JPH09319285A - プロセスユニット - Google Patents

プロセスユニット

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JPH09319285A
JPH09319285A JP8137306A JP13730696A JPH09319285A JP H09319285 A JPH09319285 A JP H09319285A JP 8137306 A JP8137306 A JP 8137306A JP 13730696 A JP13730696 A JP 13730696A JP H09319285 A JPH09319285 A JP H09319285A
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roller
developing roller
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photosensitive drum
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裕之 迫
Hiroyuki Hamakawa
博幸 濱川
Masaru Watanabe
優 渡辺
Yukifumi Terada
幸史 寺田
Hirotsugu Ogawa
広貢 小川
Masanobu Maejima
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 かぶりの存在しない、十分良好な画像を安定
して得ると共に、製造コストを低減し、十分コンパクト
化すること。 【解決手段】 感光体ドラム42を備えた感光体ユニッ
ト40と、現像ハウジング51内に配設された現像ロー
ラ53を有する現像ユニット50と、現像ユニット50
を感光体ユニット40に対して揺動自在に支持する支持
軸手段5とを含むプロセスユニット4。現像ローラ53
は、現像域においてその表面が感光体ドラム42に圧接
されるよう配設されている。感光体ドラム42及び現像
ローラ53は、現像域において、それぞれの表面が共に
下から上に向かって移動するよう回転駆動させられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、静電複写機、レー
ザプリンタ等の画像形成機に離脱自在に装着されるプロ
セスユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】上記形態のプロセスユニットの一典型例
は、露光手段により表面に静電潜像が形成される感光体
ドラムを備えた感光体ユニットと、現像剤が収容された
現像ハウジング及び現像ハウジング内に配設された現像
ローラを有する現像ユニットと、現像ユニットを、感光
体ユニットに対して揺動自在に支持する支持軸手段とを
含んでいる。現像ローラは、現像域においてその表面が
感光体ドラムの表面に圧接されるよう配設されて、現像
域において感光体ドラムの表面に形成された静電潜像に
現像剤を供給するよう構成されている。現像剤としては
非磁性一成分現像剤が使用されている。
【0003】上記形態のプロセスユニットにおいて、転
写位置が感光体ドラムの上方に規定された場合、すなわ
ち複写紙が感光体ドラムの上方をその接線方向に移動す
るよう規定された場合には、感光体ドラムは、現像域に
おいて、その表面が下から上に向かって移動するよう回
転駆動させられる。また現像ローラは、現像域におい
て、その表面が、感光体ドラムの移動方向とは逆に、上
から下に向かって移動するよう回転駆動させられる。現
像ローラの周表面に保持される現像剤量を規制する現像
剤規制手段は現像ローラの上側に配設される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかして、上記形態の
プロセスユニットを実用化するに当たっては、次のよう
な技術的課題を解決する必要がある。第1に、かぶりの
存在しない、十分良好な画像を安定して得ることであ
る。上記従来のプロセスユニットにおいては、現像ロー
ラは一般に弾性材料、すなわちウレタンゴム等の合成ゴ
ム材によって構成されているため、現像ローラの表面が
圧接されている現像剤規制手段によって上部で削り取ら
れ、その削り滓が現像域に搬送されて現像域の上部に溜
まり、その一部が現像域に侵入する。その結果、画像に
黒点が発生したり、感光体ドラムの感光層が損傷して画
像にすじが発生したりするという問題がある。また、現
像剤規制手段がゴムブレードによって構成されている場
合には、ゴムブレードが削られてその削り滓が現像域に
搬送されて現像域の上部に溜まり、上記と同様な不具合
が発生する。また、現像域の上部に現像剤が溜まること
に起因して、かぶりが発生する。したがって上記形態の
不具合が発生すると、かぶりの存在しない、十分良好な
画像を安定して得ることができなくなる。また、感光体
ドラムが損傷されると、プロセスユニットの交換時期が
短縮されて所定のとおりに維持することができなくな
る。
【0005】第2に、製造コストを低減し、十分コンパ
クト化することである。上記従来のプロセスユニットに
おいては、現像ローラは、現像域において、その表面
が、感光体ドラムの移動方向とは逆に、上から下に向か
って移動するよう回転駆動させられるので、現像ローラ
の駆動トルクが大きくなる。その結果、一般に電動モー
タからなる回転駆動源が大型化し、製造コストが増大す
ると共に、プロセスユニット全体を十分コンパクトにす
ることができなくなる。
【0006】本発明は、以上の事実に基づいてなされた
もので、その主目的は、かぶりの存在しない、十分良好
な画像を安定して得ると共に、製造コストを低減し、十
分コンパクト化することを可能とする、新規なプロセス
ユニットを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、画像形
成機に離脱自在に装着されるプロセスユニットであっ
て、表面に静電潜像が形成される感光体ドラムを備えた
感光体ユニットと、現像剤が収容された現像ハウジング
及び該現像ハウジング内に配設された現像ローラを有す
る現像ユニットと、該現像ユニットを該感光体ユニット
に対して揺動自在に支持する支持軸手段とを含み、該現
像ローラは、該現像域においてその表面が該感光体ドラ
ムの表面に圧接されるよう配設されて、該現像域におい
て該感光体ドラムの表面に形成された静電潜像に現像剤
を供給するプロセスユニットにおいて、該感光体ドラム
及び該現像ローラは、該現像域において、それぞれの表
面が共に下から上に向かって移動するよう回転駆動させ
られる、ことを特徴とするプロセスユニット、が提供さ
れる。
【0008】上記発明においては、感光体ドラム及び現
像ローラは、現像域において、それぞれの表面が共に下
から上に向かって移動するよう回転駆動させられる。す
なわち現像ローラは、現像域において下から上に移動す
るよう回転駆動させられるので、現像剤規制手段によっ
て削り取られた現像ローラの削り滓、あるいは現像剤規
制手段それ自体の削り滓は現像域に溜まることがなくな
るので、現像域への侵入が確実に防止される。その結
果、かぶりの存在しない、十分良好な画像を安定して得
ることができる。また感光体ドラムを損傷することも確
実に回避されるので、プロセスユニットの交換時期を短
縮することなく、所定のとおりに維持することができ
る。
【0009】更に、感光体ドラム及び現像ローラは、現
像域において、それぞれの表面が共に下から上に移動す
る、すなわち下から上に順方向移動するよう回転駆動さ
せられるよう構成されているので、現像ローラの駆動ト
ルクが低減される。その結果、一般に電動モータからな
る回転駆動源を小型化することができ、したがって製造
コストを低減する共に、プロセスユニット全体を十分コ
ンパクト化することを可能とするものである。
【0010】本発明によれば、前記構成に加えて、更
に、該現像ユニットと該感光体ユニットとの間に介在さ
れて、該現像ローラが該感光体ドラムに向かう方向に付
勢されるよう、該現像ユニットに該支持軸手段回りの回
転モーメントを付与するばね手段を含み、該現像ローラ
の周速度は該感光体ドラムの周速度より速く設定され、
該支持軸手段は、該現像ローラの軸線方向に見て、該現
像ローラと該感光体ドラムの圧接部を通る接線に平行で
かつ該現像ローラの軸心を通る直線に関して該感光体ド
ラムの反対側であって、しかも該現像ローラ及び該感光
体ドラムの各々の軸心を通る直線よりも上方である領域
内に配設されるプロセスユニット、が提供される。
【0011】この発明においては、現像ローラの周速度
が感光体ドラムの周速度より速く設定されているので、
現像ローラから感光体ドラムへの現像剤の供給が十分安
定して遂行され、十分良好な画像が得られる。その反
面、前記速度差に起因して、現像ローラの軸心には、現
像ローラと感光体ドラムとの圧接部の接線に平行な反力
が生成される。しかるに前記支持軸手段は前記領域内に
配設されているので、少なくとも、前記反力の一部(分
力)が現像ローラを感光体ドラムに圧接させる方向に作
用する、ことが回避される。その結果、現像ユニットと
感光体ユニットとの間に介在されたばね手段を利用し
て、感光体ドラムと現像ローラとの圧接力の初期設定を
容易かつ確実に遂行できる。この圧接力の初期設定が容
易であると、該圧接力を所望のとおりに設定することが
容易となるので、現像ローラによる現像剤の供給量が常
に安定して遂行され、十分良好な画像を安定して得るこ
とができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明に従って構成された画像形成機のプロセスユニットの
一実施形態を詳細に説明する。なお、図示の実施形態に
おいては、本発明に従って構成されたプロセスユニット
を装備する画像形成機としてプリンタを例に説明する。
【0013】図1には、本発明に従って構成されたプロ
セスユニットの一実施形態を装着したプリンタ2が概略
的に示されている。プリンタ2は、この実施形態におい
ては、ワードプロセッサ等の印字装置として使用される
小型低速のレーザプリンタであって、合成樹脂によって
成形された機体ハウジング20を具備している。この機
体ハウジング20は、上方が開放した箱状のハウジング
本体21と、該ハウジング本体21の上部に配設された
軸22に旋回自在に装着されたカバー23とを含んでい
る。このように構成された機体ハウジング20の略中央
部には、プロセスユニット4が着脱自在に装着されてい
る。
【0014】プロセスユニット4は、図2に示すよう
に、感光体ユニット40と、該感光体ユニット40に支
持軸手段を構成する支持軸5を介して揺動自在に支持さ
れた静電潜像現像装置としての現像ユニット50とを備
えている。感光体ユニット40は感光体支持手段41を
具備しており、この感光体支持手段41は前後方向(紙
面に垂直な方向)に間隔を置いて配置された一対の側壁
部材411(図2においては後側側壁部材のみが示され
ている)と、該一対の側壁部材411の各々の下部を連
結する連結部材412を備えている。このように構成さ
れた感光体支持手段41は、合成樹脂によって一体成形
されている。感光体支持手段41を構成する一対の側壁
部材411の現像ユニット50側の上端部には、装着穴
414を備えた支持部413が各々設けられている。こ
の支持部413に設けられた装着穴414に上記現像ユ
ニット50の後述する現像ハウジングに配設された金属
棒材からなる支持軸5を挿通することにより、感光体ユ
ニット40と現像ユニット50が相互に揺動自在に支持
される。
【0015】上記感光体ユニット40は、周表面に感光
層が形成された感光体ドラム42を具備している。この
感光体ドラム42は、その回転軸421が上記感光体支
持手段41を構成する一対の側壁部材411に回転自在
に支持され、図示しない駆動手段によって矢印で示す方
向、即ち上記現像ユニット50の後述する現像ローラと
の接触部(ニップ部)である現像域においてその表面が
下から上に向けて移動するよう回転駆動せしめられる。
上記感光体支持手段41の連結部材412には、感光体
ドラム42の下側周表面に対向して帯電用コロナ放電器
43が配設されており、また、該帯電用コロナ放電器4
3より感光体ドラム42の回転方向上流側に感光体ドラ
ム42の周表面に接触する紙粉除去ブラシ44が配設さ
れている。
【0016】上記感光体支持手段41を構成する一対の
側壁部材411間には、図2において左斜め上方から給
送される転写紙を上記感光体ドラム42の周表面上の転
写域422に向けて案内する転写前案内板対45の一方
を構成する下側案内板451が配設されており、この下
側案内板451は一対の側壁部材411に一体成形され
ている。この下側案内板451の上面には、長手方向
(図2において紙面に垂直な方向)に間隔をおいて複数
個の案内リブ451aが一体成形されている。また、下
側案内板451は、下面にも前記長手方向に間隔をおい
て複数個の補強リブ451bが一体成形されており、こ
の補強リブ451bが上記支持軸5に当接するように構
成されている。従って、下側案内板451は、その上面
に押圧力が作用し撓もうとしても補強リブ451bが支
持軸5に当接して撓みの発生を防止することができる。
また、下側案内板451は、感光体支持手段41を構成
する一対の側壁部材411における上部を相互に連結す
る連結部材として機能し、感光体支持手段41の剛性強
度を向上させることができる。更に、図示の実施形態に
おいては、下側案内板451は一対の側壁部材411に
一体成形されているので、一対の側壁部材411に回転
自在に支持される感光体ドラム42に対する位置関係を
高精度に維持することができる。
【0017】上記感光体支持手段41を構成する一対の
側壁部材411間には、転写域422において転写され
た転写紙を後述する定着手段に案内する転写後案内板4
6が配設されており、この転写後案内板46は一対の側
壁部材411に一体成形されている。従って、転写後案
内板46は、感光体支持手段41を構成する一対の側壁
部材411を相互に連結する連結部材として機能し、感
光体支持手段41の剛性強度を向上させることができ
る。
【0018】次に、静電潜像現像装置としての上記現像
ユニット50について説明する。図示の実施形態におけ
る現像ユニット50は、一成分トナーからなる現像剤が
収容された現像ハウジング51を具備している。この現
像ハウジング51は、底壁511と、該底壁511の前
後端(図2において紙面に垂直な方向の端部)から上方
に立設して形成された前側壁および後側壁512(図2
には後側壁のみが示されている)と、左側壁513とか
らなっており、これらは合成樹脂によって一体成形さ
れ、攪拌室514と現像室515を規定している。現像
ハウジング51を構成する底壁511には、攪拌室51
4と現像室515との間に前後方向(図2において紙面
に垂直な方向)に設けられた仕切り壁516が一体成形
されている。この仕切り壁516の左右両面は、円弧状
の案内面516aおよび516bに形成されている。現
像ハウジング51を構成する前後側壁512間には、現
像室515側上部に配設された連結部材517が設けら
れ、前後側壁512に一体形成されている。なお、現像
ハウジング51を構成する上記後側壁512にはトナー
供給穴518が形成されており、このトナー供給穴51
8にキャップ519が嵌合されている。
【0019】このように構成された現像ハウジング51
の現像室515側上端部には、前後側壁512を貫通し
て上記支持軸5が配設されており、この支持軸5の両端
部に上記感光体ユニット40の感光体支持手段41を構
成する一対の側壁部材411の支持部413に設けられ
た装着穴414を嵌合することにより、感光体ユニット
40と現像ユニット50が相互に揺動可能に支持され
る。なお、感光体ユニット40の感光体支持手段41の
下端部と現像ハウジング51の下端部との間には、前端
部および後端部にばね手段であるコイルばね52が各々
介在されており、該コイルばね52によって感光体ユニ
ット40と現像ユニット50は支持軸5を支点として互
いに引き寄せるように付勢されている。なお、現像ハウ
ジング51は、その上方および右方、即ち感光体ユニッ
ト40側が開放されている。
【0020】上記現像ハウジング51内には、現像ロー
ラ53と、補給ローラ54と、攪拌手段55および現像
剤規制手段56が配設されている。現像ローラ53は、
現像ハウジング51の現像室515内に配設され、現像
ハウジング51を構成する上記前後側壁512に回転自
在に装着された回転軸531と、この回転軸531の外
周面に固着された中実合成ゴムローラ532とを含んで
いる。回転軸531はステンレス鋼の如き適宜の金属材
料から形成することができる。中実合成ゴムローラ53
2は比較的柔軟で且つ導電性を有する弾性材料、例えば
ウレタンゴムの如き導電性中実合成ゴムによって構成さ
れている。図示の実施形態においては中実合成ゴムロー
ラ532の周表面の面粗さ、即ちJIS B 0601
に規定されている十点平均粗さRzが5.0〜12.0
に設定されている。また、中実合成ゴムローラ532の
体積抵抗は104 〜109 Ω・cm程度に設定されてい
る。また、中実合成ゴムローラ532のローラ硬度は、
図示の実施形態においてはアスカーC硬度で60〜80
に設定されている。
【0021】このように構成された現像ローラ53のロ
ーラ532は、現像ハウジング51に形成されている右
側開口を通して露呈せしめられて上記感光体ドラム42
に対向して位置付けられる。そして、現像ローラ53を
構成するローラ532の周表面は、現像域において感光
体ドラム42の周表面に圧接せしめられ、この圧接され
たニップ部においてローラ532の周表面が若干弾性的
に圧縮せしめられている。現像ローラ53の回転軸53
1は、図示しない駆動手段によって矢印で示す方向に回
転駆動せしめられる。即ち現像ローラ53は、ローラ5
32と上記感光体ドラム42との接触部である現像域に
おいてその表面が下から上に向けて移動するよう回転駆
動せしめられる。この回転により該ローラ532の周表
面は現像剤保持域533、現像剤規制域534および現
像域535を順次に移動せしめられる。なお、図示の実
施形態においては、現像ローラ53の回転軸531には
300Vの定電圧が印加される。
【0022】上記補給ローラ54は、上記現像ハウジン
グ51の現像室515内に上記現像ローラ53と平行に
配設されており、上記前後側壁512に回転自在に装着
された回転軸541と、この回転軸541の外周面に固
着されたローラ542とを含んでいる。回転軸541は
上記現像ローラ53の回転軸531と同様にステンレス
鋼の如き適宜の金属材料から形成することができる。ロ
ーラ542は発泡シリコン或いは発泡ウレタンの如き発
泡体から構成されている。ローラ542は現像ローラ5
3とのニップ部である現像剤保持域533において現像
ローラ53のローラ532に圧接せしめられる。補給ロ
ーラ54のローラ542を構成している発泡体の硬度
は、現像ローラ53を構成するローラ532の硬度より
も相当小さく(例えばアスカーC硬度で35程度)、ロ
ーラ542を現像ローラ53のローラ532に圧接せし
めることによってニップ領域においてローラ542が
0.1〜0.6mm程度弾性的に圧縮せしめられるのが
望ましい。また、ローラ542も導電性を有しており、
その体積抵抗は102 〜106 Ω・cm程度に設定され
ている。補給ローラ54の回転軸541は図示しない駆
動手段によって矢印で示す方向、即ちローラ542と上
記現像ローラ53のローラ532とのニップ部である現
像剤保持域533において上から下に向けて移動するよ
う回転駆動せしめられる。回転軸541の上記回転によ
ってローラ542も矢印で示す方向に回転駆動される。
なお、図示の実施形態においては、補給ローラ54の回
転軸541には上記現像ローラ53への印加電圧より高
い450Vの定電圧が印加される。
【0023】上記感光体ドラム42の周速度V1と、現
像ローラ53の周速度V2と、補給ローラ54の周速度
V3とは、V1<V2<V3の関係に設定されている。
なお、図示の実施形態においては、感光体ドラム42の
周速度V1と現像ローラ53の周速度V2との関係は、
1.2V1≦V2≦2.5V1に設定されており、現像
ローラ53の周速度V2と補給ローラ54の周速度V3
との関係は、1.0V2≦V3≦2.0V2に設定され
ている。現像ローラ53の周速度V2が1.2V1以下
になると、感光体ドラム42への現像剤の供給不足とな
り、画像濃度が低下する原因となる。また、現像ローラ
53の周速度V2が1.2V1以下になると、転写後に
感光体ドラム42に付着している不転写現像剤に対する
現像ローラ53の掻き取り作用が低下するため、不転写
現像剤を感光体ドラム42から除去できないために生ず
る所謂オフセット・カブリが発生する原因となる。他
方、現像ローラ53の周速度V2が2.5V1以上にな
ると、現像ローラ53の駆動トルクが増大するととも
に、遠心力による現像剤飛散の原因となる。
【0024】また、補給ローラ54の周速度V3が1.
0V2以下になると、補給ローラ54による現像ローラ
53周表面の掻き取り作用が弱いため、転写後に感光体
ドラム42に付着している不転写現像剤が現像ローラ5
3に付着した場合、この付着現像剤の除去が困難とな
り、この付着現像剤は次の現像時に現れる所謂ゴースト
現象発生の原因となる。他方、補給ローラ54の周速度
V3が2.0V2以上になると、補給ローラ54の駆動
トルクが増大するとともに、現像剤が補給ローラ54と
現像ローラ53のニップ部の上側に滞留する傾向が強く
なり現像ローラ53への現像剤供給不足の原因となる。
【0025】上記現像ハウジング51の攪拌室514に
は、攪拌手段55が配設されている。上記攪拌手段55
は、上記補給ローラ54と平行に配設されており、現像
ハウジング51を構成する上記前後側壁512に回転自
在に装着された回転軸551と、この回転軸551に固
定された攪拌部材552と、該攪拌部材552に装着さ
れた弾性を有する攪拌シート部材553を含んでいる。
攪拌部材552は、合成樹脂によって形成されており、
長手方向(図2において紙面に垂直な方向)に複数個の
開口を備えている。攪拌シート部材553は、可撓弾性
を有する例えばポリエチレンテレフタレート(PET
P)樹脂によって形成されており、攪拌部材552の先
端縁辺に接着剤等によって固着されている。このように
構成された攪拌手段55は、図示しない駆動手段によっ
て図2において矢印で示す方向に連続的に回転駆動せし
められる。
【0026】上記現像剤規制手段56は、上記現像ロー
ラ53を構成するローラ532の周表面に圧接せしめら
れる可撓弾性性を有するブレード561を具備してい
る。ブレード561は、例えば、厚さが0.1〜0.2
mm程度のステンレス鋼板またはばね鋼板によって構成
されており、現像ローラ53を構成するローラ532の
長さと略同じ長手方向寸法を有している。ブレード56
1は、その基端部が現像ハウジング51を構成する底壁
511の感光体ユニット40側開放端に設けられたブレ
ード取付部511aに装着される。即ち、ブレード56
1の基端部は、ブレード取付部511aと押さえ板56
2によって挟持されビス563によって固定される。ブ
レード561の先端部は屈曲形成されており、この屈曲
部が現像剤規制域534において現像ローラ53を構成
するローラ532の周表面に圧接せしめられるように構
成されている。
【0027】上記現像ハウジング51には、開放された
上部を覆う蓋57が装着されている。蓋57は合成樹脂
によって構成されており、現像ハウジング51を構成す
る前側壁および後側壁512と左側壁513および連結
部材517の上面に接着剤によって固着されている。こ
の蓋57の内面には、上記補給ローラ54と対向する位
置に前後方向(図2において紙面に垂直な方向)に延設
され現像室515側に突出する規制部571が一体成形
されている。なお、規制部571の下端と上記補給ロー
ラ54を構成するローラ542の外周面との間には所定
の間隔が設けられる。図示の実施形態においては、現像
ハウジング51を構成する連結部材517には、シート
状シール部材58が装着されている。このシート状シー
ル部材58は、例えばポリエチレンテレフタレート(P
ETP)樹脂等の可撓弾性を有するシート部材によって
構成されており、上記現像ローラ53を構成するローラ
532の軸方向長さと略同一長さを有している。シート
状シール部材58は、その一端部が上記連結部材517
に接着剤等の固着手段によって固着されており、その他
端部が湾曲されて現像ローラ53を構成するローラ53
2の周表面に弾性的に接触せしめられている。このよう
に構成されたシート状シール部材58は、上記現像剤規
制手段56のブレード561とともに現像ハウジング5
1の感光体ユニット40側開口からの現像剤の飛散を防
止する。
【0028】上記プロセスユニット4においては、感光
体ドラム42及び現像ローラ53が、現像域535にお
いて、それぞれの表面が共に下から上に向かって移動す
るよう回転駆動させられることが重要である。このよう
な構成により、上記ブレード561によって削り取られ
た現像ローラ53の削り滓、あるいは上記ブレード56
1の現像ローラ53との接触部が合成ゴム等の弾性部材
により構成された場合におけるそれ自体の削り滓は、現
像域535に溜まることがなくなるので、現像域535
への侵入が確実に防止される。その結果、かぶりの存在
しない、十分良好な画像を安定して得ることができる。
また感光体ドラム42を損傷することも確実に回避され
るので、プロセスユニット4の交換時期を短縮すること
なく、所定のとおりに維持することができる。
【0029】更に、感光体ドラム42及び現像ローラ5
3は、現像域535において、それぞれの表面が共に下
から上に移動する、すなわち下から上に順方向移動する
よう回転駆動させられるよう構成されているので、現像
ローラ53の駆動トルクが低減される。その結果、一般
に電動モータからなる図示しない回転駆動源を小型化す
ることができ、したがって製造コストを低減する共に、
プロセスユニット4全体を十分コンパクト化することを
可能とするものである。
【0030】また上記したように、現像ローラ53の周
速度は感光体ドラム42の周速度より速く設定されてい
る。現像ユニット50は感光体ユニット40に対し支持
軸5を介して揺動自在に支持され、現像ユニット50と
感光体ユニット40との間にはコイルばね52が介在さ
れている。コイルばね52は、現像ローラ53が感光体
ドラム42に向かう方向に付勢されるよう、現像ユニッ
ト50に支持軸5回りの回転モーメントを付与してい
る。感光体ドラム42、現像ローラ53及び支持軸5は
それぞれ平行に配設されている。
【0031】図3を参照して、上記プロセスユニット4
においてはまた、支持軸5(の軸心5a)が、現像ロー
ラ53の軸線方向(図3の紙面に垂直な方向)に見て、
現像ローラ53と感光体ドラム42の圧接部を通る接線
L0に平行でかつ現像ローラ53の軸心53aを通る直
線L2に関して感光体ドラム42の反対側(図3の左
側)であって、しかも現像ローラ53の軸心53a及び
感光体ドラム42の軸心42aを通る直線L1よりも上
方である領域内に配設されることが重要である。なお、
支持軸5は、その軸心5aが直線L2上にあっても、直
線L1上にあってもよい。
【0032】上記のように現像ローラ53の周速度が感
光体ドラム42の周速度より速く設定されているので、
現像ローラ53から感光体ドラム42への現像剤の供給
が十分安定して遂行され、十分良好な画像が得られる。
その反面、前記速度差に起因して、現像ローラ53の軸
心53aには、現像ローラ53と感光体ドラム42との
圧接部の接線L0に平行な反力F1が生成される。しか
るに前記支持軸5は前記領域内に配設されているので、
少なくとも、前記反力F1の分力が現像ローラ53を感
光体ドラム42に圧接させる方向に作用する、ことが回
避される。
【0033】すなわち、支持軸5が図3に示すように、
直線L1と直線L2との間に位置付けられた場合には、
反力F1により、現像ローラ53の軸心53aには分力
F2及びF3が作用する。分力F3は、現像ローラ53
を感光体ドラム42から離隔する方向に作用する。その
結果、現像ユニット50と感光体ユニット40との間に
介在されたコイルばね52を利用して、感光体ドラム4
2と現像ローラ53との圧接力の初期設定を容易かつ確
実に遂行できる。コイルばね52により現像ユニット5
0と感光体ユニット40とが離隔する方向への力F3を
減じさせることは容易である。上記圧接力の初期設定が
容易であると、該圧接力を所望のとおりに設定すること
が容易となるので、現像ローラ53による現像剤の供給
量が常に安定して遂行され、十分良好な画像を安定して
得ることができるのである。支持軸5が直線L1上又は
直線L2に位置付けられた場合には、図3から容易に理
解されるように、何れも反力F1により現像ローラ53
を感光体ドラム42に向かう方向の分力は生成されるこ
とはない。したがって、感光体ドラム42と現像ローラ
53との圧接力の初期設定は、コイルばね52により容
易に遂行できるのである。
【0034】支持軸5が図3の2点鎖線に示すように、
現像ユニット50の下方に位置付けられた場合には、反
力F1により、現像ローラ53の軸心53aには、2点
鎖線で示す分力F4及びF5が作用する。分力F5は、
現像ローラ53を感光体ドラム42に圧接する方向に作
用する。現像ローラ53は合成ゴムから構成されている
ので、現像ローラ53と感光体ドラム42とのニップ部
に、現像ローラ53が感光体ドラム42にくい込ます方
向の押圧力が付加的に作用することになり、圧接力の初
期設定上、望ましくない。すなわちこのようなくい込み
方向の押圧力を減少させる力を付与することは困難であ
り、したがって感光体ドラム42と現像ローラ53との
圧接力の初期設定を所望のとおりに設定することが困難
となる。
【0035】以上のように構成されたプロセスユニット
4は、図1に示すように、プリンタ2の機体ハウジング
20に着脱可能に装着される。即ち、プリンタ2の機体
ハウジング20を構成するカバー23を軸22回りに図
1において反時計方向に旋回させることにより、機体ハ
ウジング20を構成するハウジング本体21の上方が開
放される。次いでプロセスユニット4を上方からハウジ
ング本体21内に装着する。なお、ハウジング本体21
内には、プロセスユニット4の感光体ユニット40を所
定の位置に載置しうる位置決め手段(図示せず)が設け
られている。プロセスユニット4を機体ハウジング20
のハウジング本体21に装着したら、カバー23を軸2
2回りに図1において時計方向に旋回させることによ
り、その上方が閉じられる。
【0036】図1に示すように、プリンタ2の機体ハウ
ジング20を構成するハウジング本体21の下部には、
レーザユニット24が配設されている。このレーザユニ
ット24は、プリンタ2に接続された例えばワードプロ
セッサからの印字データに対応したレーザ光をプロセス
ユニット4の露光域423において上記感光体ドラム4
2の感光層に照射し、静電潜像を形成する。また、プリ
ンタ2の機体ハウジング20を構成するハウジング本体
21には、上記転写後案内板46の下流側に定着ローラ
対25が配設され、該定着ローラ対25の下流側には排
出ローラ対26が配設されている。更に、排出ローラ対
26の下流側には排紙トレイ27が配設されている。
【0037】プリンタ2の機体ハウジング20を構成す
るカバー23には、図2において左方上部に転写用紙を
載置する給紙トレイ28が配設されている。この給紙ト
レイ28の下流側に給紙ローラ29が配設されており、
該給紙ローラ29は図示しない駆動手段によって図2に
おいて矢印で示す方向に回転駆動せしめられる。この給
紙ローラ29に対向して用紙分離用の摩擦パッド30が
配設されている。また、上記転写域422において感光
体ドラム42と対向して非接触式の転写ローラ31が配
設されている。この転写ローラ31は導電性の発泡ウレ
タンによって形成されており、カバー23に回転自在に
支持されている。転写ローラ31は、その両端部に転写
ローラ31より大きい外径を有する合成樹脂等の絶縁材
からなる図示しないカラーが各々装着され、該カラーが
感光体ドラム42の周表面に接触して配設されており、
従って、転写ローラ31は感光体ドラム42の回転に伴
い滑りつつ従動せしめられる。なお、転写ローラ31の
周表面と感光体ドラム42の周表面との隙間は0.5m
m程度に設定されている。このように構成された転写ロ
ーラ31には、例えば10μAの定電流が印加される。
また、カバー23には、上記転写前案内板対45の他方
を構成する上側案内板452が配設されている。
【0038】図示の実施形態におけるプリンタ2は以上
のように構成されており、以下その作用について説明す
る。図示しないワードプロセッサ等から印字指令に基づ
いて上記各部材が作動を開始し、帯電用コロナ放電器4
3によって感光体ドラム42の表面感光層が特定極性に
実質上均一に帯電される。次に帯電された感光体ドラム
42の感光層の表面に、レーザユニット24からワード
プロセッサ等からの印字データに対応したレーザ光が照
射され、静電潜像が形成される。このようにして感光体
ドラム42の感光層に形成された静電潜像は、上記現像
ユニット50による現像作用によってトナー像に現像さ
れる。なお、現像ユニット50の現像作用については、
後で詳細に説明する。他方、給紙トレイ28に載置され
た転写紙は、給紙ローラ29と摩擦パッド30との作用
により1枚づつ送給される。そして転写紙は、転写前案
内板対45に案内され感光体ドラム42と転写ローラ3
1との間に搬送され、その表面に感光体ドラム42に形
成されたトナー像が転写される。トナー像が転写された
転写紙は、転写後案内板46に案内されて定着ローラ対
25に搬送される。定着ローラ対25によりトナー像が
加熱定着された転写紙は、排出ローラ対26によって排
紙トレイ27上に排出される。
【0039】次に、上記現像ユニット50の現像作用に
ついて説明する。現像ユニット50の作動開始により、
上記現像ローラ53、補給ローラ54および攪拌手段5
5が図示しない駆動手段によって各々矢印で示す方向に
回転駆動される。攪拌手段55を構成する攪拌部材55
2および攪拌シート部材553が矢印で示す方向に回転
することにより、攪拌室514に収容された現像剤は攪
拌されつつ仕切り壁516を乗り越えて補給ローラ54
の上方から現像室515内に供給される。なお、このと
き、蓋57の内面に形成された規制部571によって、
現像室515内に供給される現像剤の量が過多にならな
いように制限される。このように攪拌手段55によって
供給された現像剤は、補給ローラ54のローラ542上
に乗って現像ローラ53のローラ532との現像剤保持
域533であるニップ部に搬送される。なお、補給ロー
ラ54と現像ローラ53とは上記のようにニップ部であ
る現像剤保持域533において共に上側から下側に同方
向に回転するため、補給ローラ54から現像ローラ53
への現像剤の供給が十分に行われ、現像剤不足を防止す
ることができる。また、補給ローラ54と現像ローラ5
3とは上記のようにニップ部である現像剤保持域533
において同方向に回転するため、大きな駆動力を要する
ことなく確実に駆動することができる。
【0040】上述のようにして、補給ローラ54と現像
ローラ53のニップ部である現像剤保持域533に搬送
された現像剤は、現像ローラ53を構成するローラ53
2の周表面に保持されて現像剤規制域534に向けて搬
送される。このとき、補給ローラ54と現像ローラ53
とが上記のようにニップ部である現像剤保持域533に
おいて共に上側から下側に同方向に回転するため、現像
剤は両者のニップ部を通って現像ローラ53に保持され
て現像剤規制域534および現像域535に搬送される
ので、ニップ部を通過するときに互いに擦られて十分に
帯電され、従って、所謂カブリの発生が防止される。
【0041】現像剤規制域534においては、現像剤規
制手段56のブレード561が現像ローラ53のローラ
532の周表面に保持されている現像剤に作用して、ロ
ーラ532の周表面に保持される現像剤を所要量に規制
して薄層に形成せしめる。なお、現像剤規制域534に
おいて現像剤規制手段56のブレード561よって規制
され、現像ハウジング51の底壁511上に掻き落とさ
れた現像剤は、補給ローラ54が矢印で示す方向に回転
せしめられているため、留まることなく仕切り壁516
の案内面516bに沿って搬送される。
【0042】上述したように、現像剤保持域533にお
いて現像ローラ53を構成するローラ532の周表面に
保持され、現像剤規制域534において現像剤規制手段
56のブレード561の作用によって薄層に形成せしめ
られた現像剤は、矢印方向の回転に伴って現像域535
に搬送される。現像域535においては、感光体ドラム
42の周表面に配設されている静電感光体上の静電潜像
に現像剤が施されて、静電潜像がトナー像に現像され
る。例えば、静電潜像は+600V程度に帯電せしめら
れた非画像領域と+120V程度に帯電せしめられた画
像領域とを有し、画像領域に現像剤としてのトナーが付
着せしめられる(所謂反転現像)。感光体ドラム42と
現像ローラ53は図2において矢印で示す方向に回転駆
動せしめられ、従って、現像域535において感光体ド
ラム42の周表面と現像ローラ53を構成するローラ5
32の周表面とは共に下方から上方に同方向に移動せし
められる。ローラ532の周速度V2と感光体ドラム4
2の周速度V1とは1.2V1≦V2≦2.5V1に設
定されているので、現像ローラ53のローラ532によ
って現像域535に充分な現像剤が搬送されるととも
に、感光体ドラム42の周表面に対するローラ532の
周表面の摺擦作用によって静電潜像の非画像部に一旦付
着した現像剤が適切に剥離され、従って、適切な現像濃
度を有し且つかぶりのない良好なトナー像を得ることが
できる。他方、現像ローラ53を構成するローラ532
の周表面に保持されて上記現像域535を通過した使用
後の現像剤が、現像ローラ53と補給ローラ54とのニ
ップ部で補給ローラ54の表面に移される。なお、補給
ローラ54の周速度は現像ローラ53の周速度より大き
く設定されているので、ニップ部で現像剤を移動させる
ため、現像域535を通過する際に現像ローラ53に付
着している不転写現像剤の付着力を弱め、これを回収す
ることができ、従って、現像ローラ53に付着している
不転写現像剤によって生ずる所謂ゴーストの発生を防止
することができる。
【0043】以上、本発明によるプロセスユニットをプ
リンタに適用した実施形態に基づいて説明したが、本発
明は図示の実施形態に限定されるものではなく、本発明
の技術思想の範囲を逸脱することなく種々の変形あるい
は修正が可能である。
【0044】
【発明の効果】本発明に従って構成されたプロセスユニ
ットによれば、かぶりの存在しない、十分良好な画像を
安定して得ることができる。更に、製造コストを低減
し、十分コンパクト化することを可能とするものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成されたプロセスユニットの
一実施形態を装着したプリンタを概略的に示す正面図。
【図2】図1のプロセスユニットの断面図。
【図3】図2のプロセスユニットにおける支持軸の位置
を説明するための図。
【符号の説明】
2:プリンタ 4:プロセスユニット 5:支持軸 40:感光体ユニット 42:感光体ドラム 50:現像ユニット 52:コイルばね 53:現像ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 寺田 幸史 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内 (72)発明者 小川 広貢 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内 (72)発明者 前嶌 正展 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成機に離脱自在に装着されるプロ
    セスユニットであって、表面に静電潜像が形成される感
    光体ドラムを備えた感光体ユニットと、現像剤が収容さ
    れた現像ハウジング及び該現像ハウジング内に配設され
    た現像ローラを有する現像ユニットと、該現像ユニット
    を該感光体ユニットに対して揺動自在に支持する支持軸
    手段とを含み、該現像ローラは、該現像域においてその
    表面が該感光体ドラムの表面に圧接されるよう配設され
    て、該現像域において該感光体ドラムの表面に形成され
    た静電潜像に現像剤を供給するプロセスユニットにおい
    て、 該感光体ドラム及び該現像ローラは、該現像域におい
    て、それぞれの表面が共に下から上に向かって移動する
    よう回転駆動させられる、ことを特徴とするプロセスユ
    ニット。
  2. 【請求項2】 該現像ユニットと該感光体ユニットとの
    間に介在されて、該現像ローラが該感光体ドラムに向か
    う方向に付勢されるよう、該現像ユニットに該支持軸手
    段回りの回転モーメントを付与するばね手段を含み、 該現像ローラの周速度は該感光体ドラムの周速度より速
    く設定され、 該支持軸手段は、該現像ローラの軸線方向に見て、該現
    像ローラと該感光体ドラムの圧接部を通る接線に平行で
    かつ該現像ローラの軸心を通る直線に関して該感光体ド
    ラムの反対側であって、しかも該現像ローラ及び該感光
    体ドラムの各々の軸心を通る直線よりも上方である領域
    内に配設される、請求項1記載のプロセスユニット。
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