JPH09314150A - 磁気処理装置 - Google Patents

磁気処理装置

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JPH09314150A
JPH09314150A JP13671196A JP13671196A JPH09314150A JP H09314150 A JPH09314150 A JP H09314150A JP 13671196 A JP13671196 A JP 13671196A JP 13671196 A JP13671196 A JP 13671196A JP H09314150 A JPH09314150 A JP H09314150A
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magnetic
magnets
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hollow
magnet
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JP13671196A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Yokoi
哲夫 横井
Tatsuya Endo
達也 遠藤
Shinichiro Ishibashi
新一郎 石橋
Masahiro Seki
昌浩 関
Shigemori Miyata
恵守 宮田
Yoshiichi Ishii
芳一 石井
Sumio Miyagawa
澄男 宮川
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N T T ADVANCE TECHNOL KK
SHOWA NETSUGAKU KOGYO KK
NTT Advanced Technology Corp
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Tokin Corp
Original Assignee
N T T ADVANCE TECHNOL KK
SHOWA NETSUGAKU KOGYO KK
NTT Advanced Technology Corp
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Tokin Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配管内においてスケールの発生を防止する。 【解決手段】 磁気処理装置は、複数の中空形永久磁石
を備え、これら中空形永久磁石は互いに対向する磁極が
異磁極又は同磁極となるように配列される。これによっ
て、配管中のイオンに螺旋運動及び波形運動を生じさせ
る力を与える。溶媒に磁界を作用させることにより、残
渣物の発生の防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、管壁に固着残存す
るスケールの発生を防止するための装置に関し、特に、
一方向に流れる溶媒又は循環する溶媒を供給する管内に
生成するスケールの発生を事前に防止するための磁気処
理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、一方向に流れる溶媒又は装置内
を循環する溶媒には残渣物(あか、又はスケールと呼ば
れる)が堆積し、残渣物によって溶媒の質が悪化するば
かりでなく溶媒の流れが阻害されるという問題がある。
【0003】特に、溶媒として水を使用するボイラ等の
熱交換機では、スケールの堆積によって熱交換率が低下
するので、ボイラを正常に作動させるためにこれらスケ
ールを定期的に除去する必要がある。
【0004】ところで、東欧及びロシヤでは、スケール
の堆積を事前に防止するため、磁気処理及び超音波処理
によるスケール防止の検討が行われている。特に、磁性
超微粒子を含む配管水においては、磁界の作用により残
渣物の結晶核が多量に生成され、これによって、配水管
壁に固着しない微小な浮遊状態のスラジが生成され、残
渣物の堆積が防止できることが経験的に明らかにされて
いる。
【0005】なお、これらの実験結果及びその成果につ
いては、1985年にモスクワエルゴアトム出版所より
発行された「動力装置の水の磁気処理と超音波処理(イ
エ.エフ.テベニヒン著)」に詳細に記載されている
が、その装置構成は大型であり、簡便に使用できしかも
充分満足できる成果については記載されていない。
【0006】近年、上述の磁気処理に関連する装置とし
て、次のものが知られている。
【0007】(i)配管の外部から電場・磁場を印加し
て、電場によって、配管の局部腐食を防止するととも
に、外部から配管を通して漏洩した磁界の作用によって
管壁のスケールを剥離し、さらに配水内に発生してるス
ケールを微細化する装置が知られている。
【0008】(ii)配管内に棒状の永久磁石を束にして
挿入し、上述した効果を高める装置(商品名ウオータト
リトメント,ウオーターエナジィザ;米国製)が製品と
して知られている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した
(i)及び(ii)の装置には、次に述べるような問題点
がある。
【0010】(i)の装置においては、磁気処理装置を
配管外部に設置し、外部から磁界を印加する関係上、特
に、鉄配管の場合には、磁界が鉄管を漏洩した後、配水
に到達することになる。このため、磁気処理装置には磁
化の大きな磁石を使用する必要があり、また、鉄管等磁
性をもつ配管への装着及び脱着には磁界の作用に抗する
大きな機械的力が必要となってしまう。
【0011】(ii)に記載した配管内に永久磁石を束に
して装着する磁気処理装置では、配管に遮蔽されること
なく、配水等の溶媒に直接磁界が印加できる点が、
(i)の磁気処理装置に比べて優れているが、磁石を溶
媒中に直接配置するため磁石の酸化を防止する必要があ
る。さらに、棒状の磁石の場合には、角状の永久磁石の
対極を結合させて形成する関係上、強力な磁界をもつ磁
気処理装置を作製することが難しい。このため、このよ
うな永久磁石の結合による磁界の磁束分布では、結晶核
を多量に生成して、残渣物の発生防止が完全にできる磁
界を形成するのが難しいという問題点がある。
【0012】そこで、本発明は、配管内においてイオン
あるいはイオン化した水和物に磁界が集中的に印加でき
能率的にスケールの発生を防止する磁気処理装置を提供
することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、配管中
を流れる溶媒に応じて前記配管に形成される残渣物の発
生を磁界の作用によって防止するようにした磁気処理装
置において、複数の中空形磁石を有し、前記中空形磁石
は前記溶媒が流れる空間を形成するようにして所定の軸
方向に沿って配列されており、互いに対向する前記中空
形磁石間においてその磁極は異磁極又は同極であり、前
記空間を流れる溶媒中のイオン又はイオン化合物に対し
て螺旋回転力を与えるようにしたことを特徴とする磁気
処理装置が得られる。この際、前記中空形磁石は半筒状
の第1及び第2の磁石を有し、前記第1及び前記第2の
磁石が結合されて前記中空形磁石が形成されており、前
記第1及び前記第2の磁石は互いに磁化が異なるように
してもよい。
【0014】また、本発明によれば、配管中を流れる溶
媒に応じて前記配管に形成される残渣物の発生を磁界の
作用によって防止するようにした磁気処理装置におい
て、複数の中空形磁石を有し、前記中空形磁石は前記溶
媒が流れる方向にそって複数の分割体に分割されてお
り、該複数の分割体の少なくとも一つが永久磁石によっ
て構成され、他の分割体は磁石以外の材料で構成されて
おり、前記中空形磁石は前記溶媒が流れる空間を形成す
るようにして所定の軸方向に沿って配列されており、互
いに対向する前記中空形磁石間においてその磁極は異磁
極又は同極であり、前記空間を流れる溶媒中のイオン又
はイオン化合物に対して波形運動及び螺旋回転力を与え
るようにしたことを特徴とする磁気処理装置が得られ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下について図面を参照して説明
する。
【0016】図1は、本発明による磁気処理装置の永久
磁石の配列概略図である。図示の磁気処理装置は複数の
中空円筒形磁石1及び中空円筒形ヨーク2を備えてお
り、図示のように、中空円筒形磁石1は中空円筒形ヨー
ク2を挟む状態で配列されている。各中空円筒形磁石1
は中空円筒形ヨーク2を挟んで対向する磁極が互いに異
磁極となっている。つまり、図1に示す例では、中空円
筒形磁石1は、その磁極がN極、S極、N極、S極、…
となるように配列される。
【0017】一方、図2に示す例では、各中空円筒形磁
石1は中空円筒形ヨーク2を挟んで対向する磁極が互い
に同異磁極となっている。つまり、図2に示す例では、
中空円筒形磁石1は、その磁極がN極、S極、S極、N
極、N極、S極、…となるように配列されている。
【0018】図3に示す例では、中空円筒形磁石の構成
が図1に示す中空円筒形磁石と異なっている(ここで
は、この中空円筒形磁石に参照番号3を付す)。この中
空円筒形磁石3は互いに磁化の異なる半円筒型磁石3a
及び3bとヨーク材3cとを備えており、半円筒型磁石
3a及び3bをヨーク材3cを用いて結合して中空円筒
型としている。そして、これら中空円筒形磁石3はヨー
ク材2を用いて図1と同様に配列される。
【0019】図4に示す例は、図3で説明した中空円筒
形磁石3をヨーク材2を用いて図2と同様に配列した例
である。
【0020】図5に示す例では、中空円筒形磁石の構成
が図1に示す中空円筒形磁石と異なっている(ここで
は、この中空円筒形磁石に参照番号4を付す)。この中
空円筒形磁石4は半円筒形磁石4a及び半円筒形非磁性
体4bを備えており、半円筒形磁石4aと半円筒形非磁
性体4bとが結合されて中空円筒形磁石4となる。これ
ら中空円筒形磁石4は図1と同様にしてヨーク材2を介
して配列されるが、図示のように、互いに対向する中空
円筒形磁石4において、その半円筒形非磁性体4b同士
が対向するようにして配列される。
【0021】図6に示す例は、図5で説明した中空円筒
形磁石4を図2と同様にしてヨーク材2を介して配列し
た例である。この例においても、互いに対向する中空円
筒形磁石4において、その半円筒形非磁性体4b同士が
対向するようにして配列される。
【0022】図7を参照して、図1に示す装置中を所定
の流れを持ったイオンが移動する際には、図1に示す装
置においては、磁場(5は磁束の方向を表わす)が流れ
の方向に連続的に形成されているので、イオンは磁界の
力により中心方向に引き寄せられ、磁束密度が極小とな
る中空円筒形磁石1の中心に集合する。そして、ローレ
ンツ力によって螺旋軌道を描いて流れていくことになる
(6はイオンの軌跡を表わす)。
【0023】実際には、イオンは溶液中にあるので、イ
オンが移動するためには、溶液の粘性抵抗を受けるが、
原理的には、螺旋軌道を描いて流れるような力をイオン
は受けている。このことによって、イオンを含む電解質
溶液は磁束密度を横切りながら、磁界の影響を大きく受
けて、流れていくことになる。この磁界による効果は、
残渣物の微小結晶核(スラジ)の形成に大きく寄与をす
る。
【0024】図8を参照して、図2に示す装置中を所定
の流れを持ったイオンが移動する際には、図2に示す装
置では対向する磁極が同極であるので、螺旋回転の回転
方向は各中空円筒形磁石1内で逆転することになる。こ
のように、図2に示す装置では、一方向の螺旋運動に加
えて、各中空円筒形磁石1内で螺旋の回転が逆転するの
で、イオンに対する磁界の効果は、さらに増倍すること
になる。また、中空円筒形磁石1の間に挿入されたヨー
ク材2の部分をイオンが流れる際には、イオンに対する
磁界の影響は弱まるので、ローレンツ力による螺旋運動
の半径は小さくなるととともに中心からイオン相互のク
ーロン力の反発力のために不安定な流れが発生すること
がある。
【0025】図9には、図3に示す装置中を所定の流れ
を持ったイオンが移動する際のイオンの流れを示す図で
ある。図10は図4に示す装置中を所定の流れを持った
イオンが移動する際のイオンの流れを示す図である。
【0026】図9及び図10を参照して、磁化の異なる
磁石の組合せで形成された中空円筒形磁石4の磁界極小
位置は、磁界の設計によって、円筒形の幾何学的中心か
らずれ、磁化の弱い磁石側に偏る。イオンは互いに反発
しながらも、最終的には、この偏った中心に集まって流
れていく。さらに、異なった磁化の組合せの中空円筒形
磁石4を磁界の強さを逆転させ交互に結合させた場合、
円筒の中心から偏って流れていくイオンは、磁界の逆転
による傾斜磁場により、流れの位置を移動する力をうけ
る。これにより、配管内のイオンは、螺旋回転をする力
を受けるとともに、波形運動をする力を磁界から受けな
がら流れていくことになる。
【0027】磁化の異なる磁石を組み合わせた磁界の極
性を異磁極で結合させるか、同極で結合させるかによっ
て、螺旋回転運動が一方向で回転するか、あるいは、各
磁石毎で回転の向きを変えるかの違いが現れる。この磁
化の異なる磁石を組み合わせた配列では、波形運動が螺
旋回転運動に重畳するので、さらに磁化の効果が倍増す
る。
【0028】図11は図5に示す装置中を所定の流れを
持ったイオンが移動する際のイオンの流れを示す図であ
る。図12は図6に示す装置中を所定の流れを持ったイ
オンが移動する際のイオンの流れを示す図である。
【0029】図11及び図12を参照して、半円中空形
の装置内でのイオンの挙動は、図1及び2で説明した螺
旋運動中心から管壁方向に向かう傾斜磁界により、管壁
の方向に集合する運動が加わる(参照符号7は傾斜磁界
によるイオンの軌跡を表わす)。さらに、上下あるいは
左右に磁石が設置されているので、管壁に集合する運動
が各磁石毎に逆転するので、イオンは上から下あるいは
右から左に磁界の作用を受け、順次逆方向に移動するの
で、さらに磁界の効果は大きくなる。
【0030】ここで、図13を参照して、図2に示す装
置の具体例について説明する。
【0031】図13に示す装置は、サマリウム・コバル
ト系の高飽和磁化をもつ中空円筒形磁石(材質名LM−
19,最大エネルギー積139〜159)1の間に純鉄
を主体にしたヨーク材2が交互に配列されている。この
永久磁石1の外径は、50mmφ、内径30mmで、中
心磁場は500ガウスに設計されている。さらに、この
円筒型永久磁石は、酸化防止及び衝撃による破壊から保
護するために、非磁性体物質、例えば、ステンレス管8
により被覆されている。
【0032】次に、図14を参照して、図4に示す装置
の具体例について説明する。
【0033】この装置では、半円筒型磁石3aが図13
で使用された永久磁石(材質名LM−19)よりも磁場
の強い磁化を持つ磁石(例えば、材質名LM−32F,
最大エネルギー積208〜256)で構成されている。
また、半円筒型磁石3bは、図13で使用された永久磁
石(材質名LM−19)よりも弱い磁化をもつ磁石(材
質名LM−16,最大エネルギー積119〜139)で
構成され、磁場の中心が500ガウスに設計されてい
る。
【0034】図15を参照して、図6に示す装置の具体
例について説明する。
【0035】この装置では、中空半円形磁石4aが永久
磁石(材質名LM−19)で構成されており、中空円筒
形磁石4が交互に配列され、磁場の中心が150ガウス
になるように設計されている。
【0036】以上、磁極が同極で配列されている場合に
ついて具体的に説明したが、磁極の配列が異磁極の場合
においてもその磁化の設計及び構成は同様である。
【0037】以下、本発明の装置を配管系に適用した例
について述べる。
【0038】まず、本発明による磁気処理装置を一般給
水系統に適用した例について説明する。
【0039】図16は、高層ビルの給配水系に本発明に
よる磁気処理装置を設置した例である。各受給場所9に
配水される手前、例えば、地下又は地上に設置されてい
る受水槽10から圧送ポンプ11によって、高架水槽1
2に水が貯蔵される。一般に、高架水槽12の内部に残
渣物が沈殿し、残渣物が管壁に固着する。
【0040】これを防止するため、高架水槽12に貯蔵
された水が循環するように出入水配管とは別に循環ポン
プ13を有する循環系に磁気処理装置14を設置する。
これによって、高架水槽12に貯蔵された水は、循環ポ
ンプ13によって、磁気処理装置14を経由して磁化効
果を受けた後に、高架水槽12に戻る。
【0041】循環ポンプ13には、例えば、タイマーが
設置され、タイマーによって断続的に動作する。そし
て、磁気処理装置14が設置された循環系によって高架
水槽12の管壁および各受給場所9への配管内にスケー
ルが固着しないことがわかった。
【0042】また、図示のように、圧送ポンプ11と受
水槽10との間に磁気処理装置14を配置すると、圧送
ポンプ11へのスケールの固着を防止できるばかりでな
く、圧送ポンプ11と高架水槽12との間の配管へのス
ケールの固着を防止できることがわかった。
【0043】次に、本発明による磁気処理装置を冷却水
系統に適用した例について説明する。
【0044】図17は、冷却水系に本発明による磁気処
理装置を設置した例である。
【0045】図示の冷却水系統はクーリングタワー1
5、熱交換機16、及び本体に冷気熱の供給・移動を行
うファンコイルユニット17を備えており、ファンコイ
ルユニット17には熱交換機16を介して循環ポンプ1
8によって水が循環する。
【0046】一般に、この循環水のなかにスケールが発
生し、熱交換率の低下および配管の劣化が発生する。こ
のような冷却水系統において、循環ポンプ18の前方に
磁気処理装置14を設置したところ、スケールの発生は
ほとんど見られなかった。
【0047】一方、熱交換機16に放熱された熱はクー
リングタワー15により冷却されるが、この熱を伝達し
冷却する際に使用される水にも同様にスケールが発生す
る。循環ポンプ18の前方に磁気処理装置14を設置す
るすると、同様にしてスケールの発生を防止することが
できる。
【0048】本発明による磁気処理装置を温水系統に適
用した例について説明する。
【0049】図18は、ホテル等の温水循環系に本発明
による磁気処理装置を設置した例である。
【0050】熱を発生するボイラ19に循環配水系が設
置され、温水が各受給場所20に供給される。循環ポン
プ21により、受給場所20に温水が供給され、この温
水は濾過機22を経由して、ボイラ19にもどる。この
ような温水循環系においては、循環水の中にスケールが
発生するが、磁気処理装置14を循環ポンプ21の後方
に設置すると、配管内の錆が除去でき、きれいな温水を
供給することができた。
【0051】以上、本発明について具体的な例をあげて
説明したが、本発明では配管内に流れる媒質内のイオン
に磁界を作用させて媒質中に発生するスケールを防止す
ることに適用できる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、配管
内に発生する残渣物の生成を効果的に防止することがで
き、配管内の溶媒の品質の安定化及び劣化防止をはかる
ことができるという効果がある。さらに、清掃等の定期
保守の簡易化がはかれ、配管の保守費用の低減化が可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による磁気処理装置の第1の例を概略的
に示す図である。
【図2】本発明による磁気処理装置の第2の例を概略的
に示す図である。
【図3】本発明による磁気処理装置の第3の例を概略的
に示す図である。
【図4】本発明による磁気処理装置の第4の例を概略的
に示す図である。
【図5】本発明による磁気処理装置の第5の例を概略的
に示す図である。
【図6】本発明による磁気処理装置の第6の例を概略的
に示す図である。
【図7】図1に示す装置におけるイオンの運動を説明す
るための図である。
【図8】図2に示す装置におけるイオンの運動を説明す
るための図である。
【図9】図3に示す装置におけるイオンの運動を説明す
るための図である。
【図10】図4に示す装置におけるイオンの運動を説明
するための図である。
【図11】図5に示す装置におけるイオンの運動を説明
するための図である。
【図12】図6に示す装置におけるイオンの運動を説明
するための図である。
【図13】図2に示す装置の具体的構成を示す断面図で
ある。
【図14】図4に示す装置の具体的構成を示す断面図で
ある。
【図15】図6に示す装置の具体的構成を示す断面図で
ある。
【図16】本発明による磁気処理装置を一般給水系統へ
適用した際の一例を示す図である。
【図17】本発明による磁気処理装置を冷却水系統へ適
用した際の一例を示す図である。
【図18】本発明による磁気処理装置を温水系統へ適用
した際の一例を示す図である。
【符号の説明】
1,3,4 中空円筒形磁石 2 ヨーク 3a,3b,4a 半円筒形磁石 3c ヨーク 4b 非磁性体 5 磁束の方向 6,7 イオンの軌跡 8 非磁性管(ステンレス管) 9,20 受給場所 10 受水槽 11 圧送ポンプ 12 高架水槽 13,18,21 循環ポンプ 14 磁気処理装置 15 クーリングタワー 16 熱交換機 17 ファンコイルユニット 19 ボイラ 22 濾過機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 000004226 日本電信電話株式会社 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 (71)出願人 591120295 石橋 新一郎 神奈川県相模原市相原1丁目21番2号 (72)発明者 横井 哲夫 宮城県仙台市太白区郡山六丁目7番1号 株式会社トーキン内 (72)発明者 遠藤 達也 宮城県仙台市太白区郡山六丁目7番1号 株式会社トーキン内 (72)発明者 石橋 新一郎 神奈川県相模原市相原1−21−2 (72)発明者 関 昌浩 東京都武蔵野市緑町3−9−11 日本電信 電話株式会社武蔵野研究開発センター内 (72)発明者 宮田 恵守 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 石井 芳一 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 宮川 澄男 東京都文京区湯島2−32−3

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配管中を流れる溶媒に応じて前記配管に
    形成される残渣物の発生を磁界の作用によって防止する
    ようにした磁気処理装置において、複数の中空形磁石を
    有し、前記中空形磁石は前記溶媒が流れる空間を形成す
    るようにして所定の軸方向に沿って配列されており、互
    いに対向する前記中空形磁石間においてその磁極は異磁
    極又は同極であり、前記空間を流れる溶媒中のイオン又
    はイオン化合物に対して螺旋回転力を与えるようにした
    ことを特徴とする磁気処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された磁気処理装置にお
    いて、前記中空形磁石は半筒状の第1及び第2の磁石を
    有し、前記第1及び前記第2の磁石が結合されて前記中
    空形磁石が形成されており、前記第1及び前記第2の磁
    石は互いに磁化が異なるようにしたことを特徴とする磁
    気処理装置。
  3. 【請求項3】 配管中を流れる溶媒に応じて前記配管に
    形成される残渣物の発生を磁界の作用によって防止する
    ようにした磁気処理装置において、複数の中空形磁石を
    有し、前記中空形磁石は前記溶媒が流れる方向にそって
    複数の分割体に分割されており、該複数の分割体の少な
    くとも一つが永久磁石によって構成され、他の分割体は
    磁石以外の材料で構成されており、前記中空形磁石は前
    記溶媒が流れる空間を形成するようにして所定の軸方向
    に沿って配列されており、互いに対向する前記中空形磁
    石間においてその磁極は異磁極又は同極であり、前記空
    間を流れる溶媒中のイオン又はイオン化合物に対して波
    形運動及び螺旋回転力を与えるようにしたことを特徴と
    する磁気処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載された
    磁気処理装置において、前記中空型永久磁石は非磁性体
    で被覆されていることを特徴とする磁気処理装置。
JP13671196A 1996-05-30 1996-05-30 磁気処理装置 Pending JPH09314150A (ja)

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JP (1) JPH09314150A (ja)

Cited By (3)

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