JPH09317044A - 複合断熱材 - Google Patents

複合断熱材

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JPH09317044A
JPH09317044A JP13986696A JP13986696A JPH09317044A JP H09317044 A JPH09317044 A JP H09317044A JP 13986696 A JP13986696 A JP 13986696A JP 13986696 A JP13986696 A JP 13986696A JP H09317044 A JPH09317044 A JP H09317044A
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JP
Japan
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heat insulating
insulating material
soft
composite
outermost layer
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Application number
JP13986696A
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English (en)
Inventor
Keiji Omura
慶次 大村
Sumio Okuno
澄生 奥野
Kentaro Masai
健太郎 正井
Kazufumi Yamaji
和文 山地
Senzo Hida
専三 飛田
Kazunori Yanagisawa
和典 柳澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】2種類以上の断熱材を組み合わせて形成する複
合断熱材において、該複合断熱材を形成する断熱材のひ
とつが平板に成形されている場合でも、該複合断熱材が
構造物の接合面の形状及び凹凸に追従して変形し、複合
断熱材と構造物の接合面が密着して形成できる複合断熱
材を製作することを目的としたものである。 【解決手段】2種類以上の断熱材を組合わせて形成する
複合断熱材で、該複合断熱材を形成する断熱材のひとつ
が平板に成形されている場合において、最外層に局部的
に変形しやすい軟質の断熱材を配設しており、該軟質の
断熱材の内側に平板の断熱材を配設しており、両断熱材
を組み合わせて複合断熱材を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複合断熱材に係
り、特に2種類以上の断熱材を組み合わせて構成される
複合断熱材の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複数の断熱材を組み合わせて利用してい
る例としては、例えば特開平5ー272864号公報に
見られるように、冷凍冷蔵庫で鋼板で形成された外板と
プラスチックで形成した内壁の間に真空断熱パネルを配
設し、ポリウレタンを充填して断熱壁を形成する構造が
開示されている。また、他の例としては、実開平5ー9
6694号公報に見られるように、耐熱性のカバー内の
空間に断熱材を配設し、該断熱材の高温側に耐熱性に優
れた耐熱層を配設して、カバー内を真空排気して真空断
熱材を形成する構造が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術におい
て、真空断熱パネルを2面の壁内に配設し、該2面の壁
内の空間にポリウレタンを充填して断熱壁を形成する構
造では、真空断熱パネルは平板である。このため、該真
空断熱パネルを接合する壁が平面でない場合、例えば壁
が曲面或いは平面であっても凹凸がある場合には、真空
断熱パネルと壁の間に隙間が生じることになり、前記の
隙間に第2の断熱材、例えば前記従来技術のように発泡
断熱材を充填する必要がある。しかし、発泡断熱材が利
用できない場合、例えば該断熱材に対して安価で不燃性
の要求がある場合には、前記発砲断熱材が適用できない
ことも予想される。また、実開平5ー96694号公報
の例は、断熱材と耐熱層を組み合わせて真空断熱材を形
成したもので、本断熱材はカバーが外圧により断熱材及
び耐熱層と密着しており、曲面及び壁の凹凸に対応した
接合が困難である。
【0004】本発明の目的は、2種類以上の断熱材を組
み合わせて形成する複合断熱材において、該複合断熱材
を形成する断熱材のひとつが平板に成形されている場合
でも、該複合断熱材が構造物の接合面の形状及び凹凸に
追従して変形し、複合断熱材と構造物の接合面が密着し
て形成できる複合断熱材を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、2種類以上
の断熱材を組合わせて形成する複合断熱材で、該複合断
熱材を形成する断熱材のひとつが平板に成形されている
場合において、最外層に局部的に変形しやすい軟質の断
熱材を配設しており、該軟質の断熱材の内側に平板の断
熱材を配設しており、両断熱材を組み合わせて複合断熱
材を形成することにより、達成される。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施例を図1によっ
て説明する。図1は本発明を適用した構造物の断面図で
ある.図において、1は複合断熱材、2及び3は複合断
熱材1を形成する板状の断熱材、軟質断熱材、4は構造
物である。本実施例では、最初に、骨組と板材或いは形
材で形成された構造物4(例えば、鉄道車両の車体)の
表面、例えば室内側表面に軟質の断熱材3を接着剤(図
示せず)を用いて配設する。次に、前記軟質断熱材3の
室内側表面に板状の断熱材2を同様に接着剤(図示せ
ず)を用いて、図1に示したように断熱材2a、断熱材
2b、断熱材2cが相互に接するように配設する。ここ
で、軟質断熱材3は、構造物4の表面に全面が接するよ
うに配設する。板状の断熱材2は、前記軟質断熱材3と
比較して硬いものの、断熱材としての性能、例えば熱伝
導率が軟質断熱材3より優れているものを選定する。ま
た、板状の断熱材2の軟質断熱材3への配設は、板状の
断熱材2が全面にわたり軟質断熱材3と接するように、
軟質断熱材3の一部を変形する程度まで押し付けて行
う。これにより、硬質の板状断熱材2は、構造物4の表
面に凹凸が存在しても配設することできるようになる。
構造物4が曲面の場合は、硬質の板状断熱材2がの幅、
長さを適度に調整して、軟質断熱材3を介して複合断熱
材1が全体として曲面に沿うようにすることができる。
また、複合断熱材1を構造物4の曲面に沿わせる方法と
しては、軟質断熱材3の厚さを調整、即ち曲率半径の大
きさに対応させて厚さを増減させて行うことも考えられ
る。軟質断熱材3の種類としては、繊維を基材にしたも
のが考えられる。硬質の板状断熱材2としては、発泡に
より板状に成形したもの、外包材の中にコア材を挿入し
た後、内部を真空にした真空断熱材などが考えられる。
これにより、複合断熱材1は断熱特性の優れた硬質の板
状断熱材2を自由に選定し、曲面を有する構造物4に配
設できるようになり、軟質断熱材3のみ対応する場合に
比較して、厚さを低減することが可能となる。したがっ
て、構造物4の外形寸法が同一の場合、内容積の比率を
大きくすることができる。
【0007】次に、本発明の第2実施例を図2によって
説明する。図2は、第1実施例で示した硬質の板状断熱
材2に真空断熱材を利用する場合の例で、真空断熱材の
平面図である。図において、5は真空断熱材、6は真空
断熱材5を構成する外包材である。7は前記真空断熱材
5において外包材6内を真空保持するための外包材6の
ヒートシール部である。8は真空断熱材5の外包材6の
内部に挿入されるコア材である。本実施例では、外包材
6に関しては、まず、3辺のヒートシール部7a、ヒー
トシール部7b、ヒートシール部7cのシール加工を行
う。一方、コア材8は、図2に示したように外包材6内
で複数に分割して配設できるようにする。ここで、コア
材8が粉末の場合、用いる粉末を通気性の袋状シートに
入れ、同一の袋状シート内で、構造物4の曲面に対応可
能な幅、長さに分割する。次に、該コア材8を外包材6
内に挿入して、真空排気後、外包材6の残った1辺のヒ
ートシール部7dをシール加工する。これにより、図1
に示した板状の断熱材2は、配設する数が低減する。こ
のため、板状断熱材2に関して、製作費、構造物4への
配設作業費を低減させることができる。
【0008】次に、本発明の第3実施例を図3によって
説明する。図3は、第2実施例で示した真空断熱材の他
の構造例で、該真空断熱材の平面図である。図におい
て、9は真空断熱材、10は真空断熱材9を構成する外
包材である。11は真空断熱材9において外包材10の
内部を真空保持するするためのヒートシール部である。
12は真空断熱材9の外包材10の内部に挿入するコア
材である。本実施例では、外包材10に関して、最初に
幅方向の中央、長手方向の両端及び内部の順にヒートシ
ール部11a、ヒートシール部11b、ヒートシール部
11c加工する。即ち、図3に示したように幅方向の両
端のみを残してヒートシール部のシール加工を行う。一
方、コア材12は、図3に示したように外包材10のヒ
ートシール加工した部分の間の空間に配設できる寸法に
製作する。ここで、コア材が粉末の場合、用いる粉末を
通気性の袋状シートに入れる。次に、該コア材12を外
包材10の分割した空間に挿入し、真空排気後、外包材
10の残った1辺のヒートシール部11dをシール加工
する。これにより、図1に示した板状の断熱材2は、配
設する数を低減できると共に、真空断熱材9に関して、
真空域を複数に分割したことになる。このため、真空断
熱材9が任意の個所で傷つき、真空状態が維持できなく
なっても、それを局所のみとすることができ、真空断熱
材の性能低下を抑制することができる。
【0009】本発明によれば、最外層に配設した軟質の
断熱材が、構造物の接合面の局部的な凹凸及び平板の断
熱材と構造物の接合面の形状の面形状の差を吸収して変
形するため、複合断熱材を形成する断熱材のひとつが平
板で成形されている場合でも、該複合断熱材が構造物の
接合面の形状及び凹凸に追従して変形し、複合断熱材と
構造物の接合面が密着して形成できるようになる。この
ため、複合断熱材を平板或いは変形しにくい高性能の断
熱材を組み合わせて形成する場合においても、複合断熱
材と構造物の接合面が密着した構造を提供することがで
きる。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、2
種類以上の断熱材を組み合わせて形成する複合断熱材に
おいて、該複合断熱材を形成する断熱材のひとつが平板
に成形されている場合でも、該複合断熱材が構造物の接
合面の形状及び凹凸に追従して変形し、複合断熱材と構
造物の接合面が密着して形成できる複合断熱材を製作す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による複合断熱材の一実施例を示した断
面図である。
【図2】本発明による複合断熱材の他の実施例を示した
平面図である。
【図3】本発明によるさらに他の実施例を示す平面図で
ある。
【符号の説明】
1…断熱材、2…断熱材、3…軟質断熱材、4…構造
物、5,9…真空断熱材、6,10…外包材、7,11
…ヒートシール部、8,12…コア材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山地 和文 山口県下松市大字東豊井794番地 株式会 社日立製作所笠戸工場内 (72)発明者 飛田 専三 山口県下松市大字東豊井794番地 株式会 社日立製作所笠戸工場内 (72)発明者 柳澤 和典 東京都国分寺市東恋ヶ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所デザイン研究所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2種類以上の断熱材を組合わせて構成する
    複合断熱材において、最外層に局部的に変形しやすい軟
    質の断熱材を配設しており、該最外層断熱材の内側に、
    前記最外層断熱材より剛性の大きい断熱材を配設してお
    り、該複数の断熱材を組み合わせて一体の断熱材を形成
    したことを特徴とする複合断熱材。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の複合断熱材において、最
    外層の内側に配設した前記断熱材が平板であることを特
    徴とする複合断熱材。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2に記載の複合断熱
    材において、最外層の内側に配設した前記断熱材が真空
    断熱材であることを特徴とする複合断熱材。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の複合断熱材において、最
    外層の内側に配設した前記真空断熱材が複数に独立して
    分割されていることを特徴とする複合断熱材。
  5. 【請求項5】請求項3に記載の複合断熱材において、最
    外層の内側に配設した前記真空断熱材が同一の外包材で
    構成され、該外包材の内部でコア材が複数に分割されて
    いることを特徴とする複合断熱材。
  6. 【請求項6】請求項5に記載の複合断熱材において、前
    記コア材が同一の外包材の内部で、複数に独立して分割
    されていることを特徴とする複合断熱材。
  7. 【請求項7】請求項1または請求項2に記載の複合断熱
    材において、最外層の内側に配設した前記断熱材が発泡
    材料で構成されていることを特徴とする複合断熱材。
JP13986696A 1996-06-03 1996-06-03 複合断熱材 Pending JPH09317044A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000356296A (ja) * 1999-04-12 2000-12-26 Isuzu Motors Ltd 断熱壁部材、およびその製造方法
CN1303387C (zh) * 2003-12-19 2007-03-07 三洋电机株式会社 隔热结构体
US7249654B2 (en) * 2005-02-09 2007-07-31 Hitachi, Ltd. Heat insulating acoustical structure and carbody shell structure using the same
JP2007223340A (ja) * 2005-02-09 2007-09-06 Hitachi Ltd 断熱吸音構造体及びそれを用いた車両構体
JP2008095392A (ja) * 2006-10-12 2008-04-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 建物の壁
CN107628044A (zh) * 2017-09-15 2018-01-26 深圳市骁阳工程咨询有限公司 车体围护结构及车体

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