では送信信号が途切れた
り、あるいは、送信波数が変化して正しい送信電力の測
定ができず、正確なレベル制御ができない問題がある。
【0013】又、時分割多重により短いバースト信号を
送信するTDMAシステム等においては、送信電力検出
に許される時間が非常に短いため、第2の方法では検波
器が正確に送信電力を検出することが困難である。特
に、簡易な検波器を用いて電力を検波しようとすると約
3秒程度の時間が必要であるが、バースト信号は数百ms
ec程度しかなく、正確な送信電力の測定が困難である。
DAMA−SCPC(Demmand Assign Multi Access-Si
ngle Channel Per Carrier)のようなシステムにおいて
使用されるバーストは、非常に短いものであり、このよ
うな短いバーストを用いたシステムにおいて、送信電力
を安定に制御する必要がある。そこで、波数の変化や短
いバーストに対応可能とするために、検出回路を高速に
することが考えられるが、技術的、コスト的な種々の問
題があり、しかも、短いバーストに対応する変換テーブ
ルは複雑な回路を必要としその実現が困難である。
【0014】以上から、本発明の第1の目的は、送信波
数が変化する場合や短いバーストを送信する場合であっ
ても、簡単な構成で送信電力を正しく検出でき、これに
より装置環境(周囲温度等)が変化しても送信電力が設
定レベルとなるようにレベル制御ができる送信電力制御
装置を提供することである。本発明の第2の目的は、送
信系装置が屋内/屋外に分離された場合であっても、簡
単な構成により送信電力が設定レベルとなるように正し
くレベル制御ができる送信電力制御装置を提供すること
である。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的は本発明
によれば、IF信号を出力する複数のチャネルユニッ
ト、各チャネルユニットからのIF信号を合成する合成
器、合成信号レベルを可変するレベル制御回路(可変減
衰器あるいは可変増幅器)、合成信号をRF信号に周波
数変換するアップコンバータ、RF信号を電力増幅する
電力増幅部、電力増幅部の出力レベルを検出する検波
器、基準電圧発生部、制御部、比較器、空中線と同一の
インピーダンス特性を備えた擬似空中線、切換スイッチ
を設け、制御部は全チャネルユニットが未送信の時、切
換スイッチを制御して電力増幅器の出力を擬似空中線に
接続すると共に、所定時間m個のチャネルユニットにI
F信号の送出を指示し、かつ、送信波数mに応じた基準
電圧を基準電圧発生部より発生させ、比較器は検出電圧
と基準電圧との差分を出力し、レベル制御回路は該差分
が零となるように利得制御を行うことにより達成され
る。
【0016】又、上記第1の目的は、本発明によれば、
IF信号を出力する複数のチャネルユニット、各チャネ
ルユニットからのIF信号を合成する合成器、合成信号
レベルを可変するレベル制御回路(可変減衰器あるいは
可変増幅器)、合成信号をRF信号に周波数変換するア
ップコンバータ、RF信号を電力増幅する電力増幅部、
電力増幅部の出力レベルを検出する検波器、基準電圧発
生部、制御部、比較器を備え、制御部は全チャネルユニ
ットが未送信の時、所定チャネルユニットに対して送信
電力制御用IF信号の送出を指示すると共に基準電圧発
生部に基準電圧発生を指示し、該IF信号送出時に比較
器は検出電圧と基準電圧との差分を出力し、レベル制御
回路は該差分が零となるように利得制御を行うことによ
り達成される。
【0017】上記第2の目的は本発明によれば、通信装
置を屋内装置と屋外装置に分離し、屋内装置として、複
数のチャネルユニットと、各チャネルユニットより出力
されるIF信号を合成する合成器と、合成信号を屋外装
置へ送出するための周波数変換を行う周波数変換部と、
周波数変換部の出力信号レベルを可変する可変減衰器等
のレベル制御回路と、増幅器と、増幅器の出力レベルを
検出する検波器と、送信波数に応じた基準電圧を出力す
る基準電圧発生部と、制御部と、比較器と、屋内装置と
同一の入力インピーダンス特性を備えた擬似負荷と、切
換スイッチを設け、制御部は全チャネルユニットが未送
信の時、切換スイッチを制御して増幅器の出力を擬似負
荷に接続すると共に、所定時間m個のチャネルユニット
にIF信号の送出を指示し、かつ、基準電圧発生部から
送信波数mに応じた基準電圧を発生させ、比較器は検出
電圧と基準電圧との差分を出力し、可変減衰器あるいは
可変増幅器は該差分が零となるように減衰度制御あるい
は利得制御を行い、又、屋外装置として、屋内装置から
送信されてくる信号周波数をRF周波数に周波数変換し
てRF信号を出力する周波数変換器と、周波数変換器か
ら出力されるRF信号レベルを可変する可変減衰器等の
レベル制御回路と、レベル制御回路に屋外装置内部の温
度に応じた出力電力補正信号を入力する温度補償回路
と、レベル制御回路から出力される信号を増幅して空中
線に入力する電力増幅器を設け、レベル制御回路は出力
電力補正信号に基づいて利得制御を行うことにより達成
される。
【0018】又、上記第2の目的は、本発明によれば、
通信装置を屋内装置と屋外装置に分離し、屋内装置とし
て、複数のチャネルユニットと、各チャネルユニットよ
り出力されるIF信号を合成する合成器と、合成信号を
屋外装置へ送出するための周波数変換を行う周波数変換
部と、周波数変換部の出力信号レベルを可変する可変減
衰器等のレベル制御回路と、増幅器と、増幅器の出力レ
ベルを検出する検波器と、基準電圧発生部と、制御部
と、比較器を設け、制御部は全チャネルユニットが未送
信の時、所定チャネルユニットに対して送信電力制御用
IF信号の送出を指示し、該IF信号送出時に比較器は
検出電圧と基準電圧との差分を出力し、レベル制御回路
は該差分が零となるようにレベル制御を行い、又、屋外
装置として、屋内装置から送られてくる信号周波数をを
RF周波数に周波数変換してRF信号を出力する周波数
変換器と、周波数変換器から出力されるRF信号レベル
を可変する可変減衰器等のレベル制御回路と、レベル制
御回路に屋外装置内部の温度に応じた出力電力補正信号
を入力する温度補償回路と、レベル制御回路から出力さ
れる信号を増幅して空中線に入力する電力増幅器を設
け、レベル制御回路は出力電力補正信号に基づいて利得
制御を行うことにより達成される。
【0019】
【発明の実施の形態】
(A)第1実施例 (a)構成 図1は本発明の第1実施例である送信電力制御機能を備
えた地球局の構成図であり、送信系のみを示し、受信系
は省略している。61a〜61nはそれぞれ交換機に接
続されたチャネルユニットであり、交換機から入力され
る音声信号等のベースバンド信号で通話チャネル周波数
信号を変調して出力し、あるいは、受信信号より音声信
号を復調して交換機に出力するもの、62は各チャネル
ユニットにおいて変調して得られたIF信号を合成する
合成器、63は合成信号レベルを可変する可変減衰器あ
るいは可変増幅器等のレベル制御回路(以後可変減衰器
として説明する)、64は合成信号周波数をRF周波数
に周波数変換するアップコンバータ、65はアップコン
バータから出力されるRF信号を所要出力に電力増幅す
る電力増幅部、66は空中線(アンテナ)、67は電力
増幅器の出力レベルを検出する検波器である。68は変
換テーブル回路で、図2に示すように送信波数と基準電
圧値との対応を記憶するもの、69は送信波数に応じた
振幅を有する基準電圧を出力する基準値発生回路で、変
換テーブル回路68と基準値発生回路69により基準電
圧発生部が形成される。
【0020】70は検波器により検出された検出電圧と
基準電圧発生部から出力される基準電圧との差分を出力
する比較器、71は空中線と同一のインピーダンス特性
を備えた擬似空中線、72は電力増幅器から出力される
RF信号を空中線66あるいは擬似空中線71に入力す
る切換スイッチ、73は回線接続制御装置、74は回線
接続制御装置内に設けられた制御回路であり、各チャ
ネルユニット61a〜61nに対して出力の可否を指示
すると共に、変換テーブル回路68に送信波数WNを
通知し、又、スイッチ72の切換を制御する。
【0021】(b)送信電力制御の概略 制御部74は全チャネルユニット61a〜61nが未送
信の時、切換スイッチ72を制御して電力増幅器65の
出力を擬似空中線71に接続すると共に、所定数m(m
は1以上の整数)のチャネルユニットにIF信号の送出
を指示し、かつ、mを送信波数として変換テーブル回路
68に入力し、基準値発生回路69より基準電圧を発生
させ、比較器70は検出電圧と基準電圧との差分を出力
し、可変減衰器63は該差分が零となるように減衰度の
制御を行う。
【0022】(c)送信電力制御の詳細 図3は第1実施例における送信電力制御の処理フローで
ある。制御回路74は、図示しないタイマ部に設定され
た「送信電力制御周期:T1」あるいは、「送信電力制
御時間:**時**分、、、、」等の時間になると(ス
テップ101)、全チャネルユニットの使用状態(送信
状態)を確認する(ステップ102)。、いずれかのチ
ャネルユニットが使用(送信)中である場合、その使用
(送信)が終了するのを待つ。全チャネルユニットが使用
(送信)を終了すると、制御回路74は送信電力制御を開
始するために切換スイッチ72を制御して電力増幅器6
5の出力をアンテナ66から擬似空中線71側に切り換
える(ステップ103)。ついで、制御回路74は任意
のm個のチャネルユニットを送出オン状態にしてm個の
チャネルユニットよりIF信号を送出させ(ステップ1
04)、又、mを送信波数として変換テーブル回路68
に出力する(ステップ105)。
【0023】変換テーブル回路68は送信波数mが入力
すると、該送信波数mに応じた送信レベル基準値を出力
し(ステップ106)、基準値発生回路69は送信レベ
ル基準値に応じた基準電圧を比較器70に入力する(ス
テップ107)。又、検波器67は電力増幅器65の出
力レベルを検出して比較器70に入力する。比較器70
は検出電圧と基準電圧との差分を可変減衰器63に出力
し(ステップ109)、可変減衰器63は差分に基づい
て減衰度を制御して出力レベルを調整する(ステップ1
09)。これにより、検出電圧と基準電圧との差分は減
小する。制御回路74は送出電力制御開始後の経過時間
が設定時間になったか監視し(ステップ110)、設定
時間になっていなければ、ステップ108以降の制御を
繰り返す。これにより、検出電圧と基準電圧が等しくな
る。経過時間が設定時間に等しくなれば、制御回路74
は送信電力制御のために送出オン制御したm個のチャネ
ルユニットを送出オフ状態にし、又、切換スイッチ72
を制御して電力増幅器65の出力を擬似空中線71から
アンテナ66に切り換え(ステップ111)、送信電力
制御を終了する。
【0024】以上のように、全チャネルユニットが送出
停止状態になったとき、m個のチャネルユニットを所定
時間送出オン状態にして送信電力制御を行うようにした
から、本来の通信においてTDMA方式により短バース
トを送信する場合であっても、あるいは、送信波数が変
化する場合であっても、確実に送信電力を検出して所定
の出力が得られるように可変減衰器の減衰度を制御する
ことができる。又、図15の従来例に擬似空中線と切換
スイッチを追加するだけで簡単な構成により周囲温度等
の環境が変化しても正しく送信電力制御を行うことがで
きる。なお、図1ではレベル制御回路として可変減衰器
を用いた場合について説明したが可変増幅器を設け、検
出電圧と基準電圧が等しくなるように利得を制御するよ
うに構成することもできる。
【0025】(B)第2実施例 (a)概略 第1実施例では送信電力制御時にアンテナと同一の入力
インピーダンスを備えた擬似空中線に電力増幅器を接続
して電力を消費させると共に、送信電力が設定出力と等
しくなるように可変減衰器の減衰度を制御した場合であ
る。しかし、擬似空中線を用いずに、送信電力制御時に
1つのチャネルユニットのみ送出オン状態にし、該チャ
ネルユニットよりシステム上許容されている空きチャネ
ル(送信電力制御用チャネル)の周波数を有するIF信
号を出力させ、電力増幅器で増幅してアンテナより放射
すると共に、送信電力が設定出力と等しくなるように可
変減衰器の減衰度を制御するように構成することもでき
る。
【0026】(b)構成 図4は本発明の第2実施例である送信電力制御機能を備
えた地球局の構成図であり、送信系のみを示し、受信系
は省略している。又、図1の第1実施例と同一部分には
同一符号を付している。第2実施例において第1実施例
と異なる点は、 擬似空中線、切換スイッチ、変換テーブル回路を除去
した点、 送信電力制御時に1つのチャネルユニット(たとえば
チャネルユニット61a)のみ送出オン状態にし、該チ
ャネルユニット61aよりシステム上許容されている空
きチャネル(送信電力制御用チャネル)の周波数を有す
るIF信号を送出させる点、 送信電力制御時、基準値発生回路69が送信波数m=
1に応じた基準電圧を出力する点、 制御回路74内に送信信号検出部74aを設け、各チ
ャネルユニットにおける送信終了を検出するようにした
点、 制御回路74内に信号送出要求部74bを設け、送信
電力制御時に所定のチャネルユニット(チャネルユニッ
ト61a)に対して送信電力制御用チャネルでIF信号
の送出を指示し、かつ、基準値発生回路69に基準電圧
発生を指示するようにした点である。送信電力制御用チ
ャネルは通信チャネル、制御チャネルとして使用される
ことがないチャネルであり、換言すれば、送信電力制御
に際してのみ使用する空きチャネルで、所定の周波数が
割り当てられている。
【0027】(c)送信電力制御 図5は第2実施例における送信電力制御の処理フローで
ある。制御回路74は、図示しないタイマ部に設定され
た「送信電力制御周期:T1」あるいは、「送信電力制
御時間:**時**分、、、、」等の時間になると(ス
テップ201)、全チャネルユニットの使用状態(送信
状態)を確認する(ステップ202)。いずれかのチャ
ネルユニットが使用(送信)中である場合、その使用(送
信)が終了するのを待つ。全チャネルユニットが使用(送
信)を終了すると、制御回路74は送信電力制御を開始
するために、所定の1つのチャネルユニット(たとえば
チャネルユニット61a)に対して、送信電力制御用チ
ャネルでダミーデータの送出を指示する(強制信号送出
命令、ステップ203)。又、制御回路74は基準値発
生回路69にトリガ信号を入力する(ステップ20
4)。トリガ信号が入力すると、基準値発生回路69は
送信波数1に応じた基準電圧を比較器70に出力する
(ステップ205)。又、検波器67は電力増幅器65
の出力レベルを検出して比較器70に入力する。
【0028】比較器70は検出電圧と基準電圧との差分
を可変減衰器63に出力し(ステップ206)、可変減
衰器63は差分に基づいて減衰度を制御して出力レベル
を調整する(ステップ207)。これにより、検出電圧
と基準電圧との差分は減小する。制御回路74は送出電
力制御開始後の経過時間が設定時間になったか監視し
(ステップ208)、設定時間になっていなければ、ス
テップ206以降の制御を繰り返す。これにより、検出
電圧と基準電圧が等しくなる。経過時間が設定時間に等
しくなれば、制御回路74は送信電力制御のために送出
オン制御したチャネルユニット61aを送出オフ状態に
し(ステップ209)、送信電力制御を終了する。以上
のように、全チャネルユニットが送出停止状態になった
とき、所定の1つのチャネルユニットを所定時間送出オ
ン状態にして送信電力制御用チャネルでIF信号を送出
させ、送信電力制御を行うようにしたから、本来の通信
においてTDMA方式により短バーストを送信する場合
であっても、あるいは、送信波数が変化する場合であっ
ても、確実に送信電力を検出して所定の出力が得られる
ように可変減衰器の減衰度を制御することができる。
又、第1実施例のように擬似空中線や切換スイッチ、変
換テーブル回路が不要であり、簡単な構成で周囲温度等
の環境が変化しても正しく送信電力制御を行うことがで
きる。
【0029】(d)変形例 (d-1) 第1変形例 以上ではレベル制御回路として可変減衰器を用いた場合
について説明したが可変増幅器を設け、検出電圧と基準
電圧が等しくなるように利得制御するように構成するこ
ともできる。 (d-2) 第2変形例 又、以上では、送信電力制御時において1つのチャネル
ユニットのみ送出オン制御した場合であるが、一般にm
(1以上の整数)個であってもよく、この場合には基準
値発生回路より送信波数mに応じた基準電圧を出力する
ようにする。
【0030】(d-3) 更に、以上では、制御回路74が
全チャネルユニットの送信終了を確認して、送信電力制
御を行うようにしているが、制御地球局が各地球局を構
成する全チャネルユニットの送信終了を監視し、制御地
球局より各地球局に送信電力制御可能を通知するように
構成することもできる。すなわち、地球局が制御地球局
からの指示に従って相手地球局と通信するシステム構成
において、制御地球局は各地球局の全チャネルユニット
が未送信状態になったことを監視できる。そこで、制御
地球局が所定地球局の全チャネルユニットが未送信状態
になったことを検出した時、該地球局の制御回路に制御
チャネルを介して送信電力制御可能を通知し、制御回路
は該通知に基づいて所定チャネルユニットに送信電力制
御用IF信号の送出を指示するように構成することもで
きる。このようにすれば、制御回路の構成を簡単にする
ことができる。
【0031】(C)第3実施例 (a)概略 第1、第2実施例では、地球局がすべて屋内に設けられ
た場合である。ところで、最近多く見られるVSAT
(Very Small Aperture Terminal)システムに代表され
る地球局は、設置の容易さから送受信部を屋外装置とし
て防滴構造の筐体に入れ、屋内装置にチャネルユニット
等を配設する構成になっている。このように、屋外装置
と屋内装置に分離した構成においては、それぞれの装置
で周囲温度等の環境変化に対して所定の出力が得られる
ように制御する必要がある。そこで、第3実施例では、
屋内装置では増幅器の出力を検出して基準レベルとの
比較を行い、必要な電力値制御を可変減衰器で行うよう
にし、屋外装置では電力増幅器等の温度変化に対する
増幅特性を予め取得して各温度に対するレベル補正値を
求めておき、運用時の周囲温度を温度センサ等により検
出し、現温度に対すレベル補正値を用いて可変減衰器等
を用いてレベル制御を行うようにする。
【0032】(b)構成 図6は屋外装置と屋内装置に分離され、かつ、送信電力
制御機能を備えた本発明の地球局の構成図であり、80
は屋内装置、90は屋外装置、100はアンテナであ
る。屋内装置80には、音声信号等のベースバンド信号
により所定周波数の搬送波を変調して得られたIF信号
を出力する複数のチャネルユニット801〜80nと、
各チャネルユニットより出力されるIF信号を合成する
合成器80bと、合成信号を屋外装置へ送出するための
周波数変換を行う周波数変換部80cと、周波数変換部
の出力信号レベルを可変する可変減衰器または可変増幅
器等のレベル制御回路(可変減衰器として説明する)8
0dと、可変減衰器からの出力を増幅する増幅器80e
と、増幅器の出力レベルを検出する検波器80fと、送
信電力制御時における送信波数mに応じた基準電圧を発
生する基準値発生回路80gと、検波器により検出され
た検出電圧と基準電圧発生部から出力される基準電圧と
の差分を出力する比較器80hと、屋外装置90と同一
のインピーダンス特性を備えた擬似負荷80iと、増幅
器から出力される信号を屋外装置90あるいは擬似負荷
80iに入力する切換スイッチ80jと、回線接続制御
装置81が設けられている。回線接続制御装置81に
は、チャネルユニット801〜80nに対して出力の
可否を指示すると共に、基準値発生回路80gに基準
電圧発生を指示し、かつ、切換スイッチ80jの切り
換えを制御する制御回路82が設けられている。
【0033】又、屋外装置90には、屋内装置80から
送信されてくる信号周波数をRF周波数に周波数変換し
てRF信号を出力する周波数変換器91と、周波数変換
器から出力されるRF信号レベルを可変する可変減衰器
または可変増幅器等のレベル制御回路(可変減衰器とし
て説明する)92と、可変減衰器に屋外装置内部の温度
に応じた出力電力補正信号を入力する温度補償回路93
と、可変減衰器から出力される信号を増幅してアンテナ
100に入力する電力増幅器94a設けられている。
【0034】(c)送信電力制御 (c-1)屋内装置 制御回路82は、予め設定された「送信電力制御周期:
T1」あるいは、「送信電力制御時間:**時**
分、、、、」等の時間になると、全チャネルユニット8
1〜80nの使用状態(送信状態)を確認する。全チャネ
ルユニットが送信停止状態にあれば、制御回路82は切
換スイッチ80jを制御して増幅器80eの出力を屋外
装置から擬似負荷80i側に切り換える。ついで、制御
回路82は所定数m(mは1以上の整数)のチャネルユ
ニットを送出オン状態にしてIF信号を送出させると共
に、基準値発生回路80gにトリガ信号を入力する。
【0035】トリガ信号が入力すると、基準値発生回路
80gは送信波数mに応じた基準電圧を比較器80hに
出力する。又、検波器80fは増幅器80eの出力レベ
ルを検出して比較器80hに入力する。比較器80hは
検出電圧と基準電圧との差分を可変減衰器80dに出力
し、可変減衰器80dは差分に基づいて減衰度を制御し
て出力レベルを調整する。これにより、検出電圧と基準
電圧との差分は減小する。制御回路82は送出電力制御
開始後の経過時間が設定時間になったか監視し、設定時
間になっていなければ上記フィードバックによるレベル
制御が継続し、検出電圧と基準電圧が等しくなる。経過
時間が設定時間に等しくなれば、制御回路82は送信電
力制御のために送出オン制御したm個のチャネルユニッ
トを送出オフ状態にすると共に、切換スイッチ80jを
制御して増幅器80eの出力を擬似負荷80iから屋外
装置90に切り換え、送信電力制御を終了する。
【0036】(c-2) 屋外装置 屋外装置90においては、図7に示すように常温t0
おいて出力電力L0が出力し、温度によって実線で示す
ように出力レベルが変化する。屋外装置90がこのよう
な温度特性を備えている場合、温度によらず出力L0
一定にするためには、点線で示すように可変減衰器92
の減衰度(利得)を制御すれば良い。そこで、温度補償
回路93は予め内蔵の温度補償テーブルに温度と減衰度
の対応を記憶しておき、現在の周囲温度に応じた減衰度
をテーブルより求めて可変減衰器92に入力して温度に
よらず一定の出力が得られるように制御する。図8は温
度補償回路93の構成図であり、93aは温度補償テー
ブル、93bは温度検出部、93cはAD変換器、93
dはレベル制御部である。以上のようにすれば、地球局
が屋外装置と屋内装置に分離している場合であっても、
屋内装置は全チャネルユニットが送出停止状態になっ
たとき、所定のm個のチャネルユニットを所定時間送出
オン状態にしてIF信号を送出させ、送信電力を擬似負
荷で消費させながら送信電力制御を行うようにしたか
ら、本来の通信においてTDMA方式により短バースト
を送信する場合であっても、あるいは、送信波数が変化
する場合であっても、確実に所定の出力が得られるよう
に制御することができ、しかも、屋外装置は常時温度
補償テーブルを用いて送信電力制御を行うようにしたか
ら、全体的に周囲温度等の環境が変化しても設定電力が
得られるように制御することができる。
【0037】(d)変形例 図6の第3実施例では可変減衰器80dを各チャンネル
ユニット801〜80nに共通に1つ周波数変換器80c
の後段に設けた例であるが、可変減衰器を各チャネル内
に個々に設けるように構成することもできる。このよう
にすれば、各チャネルユニット毎に可変減衰器の減衰度
を決定できるため、各チャネルユニットに特性について
のバラツキがあっても高精度に送信出力が設定出力とな
るように制御することができる。
【0038】図9は可変減衰器を各チャネル内に個々に
設ける場合の構成図、図10はチャネルユニットの構成
図であり、図6の第3実施例と同一部分には同一符号を
付している。図9において、図6の第3実施例と異なる
点は、可変減衰器を個々のチャネルユニット内に設け
た点、比較器80hから出力される差分を制御回路8
2を介してチャネルユニット内の可変増幅器に入力して
いる点である。図10において、85は図14に示す構
成を有する変調部、86は可変減衰器、87は可変減衰
器の出力信号を増幅して合成部80bに入力する増幅器
である。送信電力制御に際して、制御回路82は、予め
設定された「送信電力制御周期:T1」あるいは、「送
信電力制御時間:**時**分、、、、」等の時間にな
ると、全チャネルユニット801〜80nの使用状態(送
信状態)を確認する。全チャネルユニットが送信停止状
態にあれば、制御回路82は切換スイッチ80jを制御
して増幅器80eの出力を屋外装置側から擬似負荷80
i側に切り換える。ついで、制御回路82は第1のチャ
ネルユニット801を送出オン状態にしてIF信号を送
出させると共に、基準値発生回路80gにトリガ信号を
入力する。
【0039】トリガ信号が入力すると、基準値発生回路
80gは送信波数m=1に応じた基準電圧を比較器80
hに出力する。又、検波器80fは増幅器80eの出力
レベルを検出して比較器80hに入力する。比較器80
hは検出電圧と基準電圧との差分を制御回路82に入力
し、制御回路82は該差分をチャネルユニット801
可変減衰器86(図10)に入力する。可変減衰器86
は該差分に基づいて減衰度を制御して出力レベルを調整
する。これにより、検出電圧と基準電圧との差分は減小
する。制御回路82は送出電力制御開始後の経過時間が
設定時間になったか監視し、設定時間になっていなけれ
ば上記フィードバックによるレベル制御が継続し、検出
電圧と基準電圧が等しくなる。
【0040】経過時間が設定時間に等しくなれば、制御
回路82は送信電力制御のために送出オン制御したチャ
ネルユニット801を送出オフ状態にすると共に、切換
スイッチ80jを制御して増幅器80eの出力を擬似負
荷80iから屋外装置90に切り換え、送信電力制御を
終了する。以後、送信電力制御に際して、制御回路82
は送信オン制御するチャネルユニットを順次切り換えて
各チャネルユニットの可変減衰器の減衰度を制御する。
以上のように、各チャネルユニットに可変減衰器を設
け、それぞれの可変減衰器の出力レベルが設定レベルと
なるように減衰度を制御するようにしたから、チャネル
ユニットに特性上のバラツキがあっても正確に送信電力
制御ができる。
【0041】(D)第4実施例 (a)概略 第3実施例では、屋内装置80に屋外装置90と同一の
インピーダンス特性を有する擬似負荷80iを設け、送
信電力制御時に擬似負荷80iに増幅器80eを接続し
て電力を消費させると共に、送信電力が設定出力と等し
くなるように可変減衰器80dの減衰度を制御した場合
である。しかし、擬似負荷を用いずに、送信電力制御時
に1つのチャネルユニットのみ送出オン状態にし、該チ
ャネルユニットよりシステム上許容されている空きチャ
ネル(送信電力制御用チャネル)の周波数を有するIF
信号を出力させ、増幅器で増幅して屋外装置に送出する
と共に、送信電力が設定出力と等しくなるように可変減
衰器の減衰度を制御するように構成することもできる。
【0042】(b)構成 図11は本発明の第4実施例である送信電力制御機能を
備えた地球局の構成図であり、図6の第3実施例と同一
部分には同一符号を付している。第4実施例におい図6
の第3実施例と異なる点は、 擬似負荷、切換スイッチを除去した点、 送信電力制御時に1つのチャネルユニット(たとえば
チャネルユニット80 1)のみ送出オン状態にし、該チ
ャネルユニット801よりシステム上許容されている空
きチャネル(送信電力制御用チャネル)の周波数を有す
るIF信号を送出させる点、 送信電力制御時、基準値発生回路69が送信波数m=
1に応じた基準電圧を出力する点である。なお、送信電
力制御用チャネルは、通信チャネル、制御チャネルとし
て使用されることがないチャネルであり、換言すれば、
送信電力制御に際してのみ使用する空きチャネルで所定
の周波数が割り当てられている。
【0043】(c)屋内装置の送信電力制御 制御回路82は、図示しないタイマ部に設定された「送
信電力制御周期:T1」あるいは、「送信電力制御時
間:**時**分、、、、」等の時間になると、全チャ
ネルユニット801〜80nの使用状態(送信状態)を確
認する。全チャネルユニットが送信停止状態にあれば、
制御回路82は送信電力制御を開始するために、所定の
1つのチャネルユニット(たとえばチャネルユニット8
1)に対して、送信電力制御用チャネルでダミーデー
タの送出を指示する(強制信号送出命令)。又、制御回
路82は基準値発生回路80gにトリガ信号を入力す
る。トリガ信号が入力すると、基準値発生回路80gは
送信波数1に応じた基準電圧を比較器80hに出力す
る。又、検波器80fは増幅器80eの出力レベルを検
出して比較器80hに入力する。
【0044】比較器80hは検出電圧と基準電圧との差
分を可変減衰器80dに出力し、可変減衰器80dは差
分に基づいて減衰度を制御して出力レベルを調整する。
これにより、検出電圧と基準電圧との差分は減小する。
制御回路82は送出電力制御開始後の経過時間が設定時
間になったか監視し、設定時間になっていなければ上記
フィードバックによるレベル制御が継続し、検出電圧と
基準電圧が等しくなる。経過時間が設定時間に等しくな
れば、制御回路82は送信電力制御のために送出オン制
御したチャネルユニット801を送出オフ状態にし、送
信電力制御を終了する。
【0045】なお、屋外装置90は第3実施例と同様の
方法で送信電力制御を行う。以上のように、全チャネル
ユニットが送出停止状態になったとき、所定の1つのチ
ャネルユニットを所定時間送出オン状態にして送信電力
制御用チャネルでIF信号を送出させ、送信電力制御を
行うようにしたから、本来の通信においてTDMA方式
により短バーストを送信する場合であっても、あるい
は、送信波数が変化する場合であっても、確実に送信電
力を検出して所定の出力が得られるように可変減衰器の
減衰度を制御することができる。又、第3実施例のよう
に擬似負荷や切換スイッチが不要であり、簡単な構成で
周囲温度等の環境が変化しても正しく送信電力制御を行
うことができる。以上では、レベル制御回路として可変
減衰器を用いた場合について説明したが可変増幅器を用
いることもできる。以上、本発明を実施例により説明し
たが、本発明は請求の範囲に記載した本発明の主旨に従
い種々の変形が可能であり、本発明はこれらを排除する
ものではない。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、全
チャネルユニットが送出停止状態になった時、電力増幅
器の出力をアンテナより擬似空中線に切り換え接続する
と共に、所定数m(mは1以上の整数)のチャネルユニ
ットにIF信号の送出を指示し、かつ、送信波数mに応
じた基準電圧を発生し、可変減衰器あるいは可変増幅器
は検出電圧と基準電圧との差分が零となるように減衰度
制御あるいは利得制御を行うように構成したから、本来
の通信においてTDMA方式により短バーストを送信す
る場合であっても、あるいは、送信波数が変化する場合
であっても、送信電力制御時に信号が途絶えたり、送信
波数が変換することがなく、確実に送信電力を検出して
所定の出力が得られるように制御することができる。
又、本発明によれば従来の構成に擬似空中線と切換スイ
ッチを追加するだけで簡単な構成で、周囲温度等の環境
が変化しても正しく送信電力制御を行うことができる。
【0047】本発明によれば、全チャネルユニットが送
出停止状態になったとき、所定の1つのチャネルユニッ
トを所定時間送出オン状態にして送信電力制御用チャネ
ルでIF信号を送出させ、送信電力制御を行うようにし
たから、本来の通信においてTDMA方式により短バー
ストを送信する場合であっても、あるいは、送信波数が
変化する場合であっても、送信電力制御時に信号が途絶
えたり、送信波数が変換することがなく、確実に送信電
力を検出して所定の出力が得られるように制御すること
ができる。又、本発明によれば擬似空中線や切換スイッ
チ、変換テーブル回路が不要であり、簡単な構成で周囲
温度等の環境が変化しても正しく送信電力制御を行うこ
とができる。
【0048】本発明によれば、予め設定された周期ある
いは時刻に全チャネルの送信停止状態を確認して送信電
力制御を行うようにしたから、本来の通信に影響を与え
ることなく送信電力制御を行うことができる。本発明に
よれば、制御地球局からの指示に従って相手地球局と更
新する場合、制御地球局は所定地球局の全チャネルユニ
ットが未送信状態になった時、該地球局の制御部に送信
電力制御可能を通知し、地球局の制御部は該通知に基づ
いて送信電力制御を行うように構成したから、制御部の
負荷軽減できる。
【0049】本発明によれば、地球局を屋内装置と屋外
装置で構成する場合、屋内装置は全チャネルユニットが
送出停止状態になったとき、所定のm個のチャネルユニ
ットを所定時間送出オン状態にしてIF信号を送出さ
せ、送信電力を擬似負荷で消費させながら送信電力制御
を行うようにし、又、屋外装置は常時温度補償テーブル
を用いて送信電力制御を行うようにしたから、全体的に
周囲温度等の環境が変化しても確実に所定の出力が得ら
れるように制御することができる。又、本来の通信にお
いてTDMA方式により短バーストを送信する場合であ
っても、あるいは、送信波数が変化する場合であって
も、送信電力制御時に信号が途絶えたり、送信波数が変
換することがなく、確実に送信電力を検出して所定の出
力が得られるように制御することができる。
【0050】本発明によれば、地球局を屋内装置と屋外
装置で構成する場合、屋内装置は全チャネルユニットが
送出停止状態になったとき、所定の1つのチャネルユニ
ットを所定時間送出オン状態にして送信電力制御用チャ
ネルでIF信号を送出させ、かかる状態で送信電力制御
を行うようにし、又、屋外装置は常時温度補償テーブル
を用いて送信電力制御を行うようにしたから、全体的に
周囲温度等の環境が変化しても確実に所定の出力が得ら
れるように制御することができる。又、本来の通信にお
いてTDMA方式により短バーストを送信する場合であ
っても、あるいは、送信波数が変化する場合であって
も、送信電力制御時に信号が途絶えたり、送信波数が変
換することがなく、確実に送信電力を検出して所定の出
力が得られるように制御することができる。更に、本発
明によれば、各チャネルユニットに可変減衰器を設け、
それぞれの可変減衰器の出力レベルが設定レベルとなる
ように減衰度を制御するようにしたから、チャネルユニ
ット間に特性上のバラツキがあっても正確に送信電力制
御ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の構成図である。
【図2】変換テーブルの記憶内容説明図である。
【図3】第1実施例の送信電力制御の処理フローであ
る。
【図4】本発明の第2実施例の構成図である。
【図5】第2実施例の送信電力制御の処理フローであ
る。
【図6】第3実施例の構成図である。
【図7】屋外装置の送信電力制御説明図である。
【図8】温度補償回路の構成図である。
【図9】第3実施例の変形例である。
【図10】変形例におけるチャネルユニットの構成図で
ある。
【図11】第4実施例の構成図である。
【図12】衛星通信システムの構成図である。
【図13】地球局の構成図である。
【図14】チャネルユニットの構成図である。
【図15】従来の送信電力制御機能を備えた地球局の構
成図である。
【符号の説明】 61a〜61n・・チャネルユニット 62・・合成器 63・・可変減衰器 64・・アップコンバータ 65・・電力増幅器 66・・アンテナ 67・・検波器 68・・変換テーブル回路 69・・基準値発生回路 70・・比較器 71・・擬似空中線 74・・制御回路

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースバンド信号で所定周波数の搬送波
    を変調して得られるIF信号を出力する複数のチャネル
    ユニットと各チャンネルユニットから出力されるIF信
    号を合成して空中線より放射する通信装置の送信電力制
    御装置において、 前記複数のチャネルユニットより出力されるIF信号を
    合成する合成器、 合成信号レベルを可変する可変減衰器あるいは可変増幅
    器、 合成信号周波数をRF周波数に周波数変換してRF信号
    を出力するするアップコンバータ、 RF信号を電力増幅する電力増幅部、 電力増幅部の出力レベルを検出する検波器、 送信波数と基準電圧レベルとの対応を記憶し、送信波数
    に対応する基準電圧を出力する基準電圧発生部、 チャネルユニットに対して出力の可否を指示すると共
    に、基準電圧発生部に送信波数を通知する制御部、 検波器により検出された検出電圧と基準電圧発生部から
    出力される基準電圧との差分を出力する比較器、 空中線と同一のインピーダンス特性を備えた擬似空中
    線、 電力増幅器から出力されるRF信号を空中線あるいは擬
    似空中線に入力する切換スイッチを備え、 前記制御部はいずれのチャネルユニットもIF信号を送
    出していない時、前記切換スイッチを制御して電力増幅
    器の出力を擬似空中線に接続すると共に、所定時間m個
    (mは1以上の整数)のチャネルユニットにIF信号の
    送出を指示し、かつ、送信波数としてmを基準電圧発生
    部に通知し、基準電圧発生部は送信波数に応じた基準電
    圧を発生し、比較器は検出電圧と基準電圧との差分を出
    力し、可変減衰器あるいは可変増幅器は該差分が零とな
    るように減衰度制御あるいは利得制御を行うことを特徴
    とする送信電力制御装置。
  2. 【請求項2】 前記制御部は、タイマ手段を備え、設定
    時刻において各チャネルユニットの送信状態を調べ、全
    チャネルユニットの未送信状態を確認した上で、切換ス
    イッチを制御して電力増幅器を擬似空中線に接続し、し
    かる後、m個のチャネルユニットがIF信号を送出する
    ように制御することを特徴とする請求項1記載の送信電
    力制御装置。
  3. 【請求項3】 ベースバンド信号により所定周波数の搬
    送波を変調して得られるIF信号を出力する複数のチャ
    ネルユニットと各チャンネルユニットから出力されるI
    F信号を合成して空中線より放射する通信装置の送信電
    力制御装置において、 前記複数のチャネルユニットより出力されるIF信号を
    合成する合成器、 合成信号レベルを可変する可変減衰器あるいは可変増幅
    器、 合成信号周波数をRF周波数に周波数変換してRF信号
    を出力するアップコンバータ、 RF信号を電力増幅する電力増幅部、 電力増幅部の出力レベルを検出する検波器、 予め設定された基準電圧を出力する基準電圧発生部、 チャネルユニットに対して出力の可否を指示すると共
    に、基準電圧発生部に基準電圧の発生を指示する制御
    部、 検波器により検出された検出電圧と基準電圧発生部から
    出力される基準電圧との差分を出力する比較器を備え、 前記制御部は全チャネルユニットがIF信号を送信して
    いない時、所定チャネルユニットに対して送信電力制御
    用IF信号の送出を指示し、該IF信号送出時に比較器
    は検出電圧と基準電圧との差分を出力し、可変減衰器あ
    るいは可変増幅器は該差分が零となるように減衰度制御
    あるいは利得制御を行うことを特徴とする送信電力制御
    装置。
  4. 【請求項4】 前記制御部は、タイマ手段を備え、設定
    時刻において各チャネルユニットの送信状態を調べ、全
    チャネルユニットの未送信状態を確認した上で所定チャ
    ネルユニットに対して送信電力制御用IF信号の送出を
    指示することを特徴とする請求項3記載の送信電力制御
    装置。
  5. 【請求項5】 前記通信装置が通信衛星を介して相手と
    通信する地球局を構成し、制御地球局からの指示に従っ
    て相手地球局と更新する場合、 制御地球局は所定地球局の全チャネルユニットが未送信
    状態になった時、該地球局の制御部に送信電力制御可能
    を通知し、 制御部は該通知に基づいて所定チャネルユニットに送信
    電力制御用IF信号の送出を指示することを特徴とする
    請求項4記載の送信電力制御装置。
  6. 【請求項6】 ベースバンド信号により所定周波数の搬
    送波を変調して得られたIF信号を出力する複数のチャ
    ネルユニットと各チャンネルユニットから出力されるI
    F信号を合成して空中線より放射する通信装置の送信電
    力制御装置において、 通信装置を屋内装置と屋外装置に分離し、 屋内装置として、 前記複数のチャネルユニットと、 各チャネルユニットより出力されるIF信号を合成する
    合成器と、 合成信号を屋外装置へ送出するための周波数変換を行う
    周波数変換部と、 周波数変換部の出力信号レベルを可変する可変減衰器ま
    たは可変増幅器と、 可変減衰器あるいは可変増幅器からの出力を増幅する増
    幅器と、 増幅器の出力レベルを検出する検波器と、 送信波数に応じた基準電圧を出力する基準電圧発生部
    と、 チャネルユニットに対して出力の可否を指示すると共
    に、基準電圧発生部に送信波数を通知する制御部と、 検波器により検出された検出電圧と基準電圧発生部から
    出力される基準電圧との差分を出力する比較器と、 屋外装置と同一のインピーダンス特性を備えた擬似負荷
    と、 増幅器から出力される信号を屋外装置あるいは擬似負荷
    に入力する切換スイッチを備え、 前記制御部は全チャネルユニットが未送信の時、前記切
    換スイッチを制御して増幅器の出力を擬似負荷に接続す
    ると共に、所定数m(mは1以上の整数)のチャネルユ
    ニットにIF信号の送出を指示し、かつ、送信波数とし
    てmを基準電圧発生部に通知し、基準電圧発生部は送信
    波数に応じた基準電圧を発生し、比較器は検出電圧と基
    準電圧との差分を出力し、可変減衰器あるいは可変増幅
    器は該差分が零となるように減衰度制御あるいは利得制
    御を行い、 屋外装置として、 屋内装置から送信されてくる信号周波数をRF周波数に
    周波数変換してRF信号を出力する周波数変換器と、 周波数変換器から出力されるRF信号レベルを可変する
    可変減衰器または可変増幅器と、 可変減衰器あるいは可変増幅器に屋外装置内部の温度に
    応じた出力電力補正信号を入力する温度補償回路と、 可変減衰器あるいは可変増幅器から出力される信号を増
    幅して空中線に入力する電力増幅器を設け、 可変減衰器または可変増幅器は出力電力補正信号に基づ
    いて減衰度制御あるいは利得制御を行うこと特徴とする
    送信電力制御装置。
  7. 【請求項7】 屋内装置に設けた前記可変減衰器あるい
    は可変増幅器を削除して代わりに各チャネルユニットに
    対応して可変減衰器または可変増幅器を設け、 前記波数mを1にして所定のチャンネルユニットよりI
    F信号を送出し、該IF信号送出時において前記比較部
    から出力される差分信号を制御部を介して前記チャンネ
    ルユニットの可変減衰器または可変増幅器に入力し、順
    次IF信号を送出するチャンネルユニットを切り換える
    ことを特徴とする請求項6記載の送信電力制御装置。
  8. 【請求項8】 ベースバンド信号により所定周波数の搬
    送波を変調して得られたIF信号を出力する複数のチャ
    ネルユニットと各チャンネルユニットから出力されるI
    F信号を合成して空中線より放射する通信装置の送信電
    力制御装置において、 通信装置を屋内装置と屋外装置に分離し、 屋内装置として、 前記複数のチャネルユニットと、 各チャネルユニットより出力されるIF信号を合成する
    合成器と、 合成信号を屋外装置へ送出するための周波数変換を行う
    周波数変換部と、 周波数変換部の出力信号レベルを可変する可変減衰器ま
    たは可変増幅器と、 可変減衰器あるいは可変増幅器からの出力を増幅する増
    幅器と、 増幅器の出力レベルを検出する検波器と、 予め設定された基準電圧を出力する基準電圧発生部と、 チャネルユニットに対して出力の可否を指示すると共
    に、基準電圧発生部に基準電圧の発生を指示する制御部
    と、 検波器により検出された検出電圧と基準電圧発生部から
    出力される基準電圧との差分を出力する比較器を設け、 前記制御部は全チャネルユニットが未送信の時、所定チ
    ャネルユニットに対して送信電力制御用IF信号の送出
    を指示し、該IF信号送出時に比較器は検出電圧と基準
    電圧との差分を出力し、可変減衰器あるいは可変増幅器
    は該差分が零となるように減衰度制御あるいは利得制御
    を行い、 屋外装置として、 屋内装置から送られてくる信号周波数ををRF周波数に
    周波数変換してRF信号を出力する周波数変換器と、 周波数変換器から出力されるRF信号レベルを可変する
    可変減衰器または可変増幅器と、 可変減衰器あるいは可変増幅器に屋外装置内部の温度に
    応じた出力電力補正信号を入力する温度補償回路と、 可変減衰器あるいは可変増幅器から出力される信号を増
    幅して空中線に入力する電力増幅器を設け、 可変減衰器または可変増幅器は出力電力補正信号に基づ
    いて減衰度制御あるいは利得制御を行うこと特徴とする
    送信電力制御装置。
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